JP3108983B2 - 表示装置用容器 - Google Patents

表示装置用容器

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JP3108983B2
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2枚の基板からなる表
示装置用容器に関するものであり、特に電界放出型表示
装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】金属または半導体表面の印加電界を10
9 [V/m]程度にするとトンネル効果により、電子が
障壁を通過して常温でも真空中に電子放出が行われる。
この現象は電界放出(Field Emission)といわれており
古くから知られた現象であるが、このような原理を利用
して電子を放出するカソードを電界放出カソード(Fiel
d Emission Cathode)と呼んでいる。近年、半導体微細
加工技術を駆使して、ミクロンサイズの前記電界放出カ
ソードの作成が可能となり、この電界放出カソードを基
板上に多数形成することにより、面放出型の電界放出ア
レイを作成することが可能となっている。このような電
界放出アレイは、表示装置、CRT、電子顕微鏡や電子
ビーム装置の電子源として適用することが提案されてい
る。
【0003】図5に、適用例の一例である従来の表示装
置を示す。この表示装置(以下、FEDと記す)は、電
界放出アレイ10が形成されたカソード基板1と、アノ
ード基板5とが、所定間隔をもって対向配置されて内部
を高真空に保持する容器を形成している。このカソード
基板1に形成された電界放出アレイ10は、スパッタ等
により形成されたカソード導体2と、その上に複数形成
された円錐状のエミッタコーン9と、このエミッタコー
ン9の先端近傍に形成されたゲート導体8とから構成さ
れるスピント(Spindt)型の電界放出アレイ10とされ
ている。さらに、アノード基板5の内側には、アノード
導体6−1と、その上に蛍光体層6−2が積層されて発
光部6が形成されている。
【0004】このエミッタコーン9間のピッチは10ミ
クロン以下の寸法で作成することが出来、このようなエ
ミッタコーン9を数万ないし数10万個、1枚のカソー
ド基板1上に設けるようにしている。なお、この電界放
出アレイにおいては、ゲート・カソード間の距離をサブ
ミクロンとすることが出来るため、ゲート・カソード間
に僅か数10ボルトの電圧VGEを印加することによりエ
ミッタコーン9から電子を放出することが出来る。
【0005】ところで、アノード導体6−1にはゲート
導体8に対し正電圧VA が印加されているため、エミッ
タコーン9から放出された電子は、図示する破線の軌道
で加速されてアノード導体6−1に捕捉されるようにな
る。この時、捕捉される電子がアノード導体6−1上に
積層されている蛍光体層6−2に衝突してこれを励起す
るため、蛍光体層6−2が発光するようになる。この発
光は透明のアノード基板5を介して観察することができ
る。
【0006】ところで、アノード基板5とカソード基板
1との間隔が数100ミクロンとなるよう、周縁部に側
面板、あるいはガラスビーズやガラスファイバを挟持す
るようにしているが、その内部が高真空に引かれている
ために、アノード基板5とカソード基板1とで構成され
る容器が大気圧により内側へ撓むようになるため、アノ
ード基板5とカソード基板1との間にスペーサ3を所定
間隔で配設するようにして、容器全体にわたり所定の間
隔を保持するようにしている。
【0007】このスペーサ3の一端はシールガラス4に
よりアノード基板5の内側に溶着されており、スペーサ
3の他端はシールガラス4によりカソード基板1に溶着
されている。このスペーサ3は約2mm程度の間隔でF
EC10が形成されていない部分に所定間隔で複数配設
されている。
【0008】ここで、スペーサ3を容器内に配設する方
法を図3および図4を参照しながら説明する。まず、ス
ペーサ3の材料である、例えば直径約50μmのガラス
ファイバ101数百本を図3(a)に示すように、ガラ
ス基台100上に互いに密着するように接着剤により固
定する。この場合、ガラス基台100の長軸に対しガラ
スファイバ101は平行になるよう固定される。そし
て、所定長、例えば200μmの長さになるよう切断線
に沿ってダイシングソーにより繰り返し切断する。
【0009】切断されたガラスファイバ101は、接着
剤が溶剤により溶解されて洗浄された後、スペーサ3と
なるよう治具110によりアノード基板5に対する位置
決めがなされる。この治具110は図3(b)に示すよ
うに箱形をしており、その上部に切断されたガラスファ
イバ101を起立させるための開口部114を有する起
立部と、多孔質材料からなる多孔質部112と、治具1
10内部を排気する排気部113とから構成されてい
る。 なお、開口部114の位置はカソード基板5にス
ペーサ3を配設する位置に対応して設けられている。
【0010】このように形成された治具110におい
て、排気部113より治具110内部を排気しながら、
治具110の起立部111上に、切断されたガラスファ
イバ101を散布すると、開口部114から引かれた気
