JP6723000B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置用ガラス基板等の基板の裏面に処理液を供給する基板処理装置に関する。
基板の裏面に処理液を供給する基板処理装置として、特許文献1に記載される塗布装置が知られている。この塗布装置は、水平方向に搬送される基板の裏面に当接する塗布ローラを介して、基板の裏面に処理液を塗布する。また、基板の表面に付着防止液が供給される構成となっている。
また、従来の塗布装置では処理液と付着防止液とは分離回収され、回収された処理液は貯留タンクを介して塗布ローラに循環供給される。
特開2013−146727号公報(例えば段落0056、図1)
上述のように従来の塗布装置では処理液と付着防止液を分離して回収する構成としているが、完全に分離して回収することは困難である。このため、処理液を回収する貯留タンクに付着防止液が混入する。処理液に対する付着防止液の混入量が増すと、処理液濃度が低下し、処理液による所望の効果が得られなくなる。そこで、処理液による効果を維持するために、定期的に貯留タンク内に貯留された処理液の全てを廃液した後、貯留タンクに処理液の新液を供給する対応が考えられる。
しかしながら、上述のように処理液の全てを廃液(全量廃液)すると、処理液の使用量が増大するという問題が発生する。
本発明の目的は、上述のような点に鑑み、処理液の使用量を削減することができる基板処理装置を提供することにある。
請求項1に係る第1発明(基板処理装置)は、その表面に沿った方向に基板を搬送する搬送部と、その内部に処理空間を形成する処理槽と、処理槽内で搬送部により搬送される基板の裏面に処理液を供給する裏面供給部と、処理槽内で搬送部により搬送される基板の表面に処理液とは異なる種類の液体である付着防止液を供給する表面供給部と、処理液を貯留する貯留部と、貯留部から裏面供給部に処理液を送液する送液部と、処理槽内に設けられ裏面供給部から基板の裏面に供給された処理液を回収する回収部と、回収部にて回収された処理液を貯留部に戻す戻し部と、貯留部に貯留されている処理液に混入している付着防止液の混入度合いを検出する検出部と、貯留部に処理液を補充する補充部と、貯留部に貯留され、付着防止液が混入した処理液を廃液する廃液部と、検出部の検出結果に基づいて、廃液部のバルブを所定時間だけ開成した後に閉成することにより貯留部から付着防止液が混入した処理液を所定量だけ廃液するとともに、補充部のバルブを所定時間だけ開成した後に閉成することにより貯留部に処理液を所定量だけ補充して、貯留部内の処理液への付着防止液の混入度合いを下げる制御部と、を備え、搬送部は、基板を水平姿勢で支持しつつ搬送し、回収部は、搬送部により搬送される基板の下方かつ処理槽の底面に配設され、上方に開口部を有する桶状部材を有し、処理槽の底面には、付着防止液を排液するための排液口が設けられる
請求項2に係る第2発明は、第1発明において、検出部は、貯留部に貯留された処理液の比抵抗を検出する比抵抗計である。
請求項3に係る第3発明は、第1発明または第2発明において、裏面供給部は、搬送部により搬送される基板の裏面に、その円筒面を当接させる円筒状の供給ローラと、供給ローラの円筒面に向けて処理液を吐出する裏面用ノズルと、を有する。
請求項4に係る第4発明は、第3発明において、表面供給部は、基板の搬送方向に沿って配列された複数の供給パイプを有し、当該供給パイプは、搬送方向と直交する幅方向に設けられた複数の吐出口を有する。
請求項5に係る第5発明は、第4発明において、搬送部は搬送方向に沿って設けられた複数の搬送ローラを有し、少なくとも供給ローラよりも搬送方向の下流側に設けられた搬送ローラは、前記幅方向に沿って設けられ、基板の裏面に当接する複数の中間ローラを有し、供給パイプの吐出口が複数の中間ローラに対向する位置に設けられている。
請求項6に係る第6発明は、第5発明において、制御部は、少なくとも供給ローラよりも搬送方向の下流側に配置された搬送ローラに対向する供給パイプについては、当該搬送ローラに基板が到達する前および基板が通過した後においても、付着防止液を吐出する。
請求項1から請求項のいずれかに係る発明によれば、処理液の使用量を削減すること
ができる。
