JP2595864B2 - Ito焼結体の製造方法 - Google Patents

Ito焼結体の製造方法

Info

Publication number
JP2595864B2
JP2595864B2 JP4309402A JP30940292A JP2595864B2 JP 2595864 B2 JP2595864 B2 JP 2595864B2 JP 4309402 A JP4309402 A JP 4309402A JP 30940292 A JP30940292 A JP 30940292A JP 2595864 B2 JP2595864 B2 JP 2595864B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sintered body
temperature
powder
sintering
tin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4309402A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06128019A (ja
Inventor
昌二 高梨
俊人 岸
達夫 名手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP4309402A priority Critical patent/JP2595864B2/ja
Publication of JPH06128019A publication Critical patent/JPH06128019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2595864B2 publication Critical patent/JP2595864B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明導電膜をスパッタ
リングにより形成する際、ターゲットとして使用するイ
ンジウム、錫、酸素からなるITO焼結体の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ITO焼結体をターゲットとし、これを
400℃程度に加熱した基板上に適当な条件でスパッタ
リングすることにより、透明性が良く、比抵抗値が2.
0×10-4Ω・cm程度の良質な透明導電膜が得られ
る。
【0003】このようなITO焼結体は、実質的にイン
ジウム、錫、酸素からなる粉末を成形した後、酸素雰囲
気あるいは大気中で1600℃程度の温度で焼結する
か、特殊な装置を用いる方法として、加圧酸素雰囲気中
で1600℃以上の温度で焼結するか、ホットプレスに
よる加圧下で昇温し、1000℃以下の温度で焼結する
かの方法により製造されている。酸素雰囲気あるいは大
気中で1500℃程度の温度で焼結すると、スパッタリ
ングによる成膜中に異常放電現象が発生しやすくなると
いう問題があった。
【0004】前記の基板として、カラー液晶ディスプレ
イの電極用としてのカラーフイルターや、軽量化のため
にプラスチックを用いる場合には、耐熱性に劣るため、
従来のように高温に加熱できず、基板加熱温度は200
℃以下としなければならない。上記の従来のITO焼結
体を用いて基板温度200℃以下でスパッタリングする
と、得られる透明導電膜の比抵抗値は2.0×10-4Ω
・cm以上となり、比抵抗値の低い透明導電膜を得るこ
とは困難である。
【0005】又、従来のITO焼結体を用いて、長時間
スパッタリングを行うと、成膜中に生じる異常放電現象
によってプラズマ状態が不安定となり、安定した成膜が
行われず、スパッタされた膜の構造が悪化し、比抵抗値
等の膜特性が劣化するということが知られている。又、
前記の加圧酸素雰囲気焼結法やホットプレス法のような
特殊な装置を用いる方法では、前記のスパッタリング時
の不都合は改善されるが、莫大な設備投資を必要とし、
量産性が低下し焼結体価格が高くなり生産上好ましくな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、基板温度が
200℃程度の低温であっても、比抵抗値が2.0×1
-4Ω・cm以下の低抵抗な透明導電膜を形成でき、成
膜中における異常放電が少なく、長時間に亙りスパッタ
リングを行った場合にも、安定に良質な透明導電膜を形
成できるだけでなく、生産性よく安価に製造できるIT
O焼結体の製造方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、インジウム、
錫、酸素からなる粉末を成形して焼結炉内に入れ、14
50〜1550℃の焼結温度で10時間以上保持して
結させるとき、(1) 成形体の周囲に、酸素ガスを焼結炉
内の容積に対して1分間当たり1.8×10-2以上の割
