JP2594153Y2 - 車両用スペアタイヤのキャリア - Google Patents

車両用スペアタイヤのキャリア

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JP2594153Y2
JP2594153Y2 JP1993018966U JP1896693U JP2594153Y2 JP 2594153 Y2 JP2594153 Y2 JP 2594153Y2 JP 1993018966 U JP1993018966 U JP 1993018966U JP 1896693 U JP1896693 U JP 1896693U JP 2594153 Y2 JP2594153 Y2 JP 2594153Y2
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JP
Japan
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swing arm
stopper pin
spare tire
spring
pin
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JP1993018966U
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JPH0678173U (ja
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治之 都築
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Araco Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スペアタイヤの装着可
能なスイングアームが車体に対して回動自在に支持され
ているタイプの車両用スペアタイヤのキャリアに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の形式のキャリアは図5で
示す構成となっている。すなわちスイングアーム20
は、スペアタイヤが装着されるキャリアプレート22を
備えており、その一端側が車体10のリヤ部分に対して
回動自在に支持されている。このスイングアーム20
は、通常はバックドア12の外面に添わせた全閉位置で
ロック部材26によりロックされている。そして必要に
応じてロック解除レバー40を引くことにより前記のロ
ックが解除され、スイングアーム20図5の仮想線で
示す全開位置まで回動させれる。また図6で示すよう
にスイングアーム20が回転自在に支持されている車体
10側のベース16には、このアーム20の回動支点か
ら少し偏倚した箇所において上下に貫通させたピン挿通
孔60が形成されている。スイングアーム20を前記の
全開位置へ回動させた状態に保持する場合、付属のピン
62を前記のピン挿通孔60に差し込むことでスイング
アーム20が全閉位置に向かって回動するのを阻止して
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記の従来技術におい
ては、作業者が前記ピン62をベース16のピン挿通孔
60に差し込んだり抜き取ったりしなければならず面倒
であるとともに、スイングアーム20を全開位置に保持
したい場合でも前記ピン62の差し込み忘れといった心
配もある。またこのピン62は単独の付属部品であるこ
とから、紛失しやすい。本考案の技術的課題は、スイン
グアームをその全開位置まで回動させることでストッパ
ーピンを自動的に係合状態にしてスイングアームを全開
位置に保持することにより、作業を簡素化するとともに
ストッパーピンの紛失なども回避することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本考案における車両用スペアタイヤのキャリアはつ
ぎのように構成されている。すなわちスペアタイヤの装
着可能なスイングアームの一端側が車体に対して回動自
在に支持され、このスイングアームは車体の外側面に添
わせた状態の全閉位置でロックされており、このロック
を解除することで所定の全開位置まで回動させることが
可能な車両用スペアタイヤのキャリアであって、前記ス
イングアームに対し、このアームの回動に伴う円弧動作
と直交する方向へ移動可能に設けられたストッパーピン
と、前記スイングアームの回動範囲においてストッパー
ピンの先端部を常に受けるように車体側に固定されたベ
ースと、前記ストッパーピンを前記ベース側へ常に付勢
しているスプリングと、前記スイングアームを全開位置
に回動させたときの前記ストッパーピンが前記スプリン
グの弾力により係合するように前記ベースに形成された
係合部と、前記ストッパーピンを前記スプリングの弾力
に抗して移動操作可能に設けられた解除機構とを備えて
いる。
【0005】
【作用】この構成によれば、前記スイングアームを全閉
位置から全開位置に向けて回動させると、前記ストッパ
ーピンはその先端部が前記ベースに受けられた状態で円
