JP3226764B2 - ド ア - Google Patents

ド ア

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JP3226764B2
JP3226764B2 JP21620995A JP21620995A JP3226764B2 JP 3226764 B2 JP3226764 B2 JP 3226764B2 JP 21620995 A JP21620995 A JP 21620995A JP 21620995 A JP21620995 A JP 21620995A JP 3226764 B2 JP3226764 B2 JP 3226764B2
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弘和 東畑
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドアに係り、更に詳
しくは、内外の環境差に起因した反りを防止することの
できるドアに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、木製の玄関ドアは、一方の面が
屋外側の悪条件下にさらされるのに対し、他方の面は屋
内側の恵まれた条件下に存在し、これがドアの形状精度
に多大な影響を与えるものと理解されている。すなわ
ち、屋外側のドア面は、日光が直接当たる面となるた
め、ドアの成形に用いられている木材が伸縮し易くな
り、これによってドア全体に反りを発生する傾向があ
る。
【0003】ここで、従来のドアとしては、例えば、図
3に示されるタイプのものが知られている。このドア3
0は、ドア枠31と、当該ドア枠31に丁番32を介し
て開閉可能に設けられた無垢の板材からなるドア板33
を備えて構成されている。このようなドア30にあって
は、ドア板33に何等の反り防止対策が講じられていな
いため、図2(A)に示されるように、日光が直接当た
る屋外側の面に生ずる圧縮力と屋内側に生ずる引張り力
によって全体が弓なりに反ることとなり、ひいてはドア
板33の閉り具合が悪くなるとともに気密性も低下する
原因となる。これを抑制するためには、ドア板33自体
を高質材料のもので形成しなければならないが、抜本的
な解決が図られるものではなく、むしろ、コストアップ
を免れないという不都合を招来する。
【0004】そこで、前述の反り防止を企図したものと
して、図4(A)に示されるようなドア40が提案され
ている。このドア40は、ドア枠31に丁番32を介し
て装着されたドア板41が、木製の芯材42と、当該芯
材42の表裏各面に形成された凹溝43と、これらの凹
溝43内に埋設された丸棒形状の金属棒44とを備えて
いるとともに、芯材42の表裏各面に化粧板45を貼設
することによって構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ド
ア40における金属棒44は、曲げ剛性がそれほど強く
なく、反りを抑止するには自ずと限界がある。従って、
反りを発生した場合には、図3に示したドア30と同様
の不都合を生ずる他、化粧板45が芯材42から剥がれ
易くなる不利益をも招来する。また、金属棒44が丸棒
であるため、金属棒44と化粧板45との間に不可避的
な空間を生じ、これがため、化粧板45にひけを生じ易
くなる。かかるひけ防止を行うためには、図4(B)に
示されるように、隙間内に肉盛り46を設ける必要があ
る等、施工上の面倒な作業も要求されるという不都合が
ある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、このような従来例の不都合に
着目して案出されたものであり、その目的は、内外の自
然環境の相違に起因した反り原因を有効に回避しつつ長
期に亘って形状精度を維持することのできるドアを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、芯材と、この芯材の表裏各面に設けられ
化粧板と、前記芯材及び化粧板に囲まれる内部隙間内
に配置された充填材とを備えたドアにおいて、前記芯材
の表裏各面に凹溝を設けるとともに当該凹溝内に板状の
反り防止部材を埋設する、という構成を採っている。こ
の構成においては、板状の反り防止部材が芯材の曲りを
防ぐ補強材として作用することとなり、断面形状が円形
となる金属棒に比べて曲げ剛性を強く発揮させることが
できる。
【0008】また、前記凹溝はドアの上下方向に延びる
とともに、この凹溝内に前記反り防止部材を固定した状
態で、前記反り防止部材の表面を前記芯材の表面と面一
にし、前記芯材の表裏各面及び前記反り防止部材の表面
に接着剤を介して化粧板を貼設する、という構成を採用
することができる。これにより、化粧板の貼設面にいか
なる段差も生じさせることがないため、段差に起因して
生じ得る化粧板のひけを有効に防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、芯材の表裏各面に化粧
板を設けてなるドアにおいて、前記芯材の表裏各面に、
当該芯材の延出方向に沿って凹溝を設け、この凹溝内に
厚さ0.4〜20mm、幅10〜90mmの金属板を埋設し
て芯材表面と金属板表面とを面一とし、前記芯材の表裏
各面及び金属板の表面に接着剤を介して化粧板をそれぞ
れ貼設することが好ましい。
【0010】また、本発明において、板状の反り防止部
材としての金属板の材料は、鉄、アルミニウム等を好適
に用いることができる。鉄製の金属板としては、例え
ば、ステンレス鋼、炭素鋼、冷間圧延鋼板及び鋼帯が用
いられる。これらの金属板の厚み及び幅は、前述した
イズの中から、用いられる芯材の材質、太さ等との相関
関係に基づいて決定される。
【0011】前記金属板は、ドアの上下方向に延びる芯
材に対して、当該芯材の延出方向に沿って設けられる
