JPH0683582U - 自転車用ハンドル装置 - Google Patents

自転車用ハンドル装置

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JPH0683582U
JPH0683582U JP2566193U JP2566193U JPH0683582U JP H0683582 U JPH0683582 U JP H0683582U JP 2566193 U JP2566193 U JP 2566193U JP 2566193 U JP2566193 U JP 2566193U JP H0683582 U JPH0683582 U JP H0683582U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラッグがハンドルポストより上方へ抜けたり
することなく、ハンドルポストと前フォークステムとの
固着構造とは別個に、ハンドルポストとラッグとの相対
位置を90°の角度で変更できながら、各固定状態を確
実に保持できる自転車用ハンドル装置を提供する。 【構成】 ハンドルポスト1のラッグ5の外嵌箇所の上
下にこのラッグ5のハンドルポスト1に対する上下動を
規制する蓋6および鍔部1aを設け、ラッグ5側とハン
ドルポスト1側とに、これらのラッグ5側とハンドルポ
スト5側との間でハンドルポスト1の周方向ほぼ90°
の角度間隔の複数箇所で係合して係合状態ではラッグ5
とハンドルポスト1との周方向の相対的な回転を規制す
る位置決め体9の係合部9aおよび3つのU字状の溝1
bを設けたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は折畳式自転車などを含む自転車におけるハンドルなどが設けられてい る箇所の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハンドルバーがハンドルポストに固定されている一般の自転車では、駐輪場な どへ自転車を並べて置く場合にハンドルバーが両側方に突出して多大な横幅を必 要とするという欠点があった。フレーム中央で2分割可能な構造である横折式の 折畳式自転車においても同様の欠点があった。
【0003】 この問題は、ハンドルバーをハンドルポストに対して90°の角度で水平に回 転できる構造にすれば、ハンドルバーを前後に沿う姿勢にできて解決することが できる。つまり、ハンドルポストと、ハンドルバーを固定するラッグとを回転可 能に構成すればよい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようにハンドルポストと、ハンドルバーを固定するラッ グとを回転可能に構成した場合、ラッグがハンドルポストより容易に外れて危険 となったり、ラッグのハンドルポストに対する90°の変更角度の位置決めが不 確実で、操作性が劣ったりする(例えば実公昭48−27401号公報、実開昭 57−116594号公報)問題がある。また、実開昭56−148984号公 報に示されている自転車では、ハンドルバーの角度変更のためにハンドルポスト と前フォークステムとの固着状態が不確実となるなどの問題があった。
【0005】 本考案は上記問題を解決するもので、ラッグがハンドルポストより上方へ抜け たりすることなく、ハンドルポストと前フォークステムとの固着構造とは別個に 、ハンドルポストとラッグとの相対位置を90°の角度で変更できながら、各固 定状態を確実に保持できる自転車用ハンドル装置を提供することを目的とするも のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために本考案は、前ホークステムに固定されたハンドルポ ストと、ハンドルバーを取付けた状態でハンドルポストの上端部に外嵌されて螺 子により締付けられて固定されるラッグとを有する自転車用ハンドル装置におい て、前記ラッグのハンドルポストに対する上下動を規制する上動規制部および下 動規制部を設け、ラッグ側とハンドルポスト側とに、これらのラッグ側とハンド ルポスト側との間でハンドルポストの周方向ほぼ90°の角度間隔の複数箇所で 係合して係合状態ではラッグとハンドルポストとの周方向の相対的な回転を規制 する凸部および複数の凹部を設けたものである。
