JP2786074B2 - 床パン及び建物 - Google Patents

床パン及び建物

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JP2786074B2 JP8297493A JP8297493A JP2786074B2 JP 2786074 B2 JP2786074 B2 JP 2786074B2 JP 8297493 A JP8297493 A JP 8297493A JP 8297493 A JP8297493 A JP 8297493A JP 2786074 B2 JP2786074 B2 JP 2786074B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は床パン及び建物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、共用住宅の玄関を簡易に防水する
等のため、特開昭55-111556 号公報に記載の如くの、防
水材にて形成された床パンがある。この床パンは、玄関
室内の床部となるタタキ部を備えるものの、玄関室外の
床部となるステップ部を備えていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに、従来技術に
は、下記〜の問題点がある。 玄関等の開閉戸を備える建物出入口部の床構造にあっ
ては、沓摺部を挟む両側の床部のそれぞれで、風雨、清
掃等のための防水を図る必要がある。このため、沓摺部
の一方の床部であるタタキ部を備えるのみの床パンを用
いる場合には、沓摺部の他方の床部を別個に構築する必
要があって組立性が悪く、またそれら両床部の継ぎ部と
なる沓摺部周辺での防水性の確保に困難がある。
【0004】ユニット建物における如く、下階建物部
の上に上階建物部を搭載している建物にあっては、上階
から下階室内への水洩れを防止するため、上階建物部の
外壁内に上階玄関を引込形成することができない。これ
は、この引込玄関を形成するに際し、たとえ玄関室内側
に前述の防水床パンを用いたとしても、上記により、
玄関室内外の両床部(タタキ部とステップ部)の継ぎ部
での防水性の確保に困難があるからである。
【0005】上記により、上階建物部に引込玄関を
形成できないため、(a) 敷地境界線がせまっているとき
に、玄関室外に出入口ステップとしての機能を満たすに
足る奥行寸法のステップ部を形成できない、(b) 建物外
面に引込凹部を形成できないことから、建物の外観意匠
性を向上することに困難がある。
【0006】本発明は、建物出入口部における床構造の
組立性及び防水性を向上することを目的とする。
【0007】また、本発明は、建物において、防水性の
良い上階引込玄関を形成することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、開閉戸を備える建物出入口部に設置される床パンに
おいて、沓摺部と、この沓摺部を挟む第1と第2の2つ
の床部とを一体成形されて備えるようにしたものであ
る。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の床パンを用いて上階引込玄関を構成してなるように
したものである。
【0010】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、下記、
の作用がある。 玄関等の開閉部を備える建物出入口部の床構造を構成
するに際し、沓摺部を挟む両側の床部を一体成形した床
パンを用いることにより、部品点数を少なく、かつ取付
工数を少なくでき、更に納り精度も安定化できる等、組
立性を向上できる。
【0011】沓摺部を挟む両側の床部の防水を、単一
床パン内にて完結できるから、防水性を向上できる。
【0012】請求項2に記載の本発明によれば、下記
、の作用がある。 下階建物部の上に上階建物部を搭載した建物におい
て、上階建物部の外壁内に上階玄関を引込形成するに際
し、本発明の床パンを用いることにより、沓摺部を挟む
玄関室内外の両床部(タタキ部とステップ部)での防水
性を容易に確保できる。従って、防水性の良い上階引込
玄関を形成できる。
【0013】上記により、上階建物部に引込玄関を
形成できることから、(a) 敷地境界線がせまっていると
きに、玄関室外に出入口ステップとしての機能を満たす
に足る奥行寸法のステップ部を容易に形成できる、(b)
建物外面に引込凹部を形成できるから、建物の外観意匠
性を向上できる。
【0014】
【実施例】図1は本発明が適用されたユニット建物の上
階(2階)引込玄関の床構造を示す模式図、図2は床パ
ンの一例を示す模式図である。
【0015】図1(A)において、ユニット建物10
は、下階建物ユニット11の上に上階建物ユニット12
