JP2598555Y2 - 開口枠構造 - Google Patents

開口枠構造

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JP2598555Y2
JP2598555Y2 JP1992060228U JP6022892U JP2598555Y2 JP 2598555 Y2 JP2598555 Y2 JP 2598555Y2 JP 1992060228 U JP1992060228 U JP 1992060228U JP 6022892 U JP6022892 U JP 6022892U JP 2598555 Y2 JP2598555 Y2 JP 2598555Y2
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弘毅 坂元
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は開口枠構造に関し、特に
壁パネルによって形成される壁部の開口部に嵌め込まれ
る開口枠構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物の壁部を構築する際に、窓や扉な
どの開閉部を形成する必要があるが、その場合には、壁
部の壁面に開口が形成され、その部分に窓や扉が設置さ
れる。
【0003】この場合、壁部の開口部の内側には、その
全域に渡って開口枠が取付けられる。従って、その開口
枠の形状は、通常額縁のような方形状のものとなってい
る。
【0004】図5は壁部の開口部に開口枠が設置された
状態が示されている。
【0005】図示のように、壁部10は複数の壁パネル
10a〜10dから形成され、中央の壁パネル10b、
10cは開口部100を形成するため小さいサイズの小
壁パネルが用いられている。そして、このような壁パネ
ルにて形成された壁部10の開口部100の内側に開口
枠12が嵌め込み設置されている。このような開口枠1
2は、その開口部100に窓や扉等を設置するための設
置部として機能すると共に、開口部100の補強機能も
果している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記のような開口枠1
2において、壁部10を構成する壁パネル10a,10
b,10c,10dが、未だ最終段階まで仕上げられて
いない場合がある。このような場合には、開口枠12の
取付け後において壁部の仕上げ作業等が行われるので、
例えば誤差や種々の原因により開口枠12と開口部10
0の壁部内側面との間に隙間が生じている場合でも、そ
の仕上げ時においてこれを修正することが可能である。
【0007】しかしながら、建築現場における作業を簡
略化するため、工場段階において壁パネルをできるだけ
仕上げておくという要請の下で、表面仕上げ処理を行っ
た壁パネルを用いる場合がある。このような場合、開口
枠12との間で隙間が生じていてもこれを修正する作業
は非常に困難であり、建築現場における作業の増加を伴
うという問題がある。
【0008】本考案は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、その目的は、建築物の壁
部開口部への開口枠の取付けにおいて、簡単な構成によ
り開口枠の外側面と開口部の内側面との間の隙間を覆
い、困難な隙間修正作業を解消することのできる開口枠
構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案にかかる開口枠構造は、複数枚の壁パネルを
接合して形成した建築物壁部の開口部内側に前記壁パネ
ルの厚さに相当する幅を有する枠本体を嵌込み設置する
開口枠構造であって、前記枠本体の側面及びこの枠本体
側面に連なる前記開口部全周囲の壁面所定範囲にまたが
って取付けられる額縁化粧板を備え、前記額縁化粧板
は、前記複数枚の壁パネル相互間に形成される目地領域
を覆う目地化粧部を有することを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成の開口枠構造によれば、枠本体に加え
額縁化粧板を設置することによって開口枠構造が完成す
るようにしている。そして、この額縁化粧板は、枠本体
の側面と開口部全周委の壁面の所定範囲にまたがって延
在するように取付けられるので、枠本体の外側面と開口
部内側面との間に多少の隙間が生じていた場合でもその
隙間を外方から覆い隠すことが可能である。すなわち、
