JP3745903B2 - 基板処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種基板の処理装置、特に、液晶表示器用基板等のFPD(Flat Panel Display)用基板、フォトマスク用基板、プリント基板、半導体基板などに対して薬液処理チャンバーにおいて薬液処理を施す基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に基板処理装置は、基板に処理液を供給して処理を施したり、基板を乾燥させたりする複数の処理チャンバーを有している。そして、これらの処理チャンバーに基板を搬送して順に一連の処理を行わせる。
【0003】
図10に基板処理装置の一例を示す。ここに示された基板処理装置1は、入口コンベアチャンバー2と、エッチング処理チャンバー3と、水洗処理チャンバー4と、乾燥搬出チャンバー5とから構成される。ここでは、表面上に薄膜が形成された基板Wが基板処理装置1に運ばれてくると、まず基板Wは入口コンベアチャンバー2に搬入される。その後、基板Wは搬送ローラ6によってエッチング処理チャンバー3に移動する。エッチング処理チャンバー3では、エッチング用の薬液が基板Wに噴射され、基板表面上の薄膜が食刻される。このようにエッチングされた基板Wは、次に水洗処理チャンバー4に送られて、基板Wに付着した薬液が洗い流される。そして、水洗処理を終えた基板Wは、乾燥搬出チャンバー5でエアー吹き付けによる乾燥処理が行われた後に搬出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のエッチング処理チャンバー3においては、基板Wに噴射される薬液として強い酸性を有するものが用いられており、この薬液が高温高圧で基板Wに吹き付けられている。このため、エッチング処理中はもちろん、処理後においてもエッチング処理チャンバー3内には薬液のミストが存在する。エッチング処理チャンバー3の上部からは内部の雰囲気が排気されてはいるが、図11に示すように、エッチング処理チャンバー3の基板搬入口3a及び入口コンベアチャンバー2の基板搬出口2aを通ってエッチング処理チャンバー3内の薬液のミストmが入口コンベアチャンバー2に侵入することがある。このように薬液のミストmが侵入してくると、これが入口コンベアチャンバー2の内壁に付着し、その後乾燥して舞い上がりパーティクル(汚染物質)となる。また、上記のように薬液が酸性を有する場合は、付着した薬液が入口コンベアチャンバー3内の金属を腐蝕させることもある。
【0005】
このエッチング処理チャンバーから入口コンベアチャンバーへの薬液のミストの侵入を抑えるために、入口コンベアチャンバーの基板搬出口を開閉するシャッターを設け、基板搬送中以外の間はシャッターを閉めておくことも多く為されている。しかしながら、この場合にも、シャッターの開閉動作により、わずかずつではあるが薬液がエッチング処理チャンバーから入口コンベアチャンバーへと持ち出され、基板搬出口付近に付着する。そして、付着した液が乾燥して固形物が析出し、装置が汚れることに加えこの固形物がパーティクルの原因となる。
【0006】
本発明の課題は、複数のチャンバーからなる基板処理装置において、処理チャンバーから他のチャンバーに処理液が漏れ出た場合にも、漏れ出た処理液が乾燥してパーティクルとなることを抑えることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る基板処理装置は、第1チャンバーと、第2チャンバーと、拡散防止室と、排気手段とを備えている。第1チャンバーは、基板に処理液を供給して処理を施すチャンバーであって、基板が通過する第1開口を有している。第2チャンバーは、第1チャンバーに隣接して設けられ第1チャンバーへ基板を搬出するチャンバーである。この第2チャンバーは、第1開口と連通する第2開口を有している。拡散防止室は、第2チャンバー内に設けられる室であって、第2開口近傍を覆う。この拡散防止室は、基板が通る第3開口を有している。排気手段は拡散防止室内の雰囲気を排気する手段である。なお、第1チャンバーと第2チャンバーとが1つの仕切り壁で仕切られている場合には、仕切り壁に設けられた開口が第1及び第2開口となる。
【0008】
ここでは、基板は、第2チャンバーから第1チャンバーへと搬送されて、第1チャンバーにおいて処理液が供給されて処理が施される。両チャンバーは第1及び第2開口により連通しているため、第1チャンバー内の処理液が第2チャンバーに侵入することがある。
【0009】