本発明の一実施形態である基板処理装置を示す概略側面図である。 裏面供給部、桶状部材等を示す平面図および側面図である。 上ノズルによる吐出領域を説明するための図である。 制御部に対する電気的な接続関係を示すブロック図である。 処理液の廃液、補充動作を示すフロー図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態である基板処理装置100を示す概略側面図である。この基板処理装置100は、搬送部6により水平姿勢に支持されつつその表面に沿ったY方向に搬送される基板Sに対して、水洗部2、裏面処理部3および液切り部4により、それぞれ処理を施す装置である。また、基板処理装置100は装置を統括的に制御するための制御部5を備える。
基板Sは、例えば、矩形状の液晶表示装置用ガラス基板である。また、基板Sは有機EL表示装置用ガラス基板、太陽電池用パネル基板、PDP用ガラス基板または半導体製造装置用マスク基板等であっても良い。
搬送部6は互いに平行にY方向に沿って配列された複数の搬送ローラ61を備える。複数の搬送ローラ61は、水洗部2の水洗槽21、裏面処理部3の裏面処理槽31および液切り部4の液切り槽41内にそれぞれ配設されている。また、図示を省略しているが、水洗槽21の上流側および液切り槽41の下流側にも複数の搬送ローラ61がそれぞれ設けられている。
搬送ローラ61は図3に示すようにローラ軸613を有し、ローラ軸613の両端には、搬送される基板Sの端部下面を支持するとともに基板SのX方向への変位を規制する鍔付ローラ611がそれぞれ設けられている。一対の鍔付ローラの間におけるローラ軸613には、搬送される基板Sの下面を支持する円盤状の複数の中間ローラ612が設けられている。これらローラ軸613、鍔付ローラ611および中間ローラ612は、図示しない駆動機構により、その軸心周りに一体的に回転駆動される。
水洗部2は基板Sに対して水洗処理を施す。水洗部2はその内部に水洗処理空間を形成するための略箱状の水洗槽21を備える。水洗槽21の基板Sの搬送方向上流側(−Y側)には、基板Sを水洗槽21内に搬入するための搬入口22が設けられている。また、水洗槽21の基板Sの搬送方向下流側(+Y側)には、基板Sを水洗槽21内から搬出するための搬出口23が設けられている。
水洗槽21内の搬送ローラ61の上側(+Z側)には、Y方向に沿って複数の上ノズル24が配列されている。また、水洗槽21内の搬送ローラ61の下側(−Z側)には、Y方向に沿って複数の下ノズル25が配列されている。上ノズル24には図示しない複数の吐出口が基板Sの搬送方向であるY方向と直交する基板Sの幅方向であるX方向に沿って複数、設けられている。上ノズル24は複数の吐出口から複数の搬送ローラ61により搬送される基板Sの上面(表面)に向けて純水等の水洗液を吐出する。下ノズル25には図示しない複数の吐出口がX方向に沿って複数、設けられている。下ノズル25は複数の吐出口から複数の搬送ローラ61により搬送される基板Sの下面(裏面)に向けて純水等の水洗液を吐出する。
裏面処理部3は基板Sの裏面に対して所望の処理(例えば洗浄処理)を施す。裏面処理部3はその内部に裏面処理空間を形成するための略箱状の裏面処理槽31を備える。裏面処理槽31の−Y側には、水洗槽21の搬出口23と連通し、基板Sを裏面処理槽31内に搬入するための搬入口32が設けられている。また、裏面処理槽31の+Y側には、基板Sを裏面処理槽31内から搬出するための搬出口33が設けられている。
裏面処理部3は裏面処理槽31内で搬送部6により搬送される基板Sの裏面に例えば洗浄液等の処理液を供給する裏面供給部12を備える。裏面供給部12は供給ローラ75、裏面用ノズル76、供給配管77およびポンプ78等を備える。
供給ローラ75は円筒状の部材であり、図2(a)の平面図に示すようにその幅寸法は基板Sの幅寸法より若干小さく、供給ローラ75は基板Sの裏面の両端以外の領域に当接するように配置される。この結果、供給ローラ75により基板Sの裏面の略全面に処理液が、後述のように塗布されて供給されるが、両端には処理液が塗布されないため、処理液が基板Sの表面に回り込むことが抑制されている。
また、図2(b)の側面図に示すように供給ローラ75は複数の搬送ローラ61に水平姿勢で支持されつつ搬送される基板Sの裏面に、その円筒面が当接する高さ位置に配設されている。また、供給ローラ75は基板Sの搬送に伴いその軸心周りに図示、時計回りに回転する。