弧動作する。そしてスイングアームが全開位置に達する
と同時に、ストッパーピンがスプリングの弾力により自
動的に前記ベースの係合部と係合し、この係合によりス
イングアームは全開位置に保持される。なおスイングア
ームを元の全閉位置に回動させる場合は、前記の解除機
構によりストッパーピンを前記スプリングの弾力に抗し
て移動させると、前記ベースの係合部に対するストッパ
ーピンの係合が解除される。
【0006】
【実施例】つぎに本考案の一実施例を図面にしたがって
説明する。図2に車体のリヤ側の一部が斜視図で示され
ている。この図面で明らかなようにスイングアーム20
の一端側は、車体10のリヤ側部に形成された上下のヒ
ンジ用ベース14,16に対して回動自在に支持されて
いる。そしてすでに図5によって説明した従来技術の場
合と同様に、前記スイングアーム20はスペアタイヤ
(図示外)の装着可能なキャリアプレート22を備えて
いる。また通常でのスイングアーム20はバックドア1
2に添わせた全閉位置でロック部材26によりロックさ
れており、このロックを解除することでスイングアーム
20を前述した全開位置(図5の仮想線位置)まで回動
させれる。
【0007】図3に前記下側のベース16に対するスイ
ングアーム20の支持部が斜視図で示され、図1にこの
支持部が拡大断面図で示されている。これらの図面にお
いて前記ヒンジ用ベース14,16のうち、下側のベー
ス16に対して回動自在に支持されているスイングアー
ム20の端部にはブラケット24が側方へ張り出した状
態で固定されている。このブラケット24には、図1で
明らかなように内部にストッパーピン30を備えたピン
ケース32が固定されていて、スイングアーム20の回
動によりピンケース32がストッパーピン30と共にこ
のアーム20の回動支点を中心として円弧動作すること
となる。前記ストッパーピン30はピンケース32に対
して前記の円弧動作と直交する方向(上下方向)へ移動
可能に組付けられており、その下端部は前記ベース16
の上面で受けられている。またピンケース32の内部に
は図1で示すようにスプリング34が組込まれていて、
このスプリング34は前記ストッパーピン30をベース
16の上面に押しつける方向へ付勢している。
【0008】前記ベース16には、図3で示すようにス
イングアーム20の回動に伴って円弧動作するストッパ
ーピン30の作動軌跡上の二箇所において孔17,18
が形成されている。一方の孔17はスイングアーム20
を前記の全閉位置に回動させたときのストッパーピン3
0と対応する箇所にあけられており、他方の孔18はス
イングアーム20を全開位置に回動させたときのストッ
パーピン30と対応する箇所にあけられている。そして
これらの各孔17,18は、図1(A)で示すように前
記ストッパーピン30の先端部が係合可能な内径に設定
されている。そこでスイングアーム20を全閉位置ある
いは全開位置へ回動させれば、それぞれの位置の孔1
7,18に対してストッパーピン30がスプリング34
の弾力により自動的に係合することとなる。なお前記の
孔17,18は、前記ストッパーピン30と係合してス
イングアーム20を全閉位置あるいは全開位置に保持す
るための係合部の一例であり、これらを溝などの凹部に
代えることもできる。
【0009】図2で示すように前記スイングアーム20
の一部には、ロック解除レバー40のレバーハウジング
41が取付けられている。このレバーハウジング41か
らは前記ロック部材26に操作力を与えるロック解除ケ
ーブル42と、前記ストッパーピン30に操作力を与え
るストッパー解除ケーブル44とがそれぞれに向かって
延びている。図4に前記レバーハウジング41の内部が
拡大断面図で示されている。この図面で明らかなように
レバーハウジング41の内部にはロック解除レバー40
のリターンスプリング40aが組込まれていて、ロック
解除レバー40をこのリターンスプリング40aの弾力
に抗して引くことにより、前記ロック解除ケーブル42
のインナケーブル43及びストッパー解除ケーブル44
のインナケーブル45が共に引っ張られるようになって
いる。
【0010】前記ロック解除レバー40が引かれたとき
のロック解除ケーブル42におけるインナケーブル43
の動作は、前記ロック部材26に対しそのロックを解除
するように作用する。これに対し前記ストッパー解除ケ
ーブル44におけるインナケーブル45の動作は前記ス
トッパーピン30を引き上げるように作用する。すなわ
ち図1で示すように、ストッパー解除ケーブル44のイ
ンナケーブル45は前記ピンケース32の内部に位置
し、ここで連結部材46が結合されている。この連結部
材46は上下方向に長い連結孔47を有し、この連結孔
47には図1(B)で明らかなようにストッパーピン3
0の延長部31に固定された連結ピン48がスライド自
在に係合している。
【0011】このように前記ロック解除レバー40の本
来の機能は、前記ロック部材26のロックを解除するた
めのものであるが、本実施例ではこのロック解除レバー
40及びストッパー解除ケーブル44により、前記ベー