額縁化粧板の幅の範囲であればその隙間を覆うことが可
能である。
【0011】これにより、壁部の開口部を表面仕上げの
終了した仕上げパネルをもって構成している場合でも、
枠本体と開口部内側面との間の隙間を解消するための作
業を行う必要がなくなる。額縁化粧板は、予め表面の仕
上げ処理の行われた壁パネルの開口部周囲部分に外方か
ら被せて取付けることができるので、仕上げパネルに対
し何ら修正を加えることなく、隙間の覆い隠しを行うこ
とができるものである。さらに、額縁化粧板が目地化粧
部を含む場合には、壁パネル間の目地も覆い隠されるこ
とから、目地の仕上げ処理を省略することが可能とな
る。また、室内の美観及びデザイン性の向上が図られ
る。
【0012】このように、建築現場において、壁部開口
部への枠本体取付け作業時に隙間をなくすための面倒な
修正作業を行う必要がなくなり、パネル工法における壁
部への開閉機構の設置の迅速化にも寄与することが可能
である。
【0013】
【実施例】以下図面に基づいて本考案の実施例について
詳細に説明する。尚、以下において、従来と同様の部位
には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0014】図1は、開口部の全周囲に額縁化粧板14
を取り付けた開口枠構造の例を示す図であり、(A)は
壁部の外観図、(B)は部分水平断面図である。
【0015】図示のように、開口部100の部分にはカ
バープレートとしての額縁化粧板14が取り付けられて
いる。この額縁化粧板14は、同図(B)に示すように
仕上げパネル16と枠本体18の両外側面にまたがるよ
うに取り付けられている。なお、額縁化粧板14の部分
には図上斜線が施されている。
【0016】この開口枠構造の形成は、まず開口部10
0の内側面に、その開口部100の形状に対応した方形
状の枠本体18を嵌込み設置し、釘20などによって枠
本体18を固定する。この枠本体18の厚さは、仕上げ
パネル16の厚さとほぼ同様の厚さに形成されている。
そして、額縁化粧板14を枠本体18と仕上げパネル1
6の両者にまたがるように取付ける。この取付け作業
は、額縁化粧板14を枠本体18に釘(図示せず)や接
着剤などによって固定して行っている。なお、額縁化粧
板14は枠本体18よりも開口部100側へ突出しない
ように、その端部が枠本体18の内側面と面一となるよ
うに設置される。そして、他端は仕上げパネル16の外
側面まで伸長するように取り付けられる。
【0017】これによって、仕上パネル16の開口部1
00内側面と枠本体18の外側面とのつなぎ部分は額縁
化粧板14にて全体が覆われた状態となっている(同図
(A)参照)。上記開口枠構造によれば、図2に示した
ように誤差その他の事情により枠本体18と仕上パネル
の開口部内側面との間に隙間Xが生じている場合でも額
縁化粧板14がこの隙間を完全にカバーしているので、
この隙間Xが外観上問題を生じさせることが有効に防止
されている。
【0018】図3は、本考案に係る開口枠構造の例を示
す図である
【0019】これは、図1記載の開口枠構造では外部に
露出してしまう開口部100の上下方向に伸びる壁パネ
ル相互間の目地を、さらに目地化粧部15で覆い隠そう
とするものである。すなわち、本考案は、目地化粧部1
5を含む額縁化粧板14によって、枠本体18と仕上げ
パネル16との間の連結部だけでなくその上下方向の壁
パネル相互間の目地領域もカバーしたものである。これ
により、壁パネル相互間の目地領域が覆い隠されるの
で、室内側の外観のデザイン性の向上も図られている。
【0020】次に、本考案に係る開口枠構造の他の構成
例を図4(A)、(B)及び(C)に基づいて説明す
る。
【0021】同図(A)では、額縁化粧板14と枠本体
18との接合部の開口部100側の端面にV字状の切込
み22を形成した例が示されている。このようにV字状
の切込み22を形成することによって開口部100の内
側面の外観におけるデザイン性を向上させることができ
る。
【0022】また同図(B)では、額縁化粧板14の取
付作業をより簡単かつ迅速に行うことができるようにす
るため、額縁化粧板14及び枠本体18の接触部分に両
者を嵌合させるための構造を設けている。すなわち、額
縁化粧板14に小突起である爪24を形成し、一方枠本
体18の両側面に爪24が嵌合固定される切込み溝26
を形成している。これにより、額縁化粧板14の取付作
業は釘などを用いる必要がなく爪24を切込み溝26に