体が多孔質部112を通過して排気部113から排気さ
れるようになるため、切断されたガラスファイバ101
の径より若干大きい径とされている開口部114にガラ
スファイバ101が起立するよう入り込み、ガラスファ
イバ101は開口部114内に吸引されて図3(b)に
示すように起立した状態を保持するようになる。
【0011】この状態において、図3(c)に示すよう
に転写ペースト121を塗布したガラス基板120を治
具110上に配置し、治具110に保持されているガラ
スファイバ101の上端に転写ペースト121が転写さ
れるように、ガラス基板120をガラスファイバ101
に接触させる。次いで、転写ペースト121が転写され
たガラスファイバ101が保持された治具110上にア
ノード基板5を位置合わせして載置することにより、ア
ノード基板5にガラスファイバ101の一端を所定位置
に付着させる。そして、所定温度でアノード基板5を焼
成することにより転写ペースト121を溶融してアノー
ド基板5にガラスファイバ101の一端を溶着する。
【0012】なお、転写ペースト121は、ガラス製の
アノード基板5と熱膨張率が近くなるよう鉛が混入され
た低軟化点のシールガラス4が主成分とされ、必要に応
じてこれに樹脂等を混入して粘着性を有するペースト状
とされたものである。また、アノード基板5には発光部
6がほぼ全面に形成されており、ガラスファイバ101
の一端が溶着される部分は発光部6の間とされている。
【0013】このようにガラスファイバ101の一端
が、スペーサ3として所定間隔で複数溶着されたアノー
ド基板5において、スペーサ3の一端に転写ペースト1
21を転写するよう、転写ペースト121を塗布したガ
ラス基板120をスペーサ3の一端に接触させる。次い
で、アノード基板5に対しカソード基板1を位置合わせ
した後、重ね合わせ封着炉内にて封着すると、転写ペー
スト121が溶融し、スペーサ3の他端とカソード基板
1とが溶着されるようになる。この場合、カソード基板
1およびアノード基板5とが所定間隔で対向するよう、
両基板1,5の周縁部に所定厚さの側面板、あるいはガ
ラスビーズやガラスファイバ等が挟持されて封着される
ことにより容器が形成されており、封着後に容器内部が
真空に引かれて図5に示すような表示装置が作製されて
いる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図5に示すようなスペーサを有する表示装置用容器にお
いては、エミッタコーン9から放出された電子は発光部
6の蛍光体層6−2を励起して発光させているが、エミ
ッタコーン9からはかなり広い角度で電子が放出される
ため、図5に示すようにスペーサ3をアノード基板5に
融着しているシールガラス4の部分に電子が照射される
場合が生じる。低軟化点の鉛ガラスに電子が照射される
と、Pb2+が還元されるため酸素(O)の放出が起こる
ようになり、放出された酸素Oによりエミッタコーン9
が酸化されてしまうようになる。このため、エミッタコ
ーン9のエミッションが低下してしまうという問題点が
あった。
【0015】また、転写ペースト121をスペーサ3に
転写する際に、転写ペースト121の塗布状態のばらつ
きにより、スペーサ3の先端に多量の転写ペーストが付
着することがある。この場合、アノード基板5上にスペ
ーサ3を転写した際のペーストパターンサイズが大きく
なり、蛍光体層6−2のパターンと接触する恐れが生じ
る。このようにペーストが蛍光体層6−2のパターンと
接触すると、焼成時に接触部位が変質を起こすという問
題点があった。
【0016】そこで、本発明はカソード基板とアノード
基板とからなる表示装置用容器において、スペーサをそ
の間に配設しても電子源を汚染しないと共に、蛍光体層
を変質させない表示装置用容器を提供することを目的と
している。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の表示装置用容器は、前記電子源から放出さ
れた電子により励起される発光部が形成されているアノ
ード基板と、前記カソード基板と前記アノード基板とが
対向して所定間隔を保持するよう、前記カソード基板と
前記アノード基板との間に配設されたスペーサとを備え
ている表示装置用容器において、前記スペーサは、低軟
化点のガラスファイバーを所定長に切り出すことにより
両端面が平面となる円柱状に形成されカソード基板に
対して90±5度の範囲内で上記スペーサの一端がシー
ルガラスにより前記カソード基板に溶着されていると共
に、前記スペーサの他端が前記アノード基板に直接当接
されるようににしたものである。
【0018】また、シールガラスとしては鉛が含まれて
いるものを使用することにより、シールガラスから酸素
等が遊離することがないようにしている
【0019】
【作用】本発明によれば、スペーサの両端面が平面とな
るような円柱によって構成され、一方の端面をカソード
基板上でシールガラスによって溶着され、アノード基板
側になる他方の面は大気によって圧接固定される構造と
したので円柱の両平面によって十分に大気圧を支える
と共に、シールガラスからなる溶着部に電子線が照射さ
れる恐れをほとんどなくすことができると共に、蛍光体