【0007】
【作用】
上記構成により、通常の走行可能な姿勢よりハンドルバーをハンドルポストに 対して90°の角度で回転させる場合には、まずハンドルポストに対してラッグ を締付固定させている螺子をゆるめた後、ラッグとハンドルポストとの周方向へ の回転を規制している凹部と凸部との係合を解除し、左右いずれかに90°の角 度で周方向へハンドルバーが固定されたラッグ側をハンドルポストに対して回転 させて、元の位置から90°の角度分ずれた姿勢で凹部と凸部とを係合させ、再 度螺子を締付けてラッグをハンドルポストに対して固定させる。回転時にラッグ は上動規制部および下動規制部により上下の動きを規制されているため、ハンド ルポストから外れたり、下へ落ちたりすることはなく、ハンドルバーの位置変更 を容易に行えながら、確実にその姿勢を保持できる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明し、まず本発明の一実施例を 図1〜図6に基づき説明する。
【0009】 図1〜図5において、1はハンドルポストで、引上棒2を介して前ホークステ ム(図示せず)と固着され、フレーム(図示せず)に対して回転自在に接続され ている。ハンドルポスト1の上端部には、締め付けボルト3によりハンドルバー 4が固定されているラッグ5がハンドルポスト1を中心として回転可能に外嵌さ れている。6は引上棒2によりハンドルポスト1に圧接された状態で一体的に固 定されている蓋で、この蓋6の外径Aはラッグ5のハンドルポスト1に外嵌して いる内径寸法より大きくされ、蓋6によりラッグ5の上動が規制されて上動規制 部としても機能している。また、ハンドルポスト1にはラッグ5を下方から支え る鍔部1aが形成され、この鍔部1aによりラッグ5の下動が規制されている。 つまり、上動規制部としての蓋6と下動規制部としての鍔部1aとによりラッグ 5はハンドルポスト1に対して上下動しないように規制されている。
【0010】 ラッグ5には割溝5aが形成されているとともに、この割溝5aをはさんで互 いに対向するように後方に一対の延設部5bが延設されている。ラッグ5の延設 部5b間にまたがって螺子7が挿通され、螺子7の一端のねじ部に螺合されたレ バー8を回転させることにより、ラッグ5の割溝5aの隙間が拡縮されてラッグ 5をハンドルポスト1に対して固定できるようになっている。なお、7aは螺子 7の他端に形成されたリブで、ラッグ5の延設部5bに係合して螺子7が回転し ないように規制している。
【0011】 図2に示すように、ハンドルポスト1の上端部には凹部としてのU字状の溝1 bが周方向90°の間隔で3箇所(ハンドルポスト1の後部と両側部)に形成さ れている。また、9はハンドルポスト1の溝1bに係合する凸部としての係合部 9aが先端に設けられている位置決め体で、この位置決め体9は中央が割溝5a 内に配設されて螺子7により貫通され、この螺子7を中心に回動自在とされてい る。螺子7には位置決め体9に係合するばね10(図4参照)が外装され、この ばね10により、位置決め体9は、その先端の係合部9aがハンドルポスト1側 に付勢されており、自転車の走行時などの使用時には、ハンドルポスト1の後部 側に形成された溝1bに位置決め体9の係合部9aが係合され、ハンドルバー4 が左右に突出する姿勢に位置決めされている。なお、9bは位置決め体9の操作 部である。
