JPH08135314A - サッシ取付け構造およびサッシ付き壁パネル - Google Patents
サッシ取付け構造およびサッシ付き壁パネルInfo
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- JPH08135314A JPH08135314A JP6295623A JP29562394A JPH08135314A JP H08135314 A JPH08135314 A JP H08135314A JP 6295623 A JP6295623 A JP 6295623A JP 29562394 A JP29562394 A JP 29562394A JP H08135314 A JPH08135314 A JP H08135314A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】開口部を有し、その開口部にサッシが取付けら
れる壁パネルの工場段階における完成度をより高め、さ
らにサッシ枠の取付けを簡単に行うことができるように
したサッシ取付け構造およびサッシ付き壁パネルを提供
する。 【構成】サッシ枠32は外枠部材40、窓支持部材5
0、スペーサー材90および内枠部材60とから構成さ
れている。外枠部材40は、壁パネル20の外側縁部に
取付けられる。外枠部材40はサイディング70を受け
る、サイディング70外面より若干突出した受部42を
有し、受部42には目地部材44を一体に備える。また
外枠部材40は窓支持部材50を係止する係止片48を
有し、その内周部に窓本体34を備える窓支持部材50
は係止片48に係止されて開口部22に嵌め込まれる。
窓支持部材50はスペーサー材90により取付け位置が
調整され壁パネル20に固着される。内枠部材60は壁
パネル20の内側縁部に取付けられる。
れる壁パネルの工場段階における完成度をより高め、さ
らにサッシ枠の取付けを簡単に行うことができるように
したサッシ取付け構造およびサッシ付き壁パネルを提供
する。 【構成】サッシ枠32は外枠部材40、窓支持部材5
0、スペーサー材90および内枠部材60とから構成さ
れている。外枠部材40は、壁パネル20の外側縁部に
取付けられる。外枠部材40はサイディング70を受け
る、サイディング70外面より若干突出した受部42を
有し、受部42には目地部材44を一体に備える。また
外枠部材40は窓支持部材50を係止する係止片48を
有し、その内周部に窓本体34を備える窓支持部材50
は係止片48に係止されて開口部22に嵌め込まれる。
窓支持部材50はスペーサー材90により取付け位置が
調整され壁パネル20に固着される。内枠部材60は壁
パネル20の内側縁部に取付けられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁パネルを用いて建築
物壁部が構築される場合の壁パネルの開口部におけるサ
ッシ取付け構造およびその外面に仕上げ材が取り付けら
れた、開口部を有する壁パネルの、開口部を構成する縁
部に、サッシまたはサッシを構成するサッシ枠の一部を
備えるサッシ付き壁パネルに関する。
物壁部が構築される場合の壁パネルの開口部におけるサ
ッシ取付け構造およびその外面に仕上げ材が取り付けら
れた、開口部を有する壁パネルの、開口部を構成する縁
部に、サッシまたはサッシを構成するサッシ枠の一部を
備えるサッシ付き壁パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】窓などのサッシは、従来鋼製、アルミニ
ウム合金製等種々のものが用いられており、近年におい
ては樹脂製のものも多く用いられるようになってきた。
窓等の開口部にはその枠体としてのサッシ枠が固定され
るものである。
ウム合金製等種々のものが用いられており、近年におい
ては樹脂製のものも多く用いられるようになってきた。
窓等の開口部にはその枠体としてのサッシ枠が固定され
るものである。
【0003】このようなサッシ枠の取付けは、壁部の開
口部の外側に突出し、さらに取付け部への雨水等の侵入
を防止するために、開口部から連続する外壁表面部分に
もその一部が延在するように構成されている。このよう
な構成は、壁パネルを用いて壁部を構築するいわゆるパ
ネル工法においても同様である。
口部の外側に突出し、さらに取付け部への雨水等の侵入
を防止するために、開口部から連続する外壁表面部分に
もその一部が延在するように構成されている。このよう
な構成は、壁パネルを用いて壁部を構築するいわゆるパ
ネル工法においても同様である。
【0004】従って、壁部の開口部へのサッシの取付け
は、一般に壁部の基礎部分を建築現場において構築した
後その開口部へ建物の外方側からサッシ枠を取付け固定
するようにしている。そして、このサッシ枠の取付け後
においてその取付け部分におけるコーキングの処理や外
装仕上げ材であるサイディング等の取付け作業を行っ
て、サッシを構成するサッシ枠以外の部材である窓部材
を取付けるようにしている。
は、一般に壁部の基礎部分を建築現場において構築した
後その開口部へ建物の外方側からサッシ枠を取付け固定
するようにしている。そして、このサッシ枠の取付け後
においてその取付け部分におけるコーキングの処理や外
装仕上げ材であるサイディング等の取付け作業を行っ
て、サッシを構成するサッシ枠以外の部材である窓部材
を取付けるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のような壁部構築後における外方側からのサッシ枠の
取付けによる場合には、2階部分の壁部等にサッシを取
付けようとすると、その取付け位置が高所となることか
ら足場が必要であった。
来のような壁部構築後における外方側からのサッシ枠の
取付けによる場合には、2階部分の壁部等にサッシを取
付けようとすると、その取付け位置が高所となることか
ら足場が必要であった。
【0006】また、サッシ取付け時においてコーキング
等の防水処理、さらに外装材の取付け等の作業を行う必
要があるので、建築現場におけるサッシの取付け作業は
煩雑なものとなっていた。
等の防水処理、さらに外装材の取付け等の作業を行う必
要があるので、建築現場におけるサッシの取付け作業は
煩雑なものとなっていた。
【0007】一方、パネル工法においては、できるだけ
工場段階における壁パネル部分の完成度を高めて現場で
の作業を簡略化することにより、工程日数の短縮化によ
るコスト削減と、工場製造による品質および精度の向上
が望まれている。そこで、壁パネルの外面に予めサイデ
ィングを取付けておく、サイディング付き壁パネルが用
いられるようになってきた。この場合、壁パネル外面に
サイディングが取付けられた後に開口部にサッシ枠を取
付けることとなるので、外装材とサッシ枠との位置合わ
せが困難であるという問題が生じた。そこで、開口部に
予めサッシも取付けておくことが考えられる。しかしな
がら、従来のサッシ枠であると、サッシ枠の開口部外側
への突出部分が壁パネル外表面よりかなり突出するの
で、壁パネルを積層して運搬する場合に支障が生じ、ま
た運搬途中に外圧によりサッシ枠が変形したり破損した
りするおそれがあった。
工場段階における壁パネル部分の完成度を高めて現場で
の作業を簡略化することにより、工程日数の短縮化によ
るコスト削減と、工場製造による品質および精度の向上
が望まれている。そこで、壁パネルの外面に予めサイデ
ィングを取付けておく、サイディング付き壁パネルが用
いられるようになってきた。この場合、壁パネル外面に
サイディングが取付けられた後に開口部にサッシ枠を取
付けることとなるので、外装材とサッシ枠との位置合わ
せが困難であるという問題が生じた。そこで、開口部に
予めサッシも取付けておくことが考えられる。しかしな