を搭載し、上階建物ユニット12の外壁13内に上階玄
関14を引込形成している。15は玄関ドアである。
【0016】このとき、上述の引込玄関14では、図2
(A)に示す如くの床パン20を用いて、その床を形成
している。床パン20は、上階建物ユニット12の床梁
12A等の床構造体上に支持される。
【0017】床パン20は、沓摺部21と、この沓摺部
21を挟む第1と第2の2つの床部22A、22Bとを
一体成形されている。第1床部22Aは、玄関室内のタ
タキ部を形成し、第2床部22Bは玄関室外のステップ
部を形成する。尚、図1において、16は上階床面材、
17は上り框である。
【0018】このとき、床パン20は、例えば下記(A)
〜(C) により製造される。 (A) 樹脂をプレス成形して製造する。 (B) セラミックス、鋳物を鋳型にて成形して製造する。 (C) 塩ビ鋼板をプレス成形もしくは曲げ成形して製造す
る。図2(B)はこの(C) に供される鋼板素材の展開図
であり、破線は曲げ成形の折目を示す。
【0019】尚、上階床構造のうち、特にステップ部は
法規的に屋根とみなされるから、このステップを構成す
ることとなる床パン20は、不燃材であることが望まし
い。
【0020】以下、本実施例の作用について説明する。 玄関14の床を構成するに際し、沓摺部21を挟む両
側の床部22A、22Bを一体成形した床パン20を用
いることとなり、部品点数を少なく、かつ取付工数を少
なくでき、更に納り精度も安定化できる等、組立性を向
上できる。
【0021】沓摺部21を挟む両側の床部22A、2
2Bの防水を、単一床パン20内にて完結できるから、
防水性を向上できる。また、床パン20はそれ自体で防
水を完結しているから、この床パン20の表面に多種多
様な化粧材を敷くことができる。
【0022】床パン20は沓摺部21を備えているか
ら、玄関14のドア回り構造を簡素化できる。また、床
パン20の材質として意匠性を兼ね備えたものを選ぶこ
とにより、床パン20の表面の化粧材を省くこともでき
る。
【0023】玄関14の床面が重量物の落下等により
損傷したメンテナンス時には、床パン20の全体を単に
交換することにて、簡易に修復可能となる。
【0024】下階建物ユニット11の上に上階建物ユ
ニット12を搭載したユニット建物10において、上階
建物ユニット12の外壁13内に上階玄関14を引込形
成するに際し、床パン20を用いることにより、沓摺部
21を挟む玄関室内外の両床部22A、22B(タタキ
部とステップ部)での防水性を容易に確保できる。従っ
て、防水性の良い上階引込玄関14を形成できる。
【0025】上記により、上階建物ユニット12に
引込玄関14を形成できるから、(a) 敷地境界線がせま
っているときに、玄関室外に出入口ステップとしての機
能を満たすに足る奥行寸法のステップ部(第2床部22
B)を容易に形成できる、(b) 建物外面に引込凹部を形
成できるから、建物10の外観意匠性を向上できる。
【0026】尚、本発明の実施において、床パン20の
第2床部22B(ステップ部)は、図1(B)に示す如
く、上階建物ユニット12の床梁12Aより外方に張り
出し設置され、より広いステップ部を形成可能としても
良い。18は支持柱である。
【0027】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明は玄
関のみでなく、洗い場出入口部等にも適用できる。ま
た、本発明はユニット建物に限らず、広く一般の建物に
も適用できる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、建物出入
口部における床構造の組立性及び防水性を向上すること
ができる。また、本発明によれば、建物において、防水
性の良い上階引込玄関を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明が適用されたユニット建物の上階
(2階)引込玄関の床構造を示模式図である。
【図2】図2は床パンの一例を示す模式図である。
【符号の説明】
10 建物 14 上階引込玄関 20 床パン 21 沓摺部 22A 第1床部 22B 第2床部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉戸を備える建物出入口部に設置され
    る床パンにおいて、沓摺部と、この沓摺部を挟む第1と
    第2の2つの床部とを一体成形されて備えることを特徴
    とする床パン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の床パンを用いて上階引
    込玄関を構成してなる建物。
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