しかし、本装置では、第2開口を通じて第2チャンバー内に侵入してきた処理液は、拡散防止室に捕らえられる。これにより、第2チャンバー内で処理液が拡散されることが抑えられる。
【0010】
また、排気手段により拡散防止室内の雰囲気を排気することにより、主として第1チャンバーから雰囲気に混じって第2チャンバーに侵入してくる処理液が拡散防止室を出て第2チャンバー内に拡散することを抑えることができる。また、第1チャンバーから拡散防止室内に侵入した処理液を含んだ雰囲気が排気手段によって排気されるので、拡散防止室内に留まる処理液の量が少なくなる。
【0011】
請求項2に係る基板処理装置は、請求項1に記載の装置であって、洗浄液供給手段をさらに備えている。この洗浄液供給手段は、拡散防止室の内壁に洗浄液を供給する。
【0012】
ここでは、第1チャンバーから第2チャンバーに侵入し拡散防止室に捕らえた処理液が、洗浄液供給手段から供給される洗浄液によって洗い流される。
【0013】
請求項3に係る基板処理装置は、請求項2に記載の装置であって、拡散防止室に洗浄液が所定量だけ貯留される。
【0014】
ここでは、拡散防止室に所定量の洗浄液を貯留しているため、この液面に落下した処理液はより確実に洗い流される。
【0015】
請求項4に係る基板処理装置は、第1チャンバーと、第2チャンバーと、拡散防止室と、洗浄液供給手段とを備えている。第1チャンバーは、基板に処理液を供給して処理を施すチャンバーであって、基板が通過する第1開口を有している。第2チャンバーは、第1チャンバーに隣接して設けられ第1チャンバーへ基板を搬出するチャンバーである。この第2チャンバーは、第1開口と連通する第2開口を有している。拡散防止室は、第2チャンバー内に設けられる室であって、第2開口近傍を覆う。この拡散防止室は、基板が通る第3開口を有している。洗浄液供給手段は拡散防止室の内壁に洗浄液を供給する手段である。そして、拡散防止室に洗浄液が所定量だけ貯留される。なお、第1チャンバーと第2チャンバーとが1つの仕切り壁で仕切られている場合には、仕切り壁に設けられた開口が第1及び第2開口となる。
【0016】
ここでは、基板は、第2チャンバーから第1チャンバーへと搬送されて、第1チャンバーにおいて処理液が供給されて処理が施される。両チャンバーは第1及び第2開口により連通しているため、第1チャンバー内の処理液が第2チャンバーに侵入することがある。
【0017】
しかし、本装置では、第2開口を通じて第2チャンバー内に侵入してきた処理液は、拡散防止室に捕らえられる。これにより、第2チャンバー内で処理液が拡散されることが抑 えられる。
【0018】
また、ここでは、第1チャンバーから第2チャンバーに侵入し拡散防止室に捕らえた処理液が、洗浄液供給手段から供給される洗浄液によって洗い流される。
【0019】
さらに、拡散防止室に所定量の洗浄液を貯留しているため、この液面に落下した処理液はより確実に洗い流される。
【0020】
請求項5に係る基板処理装置は、請求項3又は4に記載の装置であって、拡散防止室に貯留される洗浄液は、拡散防止室と洗浄液供給手段との間を循環する。
【0021】
ここでは、洗浄液を循環させて使用するため、装置のランニングコストを抑えることができる。
【0022】
請求項6に係る基板処理装置は、請求項2から5のいずれかに記載の装置であって、拡散防止室は、側面と、底面とを有している。拡散防止室の底面は、水平面に対して傾斜している。そして、洗浄液供給手段は、底面の上部、あるいは底面の上部側の側面から洗浄液を供給する。
【0023】
ここでは、拡散防止室の底面が傾いているため、洗浄液供給手段がこの底面の上部あるいは底面の上部側の側面に洗浄液を供給すれば、洗浄液が底面を流れて底面全体を洗い流す。すなわち、拡散防止室の底面全体を洗浄するために、洗浄液供給手段が拡散防止室の底面全体に対して洗浄液を供給する必要はない。したがって、洗浄液供給手段の構造を簡易化することができるとともに、洗浄液の供給量も抑えることができる。
【0024】
請求項7に係る基板処理装置は、請求項6に記載の装置であって、拡散防止室の底面に上方に延びて設けられ洗浄液を貯留するための貯留壁をさらに備えている。
【0025】
請求項8に係る基板処理装置は、請求項4に記載の装置であって、拡散防止室内の雰囲気を排気する排気手段をさらに備えている。
【0026】
ここでは、排気手段により拡散防止室内の雰囲気を排気することにより、主として第1チャンバーから雰囲気に混じって第2チャンバーに侵入してくる処理液が拡散防止室を出て第2チャンバー内に拡散することを抑えることができる。また、第1チャンバーから拡散防止室内に侵入した処理液を含んだ雰囲気が排気手段によって排気されるので、拡散防止室内に留まる処理液の量が少なくなる。