がら、従来のサッシ枠であると、サッシ枠の開口部外側
への突出部分が壁パネル外表面よりかなり突出するの
で、壁パネルを積層して運搬する場合に支障が生じ、ま
た運搬途中に外圧によりサッシ枠が変形したり破損した
りするおそれがあった。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、その目的は、開口部を有し、その開口部にサッシ
が取付けられる壁パネルの工場段階における完成度をよ
り高め、さらにサッシ枠の取付けおよび仕上げ材の取付
けを簡単に行うことができるようにしたサッシ取付け構
造およびサッシ付き壁パネルを提供することにある。
あり、その目的は、開口部を有し、その開口部にサッシ
が取付けられる壁パネルの工場段階における完成度をよ
り高め、さらにサッシ枠の取付けおよび仕上げ材の取付
けを簡単に行うことができるようにしたサッシ取付け構
造およびサッシ付き壁パネルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、サッシを構成するサッシ枠
を建築物の壁パネルの開口部に設置するサッシ取付け構
造において、前記サッシ枠は、前記壁パネルの、前記開
口部を構成する縁部の外方側隅部に、外壁面と内周壁面
を覆って固定される外枠部材と、前記壁パネルの前記開
口部の内周壁面に嵌め込まれ固定される窓支持部材と、
前記壁パネルの、前記開口部を構成する縁部の内方側隅
部に、内壁面と内周壁面を覆って固定される内枠部材と
から構成され、前記外枠部材は、前記窓支持部材の一部
を係止する係止部と、前記壁パネル外面に取付けられる
仕上げ材外面位置とほぼ面一若しくは若干外方側まで突
出し、前記仕上げ材端面を受ける受部を有し、前記窓支
持部材は、その内周部に窓本体が取付け可能であると共
に、前記壁パネルの建築物室内側から挿入可能で、該挿
入時に前記外枠部材の係止部にて係止され、その挿入位
置決めが可能であることを特徴としている。
に、請求項1記載の発明は、サッシを構成するサッシ枠
を建築物の壁パネルの開口部に設置するサッシ取付け構
造において、前記サッシ枠は、前記壁パネルの、前記開
口部を構成する縁部の外方側隅部に、外壁面と内周壁面
を覆って固定される外枠部材と、前記壁パネルの前記開
口部の内周壁面に嵌め込まれ固定される窓支持部材と、
前記壁パネルの、前記開口部を構成する縁部の内方側隅
部に、内壁面と内周壁面を覆って固定される内枠部材と
から構成され、前記外枠部材は、前記窓支持部材の一部
を係止する係止部と、前記壁パネル外面に取付けられる
仕上げ材外面位置とほぼ面一若しくは若干外方側まで突
出し、前記仕上げ材端面を受ける受部を有し、前記窓支
持部材は、その内周部に窓本体が取付け可能であると共
に、前記壁パネルの建築物室内側から挿入可能で、該挿
入時に前記外枠部材の係止部にて係止され、その挿入位
置決めが可能であることを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、サッシを構成する
サッシ枠を建築物の壁パネルの開口部に設置するサッシ
枠取付け構造において、前記サッシ枠は、前記壁パネル
の、前記開口部を構成する縁部の外方側隅部に、外壁面
と内周壁面を覆って固定される外枠部材と、前記壁パネ
ルの開口部の内周壁面に嵌め込まれ固定される窓支持部
材と、前記窓支持部材の内方側端部において前記窓支持
部材と前記壁パネルの開口部の内周壁面との間に差し込
まれるスペーサー部材と、前記壁パネルの、前記開口部
を構成する縁部の内方側隅部に、内壁面と内周壁面を覆
って固定される内枠部材とから構成され、前記外枠部材
は、前記窓支持部材の一部を係止する係止部と、前記壁
パネル外面に取付けられる仕上げ材外面位置とほぼ面一
若しくは若干外方側まで突出し、前記仕上げ材端面を受
ける受部を有し、前記窓支持部材は、その内周部に窓本
体が取付け可能であると共に、前記壁パネルの建築物室
内側から挿入可能で、該挿入時に前記外枠部材の係止部
にて係止され、その挿入位置決めが可能であり、前記ス
ペーサー部材は、先端に向かってテーパー面を有する楔
状をなし、その差し込み距離を調節することにより、前
記窓支持部材の取付け位置の調整が可能であることを特
徴としている。
サッシ枠を建築物の壁パネルの開口部に設置するサッシ
枠取付け構造において、前記サッシ枠は、前記壁パネル
の、前記開口部を構成する縁部の外方側隅部に、外壁面
と内周壁面を覆って固定される外枠部材と、前記壁パネ
ルの開口部の内周壁面に嵌め込まれ固定される窓支持部
材と、前記窓支持部材の内方側端部において前記窓支持
部材と前記壁パネルの開口部の内周壁面との間に差し込
まれるスペーサー部材と、前記壁パネルの、前記開口部
を構成する縁部の内方側隅部に、内壁面と内周壁面を覆
って固定される内枠部材とから構成され、前記外枠部材
は、前記窓支持部材の一部を係止する係止部と、前記壁
パネル外面に取付けられる仕上げ材外面位置とほぼ面一
若しくは若干外方側まで突出し、前記仕上げ材端面を受
ける受部を有し、前記窓支持部材は、その内周部に窓本
体が取付け可能であると共に、前記壁パネルの建築物室
内側から挿入可能で、該挿入時に前記外枠部材の係止部
にて係止され、その挿入位置決めが可能であり、前記ス
ペーサー部材は、先端に向かってテーパー面を有する楔
状をなし、その差し込み距離を調節することにより、前
記窓支持部材の取付け位置の調整が可能であることを特
徴としている。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のサッシ取付け構造において、前記スペーサ
ー部材は、前記テーパー面に釘打ち込み用の開口部を有
していることを特徴としている。
求項2記載のサッシ取付け構造において、前記スペーサ
ー部材は、前記テーパー面に釘打ち込み用の開口部を有
していることを特徴としている。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1から請求
項3記載のサッシ取付け構造において、前記外枠部材
は、前記受部の前記仕上げ材端面対向位置に一体または
別体に形成された目地部材を備えることを特徴としてい
る。
項3記載のサッシ取付け構造において、前記外枠部材
は、前記受部の前記仕上げ材端面対向位置に一体または
別体に形成された目地部材を備えることを特徴としてい
る。
【0012】請求項5記載の発明に係るサッシ付き壁パ
ネルは、芯材を枠組みした枠体の少なくとも片面に面材
を取付けて形成された、開口部を有する壁パネルと、前
記壁パネルの外面に、前記開口部周囲を除いて取付けら
れた仕上げ材とを含み、前記開口部を構成する縁部の外
方側隅部に、外壁面と内周壁面を覆って取付けられた、
サッシ枠の一部を構成する外枠部材を備え、前記外枠部
材は、前記開口部に嵌め込まれるサッシ枠の一部を構成
する窓支持部材を係止する係止部と、前記仕上げ材外面
位置とほぼ面一若しくは若干外方側まで突出して前記仕
上げ材端面を受ける受部とを有することを特徴としてい
る。
ネルは、芯材を枠組みした枠体の少なくとも片面に面材
を取付けて形成された、開口部を有する壁パネルと、前
記壁パネルの外面に、前記開口部周囲を除いて取付けら
れた仕上げ材とを含み、前記開口部を構成する縁部の外
方側隅部に、外壁面と内周壁面を覆って取付けられた、
サッシ枠の一部を構成する外枠部材を備え、前記外枠部
材は、前記開口部に嵌め込まれるサッシ枠の一部を構成
する窓支持部材を係止する係止部と、前記仕上げ材外面
位置とほぼ面一若しくは若干外方側まで突出して前記仕
上げ材端面を受ける受部とを有することを特徴としてい
る。
【0013】請求項6記載の発明に係るサッシ付き壁パ
ネルは、芯材を枠組みした枠体の少なくとも片面に面材
