JPH076078U - 自転車用ペダル連結装置 - Google Patents

自転車用ペダル連結装置

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JPH076078U
JPH076078U JP3465493U JP3465493U JPH076078U JP H076078 U JPH076078 U JP H076078U JP 3465493 U JP3465493 U JP 3465493U JP 3465493 U JP3465493 U JP 3465493U JP H076078 U JPH076078 U JP H076078U
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JP
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pedal
tip
fitting hole
bicycle
gear crank
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JP3465493U
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English (en)
Inventor
厚志 上田
通良 屋敷
Original Assignee
株式会社大金製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワンタッチでペダルを着脱及び折り畳みでき
るようにする。 【構成】 自転車用ペダル機構19は、自転車のペダル
30をギアクランク20の先端に連結する装置であっ
て、ペダル取付部31と雌連結部32と雄連結部33と
を備えている。ペダル連結部は、L字状をなし、一端に
ペダル軸を固定する固定部が形成されたものである。雌
連結部は、ギアクランクの先端部に設けられ、外周にお
いて軸方向に移動可能なリング部材37と、先端に形成
され、キー38を有する嵌合穴部36と、リング部材の
移動により嵌合穴部の内周から中心方向に突出可能なボ
ール41とを有している。雄連結部は、ペダル取付部の
他端部に設けられ、嵌合穴部に挿入可能な突起部32a
と、ボール41に係合する凹環状溝34a,34bと、
キーに係合するキー溝35とを有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ペダル連結装置、特に、自転車のペダルをギアクランクの先端に連 結する自転車用ペダル連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自転車には、ギアクランクを回すためのペダルがギアクランクの先端に設けら れている。このペダルは、通常、自転車の左右方向に突出する形で回転自在に設 けられている。このため、自転車に乗る際には便利であるが、自転車を狭い場所 に駐輪する際や狭い場所で展示する際にはペダルが邪魔になることがある。した がって、自転車店等で自転車を狭い場所で展示する際には、ペダルを外している 。
【0003】 自転車の展示の際にはペダルを取り外せばよいが、自転車を狭い場所に駐輪す る際には、ペダルを工具を用いて外したり付けたりすることは困難である。この ため、自転車のペダルを折り畳めるペダル装置が開発されている(特公昭45− 808号公報及び特公昭52−14500号公報)。 前者の公報に示されたペダル装置は、ギアクランクの先端に固定され、凹所が 形成されたリングと、リングより基端側に、ギアクランクに摺動及び回転自在に 支持されたペダル取付用のスリーブとを備えている。このスリーブのリングに対 向する位置には凹所に係合する歯が形成されている。また、スリーブはスプリン グによりギアクランクの先端側に付勢されている。このペダル装置では、スリー ブをギアクランクの基端側に押すことにより凹所と歯との係合が解除され、ペダ ルが折り畳めるようになっている。
【0004】 後者の公報に示されたペダル装置は、ギアクランクに回動自在に支持され、ギ アクランクの基端側に歯が形成されたペダル取付用スリーブと、この歯に係合す るようにギアクランクに固定された歯付きリングと、歯付リングとスリーブとを 係合してスリーブをギアクランクに固定するためのナットとを備えている。この ペダル装置では、スリーブを歯に係合させた状態でナットによりスリーブを固定 する。従ってナットをはずしてスリーブを回動することにより、スリーブに支持 されたペダルを折り畳むことができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記前者の従来技術では、スプリングによりスリーブをギアクランクの先端側 に付勢しているので、ギアクランクが上方に位置したときにペダルを踏むと、ス リーブが移動する。これを防止するために、スリーブを2つに分割し、上部スリ ーブを回転させなければならない。このため、ワンタッチでペダルを折り畳めな い。また、スリーブがリングとの間に挟まれているのでペダルの取り外しが困難 である。