嵌合させる作業を行うことのみによって安定した取付を
行うことができる。なお、額縁化粧板14の一部である
目地化粧部15の取り付け位置には枠本体18が存在し
ないので、目地化粧部15には爪24形成せず接着
材等を用いて取付けが行われる。
【0023】さらに、同図(C)ではV溝22及び爪2
4,切込み溝26に加え、更に額縁化粧板14の仕上げ
パネル16に当接される側に軟質ゴムなどの弾性部材に
て形成された小突起28が設けられている。この小突起
28は、例えば枠本体18の厚さが仕上げパネル16の
厚さとやや異なっているような場合に、そのまま額縁化
粧板14を設置すると枠本体18あるいは仕上げパネル
16と額縁化粧板14との間に隙間が生じてしまうこと
がある。このような場合に、小突起28を形成すること
によりそのような隙間を遮蔽するようにしたものであ
る。すなわち、同図(C)に示したように、枠本体1
厚さが仕上げパネル16よりもやや厚くなっている場
合に、小突起28によってその厚さの違いが解消され、
額縁化粧板14は仕上げパネル16の壁面とほぼ水平な
状態が保たれかつ隙間も塞がれることとなる。
【0024】以上説明したように、上記実施例によれ
ば、額縁化粧板14のカバーリング作用によって、建築
現場において仕上げパネル16を用いて開口部100を
有する壁部10を形成し、その開口部100に窓あるい
は扉を設置するための枠本体18を取付ける作業を多少
の隙間の発生に何ら影響されることなく簡単かつ迅速に
行うことができる。
【0025】なお、本考案は上記各実施例の構成に限定
されるものではなく、本考案の要旨の範囲内で種々の変
形が可能である。
【0026】例えば、枠本体18並びにカバープレート
である額縁化粧板14の構成は一体型あるいは複数の部
材の結合のいずれの構造を用いることも可能である。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る開口
枠構造によれば、パネル工法における壁部開口部への開
口枠の設置作業において、額縁化粧板を用いることで、
枠本体と開口部内側面との間の隙間を修正することなし
に、その枠本体設置部の外観上の美観を損ねることを有
効に防止することができる。これにより、壁パネルによ
り構成した壁部開口部への窓や扉などの開閉機構の設置
作業をより迅速に行うことが可能となる。また、額縁化
粧板が目地化粧部を含む場合には、壁パネル間の目地領
域が覆い隠されることから、目地の仕上げ処理を省略す
ることが可能となる。併せて、室内の美観及びデザイン
性の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】開口部の全周囲に額縁化粧板14を取り付けた
開口枠構造の例を示す図であり、(A)は壁部の外観
図、(B)は部分水平断面図である。
【図2】図1に示す開口枠構造の作用を示す説明図であ
る。
【図3】本考案に係る開口枠構造の例を示す図である
【図4】(A)、(B)及び(C)はそれぞれ開口枠構
造の他の構成例を示す概略部分水平断面図である。
【図5】従来の開口枠構造を示す壁部外観図である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の壁パネルを接合して形成した建
    築物壁部の開口部内側に前記壁パネルの厚さに相当する
    幅を有する枠本体を嵌込み設置する開口枠構造であっ
    て、 前記枠本体の側面及びこの枠本体側面に連なる前記開口
    部全周囲の壁面所定範囲にまたがって取付けられる額縁
    化粧板を備え、 前記額縁化粧板は、前記複数枚の壁パネル相互間に形成
    される目地領域を覆う目地化粧部を有することを特徴と
    する開口枠構造。
JP1992060228U 1992-08-03 1992-08-03 開口枠構造 Expired - Fee Related JP2598555Y2 (ja)

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JPH0616683U JPH0616683U (ja) 1994-03-04
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JPH0440385Y2 (ja) * 1986-09-03 1992-09-22

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