他、左右の芯材間に配設された芯材に水平配置とする場
合も含む。
【0012】なお、本発明は主として玄関ドアに適用さ
れるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、ドア
が設置される環境下で反り防止対策を必要とするドア一
般に適用することができる。
【0013】また、本発明に用いられる接着剤はビニル
ウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、ゴム系接着剤等
が好適に用いられる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係るドアの一実施例を図面を
参照しながら説明する。
【0015】図1には本実施例の要部概略断面図が示さ
れている。同図ではドアのヒンジ側領域を示している
が、ドアの自由端側も同一構造が採用されている。この
図において、ドア10は、上下方向すなわち図1中紙面
直交方向に延びる芯材11と、この芯材11の表裏各面
に接着剤を用いて貼設された化粧板としての化粧単板1
2と、前記芯材11及び化粧単板12に囲まれる内部隙
間内に配置された充填材13とを備えて構成されてい
る。
【0016】前記芯材11の表裏各面には、当該芯材1
1の延出方向に沿って凹溝15がそれぞれ形成されてお
り、この凹溝15内には、軸方向に延びる金属板16が
埋設されている。この金属板16は木製の芯材11の曲
げ剛性よりも強い曲げ剛性を勿論備えており、接着剤1
7によって芯材11に対して強固に固定されている。金
属板16を凹溝15内に固定した状態では、当該金属板
16の表面は芯材11の表面と面一とされている。
【0017】前記化粧単板12は芯材11の表裏各面及
び金属板16の表面に接着剤を塗布した後に貼設されて
いる。
【0018】ドア10は、丁番20を介してドア枠21
に連結されており、このドア枠21には戸当たり22が
固定されている。
【0019】次に本実施例の反り防止作用について説明
する。
【0020】図2(A)に示されるように、反り防止構
造を採用しないドア30の場合、日光が直接当たる面で
あるドア30の屋外側に生ずる圧縮応力と、屋内側に生
ずる引張り応力とにより、ドア30の屋外側が凹むよう
に弓なりに反り、その中心を最大反り量Wとして変形す
ることとなる。
【0021】この一方、本実施例では、図2(B)に示
されるように、ドア10における芯材11の表裏各面側
に金属板16,16をそれぞれ配置しているため、芯材
11ひいてはドア10が曲ろうとしても、屋外側に生ず
る圧縮応力に対して金属板16の曲げ剛性がそれに耐え
る一方、屋内側に生ずる引張り応力に対して屋内側の金
属板16が同様に耐えるように作用する。つまり、金属
板16の各曲げ剛性が芯材11の曲げ剛性よりも強いた
め、これが曲りを抑止する力として作用することとな
る。
【0022】従って、このような実施例によれば、芯材
11に凹溝15を設けるとともに、この凹溝15に断面
長方形となる金属板16を配置し、芯材11の表面と金
属板16の表面に化粧単板12を貼設したから、ドア1
0が弓なりに反ろうとしても、金属板16が有する強い
曲げ剛性によってこれに耐えることができるという効果
を得る。
【0023】また、ドア10の反り防止は、芯材11に
対する化粧単板12の接着面に何等の悪影響も与えない
ため、化粧単板12の剥がれ原因も有効に回避すること
ができ、悪条件に耐えつつ長期に亘るドアの形状精度の
維持が図られる。
【0024】更に、金属板16の表面は芯材11の表面
と面一となるため、従来例のような肉盛りを行う必要性
も一掃して製造工程の簡略化を実現するとともに、化粧
単板12のひけをも回避できるという効果を得る。
【0025】なお、前記実施例においては、芯材11の
表裏各面に各一個の金属板16を埋設する構成を採用し
たが、金属板16を芯材11の表裏各面に各複数本埋設
する構成としてもよい。
【0026】また、反り防止部材としては、金属板16
の他、芯材11自体が曲げ剛性の強いもので構成されて
いる場合には、硬質樹脂板等も利用することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、且つ、
作用するので、これによると、内外の自然環境の相違に
起因した反り原因を有効に回避しつつ長期に亘って形状
精度並びに外観形態を維持することができる、という従
来にない優れたドアの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す概略断面図である。
【図2】 (A)は従来のドア構造における反り状態を
示す説明図、(B)は本実施例の作用説明図である。
【図3】 従来のドア構造を示す概略断面図である。
【図4】 (A)は他の従来のドア構造を示す概略断面
図、(B)はその一部拡大断面図である。
【符号の説明】
10・・・ドア、11・・・芯材、12・・・化粧単
板、16・・・反り防止部材としての金属板、17・・
・接着剤

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材と、この芯材の表裏各面に設けられ
    化粧板と、前記芯材及び化粧板に囲まれる内部隙間内
    に配置された充填材とを備えたドアにおいて、 前記芯材の表裏各面に凹溝を設けるとともに当該凹溝内
    に板状の反り防止部材を埋設したことを特徴とするド
    ア。
  2. 【請求項2】 前記凹溝はドアの上下方向に延びるとと
    もに、この凹溝内に前記反り防止部材を固定した状態
    で、前記反り防止部材の表面を前記芯材の表面と面一に
    し、前記芯材の表裏各面及び前記反り防止部材の表面に
    接着剤を介して化粧板を貼設したことを特徴とする請求
    項1記載のドア。
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