JPH1167092A - 蛍光表示管の製造方法 - Google Patents

蛍光表示管の製造方法

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JPH1167092A
JPH1167092A JP22793597A JP22793597A JPH1167092A JP H1167092 A JPH1167092 A JP H1167092A JP 22793597 A JP22793597 A JP 22793597A JP 22793597 A JP22793597 A JP 22793597A JP H1167092 A JPH1167092 A JP H1167092A
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JP
Japan
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glass
mold
display tube
exhaust hole
fluorescent display
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Pending
Application number
JP22793597A
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English (en)
Inventor
Masaru Kawai
賢 川井
照仁 ▲高▼津
Teruhito Takatsu
Mitsuaki Morikawa
光明 森川
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Noritake Itron Corp
Original Assignee
Ise Electronics Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/20Uniting glass pieces by fusing without substantial reshaping
    • C03B23/203Uniting glass sheets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/02Re-forming glass sheets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/26Punching reheated glass

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 あまり手間やコストをかけることなく、蛍光
表示管を形成できるようにする。 【解決手段】 テーパのついた排気穴形成用の突起20
2が所定位置に形成された、例えばカーボンからなる型
203を用意する。この突起202は、底部の径を5m
mとし、テーパの角度すなわち抜き勾配は12.5°と
した。そして、型203に、ガラス板201a,201
bをはめ込み、押し型を乗せて窒素雰囲気中で1000
℃に加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、蛍光表示管の製
造方法に関し、特に、蛍光表示管を構成する真空容器と
しての外囲器の作製に関する。
【0002】
【従来の技術】蛍光表示管は、一方が透明な真空容器の
中で、フィラメントと呼ばれる陰極から放出される熱電
子を、蛍光体に衝突発光させて、所望のパターンを表示
する電子管である。蛍光体は、陽極上に表示すべきパタ
ーンの形状に塗布されている。通常では、電子の働きを
制御するためのグリッドを備えた3極管構造のものが最
も多く用いられている。
【0003】ところで、この蛍光表示管は、蛍光体や陽
極および配線などが形成されているガラス基板と、その
ガラス基板周辺部に配置されたスペーサガラスと、その
スペーサガラス上にかぶせて配置されたフロントガラス
とで、外囲器(真空容器)を構成している。すなわち、
蛍光表示管の外囲器は、ガラス材料から構成されてい
る。そして、例えば一部のスペーサガラスの所定位置に
予め排気穴を開けておき、外囲器を組み立てた後、その
排気穴より真空排気を行い、その後その排気穴をフリッ
トガラスなどで封止するようにしている。
【0004】ここで、その排気穴は、一般には、ダイヤ
モンドや超硬合金などの硬質の錐を用い、ボール板加工
により開けるようにしている。また、ガラス基材の薄い
箇所に穴を開ける場合は、レーザ照射などにより行う場
合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来では、以上のよう
にされていたので、以下に示すような問題点があった。
まず、上述した硬質の錐を用いた穴穿け装置や、レーザ
を用いた穴穿け装置は、非常に高価であり、また保守,
点検,整備に手間がかかる。また、錐を用いて穴を開け
る場合、切り粉が発生して環境の汚染源となる。そし
て、錐を用いて穴を開けると、形成した穴周辺に細かい
クラックが入るため、そのクラックが大きくなって真空
排気時にリークの原因となっていた。また、錐を用いて
クラックが入らないようにする場合、穴形成加工をガラ
