JP3128587B2 - チルトステアリング装置 - Google Patents

チルトステアリング装置

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JP3128587B2
JP3128587B2 JP12710492A JP12710492A JP3128587B2 JP 3128587 B2 JP3128587 B2 JP 3128587B2 JP 12710492 A JP12710492 A JP 12710492A JP 12710492 A JP12710492 A JP 12710492A JP 3128587 B2 JP3128587 B2 JP 3128587B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車などのチルト
ステアリング装置、さらに詳しくは、ステアリングホイ
ールの上下方向の位置の微調整機能を有するステアリン
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明の解決すべき課題】この種のチルト
ステアリング装置として、たとえば車体に固定された固
定ブラケットにチルトブラケットがチルト中心の周りに
回動自在に取り付けられ、固定ブラケットに、チルトブ
ラケットに対してチルト中心を中心とする円弧方向の位
置の調整ができるように軸部材が固定され、ロック位置
とアンロック位置に切換えられうるように軸部材にチル
ト操作レバーがねじ嵌められ、操作レバーなどの操作に
よりステアリングホイールの位置の調整を行なうものが
知られている。このチルトステアリング装置では、チル
トブラケットの固定ブラケットに対する固定は、軸部材
に対するチルト操作レバーのねじ込みにより行われる。
【0003】ところが、このような従来のチルトステア
リング装置では、軸部材に対するチルト操作レバーのね
じ込みだけでチルトブラケットが固定ブラケットに固定
されるので、チルトブラケットの固定ブラケットに対す
る固定力に限界があり、ステアリングホイールが衝撃を
受けたときに、ステアリングホイールの上下方向の位置
がずれてしまうという問題があった。
【0004】そこで、このような問題を解決したチルト
ステアリング装置として、本出願人は、先に、車体に固
定される固定ブラケットと、固定ブラケットに、チルト
中心の周りに回動自在に取り付けられかつステアリング
シャフトをコラムを介して支持するチルトブラケット
と、チルトブラケットに対してチルト中心を中心とする
円弧方向の位置の調整ができるように固定ブラケットに
固定される軸部材と、軸部材に回転しないように取付け
られ、かつ歯を有するストッパ部材と、固定ブラケット
に回動自在に取り付けられかつストッパ部材の歯と噛み
合う歯を有するストッパプレートと、ロック位置とアン
ロック位置に切換えられうるように軸部材にねじ嵌めら
れるチルト操作レバーと、チルト操作レバーとストッパ
部材との間に介在させられ、かつストッパ部材およびス
トッパプレートを固定ブラケット側に向けて押さえる押
さえ板と、操作レバーがロック位置にあるときにストッ
パプレートをストッパ部材の方に付勢して両者の歯どう
しを噛み合わせるとともに、操作レバーがアンロック位
置にあるときにストッパプレートをストッパ部材から遠
ざかる方に付勢して両者の歯どうしの噛み合わせを解除
する付勢手段とを備えているチルトステアリング装置を
提案した(特開平2−262465号参照)。
【0005】しかしながら、このチルトステアリング装
置においては、ストッパ部材とストッパプレートの歯ど
うしの噛み合いを強固に行なわせるためには、操作レバ
ーを大きな力で軸部材に締付けなければならず、取扱い
が不便である。また、上記締付け力を大きくするには操
作レバーの長さを長くすることも考えられるが、この場
合操作レバーが邪魔になるという問題がある。
【0006】この発明の目的は、上記の問題を解決した
チルトステアリング装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明によるチルトス
テアリング装置は、車体に固定される固定ブラケット
と、固定ブラケットに回動自在に取付けられるチルトブ
ラケットと、固定ブラケットおよびチルトブラケットの
うちのいずれか一方に固定状に設けられ、かつ歯を有す
る第1ストッパ部材と、固定ブラケットおよびチルトブ
ラケットのうちのいずれか他方に回動自在に取付けら
れ、かつ第1ストッパ部材の歯と噛み合う歯を有する第
2ストッパ部材と、運転位置と微調整用チルト操作位置
とに切換えられうるように固定ブラケットおよびチルト
ブラケットのうちのいずれか一方に回動自在に取付けら