を取付けて形成された、開口部を有する壁パネルと、前
記壁パネルの外面に、前記開口部周囲を除いて取付けら
れた仕上げ材と、前記開口部に設けられたサッシと、を
含み、前記サッシは、サッシ枠と窓部材とを含み、前記
サッシ枠は、前記壁パネルの、前記開口部を構成する縁
部の外方側隅部に、外壁面と内周壁面を覆って固定され
る外枠部材と、前記壁パネルの前記開口部の内周壁面に
挿入し固定される窓支持部材と、前記壁パネルの、前記
開口部を構成する縁部の内方側隅部に、内壁面と内周壁
面を覆って固定される内枠部材とから構成され、前記外
枠部材は、前記窓支持部材の一部を係止する係止部と、
前記壁パネル外面に取付けられる仕上げ材外面位置とほ
ぼ面一若しくは若干外方側まで突出し、前記仕上げ材端
面を受ける受部を有し、前記窓支持部材は、その内周部
に前記窓部材が取付けられ、該窓支持部材の前記開口部
への挿入時に前記外枠部材の係止部にて係止され、その
挿入位置決めが可能であり、前記壁パネルの開口部に、
前記サッシ枠および前記窓支持部材とが予め取り付けら
れてなることを特徴としている。
ネルは、芯材を枠組みした枠体の少なくとも片面に面材
を取付けて形成された、開口部を有する壁パネルと、前
記壁パネルの外面に、前記開口部周囲を除いて取付けら
れた仕上げ材と、前記開口部に設けられたサッシと、を
含み、前記サッシは、サッシ枠と窓部材とを含み、前記
サッシ枠は、前記壁パネルの、前記開口部を構成する縁
部の外方側隅部に、外壁面と内周壁面を覆って固定され
る外枠部材と、前記壁パネルの前記開口部の内周壁面に
挿入し固定される窓支持部材と、前記壁パネルの、前記
開口部を構成する縁部の内方側隅部に、内壁面と内周壁
面を覆って固定される内枠部材とから構成され、前記外
枠部材は、前記窓支持部材の一部を係止する係止部と、
前記壁パネル外面に取付けられる仕上げ材外面位置とほ
ぼ面一若しくは若干外方側まで突出し、前記仕上げ材端
面を受ける受部を有し、前記窓支持部材は、その内周部
に前記窓部材が取付けられ、該窓支持部材の前記開口部
への挿入時に前記外枠部材の係止部にて係止され、その
挿入位置決めが可能であり、前記壁パネルの開口部に、
前記サッシ枠および前記窓支持部材とが予め取り付けら
れてなることを特徴としている。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項5または請
求項6記載のサッシ付き壁パネルにおいて、前記受部
は、前記仕上げ材対向位置に予め取り付けられた目地部
材を備えることを特徴としている。
求項6記載のサッシ付き壁パネルにおいて、前記受部
は、前記仕上げ材対向位置に予め取り付けられた目地部
材を備えることを特徴としている。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項7記載のサ
ッシ付き壁パネルにおいて、前記目地部材は、前記外枠
部材と一体化形成されていることを特徴としている。
ッシ付き壁パネルにおいて、前記目地部材は、前記外枠
部材と一体化形成されていることを特徴としている。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項6から請求
項8記載のサッシ付き壁パネルのいずれかにおいて、前
記窓支持部材と前記壁パネルの開口部の内周壁面との隙
間には、前記窓支持部材の内方側端部において前記隙間
に差し込まれるスペーサー部材を有し、前記スペーサー
部材は、先端に向かってテーパー面を有する楔状をな
し、その差し込み距離を調節することにより、前記窓支
持部材の位置決めが可能であることを特徴としている。
項8記載のサッシ付き壁パネルのいずれかにおいて、前
記窓支持部材と前記壁パネルの開口部の内周壁面との隙
間には、前記窓支持部材の内方側端部において前記隙間
に差し込まれるスペーサー部材を有し、前記スペーサー
部材は、先端に向かってテーパー面を有する楔状をな
し、その差し込み距離を調節することにより、前記窓支
持部材の位置決めが可能であることを特徴としている。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
サッシ付き壁パネルにおいて、前記スペーサー部材は、
前記テーパー面に釘打ち込み用の開口部を有しているこ
とを特徴としている。
サッシ付き壁パネルにおいて、前記スペーサー部材は、
前記テーパー面に釘打ち込み用の開口部を有しているこ
とを特徴としている。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明にあっては、サッシの一部
を構成するサッシ枠は、外枠部材、窓支持部材および内
枠部材から構成される3分割型である。外枠部材を予め
壁パネルの開口部に取付けておけば、窓支持部材および
内枠部材は、建築物内方側から取付けることができる。
よって2階以上の壁面に設けられた開口部にサッシを取
付ける場合でも足場を組む必要がなく、手間が省ける。
を構成するサッシ枠は、外枠部材、窓支持部材および内
枠部材から構成される3分割型である。外枠部材を予め
壁パネルの開口部に取付けておけば、窓支持部材および
内枠部材は、建築物内方側から取付けることができる。
よって2階以上の壁面に設けられた開口部にサッシを取
付ける場合でも足場を組む必要がなく、手間が省ける。
【0019】また、サッシ枠が分割型であるので、後に
サッシを外す必要が生じた場合でも、例えば、窓支持部
材に取付けられる窓本体を障子からガラス戸に取り替え
たい場合等、その作業は建築物内方側から容易に行うこ
とができる。
サッシを外す必要が生じた場合でも、例えば、窓支持部
材に取付けられる窓本体を障子からガラス戸に取り替え
たい場合等、その作業は建築物内方側から容易に行うこ
とができる。
【0020】窓支持部材の取付けは、外枠部材が有する
係止部に、窓支持部材の一部が係止されるまで開口部内
に挿入すれば、位置決めを行うことができる。よってサ
ッシ枠の取付け作業を容易に行うことができ、作業時間
も短縮される。
係止部に、窓支持部材の一部が係止されるまで開口部内
に挿入すれば、位置決めを行うことができる。よってサ
ッシ枠の取付け作業を容易に行うことができ、作業時間
も短縮される。
【0021】さらに、外枠部材は仕上げ材端面を受ける
受部を有するので、正確にしかも容易に仕上げ材の位置
決めを行うことができる。受部の壁パネル外面からの突
出は、仕上げ材外面位置とほぼ面一若しくは若干外方側
までであるので、壁パネルに予め工場段階で外枠部材お
よび仕上げ材を取付けておいても、受部が搬送時の壁パ
ネル積層の邪魔にはならず、搬送中に受部が破損するお
それも少ない。
受部を有するので、正確にしかも容易に仕上げ材の位置
決めを行うことができる。受部の壁パネル外面からの突
出は、仕上げ材外面位置とほぼ面一若しくは若干外方側
までであるので、壁パネルに予め工場段階で外枠部材お
よび仕上げ材を取付けておいても、受部が搬送時の壁パ
ネル積層の邪魔にはならず、搬送中に受部が破損するお
それも少ない。
【0022】請求項2記載の発明にあっては、サッシの
一部を構成するサッシ枠は、外枠部材、窓支持部材、ス
ペーサー部材および内枠部材から構成される。上述した
請求項1記載の発明の作用に加えて、窓支持部材と壁パ
ネルの開口部の内壁周面との間に差し込まれるスペーサ
ー部材の差し込み距離を調節することによって、窓支持
部材の取付け位置を調整することができる。よって、木
質系の壁パネルに痩せや反りが発生し、開口部の寸法に
若干の誤差が生じた場合でも、スペーサー部材の差し込
み距離を調節するという簡易な作業で対処することがで
き、窓支持部材を適正な取付け位置に固定することがで
きる。
一部を構成するサッシ枠は、外枠部材、窓支持部材、ス
ペーサー部材および内枠部材から構成される。上述した