【0027】
請求項9に係る基板処理装置は、請求項1又は8に記載の装置であって、シャッターと、制御部とをさらに備えている。シャッターは、第2開口を開閉する。制御部は、シャッターが第2開口を開けているときに、排気手段による拡散防止室内からの雰囲気の排気を停止あるいは抑制させる。
【0028】
ここでは、シャッターを開けているときに拡散防止室内から雰囲気を排気すると第1チャンバー内の処理液を含んだ雰囲気を拡散防止室に招き入れてしまうことになるので、シャッター開時に排気を停止あるいは抑制させている。これにより、第1チャンバーから処理液を含んだ雰囲気を第2チャンバー内に引き寄せることを抑制することができる。
【0029】
請求項10に係る基板処理装置は、請求項1から8のいずれかに記載の装置であって、第2開口を開閉するシャッターをさらに備えている。
【0030】
ここでは、第2チャンバーから第1チャンバーへ基板を搬出するとき以外のときにシャッターにより第2開口を閉めておけば、第1チャンバーから第2チャンバーに侵入する処理液の量を抑えることができる。
【0031】
なお、第1チャンバーから第2チャンバーに処理液が漏れ出てパーティクルが発生した場合、シャッターが開閉することにより汚染物質であるパーティクルが拡散する恐れがあるが、拡散防止室が第2開口近傍を覆っているため、シャッターの開閉に伴うパーティクルの拡散は概ね拡散防止室内でおさまる。
【0032】
【発明の実施の形態】
[基本形態1]
<装置の構成>
図1に本発明の基本形態としての基板処理装置1を示す。基板処理装置1は、液晶表示器用のガラスの基板W上に形成された薄膜にエッチングを施す装置であって、主として、入口コンベアチャンバー2、エッチング処理チャンバー3、水洗処理チャンバー4,及び乾燥搬出チャンバー5と、各チャンバー2〜5に配備される搬送ローラ6とから構成されている。そして、基板Wは搬送ローラ6によって入口コンベアチャンバー2から乾燥搬出チャンバー5に向かう搬送方向D(図1及び図2の1点鎖線に沿った方向であり、図1の矢印Dの方向)に沿って搬送される。
【0033】
なお、搬送ローラ6は、その長手方向が基板Wの搬送方向Dに直交するようにそれぞれ配置されており、基板Wを水平状態に保持しながら搬送する。こうして、搬送ローラ6の上方に基板Wが通過する搬送経路P(図1及び図2において1点鎖線で表示)が形成される。
【0034】
また、図2に、入口コンベアチャンバー2内に設けられる洗浄液供給パイプ21,22及びその近傍の拡大図を示す。この図2は、図1において2点鎖線で囲まれた部分IIを拡大したものである。これらの構成については後述する。
【0035】
<装置の動作>
表面上に薄膜が形成された基板Wが基板処理装置1に運ばれてくると、まず基板Wは入口コンベアチャンバー2に搬入される。その後、基板Wは搬送ローラ6によってエッチング処理チャンバー3に移動する。エッチング処理チャンバー3では、エッチング用の薬液が基板Wに噴射され、基板表面上の薄膜が食刻される。このようにエッチングされた基板Wは、次に水洗処理チャンバー4に送られて、基板Wに付着した薬液が洗い流される。そして、水洗処理を終えた基板Wは、乾燥搬出チャンバー5でエアー吹き付けによる乾燥処理が行われた後に搬出される。なお、これらの基板搬送及び基板処理は、図示しない制御部からの指令によって行われる。
【0036】
<各チャンバーの構成及び動作>
エッチング処理チャンバー3には、図1に示すように、主として、基板Wに薬液を噴射するスプレー31、基板Wを搬送ローラ6によって搬送経路Pに沿って揺動させるときに使用する位置センサー33,34、及びエッチングの終点を検出する光学式のEPS(エンド・ポイント・センサー)35が配置されている。このエッチング処理チャンバー3内では、EPS35によってエッチングの終了が自動的に検出されるが、それまでの間、基板Wは両位置センサー33,34の間を往復動することによって揺動しながらスプレー31から薬液の噴射を受ける。
【0037】
水洗処理チャンバー4には、主として、上部洗浄スプレー41、下部洗浄スプレー42、及び位置センサー43,44が配置されている。上部及び下部洗浄スプレー41,42は、基板Wに対して水洗の処理液である純水を噴射する。位置センサー43,44は、水洗処理チャンバー4内における基板Wの基板搬送方向Dに沿った位置を検出するセンサーである。エッチング処理チャンバー3において薬液によるエッチングが施され薬液が付着した状態の基板Wが、搬送ローラ6によって水洗処理チャンバー4に送られてくると、基板Wは所定の時間だけ両位置センサー43,44の間を行ったり来たりの揺動を繰り返すが、このときに上部及び下部洗浄スプレー41,42から基板Wに対して純水が噴射される。この純水が基板Wに接触衝突して、基板Wに付着している薬液を基板Wから洗い流す。基板Wを洗浄し薬液と混じり合って汚染された純水は、水洗処理チャンバー4の下部から排出される。