層の変質を防止することができる。
【0020】
【実施例】本発明の表示装置用容器の実施例の断面図を
図2に示す。この図において、1はカソード基板、2は
カソード基板1上にスパッタ等により形成されているカ
ソード導体、3はカソード基板1とアノード基板5との
間隔を保持するスペーサ、4はスペーサ3をカソード基
板1側に溶着するシールガラス、5はカソード基板1と
共に内部が高真空に保持される容器を構成するアノード
基板、6はアノード導体6−1と蛍光体層6−2とから
なる発光部、6−1はアノード基板5上にスパッタ等に
より形成されているアノード導体、6−2は電子で励起
されて発光する蛍光体層、7はカソード導体2上に積層
されている絶縁層、8は絶縁層7上に積層されているゲ
ート導体、9はその先端がゲート導体8と対向するよう
円錐状にカソード導体2上に形成されているエミッタコ
ーン、10はカソード導体2、絶縁層7、ゲート導体
8、エミッタコーン9から構成されるスピント型の電界
放出カソード(FEC)アレイである。
【0021】カソード基板1とアノード基板5からなる
容器内に収納されている表示装置の動作を説明すると、
カソード導体2に対し所定の大きさの正の電圧をゲート
導体8に印加すると、エミッタコーン9の先端から電子
が放出される。この電子はゲート導体8に対し正の電圧
が印加されているアノード導体6−1が発生する電界に
より加速されて、蛍光体層6−2に衝突するようにな
る。これにより、蛍光体層6−2が励起されて発光する
ようになる。この発光は、透明のアノード基板5を介し
て観察することができる。
【0022】この実施例の表示装置用容器においては、
スペーサ3の一端がカソード基板1側に形成されている
絶縁層7上にシールガラス4により溶着されているが、
スペーサ3の他端はアノード基板5に溶着されることな
く当接されているだけとされている。このため、エミッ
タコーン9から広い角度で図示する破線のように電子が
放出されても、スペーサ3をカソード基板1側に融着し
ているシールガラス4に、電子が放射される恐れがほと
んどないため、酸化鉛の含まれているシールガラス4か
ら酸素が遊離することはなく、エミッタコーン9の先端
等が汚染されることを極力防止することができる。
【0023】また、スペーサ3のアノード基板5側の端
部にはシールガラス4が設けられていないため、シール
ガラス4のパターンと蛍光体層6−2のパターンとが接
触することがなく、シールガラス4の焼成時に蛍光体層
6−2が変質することを防止することができる。
【0024】次に、スペーサ3を容器内に配設する方法
を説明するが、図3に示す途中までの工程は従来と同様
であるので、図3(c)に示す以後の工程を図1を参照
して説明する。治具110の起立部111に設けられて
いる開口部114に起立されて保持されたスペーサ(ガ
ラスファイバ)3の先端にはシールガラス(転写ペース
ト)4が転写されている。そして、図1(a)に示すよ
うにこのスペーサ3に対してカソード基板1を位置合わ
せした後、カソード基板1をスペーサ3に接触させ、治
具110の排気部113から排気を停止すると、カソー
ド基板1にスペーサ3が付着されるようになる。
【0025】この状態でカソード基板1を焼成すると、
シールガラスが溶融してカソード基板1にスペーサ3の
一端が融着されるようになる。次いで、スペーサ3の一
端が融着されたカソード基板1に対し、図1(b)に示
すようにアノード基板5を位置合わせして、カソード基
板1上にアノード基板5を載置する。この場合、図示し
ていないがカソード基板1とアノード基板5とが所定間
隔を保持するようカソード基板1とアノード基板5との
周縁部には、シールガラスが設けられたサイド基板、あ
るいはシールガラスとガラスビーズやガラスファイバと
が挟持されており、カソード基板1とアノード基板5と
が所定間隔を有して対向するようにされている。
【0026】そして、カソード基板1にアノード基板5
を載置した状態で封着炉内に搬入して、加熱することに
より周縁部のシールガラスが溶融されることにより容器
の封着が行われる。封着が完了したら、冷却後に図示し
ない排気管あるいは排気口から容器内部を真空に排気す
る。すると、容器内部が真空とされることから、大気圧
によりカソード基板1とアノード基板5とが押圧される
ようになり、カソード基板1とアノード基板5との間に
所定間隔をもって配設されたスペーサ3が、強固に両基
板1,5間に挟持されるようになり、カソード基板1と
アノード基板5とが所定間隔を安定に保持して対向する
ようになる。
【0027】なお、スペーサ3の高さは多少のばらつき
があるが、このばらつきは封着時にスペーサ3の一端に
付着されているシールガラス4が溶融することにより吸
収することができる。
【0028】ところで、スペーサ3の主な機能は容器の
耐圧力を確保することであるが、この耐圧力はスペーサ
3の傾きと大きな関係がある。実験により求めたスペー
サ3の傾きに対する圧縮強度の関係を図6(a)に示
す。この図において、横軸は同図(b)に示す直立角度
であり、縦軸は圧縮強度である。ただし、この場合スペ
ーサ3の一端は被固定物に固着されているものとしてい
る。この図を参照すると、直立角度が90°の時に圧縮
強度は最大となるが、直立角度が80°となると約1/