請求項1記載の発明の作用に加えて、窓支持部材と壁パ
ネルの開口部の内壁周面との間に差し込まれるスペーサ
ー部材の差し込み距離を調節することによって、窓支持
部材の取付け位置を調整することができる。よって、木
質系の壁パネルに痩せや反りが発生し、開口部の寸法に
若干の誤差が生じた場合でも、スペーサー部材の差し込
み距離を調節するという簡易な作業で対処することがで
き、窓支持部材を適正な取付け位置に固定することがで
きる。
【0023】請求項3記載の発明にあっては、スペーサ
ー部材が釘打ち込み用の開口部を有しているので、スペ
ーサー部材の差し込み距離の変化に応じて変わるスペー
サー部材への釘の打ち込み位置に対応可能であり、作業
性がよい。また、スペーサー部材の材質が、例えば樹脂
のような固いものであっても割れるおそれはない。
ー部材が釘打ち込み用の開口部を有しているので、スペ
ーサー部材の差し込み距離の変化に応じて変わるスペー
サー部材への釘の打ち込み位置に対応可能であり、作業
性がよい。また、スペーサー部材の材質が、例えば樹脂
のような固いものであっても割れるおそれはない。
【0024】請求項4記載の発明にあっては、外枠部材
の受部と仕上げ材端面との間の目地加工が不要となり、
手間が省け作業性がよい。
の受部と仕上げ材端面との間の目地加工が不要となり、
手間が省け作業性がよい。
【0025】請求項5記載の発明にあっては、開口部を
有する壁パネルは、開口部にサッシ枠の一部を構成する
外枠部材を予め取付けることにより、壁パネルを仕上げ
処理した状態で施工現場に搬入でき、壁パネルの工場段
階における完成度をより高めることができる。外枠部材
は仕上げ材端面を受ける受部を有するので、正確にしか
も容易に仕上げ材の位置決めを行うことができる。また
受部の壁パネル外面からの突出は、仕上げ材外面位置と
ほぼ面一若しくは若干外方側までであるので、壁パネル
が外枠部材および仕上げ材を備えていても、受部が搬送
時の壁パネル積層の邪魔にはならず、搬送中に受部が破
損するおそれも少ない。
有する壁パネルは、開口部にサッシ枠の一部を構成する
外枠部材を予め取付けることにより、壁パネルを仕上げ
処理した状態で施工現場に搬入でき、壁パネルの工場段
階における完成度をより高めることができる。外枠部材
は仕上げ材端面を受ける受部を有するので、正確にしか
も容易に仕上げ材の位置決めを行うことができる。また
受部の壁パネル外面からの突出は、仕上げ材外面位置と
ほぼ面一若しくは若干外方側までであるので、壁パネル
が外枠部材および仕上げ材を備えていても、受部が搬送
時の壁パネル積層の邪魔にはならず、搬送中に受部が破
損するおそれも少ない。
【0026】また、建築現場におけるサッシ取付け作業
は、外枠部材以外のサッシ構成部材を建築物室内側から
開口部への挿入取付け作業のみによって行うことがで
き、しかも外枠部材はサッシ構成部材の一部である窓支
持部材の位置決めを行う係止部を備えるので、サッシ取
付け作業は極めて簡単なものとなる。よって、その作業
時間は短縮され、工期短縮を図ることが可能となる。
は、外枠部材以外のサッシ構成部材を建築物室内側から
開口部への挿入取付け作業のみによって行うことがで
き、しかも外枠部材はサッシ構成部材の一部である窓支
持部材の位置決めを行う係止部を備えるので、サッシ取
付け作業は極めて簡単なものとなる。よって、その作業
時間は短縮され、工期短縮を図ることが可能となる。
【0027】請求項6記載の発明にあっては、開口部を
有する壁パネルは、工場段階において開口部にサッシを
完全に取付けて、仕上げ処理された状態で完成される。
よって、建築現場においては、サッシ取付け作業を行う
必要はなく、工期の大幅な短縮が図れる。その他の作用
は請求項5記載の発明と同様である。
有する壁パネルは、工場段階において開口部にサッシを
完全に取付けて、仕上げ処理された状態で完成される。
よって、建築現場においては、サッシ取付け作業を行う
必要はなく、工期の大幅な短縮が図れる。その他の作用
は請求項5記載の発明と同様である。
【0028】請求項7記載および請求項8記載の発明に
あっては、外枠部材の受部と仕上げ材端面との間の目地
加工が不要となり、サッシ付き壁パネルの製造が容易と
なる。特に、請求項8記載の発明にあっては、目地部材
の取付け作業が不要であり、サッシ付き壁パネルの製造
がより容易となる。
あっては、外枠部材の受部と仕上げ材端面との間の目地
加工が不要となり、サッシ付き壁パネルの製造が容易と
なる。特に、請求項8記載の発明にあっては、目地部材
の取付け作業が不要であり、サッシ付き壁パネルの製造
がより容易となる。
【0029】請求項9記載の発明にあっては、サッシ付
き壁パネルの製造時において、請求項2記載の発明と同
様に、窓支持部材と壁パネルの開口部の内壁周面との間
に差し込まれるスペーサー部材の差し込み距離を調節す
ることによって、窓支持部材の取付け位置を調整するこ
とができる。よって、開口部の寸法誤差に対して容易に
対処することができ、窓支持部材を適正な取付け位置に
固定することができる。
き壁パネルの製造時において、請求項2記載の発明と同
様に、窓支持部材と壁パネルの開口部の内壁周面との間
に差し込まれるスペーサー部材の差し込み距離を調節す
ることによって、窓支持部材の取付け位置を調整するこ
とができる。よって、開口部の寸法誤差に対して容易に
対処することができ、窓支持部材を適正な取付け位置に
固定することができる。
【0030】請求項10記載の発明にあっては、サッシ
付き壁パネルの製造時において、請求項3記載の発明と
同様に、スペーサー部材の差し込み距離の変化に応じて
変わるスペーサー部材への釘の打ち込み位置に対応可能
であり、作業性がよい。
付き壁パネルの製造時において、請求項3記載の発明と
同様に、スペーサー部材の差し込み距離の変化に応じて
変わるスペーサー部材への釘の打ち込み位置に対応可能
であり、作業性がよい。
【0031】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づいて詳細に説明する。
基づいて詳細に説明する。
【0032】図1は、本実施例に係るサッシ取付け構造
を用いた建築物壁部の開口部を示す部分断面図である
(ただし、サッシについては一部ハッチングを省略す
る)。
を用いた建築物壁部の開口部を示す部分断面図である
(ただし、サッシについては一部ハッチングを省略す
る)。
【0033】本実施例において、建築物壁部は、サッシ
付き壁パネル10によって構築されている。サッシ付き
壁パネル10は、開口部22を有する壁パネル20と、
開口部22に取付けられるサッシ30と、壁パネル20
外面に取付けられる仕上げ材であるサイディング70
と、を含み形成されたパネルである。
付き壁パネル10によって構築されている。サッシ付き
壁パネル10は、開口部22を有する壁パネル20と、
開口部22に取付けられるサッシ30と、壁パネル20
外面に取付けられる仕上げ材であるサイディング70
と、を含み形成されたパネルである。
【0034】図2は、サッシ付き壁パネル10を構成す
る主要構成部材の取付状態を示す部分断面図である(た
だし、サッシについては一部ハッチングを省略する)。
る主要構成部材の取付状態を示す部分断面図である(た
だし、サッシについては一部ハッチングを省略する)。
【0035】壁パネル20には、開口部22が設けられ
ており、その開口部22の左右の内側面には枠材23が
設けられている。ここで、壁パネル20とは、図4に示
すように、4枚の単位パネル24が連設されて形成され
ているものである。そして開口部22は、4枚の単位パ
ネル24a,24b,24c,24dが組合わされて形
成されている。単位パネル24は、芯材を枠組みした枠