【0012】 上記構成において、収納などのためにハンドルバー4を前後に沿わせたい場合 には、まずレバー8により螺子7を回転させてラッグ5のハンドルポスト1に対 する締付を緩め、位置決め体9の操作部9bを図3の矢印に示す方向に押し込み 、位置決め体9の係合部9aを、ハンドルポスト1の後部側に形成された溝1b から離脱させる。この結果、ハンドルバー4が固定されているラッグ5はハンド ルポスト1に対して回転自在となるため、ハンドルバー4およびラッグ5をハン ドルポスト1に対して、図6の仮想線にて示すように90°回転させて(図6に おいては反時計方向に回転させた場合を示す)、ハンドルバー4を前後に沿わせ る。この状態で位置決め体9の操作部9bから手を離すと、ばね10の付勢力に より位置決め体9の係合部9aがハンドルポスト1の側部側に形成された溝1b に係合して位置決めされる。この後、レバー8の操作により螺子7を回転させて ラッグ5のハンドルポスト1に対する締付を再度行う。
【0013】 なお、自転車を使用する場合には上記と逆手順の操作を行う。 このように、ハンドルバー4およびラッグ5のハンドルポスト1に対する位置 決めを、位置決め体9の係合部9aおよびハンドルポスト1の溝1bなどにより 容易かつ確実に行え、この際、ラッグ5は蓋6と鍔部1aとにより上下動しない ように規制されているため、ハンドルポスト1から外れたり、下へ落ちたりする こともない。
【0014】 図7〜図9は第2の実施例を示すものであり、上記実施例と同機能のものには 同符号を付してその説明は省略する。 21は、引上棒2によりハンドルポスト1に圧接された状態で一体的に固定さ れた蓋で、この蓋21には、上動規制部としての上鍔部21aと、下動規制部と しての下鍔部21bと、これらの間の溝部21cとが形成されている。また、ラ ッグ5の上部には内側の蓋21の溝部21c内に突出する突片5cが形成され、 ラッグ5は突片5cが上鍔部21aから下鍔部21bに当接する溝部21cの範 囲内で上下動可能とされている。
【0015】 ラッグ5の下端縁には凹部としてのU字状の溝5dが周方向90°の間隔で3 箇所(自転車使用時にハンドルポスト1の前部と両側部とに対応する箇所)に形 成されている。また、ハンドルポスト1にはラッグ5の溝5dに係合する凸部と しての一対の突起体1cが左右に形成されている。なお、自転車の走行時などの 使用時には、ラッグ5の両側部に形成された溝5dに一対の突起体1cが係合さ れ、ハンドルバー4が左右に突出する姿勢に位置決めされている。ここで、ラッ グ5がハンドルポスト1に対して上下動自在な距離、すなわち、ラッグ5の突片 5cが蓋21の溝部21c内を移動可能な距離Bは、突起体1cの上端と溝5d との上下方向の係合寸法Cより大きくなるように形成されている。
【0016】 上記構成において、収納などのためにハンドルバー4を前後に沿わせたい場合 には、まずレバー8により螺子7を回転させてラッグ5のハンドルポスト1に対 する締付を緩め、ラッグ5がハンドルポスト1に対して上下動可能な状態とする 。この状態でラッグ5を上動させて一対の突起体1cからラッグ5の両側部に形 成された溝5dを離脱させることにより、ラッグ5がハンドルポスト1に対して 回転自在となるため、ハンドルバー4およびラッグ5をハンドルポスト1に対し て90°回転させて、ハンドルバー4を前後に沿わせる。この状態でラッグ5を 下動させることにより、一対の突起体1cがラッグ5の前部に形成された溝5d と割溝5aとに係合して位置決めされる。この後、レバー8の操作により螺子7 を回転させてラッグ5のハンドルポスト1に対する締付を再度行う。
【0017】 この構成によっても、ハンドルバー4およびラッグ5のハンドルポスト1に対 する位置決めを、一対の突起体1cおよびラッグ5の溝5d,割溝5aなどによ り容易かつ確実に行え、この際、ラッグ5は、突片5cと蓋21の上鍔部21a および下鍔部21bとにより所定範囲しか上下動しないように規制されているた め、ハンドルポスト1から外れたり、下へ落ちたりすることもない。
【0018】 図10および図11は第3の実施例を示すものであり、上記実施例と同機能の ものには同符号を付してその説明は省略する。 ラッグ5の上端縁における自転車使用時に後部側となる箇所には周方向約18 0°の角度範囲で下方に低くなる段差部5eが設けられている。そして、ハンド ルポスト1の上端に固定された蓋22に、ラッグ5の段差部5eの下縁部5fお よび側壁部5gに当接可能とされてラッグ5の上動を所定範囲内に規制するとと もに周方向の回動範囲を約180°の角度範囲に規制する上動規制部としての突 起22aが設けられている。
