JPH11166372A - 防火戸用ガスケット - Google Patents

防火戸用ガスケット

Info

Publication number
JPH11166372A
JPH11166372A JP9348470A JP34847097A JPH11166372A JP H11166372 A JPH11166372 A JP H11166372A JP 9348470 A JP9348470 A JP 9348470A JP 34847097 A JP34847097 A JP 34847097A JP H11166372 A JPH11166372 A JP H11166372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
gasket
groove
face
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9348470A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Tanaka
收 田中
Yukiya Hasegawa
幸也 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Shutter Corp filed Critical Sanwa Shutter Corp
Priority to JP9348470A priority Critical patent/JPH11166372A/ja
Publication of JPH11166372A publication Critical patent/JPH11166372A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Special Wing (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス溝の溝側面とガラス面間に挿入される
ガスケットを特殊な形状に形成して取付作業性を向上さ
せるとともに、常に水密性、気密性を確保した適正な納
まり状態で、ガラス板を固定することができる防火戸用
ガスケットを提供するにある。 【解決手段】 ガラス溝2の溝側面21とガラス面31
間に挿入され、ガラス溝2深さSと略同長の本体部41
と、該本体部41の上端から左右に延出して一端がガラ
ス溝肩縁24aを被覆し他端がガラス面31に圧接する
笠部42と、該本体部41の中間から左右に延出して溝
側面21とガラス面31にそれぞれ圧接する中間突状部
43と、該本体部41の下部からガラス面31方向に延
出してガラス端面32から離間し、かつガラス端面32
延長域内に臨ませた端面係止部44とによって構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物開口部に設置
される防火戸の窓枠に形成したガラス溝にガラス板を固
定するための防火戸用ガスケットに係り、詳しくは、ガ
ラス溝の溝側面とガラス面間に挿入されたガスケット
が、常に水蜜性、気密性を確保した適正な納まり状態で
ガラス板を固定できるとともに、開口部の両側からの施
工は勿論、片側からの施工も容易にできるガスケットの
形状に関する。
【0002】
【従来の技術】建物開口部に火災の延焼を防止する目的
で設置される防火戸(防火スクリーンを含む)には火災
の状況等を見通せるようにガラス窓を設けたものがあ
る。従来、防火戸のガラス窓は図7に示すように、下枠
102のガラス溝2に適宜間隔で設置したセッテイング
ブロック105に耐熱ガラス3を載置し、上枠101、
下枠102のガラス溝2の空間部に適宜の深さまでセラ
ミックウール等のバックアップ材103を詰め、さらに
マスキングテープ104で周囲を養生の上、難燃性シリ
コン等の故―キング材106を充墳して固定されてい
た。
【0003】ところがコーキング材による固定方法(い
わゆる湿式工法)では、窓枠やガラスの養生作業等の手
間がかかる上、コーキング材の乾燥にも相当の日数(例
えば1週間程度)がかかり作業工程や日程の短縮の意味
から、乾式工法のガスケットによるガラス板固定方法の
開発が望まれていた。しかし、防火戸を構成する部材は
一般にスチールやステンレスの鋼板(以下、鋼板と言
う)を曲げ加工して作成されるため、窓枠のガラス溝も
単純な凹型が一般的で、ガスケットがガラス溝から脱落
する恐れがあり採用が見送られていた。また防火戸の中
には建物内部の吹き抜けに面する開口部に設置される場
合もあり、このような場合には、足場がないことから開
口部の両面からの施工が困難となり、そのため片面から
施工できるようなガスケットが望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記課題を
解決すべく創案されたものであって、その意図するとこ
とは、防火戸の窓枠に設けられた単純な凹型のガラス溝
に使用した場合でも常に水蜜性、気密性を確保した適正
な納まり状態でガラス板を固定することができる防火戸