体26の両面に面材28を貼り付けて形成されたもので
ある。
ており、その開口部22の左右の内側面には枠材23が
設けられている。ここで、壁パネル20とは、図4に示
すように、4枚の単位パネル24が連設されて形成され
ているものである。そして開口部22は、4枚の単位パ
ネル24a,24b,24c,24dが組合わされて形
成されている。単位パネル24は、芯材を枠組みした枠
体26の両面に面材28を貼り付けて形成されたもので
ある。
【0036】サッシ30は、サッシ枠32と窓部材34
とから構成されていて、サッシ枠32は、さらに外枠部
材40、窓支持部材50および内枠部材60とから構成
されている。サッシ30は、サッシ付き壁パネル10の
製造段階において、工場にて予め壁パネル20に取付け
られるもので、樹脂製サッシである。
とから構成されていて、サッシ枠32は、さらに外枠部
材40、窓支持部材50および内枠部材60とから構成
されている。サッシ30は、サッシ付き壁パネル10の
製造段階において、工場にて予め壁パネル20に取付け
られるもので、樹脂製サッシである。
【0037】外枠部材40は、図1に示すように、壁パ
ネル20の、開口部22を構成する縁部の外方側隅部
に、壁パネル20の外壁面82および開口部22の内周
壁面84を覆い、外壁面82側に有するビス穴41を介
してビス43を打ち込むことにより、壁パネル20に固
着される。
ネル20の、開口部22を構成する縁部の外方側隅部
に、壁パネル20の外壁面82および開口部22の内周
壁面84を覆い、外壁面82側に有するビス穴41を介
してビス43を打ち込むことにより、壁パネル20に固
着される。
【0038】外枠部材40は、建築物の外方側に突出す
る受部42を有している。受部42は、壁パネル20の
外壁面82に、胴縁72を介して取付けられるサイディ
ング70の開口部20側の端面74を、ストッパーとし
て受けるものである。
る受部42を有している。受部42は、壁パネル20の
外壁面82に、胴縁72を介して取付けられるサイディ
ング70の開口部20側の端面74を、ストッパーとし
て受けるものである。
【0039】受部42は、サイディング70の端面74
対向位置に、外枠部材40と一体化形成された目地部材
44を有している。目地部材44は、サイディング70
側に突出する複数の脚部46を有する。外枠部材40お
よび目地部材44は、ともに樹脂製であり、例えば、射
出成型により一体化形成されるものであるが、目地部材
44は外枠部材40と比べ、軟質性でかつ弾力性を有
し、受部42とサイディング70との目地部分の乾式目
地材として機能するものである。
対向位置に、外枠部材40と一体化形成された目地部材
44を有している。目地部材44は、サイディング70
側に突出する複数の脚部46を有する。外枠部材40お
よび目地部材44は、ともに樹脂製であり、例えば、射
出成型により一体化形成されるものであるが、目地部材
44は外枠部材40と比べ、軟質性でかつ弾力性を有
し、受部42とサイディング70との目地部分の乾式目
地材として機能するものである。
【0040】サイディング70は、壁パネル20の外壁
面に、開口部22周囲を除き、胴縁72を介して取付け
られる外壁仕上げ材である。なお、サイディング70も
サッシ30と同様に、サッシ付き壁パネル10の製造段
階において、工場にて予め壁パネル20に取付けられる
ものである。サイディング70は、壁パネル20の開口
部22に外枠部材40を取付けた後に、壁パネル20の
外壁面82に胴縁72を介して取付けられる。
面に、開口部22周囲を除き、胴縁72を介して取付け
られる外壁仕上げ材である。なお、サイディング70も
サッシ30と同様に、サッシ付き壁パネル10の製造段
階において、工場にて予め壁パネル20に取付けられる
ものである。サイディング70は、壁パネル20の開口
部22に外枠部材40を取付けた後に、壁パネル20の
外壁面82に胴縁72を介して取付けられる。
【0041】サイディング70の取付けの際に、外枠部
材40が、サイディング70の端面74を受ける受部4
2を有することにより、サイディング70の位置出しが
正確かつ容易に行われる。また、受部42はサイディン
グ70の端面74対向位置に目地部材44を有している
ので、手間のかかる目地加工の必要がなく、サイディン
グ70取付けと同時に目地処理も完成することなる。目
地部材44は、脚部46を有することによりサイディン
グ70との密着性がよく、かつサイディング70と受部
42間との若干の寸法誤差に対応し得る。なお、サイデ
ィング70が、胴縁72を介することにより生じる、外
枠部材40表面とサイディング70裏面との隙間には水
密材100が取付けられる。水密材100は、サイディ
ング70と外枠部材40との目地部分より雨水等が壁パ
ネル20側へ浸入するのを防ぎ、かつ調整材としても機
能する。変形可能で密着性良好なる材質より成り、例え
ば、スポンジ、ブチルシーラー等が挙げられる。
材40が、サイディング70の端面74を受ける受部4
2を有することにより、サイディング70の位置出しが
正確かつ容易に行われる。また、受部42はサイディン
グ70の端面74対向位置に目地部材44を有している
ので、手間のかかる目地加工の必要がなく、サイディン
グ70取付けと同時に目地処理も完成することなる。目
地部材44は、脚部46を有することによりサイディン
グ70との密着性がよく、かつサイディング70と受部
42間との若干の寸法誤差に対応し得る。なお、サイデ
ィング70が、胴縁72を介することにより生じる、外
枠部材40表面とサイディング70裏面との隙間には水
密材100が取付けられる。水密材100は、サイディ
ング70と外枠部材40との目地部分より雨水等が壁パ
ネル20側へ浸入するのを防ぎ、かつ調整材としても機
能する。変形可能で密着性良好なる材質より成り、例え
ば、スポンジ、ブチルシーラー等が挙げられる。
【0042】本実施例に係るサッシ取付け構造であれ
ば、サイディング70の取付け作業は容易かつ簡略なも
のとなり、施工時間の短縮が図れる。しかも、図1に示
すように、受部42の外方側端部は、壁パネル20にサ
イディング70を取付けた状態で、サイディング70外
面位置よりも若干外方側に位置する程度であり、大きく
外方側へ突出していないので、サッシ付き壁パネル10
を建築現場に搬送する際に、パネルの積層を妨げたり、
搬送中に受部42が破損したりするおそれもない。
ば、サイディング70の取付け作業は容易かつ簡略なも
のとなり、施工時間の短縮が図れる。しかも、図1に示
すように、受部42の外方側端部は、壁パネル20にサ
イディング70を取付けた状態で、サイディング70外
面位置よりも若干外方側に位置する程度であり、大きく
外方側へ突出していないので、サッシ付き壁パネル10
を建築現場に搬送する際に、パネルの積層を妨げたり、
搬送中に受部42が破損したりするおそれもない。
【0043】次に、サッシ枠32を構成する、外枠部材
40以外の部材である窓支持部材50、スペーサー部材
90および内枠部材60について述べる。
40以外の部材である窓支持部材50、スペーサー部材
90および内枠部材60について述べる。
【0044】窓支持部材50は、開口部22に嵌め込ま
れ、内周壁面84に取付固定されて、外枠部材40と内
枠部材60との間に介在する部材である。窓支持部材5
0はその内周部に窓部材34を備える。
れ、内周壁面84に取付固定されて、外枠部材40と内
枠部材60との間に介在する部材である。窓支持部材5
0はその内周部に窓部材34を備える。
【0045】窓支持部材50は、図2に示すように、壁
パネル20に外枠部材40とサイディング70の取付け
が完了した後に、壁パネル20に取付けられる。
パネル20に外枠部材40とサイディング70の取付け