【0019】 また、ラッグ5の下端縁には凹部としてのU字状の溝5dが周方向180°の 間隔で2箇所(自転車使用時にハンドルポスト1の両側部に対応する箇所)に形 成されている。これに対応して、ハンドルポスト1にはラッグ5の溝5dに係合 する凸部としての一対の突起体1cが左右に形成されている。なお、自転車の走 行時などの使用時には、ラッグ5の両側部に形成された溝5dに一対の突起体1 cが係合され、ハンドルバー4が左右に突出する姿勢に位置決めされている。こ こで、ラッグ5がハンドルポスト1に対して上下動自在な距離、すなわち、蓋2 2の突起22aとラッグ5の段差部5eの下縁部5fとの間の距離Dは、突起体 1cの上端と溝5dとの上下方向の係合寸法Cより大きくなるように形成されて いる。
【0020】 ラッグ5の延設部5b間にまたがって挿通されている螺子7は、この実施例に おいてはその両端にネジ部7b,7cが形成されている。一端のネジ部7bは、 ラッグ5に溶着された雌ネジ23およびダブルナット止め用のナット24と螺合 されており、このネジ部7bの側端面にはマイナス溝7dが形成されている。他 端のネジ部7cは、レバー25の根元に形成された雌ネジ25aに座金26を介 して螺合されている。一般に、ラッグ5とハンドルポスト1を組付ける場合、組 立性、寸法精度より螺子7のネジ調節代は広い方が好ましいが、組付後のラッグ 5のハンドルポスト1に対しての回転を締緩するためには、所要量は少くてよい 。したがって、固定時にレバー25の位置が図10および図11に示すごとく下 側となるように、マイナス溝7dにて螺子7のネジ部7cの位置を調節し、ゆる まないようにナット24でダブルナット止めすれば、これ以降はレバー25を特 定の位置で半回転〜1回転だけ回転操作するだけで、割溝5aの拡縮のためのラ ッグ5のハンドルポスト1への締緩操作を、ワンタッチでかつ確実に行うことが できる。
【0021】 上記構成において、収納などのためにハンドルバー4を前後に沿わせたい場合 には、まずレバー25を操作してラッグ5のハンドルポスト1に対する締付を緩 め、ラッグ5がハンドルポスト1に対して上下動可能な状態とする。この状態で ラッグ5を上動させて一対の突起体1cからラッグ5の両側部に形成された溝5 dを離脱させることにより、ラッグ5がハンドルポスト1に対して回転自在とな るため、蓋22の突起22aがラッグ5の段差部5eの側壁部5gに当接するま で、ハンドルバー4およびラッグ5をハンドルポスト1に対して90°回転させ て、ハンドルバー4を前後に沿わせる。この後、レバー8の操作により螺子7を 回転させてラッグ5のハンドルポスト1に対する締付を再度行う。
【0022】 この構成によっても、ハンドルバー4およびラッグ5のハンドルポスト1に対 する位置決めを、一対の突起体1cとラッグ5の溝5dや、蓋22の突起22a と段差部5eの側壁部5gにより容易かつ確実に行え、この際、ラッグ5は、蓋 22の突起22aとハンドルポスト1の突起体1cとにより所定範囲しか上下動 しないように規制されているため、ハンドルポスト1から外れたり、下へ落ちた りすることもない。
【0023】 さらにこの実施例によれば、割溝5aの拡縮のためのラッグ5のハンドルポス ト1への締緩操作を、ワンタッチでかつ確実に行うことができるため、操作性が 向上する。なお、この螺子7やレバー25の締付構造を第1、第2の実施例に適 用可能であることは言うまでもない。
