JP2592727Y2 - 自転車用ハンドル装置 - Google Patents

自転車用ハンドル装置

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JP2592727Y2
JP2592727Y2 JP1993025661U JP2566193U JP2592727Y2 JP 2592727 Y2 JP2592727 Y2 JP 2592727Y2 JP 1993025661 U JP1993025661 U JP 1993025661U JP 2566193 U JP2566193 U JP 2566193U JP 2592727 Y2 JP2592727 Y2 JP 2592727Y2
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猛 吉井
寿夫 西村
昇 籔原
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は折畳式自転車などを含む
自転車におけるハンドルなどが設けられている箇所の構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】ハンドルバーがハンドルポストに固定さ
れている一般の自転車では、駐輪場などへ自転車を並べ
て置く場合にハンドルバーが両側方に突出して多大な横
幅を必要とするという欠点があった。フレーム中央で2
分割可能な構造である横折式の折畳式自転車においても
同様の欠点があった。
【0003】この問題は、ハンドルバーをハンドルポス
トに対して90°の角度で水平に回転できる構造にすれ
ば、ハンドルバーを前後に沿う姿勢にできて解決するこ
とができる。つまり、ハンドルポストと、ハンドルバー
を固定するラッグとを回転可能に構成すればよい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにハンドルポストと、ハンドルバーを固定するラッ
グとを回転可能に構成した場合、ラッグがハンドルポス
トより容易に外れて危険となったり、ラッグのハンドル
ポストに対する90°の変更角度の位置決めが不確実
で、操作性が劣ったりする(例えば実公昭48−274
01号公報、実開昭57−116594号公報)問題が
ある。また、実開昭56−148984号公報に示され
ている自転車では、ハンドルバーの角度変更のためにハ
ンドルポストと前フォークステムとの固着状態が不確実
となるなどの問題があった。
【0005】本考案は上記問題を解決するもので、ラッ
グがハンドルポストより上方へ抜けたりすることなく、
ハンドルポストと前フォークステムとの固着構造とは別
個に、ハンドルポストとラッグとの相対位置を90°の
角度で変更できながら、各固定状態を確実に保持できる
自転車用ハンドル装置を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本考案は、前ホークステムに固定されたハンドルポス
トと、ハンドルバーを取付けた状態でハンドルポストの
上端部に外嵌されて螺子により締付けられて固定される
ラッグとを有する自転車用ハンドル装置において、前記
ラッグのハンドルポストに対する下動を規制する下動規
制部をハンドルポストの上端部またはハンドルポストの
上端部に対して固定される蓋に設け、前記ラッグのハン
ドルポストに対する上動を規制する上動規制部をハンド
ルポストの上端部に対して固定される蓋に設け、ラッグ
またはラッグに取り付けられた部材におけるハンドルポ
スト上端部外周面に臨む箇所と、ハンドルポストにおけ
るラッグ内周面に臨む箇所とに、これらのラッグ側とハ
ンドルポスト側との間でハンドルポストの周方向ほぼ9
0°の角度間隔の箇所で係合可能とされ係合状態ではラ
ッグとハンドルポストとの周方向の相対的な回転を規制
する凸部および複数の凹部を設けたものである。
【0007】
【作用】上記構成により、通常の走行可能な姿勢よりハ
ンドルバーをハンドルポストに対して90°の角度で回
転させる場合には、まずハンドルポストに対してラッグ
を締付固定させている螺子をゆるめた後、ラッグとハン
ドルポストとの周方向への回転を規制している凹部と凸