ス基材の両面から行う必要がある。このとき、両方から
開ける穴の位置を精度よく位置決めする必要があり、手
間がかかるという問題があった。
【0006】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたものであり、あまり手間やコストをか
けることなく、蛍光表示管を形成できるようにすること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の蛍光表示管の
製造方法は、真空容器を構成する板状のガラス部材を次
に示すように作成した。すなわち、くぼみを備えその一
部に排気穴形成用の突起を備えた型の、その突起の周囲
にガラス片を配置し、この状態でそのガラス片が溶融し
て一枚のガラス板となるような温度で加熱し、その後、
型から形成されたガラス部材を取り外すようにした。そ
して、型のくぼみに配置された突起は円錐あるいは円錐
体の形状を有し、その抜き勾配は12°以上であるよう
にした。このようにしたので、溶融して1枚のガラス板
となった後、この板状のガラス部材が容易に型よりはず
れる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は、この実施の形態における蛍
光表示管の構成を示す断面図である。図1に示すよう
に、この蛍光表示管では、ガラス基板101上に配線層
102が形成され、配線層102上には絶縁層103が
形成されている。また、絶縁層103上には所定の位置
にアノード電極(陽極)104が形成され、このアノー
ド電極104は、絶縁層103に開けられたスルーホー
ル103aを介して、配線層102の所定位置に接続さ
れている。
【0009】また、アノード電極104上には蛍光体よ
りなる発光部105が形成され、発光部105上部に
は、グリッド106が配置され、その上にフィラメント
107が配置されている。一方、ガラス基板101端部
には、スペーサガラス108,108aおよび図示して
いない他の2枚のスペーサガラスが枠状に配置され、そ
の上にガラス基板101に対向して透明なフロントガラ
ス109が配置されている。ガラス基板101とスペー
サガラス108,108a、およびスペーサガラス10
8,108aとフロントガラス109は、それぞれガラ
スフリット110により接着固定されて、外囲器(真空
容器)を構成している。
【0010】なお、図示していないが、スペーサガラス
108,108aとガラス基板101との接触部のガラ
スフリット110を通してリードが設けられ、このリー
ドは配線層102に接続されている。そして、上述した
蛍光表示管は、外囲器の側面を構成するスペーサガラス
(ガラス部材)108aに排気穴111が形成されてい
る。この排気穴111は、12°以上の角度を持たせた
テーパ状に形成されている。そして、この排気穴111
は、外囲器内が真空排気された後、低融点ガラスフリッ
ト112で封止される。
【0011】以下、その排気穴111の形成方法、すな
わち、スペーサガラス108aの作製方法に関して説明
する。まず、図2(a)に示すように、厚さ2.8mm
のガラス板201a,201bを用意する。これら2つ
をつなぎ合わせることで、ほぼスペーサガラス108a
のサイズとなる。また、図2(b)に示すように、テー
パのついた排気穴形成用の突起202が所定位置に形成
された、例えばカーボンからなる型203を用意する。
この突起202は、図2(c)に示すように、底部の径
を5mmとし、テーパの角度すなわち抜き勾配は12.
5°とした。そして、図3(a)に示すように、型20
3に、ガラス板201a,201bをはめ込み、図示し
ていない押し型を乗せて窒素雰囲気中で1000℃に加
熱する。
【0012】この加熱により、図3(b)に示すよう
に、2枚のガラス板201a,201bは溶融して流動
し、型203に馴染む。そして、ガラス板201a,2
01bの、型203の突起202形成箇所に対応する位
置が突起202に馴染んでいき、また、それ以外の向か
い合う端面は溶融接着する。この結果、冷却して型20
3より取り出せば、融着して1枚となり、排気穴204
が形成されたスペーサガラスとなるガラス板201が得
られる。なお、加熱は10分程度行った。このとき、突
起202は上部にいくほど細くなるようにテーパがつけ
られているので、ガラス板201を容易に型203から
取り外すことが可能となっている。なお、上述では2枚
のガラス板を型に入れるようにしたが、これに限るもの
ではなく、3枚以上の複数のガラス片を型に入れ、それ
らを溶解して排気穴が形成された1枚のガラス板を形成
するようにしてもよい。
【0013】ここで、この排気穴形成のための突起のテ
ーパ角(抜き勾配)は、12°以上とする。そのテーパ
角が12°以上でないと、型よりガラス板が抜けなくな
る。そのテーパ角を5°,7°,10°,12°,14
°とした5種類の型を用意し、上述したように、排気穴
が形成されたガラス板を形成するようにした。この結
果、まず、テーパ角5°の型を用いた場合、ガラス板は
冷却時に破損してしまった。また、テーパ角7°,10
°では、型よりガラス板を取り出すとき、ガラス板が破
損することは発生しなかった。しかし、その角度では、
型の突起の破損がたびたび起きた。また、型よりガラス
板を取り出すときに突起が削られて、次に作成したスペ