【0038】
乾燥搬出チャンバー5には、基板Wにドライエアーを噴射する上下エアーナイフ51,52が設けられている。この乾燥搬出チャンバー5内では、水洗処理チャンバー4での水洗処理後に基板Wに残留した純水を両エアーナイフ51,52から噴射されるドライエアーにより吹き飛ばし、基板Wを乾燥させる。
【0039】
入口コンベアチャンバー2は、エッチング処理チャンバー3に隣接する垂直面である内壁後面2bと、内壁後面2bの下端からエッチング処理チャンバー3側とは反対側に斜め下方に延びる内壁底面後部2cと、基板をエッチング処理チャンバー3に搬出するために内壁後面2bに開けられた基板搬出口2aとを有している。基板搬出口2aは、エッチング処理チャンバー3の内壁前面3bに開けられた基板搬入口3aと連通している。これら基板搬出口2a及び基板搬入口3aの内面には、基板が通る細長い穴の開いた筒状のつなぎ部材8が固定される。また、入口コンベアチャンバー2は、後部において、基板搬送経路Pよりも下方の空間が拡散防止壁25によって前後に分離されている。この拡散防止壁25は、内壁底面後部2cから垂直に立ち上がり、先端が搬送ローラ6の間に位置する。この拡散防止壁25のすぐ後側(エッチング処理チャンバー3側)には、内壁底面後部2cに開けられた洗浄液排出口2eが配置されており、この洗浄液排出口2eには排水配管27が接続されている。
【0040】
この入口コンベアチャンバー2内には、図2に示すように、基板を搬送するための搬送ローラ6と、洗浄液供給パイプ21,22と、シャッター70とが配備されている。
【0041】
洗浄液供給パイプ21,22は、内壁後面2bと拡散防止壁25との間であって、搬送ローラ6よりも高さ位置が低い位置に、その長手方向が基板の搬送方向に直交するように配置されている。これらの洗浄液供給パイプ21,22には、図示しない洗浄液供給源から純水が送られてくる。洗浄液供給パイプ21には内壁後面2bに向けて複数の孔(供給口)が設けられており、洗浄液供給パイプ21はこれらの孔から斜め上方に純水を吹き出す。洗浄液供給パイプ22には拡散防止壁25に向けて複数の孔が設けられており、洗浄液供給パイプ22はこれらの孔から斜め上方に純水を吹き出す。
【0042】
シャッター70は、搬送ローラ6と内壁後面2bとの間であって洗浄液供給パイプ21の上方の基板搬出口2aの近傍に配置されるもので、丸軸71及び板状の蓋部材72からなり、図示しない駆動手段によって丸軸71の回転中心軸を中心に回転する。丸軸71は、その長手方向が基板Wの搬送方向Dに対して直交するように設けられるもので、入口コンベアチャンバー2の内壁側面2d(図7参照)に回転自在に支持される。この丸軸71には、2ヶ所に固定部材73が固定されている。蓋部材72は、固定部材73を介して丸軸71に回転不能に固定される。このシャッター70は、駆動手段によって90゜だけ回転させられて、基板搬出口2aを開閉する。
【0043】
<装置の特徴>
本基板処理装置1では、基板は、入口コンベアチャンバー2からエッチング処理チャンバー3へと搬送されて、エッチング処理チャンバー3において薬液が供給されて処理が施される。両チャンバー2,3はつなぎ部材8により連通しているため、エッチング処理チャンバー3内の薬液や薬液のミストを含んだ雰囲気が入口コンベアチャンバー2に侵入することがある。この処理液は入口コンベアチャンバー2内に侵入して内壁後面2b、内壁底面後部2c、拡散防止壁25などに付着するが、これは洗浄液供給パイプ21,22から吹き出される純水によって洗い流される。このため、本装置1においては、エッチング処理チャンバー3から入口コンベアチャンバー2に薬液が漏れ出た場合にも、漏れ出た薬液が乾燥してパーティクルとなることが抑えられる。
【0044】
また、本基板処理装置1では、入口コンベアチャンバー2に拡散防止壁25を設けているため、エッチング処理チャンバー3から雰囲気に混じって入口コンベアチャンバー2に侵入してくる薬液のミストが入口コンベアチャンバー2内で拡散防止壁25よりも前方に拡散することを抑えることができる。このように、ここでは入口コンベアチャンバー2内において薬液が付着する範囲を狭め、そこを純水により洗浄しており、エッチング処理チャンバー3から侵入してくる薬液が効果的に洗い流される。