が完了した後に、壁パネル20に取付けられる。
【0046】まず、窓支持部材50の内周部に窓部材3
4を取付けて、窓支持部材50を外枠部材40とは反対
側、すなわち建築物内方側から開口部22に挿入する。
窓支持部材50の外方側には係止片52が形成されてお
り、上記挿入動作を行うことによってこの係止片52が
外枠部材40が有する係止片48に係止されることとな
る。この係止された位置が窓支持部材50の適正な設置
位置であり、図1に示す状態である。なお、窓支持部材
50と壁パネル20との間には水密材102が、および
窓支持部材50と外枠部材40との間で、窓支持部材5
0の端部が外枠部材40と対向する部分には水密材10
4が、それぞれ取付けられ、サッシ付き壁パネル10の
防水性が確保される。
4を取付けて、窓支持部材50を外枠部材40とは反対
側、すなわち建築物内方側から開口部22に挿入する。
窓支持部材50の外方側には係止片52が形成されてお
り、上記挿入動作を行うことによってこの係止片52が
外枠部材40が有する係止片48に係止されることとな
る。この係止された位置が窓支持部材50の適正な設置
位置であり、図1に示す状態である。なお、窓支持部材
50と壁パネル20との間には水密材102が、および
窓支持部材50と外枠部材40との間で、窓支持部材5
0の端部が外枠部材40と対向する部分には水密材10
4が、それぞれ取付けられ、サッシ付き壁パネル10の
防水性が確保される。
【0047】上述したように、適正な設置位置に位置決
めされた窓支持部材50は、その内方側端部において、
スペーサー部材90を介して壁パネル20に固着され
る。
めされた窓支持部材50は、その内方側端部において、
スペーサー部材90を介して壁パネル20に固着され
る。
【0048】スペーサー部材90は、図3に示すよう
に、先端にむかって傾斜するテーパー面92を有した楔
状の部材であり、テーパー面92には釘、ビス等打ち込
み用の開口部であるスリット94が形成されている。
に、先端にむかって傾斜するテーパー面92を有した楔
状の部材であり、テーパー面92には釘、ビス等打ち込
み用の開口部であるスリット94が形成されている。
【0049】このスペーサー部材90を窓支持部材50
と壁パネル20との間に差し込み、その差し込み距離を
調節することにより、窓支持部材50の取付け位置を調
節する。そして、適正な取付け位置において、窓支持部
材50の内方側端部に形成されたビス穴51を介してビ
ス53を打ち込み、壁パネル20に窓支持部材50を固
着する。すなわち、スペーサー部材90の差し込み距離
を調節することによって、開口部22の開き、歪み等の
若干の寸法誤差に対応し、窓支持部材50が曲がったり
歪んだりすることなく、適正な取付けを行うことができ
る。また、スペーサー部材90の差し込み距離により、
スペーサー部材90に対するビス53の打ち込み位置が
異なるが、テーパー面92がスリット94を有すること
により対応することができる。
と壁パネル20との間に差し込み、その差し込み距離を
調節することにより、窓支持部材50の取付け位置を調
節する。そして、適正な取付け位置において、窓支持部
材50の内方側端部に形成されたビス穴51を介してビ
ス53を打ち込み、壁パネル20に窓支持部材50を固
着する。すなわち、スペーサー部材90の差し込み距離
を調節することによって、開口部22の開き、歪み等の
若干の寸法誤差に対応し、窓支持部材50が曲がったり
歪んだりすることなく、適正な取付けを行うことができ
る。また、スペーサー部材90の差し込み距離により、
スペーサー部材90に対するビス53の打ち込み位置が
異なるが、テーパー面92がスリット94を有すること
により対応することができる。
【0050】内枠部材60は、壁パネル20の、開口部
22を構成する縁部の内方側隅部に、壁パネル20の内
壁面86および開口部22の内周壁面84を覆い、マジ
ックテープ62等により、壁パネル20に固着される。
窓支持部材50の取付けが完了した後に、図2に示すよ
うに、壁パネル20の内壁面86と、内枠部材60の裏
面にそれぞれ取付けられたマジックテープ62a,62
bを密着させて内枠部材60の取付けが完了する。内枠
部材60は、図1に示すように、窓支持部材50の建築
物内方側端部を覆い、ビス53やスペーサー材90の露
出を防止する。よって、開口部22の外観を損ねない。
また、内枠部材60は、マジックテープ62により壁パ
ネル20に固着されているので、ワンタッチで取付けが
完了し、しかも外観がよい。
22を構成する縁部の内方側隅部に、壁パネル20の内
壁面86および開口部22の内周壁面84を覆い、マジ
ックテープ62等により、壁パネル20に固着される。
窓支持部材50の取付けが完了した後に、図2に示すよ
うに、壁パネル20の内壁面86と、内枠部材60の裏
面にそれぞれ取付けられたマジックテープ62a,62
bを密着させて内枠部材60の取付けが完了する。内枠
部材60は、図1に示すように、窓支持部材50の建築
物内方側端部を覆い、ビス53やスペーサー材90の露
出を防止する。よって、開口部22の外観を損ねない。
また、内枠部材60は、マジックテープ62により壁パ
ネル20に固着されているので、ワンタッチで取付けが
完了し、しかも外観がよい。
【0051】なお、壁パネル20の内壁面には、内枠部
材60が取付けられる開口部22周囲を除いて、無機面
材68が取付けられている。
材60が取付けられる開口部22周囲を除いて、無機面
材68が取付けられている。
【0052】本実施例に係るサッシ取付け構造によれ
ば、窓支持部材50を、開口部22の適正な位置に容易
かつ簡略に取付けることができる。しかも窓支持部材5
0の開口部22への取付け作業は、外枠部材40が係止
片48を有することにより、壁パネル20の片方側(具
体的には、建築物内方側と設定される側)からだけです
む。内枠部材60の取付け作業も同方向側からですむの
で、例えば、後日窓部材34を取り替えたいような場合
に、建築物内方側から窓部材34の取り替え作業を全て
行うことができる。
ば、窓支持部材50を、開口部22の適正な位置に容易
かつ簡略に取付けることができる。しかも窓支持部材5
0の開口部22への取付け作業は、外枠部材40が係止
片48を有することにより、壁パネル20の片方側(具
体的には、建築物内方側と設定される側)からだけです
む。内枠部材60の取付け作業も同方向側からですむの
で、例えば、後日窓部材34を取り替えたいような場合
に、建築物内方側から窓部材34の取り替え作業を全て
行うことができる。
【0053】上述した壁パネル20へのサッシ30およ
びサイディング70等の取付け作業は全て工場段階にて
行なわれ、本実施例に係るサッシ取付け構造を備えるサ
ッシ付き壁パネル10として製造されるものである。よ
って、現場においては、所定位置へのパネルの立設作業
のみで開口部22を有する外壁が構築され、工期の大幅
な短縮が図れる。
びサイディング70等の取付け作業は全て工場段階にて
行なわれ、本実施例に係るサッシ取付け構造を備えるサ
ッシ付き壁パネル10として製造されるものである。よ
って、現場においては、所定位置へのパネルの立設作業
のみで開口部22を有する外壁が構築され、工期の大幅
な短縮が図れる。
【0054】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能で
ある。外枠部材と窓支持部材との係止のための構成は、
上記実施例に限定されず、何らかの形で窓支持部材の挿
入動作を適正位置で制止することができれば足り、例え
ば、外枠部材側の所定位置のみに係止片を設けるように
することも可能である。
なく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能で