【0006】 後者の従来技術では、スリーブがねじと歯付きリングとの間で挟持されている ので、ペダルを取り外す場合やペダルを折り畳む場合にはナットを取り外してス リーブを回動し、再度ナットを取り付ける必要がある。このため、それらの動作 が煩雑であり、ワンタッチでペダルを折り畳めない。 本考案の目的は、ワンタッチでペダルを着脱できるようにすることにある。
【0007】 本考案の他の目的は、ワンタッチでペダルを折り畳めるようにすることにある 。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る自転車用ペダル連結装置は、自転車のペダルをギアクランクの先 端に連結する装置であって、ペダル取付部と雌連結部と雄連結部とを備えている 。ペダル連結部は、L字状をなし、一端にペダル軸が固定されるものである。雌 連結部は、ギアクランクの先端部及びペダル連結部の他端部のいずれか一方に設 けられ、一方の外周において軸方向に移動可能なリング部材と、一方の先端に形 成され、回動拘束部を有する嵌合穴部と、リング部材の移動により嵌合穴部の内 周から中心方向に突出可能な軸移動拘束部とを有している。雄連結部は、ギアク ランクの先端部及びペダル取付部の他端部のいずれか他方に設けられ、嵌合穴部 に挿入可能な突起部と、軸移動拘束部に係合する凹環状部と、回動拘束部に係合 する回動規制部とを有している。
【0009】 第2の考案に係る自転車用ペダル連結装置は、ペダル取付部と雌連結部と雄連 結部とを備えている。ペダル取付部及び雌連結部は第1の考案と同様である。雄 連結部は、嵌合穴部に挿入可能な突起部と、軸移動拘束部にいずれか一方が係合 する、軸方向に並設された2つの凹環状部と、回動拘束部に係合する回動規制部 とを有している。この回動規制部と回動拘束部とは、2つの凹環状部のうちの一 方の凹環状部と軸移動拘束部とが係合したときに係合し、他方の凹環状部と軸移 動拘束部とが係合したときに離脱する。
【0010】
【作用】
第1の考案に係るペダル連結装置では、装着状態では、雄連結部の突起部が雌 連結部の嵌合穴部に挿入されている。この嵌合穴部は回動拘束部を有しており、 回動拘束部は、雄連結部の回動規制部に係合し、回動が規制される。このとき、 リング部材により軸移動拘束部が嵌合穴部の中心から中心方向に突出し、雄連結 部の凹環状部に係合し、軸方向の移動が拘束される。これにより、ペダルのギア クランクの軸方向及びギアクランクの軸回りの回動が拘束される。
【0011】 一方、ペダルを取り外す際には、リング部材を軸方向に移動させ、軸移動拘束 部と凹環状部との係合を解除する。すると突起部を嵌合穴部から取り出すことが 可能となる。これによりペダルをギアクランクから取り外すことができる。 ここでは、リング部材を軸方向に移動させるだけでワンタッチでペダルを着脱 できる。
【0012】 第2の考案に係る自転車用ペダル連結装置では、ペダルの装着時には、嵌合穴 部に突起部が挿入されかつ一方の凹環状部と軸移動拘束部とが係合している。こ の場合には、回動規制部と回動拘束部とが係合し、ギアクランクの軸回りの回動 が規制されるとともに、ギアクランクの軸方向への移動が拘束される。このため ペダルをギアクランクの軸方向及び軸回りに回動させることなく装着できる。
【0013】 一方、折り畳み時には、リング部材を移動させ、軸移動拘束部と凹環状部との 係合を一旦解除し、突起部と嵌合穴部とを軸方向に移動させ、他方の凹環状部と 軸移動拘束部とが係合する位置にする。この状態でリング部材を再度移動させ、 軸移動拘束部を中心方向に突出させると、回動規制部と回動拘束部とが離脱する ので、ペダルはギアクランクの軸回りに回動自在になる。このため、リング部材 を軸方向に移動させ、突起部と嵌合穴部とを僅かに相対移動させるだけでワンタ ッチでペダルを折り畳める。また、ペダルを離脱する場合には再度リング部材を 軸方向に動かせ、軸移動拘束部と他方の凹環状部との係合を解除する。これによ り、突起部を嵌合穴部から取り出すことができる。
【0014】
【実施例】
図1において、本考案の一実施例を採用した自転車1は、折り畳み可能なフレ ーム体2を備えている。フレーム体2の前部には、ハンドル部3及びハンドル部 3に連結された前ホーク4が回動自在に装着されている。前ホーク4の先端には 、前輪5のハブ軸が支持されている。フレーム体2の後部には、後輪6のハブ軸 が支持されている。