【0045】
また、本基板処理装置1では、入口コンベアチャンバー2から基板Wを搬出しエッチング処理チャンバー3に基板Wを搬入するときには、シャッター70により基板搬出口2aを開け、エッチング処理チャンバー3内において基板Wに薬液処理を施すときにはシャッター70で基板搬出口2aを閉めるように制御が行われる。制御部によるこのような制御により、エッチング処理チャンバー3内で基板Wに薬液処理を行っているときに、エッチング処理チャンバー3内の薬液を含んだ雰囲気が入口コンベアチャンバー2に侵入することが抑えられている。
【0046】
なお、ここでは薬液を洗浄する媒体として純水を洗浄液供給パイプ21,22から吹き出させているが、他の洗浄液を使用することもできる。
【0047】
[基本形態2]
上記の例においては、図2に示すような拡散防止壁25を設けることによって、エッチング処理チャンバー3から雰囲気に混じって入口コンベアチャンバー2に侵入してくる薬液のミストが入口コンベアチャンバー2内で拡散することを抑えているが、図3に示すような樋125により入口コンベアチャンバー2の基板搬出口2aの下方の空間を囲っても良い。
【0048】
樋125は、搬送経路Pの下方にて、図3の紙面垂直方向に延びて設けられている。そして、樋125は、入口コンベアチャンバー2内で最後端にある搬送ローラ6と洗浄液供給パイプ22との間を垂直に延びる垂直壁125aと、垂直壁125aの下端から搬送方向下流に向かって下方に傾斜している第1傾斜壁125bとを有し、第1傾斜壁125bの搬送方向下流側で洗浄液供給パイプ21の下方には搬送方向下流に向かって上方に傾斜している第2傾斜壁125cを有している。
【0049】
また、第1傾斜壁125bと第2傾斜壁125cとが形成する谷状部分の底部に洗浄液排出口2fが開けられており、この洗浄液排出口2fに排水配管127が接続されている。
【0050】
ここで、エッチング処理チャンバー3内の薬液や薬液のミストを含んだ雰囲気が入口コンベアチャンバー2内に侵入すると、薬液が樋125の内面や内壁後面2bに付着する。しかし、付着した薬液は、洗浄液供給パイプ21,22から吹き出される純水によって洗い流される。薬液を洗い流した純水は、第1傾斜壁125bや第2傾斜壁125cを流れて、洗浄液排出口2fを通って排水配管127に流れ込む。このため、本装置においては、エッチング処理チャンバー3から入口コンベアチャンバー2に薬液が漏れ出た場合にも、漏れ出た薬液が乾燥してパーティクルとなることが抑えられる。
【0051】
また、本基板処理装置1では、入口コンベアチャンバー2に樋125を設けているため、エッチング処理チャンバー3から雰囲気に混じって入口コンベアチャンバー2に侵入してくる薬液のミストを樋125及び内壁後面2bにより囲われた空間に概ね閉じこめることができ、この空間の外の入口コンベアチャンバー2内の空間に拡散することを抑えることができる。このように、ここでは入口コンベアチャンバー2内において薬液が付着する範囲を狭め、そこを純水により洗浄しており、エッチング処理チャンバー3から侵入してくる薬液が効果的に洗い流される。
【0052】
[第1実施形態]
上記例においては、図2に示すような拡散防止壁25を設けることによって、エッチング処理チャンバー3から雰囲気に混じって入口コンベアチャンバー2に侵入してくる薬液のミストが入口コンベアチャンバー2内で拡散することを抑えているが、図4及び図5に示すように、隔壁225を設けて入口コンベアチャンバー2内の基板搬出口2a周辺の空間に拡散防止室2gを形成させても良い。
【0053】
隔壁225は、内壁底面後部2cから垂直に立ち上がる垂直部225cと、搬送経路Pの上方において垂直部225cの上端から水平方向に延びて端部が内壁後面2bに固着されている水平部225dから構成されている。この隔壁225の両側端部は、入口コンベアチャンバー2の内壁側面に固着されている。この隔壁225を設けていることにより、隔壁225、内壁後面2b、及び内壁底面後部2cによって囲われる拡散防止室2gが、入口コンベアチャンバー2内に形成される。垂直部225cには、基板を通過させるための基板通過口225aが開けられている。水平部225dには、円孔225bが開けられている。拡散防止室2g内の雰囲気は、この円孔225bに接続されている排気配管228から排気される。排気配管228には、ダンパー229が組み込まれている。
【0054】
