JP2597024B2 - 蛍光表示管用カバーガラスの製造方法 - Google Patents
蛍光表示管用カバーガラスの製造方法Info
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- JP2597024B2 JP2597024B2 JP5566090A JP5566090A JP2597024B2 JP 2597024 B2 JP2597024 B2 JP 2597024B2 JP 5566090 A JP5566090 A JP 5566090A JP 5566090 A JP5566090 A JP 5566090A JP 2597024 B2 JP2597024 B2 JP 2597024B2
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- JP
- Japan
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- cover glass
- cavity
- glass
- fluorescent display
- display tube
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- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は蛍光表示管のカバーガラスの製法に関する。
従来、陽極基板側より表示パターンを見る蛍光表示管
のカバーガラスは第５図に示すように、カバーガラスの
表示面ガラス６に真空排気用の排気孔５′が設けられて
いる。この排気孔５′はダイヤモンドドリルあるいは超
硬材ドリルを用いて孔明け加工されていた。７はスペー
サガラスである。
のカバーガラスは第５図に示すように、カバーガラスの
表示面ガラス６に真空排気用の排気孔５′が設けられて
いる。この排気孔５′はダイヤモンドドリルあるいは超
硬材ドリルを用いて孔明け加工されていた。７はスペー
サガラスである。
この従来のガラス板への孔明け加工はダイヤモンドド
リルあるいは超硬材ドリルを用いているため、加工され
た孔に微少クラツク及びガラスカケが発生し、そのため
蛍光表示管を製造する工程で熱工程を通る際に、この微
少クラツク及びガラスカケにより、カバーガラスがクラ
ツクし、蛍光表示管の真空容器を形成できなくなった
り、ガラスのカケが表示パターン上に落下し、管内屑に
なるという問題があった。
リルあるいは超硬材ドリルを用いているため、加工され
た孔に微少クラツク及びガラスカケが発生し、そのため
蛍光表示管を製造する工程で熱工程を通る際に、この微
少クラツク及びガラスカケにより、カバーガラスがクラ
ツクし、蛍光表示管の真空容器を形成できなくなった
り、ガラスのカケが表示パターン上に落下し、管内屑に
なるという問題があった。
本発明の目的は前記課題を解決した蛍光表示管用カバ
ーガラスの製造方法を提供することにある。
ーガラスの製造方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係るカバーガラス
の製造方法においては、透光性絶縁基板上に表示パター
ンを形成した陽極基板及び該陽極基板上にスペーサ・グ
リッド等の金属部品をカバーガラスで封着し、陽極基板
側より表示パターンを観察する構造の蛍光表示管の製造
方法であって、 前記カバーガラスを成形する成形型は、カバーガラス
の外形形状を成形するキャビティと、該キャビティ内の
一部に非充填部を形成するピン部とを有しており、該ピ
ン部は前記キャビティを貫通させて設けられており、 前記成形型のキャビティ内に軟化したガラスを充填す
ることにより、カバーガラスの外形形状を成形し、同時
に前記ピン部により、成形されたカバーガラスの一部を
貫通する真空排気孔を形成するものである。
の製造方法においては、透光性絶縁基板上に表示パター
ンを形成した陽極基板及び該陽極基板上にスペーサ・グ
リッド等の金属部品をカバーガラスで封着し、陽極基板
側より表示パターンを観察する構造の蛍光表示管の製造
方法であって、 前記カバーガラスを成形する成形型は、カバーガラス
の外形形状を成形するキャビティと、該キャビティ内の
一部に非充填部を形成するピン部とを有しており、該ピ
ン部は前記キャビティを貫通させて設けられており、 前記成形型のキャビティ内に軟化したガラスを充填す
ることにより、カバーガラスの外形形状を成形し、同時
に前記ピン部により、成形されたカバーガラスの一部を
貫通する真空排気孔を形成するものである。
次に本発明について図面を参照して説明する。
（実施例１） 第１図，第２図は本発明の実施例１を示す工程断面図
である。
である。
図において、本発明に係る蛍光表示管は透光性絶縁基
板上に表示パターンを形成した陽極基板及び該陽極基板
上にスペーサ・グリッド等に金属部品をカバーガラスで
封着し、陽極基板側より表示パターンを観察する構造の
ものであり、前記カバーガラス４は第３図に示すように
その一部に真空排気孔５を有している。
板上に表示パターンを形成した陽極基板及び該陽極基板
上にスペーサ・グリッド等に金属部品をカバーガラスで
封着し、陽極基板側より表示パターンを観察する構造の
ものであり、前記カバーガラス４は第３図に示すように
その一部に真空排気孔５を有している。
本発明に係る成形型１は対をなす上型2aと下型2bとの
組合せからなり、上型2aと下型2bとの型合せ面に、カバ
ーガラス４の外形形状を成形するキャビティＣが形成さ
れており、下型2bと上型2aにはカバーガラス４の真空排
気孔５に相当する位置に直径2mmのピン10,10′がそれぞ
れ設けてある。ピン10,10′はキャビティＣの内方に向
けて張り出しており、その先端同士が突き当たった状態
でキャビティＣ内を貫通する非充填部を形成する。
組合せからなり、上型2aと下型2bとの型合せ面に、カバ
ーガラス４の外形形状を成形するキャビティＣが形成さ
れており、下型2bと上型2aにはカバーガラス４の真空排
気孔５に相当する位置に直径2mmのピン10,10′がそれぞ
れ設けてある。ピン10,10′はキャビティＣの内方に向
けて張り出しており、その先端同士が突き当たった状態