部との係合を解除し、左右いずれかに90°の角度で周
方向へハンドルバーが固定されたラッグ側をハンドルポ
ストに対して回転させて、元の位置から90°の角度分
ずれた姿勢で凹部と凸部とを係合させ、再度螺子を締付
けてラッグをハンドルポストに対して固定させる。回転
時にラッグは上動規制部および下動規制部により上下の
動きを規制されているため、ハンドルポストから外れた
り、下へ落ちたりすることはなく、ハンドルバーの位置
変更を容易に行えながら、確実にその姿勢を保持でき
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明し、まず本発明の一実施例を図1〜図6に基づき説
明する。
【0009】図1〜図5において、1はハンドルポスト
で、引上棒2を介して前ホークステム(図示せず)と固
着され、フレーム(図示せず)に対して回転自在に接続
されている。ハンドルポスト1の上端部には、締め付け
ボルト3によりハンドルバー4が固定されているラッグ
5がハンドルポスト1を中心として回転可能に外嵌され
ている。6は引上棒2によりハンドルポスト1に圧接さ
れた状態で一体的に固定されている蓋で、この蓋6の外
径Aはラッグ5のハンドルポスト1に外嵌している内径
寸法より大きくされ、蓋6によりラッグ5の上動が規制
されて上動規制部としても機能している。また、ハンド
ルポスト1にはラッグ5を下方から支える鍔部1aが形
成され、この鍔部1aによりラッグ5の下動が規制され
ている。つまり、上動規制部としての蓋6と下動規制部
としての鍔部1aとによりラッグ5はハンドルポスト1
に対して上下動しないように規制されている。
【0010】ラッグ5には割溝5aが形成されていると
ともに、この割溝5aをはさんで互いに対向するように
後方に一対の延設部5bが延設されている。ラッグ5の
延設部5b間にまたがって螺子7が挿通され、螺子7の
一端のねじ部に螺合されたレバー8を回転させることに
より、ラッグ5の割溝5aの隙間が拡縮されてラッグ5
をハンドルポスト1に対して固定できるようになってい
る。なお、7aは螺子7の他端に形成されたリブで、ラ
ッグ5の延設部5bに係合して螺子7が回転しないよう
に規制している。
【0011】図2に示すように、ハンドルポスト1の上
端部には凹部としてのU字状の溝1bが周方向90°の
間隔で3箇所(ハンドルポスト1の後部と両側部)に形
成されている。また、9はハンドルポスト1の溝1bに
係合する凸部としての係合部9aが先端に設けられてい
る位置決め体で、この位置決め体9は中央が割溝5a内
に配設されて螺子7により貫通され、この螺子7を中心
に回動自在とされている。螺子7には位置決め体9に係
合するばね10(図4参照)が外装され、このばね10
により、位置決め体9は、その先端の係合部9aがハン
ドルポスト1側に付勢されており、自転車の走行時など
の使用時には、ハンドルポスト1の後部側に形成された
溝1bに位置決め体9の係合部9aが係合され、ハンド
ルバー4が左右に突出する姿勢に位置決めされている。
なお、9bは位置決め体9の操作部である。
【0012】上記構成において、収納などのためにハン
ドルバー4を前後に沿わせたい場合には、まずレバー8
により螺子7を回転させてラッグ5のハンドルポスト1
に対する締付を緩め、位置決め体9の操作部9bを図3
の矢印に示す方向に押し込み、位置決め体9の係合部9
aを、ハンドルポスト1の後部側に形成された溝1bか
ら離脱させる。この結果、ハンドルバー4が固定されて
いるラッグ5はハンドルポスト1に対して回転自在とな
るため、ハンドルバー4およびラッグ5をハンドルポス
ト1に対して、図6の仮想線にて示すように90°回転
させて(図6においては反時計方向に回転させた場合を
示す)、ハンドルバー4を前後に沿わせる。この状態で
位置決め体9の操作部9bから手を離すと、ばね10の
付勢力により位置決め体9の係合部9aがハンドルポス
ト1の側部側に形成された溝1bに係合して位置決めさ
れる。この後、レバー8の操作により螺子7を回転させ
てラッグ5のハンドルポスト1に対する締付を再度行
う。
【0013】なお、自転車を使用する場合には上記と逆