合で流入させるか、又は(2) 1300℃から1450℃
までを50分以内で昇温する、(1)又は(2)のいずれかの
条件を用いることを特徴とするITO焼結体の製造方法
にある。
【0008】本発明方法によれば、酸化錫相の(11
0)面のX線回折ピークの積分強度が、酸化インジウム
相の(222)面のX線回折ピークの積分強度の0.5
%以下で、電子線マイクロアナライザーの線分析におけ
る錫含有量の分布が化学分析による錫含有量の0.8〜
1.2倍の範囲にある相対密度が80%以上のITO焼
結体が得られ、この焼結体をターゲットとしてスパッタ
リングを行えば、基板温度が200℃程度の低温であっ
ても、比抵抗値が2.0×10-4Ω・cm以下の低抵抗
な透明導電膜を形成でき、成膜中における異常放電が少
なく、長時間に亙りスパッタリングを行った場合にも、
安定に良質な透明導電膜を形成できる。
【0009】本発明によるITO焼結体は、酸化インジ
ウム粉末と酸化錫粉末との混合粉末、酸化インジウム−
酸化錫複合粉末と酸化錫粉末との混合粉末、酸化インジ
ウム粉末−酸化錫複合粉末と酸化インジウム粉末との混
合粉末を、焼結体中の錫含有量が4〜12重量%、イン
ジウム含有量が70〜78重量%となるように配合する
か、錫含有量が4〜12重量%、インジウム含有量が7
0〜78重量%の割合で含有する酸化インジウム−酸化
錫複合粉末を原料粉末とする。この原料粉末は平均粒径
が0.1μm以下のものを用いる。その理由は、平均粒
径が0.1μmを超えると、酸化インジウムや酸化錫の
粗大粒子が混在し、原料粉末の組成の均一分散性を悪化
させ、原料粉末の成形性、焼結性を悪化させるため、良
好な焼結体が得られなくなるためである。
【0010】原料粉末を造粒粉末とするために、原料粉
末にパラフインワックス、ポリビニルアルコールなどの
バインダーを1〜3重量%添加し、ボールミル等を用
い、12〜24時間混合粉砕して造粒粉末とし、焼結体
の相対密度を80%以上にするため、1トン/cm2
上の成形圧力で成形して成形体とする。この成形体を炉
内に入れ、酸素雰囲気中で焼結する。焼結中は酸素ガス
を焼結炉内の容積に対して1分間当たり1.8×10-2
以上の割合で流入しながら行う。16.3×10-2以上
とする場合には、炉内の温度が不均一とならないよう
に、炉内に供給する酸素ガスの温度を炉内温度に予熱し
てやるとよい。
【0011】大型の高密度焼結体を得たい場合には、前
記の造粒粉末に予め大気中で1000℃以上、好ましく
は1200℃の温度で熱処理された粉末を5〜25%添
加すると良い。熱処理温度が1000℃未満では熱処理
による粉末の安定性が得られず、焼結時に割れを生じ易
い。又、1400℃を超える温度で熱処理すると、焼結
時の収縮に殆ど寄与せず、高密度化を達成するのが難し
くなる。
【0012】焼結は室温から1300℃まで23時間程
度で昇温し、1300℃から1450℃までを50分以
内、好ましくは7〜30分で昇温する。室温から100
0℃までは脱バインダー過程であるため、昇温時間が短
いと焼結体に割れが生じてしまう。
【0013】1450℃から1550℃までの間の焼結
温度への昇温時間は1300℃から1450℃への昇温
時間より遅くてもよく、少なくとも150分以内、好ま
しくは7〜50分程度で炉内を均等の温度に保てる程度
で温度上昇させる。1450〜1550℃の焼結温度で
は10時間以上、10〜30時間保持すればよい。
【0014】
【作用】従来のITO焼結体をターゲットとし、これを
400℃程度に加熱した基板上に適当な条件でスパッタ
リングした場合、基板の温度が高いため、生成した膜中
の原子の拡散が容易に生じ、乱れた構造の膜が生成して
も、スパッタリングを継続している間に結晶質な膜に変
化する。しかし、基板温度が低く、膜厚が薄く、スパッ
タリング時間が短い等の場合には、結晶化されていない
膜や、乱れた相が生成し、良質な膜が得られない。この
理由は、焼結体中にSnO2相が存在することによるも
のと考えられる。即ち、SnO2相が存在している焼結
体を用いてスパッタリングを行うと、焼結体から放出さ
れる原子の内10%程度を占める10数から数10原子
の集団が、SnO2相を主体とするものになる確率が高
くなり、その原子の集団がそのままの状態で基板に到達
するため、電気伝導に寄与しないSnO2相や、比抵抗
値を悪化させる直接の原因となる乱れた結晶構造を持つ
相が基板に形成されるものと考えられる。
【0015】本発明方法により得られるITO焼結体で
は、酸化錫相の(110)面のX線回折ピークの積分強
度が、酸化インジウム相の(222)面のX線回折ピー
クの積分強度の0.5%以下で、SnO2相が殆ど存在し
ないことから、上記のような現象を生ずることなく、基
板温度が低温でも比抵抗値の低い透明導電膜がえられる
ものである。酸化錫相の(110)面のX線回折ピーク
の積分強度が、酸化インジウム相の(222)面のX線