ーサガラスの排気穴寸法にバラツキが発生してしまっ
た。加えて、ガラス板を型より外すときに、型の突起部
の破損が発生する場合もあった。
【0014】以上の条件に対して、テーパ角を12°,
14°としたものは、型にはまったガラス板を冷却する
だけで、ガラス板の冷却による収縮により、ガラス板が
型より自然にはずれる状態となった。したがって、型に
備える突起部のテーパ角は12°以上とすればよい。但
し、ガラス板を外囲器の一部として組み立てた後、その
排気穴には、真空排気のためのガラス管を低融点ガラス
フリットで接着する。このため、排気穴のテーパ角はあ
まり大きすぎない方がよい。排気穴が大きすぎると、ガ
ラス管の固定がしにくい。また、ガラス管を固定するた
めに、ガラスフリットを多量に用いることになる。した
がって、テーパ角は15〜16°を上限とした方がよ
い。
【0015】なお、上記実施の形態では、ガラス板に1
方向から排気穴を形成するようにしたが、これに限るも
のではない。ガラス板両面から排気穴を形成するように
してもよい。すなわち、ガラス板に対して表面側および
裏面側より型を当てはめるようにすることで、ガラス板
両面から排気穴を形成する。この結果、図4に示すよう
に、ガラス板401には、ガラス板の厚さ方向中央部に
向かって、穴径が縮小していくように、排気穴402が
形成される。また、上記実施の形態においては、蛍光表
示管外気の側面を構成するスペーサガラスに排気穴を形
成するようにしたが、これに限るものではない。たとえ
ば、発光部が形成されるガラス基板側より発光光をみる
形態の蛍光表示管(発光素子:特開平6−139961
号公報)のように、図1ではフロントガラス109の位
置に形成される背面板に排気穴を設けるようにしてもよ
い。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、真
空容器を構成する板状のガラス部材を次に示すように作
成した。すなわち、くぼみを備えその一部に排気穴形成
用の突起を備えた型の、その突起の周囲にガラス片を配
置し、この状態でそのガラス片が溶融して一枚のガラス
板となるような温度で加熱し、その後、型から形成され
たガラス部材を取り外すようにした。そして、型のくぼ
みに配置された突起は円錐あるいは円錐体の形状を有
し、その抜き勾配は12°以上であるようにした。この
ようにしたので、溶融して1枚のガラス板となった後、
この板状のガラス部材が容易に型よりはずれる。したが
って、この発明によれば、蛍光表示管の真空容器を形成
するために、その真空容器を構成するガラス部材に穴を
開けることが容易になり、あまり手間やコストをかける
ことなく、蛍光表示管を形成できるようになるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この実施の形態における蛍光表示管の構成を
示す断面図である。
【図2】 図1のスペーサガラス108aの作製方法を
示す説明図である。
【図3】 図1のスペーサガラス108aの作製方法を
示す説明図である。
【図4】 この発明の他の例によるフロントガラスとな
るガラス板を示す断面図である。
【符号の説明】
101…ガラス基板、102…配線層、103…絶縁
層、103a…スルーホール、104…アノード電極
(陽極)、105…発光部、106…グリッド、107
…フィラメント、108,108a…スペーサガラス、
109…フロントガラス、110…ガラスフリット、1
11…排気穴、112…低融点ガラスフリット、20
1,201a,201b…ガラス板、202…突起、2
03…型、204…排気穴。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器の一部を構成する基板上に、蛍
    光体からなる発光部に対応して形成された陽極を備え、
    この陽極に対して所定距離離れた位置に配置された陰極
    から放出される電子を前記蛍光体に衝突させて蛍光表示
    するようにした蛍光表示管において、 前記真空容器を構成する板状のガラス部材は、 くぼみを備えその一部に排気穴形成用の突起を備えた型
    の、前記突起の周囲にガラス片を配置する第1の工程
    と、 この状態で前記ガラス片が溶融して一枚のガラス板とな
    るような温度で加熱する第2の工程と、 その後、前記型から形成されたガラス部材を取り外す工
    程とによって作成され、 前記突起は円錐あるいは円錐体の形状を有し、その抜き
    勾配は12°以上であることを特徴とする蛍光表示管の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の蛍光表示管の製造方法に
    おいて、 前記抜き勾配は、12°ないし16°であることを特徴
    とする蛍光表示管の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の蛍光表示管の製
    造方法において、 前記ガラス基板に前記突起によって形成された排気穴に
    は、ガラス管が接着されることを特徴とする蛍光表示管
    の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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