【0015】 フレーム体2は、ヘッドパイプ10と第1下フレーム11と第2下フレーム1 2と第1固定部材13と左右1対の第2固定部材14とシートパイプ15と上フ レーム16と連結部材17とから主に構成されている。 ヘッドパイプ10には、ハンドル部3及び前ホーク4が回動自在に連結されて いるとともに、上下に間隔を隔てて2つの水平軸回りのヒンジ部10a,10b が設けられている。
【0016】 第1下フレーム11は、一端がヘッドパイプ10の下部ヒンジ10bに回動自 在に支持されている。第2下フレーム12は、第1下フレーム11の他端に回動 自在に連結されている。第2下フレーム12は、図2及び図3に示すように、2 本のパイプ22を有している。第2下フレーム12の他端には後輪6のハブ軸が 支持されている。
【0017】 第1下フレーム11と第2下フレーム12との連結部にはハンガー部18が設 けられており、両下フレーム11,12はハンガー部18で折れ曲がり得る構成 となっている。ハンガー部18には、ギアクランク20が水平軸回りに回転自在 に支持されている。ギアクランク20の先端は丸棒状であり、そこにはペダル機 構19が着脱自在に装着されている。
【0018】 また連結部には、上方向にだけ連結部が折れ曲がり得るように両下フレーム1 1,12の回動動作を規制する回動規制機構21が設けられている。回動規制機 構21は、第1下フレーム11の他端側に固定された第1ストッパー25と、パ イプ22上及び第2固定部材14間に固定された第2ストッパー26とを有して いる。第1ストッパー25と第2ストッパー26との端面は当接するようになっ ている。このため、第1下フレーム11と第2下フレーム12との連結部つまり ハンガー部18が下方に折れ曲がり得ないようになっている。
【0019】 第1固定部材13は、パイプ状の部材であり、下端が第1下フレーム11に固 定され上方向に延びており、先端には水平軸回りのヒンジ13aが設けられてい る。第2固定部材14は、パイプ22上に立設された三角形状の平板部材であり 、先端には水平軸回りのヒンジ14aが設けられている。第2固定部材14間に は前述したように第2ストッパー26が固定されている。
【0020】 シートパイプ15は、下端がヒンジ14aに回動自在に支持されており、サド ル7を固定したシートポスト8が上端に摺動可能に固定されている。シートパイ プ15の途中には、水平軸回りのヒンジ15aが固定されている。 上フレーム16は、一端がヘッドパイプ10の上部ヒンジ10aに回動自在に 連結され、他端が偏位部17a(後述)のヒンジ17bに回動自在に連結されて いる。上フレーム16の他端上部には締結穴16aが形成されている。
【0021】 連結部材17は、途中が湾曲したパイプ状の部材であり、一端がシートパイプ 15のヒンジ15aに回動自在に連結され、他端が第1固定部材13のヒンジ1 3aに回動自在に連結されている。連結部材17は、他端部に第1固定部材13 との連結部から偏位する偏位部17aを有している。偏位部17aの先端にはヒ ンジ17bが設けられている。ヒンジ17bの上部には、図4に示すように、偏 位部17aと上フレーム16とを回動しないように締結する締結部23が配置さ れている。
【0022】 締結部23は、図5に示すように、ヒンジ17a上に立設された締結ケース2 3aと、締結ケース23a内に上下に移動自在に配置された締結レバー23bと 、上フレーム16の他端に形成された締結穴16aに係合する締結ピン23cと 、締結レバー23aと締結ピン23cとを連結する連結棒23dとを有している 。連結棒23dの外周にはスプリング23eが圧縮状態で配置されている。締結 ケース23a及び締結レバー23bには、それらをそれぞれ手先で握るための矩 形の開口が形成されている。締結ピン23cはスプリング23eにより下方に付 勢されている。この締結ピン23cが締結穴16aに係合すると偏位部17aと 上フレーム16とが締結される。また、締結レバー23bを上方に引っ張り、締 結ピン23cと締結穴16aとの係合を解除すると、偏位部17aと上フレーム 16とが回動可能になる。この締結部23によって、組立時において第1下フレ ーム11と第2下フレーム12との連結部の上方への折れ曲がりを規制している 。
【0023】 ペダル機構19は、図6に示すように、回動自在なペダル30と、ペダル30 の軸をネジ止めするためのペダル取付部31と、雄連結部32と、雄連結部32 に連結可能な雌連結部33とを有している。ペダル取付部31はL字状の部材で あり、一端側に突起部32aを有する雄連結部32が設けられている。雄連結部 32は、ペダル取付部31の一端側に形成された軸状部材であり、その周面には 軸方向に並べて配置された2つの断面視半円状の凹環状溝34a,34bが形成 されている。また、雄連結部32の周面には、軸方向に沿ってキー溝35が形成 されている。キー溝35は、軸端から凹環状溝34bの手前側までの長さを有し ている。