回折ピークの積分強度の0.5%を超えると焼結体中の
SnO2相の影響が現れ比抵抗値の低い透明導電膜を得
ることが困難となる。
【0016】スパッタリング中の異常放電現象は、焼結
体にアルゴンが衝突した際に焼結体内に正の電荷が蓄積
することに起因するものである。本発明方法により得ら
れるITO焼結体では、電子線マイクロアナライザーの
線分析における錫含有量の分布が、化学分析による錫含
有量の0.8〜1.2倍の範囲にあり、錫の分布が均一化
して電荷の蓄積を防止し、その結果、異常放電現象を抑
制できる。これ以上分布の変化が大きいと、電気伝導性
の悪い錫の濃度差が大きくなり、局所的に電荷が蓄積し
易く、異常放電の発生の頻度が大きくなる。
【0017】本発明のITO焼結体の製造方法におい
て、成形体の周囲に、酸素ガスを焼結炉内の容積に対し
て1分間当たり1.8×10−2以上の割合で流入しな
がら焼結を行うのは、炉内を密閉しておくと酸素の流れ
がないため、酸素が焼結体表面で反応するに止まり、酸
素の効果が焼結初期のみにしか発揮されないためであ
る。炉内の酸素置換率が1.8×10−2未満では新規
の酸素を焼結体表面に十分に供給することができず、
密度で緻密な焼結体が得られなくなる上、焼結体の表面
近傍と内部とで錫の分布の不均一が大きくなるからであ
る。炉内の酸素置換率は4.9〜6.8×10−2程度
とするのがよい。このように酸素置換率を制御するだけ
で本発明の目的とする焼結体が得られる。
【0018】焼成中に、1300℃から1450℃まで
50分以内で昇温するのは、1300℃から1450℃
の温度範囲は焼結挙動が最も活発な温度範囲であるた
め、昇温時間は炉内を均等の温度に保てる程度で短く
るのがよい。このようにすることにより、大きな収縮が
得られ高密度の焼結体を得るためである。昇温時間が5
0分を超えると相対密度が80%に達しない為である。
【0019】1450〜1550℃の温度範囲で焼結す
るのは、1450℃未満では高密度の焼結体が得られな
い上、酸化錫相の積分強度の割合が0.5%を超えてS
nO2相が安定に存在し、比抵抗値の低い透明導電膜を
得ることが困難となるからである。又、1550℃を超
えると錫の分布の変化が大きくなり過ぎるからである。
この焼結温度での保持時間が10時間未満では焼結体の
結晶粒径が十分成長せず高密度の焼結体は得られないか
らである。
【0020】
【実施例】
実施例1 平均粒径0.07μmの酸化インジウム粉末に、錫が7.
8重量%となるように平均粒径1μmの酸化錫粉末を配
合し、3重量%の酢酸ビニル系バインダーを添加して湿
式ボールミル中で18時間混合し、更に乾燥及び造粒し
て造粒粉末とした。この造粒粉末を1トン/cm2の圧
力で成形した。成形体を炉内に入れ、炉内に、酸素ガス
を導入せず、大気中で焼結を行った。昇温は室温から1
300℃までを23時間にて昇温し、1300℃から実
施例1−1では7分、実施例1−2では15分、実施例
1−3では50分の昇温速度で1450℃まで昇温し、
1450℃から1500℃まで50分で昇温させた。1
500℃で5時間保持し直径78mm、厚さ6mmの焼
結体を得た。
【0021】この各焼結体を切断し切断面を研磨した
後、X線回折測定を2θ=25゜〜37゜の角度範囲で
行い、10回積算した結果、In23相の(222)面
のX線回折ピークの積分強度に対するSnO2相の(1
10)面のX線回折ピークの積分強度の比は0.2%以
下であり、SnO2が殆ど存在しないことが確認され
た。焼結体の相対密度は、81〜83%、化学分析によ
る錫含有量の測定結果は7.8〜7.9重量%であった。
X線回折測定に使用した試料を用い、ビーム径1μmの
電子線マイクロアナライザー(EPMA)線分析により
錫の分布を測定した。その結果、錫量は7.0〜8.5重
量%であった。
【0022】又、この焼結体をスパッタリング用ターゲ
ット材して使用し、DCマグネトロンスパッタ法によっ
てスパッタリング試験を行った。スパッタリング条件
は、投入電力2W/cm2、圧力0.4Pa、酸素分圧2
容量%、基板加熱温度200℃とし、1時間連続スパッ
タリングした後、各ターゲットについて2000Åづつ
成膜し、四端針法による比抵抗値の測定を行った。又、
同一スパッタリング条件にて30時間連続スパッタリン
グを行い、その間に発生した異常放電回数の測定を行
い、30時間経過後に成膜した膜の比抵抗値の測定を行
った。以上の測定結果を表1、表2に示す。
【0023】実施例2 炉内酸素の置換率を実施例2−1では1.8×10-2
実施例2−2では6.8×10-2、実施例2−3では1
6.3×10-2とし導入したガスを出口から排出させ、
1300℃から1450℃まで150分かけて昇温した
以外は実施例1と同様にして同様の焼結体を得た。得ら
れた焼結体を実施例1と同様に試験した結果を表1、表
2に示す。
【0024】
【0025】比較例1 1300℃から1450℃まで150分かけて昇温した