用ガスケットを提供することにある。本発明の他の目的
は、設置現場の情況により、開口部の両側からの施工が
困難な場合に、開口部の片側からの施工ができるガスケ
ットを提供することにる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明が採用した第1の技術手段は、防火戸の窓枠
内周のガラス溝にガラスを固定するための防火戸用ガス
ケットであって、上記ガスケットは、ガラス溝の溝側面
とガラス面間に挿入され、ガラス溝深さと略同長の本体
部と、該本体部の上端から左右に延出して一端がガラス
溝肩縁を被覆し他端がガラス面に圧接する笠部と、該本
体部の中間から左右に延出して溝側面とガラス面にそれ
ぞれ圧接する中間突状部と、該本体部の下部からガラス
面方向に延出してガラス端面から離間し、かつガラス端
面延長域内に臨ませた端面係止部とによって構成されて
いることを特徴とするものである。
【0006】上記課題を解決するため、本発明が採用し
た第2の技術手段は前記中間突状部及び端面係止部は、
それぞれ溝側面方向の端部が平面状でかつ同一面に形成
され、溝底面方向の端部が平面状でかつ同一面に形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1〜4を参照して説明する。図1は本発明の第1の
実施の形態のガスケット4を使用して耐熱ガラス3が取
り付けられる防火戸の一例を示す全体正面図、図2はそ
の断面図である。同図において防火戸10は、片開き扉
11、欄間12及び袖窓13から構成され、欄間12、
袖窓13及び片開き扉11に設けられた扉窓11aに
は、それぞれ耐熱ガラス3がガスケット4により固定さ
れている。上記ガスケット溝2は、例えば無目15で
は、該無目15に設けられた方形の額縁部15aと押し
縁16から形成され、上枠17の場合は、鋼板の曲げ加
工により凹型のガラス溝2が上枠17に直接形成されて
いる。
【0008】図3は本発明の第1の実施の形態を示すガ
スケット4の断面図、図4は該ガスケット4の使用状態
を示す拡大図である。ガスケット4は、難燃性シリコン
からなる押出し材で、ガラス溝2の溝側面21とガラス
面31間に挿入されガラス溝深さSと略同長の本体部4
1と、本体部の上端から左右に延出する笠部42、該本
体部41の上下方向の中間位置から左右に延出する中間
突状部43、下部位置からガラス面方向に延出し、先端
がガラス端面32の端面延長域32a(二点鎖線で囲ま
れた空間)内に臨ませた端面係止部44から構成されて
いる。
【0009】該笠部42は、溝側面方向にほぼ水平に延
出する舌片状の左笠部42aとガラス面方向に延出する
右笠部42bからなり、取付時においては左笠部42a
の先端部が溝上辺24の肩縁24aに被さり、右笠部4
2bの先端部がガラス面31に圧接(先端部が弾性変形
してガラス面を押圧して接している)して耐熱ガラス3
をガラス溝2に固定すると同時に該ガスケット4がガラ
ス溝2の中に入り込んでしまうのを防いでいる。
【0010】また、前記中間突状部43は、溝側面側に
上下に間隔をおいて突出する半球上の第1突部43aと
三角形状の第2突部43b、ガラス面側に前記第1、第
2突部と対称位置に延出する舌片状の第1舌片43c、
第2舌片43dからなり、取付時においては溝側面21
とガラス面31間に、それぞれの先端部が圧接すること
で、耐熱ガラス3をガラス溝2に固定すると同時にガス
ケット4の上下移動(ガラス溝2からの抜け出しと入り
込み)を防止している。
【0011】また、前記端面係止部44は、ガラス面3
1方向にやや先上がりに延出する舌片状で、先端部44
aがガラス端面延長域32aに達する長さを有し、かつ
取付時にガラス端面32から離間した位置にあるように
本体部41の下部位置に設けられている。このため取付
時においても、該端面係止部44は耐熱ガラス3に圧接
することなく自然状態の形状を維持し先端部44aがガ
ラス端面32の離れた下側に位置しているので、万一、
ガスケット4が僅かに抜け出した場合には、ガラス端面
32に先端部44aが係止することで、それ以上の抜け
出しを防止している。
【0012】尚、本実施形態においては、ガラス3の両
面にガスケット4を左右反対向きに挿入して使用した
が、必ずしも両面に全く同一形状のガスケットを用いる
必要はなく、細部形状を適宜変更してガラス3の両面に
異なる形状のものを用いて圧接しても良い。また、上記
のような形状に構成した本発明のガスケット4は、下枠
のガラス溝に適宜位置に設けられた図示しないセッテイ
ングブロック上に耐熱ガラスを載置し、窓枠内周の各ガ
ラス溝2とガラス3の端部の見込み寸法を調整した後、
ガラス3の両面からガスケット4をガラス溝2内に押し
込んで使用するものである。
【0013】図5は、本発明の第2の実施形態を示すガ
スケット5の断面図、図6は該ガスケット5の使用状態
を示す拡大図である。ガスケット5は難熱性シリコンか
らなる押出し材で、ガラス溝2の溝側面21とガラス面