れ、かつ運転位置にあるときに第2ストッパ部材を第1
ストッパ部材に向かって付勢し、両ストッパ部材の歯ど
うしを噛み合わせる操作レバーとを備えており、両スト
ッパ部材のうち少なくともいずれか一方に、操作レバー
が運転位置にあるときに両ストッパ部材の歯どうしが噛
み合う方向の弾性力を生じさせる弾性力付与部分が設け
られているものである。
【0008】
【作用】操作レバーを微調整用チルト操作位置に切換え
ることにより、第1ストッパ部材と第2ストッパ部材の
歯どうしの噛み合いが解除され、これによりチルトブラ
ケットが回動可能な状態となる。そして、チルトブラケ
ット側のステアリングホイールの上下方向の位置の微調
整が行われる。操作レバーを運転位置に切換えると、第
2ストッパ部材が第1ストッパ部材に向かって付勢さ
れ、両者の歯どうしが噛み合ってチルトブラケットがそ
の位置に保持される。このとき、弾性力付与部分が弾性
変形して両ストッパ部材の歯どうしが噛み合う方向の弾
性力が生じ、その弾性力により第1ストッパ部材と第2
ストッパ部材の歯どうしの噛み合い力が増大させられる
ので、上記歯どうしの噛み合いが強固になる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を、図面を参照して
説明する。
【0010】なお、以下の説明において、図1の左側を
前、右側を後とし、図1および図3の上下を上下とす
る。また、図3の左右を左右とする。さらに、全図面を
通じて同一物および同一部分には同一符号を付して説明
を省略する。
【0011】実施例1 この実施例は図1〜図8に示すものである。
【0012】チルトステアリング装置の主要部の構成を
示す図1〜図3において、自動車の車体(図示略)に、
固定ブラケット(1) が固定されている。固定ブラケット
(1)は上から見て後部が開いた略U字状をなし、その前
端部にロアコラム(2) が固定されている。ロアコラム
(2) の前端部も、図示しない固定部材によって車体の適
当箇所に固定されている。図示は省略したが、ロアコラ
ム(2) 内に、前端部がステアリングギヤに連結されたロ
アステアリングシャフトが回転自在に支持されている。
【0013】固定ブラケット(1) に、チルトブラケット
(3) が左右方向にのびる左右2個の連結ピン(4)(5)によ
って回動自在に取付けられている。チルトブラケット
(3) は上から見て前部が開いた略U字状をなし、左側部
分(3a)が固定ブラケット(1) の左側部分(1a)の内側に、
右側部分(3b)が固定ブラケット(1) の右側部分(1b)の内
側にそれぞれ配置されている。チルトブラケット(3) の
後端部にアッパコラム(6) が固定されており、このアッ
パコラム(6) 内にアッパステアリングシャフト(図示
略)が回転自在に支持され、アッパステアリングシャフ
トの後端部に、ステアリングホイール(図示略)が取付
けられている。また、図示は省略したが、アッパステア
リングシャフトの前端部はロアステアリングシャフトの
後端部に自在継手を介して連結されており、この自在継
手の中心はチルトブラケット(3) の回動中心すなわち連
結ピン(4)(5)の中心線上にある。なお、必要があれば、
アッパコラム(6) に、アッパステアリングシャフトを伸
縮させるテレスコープ駆動部が設けられていてもよい。
【0014】固定ブラケット(1) の左右両側部分(1a)(1
b)の下端間には補強板(7) が渡し止められている。固定
ブラケット(1) の上面前部に設けられたばね支持部(8)
とチルトブラケット(3) の上面後部に設けられたばね支
持部(9) の間に、チルトブラケット(3) を上側に回動す
る方向に付勢する退避動作用引張コイルばね(10)が取付
けられている。チルトブラケット(3) の左右両側部分(3
a)(3b)の前端に、それぞれ連結ピン(4)(5)を中心とする
円弧状切欠き(3c)が形成されている。一方、固定ブラケ
ット(1) の左右両側部分(1a)(1b)の前端部には、切欠き
(3c)内に位置し、かつチルトブラケット(3) の上方への
回動範囲を規制するピン(1c)が、それぞれ貫通状にかつ
内方突出状に固定されている。
【0015】固定ブラケット(1) とチルトブラケット
(3) の間に、ステアリングホイールの上下方向の位置の
微調整と退避動作が可能なチルト装置が設けられてい
る。
【0016】固定ブラケット(1)の右側部分(1b)の外面
の下部には、外方に突出した軸(11)が固定状に設けら
れ、軸(11)の周囲に操作レバー(12)の下部が回転自在に
嵌められている。操作レバー(12)の軸(11)よりも上方の
部分に、軸(11)を中心とする上下2つの円弧状長穴(13)