また、隔壁225のすぐ後側(エッチング処理チャンバー3側)には、内壁底面後部2cに開けられた洗浄液排出口2eが配置されており、この洗浄液排出口2eには循環配管227が接続されている。そして、図4あるいは図5に示すように、拡散防止室2gの搬送経路Pよりも下方の空間2hには、洗浄液供給パイプ21,22から供給された純水が所定量だけ貯留されている。この貯留されている純水は、図示しないポンプ等の純水循環手段によって、洗浄液供給パイプ21,22に供給される。すなわち、純水は、洗浄液供給パイプ21,22から内壁後面2b及び隔壁225の垂直部225cに吹き付けられた後に空間2hに流れ込み、この空間2hから循環配管227を通って再び洗浄液供給パイプ21,22に供給される。
【0055】
排気配管228に組み込まれたダンパー229は、以下のようにシャッター70と連動して作動させられる。エッチング処理チャンバー3内において基板Wに薬液処理を施しているときにはシャッター70で基板搬出口2aが閉められるが、このときには、図4に示すようにダンパー229は開の状態とされる。入口コンベアチャンバー2から基板Wを搬出しエッチング処理チャンバー3に基板Wを搬入するときには、シャッター70により基板搬出口2aが開けられるが、このときには、図5に示すようにダンパー229は閉の状態とされる。なお、排気配管228は、図示しない排気手段へとつながっている。
【0056】
ここでは、エッチング処理チャンバー3内の薬液や薬液のミストを含んだ雰囲気が入口コンベアチャンバー2に侵入すると、この処理液は入口コンベアチャンバー2内に侵入して内壁後面2b、隔壁225等に付着するが、これは洗浄液供給パイプ21,22から吹き出される純水によって洗い流される。このため、本装置においては、エッチング処理チャンバー3から入口コンベアチャンバー2に薬液が漏れ出た場合にも、漏れ出た薬液が乾燥してパーティクルとなることが抑えられる。
【0057】
また、ここでは隔壁225を設けているため、入口コンベアチャンバー2内に侵入してきた薬液のミストが拡散防止室2g以外の入口コンベアチャンバー2の搬送経路Pよりも上方の空間に拡散することも抑えられる。
【0058】
また、ここでは拡散防止室2gの下部空間2hに所定量の純水を貯留しているため、この液面に落下した薬液は確実に洗い流される。
【0059】
また、ここでは純水を循環させて使用するため、ランニングコストが抑えられている。
【0060】
また、ここでは、拡散防止室2g内の雰囲気を排気配管228から排気することにより、入口コンベアチャンバー2に侵入してきたエッチング処理チャンバー3内の薬液のミストを含んだ雰囲気が排気される。この排気によって、図4において白抜きの矢印F1で示すような、基板通過口225aを通って拡散防止室2g内へと入口コンベアチャンバー2内の他の空間から流入する雰囲気の流れが発生する。この矢印F1の雰囲気の流れは、拡散防止室2g内の雰囲気が入口コンベアチャンバー2の隔壁225よりも前方の空間に拡散することを抑制する。さらに、拡散防止室2g内に侵入した薬液のミストを含んだ雰囲気が排気されるので、拡散防止室2g内に付着する薬液の量が少なくなる。
【0061】
また、ここでは、エッチング処理チャンバー3内において基板Wに薬液処理を施しているときには、図4に示すように、シャッター70で基板搬出口2aを閉めるとともにダンパー229を開の状態として拡散防止室2g内の雰囲気を排気している。これにより、上記のように矢印F1の雰囲気の流れが生じ、拡散防止室2g内の雰囲気が入口コンベアチャンバー2の隔壁225よりも前方の空間に拡散することが抑制される。そして、入口コンベアチャンバー2から基板Wを搬出しエッチング処理チャンバー3に基板Wを搬入するときには、図5に示すように、シャッター70により基板搬出口2aを開けるとともにダンパー229は閉の状態として拡散防止室2g内からの雰囲気の排気を停止あるいは抑制させている。これにより、エッチング処理チャンバー3内の薬液を含んだ雰囲気が拡散防止室2gに流入することが抑えられる。
【0062】
また、拡散防止室2g内でパーティクルが発生した場合にはシャッター70が開閉することにより汚染物質であるパーティクルが飛散する恐れがあるが、拡散防止室2gを設けているため、このパーティクルが入口コンベアチャンバー2内の隔壁225よりも前方の空間に拡散することは殆どない。そして、パーティクルが発生しても、このパーティクルは拡散防止室2g内から排気されるか純水により洗い流される。
【0063】
[第2実施形態]
上記第1実施形態においては、図4及び図5に示すような隔壁225によって入口コンベアチャンバー2内に拡散防止室2gを形成しているが、図6から図8に示す隔壁325によって拡散防止室2iを形成して更に洗浄液供給パイプ326を配備しても良い。