31間に挿入され、ガラス溝深さSと略同長の本体部5
1と、本体部の上端から左右に延出する笠部52、該本
体部51の上下方向の中間位置から左右に延出する中間
突状部53、下部位置からガラス面方向に延出し、先端
がガラス端面32の端面延長域32a(二点鎖線で囲ま
れた空間)内に臨ませた端面係止部54から構成されて
いる。
【0014】前記ガスケット5においては、開口部の片
側からの施工を可能にすべく、本体部51はガラス溝2
の溝側面方向側の下端に第1平坦面51bを設け、笠部
52は左笠部52a及び右笠部52bからなり、全体に
ガラス面側が高くなるように傾斜させて設け、中間突状
部53を構成する第1突部53a及び第2突部53bは
低い台形状とし、第1、第2舌片53c、53dはそれ
ぞれ先端側を高く傾斜させて設けている。また端面係止
部54は、本体部51とほぼ同じ厚さでガラス面方向に
延出し、その先端部には下方にさらに延出した台座部5
4aを有している。該台座部54aの下面には、前記第
1平坦面51bと同一面となるように第2平坦面54b
が形成されている。また、本体部51の下部位置の溝側
面側には低い台形状の第3突部51aを設け、その先端
面51a1は、第1、第2突部53a、53bの先端面5
3a1、53b1 と同一面となるとうに形成してあり、各
突部間に小溝51dが形成されている。
【0015】取付時においては、ガラス溝2の溝側面2
1に対向するガスケット5の前記各先端面51a1、5
3a1、53b1 及び溝底辺22に対向する前記第1平
坦面51b,第2平坦面54bに接着剤を塗布するか、
両面接着テープを利用することでガスケット5をガラス
溝2内に最初に取付けることができる。その後に耐熱ガ
ラス3をガラス溝2にセットし、さらにガラス3の手前
側(押し縁16側)にガスケット4を挿入して耐熱ガラ
ス3を固定することになり、以上の手順で実施すれば、
開口部の片側から施工することができる。
【0016】また、ガスケット5の右笠部52b、第1
舌片53c、第2舌片53dは、いずれもガラス面側に
高く傾斜しているので、耐熱ガラス3を後から入れた場
合にも先端部が上向きに弾性変形した状態でガラス面3
1に圧接させることができる。
【0017】また第1の実施の形態であるガスケット4
の中間突状部43は、上下に2組の突部及び舌片で構成
したが、これに限定されるものではなく1組あるいは3
組以上としても良い。第2の実施の形態についても同様
にすることができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように本発
明によれば、ガラス溝とガラス面間に挿入されたガスケ
ット本体部に、中間突状部、笠部および端面係止部を形
成したから、中間突状部によりガラス板を固定するとと
もに、ガスケット自体の抜け出しや入り込みが防止で
き、笠部によりガラス板を固定するとともに、ガスケッ
ト自体の入り込みが防止でき、端面係止部により、ガス
ケット自体の抜け出しが防止でき、したがって、防火戸
(特に鋼板製の窓枠を有する防火戸)に設けられる単純
な凹型のガラス溝にガラス板を固定する場合であっても
ガスケット自体が脱落する恐れが全くなく、常に水蜜
性、気密性を確保した適正な納まり状態を保持してガラ
ス板を固定することができる。
【0019】また、本発明によれば、ガラス溝の溝側面
および溝底面に対向するガスケットの面に、それぞれ同
一面となる平面部を設けたので、該平面部を介してガラ
ス溝内の一側面にガスケットの先付が容易となり、建物
内部の吹き抜けに面する開口部にガラス板を固定する場
合のように、足場のない場合には開口部の片面からの施
工ができ、作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガスケットを使用して耐熱ガラス
が取付けられた防火戸の正面図
【図2】同上断面図
【図3】第1の実施の形態を示すガスケットの断面図
【図4】同上使用状態を示す拡大図
【図5】第2の実施の形態を示すガスケットの断面図
【図6】同上ガスケットの使用状態を示す拡大図
【図7】従来のガラス固定方法を示す拡大図
【符号の説明】
2 ガラス溝 4、5 ガスケット 42,52 ガスケット本体部 43,53 笠部 44,54 端面係止部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防火戸の窓枠内周のガラス溝にガラスを固
    定するための防火戸用ガスケットであって、上記ガスケ
    ットは、ガラス溝の溝側面とガラス面間に挿入され、ガ
    ラス溝深さと略同長の本体部と、該本体部の上端から左
    右に延出して一端がガラス溝肩縁を被覆し他端がガラス
    面に圧接する笠部と、該本体部の中間から左右に延出し
    て溝側面とガラス面にそれぞれ圧接する中間突状部と、
    該本体部の下部からガラス面方向に延出してガラス端面
    から離間し、かつガラス端面延長域内に臨ませた端面係
    止部とによって構成されていることを特徴とする防火戸
    用ガスケット。