【0024】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案によれば、ラッグのハンドルポストに対 する上下動を規制する上動規制部および下動規制部を設け、ラッグ側とハンドル ポスト側とに、これらのラッグ側とハンドルポスト側との間でハンドルポストの 周方向ほぼ90°の角度間隔の複数箇所で係合して係合状態ではラッグとハンド ルポストとの周方向の相対的な回転を規制する凸部および複数の凹部を設けるこ とにより、簡単な機構および操作で、ラッグが上へ抜けたりずれたりすることな く、また、ハンドルポストを前ホークステムに固着した状態で、ハンドルバーを 、左右に延びる姿勢と左右に沿う姿勢との2段階の位置決めを正確かつ確実に行 える。
【0025】 また、ハンドルポストに、ラッグとの周方向の相対移動を規制する凹部として の溝を周方向90°の間隔で3箇所に設け、ラッグに形成した割溝内にラッグ固 定用の螺子を螺合させ、この螺子を回転軸として回動自在に配設され、付勢部材 によりハンドルポスト側に付勢されて前記ハンドルポストの溝と係合する位置決 め体を設けることにより、ラッグを上下動させることなく、上記2段階の位置決 めを確実に行うことができる。
【0026】 さらに、ラッグに内側に突出する突片を取付け、ハンドルポストの上端に固定 された蓋に、前記突片を介してラッグの上下動を所定範囲内に規制する上動規制 部および下動規制部としての上鍔部と下鍔部とを設け、ハンドルポストに、外側 に突出する凸部としての突起体を設け、ハンドルポストに外嵌しているラッグの 下端に、前記突起体に係合する凹部としての溝を周方向90°の間隔で3箇所に 設けることにより、簡単な構成で、上記2段階の位置決めを確実に行うことがで きる。
【0027】 また、ラッグの上端縁に周方向約180°の範囲で下方に低くなる段差部を設 け、ハンドルポストの上端に固定された蓋に、前記ラッグの段差部の下縁部およ び側壁部に当接可能とされてラッグの上動を所定範囲内に規制するとともに周方 向の回動範囲を約180°の範囲に規制する上動規制部としての突起を設け、ハ ンドルポストに、外側に突出して凸部として作用するとともにラッグの下動を規 制する下動規制部としても作用する突起体を設け、ハンドルポストに外嵌してい るラッグの下端に、前記突起体に係合する凹部としての溝を設けることにより、 凸部として作用する突起体を下動規制部としても兼用したため、一層簡単な構成 で、上記2段階の位置決めを確実に行うことができる。
【0028】 また、螺子を、ラッグに形成された割溝を介して互いに対向するように側方に 延設された延設部間にまたがって挿通させるとともにその両端にネジ部を設け、 前記螺子の一端のネジ部は、ラッグに固着された雌ネジに螺着させるとともに前 記雌ネジに隣接されたナットと螺着させ、前記螺子の他端のネジ部を、レバーの 雌ネジと螺合させることにより、割溝の拡縮のためのラッグのハンドルポストへ の締緩操作を、ワンタッチでかつ確実に行うことができ、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例にかかる自転車用ハンドル
装置のハンドルポストとハンドルバー、ラッグの固定状
態を示す側面図
【図2】同実施例の自転車用ハンドル装置において、蓋
を取り外した状態での一部断面にした要部平面図
【図3】同実施例の自転車用ハンドル装置において、ラ
ック、蓋を取り外し、ハンドルポストと螺子、位置決め
体、ばねの取付状態を示す一部を断面にした側面図
【図4】同実施例の自転車用ハンドル装置におけるばね
の平面図
【図5】同実施例の自転車用ハンドル装置における図1
に示す状態での背面図
【図6】同実施例のハンドル回転状態を示す平面図
【図7】本考案の第2実施例にかかる自転車用ハンドル
装置のハンドルポストとハンドルバー、ラッグの固定状
態を示す側面図
【図8】図7のVIII−VIII線で切断した断面図
【図9】同第2実施例にかかる自転車用ハンドル装置の
蓋の斜視図
【図10】本考案の第3実施例にかかる自転車用ハンド
ル装置のハンドルポストとハンドルバー、ラッグの固定
状態を示す側面図
【図11】図10のXI−XI線で切断した断面斜視図
【符号の説明】
1 ハンドルポスト 1a 鍔部(下動規制部) 1b,5d 溝(凹部) 1c 突起体(凸部、凸部および下動規制