【0024】 雌連結部33は、ギアクランク20の先端面に形成され、突起部32aを挿入 可能な嵌合穴部36と、ギアクランク20の先端部外周において軸方向に移動可 能なリング部材37と、嵌合穴部36の底部からキー溝35の長さと略同等の長 さで形成されたキー38とを有している。キー38とキー溝35とは、係合する とペダル30の軸が自転車1の左右方向に向く位置に配置されている。
【0025】 ギアクランク20の先端周面には、取付時においてペダル取付部31を挿入す るための取付溝39が形成されている。ギアクランク20の先端周面の取付溝3 9よりギアクランク20の基端側には、嵌合穴部36に通じる複数の孔40が周 方向に間隔を隔てて形成されている。孔40には凹環状溝34a,34bに係合 するボール41が径方向に移動可能に嵌め込まれている。なおボール41は、直 径が孔40の深さより大きくかつ孔40から脱落しないように係止されている。
【0026】 リング部材37は、ボール41を径方向の中心側に移動させ拘束するための部 材であり、内径はギアクランク20の外径よりやや大きい。リング部材37は、 内周面に拡径部42を有している。ギアクランク20には、この拡径部42に係 合する突起43が形成されている。この突起43によりリング部材37の軸方向 の動作範囲が規制されている。突起43の端面と拡径部42の下端面との間には 、スプリング44が圧縮状態で配置されている。この結果、リング部材37は常 にギアクランク20の先端側に付勢されている。リング部材37の先端側の内周 面には、径が徐々に広がるテーパ部45が形成されている。
【0027】 次に上述の実施例の折り畳み時の動作について説明する。 自転車1を折り畳む際には、まず締結部23の締結レバー23bを上方に持ち 上げる。すると締結ピン23cが締結穴16aから外れ、偏位部17aと上フレ ーム16とが回動自在になる。そのまま締結ケース23aを持ち上げると第1下 フレーム11及び第2下フレーム12がそれぞれ逆方向に回動してハンガー部1 8を頂点とする三角形状に折れ曲がる。この結果、シートパイプ15は下端を起 点として図1時計回りに回動する。また、第1固定部材13に支持された連結部 材17は、反時計回りに回動する。そして上フレーム16が時計回りに回動し、 図7に示すような収納姿勢となる。
【0028】 ここでは各フレームがヒンジ部において三角形状で構成されているので、締結 部23をを持ち上げるだけでそれらの形状が一つに定まり1回の折り曲げ動作で 簡単に自転車1を折り畳むことができる。 逆に組立時には、収納姿勢において締結部23を下方に押し下げることにより 、各フレームが延び、第1ストッパー25と第2ストッパー26との端面が当接 した時点で図1に示すような走行姿勢となる。この状態で締結部23によって偏 位部17aと上フレーム16とを締結することにより、第1下フレーム11と第 2下フレーム12とが固定され、組立が完了する。
【0029】 この走行姿勢では、運転者が自転車1に乗車した状態であっても、第1下フレ ーム11と第2下フレーム12との連結点において、第1ストッパー25及び第 2ストッパー26には、折り畳み方向と逆方向の力が作用するので、走行中に無 理な力がかかっても自転車は折り畳まれない。 ペダル機構19の着脱は、図6(A)に示すように、リング部材37をギアク ランク20の基端側に移動させるだけで簡単に行える。すなわち、リング部材3 7を持ち上げるとボール41が径方向外方に移動可能になり、ボール41と凹環 状溝34a,またはボール41と凹環状溝34bとの係合が解除され、雄連結部 32と雌連結部33との軸方向の拘束が解放される。この結果ペダル機構19を 着脱できる。
【0030】 また、図6(B)に示すように、リング部材37を基端側に移動させた状態で 突起部32aを嵌合穴部36の奥まで挿入した後にリング部材37を元に戻すと 、キー溝35がキー38に係合し、両者の回動運動が拘束される。このとき、ボ ール41は、リング部材37により中心側に移動させられ下側の凹環状溝34b に係合する。これにより、ペダル取付部31の軸方向の移動を拘束できる。この 結果、ペダル30の軸方向が自転車1の左右方向に沿った状態でペダル機構19 をギアクランク20に回動及び軸方向移動不能に装着できる。
【0031】 また、図6(C)に示すように、この状態で再度リング部材37を基端側に移 動させ、ペダル取付部31を少しギアクランク20の先端側に移動させ、ボール 41を凹環状溝34aに係合させると、キー38とキー溝35との係合が解け、 ペダル取付部31の軸方向の移動は拘束されるが、ギアクランク軸回りの回動は 拘束されない。このため、ペダル30を折り畳むことができ、自転車の幅を小さ くできる。
【0032】 〔他の実施例〕 (a) 前記実施例では、ペダル取付部31の雄連結部32に2つの凹環状部3 4a,34bを設けたが、ペダル30を着脱可能にする構成だけであるならば図 8に示すようなものでもよい。 この実施例では、図6に示す実施例に比較して凹環状溝34が雄連結部32に 対して1つだけ設けられている。その他の構成は図6に示す実施例と共通であり 説明を省略する。