【0064】
隔壁325は、垂直部325cと、水平部325dと、底面部325eと、側面部325gとから構成されている。
【0065】
垂直部325cは、入口コンベアチャンバー2内で最後端にある搬送ローラ6とその前にある搬送ローラ6との間を垂直に延びている。
【0066】
水平部325dは、搬送経路Pの上方において垂直部325cの上端から水平方向に延びて、端部が内壁後面2bに固着されている。この垂直部325cには、基板を通過させるための基板通過口325aが開けられている。この水平部325dには、円孔325bが開けられている。拡散防止室2i内の雰囲気は、この円孔325bに接続されている排気配管228から排気される。排気配管228には、ダンパー229が組み込まれている。
【0067】
底面部325eは、搬送経路Pの下方であって洗浄液供給パイプ21,22及び後述する洗浄液供給パイプ326の下方において垂直部325cの下端から基板搬送方向下流側(エッチング処理チャンバー3側)に延びて、後端部が内壁後面2bに固着されている。底面部325eは、図8に示すように、正面視において角度θだけ傾斜している。また、底面部325eの下端近傍には、円筒状の窪み325fが形成されている。この窪み325fの下端には排水チューブ327が接続されている。
【0068】
側面部325gは、図7及び図8に示すように、垂直部325c、水平部325d、底面部325e、及び入口コンベアチャンバー2の内壁後面2bにより囲われる空間の側面を塞ぐ長方形の板部材であり、四辺が、垂直部325c、水平部325d、底面部325e、及び入口コンベアチャンバー2の内壁後面2bに固着されている。
【0069】
このような隔壁325を設けていることにより、隔壁325及び内壁後面2bによって囲われる拡散防止室2iが入口コンベアチャンバー2内に形成される。
【0070】
拡散防止室2i内には、洗浄液供給パイプ21,22に加えて、洗浄液供給パイプ326が配備されている。この洗浄液供給パイプ326は、洗浄液供給パイプ21,22の下方であって隔壁325の底面部325eの上部の上方に配置されており、基板搬送方向に沿って延びている。洗浄液供給パイプ326には基板搬送方向に沿って複数の小孔326aが開けられており、洗浄液供給パイプ326はこの小孔326aから純水を隔壁325の底面部325eに落下させる。底面部325eに落下した純水は、底面部325eが傾いているため、図7R>7の白抜きの矢印F2のように流れて、最終的には窪み325fから排水チューブ327に流れて排水される。一方、洗浄液供給パイプ21,22から内壁後面2b及び隔壁325の垂直部325cに吹き付けられた純水は、これらに付着した薬液を洗い流して、窪み325fから排水チューブ327に流れて排水される。
【0071】
ここでは、エッチング処理チャンバー3内の薬液や薬液のミストを含んだ雰囲気が入口コンベアチャンバー2に侵入すると、この処理液は入口コンベアチャンバー2内に侵入して内壁後面2b、隔壁325等に付着するが、これは洗浄液供給パイプ21,22及び洗浄液供給パイプ326から吐出される純水によって洗い流される。そして、ここでは隔壁325の底面部325eが傾いているため、洗浄液供給パイプ326からこの底面部325eの上部に供給された純水は、傾斜に沿って流れて底面部325e全体を洗い流す。このように、隔壁325の底面部325eを傾斜させているため、洗浄液供給パイプ326から底面部325eの上部に純水を吐出させるだけで、底面部325eの全面を洗い流すことができる。
【0072】
なお、ここでは洗浄液供給パイプ326は純水を隔壁325の底面部325eに落下させているが、側面部325gの底面部325eの上端とつながっている部分に洗浄液供給パイプ326から純水を吹き出させても良い。
【0073】
[第3実施形態]
上記実施形態の隔壁325の底面部325eに図9に示すような貯留壁325hを設けて、拡散防止室2iの下部に所定量の純水を貯留させるようにしても良い。
【0074】
貯留壁325hは、隔壁325の底面部325eから上方に延びる板部材であって、両端がそれぞれ入口コンベアチャンバー2の内壁後面2b、隔壁325の垂直部325cに固着されている。貯留壁325hは、底面部325eの傾斜に沿って複数設けられており、その上端は上側に隣接する貯留壁325hの下端よりも高い位置にある。このため、洗浄液供給パイプ326から供給された純水が貯留壁325hを超えてオーバーフローしている状態にあれば、平面視において貯留壁325h間には必ず純水の液面が存在することになる(図9参照)。
【0075】