でキャビティＣ内を貫通する非充填部を形成する。
まず、成形型１を1000℃に加熱する。ガラス３が軟化
流動して上型2aと下型2bとの組合せによるキャビティＣ
内に充填され、第２図に示すようにキャビティＣにより
カバーガラス４の外形形状が成形される。同時にキャビ
ティＣ内にピン10,10′によりガラス３の非充填部が形
成される。このピン10,10′はキャビティＣ内を貫通す
る状態に配設されているから、ピン10,10′によるガラ
ス３の非充填部がカバーガラス４の真空排気孔５を成形
することとなり、真空排気孔５はカバーガラス４の一部
を貫通して一体に成形される。
流動して上型2aと下型2bとの組合せによるキャビティＣ
内に充填され、第２図に示すようにキャビティＣにより
カバーガラス４の外形形状が成形される。同時にキャビ
ティＣ内にピン10,10′によりガラス３の非充填部が形
成される。このピン10,10′はキャビティＣ内を貫通す
る状態に配設されているから、ピン10,10′によるガラ
ス３の非充填部がカバーガラス４の真空排気孔５を成形
することとなり、真空排気孔５はカバーガラス４の一部
を貫通して一体に成形される。
第３図に示すようにカバーガラス４に真空排気孔５が
成形と同時に加工できる。この排気孔５は熱加工されて
いるので、ガラスカケ，微少クラックがなく、エッジ部
は丸みを帯びている。
成形と同時に加工できる。この排気孔５は熱加工されて
いるので、ガラスカケ，微少クラックがなく、エッジ部
は丸みを帯びている。
（実施例２） 第４図は本発明の実施例２を示す工程断面図である。
本実施例に係るカバーガラス４は、その外周縁にフラ
ンジ4aを一体に形成したものであり、本実施例によれ
ば、カバーガラス４の外形形状，真空排気孔5,フランジ
4aが同時に一体に成形される。
ンジ4aを一体に形成したものであり、本実施例によれ
ば、カバーガラス４の外形形状，真空排気孔5,フランジ
4aが同時に一体に成形される。
以上説明したように本発明は、一枚のガラス板を加熱
成形すると同時に真空排気孔を加工することにより、排
気孔に微少クラック，ガラスカケのないカバーガラスを
加工でき、しかも、真空排気孔のエッジ部に丸みを呈し
ており、蛍光表示管の製造工程でクラックもなく、管内
屑も防止できるという効果を有する。
成形すると同時に真空排気孔を加工することにより、排
気孔に微少クラック，ガラスカケのないカバーガラスを
加工でき、しかも、真空排気孔のエッジ部に丸みを呈し
ており、蛍光表示管の製造工程でクラックもなく、管内
屑も防止できるという効果を有する。
一方、孔明け用のダイヤモンドドリルや超硬ドリルを
使わずに孔明け加工できるため、工具の費用が不要にな
る。
使わずに孔明け加工できるため、工具の費用が不要にな
る。
第１図，第２図は本発明の実施例１を示す工程断面図、
第３図は加熱成形されたカバーガラスを示す断面図、第
４図は本発明の実施例２を示す工程断面図、第５図は従
来例を示す断面図である。 １…成形型、2a…上型 2b…下型、３…ガラス ４…カバーガラス、５…真空排気孔 ６…表示面ガラス、10,10′…ピン
第３図は加熱成形されたカバーガラスを示す断面図、第
４図は本発明の実施例２を示す工程断面図、第５図は従
来例を示す断面図である。 １…成形型、2a…上型 2b…下型、３…ガラス ４…カバーガラス、５…真空排気孔 ６…表示面ガラス、10,10′…ピン
Claims (1)
- 【請求項１】透光性絶縁基板上に表示パターンを形成し
た陽極基板及び該陽極基板上にスペーサ・グリッド等の
金属部品をカバーガラスで封着し、陽極基板側より表示
パターンを観察する構造の蛍光表示管の製造方法であっ
て、 前記カバーガラスを成形する成形型は、カバーガラスの
外形形状を成形するキャビティと、該キャビティ内の一
部に非充填部を形成するピン部とを有しており、該ピン
部は前記キャビティを貫通させて設けられており、 前記成形型のキャビティ内に軟化したガラスを充填する
ことにより、カバーガラスの外形形状を成形し、同時に
前記ピン部により、成形されたカバーガラスの一部を貫
通する真空排気孔を形成することを特徴とする蛍光表示
管用カバーガラスの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5566090A JP2597024B2 (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 蛍光表示管用カバーガラスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5566090A JP2597024B2 (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 蛍光表示管用カバーガラスの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03257737A JPH03257737A (ja) | 1991-11-18 |
| JP2597024B2 true JP2597024B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=13005000
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5566090A Expired - Fee Related JP2597024B2 (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 蛍光表示管用カバーガラスの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2597024B2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-07 JP JP5566090A patent/JP2597024B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03257737A (ja) | 1991-11-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |