JPH0525720U - 基板のデイツプ処理装置 - Google Patents

基板のデイツプ処理装置

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JPH0525720U
JPH0525720U JP7323991U JP7323991U JPH0525720U JP H0525720 U JPH0525720 U JP H0525720U JP 7323991 U JP7323991 U JP 7323991U JP 7323991 U JP7323991 U JP 7323991U JP H0525720 U JPH0525720 U JP H0525720U
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tank
chemical liquid
liquid
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治道 広瀬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薬液が、他の処理室に持ち出されて減少して
しまうことがなく、搬出される基板から余分な薬液を除
去できるという、確実な基板製造が可能な基板のディッ
プ処理装置を提供することである。 【構成】 処理槽5前後に、それぞれ二つずつのエアナ
イフ10を配設する。エアナイフ10の噴出口を、処理
槽5の外から内へ向けて、基板9の表面に向かうよう取
り付ける。ディップ槽1の内部の前後に補助槽11を形
成する。二つの補助槽11の内部に、上下二段のローラ
12a,12bからなる液切りローラ12が搬送ローラ
2と平行且つ同じ高さで配設する。ローラ12aと12
bの間隔は、基板9の厚さより1mm程度広くする。基
板9搬送時には、薬液3の流出が液切りローラ12とエ
アナイフ10によって遮られ、他の処理室に薬液3が持
ち出されることがなく、円滑な作業が行える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、基板を連続搬送しながら薬液処理を行う基板のディップ処理装置の 改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ICやLEDなどの基板の製造には、フォトエッチングによる微細加工が非常 に重要な役割を果たしている。フォトエッチングは、フォトレジストを基板に塗 布し、エッチング処理し、最後にフォトレジストを剥離するという工程を経る。 従って、優れたフォトエッチングを行うためには、基板にフォトレジストを均一 に塗布し、エッチング処理時とフォトレジスト剥離時には、基板を薬液に十分に 浸す必要がある。
【0003】 また、フォトエッチングの後には、基板を水や薬液によって洗浄しなければな らない。
【0004】 このようなフォトエッチング及び基板洗浄を行なう装置は、スピン式、ディッ プ式、スプレー式、などに分類できる。このうち、よく使用されるのがディップ 式である。ディップ式は、薬液を満たした槽の中に、基板を浸す方法をとる。従 って、薬液処理後に、余分な薬液を基板上から除去することができれば、次の作 業の能率が向上する。
【0005】 このような薬液処理を効率よく行うためには、搬送しながら薬液に浸すと良い 。このため従来から、ディップ式のフォトエッチング装置として、薬液処理槽の 付いた基板のディップ処理装置が提案されている。
【0006】 このような基板のディップ処理装置の従来例を図面に従って説明する。図5に 示すように、ディップ槽1内には、搬送ローラ2が回動自在に配設されている。 搬送ローラ2はディップ槽1内に薬液3を満たした時、液面下に位置するように 設けられている。ディップ槽1の前後には、基板9の搬入搬出用のスリット1a が設けられている。ディップ槽1の側面には、流入口1bが設けられていて、流 入パイプ4に接続されている。
【0007】 ディップ槽1の外側には、スリット1aからオーバーフローした薬液3を受け 止めるために、処理槽5が設けられている。処理槽5の底には排出口5aが設け られていて、排出パイプ6に接続されている。排出パイプ6は薬液タンク7に接 続されている。薬液タンク7はポンプ8に接続されていて、ポンプ8は流入パイ プ4に接続されている。
【0008】 従って、薬液3はポンプ8によって送り出されることによって、ディップ槽1 に流入し続けるので、水面は常に搬送ローラー2上にある。このため基板9はス リット1aを通って搬送ローラ2によって搬送される時に、薬液3に浸されてレ ジストが剥離する。
【0009】 ただし、流入する薬液3はディップ槽1に一杯になる前に、スリット1aから オーバーフローして処理槽5に流れ落ちる。同時に余分な薬液3が基板9上に残 ったまま流出する。処理槽5に流れた薬液3は排出口5aから薬液タンク7に溜 まる。薬液タンク7に溜まった薬液3はポンプ8へと流れ、再びディップ槽1に 送られることによって、常に循環している。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来例には以下のような欠点があった。
【0011】 即ち、ディップ槽1の前後には、基板9の搬入搬出用のスリット1aが設けら れているので、流入し続ける薬液3は、ディップ槽1に一杯になる前にスリット 1aからオーバーフローする。このため、基板9の搬入時と搬出時には基板9上 を伝わって薬液3が流出してしまい、処理槽5を出て、他の処理室に持ち出され てしまう。従って薬液3が減少するおそれがある。また、搬出される基板9から 、余分な薬液3を除去することができないので、次工程の処理を確実に行うこと が困難となる。
【0012】 本考案は、上記のような従来技術の課題を解決するために提案されたものであ り、その目的は、薬液が他の処理室に持ち出されて減少してしまうことがなく、 搬出される基板から余分な薬液を除去できるという、確実な基板製造が可能な基 板のディップ処理装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案は、薬液散乱防止用の処理槽と、前記処理 槽内部に設けられ薬液を貯溜したディップ槽と、前記ディップ槽内部に設けられ た基板搬送部とを備えた基板のディップ処理装置において、 前記処理槽と前記ディップ槽の前後部には、基板出入用のスリットをそれぞれ 設け、 前記スリットの外方には、基板を挟持する上下二段の液切りローラを設け、 前記液切りローラの外方には、噴出口を基板表面に向けたエアナイフを、ディ ップ槽の外方から内方に向けて設けたことを特徴とする。
【0014】
【作用】
上記のような構成を有する本考案においては、オーバーフローしてきた薬液が 液切りローラによって取り除かれ、更にエアナイフによって基板上に残った余分 な薬液も除去される。従って、薬液が他の処理室に持ち出されて減少することが ない。また次工程の処理を確実に行うことも可能となる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面により具体的に説明する。なお、図6の従来技 術と同一の部材については、同一の符号を付し説明は省略する。
【0016】 本実施例では、図1に示すように、処理槽5の前後に基板出入り用のスリット 5bが設けられている。この前後のスリット5bの外側には、基板9を上下から 挟み込むような位置に、それぞれ二つずつのエアナイフ10が配設されている。 エアナイフ10の噴出口は、処理槽5の外から内へ向けて、しかも基板9の表面 に向かうよう取り付けられている。また、ディップ槽1の内部は、前後が隔壁1 cによって仕切られていて、補助槽11を形成している。ディップ槽1前後の外 壁と、隔壁1cにはそれぞれ基板出入り用のスリット11a,11bが設けられ ている。
【0017】 前後二つの補助槽11底部には、ドレン11cが設けられている。また、二つ の補助槽11の内部には、水切りローラ12が搬送ローラ2と平行且つ同じ高さ で配設されている。水切りローラ12の構造は、図2に示すように上下二つのロ ーラ12a,12bによって基板9を挟み込むようになっている。二つのローラ 12a,12bの間隔は、基板9の厚さより1mm程度広くなっている。
【0018】 以上のように構成される本実施例の作用は、次の通りである。
【0019】 即ち、薬液3はポンプ8によって送り出されることによって、ディップ槽1に 流入し続けるので、水面は常に搬送ローラー2上にある。ただし、流入する薬液 3はディップ槽1に一杯になる前に、スリット11bからオーバーフローする。 基板9は、スリット5b,11aを通って液きりローラ12に挟まれて、スリッ ト11bを通過してディップ槽1に搬入される。この時スリット11bからオー バーフローしてきた薬液3が、基板9上を伝わって流出する。しかし、液切りロ ーラ12の間隔は、基板9の厚さよりも1mm程度広いだけなので、余分な薬液 3を遮ることができる。従って、薬液3は、補助層11底部に落ちてドレン11 cを通り、処理槽5に流れる。更に、基板9上に僅かに残った薬液3は、スリッ ト5bを通って流出するが、エアナイフ10によって押し戻される。