手順の操作を行う。このように、ハンドルバー4および
ラッグ5のハンドルポスト1に対する位置決めを、位置
決め体9の係合部9aおよびハンドルポスト1の溝1b
などにより容易かつ確実に行え、この際、ラッグ5は蓋
6と鍔部1aとにより上下動しないように規制されてい
るため、ハンドルポスト1から外れたり、下へ落ちたり
することもない。
【0014】図7〜図9は第2の実施例を示すものであ
り、上記実施例と同機能のものには同符号を付してその
説明は省略する。21は、引上棒2によりハンドルポス
ト1に圧接された状態で一体的に固定された蓋で、この
蓋21には、上動規制部としての上鍔部21aと、下動
規制部としての下鍔部21bと、これらの間の溝部21
cとが形成されている。また、ラッグ5の上部には内側
の蓋21の溝部21c内に突出する突片5cが形成さ
れ、ラッグ5は突片5cが上鍔部21aから下鍔部21
bに当接する溝部21cの範囲内で上下動可能とされて
いる。
【0015】ラッグ5の下端縁には凹部としてのU字状
の溝5dが周方向90°の間隔で3箇所(自転車使用時
にハンドルポスト1の前部と両側部とに対応する箇所)
に形成されている。また、ハンドルポスト1にはラッグ
5の溝5dに係合する凸部としての一対の突起体1cが
左右に形成されている。なお、自転車の走行時などの使
用時には、ラッグ5の両側部に形成された溝5dに一対
の突起体1cが係合され、ハンドルバー4が左右に突出
する姿勢に位置決めされている。ここで、ラッグ5がハ
ンドルポスト1に対して上下動自在な距離、すなわち、
ラッグ5の突片5cが蓋21の溝部21c内を移動可能
な距離Bは、突起体1cの上端と溝5dとの上下方向の
係合寸法Cより大きくなるように形成されている。
【0016】上記構成において、収納などのためにハン
ドルバー4を前後に沿わせたい場合には、まずレバー8
により螺子7を回転させてラッグ5のハンドルポスト1
に対する締付を緩め、ラッグ5がハンドルポスト1に対
して上下動可能な状態とする。この状態でラッグ5を上
動させて一対の突起体1cからラッグ5の両側部に形成
された溝5dを離脱させることにより、ラッグ5がハン
ドルポスト1に対して回転自在となるため、ハンドルバ
ー4およびラッグ5をハンドルポスト1に対して90°
回転させて、ハンドルバー4を前後に沿わせる。この状
態でラッグ5を下動させることにより、一対の突起体1
cがラッグ5の前部に形成された溝5dと割溝5aとに
係合して位置決めされる。この後、レバー8の操作によ
り螺子7を回転させてラッグ5のハンドルポスト1に対
する締付を再度行う。
【0017】この構成によっても、ハンドルバー4およ
びラッグ5のハンドルポスト1に対する位置決めを、一
対の突起体1cおよびラッグ5の溝5d,割溝5aなど
により容易かつ確実に行え、この際、ラッグ5は、突片
5cと蓋21の上鍔部21aおよび下鍔部21bとによ
り所定範囲しか上下動しないように規制されているた
め、ハンドルポスト1から外れたり、下へ落ちたりする
こともない。
【0018】図10および図11は第3の実施例を示す
ものであり、上記実施例と同機能のものには同符号を付
してその説明は省略する。ラッグ5の上端縁における自
転車使用時に後部側となる箇所には周方向約180°の
角度範囲で下方に低くなる段差部5eが設けられてい
る。そして、ハンドルポスト1の上端に固定された蓋2
2に、ラッグ5の段差部5eの下縁部5fおよび側壁部
5gに当接可能とされてラッグ5の上動を所定範囲内に
規制するとともに周方向の回動範囲を約180°の角度
範囲に規制する上動規制部としての突起22aが設けら
れている。
【0019】また、ラッグ5の下端縁には凹部としての
U字状の溝5dが周方向180°の間隔で2箇所(自転
車使用時にハンドルポスト1の両側部に対応する箇所)
に形成されている。これに対応して、ハンドルポスト1
にはラッグ5の溝5dに係合する凸部としての一対の突
起体1cが左右に形成されている。なお、自転車の走行
時などの使用時には、ラッグ5の両側部に形成された溝
5dに一対の突起体1cが係合され、ハンドルバー4が
左右に突出する姿勢に位置決めされている。ここで、ラ
ッグ5がハンドルポスト1に対して上下動自在な距離、