ある。外枠部材と窓支持部材との係止のための構成は、
上記実施例に限定されず、何らかの形で窓支持部材の挿
入動作を適正位置で制止することができれば足り、例え
ば、外枠部材側の所定位置のみに係止片を設けるように
することも可能である。
【0055】また、目地部材は、必ずしも受部に一体化
形成されていなくともよく、別体化形成したものを受部
に取付けてもよい。この場合、外枠部材の材質に限定さ
れず、例えば、合成ゴム等で目地部材を形成することも
可能である。
形成されていなくともよく、別体化形成したものを受部
に取付けてもよい。この場合、外枠部材の材質に限定さ
れず、例えば、合成ゴム等で目地部材を形成することも
可能である。
【0056】さらに、本実施例においては、サッシの構
成部材を全て工場において壁パネルに取付けておく場合
について説明したが、工場段階においては、サッシを構
成するサッシ枠の外枠部材とサイディングのみを壁パネ
ルに取付けたサッシ付き壁パネルとしてもよい。すなわ
ち、壁パネルの外壁面側はサッシ枠も含めて仕上げ処理
して現場に搬送するものである。この場合は、窓支持部
材および内枠部材の取付けは現場作業となるが、建築物
内方側からだけの作業で足り、開口部が2階以上の壁面
に設けられている場合でも足場等を組む必要がなく、手
間が省ける。しかも容易かつ簡略な作業で取付けること
が可能なので、工期の短縮は十分に図れる。
成部材を全て工場において壁パネルに取付けておく場合
について説明したが、工場段階においては、サッシを構
成するサッシ枠の外枠部材とサイディングのみを壁パネ
ルに取付けたサッシ付き壁パネルとしてもよい。すなわ
ち、壁パネルの外壁面側はサッシ枠も含めて仕上げ処理
して現場に搬送するものである。この場合は、窓支持部
材および内枠部材の取付けは現場作業となるが、建築物
内方側からだけの作業で足り、開口部が2階以上の壁面
に設けられている場合でも足場等を組む必要がなく、手
間が省ける。しかも容易かつ簡略な作業で取付けること
が可能なので、工期の短縮は十分に図れる。
【0057】なお、本実施例においては、単位パネルを
組み合わせることにより開口部を形成した壁パネルにつ
いて説明したが、1枚の壁パネルに開口部が形成された
パネルでも本発明は適用可能である。
組み合わせることにより開口部を形成した壁パネルにつ
いて説明したが、1枚の壁パネルに開口部が形成された
パネルでも本発明は適用可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1から請求
項4記載の発明によれば、サッシ取付け構造に関連する
壁パネルの構成を、予め工場段階においてその一部また
は全部を行っておくことができ、これによって建築現場
におけるサッシの取付け作業を簡略化または不要とする
ことができ、作業時間は短縮され、壁パネルを用いた建
築物構築作業の工期短縮を図ることができる。また、サ
ッシを構成する外枠部材がサイディングを受ける受部を
有することによりサイディングの位置決めが正確かつ容
易に行うことができ、さらに目地部材を備えることによ
り目地加工の手間が省け、サイディング取付け作業が簡
単となる。しかも、受部が壁パネル搬送時に邪魔となる
ことはない。さらに、外枠部材が備える係止部および楔
状のスペーサー部材により、窓支持部材の位置決めおよ
び取付け位置調整も容易に行うことができ、かつ建築物
内方側からだけの作業ですむ。
項4記載の発明によれば、サッシ取付け構造に関連する
壁パネルの構成を、予め工場段階においてその一部また
は全部を行っておくことができ、これによって建築現場
におけるサッシの取付け作業を簡略化または不要とする
ことができ、作業時間は短縮され、壁パネルを用いた建
築物構築作業の工期短縮を図ることができる。また、サ
ッシを構成する外枠部材がサイディングを受ける受部を
有することによりサイディングの位置決めが正確かつ容
易に行うことができ、さらに目地部材を備えることによ
り目地加工の手間が省け、サイディング取付け作業が簡
単となる。しかも、受部が壁パネル搬送時に邪魔となる
ことはない。さらに、外枠部材が備える係止部および楔
状のスペーサー部材により、窓支持部材の位置決めおよ
び取付け位置調整も容易に行うことができ、かつ建築物
内方側からだけの作業ですむ。
【0059】請求項5から請求項10記載の発明によれ
ば、サッシが取付けられる開口部を有する壁パネルのサ
ッシ取付けを、予め工場段階においてその一部または全
部を行ったサッシ付き壁パネルを得ることができる。こ
れによって建築現場におけるサッシの取付け作業を簡略
化または不要とすることができ、作業時間は短縮され、
壁パネルを用いた建築物構築作業の工期短縮を図ること
ができる。また、サッシを構成する外枠部材がサイディ
ングを受ける受部を有することによりサイディングの位
置決めが正確かつ容易に行うことができ、さらに目地部
材を備えることにより目地加工の手間が省け、サッシ付
き壁パネル製造時におけるサイディング取付け作業が簡
単となる。しかも、受部が壁パネル搬送時に邪魔となる
ことはない。さらに、外枠部材が備える係止部および楔
状のスペーサー部材により、サッシ付き壁パネル製造時
におけるサイディング取付け作業が簡単となる。また窓
支持部材の位置決めおよび取付け位置調整も容易に行う
ことができ、かつ建築物内方側からだけの作業ですむ。
ば、サッシが取付けられる開口部を有する壁パネルのサ
ッシ取付けを、予め工場段階においてその一部または全
部を行ったサッシ付き壁パネルを得ることができる。こ
れによって建築現場におけるサッシの取付け作業を簡略
化または不要とすることができ、作業時間は短縮され、
壁パネルを用いた建築物構築作業の工期短縮を図ること
ができる。また、サッシを構成する外枠部材がサイディ
ングを受ける受部を有することによりサイディングの位
置決めが正確かつ容易に行うことができ、さらに目地部
材を備えることにより目地加工の手間が省け、サッシ付
き壁パネル製造時におけるサイディング取付け作業が簡
単となる。しかも、受部が壁パネル搬送時に邪魔となる
ことはない。さらに、外枠部材が備える係止部および楔
状のスペーサー部材により、サッシ付き壁パネル製造時
におけるサイディング取付け作業が簡単となる。また窓
支持部材の位置決めおよび取付け位置調整も容易に行う
ことができ、かつ建築物内方側からだけの作業ですむ。
【0060】
【図1】本実施例に係るサッシ取付け構造を用いた建築
物壁部の開口部を示す部分断面図である。
物壁部の開口部を示す部分断面図である。
【図2】サッシ付き壁パネルを構成する主要構成部材の
取付状態を示す分解断面図である。
取付状態を示す分解断面図である。
【図3】スペーサー部材を示す斜視図である。
【図4】サッシ付き壁パネルの構成部材である壁パネル
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
10 サッシ付き壁パネル 20 壁パネル 22 開口部 30 サッシ 32 サッシ枠 34 窓部材 40 外枠部材 42 受部 44 目地部材 48 係止片 50 窓支持部材 52 係止片 60 内枠部材 70 サイディング 72 胴縁 74 端面 90 スペーサー部材
Claims (10)
- 【請求項1】 サッシを構成するサッシ枠を建築物の壁
パネルの開口部に設置するサッシ取付け構造において、 前記サッシ枠は、 前記壁パネルの、前記開口部を構成する縁部の外方側隅
部に、外壁面と内周壁面を覆って固定される外枠部材
と、 前記壁パネルの前記開口部の内周壁面に嵌め込まれ固定
される窓支持部材と、 前記壁パネルの、前記開口部を構成する縁部の内方側隅
部に、内壁面と内周壁面を覆って固定される内枠部材と