部) 2 引上棒 4 ハンドルバー 5 ラッグ 5a 割溝 5b 延設部 5c 突片 5e 段差部 5f 下縁部 5g 側壁部 6 蓋(上動規制部) 7 螺子 7b,7c ネジ部 7d マイナス溝 8,25 レバー 9 位置決め体 9a 係合部(凸部) 10 ばね 21,22 蓋 21a 上鍔部(上動規制部) 21b 下鍔部(下動規制部) 21c 溝部 22a 突起(上動規制部) 23 雌ネジ 24 ナット 25a 雌ネジ部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前ホークステムに固定されたハンドルポ
    ストと、ハンドルバーを取付けた状態でハンドルポスト
    の上端部に外嵌されて螺子により締付けられて固定され
    るラッグとを有する自転車用ハンドル装置において、前
    記ラッグのハンドルポストに対する上下動を規制する上
    動規制部および下動規制部を設け、ラッグ側とハンドル
    ポスト側とに、これらのラッグ側とハンドルポスト側と
    の間でハンドルポストの周方向ほぼ90°の角度間隔の
    複数箇所で係合して係合状態ではラッグとハンドルポス
    トとの周方向の相対的な回転を規制する凸部および複数
    の凹部を設けた自転車用ハンドル装置。
  2. 【請求項2】 ハンドルポストに、ラッグとの周方向の
    相対移動を規制する凹部としての溝を周方向90°の間
    隔で3箇所に設け、ラッグに形成した割溝内にラッグ固
    定用の螺子を螺合させ、この螺子を回転軸として回動自
    在に配設され、付勢部材によりハンドルポスト側に付勢
    されて前記ハンドルポストの溝と係合する位置決め体を
    設けた請求項1記載の自転車用ハンドル装置。
  3. 【請求項3】 ラッグに内側に突出する突片を取付け、
    ハンドルポストの上端に固定された蓋に、前記突片を介
    してラッグの上下動を所定範囲内に規制する上動規制部
    および下動規制部としての上鍔部と下鍔部とを設け、ハ
    ンドルポストに、外側に突出する凸部としての突起体を
    設け、ハンドルポストに外嵌しているラッグの下端に、
    前記突起体に係合する凹部としての溝を周方向90°の
    間隔で3箇所に設け、ラッグの上下動の許容範囲を、前
    記突起体上端と前記溝との上下方向の係合寸法より大き
    くした請求項1記載の自転車用ハンドル装置。
  4. 【請求項4】 ラッグの上端縁に周方向約180°の範
    囲で下方に低くなる段差部を設け、ハンドルポストの上
    端に固定された蓋に、前記ラッグの段差部の下縁部およ
    び側壁部に当接可能とされてラッグの上動を所定範囲内
    に規制するとともに周方向の回動範囲を約180°の範
    囲に規制する上動規制部としての突起を設け、ハンドル
    ポストに、外側に突出して凸部として作用するとともに
    ラッグの下動を規制する下動規制部としても作用する突
    起体を設け、ハンドルポストに外嵌しているラッグの下
    端に、前記突起体に係合する凹部としての溝を設け、ラ
    ッグの上下動の許容範囲を、前記突起体上端と前記溝と
    の上下方向の係合寸法より大きくした請求項1記載の自
    転車用ハンドル装置。
  5. 【請求項5】 螺子は、ラッグに形成された割溝を介し
    て互いに対向するように側方に延設された延設部間にま
    たがって挿通されているとともにその両端にネジ部を有
    し、前記螺子の一端のネジ部は、ラッグに固着された雌
    ネジに螺合されているとともに前記雌ネジに隣接された
    ナットと螺合され、前記螺子の他端のネジ部は、レバー
    の雌ネジと螺合されてなる請求項1記載の自転車用ハン
    ドル装置。
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