(14)が形成されている。操作レバー(12)の下部は後方に
突出しており、その先端部に、転がり軸受(15)の内輪(1
5a)が固定され、その外輪(15b)が回転自在となされてい
る。また、固定ブラケット(1)の補強板(7)に、左右方向
に間隔をおいて前後方向にのびる2本のスリット(17)が
入れられ、両スリット(17)間の部分が円弧状に下方に突
出させられることにより円弧状第1ストッパ部材(18)が
形成され、その下面に歯(18a)が形成されている。補強
板(7)の両スリット(17)間の部分が円弧状に下方に突出
するように変形させられていることによって、第1スト
ッパ部材(18)自身に、操作レバー(12)が運転位置にある
ときに第1ストッパ部材(18)の歯(18a)と、後述する第
2ストッパ部材(39)の歯(36a)とが噛み合う方向の弾性
力を生じさせる弾性力付与部分が形成されている。
【0017】左側の連結ピン(4) には、右側から頭部(4
a)、円形軸部(4b)、偏平軸部(4c)、小径円形軸部(4d)お
よびおねじ部(4e)が形成されている。円形軸部(4b)の周
囲にブシュ(41)が嵌め被せられ、ブシュ(41)を介してチ
ルトブラケット(3) の左側部分(3a)に形成された円形穴
(42)に回転自在に嵌められている。ブシュ(41)の左端部
には外向きフランジ(41a) が一体に形成され、この外向
きフランジ(41a) がチルトブラケット(3) の左側部分(3
a)の外面における円形穴(42)の周囲に形成された凹所(4
2a) 内に嵌まっている。連結ピン(4) の偏平軸部(4c)が
固定ブラケット(1) の左側部分(1a)に形成された長穴(4
3)に回転しないように嵌められている。小径円形軸部(4
d)の周囲に、スペーサ(44)を介して位置決め部材(24)の
左側部分(24a) の上部が回転自在に嵌められている。ま
た、おねじ部(4e)に座金(19)を介してナット(20)がねじ
嵌められている。
【0018】右側の連結ピン(5) には、左側から頭部(5
a)、円形軸部(5b)、偏平軸部(5c)、中径円形軸部(5d)、
おねじ部(5e)、小径円形軸部(5f)および小径おねじ部(5
g)が形成されている。円形軸部(5b)の周囲にブシュ(21)
が嵌め被せられ、ブシュ(21)を介してチルトブラケット
(3) の右側部分(3b)に形成された円形穴(22)に回転自在
に嵌められている。ブシュ(21)の右端部には外向きフラ
ンジ(21a) が一体に形成され、この外向きフランジ(21
a) がチルトブラケット(3) の右側部分(3b)の外面にお
ける円形穴(22)の周囲に形成された凹所(22a) 内に嵌ま
っている。連結ピン(5) の偏平軸部(5c)が固定ブラケッ
ト(1) の右側部分(1b)に形成された長穴(23)に回転しな
いように嵌められている。中径円形軸部(5d)の周囲に、
スペーサ(47)を介して位置決め部材(24)の右側部分(24
b) の上部が回転自在に嵌められ、おねじ部(5e)に微調
整用チルト操作部材(25)の下部がねじ嵌められている。
また、小径円形軸部(5f)は操作レバー(12)の下部に形成
された下側の長穴(14)に長さ方向に移動しうるように嵌
められている。さらに、小径おねじ部(5g)に座金(26)を
介してナット(27)がねじ嵌められている。
【0019】位置決め部材(24)の左右両側部分(24a)(24
b)は下方にのびており、その先端間に、後述する第2ス
トッパ部材(39)に当接してその位置決めを行なう位置決
め部(24c) が一体に形成されている。また、位置決め部
材(24)の右側部分(24b) の連結ピン(5) よりも下方の部
分には、連結ピン(5) を中心とする円弧状長穴(28)が形
成され、この長穴(28)に、固定ブラケット(1) の軸(11)
が長さ方向に移動しうるように嵌められている。位置決
め部材(24)の左右両側部分(24a)(24b)の下部と、固定ブ
ラケット(1) の左右両側部分(1a)(1b)の外面の下部に固
定状に設けられたピン(29)との間に、位置決め部材(24)
を後方に回動するように付勢する引張コイルばね(30)が
取付けられている。
【0020】微調整用チルト操作部材(25)の下部にはね
じ穴(25a) が形成され、このねじ穴(25a) が右側の連結
ピン(5) のおねじ部(5e)にねじ嵌められており、チルト
操作部材(25)は、後方に回動することによりロック位置
に切換えられ、操作部材(25)と固定ブラケット(1) の右
側部分(1b)とで位置決め部材(24)を締付けて固定するよ
うになっている。また、チルト操作部材(25)は、前方に
回動することによりアンロック位置に切換えられ、位置