以外は、実施例1と同様にして同様の焼結体を得た。得
られた焼結体を実施例1と同様に試験した結果を表1、
表2に示す。
【0026】比較例2 平均粒径0.07μmの酸化インジウム粉末に、平均粒
径1μmの酸化錫粉末を錫含有量が50重量%となるよ
うに配合し、1重量%の酢酸ビニール系バインダーを添
加し、湿式ボールミルで18時間混合し、乾燥造粒し
た。この造粒粉末を大気中で1200℃の温度で熱処理
し、熱処理粉末を平均粒径1μm以下にした後造粒粉末
とした。平均粒径0.07μmの酸化インジウム粉末に
錫組成が7.8重量%となるように、前記の造粒粉末を
20重量%配合し、3重量%の酢酸ビニール系バインダ
ーを添加して湿式ボールミルで18時間混合し、乾燥、
造粒して原料粉末とした。この原料粉末を3トン/cm
2の圧力で成形し、比較例1と同様にして同様の焼結体
を得た。得られた焼結体を実施例1と同様に試験した結
果を表1、表2に示す。
【0027】比較例3 1450℃から1600℃までを80分かけて昇温し、
1600℃で10時間保持した以外は、実施例2−1と
同様にして同様の焼結体を得た。得られた焼結体を実施
例1と同様に試験した結果を表1、表2に示す。
【0028】比較例4 成形体を入れた炉内を酸素ガスで置換し炉内を密閉した
以外は、実施例2−1と同様にして同様の焼結体を得
た。得られた焼結体を実施例1と同様に試験した結果を
表1、表2に示す。
【0029】比較例5 実施例1と同様にして得た造粒粉末を、800℃、40
0kg/cm2の条件にてホットプレスし、実施例1と
同様の焼結体を得た。得られた焼結体を実施例1と同様
に試験した結果を表1、表2に示す。
【0030】比較例6 実施例1と同様にして得た造粒粉末を、3トン/cm2
の圧力で成形し、炉内に入れ、酸素を炉内容積に対し1
分間当たり6.8×10-2の割合で流入しながら、常温
から1300℃まで23時間かけて昇温し、1300℃
から1400℃まで33分で昇温し、1400℃で10
時間保持して、実施例1と同様の焼結体を得た。得られ
た焼結体を実施例1と同様に試験した結果を表1、2に
示す。
【0031】
【表1】 酸素置換率 昇温時間 焼結温度 保持時間 相対密度 積分強度比 (×10-2) (分) (℃) (時間) (%) (%) 実施例 1−1 − 7 1500 5 83.4 0.12 1−2 − 15 1500 5 82.3 0.09 1−3 − 50 1500 5 81.3 0.15 2−1 1.8 150 1500 5 80.9 0.11 2−2 6.8 150 1500 5 82.7 0.06 2−3 16.3 150 1500 5 83.3 0.12 比較例 1 − 150 1500 5 76.2 0.11 2 − 150 1500 5 77.8 0.14 3 1.8 150 1600 10 83.7 0.23 4 − 150 1500 5 78.8 0.09 5 ホットプレス − − − 91.5 0.78 6 6.8 33 1400 10 78.9 0.54
【0032】
【表2】 錫含有量(重量%) 比抵抗値 30時間中の 線分析範囲 分析値 比率 1時間 30時間 異常放電回数 最大 最小 最大 最小 (×10-4Ω・cm) (回/時間) 実施例 1−1 7.3 8.5 7.9 0.92 1.08 1.7 1.8 11 1−2 7.0 8.3 7.8 0.90 1.06 1.7 1.8 10 1−3 7.2 8.3 7.9 0.91 1.05 1.7 1.9 10 2−1 7.3 8.2 7.8 0.94 1.05 1.9 1.9 15 2−2 7.5 8.3 7.8 0.96 1.06 1.6 1.9 16 2−3 7.5 8.3 7.8 0.96 1.06 1.7 1.8 13 比較例 1 5.3 23.0 7.8 0.68 2.94 3.3 4.9 46 2 6.2 8.4 7.5 0.82 1.12 2.7 4.1 38 3 7.3 8.5 7.9 0.92 1.08 2.3 2.7 43 4 7.1 8.3 7.7 0.92 1.08 2.2 2.5 25 5 7.5 45.0 8.1 0.93 5.56 2.5 3.2 63 6 3.7 41.0 7.5 0.49 5.47 2.2 2.6 16
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、基板温度が200℃程
度の低温であっても、比抵抗値が2.0×10-4Ω・c
m以下の低抵抗な透明導電膜を形成でき、成膜中におけ
る異常放電が少なく、長時間に亙るスパッタリングを行
った場合にも、安定に良質な透明導電膜を生産性よく安
価に形成できるITO焼結体の製造方法を提供できる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インジウム、錫、酸素からなる粉末を成