すなわち、蓋22の突起22aとラッグ5の段差部5e
の下縁部5fとの間の距離Dは、突起体1cの上端と溝
5dとの上下方向の係合寸法Cより大きくなるように形
成されている。
【0020】ラッグ5の延設部5b間にまたがって挿通
されている螺子7は、この実施例においてはその両端に
ネジ部7b,7cが形成されている。一端のネジ部7b
は、ラッグ5に溶着された雌ネジ23およびダブルナッ
ト止め用のナット24と螺合されており、このネジ部7
bの側端面にはマイナス溝7dが形成されている。他端
のネジ部7cは、レバー25の根元に形成された雌ネジ
25aに座金26を介して螺合されている。一般に、ラ
ッグ5とハンドルポスト1を組付ける場合、組立性、寸
法精度より螺子7のネジ調節代は広い方が好ましいが、
組付後のラッグ5のハンドルポスト1に対しての回転を
締緩するためには、所要量は少くてよい。したがって、
固定時にレバー25の位置が図10および図11に示す
ごとく下側となるように、マイナス溝7dにて螺子7の
ネジ部7cの位置を調節し、ゆるまないようにナット2
4でダブルナット止めすれば、これ以降はレバー25を
特定の位置で半回転〜1回転だけ回転操作するだけで、
割溝5aの拡縮のためのラッグ5のハンドルポスト1へ
の締緩操作を、ワンタッチでかつ確実に行うことができ
る。
【0021】上記構成において、収納などのためにハン
ドルバー4を前後に沿わせたい場合には、まずレバー2
5を操作してラッグ5のハンドルポスト1に対する締付
を緩め、ラッグ5がハンドルポスト1に対して上下動可
能な状態とする。この状態でラッグ5を上動させて一対
の突起体1cからラッグ5の両側部に形成された溝5d
を離脱させることにより、ラッグ5がハンドルポスト1
に対して回転自在となるため、蓋22の突起22aがラ
ッグ5の段差部5eの側壁部5gに当接するまで、ハン
ドルバー4およびラッグ5をハンドルポスト1に対して
90°回転させて、ハンドルバー4を前後に沿わせる。
この後、レバー25の操作により螺子7を回転させてラ
ッグ5のハンドルポスト1に対する締付を再度行う。
【0022】この構成によっても、ハンドルバー4およ
びラッグ5のハンドルポスト1に対する位置決めを、一
対の突起体1cとラッグ5の溝5dや、蓋22の突起2
2aと段差部5eの側壁部5gにより容易かつ確実に行
え、この際、ラッグ5は、蓋22の突起22aとハンド
ルポスト1の突起体1cとにより所定範囲しか上下動し
ないように規制されているため、ハンドルポスト1から
外れたり、下へ落ちたりすることもない。
【0023】さらにこの実施例によれば、割溝5aの拡
縮のためのラッグ5のハンドルポスト1への締緩操作
を、ワンタッチでかつ確実に行うことができるため、操
作性が向上する。なお、この螺子7やレバー25の締付
構造を第1、第2の実施例に適用可能であることは言う
までもない。
【0024】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように本考案に
よれば、ラッグのハンドルポストに対する下動を規制す
る下動規制部をハンドルポストの上端部またはハンドル
ポストの上端部に対して固定される蓋に設け、ラッグの
ハンドルポストに対する上動を規制する上動規制部をハ
ンドルポストの上端部に対して固定される蓋に設け、ラ
ッグまたはラッグに取り付けられた部材におけるハンド
ルポスト上端部外周面に臨む箇所と、ハンドルポストに
おけるラッグ内周面に臨む箇所とに、これらのラッグ側
とハンドルポスト側との間でハンドルポストの周方向ほ
ぼ90°の角度間隔の箇所で係合可能とされ係合状態で
はラッグとハンドルポストとの周方向の相対的な回転を
規制する凸部および複数の凹部を設けることにより、簡
単な機構および操作で、ラッグが上へ抜けたりずれたり
することなく、また、ハンドルポストを前ホークステム
に固着した状態で、ハンドルバーを、左右に延びる姿勢
と左右に沿う姿勢との2段階の位置決めを正確かつ確実
に行える。
【0025】また、ハンドルポストに、ラッグとの周方
向の相対移動を規制する凹部としての溝を周方向90°
の間隔で3箇所に設け、ラッグに形成した割溝内にラッ