5の圧縮強度となる。そして、85°の直立角度におい
てはあまり大きな圧縮強度の変化はないことがわかる。
そこで、スペーサ3の片側だけを溶着する本発明におい
ては、直立角度を90°±5°と規定するようにして、
容器の耐圧力を保証するようにしている。
【0029】また、スペーサ3の高さのばらつきについ
ては前記したが、さらにスペーサ3を低軟化点ガラスフ
ァイバ製とすることにより、封着時の熱によりスペーサ
3自体が軟化して約10μmまでの高さのばらつきを吸
収することができるようになる。このように、スペーサ
3の傾きを90°±5°以内とすることができると共
に、スペーサ長のばらつきを10μm以内とすることが
できるスペーサ3の作成方法は、前記した図3(a)に
示すような従来の方法で達成することができる。
【0030】さらに、他の方法としては、厚さ約200
μmの感光性ガラス板に直径約50μmの円形のマスク
パターンで露光およびエッチングすることによりスペー
サ用のガラスファイバを作成する。この場合、長さは感
光性ガラス板の板厚のばらつきにより決定されるため、
100mm角の感光性ガラス板の範囲で約5μmの範囲
に抑えられる。また、スペーサ3の傾き角度は、感光性
ガラス板に対する露光光の入射角で決まるため、高精度
の角度とすることができる。
【0031】以上の説明においては、スペーサはカソー
ド基板上に形成した絶縁層上に溶着するようにしたが、
これに限らず、絶縁層およびカソード導体を形成しない
部分を設けてスペーサをカソード基板に直接溶着する
か、あるいは、絶縁層を形成しない部分を設けてカソー
ド導体上に溶着するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上のように、スペーサをシー
ルガラスによってカソード基板側のみに溶着するように
したので、溶着部に電子線が照射される恐れをほとんど
なくすことができると共に、蛍光体層の変質を防止する
ことができる。また、スペーサはガラスファイバを所定
の長さに切り出し、両端面が平面となる円柱状で構成さ
れているため、大気圧に対して十分な強度で対抗でき、
表示面積を損なうことなく表示装置用容器の耐圧力を満
足する大きさとすることができる。さらに、スペーサの
長さのバラツキが少なくなり、その傾き角度が所定の範
囲内となるように構成されているので、容器内で破壊す
る、あるいはスペーサが遊ぶスペーサをなくすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示装置用容器の作成方法を示す図で
ある。
【図2】本発明の表示装置用容器の実施例の断面図であ
る。
【図3】従来の表示装置用容器の作成方法を示す図であ
る。
【図4】従来の表示装置用容器の作成方法を示す図であ
る。
【図5】従来の表示装置用容器の実施例の断面図であ
る。
【図6】傾き角と圧縮強度との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 カソード基板 2 カソード導体 3 スペーサ 4 シールガラス 5 アノード基板 6 発光部 6−1 アノード導体 6−2 蛍光体層 7 絶縁層 8 ゲート導体 9 エミッタコーン 10 FEC 110 治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 智志 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株 式会社内 (72)発明者 本多 健一 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株 式会社内 (56)参考文献 特開 平6−310059(JP,A) 特開 平4−355493(JP,A) 実開 平1−62643(JP,U) 実開 平1−164656(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/86 H01J 31/12 H01J 31/15

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子源が形成されているカソード基板
    と、 前記電子源から放出された電子により励起される発光部
    が形成されているアノード基板と、 前記カソード基板と前記アノード基板とが対向して所定
    間隔を保持するよう、前記カソード基板と前記アノード
    基板との間に配設されたスペーサとを備えている表示装
    置用容器において、前記スペーサは、低軟化点のガラスファイバーを所定長
    に切り出すことにより両端面が平面となる円柱状に形成
    されカソード基板に対して90±5度の直立角の範囲内で前
    スペーサの一端がシールガラスにより前記カソード基
    溶着されていると共に、前記スペーサの他端が前記
    アノード基板に直接当接されていることを特徴とする表
    示装置用容器。
  2. 【請求項2】 前記シールガラスが鉛の成分を含んでい
    ることを特徴とする請求項1に記載の表示装置用容器。
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