から構成され、 前記外枠部材は、前記窓支持部材の一部を係止する係止
部と、前記壁パネル外面に取付けられる仕上げ材外面位
置とほぼ面一若しくは若干外方側まで突出し、前記仕上
げ材端面を受ける受部を有し、 前記窓支持部材は、その内周部に窓本体が取付け可能で
あると共に、前記壁パネルの建築物室内側から挿入可能
で、該挿入時に前記外枠部材の係止部にて係止され、そ
の挿入位置決めが可能であることを特徴とするサッシ取
付け構造。 - 【請求項2】 サッシを構成するサッシ枠を建築物の壁
パネルの開口部に設置するサッシ枠取付け構造におい
て、 前記サッシ枠は、 前記壁パネルの、前記開口部を構成する縁部の外方側隅
部に、外壁面と内周壁面を覆って固定される外枠部材
と、 前記壁パネルの開口部の内周壁面に嵌め込まれ固定され
る窓支持部材と、 前記窓支持部材の内方側端部において前記窓支持部材と
前記壁パネルの開口部の内周壁面との間に差し込まれる
スペーサー部材と、 前記壁パネルの、前記開口部を構成する縁部の内方側隅
部に、内壁面と内周壁面を覆って固定される内枠部材と
から構成され、 前記外枠部材は、前記窓支持部材の一部を係止する係止
部と、前記壁パネル外面に取付けられる仕上げ材外面位
置とほぼ面一若しくは若干外方側まで突出し、前記仕上
げ材端面を受ける受部を有し、 前記窓支持部材は、その内周部に窓本体が取付け可能で
あると共に、前記壁パネルの建築物室内側から挿入可能
で、該挿入時に前記外枠部材の係止部にて係止され、そ
の挿入位置決めが可能であり、 前記スペーサー部材は、先端に向かってテーパー面を有
する楔状をなし、その差し込み距離を調節することによ
り、前記窓支持部材の取付け位置の調整が可能であるこ
とを特徴とするサッシ取付け構造。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記スペーサー部材は、前記テーパー面に釘打ち込み用
の開口部を有していることを特徴とするサッシ取付け構
造。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかにおい
て、 前記外枠部材は、前記受部の前記仕上げ材端面対向位置
に一体または別体に形成された目地部材を備えることを
特徴とするサッシ取付け構造。 - 【請求項5】 芯材を枠組みした枠体の少なくとも片面
に面材を取付けて形成された、開口部を有する壁パネル
と、前記壁パネルの外面に、前記開口部周囲を除いて取
付けられた仕上げ材とを含み、 前記開口部を構成する縁部の外方側隅部に、外壁面と内
周壁面を覆って取付けられた、サッシ枠の一部を構成す
る外枠部材を備え、 前記外枠部材は、前記開口部に嵌め込まれるサッシ枠の
一部を構成する窓支持部材を係止する係止部と、前記仕
上げ材外面位置とほぼ面一若しくは若干外方側まで突出
して前記仕上げ材端面を受ける受部とを有することを特
徴とするサッシ付き壁パネル。 - 【請求項6】 芯材を枠組みした枠体の少なくとも片面
に面材を取付けて形成された、開口部を有する壁パネル
と、前記壁パネルの外面に、前記開口部周囲を除いて取
付けられた仕上げ材と、前記開口部に設けられたサッシ
と、を含み、 前記サッシは、サッシ枠と窓部材とを含み、 前記サッシ枠は、 前記壁パネルの、前記開口部を構成する縁部の外方側隅
部に、外壁面と内周壁面を覆って固定される外枠部材
と、 前記壁パネルの前記開口部の内周壁面に挿入し固定され
る窓支持部材と、 前記壁パネルの、前記開口部を構成する縁部の内方側隅
部に、内壁面と内周壁面を覆って固定される内枠部材と
から構成され、 前記外枠部材は、前記窓支持部材の一部を係止する係止
部と、前記壁パネル外面に取付けられる仕上げ材外面位
置とほぼ面一若しくは若干外方側まで突出し、前記仕上
げ材端面を受ける受部を有し、 前記窓支持部材は、その内周部に前記窓部材が取付けら
れ、該窓支持部材の前記開口部への挿入時に前記外枠部
材の係止部にて係止され、その挿入位置決めが可能であ
り、 前記壁パネルの開口部に、前記サッシ枠および前記窓支
持部材とが予め取り付けられてなることを特徴とするサ
ッシ付き壁パネル。 - 【請求項7】 請求項5または請求項6において、 前記受部は、前記仕上げ材対向位置に予め取り付けられ
た目地部材を備えることを特徴とするサッシ付き壁パネ
ル。 - 【請求項8】 請求項7において、 前記目地部材は、前記外枠部材と一体化形成されている
ことを特徴とするサッシ付き壁パネル。 - 【請求項9】 請求項6から請求項8のいずれかにおい
て、 前記窓支持部材と前記壁パネルの開口部の内周壁面との
隙間には、前記窓支持部材の内方側端部において前記隙
間に差し込まれるスペーサー部材を有し、 前記スペーサー部材は、先端に向かってテーパー面を有
する楔状をなし、その差し込み距離を調節することによ
り、前記窓支持部材の位置決めが可能であることを特徴
とするサッシ付き壁パネル。 - 【請求項10】 請求項9において、 前記スペーサー部材は、前記テーパー面に釘打ち込み用
の開口部を有していることを特徴とするサッシ付き壁パ
ネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6295623A JPH08135314A (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | サッシ取付け構造およびサッシ付き壁パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6295623A JPH08135314A (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | サッシ取付け構造およびサッシ付き壁パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08135314A true JPH08135314A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=17823038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6295623A Withdrawn JPH08135314A (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | サッシ取付け構造およびサッシ付き壁パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08135314A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009127265A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 開閉建具の開口縦枠取付構造 |
JP2009127266A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 開閉建具の開口縦枠取付構造 |
-
1994
- 1994-11-04 JP JP6295623A patent/JPH08135314A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009127265A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 開閉建具の開口縦枠取付構造 |
JP2009127266A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 開閉建具の開口縦枠取付構造 |
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