グ固定用の螺子を螺合させ、この螺子を回転軸として回
動自在に配設され、付勢部材によりハンドルポスト側に
付勢されて前記ハンドルポストの溝と係合する位置決め
体を設けることにより、ラッグを上下動させることな
く、上記2段階の位置決めを確実に行うことができる。
【0026】さらに、ラッグに内側に突出する突片を取
付け、ハンドルポストの上端に固定された蓋に、前記突
片を介してラッグの上下動を所定範囲内に規制する上動
規制部および下動規制部としての上鍔部と下鍔部とを設
け、ハンドルポストに、外側に突出する凸部としての突
起体を設け、ハンドルポストに外嵌しているラッグの下
端に、前記突起体に係合する凹部としての溝を周方向9
0°の間隔で3箇所に設けることにより、簡単な構成
で、上記2段階の位置決めを確実に行うことができる。
【0027】また、ラッグの上端縁に周方向約180°
の範囲で下方に低くなる段差部を設け、ハンドルポスト
の上端に固定された蓋に、前記ラッグの段差部の下縁部
および側壁部に当接可能とされてラッグの上動を所定範
囲内に規制するとともに周方向の回動範囲を約180°
の範囲に規制する上動規制部としての突起を設け、ハン
ドルポストに、外側に突出して凸部として作用するとと
もにラッグの下動を規制する下動規制部としても作用す
る突起体を設け、ハンドルポストに外嵌しているラッグ
の下端に、前記突起体に係合する凹部としての溝を設け
ることにより、凸部として作用する突起体を下動規制部
としても兼用したため、一層簡単な構成で、上記2段階
の位置決めを確実に行うことができる。
【0028】また、螺子を、ラッグに形成された割溝を
介して互いに対向するように側方に延設された延設部間
にまたがって挿通させるとともにその両端にネジ部を設
け、前記螺子の一端のネジ部は、ラッグに固着された雌
ネジに螺合させるとともに前記雌ネジに隣接されたナッ
トと螺合させ、雌ネジを有するレバーをラッグの延設部
近傍に配置し、前記螺子の他端のネジ部は、前記レバー
の雌ネジと螺合させることにより、割溝の拡縮のための
ラッグのハンドルポストへの締緩操作を、ワンタッチで
かつ確実に行うことができ、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例にかかる自転車用ハンドル
装置のハンドルポストとハンドルバー、ラッグの固定状
態を示す側面図
【図2】同実施例の自転車用ハンドル装置において、蓋
を取り外した状態での一部断面にした要部平面図
【図3】同実施例の自転車用ハンドル装置において、ラ
ック、蓋を取り外し、ハンドルポストと螺子、位置決め
体、ばねの取付状態を示す一部を断面にした側面図
【図4】同実施例の自転車用ハンドル装置におけるばね
の平面図
【図5】同実施例の自転車用ハンドル装置における図1
に示す状態での背面図
【図6】同実施例のハンドル回転状態を示す平面図
【図7】本考案の第2実施例にかかる自転車用ハンドル
装置のハンドルポストとハンドルバー、ラッグの固定状
態を示す側面図
【図8】図7のVIII−VIII線で切断した断面図
【図9】同第2実施例にかかる自転車用ハンドル装置の
蓋の斜視図
【図10】本考案の第3実施例にかかる自転車用ハンド
ル装置のハンドルポストとハンドルバー、ラッグの固定
状態を示す側面図
【図11】図10のXI−XI線で切断した断面斜視図
【符号の説明】
1 ハンドルポスト 1a 鍔部(下動規制部) 1b,5d 溝(凹部) 1c 突起体(凸部、凸部および下動規制
部) 2 引上棒 4 ハンドルバー 5 ラッグ 5a 割溝 5b 延設部 5c 突片 5e 段差部 5f 下縁部 5g 側壁部 6 蓋(上動規制部) 7 螺子 7b,7c ネジ部 7d マイナス溝 8,25 レバー 9 位置決め体 9a 係合部(凸部) 10 ばね 21,22 蓋 21a 上鍔部(上動規制部) 21b 下鍔部(下動規制部) 21c 溝部 22a 突起(上動規制部) 23 雌ネジ 24 ナット 25a 雌ネジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−108695(JP,U) 実開 昭57−116594(JP,U) 実開 昭52−52264(JP,U) 実開 昭49−116750(JP,U) 実開 昭60−3185(JP,U) 実開 昭60−115791(JP,U) 実開 平2−44595(JP,U) 実公 昭38−2602(JP,Y1) 実公 昭36−11819(JP,Y1)