裏面用ノズル76はパイプ状であり、供給ローラ75より上流側(−Y側)かつ下方(−Z側)の位置に供給ローラ75と平行に設けられている。裏面用ノズル76はその幅方向に沿って複数の吐出口761を有する。この複数の吐出口761から供給ローラ75の円筒表面に向けて処理液を吐出する。
裏面用ノズル76から吐出された処理液は供給ローラ75の円筒表面に付着する。処理液が付着した供給ローラ75の円筒表面は、基板Sの搬送に伴い回転し、順次、基板Sの裏面に当接することとなる。この結果、供給ローラ75の円筒表面に付着した処理液が基板Sの裏面に転写されて塗布され、基板Sの裏面に処理液が供給される。上述した供給ローラ75および裏面用ノズル76は本発明の裏面供給部に相当する。
図1に戻り、裏面用ノズル76には供給配管77の一方端が流路接続されている。供給配管77の他方端は、処理液90を貯留する貯留部91に流路接続されている。供給配管77にはポンプ78が介設され、このポンプ78を駆動することにより、処理液90を貯留部91から供給配管77を介して裏面用ノズル76まで送液するとともに、複数の吐出口761から処理液を吐出させる。上述したポンプ78および供給配管77が本発明の送液部に相当する。
供給ローラ75の上流側には、搬送される基板Sの裏面にエアー(気体)を吹き付けて、基板Sの裏面に付着している純水等の水洗液を除去するためのエアノズル71が設けられている。エアノズル71は供給配管73を介してエア供給源72と流路接続されている。供給配管73には流路を開閉するためのバルブ74が介設されている。
供給ローラ75の下方、例えば、裏面処理槽31の底面には桶状部材81が配設されている。桶状部材81は上方に開口を有する箱状であり、供給ローラ75や基板Sの裏面等から落下した処理液を受けて回収する。この桶状部材81は処理液を後述する付着防止液と分離して回収するための回収部である。
桶状部材81の底面には図2に示す排液口811が形成されている。この排液口811は裏面処理槽31の底面に形成された排液口311と連通している。この排液口311には、図1に示す戻り配管(戻し部)82の一方端が流路接続されている。戻り配管82の他方端は貯留部91に流路接続されている。戻り配管82には流路を開閉するためのバルブ83が介設されている。
裏面処理槽31の底面には、主に付着防止液を排液するための図示しない排液口が設けられ、この排液口には図1に示す廃液管86の一方端が流路接続されている。廃液管86の他方端は廃液回収部87に流路接続されている。
戻り配管82に介設されたバルブ83よりも裏面処理槽31側において、戻り配管82に対して、その一方端が流路接続された廃液管84が設けられている。換言すれば廃液管84は戻り配管82から分岐した分岐配管である。廃液管84の他方端は上記廃液管86に流路接続されている。廃液管84には流路を開閉するためのバルブ85が設けられている。
貯留部91には、供給配管93の一方端が流路接続されている。供給配管93の他方端は処理液の供給源92に流路接続されている。供給配管93には流路を開閉するためのバルブ94が介設されている。上述した供給配管93およびバルブ94が本発明の補充部に相当する。
また、貯留部91には、廃液管96の一方端が流路接続されている。廃液管96の他方端は廃液回収部87に流路接続されている。廃液管96には流路を開閉するためのバルブ97が介設されている。上述した廃液管96およびバルブ97が本発明の廃液部に相当する。
さらに、貯留部91内には、貯留部91に貯留された処理液90の比抵抗値を測定する比抵抗計95が設けられている。比抵抗計95は貯留部91に貯留されている処理液90に混入している付着防止液の混入度合いを検出する検出部である。例えば、混入度合いが増すと、比抵抗値が上昇するので、この値を比抵抗計95により検出する。処理液90への付着防止液の混入度合いが、ある値以上に増すと、基板Sの裏面に対する所望処理が実行することができなくなる。
裏面処理部3は基板Sの表面に付着防止液を供給する表面供給部11を備える。表面供給部11は、裏面供給部12により基板Sの裏面(下面)に供給された処理液が基板Sの表面(上面)に回り込んで基板Sの表面に処理液が付着することを防止するために、基板Sの表面に付着防止液を供給する。付着防止液は、処理液とは異なる種類の液体であり、例えば、純水または純水中に二酸化炭素を溶解させた液体である。
表面供給部11は、裏面処理槽31内で複数の搬送ローラ61によって搬送される基板Sの上方に、Y方向に配列された複数の上ノズル34を備える。複数の上ノズル34には供給配管36の分岐管の一方端がそれぞれ流路接続されている。供給配管36の他方端は付着防止液の供給源35に流路接続されている。供給配管36には流路を開閉するためのバルブ37が介設されている。
供給配管36の一方端は、図3(b)に示す上ノズル34が有する供給パイプ342に流路接続されている。供給パイプ342にはX方向に沿って複数のノズルチップ343が設けられる。供給源35から供給配管36および供給パイプ342を介して各ノズルチップ343に送液された付着防止液は、ノズルチップ343の先端(下端)に設けられた吐出口から下方にスプレイ状に吐出される。
複数のノズルチップ343は、その吐出口が複数の中間ローラ612にそれぞれ対向するように配置されている。各ノズルチップ343から付着防止液が例えば円錐状にスプレイ吐出されるが、その吐出領域341は図3(a)に示すように平面視において中間ローラ612を覆う範囲に設定されている。この結果、図3(b)に示すように搬送ローラ61が基板Sを支持していない状態において、複数のノズルチップ343から吐出された付着防止液は、複数の中間ローラ612に供給される。また、図3(a)に示すように搬送ローラ61が基板Sを搬送している状態においては、複数のノズルチップ343から吐出された付着防止液は基板Sの幅方向に亘って均一に供給される。
図1に戻り、液切り部4は、基板Sの表面に付着した付着防止液等の液体を表面から除去するとともに、基板Sの裏面に付着した処理液等の液体を裏面から除去する液切り処理を施す。液切り部4はその内部に液切り処理空間を形成するための略箱状の液切り槽41を備える。液切り槽41の−Y側には、裏面処理槽31の搬出口33と連通し、基板Sを液切り槽41内に搬入するための搬入口42が設けられている。また、液切り槽41の+Y側には、基板Sを液切り槽41内から搬出するための搬出口43が設けられている。
液切り槽41の内部には上下一対の上エアナイフ44および下エアナイフ45が配設されている。上エアナイフ44は、複数の搬送ローラ61によって搬送される基板Sの上方に配置される。また、上エアナイフ44、基板Sの上面に対向し、X方向に延びるスリット状の吐出口を備え、当該吐出口より下方かつ上流側に向かう気体流を、基板SのX方向に亘って供給する。同様に、下エアナイフ45、基板Sの下面に対向し、X方向に延びるスリット状の吐出口を備え、当該吐出口より上方かつ上流側に向かう気体流を、基板SのX方向に亘って供給する。
図4は、上述した基板処理装置100の主要な電気的構成を示すブロック図である。制御部5は、装置の制御に必要な動作プログラムが格納されたROMと、制御時にデータ等が一時的にストアされるRAMと、論理演算を実行するとともに各部を統括的に制御するCPUなどを備える。また、制御部5には、搬送部6、ポンプ78、比抵抗計95、各バルブ37,74,83,85,94,97などが電気的に接続されている。
次に、上述した基板処理装置100の動作について説明する。全体動作として、搬送部6により水平姿勢に支持されつつY方向に搬送される基板Sに対して、水洗部2による水洗処理、裏面処理部3による裏面処理および液切り部4による液切り処理が、制御部5により統括制御されて、順次、実行される。図1に示すように基板SのY方向の長さ寸法が水洗部2、裏面処理部3および液切り部4に跨る寸法の場合は、基板Sの+Y側の上流部においては液切り部4により液切り処理が実行され、基板Sの中央部においては裏面処理部3による裏面処理が実行され、基板Sの下流部においては水洗部2による水洗処理が実行される。
水洗部2の水洗槽21に搬入された基板Sの上面(表面)に複数の上ノズル24から水洗液が吐出されるとともに、基板Sの下面(裏面)に複数の下ノズル25から水洗液が吐出されて、基板Sの上下両面が水洗処理される。
水洗部2により水洗処理された基板Sは、裏面処理部3に搬入され、裏面処理が実行される。まず、基板Sの裏面にエアノズル71からエアが吹き付けられて、裏面に付着した水洗液が除去される。次に、基板Sの裏面に当接する供給ローラ75により処理液が塗布供給される。また、基板Sの表面に対しては複数の上ノズル34から付着防止液が供給され、処理液が基板Sの表面に回り込むことを防止している。
少なくとも供給ローラ75よりも下流側に配置された搬送ローラ61に対向する上ノズル34については、当該搬送ローラ61に基板Sが到達する前や基板Sが通過した後においても、付着防止液が吐出されるように制御部5によりバルブ37の開閉が制御されている。この結果、搬送ローラ61の中間ローラ612に上ノズル34から付着防止液が供給され、基板Sの裏面から中間ローラ612に転写して付着している処理液が付着防止液により洗い流される。
ここで、中間ローラ612に処理液が付着した状態で、次の基板Sに対して裏面処理を実行すると、供給ローラ75により塗布供給された処理液上にさらに中間ローラ612に付着している処理液が転写される。中間ローラ61は部分的に基板Sの裏面に当接しているため、処理液の転写も部分的となり、裏面処理が裏面内において均一に実行することができない。そこで、上述のように中間ローラ612に付着している処理液を付着防止液により洗い流すことにより、基板Sの裏面に処理液が部分的に転写することがなくなり、基板Sの裏面に対して均一に裏面処理を実行することができる。
裏面処理槽31から搬出された基板Sは液切り部4の液切り槽41内に搬入されて、液切り処理が実行される。液切り槽41内で複数の搬送ローラ61により水平支持されつつY方向に搬送される基板Sの上面には、上エアナイフ44から上流かつ下方に向かう気流が吹き付けられる。また、基板Sの下面には、下エアナイフ45から上流かつ上方に向かう気流が吹き付けられる。この結果、基板Sの上面に付着した付着防止液が上面から除去されるとともに、下面に付着した処理液が下面から除去される。このように液切りされた基板Sは液切り槽41の搬出口43から下流側へ搬出される。
次に裏面供給部12により基板Sの裏面に循環供給される処理液の廃液、補充に関する動作について、図5に示すフロー図等を用いて説明する。
上述のように、裏面処理部3において供給ローラ75や基板Sの裏面等から落下した処理液は桶状部材81で受けて回収される。この桶状部材81は主に処理液を回収し、付着防止液は回収しないように、その配置位置や開口位置が設定されているが、基板Sの上面から流下した少量の付着防止液が桶状部材81に回収される場合がある。
このように付着防止液が混入した処理液は貯留部91に一旦、貯留された後、裏面供給部12により基板Sの裏面に循環供給される。処理液に混入した付着防止液の量が少量である場合は、基板Sの裏面に対する所望処理が維持できるが、ある値以上に混入量が増すと、裏面処理による効果が低下する。
そこで、裏面供給部12により基板Sの裏面に供給される処理液に、ある値以上の付着防止液が混入することを防止するために、次の動作が実行される。すなわち、基板処理装置100による基板Sに対する処理と並行して、図5に示すように、まず、ステップ10において貯留部91に貯留された処理液の比抵抗値を比抵抗計95により測定する。処理液への付着防止液に混入度合いが増すと比抵抗値が増すので、比抵抗値がある値(設定値)以上であるか否かを監視する(ステップS20)。比抵抗値が設定値未満の場合(Noの場合)であれば、この動作は終了するが、基板処理装置100が稼働している間は、定期的にこの動作は実行される。
ステップS20において、比抵抗値が設定値以上であった場合(Yesの場合)、次のステップS30に移る。ステップS30では、貯留部91に流路接続された廃液管96に介設されたバルブ97が制御部5により所定時間、開成された後、閉成される。この結果、貯留部91から廃液管96を介して廃液回収部87に付着防止液が混入した処理液(混入液)が所定量、廃液される。
次にステップS40において、貯留部91に流路接続された供給配管93に介設されたバルブ94が所定時間、開成された後、閉成される。この結果、供給源92から供給配管93を介して貯留部91に、処理液の新液が所定量、供給される。
上述のように、貯留部91から混入液が廃液されるとともに、処理液の新液が貯留部91に供給されるので、処理液への付着防止液の混入度合いが下がり、この結果、比抵抗値も下がり、裏面処理の効果を維持することができる。
なお、基板処理装置100のメンテナンスにおいて、供給ローラ75を洗浄するが、この洗浄動作について説明する。制御部5によりバルブ83は閉成し、バルブ85は開成する。貯留部91から処理液90を全量廃液した後、貯留部91に洗浄液を貯留する。この洗浄液をポンプ78の駆動により、供給配管77および裏面用ノズル76を介して供給ローラ75に供給して供給ローラ75の円筒面を洗浄する。供給ローラ75に供給された洗浄液は、桶状部材81により回収されて戻り配管82から分岐した廃液管84を介して廃液回収部87に送られる。
上記実施形態では、搬送部6により基板Sを水平姿勢に支持しつつY方向に搬送していたが、基板SをY方向に向かって左右方向に傾斜した傾斜姿勢で支持しつつその表面に沿ったY方向に搬送させても良い。
上記実施形態においては、検出部として比抵抗計95を用いたが、検出部として導電率計またはpH計等を用いて、貯留部91に貯留されている処理液90に混入している付着防止液の混入度合いを検出しても良い。
また、処理液は処理した基板の枚数や経過時間等により疲労し、その効果が低下する場合がある。そこで、基板の処理枚数や経過時間等を計測しておき、その計測結果に応じて、貯留部91からの廃液動作および貯留部91への処理液の新液の補充動作を行っても良い。このとき、貯留部91に貯留された全量を廃液して、補充しても良いし、一部を廃液して、補充しても良い。
3 裏面処理部
5 制御部
6 搬送部
11 表面供給部
12 裏面供給部
75 供給ローラ
76 裏面用ノズル
81 桶状部材
90 処理液
91 貯留部
95 比抵抗計
100 基板処理装置
S 基板

Claims (6)

  1. その表面に沿った方向に基板を搬送する搬送部と、
    その内部に処理空間を形成する処理槽と、
    処理槽内で搬送部により搬送される基板の裏面に処理液を供給する裏面供給部と、
    処理槽内で搬送部により搬送される基板の表面に処理液とは異なる種類の液体である付着防止液を供給する表面供給部と、
    処理液を貯留する貯留部と、
    貯留部から裏面供給部に処理液を送液する送液部と、
    処理槽内に設けられ裏面供給部から基板の裏面に供給された処理液を回収する回収部と、
    回収部にて回収された処理液を貯留部に戻す戻し部と、
    貯留部に貯留されている処理液に混入している付着防止液の混入度合いを検出する検出部と、
    貯留部に処理液を補充する補充部と、
    貯留部に貯留され、付着防止液が混入した処理液を廃液する廃液部と、
    検出部の検出結果に基づいて、廃液部のバルブを所定時間だけ開成した後に閉成することにより貯留部から付着防止液が混入した処理液を所定量だけ廃液するとともに、補充部のバルブを所定時間だけ開成した後に閉成することにより貯留部に処理液を所定量だけ補充して、貯留部内の処理液への付着防止液の混入度合いを下げる制御部と、
    を備え
    搬送部は、基板を水平姿勢で支持しつつ搬送し、
    回収部は、搬送部により搬送される基板の下方かつ処理槽の底面に配設され、上方に開口部を有する桶状部材を有し、
    処理槽の底面には、付着防止液を排液するための排液口が設けられる基板処理装置。
  2. 請求項1に記載される基板処理装置において、
    検出部は、貯留部に貯留された処理液の比抵抗を検出する比抵抗計である基板処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載される基板処理装置において、
    裏面供給部は、
    搬送部により搬送される基板の裏面に、その円筒面を当接させる円筒状の供給ローラと、
    供給ローラの円筒面に向けて処理液を吐出する裏面用ノズルと、
    を有する基板処理装置。
  4. 請求項3に記載される基板処理装置において、
    表面供給部は、基板の搬送方向に沿って配列された複数の供給パイプを有し、当該供給パイプは、搬送方向と直交する幅方向に設けられた複数の吐出口を有する基板処理装置。
  5. 請求項4に記載される基板処理装置において、
    搬送部は搬送方向に沿って設けられた複数の搬送ローラを有し、
    少なくとも供給ローラよりも搬送方向の下流側に設けられた搬送ローラは、前記幅方向に沿って設けられ、基板の裏面に当接する複数の中間ローラを有し、
    供給パイプの吐出口が複数の中間ローラに対向する位置に設けられている基板処理装置。
  6. 請求項5に記載される基板処理装置において、
    制御部は、少なくとも供給ローラよりも搬送方向の下流側に配置された搬送ローラに対向する供給パイプについては、当該搬送ローラに基板が到達する前および基板が通過した後においても、付着防止液を吐出する基板処理装置。
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