【0033】 ここでは、図8(A)に示すように、ペダル30を装着する際には、リング部 材37をギアクランク20の基端側に移動させ、ボール41が径方向外方に移動 可能な状態としておき、雄連結部32を雌連結部33に挿入する。挿入が完了す ると、リング部材37を元に戻す。すると、テーパ部45に沿ってボール41が 軸方向内方に移動し、凹環状溝34に係合する。この状態を図8(B)に示す。 この結果、雄連結部32のギアクランク20の軸方向への移動が規制される。ま たキー溝35をキー38に係合させることにより、ペダル30のギアクランク2 0の軸回りの回動も規制される。この結果、ギアクランク20にペダル30をワ ンタッチで装着できる。
【0034】 この実施例では、ペダル30の折り畳みはできないが、ペダル30をワンタッ チで着脱できる。このため自転車の折り畳み時や駐輪時においてペダル30が邪 魔にならない。 (b) 回動拘束部及び回動規制部は、キー溝及びキーに限定されず、スプライ ンやセレーション等の他の拘束手段でもよい。
【0035】
【考案の効果】
第1の考案に係るペダル連結装置では、リング部材の軸方向への移動により、 軸移動拘束部と凹環状部との係合及び解除が可能であるので、ワンタッチでペダ ルをギアクランクに着脱できる。 第2の考案に係る自転車用ペダル連結装置では、リング部材の移動により、軸 移動拘束部といずれか一方の凹環状部との係合及び解除が可能であるので、ワン タッチでペダルの着脱及び折り畳みが可能になる。
【0036】 このため、自転車を狭い場所へ駐輪する場合においてもペダルが邪魔にならな い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を採用した自転車の側面図。
【図2】連結部の側面拡大図。
【図3】図2の正面図。
【図4】偏位部の側面拡大図。
【図5】図4のV−V断面図。
【図6】ペダル機構の動作説明図。
【図7】折り畳み時の収納姿勢を示す側面図。
【図8】他の実施例の図6に相当する図。
【符号の説明】
1 自転車 20 ギアクランク 19 ペダル機構 30 ペダル 31 ペダル取付部 32 雄連結部 32a 突起部 33 雌連結部 34,34a,34b 凹環状溝 35 キー溝 36 嵌合穴部 37 リング部材 38 キー 41 ボール

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自転車のペダルをギアクランクの先端に連
    結する自転車用ペダル連結装置であって、 L字状をなし、一端にペダル軸が固定されるペダル取付
    部と、 前記ギアクランクの先端部及び前記ペダル取付部の他端
    部のいずれか一方に設けられ、前記一方の外周において
    軸方向に移動可能なリング部材と、前記一方の先端に形
    成され、回動拘束部を有する嵌合穴部と、前記リング部
    材の移動により前記嵌合穴部の内周から中心方向に突出
    可能な軸移動拘束部とを有する雌連結部と、 前記ギアクランクの先端部及び前記ペダル取付部の他端
    部のいずれか他方に設けられ、前記嵌合穴部に挿入可能
    な突起部と、前記軸移動拘束部に係合する凹環状部と、
    前記回動拘束部に係合する回動規制部とを有する雄連結
    部と、 を備えた自転車用ペダル連結装置。
  2. 【請求項2】自転車のペダルをギアクランクの先端に連
    結する自転車用ペダル連結装置であって、 L字状をなし、一端にペダル軸が固定されるペダル取付
    部と、 前記ギアクランクの先端部及び前記ペダル取付部の他端
    部のいずれか一方に設けられ、前記一方の外周において
    軸方向に移動可能なリング部材と、前記一方の先端に形
    成され、回動拘束部を有する嵌合穴部と、前記リング部
    材の移動により前記嵌合穴部の内周から中心方向に突出
    可能な軸移動拘束部とを有する雌連結部と、 前記ギアクランクの先端部及び前記ペダル取付部の他端
    部のいずれか他方に設けられ、前記嵌合穴部に挿入可能
    な突起部と、前記軸移動拘束部にいずれか一方が係合す
    る、軸方向に並設された2つの凹環状部と、前記回動拘
    束部に係合する回動規制部とを有する雄連結部とを備
    え、 前記回動規制部と回動拘束部とは、前記2つの凹環状部
    のうちの一方の凹環状部と前記軸移動拘束部とが係合し
    たときに係合し、他方の凹環状部と前記軸移動拘束部と
    が係合したときに離脱する、 自転車用ペダル連結装置。
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