JP2594577Y2 - 基板のディップ処理装置 - Google Patents

基板のディップ処理装置

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JP2594577Y2
JP2594577Y2 JP1991073239U JP7323991U JP2594577Y2 JP 2594577 Y2 JP2594577 Y2 JP 2594577Y2 JP 1991073239 U JP1991073239 U JP 1991073239U JP 7323991 U JP7323991 U JP 7323991U JP 2594577 Y2 JP2594577 Y2 JP 2594577Y2
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JP
Japan
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substrate
tank
dip
chemical solution
processing
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JP1991073239U
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JPH0525720U (ja
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治道 広瀬
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Shibaura Mechatronics Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、基板を連続搬送しなが
ら薬液処理を行う基板のディップ処理装置の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ICやLEDなどの基板の製造には、フ
ォトエッチングによる微細加工が非常に重要な役割を果
たしている。フォトエッチングは、フォトレジストを基
板に塗布し、エッチング処理し、最後にフォトレジスト
を剥離するという工程を経る。従って、優れたフォトエ
ッチングを行うためには、基板にフォトレジストを均一
に塗布し、エッチング処理時とフォトレジスト剥離時に
は、基板を薬液に十分に浸す必要がある。
【0003】また、フォトエッチングの後には、基板を
水や薬液によって洗浄しなければならない。
【0004】このようなフォトエッチング及び基板洗浄
を行なう装置は、スピン式、ディップ式、スプレー式、
などに分類できる。このうち、よく使用されるのがディ
ップ式である。ディップ式は、薬液を満たした槽の中
に、基板を浸す方法をとる。従って、薬液処理後に、余
分な薬液を基板上から除去することができれば、次の作
業の能率が向上する。
【0005】このような薬液処理を効率よく行うために
は、搬送しながら薬液に浸すと良い。このため従来か
ら、ディップ式のフォトエッチング装置として、薬液処
理槽の付いた基板のディップ処理装置が提案されてい
る。
【0006】このような基板のディップ処理装置の従来
例を図面に従って説明する。図6に示すように、ディッ
プ槽1内には、搬送ローラ2が回動自在に配設されてい
る。搬送ローラ2はディップ槽1内に薬液3を満たした
時、液面下に位置するように設けられている。ディップ
槽1の前後には、基板9の搬入搬出用のスリット1aが
設けられている。ディップ槽1の側面には、流入口1b
が設けられていて、流入パイプ4に接続されている。
【0007】ディップ槽1の外側には、スリット1aか
らオーバーフローした薬液3を受け止めるために、処理
槽5が設けられている。処理槽5の底には排出口5aが
設けられていて、排出パイプ6に接続されている。排出
パイプ6は薬液タンク7に接続されている。薬液タンク
7はポンプ8に接続されていて、ポンプ8は流入パイプ
4に接続されている。
【0008】従って、薬液3はポンプ8によって送り出
されることによって、ディップ槽1に流入し続けるの
で、水面は常に搬送ローラー2上にある。このため基板
9はスリット1aを通って搬送ローラ2によって搬送さ
れる時に、薬液3に浸されてレジストが剥離する。
【0009】ただし、流入する薬液3はディップ槽1に
一杯になる前に、スリット1aからオーバーフローして
処理槽5に流れ落ちる。同時に余分な薬液3が基板9上
に残ったまま流出する。処理槽5に流れた薬液3は排出