  2. 【請求項2】前記中間突状部及び端面係止部は、それぞ
    れ溝側面方向の端部が平面状でかつ同一面に形成され、
    溝底面方向の端部が平面状でかつ同一面に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の防火戸用ガスケッ
    ト。
JP9348470A 1997-12-03 1997-12-03 防火戸用ガスケット Pending JPH11166372A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9348470A JPH11166372A (ja) 1997-12-03 1997-12-03 防火戸用ガスケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9348470A JPH11166372A (ja) 1997-12-03 1997-12-03 防火戸用ガスケット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11166372A true JPH11166372A (ja) 1999-06-22

Family

ID=18397233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9348470A Pending JPH11166372A (ja) 1997-12-03 1997-12-03 防火戸用ガスケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11166372A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102363067A (zh) * 2011-11-15 2012-02-29 深圳市广安消防装饰工程有限公司 消火栓箱的玻璃固定结构
JP2014214506A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 三和シヤッター工業株式会社 板ガラスの取付構造
JP2015511280A (ja) * 2012-01-06 2015-04-16 サン−ゴバン グラス フランス 周辺シーリング手段を備えるガラスユニットおよびその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102363067A (zh) * 2011-11-15 2012-02-29 深圳市广安消防装饰工程有限公司 消火栓箱的玻璃固定结构
JP2015511280A (ja) * 2012-01-06 2015-04-16 サン−ゴバン グラス フランス 周辺シーリング手段を備えるガラスユニットおよびその製造方法
JP2014214506A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 三和シヤッター工業株式会社 板ガラスの取付構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101527077B1 (ko) 단열 커튼월 창호 시스템
US3698148A (en) Panel mounting means and method
KR101960117B1 (ko) 비철거식 개보수 창호용 실내측 마감재
JPH11166372A (ja) 防火戸用ガスケット
KR102203362B1 (ko) 커튼월과 여닫이창의 조립구조
KR100784982B1 (ko) 고층용 창호
KR102322293B1 (ko) 유리지지대의 연결부를 기밀하기 위한 커튼월
JP4871570B2 (ja) サッシ枠
EP3721024A1 (en) Curtain wall
KR102639448B1 (ko) 섀시프레임 및 그 시공방법
JP2001317271A (ja) 建物外壁の開口部周辺構造
RU2708293C1 (ru) Способ утепления балкона с остеклением алюминиевой профильной системой
KR200258012Y1 (ko) 빗물 비산 방지용 중간 창짝용 중간막
JP2001241264A (ja) 開口部の施工構造
JP2002038825A (ja) 建物開口部周辺の防水構造
KR200212915Y1 (ko) 창틀용 프레임
JPH0322411Y2 (ja)
JPS634111Y2 (ja)
KR101875989B1 (ko) 비철거식 개보수 창호용 실외측 마감재
JPH0715992Y2 (ja) 連窓用障子
JPH0344957Y2 (ja)
JP2000110443A (ja) 引き戸枠の後付け工法
KR20210153972A (ko) 건축물 인방장식과 단열 및 누수차단용 보강재 및 그 시공방법
JPH0113172Y2 (ja)
JP2598555Y2 (ja) 開口枠構造