    形して焼結炉内に入れ、1450〜1550℃の焼結温
    度で10時間以上保持して焼結させるとき、(1) 成形体
    の周囲に、酸素ガスを焼結炉内の容積に対して1分間当
    たり1.8×10-2以上の割合で流入させるか、又は(2)
    1300℃から1450℃までを50分以内で昇温す
    ることを特徴とするITO焼結体の製造方法。
JP4309402A 1992-10-23 1992-10-23 Ito焼結体の製造方法 Expired - Lifetime JP2595864B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4309402A JP2595864B2 (ja) 1992-10-23 1992-10-23 Ito焼結体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4309402A JP2595864B2 (ja) 1992-10-23 1992-10-23 Ito焼結体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06128019A JPH06128019A (ja) 1994-05-10
JP2595864B2 true JP2595864B2 (ja) 1997-04-02

Family

ID=17992587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4309402A Expired - Lifetime JP2595864B2 (ja) 1992-10-23 1992-10-23 Ito焼結体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2595864B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02225366A (ja) * 1989-02-28 1990-09-07 Tosoh Corp 酸化物焼結体の製造方法
JP2602390B2 (ja) * 1992-07-03 1997-04-23 住友金属鉱山株式会社 高密度ito焼結体及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06128019A (ja) 1994-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4489842B2 (ja) 複合酸化物焼結体、アモルファス複合酸化膜の製造方法、アモルファス複合酸化膜、結晶質複合酸化膜の製造方法及び結晶質複合酸化膜
TWI645059B (zh) 氧化銦-氧化鋅系(izo)濺鍍鈀及其製造方法
JP4885274B2 (ja) アモルファス複合酸化膜、結晶質複合酸化膜、アモルファス複合酸化膜の製造方法および結晶質複合酸化膜の製造方法
JPH11322332A (ja) ZnO系焼結体およびその製造方法
JPH11236219A (ja) ZnO系焼結体およびその製法
TW201006781A (en) Gallium oxide-tin oxide based oxide sintered body and oxide film
WO2014156234A1 (ja) Itoスパッタリングターゲット及びその製造方法
WO2010125801A1 (ja) ZnO-Ga2O3系スパッタリングターゲット用焼結体及びその製造方法
JPH11256320A (ja) ZnO系焼結体
JP5369444B2 (ja) Gzo焼結体の製造方法
JP4092764B2 (ja) ZnO系焼結体
JP4823386B2 (ja) 透明導電膜製造用の酸化物焼結体
JPH11171539A (ja) ZnO系焼結体およびその製法
JP2595864B2 (ja) Ito焼結体の製造方法
JP2602390B2 (ja) 高密度ito焼結体及びその製造方法
JPH07243036A (ja) Itoスパッタリングタ−ゲット
JPH10297962A (ja) スパッタリングターゲット用ZnO−Ga2O3系焼結体およびその製造方法
JP2004175616A (ja) ZnO系焼結体およびその製造方法
JP3269272B2 (ja) Ito焼結体およびその製造方法
JP2904358B2 (ja) Ito焼結体の製造方法
JPH11158607A (ja) ZnO系焼結体およびその製法
JPH0794345B2 (ja) 酸化インジウム‐酸化錫焼結体及びその製造方法
JP2523251B2 (ja) Ito焼結体の製造方法
JPH08246139A (ja) 酸化物焼結体
JPH0885866A (ja) Ito焼結体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term