口5aから薬液タンク7に溜まる。薬液タンク7に溜ま
った薬液3はポンプ8へと流れ、再びディップ槽1に送
られることによって、常に循環している。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例には以下のような欠点があった。
【0011】即ち、ディップ槽1の前後には、基板9の
搬入搬出用のスリット1aが設けられているので、流入
し続ける薬液3は、ディップ槽1に一杯になる前にスリ
ット1aからオーバーフローする。このため、基板9の
搬入時と搬出時には基板9上を伝わって薬液3が流出し
てしまい、処理槽5を出て、他の処理室に持ち出されて
しまう。従って薬液3が減少するおそれがある。また、
搬出される基板9から、余分な薬液3を除去することが
できないので、次工程の処理を確実に行うことが困難と
なる。
【0012】本考案は、上記のような従来技術の課題を
解決するために提案されたものであり、その目的は、薬
液が他の処理室に持ち出されて減少してしまうことがな
く、搬出される基板から余分な薬液を除去できるとい
う、確実な基板製造が可能な基板のディップ処理装置を
提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案は、薬液散乱防止用の処理槽と、前記処理槽
内部に設けられ薬液を貯溜したディップ槽と、前記ディ
ップ槽内部に設けられた基板搬送部とを備えた基板のデ
ィップ処理装置において、前記処理槽と前記ディップ槽
の前後部には、基板出入用のスリットをそれぞれ設け、
前記処理槽内で且つ前記スリットの直前及び直後の位置
に、基板を挟持する上下二段の液切りローラを設け、前
記液切りローラの外方には、噴出口を基板表面に向けた
エアナイフを、ディップ槽の外方から内方に向けて設け
たことを特徴とする。
【0014】
【作用】上記のような構成を有する本考案においては、
オーバーフローしてきた薬液が液切りローラによって取
り除かれ、更にエアナイフによって基板上に残った余分
な薬液も除去される。従って、薬液が他の処理室に持ち
出されて減少することがない。また次工程の処理を確実
に行うことも可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面により具体的
に説明する。なお、図6の従来技術と同一の部材につい
ては、同一の符号を付し説明は省略する。
【0016】本実施例では、図1に示すように、処理槽
5の前後に基板出入り用のスリット5bが設けられてい
る。この前後のスリット5bの外側には、基板9を上下
から挟み込むような位置に、それぞれ二つずつのエアナ
イフ10が配設されている。エアナイフ10の噴出口
は、処理槽5の外から内へ向けて、しかも基板9の表面
に向かうよう取り付けられている。また、ディップ槽1
の内部は、前後が隔壁1cによって仕切られていて、補
助槽11を形成している。ディップ槽1前後の外壁と、
隔壁1cにはそれぞれ基板出入り用のスリット11a,
11bが設けられている。
【0017】前後二つの補助槽11底部には、ドレン1
1cが設けられている。また、二つの補助槽11の内部
には、液切りローラ12が搬送ローラ2と平行且つ同じ
高さで配設されている。液切りローラ12の構造は、図
2に示すように上下二つのローラ12a,12bによっ
て基板9を挟み込むようになっている。二つのローラ1
2a,12bの間隔は、基板9の厚さより1mm程度広
くなっている。
【0018】以上のように構成される本実施例の作用
は、次の通りである。
【0019】即ち、薬液3はポンプ8によって送り出さ
れることによって、ディップ槽1に流入し続けるので、
水面は常に搬送ローラー2上にある。ただし、流入する
薬液3はディップ槽1に一杯になる前に、スリット11
bからオーバーフローする。基板9は、スリット5b,
11aを通って液切りローラ12に挟まれて、スリット
11bを通過してディップ槽1に搬入される。この時ス
リット11bからオーバーフローしてきた薬液3が、基
板9上を伝わって流出する。しかし、液切りローラ12
の間隔は、基板9の厚さよりも1mm程度広いだけなの
で、余分な薬液3を遮ることができる。従って、薬液3
は、補助層11底部に落ちてドレン11cを通り、処理
槽5に流れる。更に、基板9上に僅かに残った薬液3
は、スリット5bを通って流出するが、エアナイフ10
によって押し戻される。
【0020】ディップ槽1に入った基板9は、搬送ロー
ラ2によって運ばれながら薬液3に浸されて、レジスト
が剥離される。その後、基板9は、スリット11bを通
って液切りローラ12に挟まれ、スリット11a、5b