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前ホークステムに固定されたハンドルポ
    ストと、ハンドルバーを取付けた状態でハンドルポスト
    の上端部に外嵌されて螺子により締付けられて固定され
    るラッグとを有する自転車用ハンドル装置において、前
    記ラッグのハンドルポストに対する下動を規制する下動
    規制部をハンドルポストの上端部またはハンドルポスト
    の上端部に対して固定される蓋に設け、前記ラッグのハ
    ンドルポストに対する上動を規制する上動規制部をハン
    ドルポストの上端部に対して固定される蓋に設け、ラッ
    グまたはラッグに取り付けられた部材におけるハンドル
    ポスト上端部外周面に臨む箇所と、ハンドルポストにお
    けるラッグ内周面に臨む箇所とに、これらのラッグ側と
    ハンドルポスト側との間でハンドルポストの周方向ほぼ
    90°の角度間隔の箇所で係合可能とされ係合状態では
    ラッグとハンドルポストとの周方向の相対的な回転を規
    制する凸部および複数の凹部を設けた自転車用ハンドル
    装置。
  2. 【請求項2】 ハンドルポストに、ラッグとの周方向の
    相対移動を規制する凹部としての溝を周方向90°の間
    隔で3箇所に設け、ラッグに形成した割溝内にラッグ固
    定用の螺子を螺合させ、この螺子を回転軸として回動自
    在に配設され、付勢部材によりハンドルポスト側に付勢
    されて前記ハンドルポストの溝と係合する位置決め体を
    設けた請求項1記載の自転車用ハンドル装置。
  3. 【請求項3】 ラッグに内側に突出する突片を取付け、
    ハンドルポストの上端に固定された蓋に、前記突片を介
    してラッグの上下動を所定範囲内に規制する上動規制部
    および下動規制部としての上鍔部と下鍔部とを設け、ハ
    ンドルポストに、外側に突出する凸部としての突起体を
    設け、ハンドルポストに外嵌しているラッグの下端に、
    前記突起体に係合する凹部としての溝を周方向90°の
    間隔で3箇所に設け、ラッグの上下動の許容範囲を、前
    記突起体上端と前記溝との上下方向の係合寸法より大き
    くした請求項1記載の自転車用ハンドル装置。
  4. 【請求項4】 ラッグの上端縁に周方向約180°の範
    囲で下方に低くなる段差部を設け、ハンドルポストの上
    端に固定された蓋に、前記ラッグの段差部の下縁部およ
    び側壁部に当接可能とされてラッグの上動を所定範囲内
    に規制するとともに周方向の回動範囲を約180°の範
    囲に規制する上動規制部としての突起を設け、ハンドル
    ポストに、外側に突出して凸部として作用するとともに
    ラッグの下動を規制する下動規制部としても作用する突
    起体を設け、ハンドルポストに外嵌しているラッグの下
    端に、前記突起体に係合する凹部としての溝を設け、ラ
    ッグの上下動の許容範囲を、前記突起体上端と前記溝と
    の上下方向の係合寸法より大きくした請求項1記載の自
    転車用ハンドル装置。
  5. 【請求項5】 螺子は、ラッグに形成された割溝を介し
    て互いに対向するように側方に延設された延設部間にま
    たがって挿通されているとともにその両端にネジ部を有
    し、前記螺子の一端のネジ部は、ラッグに固着された雌
    ネジに螺合されているとともに前記雌ネジに隣接された
    ナットと螺合され、雌ネジを有するレバーがラッグの延
    設部近傍に配置され、前記螺子の他端のネジ部は、前記
    レバーの雌ネジと螺合されてなる請求項1記載の自転車
    用ハンドル装置。
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