ス16の各孔17,18のいずれかに係合しているスト
ッパーピン30をそのスプリング34の弾力に抗して引
き上げて係合を解除する解除機構が構成されている。た
だしロック解除レバー40とは別にストッパーピン30
の係合を解除するための専用解除レバーを設けてもよ
い。
【0012】前記構成においてスイングアーム20が図
2で示されている全閉位置にあるとき、このスイングア
ーム20は前記ロック部材26によりその位置でロック
されている。またこの状態においては前記ストッパーピ
ン30がベース16の孔17に係合しているため、スイ
ングアーム20は全閉位置で二重ロックされていること
になる。したがって仮に前記ロック部材26がロック状
態になっていない場合でも、スイングアーム20はスト
ッパーピン30と孔17との係合により全閉位置に保持
される。
【0013】さてスイングアーム20を全開位置に回動
させる必要が生じたときは、前記ロック解除レバー40
を引くことによりロック部材26のロックが解除される
と同時に、前記ストッパーピン30が引き上げられて孔
17との係合が解除される。この状態でスイングアーム
20を全開位置に向けて回動させれば、ストッパーピン
30の先端部は前記ベース16の上面で受止められ、こ
の上面に沿って滑りながら円弧動作する。なお前記ロッ
ク解除レバー40の引っ張り力を解除することに伴うス
トッパー解除ケーブル44のインナケーブル45の動き
は、前記連結部材46の連結孔47連結ピン48とが
相対的移動することで吸収される。したがってこのイ
ンナケーブル45や連結部材46などに無理な力をかけ
ることなく、スイングアーム20を回動させることがで
る。
【0014】スイングアーム20が全開位置に達すると
同時に、前記ストッパーピン30は前記ベース16の他
方の孔18に対してスプリング34の弾力により自動的
に係合する。この係合によりスイングアーム20は全開
位置に保持される。スイングアーム20を再び全閉位置
に回動させる場合は、前記ロック解除レバー40を引い
てストッパーピン30と孔18との係合を解除すればス
イングアーム20を回動させれる。そしてスイングアー
ム20が全閉位置に達すると同時に前記ロック部材26
が再びロック状態となり、かつ前記ストッパーピン30
がベース16の孔17に係合して二重ロック状態とな
る。なおロック部材26によるロック機能の信頼性が高
ければ、全閉位置に対応する孔17は必ずしも必要では
ない。
【0015】
【考案の効果】このように本考案は、スイングアームを
全開位置まで回動させるだけでストッパーピンが自動的
に係合状態になってスイングアームが全開位置に保持さ
れ、またストッパーピンの係合状態は解除機構の操作で
解除されるため、作業が簡単になるとともにストッパー
ピンの係合を忘れるといった心配がなく、またストッパ
ーピンの紛失といった事態も起こり得ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】スイングアームの支持部を拡大して表した断面
図である。
【図2】スペアタイヤのキャリアを表した斜視図であ
る。
【図3】スイングアームの支持部を拡大して表した斜視
図である。
【図4】ロック解除レバーのレバーハウジング内を表し
た拡大断面図である。
【図5】従来のスペアタイヤ用キャリアを表した斜視図
である。
【図6】図5におけるスイングアームの支持部を拡大し
て表した斜視図である。
【符号の説明】
10 車体 16 ベース 18 係合部(孔) 20 スイングアーム 30 ストッパーピン 34 スプリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペアタイヤの装着可能なスイングアー
    ムの一端側が車体に対して回動自在に支持され、このス
    イングアームは車体の外側面に添わせた状態の全閉位置
    でロックされており、このロックを解除することで所定
    の全開位置まで回動させることが可能な車両用スペアタ
    イヤのキャリアであって、 前記スイングアームに対し、このアームの回動に伴う円
    弧動作と直交する方向へ移動可能に設けられたストッパ
    ーピンと、 前記スイングアームの回動範囲においてストッパーピン
    の先端部を常に受けるように車体側に固定されたベース
    と、 前記ストッパーピンを前記ベース側へ常に付勢している
    スプリングと、 前記スイングアームを全開位置に回動させたときの前記
    ストッパーピンが前記スプリングの弾力により係合する
    ように前記ベースに形成された係合部と、 前記ストッパーピンを前記スプリングの弾力に抗して移
    動操作可能に設けられた解除機構と、 を備えたことを特徴とする車両用スペアタイヤのキャリ
    ア。
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JPH0678173U JPH0678173U (ja) 1994-11-01
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