を通過して搬出される。この時スリット11bからオー
バーフローしてきた薬液3が、基板9上を伝わって流れ
出るが、液切りローラ12によって、余分な薬液3を遮
ることができる。この液切りローラ12によって、基板
表面から除去された薬液3は、補助層11底部に落ちて
ドレン11cを通り、処理槽5に流れる。更に、基板9
上に僅かに残った薬液3は、スリット5bを通って流出
するが、エアナイフ10によって押し戻される。
【0021】以上の通り本実施例によれば、オーバーフ
ローしてきた薬液3が、基板9上を伝わって流出してき
ても、液切りローラ2によって余分な薬液3が遮られ
る。更に基板9上に僅かに残った薬液3も、エアナイフ
10によって処理槽5内に押し戻されるので、薬液3が
他の処理室に持ち出されることがなく、円滑な作業が行
なえる。
【0022】なお、本考案は上述した実施例に限定され
るものではなく、具体的な各部材の形状、材質等は適宜
変更可能である。
【0023】例えば、図3に示すように処理槽5の内側
に、エアナイフ10を設ける構造にすることもできる。
また図4に示すように搬送ローラ2の上部に、上乗せロ
ーラ2aを搬送ローラ2と平行な方向で回転自在に取り
付けることによって、基板9の湾曲とスリップ防止を図
ることができる。更に、図5に示すようにエアナイフ1
0とスリット5b,11a,11bを、片側だけに設け
る構造にすることも可能である。
【0024】
【考案の効果】以上の通り、本考案によれば、処理槽と
ディップ槽の前後部には、基板出入用のスリットをそれ
ぞれ設け、前記スリットの外方には、基板を挟持する上
下二段の液切りローラを設け、前記液切りローラの外方
には、噴出口を基板表面に向けたエアナイフを、ディッ
プ槽の外方から内方に向けて設けるという簡単な構造に
よって、薬液が、基板上を伝わって他の処理室に持ち出
され減少するのを防ぐことができる。また、搬出される
基板から余分な薬液を除去できるので、次工程の処理が
確実に行なえる。従って、安定した基板製造と搬送作業
が可能な基板のディップ処理装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である基板のディップ処理装
置を示す側面図である。
【図2】図1の液切りローラの断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す側面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す側面図である。
【図5】本考案の他の実施例を示す側面図である。
【図6】従来の基板のディップ処理装置を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1…ディップ槽 1a,5b,11a,11b…スリット 1b…流入口 1c…隔壁 2…搬送ローラ 2a…上乗せローラ 3…薬液 4…流入パイプ 5…処理槽 5a…排出口 6…排出パイプ 7…薬液タンク 8…ポンプ 9…基板 l0…エアナイフ 11…補助槽 11c…ドレン 12…液切りローラ 12a、12b…ローラ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液散乱防止用の処理槽と、前記処理槽
    内部に設けられ薬液を貯溜したディップ槽と、前記ディ
    ップ槽内部に設けられた基板搬送部とを備えた基板のデ
    ィップ処理装置において、 前記処理槽と前記ディップ槽の前後部には、基板出入用
    のスリットをそれぞれ設け、 前記処理槽内で且つ前記スリットの直前及び直後の位置
    に、基板を挟持する上下二段の液切りローラを設け、 前記液切りローラの外方には、噴出口を基板表面に向け
    たエアナイフを、ディップ槽の外方から内方に向けて設
    けたことを特徴とする基板のディップ処理装置。
JP1991073239U 1991-09-11 1991-09-11 基板のディップ処理装置 Expired - Lifetime JP2594577Y2 (ja)

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JP7288370B2 (ja) * 2019-08-20 2023-06-07 株式会社ディスコ ウェーハ洗浄機構
CN110465847B (zh) * 2019-08-27 2020-04-28 温州根旭电子科技有限公司 一种高档地板的打磨上漆装置

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