ここでは拡散防止室2iの下部空間に所定量の純水が貯留されるため、この液面に落下した薬液は確実に洗い流される。
【0076】
なお、本実施形態では複数の貯留壁325hを設けたが、底面部325eの傾斜方向の窪み325f直前に1つの貯留壁325hを設けるだけでもよい。
【0077】
また、本実施形態の基板処理装置では基板Wを水平状態に保持しながら搬送するが、基板を搬送方向を軸にして傾斜させた状態で保持して搬送してもよい。
【0078】
【発明の効果】
本発明では、第1チャンバー内の処理液が第2チャンバーに侵入して内壁に付着した場合にも、洗浄液供給手段から第2チャンバーの内壁に洗浄液が供給されてこれが洗い流される。また、第2開口を通じて第2チャンバー内に侵入してきた処理液は拡散防止室に捕らえられるため、第2チャンバー内で処理液が拡散されることが抑えられる。さらに、第1チャンバーから拡散防止室内に侵入した処理液を含んだ雰囲気が排気手段によって排気されるので、拡散防止室内に留まる処理液の量が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本形態としての基板処理装置の概略図。
【図2】 図1のII部拡大図。
【図3】 別の基本形態の洗浄液供給パイプ周辺の縦断面図。
【図4】 第1実施形態の洗浄液供給パイプ周辺の縦断面図。
【図5】 第1実施形態の洗浄液供給パイプ周辺の縦断面図。
【図6】 第2実施形態の洗浄液供給パイプ周辺の縦断面図。
【図7】 図6のVII−VII矢視断面図。
【図8】 図6のVIII−VIII矢視断面図。
【図9】 第3実施形態の隔壁の横断面図。
【図10】 従来の基板処理装置の概略図。
【図11】 図10のA部拡大図。
【符号の説明】
1 基板処理装置
2 入口コンベアチャンバー(第2チャンバー)
2a 基板搬出口(第2開口)
2b 内壁後面(内壁)
2c 内壁底面後部(内壁)
2g 拡散防止室
2i 拡散防止室
3 エッチング処理チャンバー(第1チャンバー)
3a 基板搬入口(第1開口)
21,22 洗浄液供給パイプ(洗浄液供給手段)
25 拡散防止壁
70 シャッター
125 樋(拡散防止壁)
325 隔壁
325e 底面部(拡散防止壁の底面)
325g 側面部(拡散防止壁の側面)
Claims (10)
- 基板が通過する第1開口を有し、基板に処理液を供給して処理を施す第1チャンバーと、
前記第1チャンバーと隣接し、前記第1開口と連通する第2開口を有し、前記第1チャンバーへ基板を搬出する第2チャンバーと、
前記第2チャンバー内に設けられ、基板が通る第3開口を有し、前記第2開口近傍を覆う拡散防止室と、
前記拡散防止室内の雰囲気を排気する排気手段と、
を備えた基板処理装置。 - 前記拡散防止室の内壁に洗浄液を供給する洗浄液供給手段とさらに備えた、請求項1に記載の基板処理装置。
- 前記拡散防止室に洗浄液が所定量だけ貯留される、請求項2に記載の基板処理装置。
- 基板が通過する第1開口を有し、基板に処理液を供給して処理を施す第1チャンバーと、
前記第1チャンバーと隣接し、前記第1開口と連通する第2開口を有し、前記第1チャンバーへ基板を搬出する第2チャンバーと、
前記第2チャンバー内に設けられ、基板が通る第3開口を有し、前記第2開口近傍を覆う拡散防止室と、
前記拡散防止室の内壁に洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、
を備え、
前記拡散防止室に洗浄液が所定量だけ貯留される、
基板処理装置。 - 前記拡散防止室に貯留される洗浄液は、前記洗浄液供給手段との間を循環する、請求項3又は4に記載の基板処理装置。
- 前記拡散防止室は、側面と、水平面に対して傾斜した底面とを有しており、
前記洗浄液供給手段は、前記底面の上部、あるいは前記底面の上部側の側面から洗浄液を供給する、
請求項2から5のいずれかに記載の基板処理装置。 - 前記拡散防止室の底面に上方に延びて設けられ洗浄液を貯留するための貯留壁をさらに備えた、請求項6に記載の基板処理装置。
- 前記拡散防止室内の雰囲気を排気する排気手段をさらに備えた、請求項4に記載の基板処理装置。
- 前記第2開口を開閉するシャッターと、前記シャッターが前記第2開口を開けているときに前記排気手段による前記拡散防止室内からの雰囲気の排気を停止あるいは抑制させる制御部とをさらに備えた、請求項1又は8に記載の基板処理装置。
- 前記第2開口を開閉するシャッターをさらに備えた、請求項1から8のいずれかに記載の基板処理装置。
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