【0020】 ディップ槽1に入った基板9は、搬送ローラ2によって運ばれながら薬液3に 浸されて、レジストが剥離される。その後、基板9は、スリット11bを通って 液切りローラ12に挟まれ、スリット11a、5bを通過して搬出される。この 時スリット11bからオーバーフローしてきた薬液3が、基板9上を伝わって流 れ出るが、液切りローラ12によって、余分な薬液3を遮ることができる。この 液切りローラ12によって、基板表面から除去された薬液3は、補助層11底部 に落ちてドレン11cを通り、処理槽5に流れる。更に、基板9上に僅かに残っ た薬液3は、スリット5bを通って流出するが、エアナイフ10によって押し戻 される。
【0021】 以上の通り本実施例によれば、オーバーフローしてきた薬液3が、基板9上を 伝わって流出してきても、液切りローラ2によって余分な薬液3が遮られる。更 に基板9上に僅かに残った薬液3も、エアナイフ10によって処理槽5内に押し 戻されるので、薬液3が他の処理室に持ち出されることがなく、円滑な作業が行 なえる。
【0022】 なお、本考案は上述した実施例に限定されるものではなく、具体的な各部材の 形状、材質等は適宜変更可能である。
【0023】 例えば、図3に示すように処理槽5の内側に、エアナイフ10を設ける構造に することもできる。また図4に示すように搬送ローラ2の上部に、上乗せローラ 2aを搬送ローラ2と平行な方向で回転自在に取り付けることによって、基板9 の湾曲とスリップ防止を図ることができる。更に、図5に示すようにエアナイフ 10とスリット5b,11a,11bを、片側だけに設ける構造にすることも可 能である。
【0024】
【考案の効果】
以上の通り、本考案によれば、処理槽とディップ槽の前後部には、基板出入用 のスリットをそれぞれ設け、前記スリットの外方には、基板を挟持する上下二段 の液切りローラを設け、前記液切りローラの外方には、噴出口を基板表面に向け たエアナイフを、ディップ槽の外方から内方に向けて設けるという簡単な構造に よって、薬液が、基板上を伝わって他の処理室に持ち出され減少するのを防ぐこ とができる。また、搬出される基板から余分な薬液を除去できるので、次工程の 処理が確実に行なえる。従って、安定した基板製造と搬送作業が可能な基板のデ ィップ処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である基板のディップ処理装
置を示す側面図である。
【図2】図1の液切りローラの断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す側面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す側面図である。
【図5】本考案の他の実施例を示す側面図である。
【図6】従来の基板のディップ処理装置を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1…ディップ槽 1a,5b,11a,11b…スリット 1b…流入口 1c…隔壁 2…搬送ローラ 2a…上乗せローラ 3…薬液 4…流入パイプ 5…処理槽 5a…排出口 6…排出パイプ 7…薬液タンク 8…ポンプ 9…基板 l0…エアナイフ 11…補助槽 11c…ドレン 12…液切りローラ 12a、12b…ローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液散乱防止用の処理槽と、前記処理槽
    内部に設けられ薬液を貯溜したディップ槽と、前記ディ
    ップ槽内部に設けられた基板搬送部とを備えた基板のデ
    ィップ処理装置において、 前記処理槽と前記ディップ槽の前後部には、基板出入用
    のスリットをそれぞれ設け、 前記スリットの外方には、基板を挟持する上下二段の液
    切りローラを設け、 前記液切りローラの外方には、噴出口を基板表面に向け
    たエアナイフを、ディップ槽の外方から内方に向けて設
    けたことを特徴とする基板のディップ処理装置。
JP1991073239U 1991-09-11 1991-09-11 基板のディップ処理装置 Expired - Lifetime JP2594577Y2 (ja)

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