決め部材(24)の固定が解除されて位置決め部材(24)が連
結ピン(4)(5)の周りに回動しうるようになる。微調整用
チルト操作部材(25)の上部に右方に突出したピン(31)が
固定状に設けられ、このピン(31)が操作レバー(12)の上
側の長穴(13)内に長さ方向に移動しうるように嵌められ
ている。
【0021】チルトブラケット(3) の左右両側部分(3a)
(3b)の後部の下端間に補強板(32)が渡し止められ、補強
板(32)の下面に、左右方向に伸びる円形貫通穴(33)を有
する左右2つの軸支持部(34)が、左右方向に間隔をおい
て固定状に設けられている。両軸支持部(34)の貫通穴(3
3)に、左側からストッパ軸(35)が回転自在に通されてい
る。ストッパ軸(35)には、左側から頭部(35a) 、円形軸
部(35b) 、偏平軸部(35c) およびおねじ部(35d) が形成
されている。両軸支持部(34)間において、偏平軸部(35
c) の周囲に、ストッパ(36)の後部が、偏平軸部(35c)
に対して回転しないように嵌められている。ストッパ(3
6)の前部の上面に、第1ストッパ部材(18)下面の歯(18
a) と噛み合う歯(36a) が形成されている。また、右側
の軸支持部(34)よりも右側において、偏平軸部(35c) の
周囲に、ストッパレバー(37)の下部が、偏平軸部(35c)
に対して回転しないように嵌められており、ストッパ(3
6)およびストッパレバー(37)によって第2ストッパ部材
(39)が形成されている。ストッパ(36)およびストッパレ
バー(37)はストッパ軸(35)とともに一体に回動する。そ
して、第2ストッパ部材(39)は、第1ストッパ部材(18)
の歯(18a) とストッパ(36)の歯(36a) が噛み合う運転位
置と、両歯(18a)(36a)の噛み合いが解除される退避兼微
調整位置に切換えられうるように、チルトブラケット
(3) に対して回動自在となっている。また、ストッパ軸
(35)のおねじ部(35d) に、座金(48)を介してナット(49)
がねじ嵌められている。ストッパレバー(37)の前縁に
は、操作レバー(12)に取付けられた転がり軸受(15)の外
輪(15b) が嵌まる凹所(37a) が形成されている。ストッ
パレバー(37)の上端と、操作レバー(12)の上部との間
に、引張りコイルばね(38)が取付けられている。この引
張コイルばね(38)が、第2ストッパ部材(39)を退避兼微
調整位置側に付勢するとともに、操作レバー(12)を運転
位置側に付勢する。
【0022】図1はチルトブラケット(3) およびステア
リングホイールが運転位置に保持されている状態を示
す。
【0023】このとき、操作レバー(12)はばね(38)によ
り付勢されて運転位置に保持されているとともに、微調
整用チルト操作部材(25)はロック位置にあって位置決め
部材(24)を固定している。右側の連結ピン(5) は操作レ
バー(12)の下側の長穴(14)の前端部に、チルト操作部材
(25)のピン(31)は操作レバー(12)の上側の長穴(13)の前
端部に、固定ブラケット(1) の軸(11)は位置決め部材(2
4)の長穴(28)の後端部に、それぞれ位置している。ま
た、操作レバー(12)の転がり軸受(15)の外輪(15b) がス
トッパレバー(37)の凹所(37a) 内に位置してストッパレ
バー(37)に当接している。その結果、ストッパレバー(3
7)およびストッパ(36)よりなる第2ストッパ部材(39)
は、ストッパ(36)の前端が位置決め部材(24)の位置決め
部(24c) に当接するとともに、歯(36a) が第1ストッパ
部材(18)の歯(18a) と噛み合った運転位置に保持されて
いる。ストッパレバー(37)が転がり軸受(15)の外輪(15
b) により後方に押されることによりストッパ(36)は第
1ストッパ部材(18)に押し付けられるので、第1ストッ
パ部材(18)が弾性変形し、その弾性力により、両歯(18
a)(36a)が強固に噛み合い、運転時の振動等によりこの
噛み合いが外れるのが防止されている。
【0024】次に、退避動作用チルト操作について、図
4および図5を参照して説明する。チルトブラケット
(3) およびステアリングホイールが運転位置に保持され
ている状態で、ばね(38)の力に抗して操作レバー(12)を
前方に回動させて図4に示す退避動作位置に切換える
と、操作レバー(12)の転がり軸受(15)の外輪(15b) がス
トッパレバー(37)の凹所(37a) 内からその上方に出る。
このとき、微調整用チルト操作部材(25)のピン(31)は長
穴(13)内を後方に移動することになるが、その後端まで
は達しない。また、連結ピン(5) は長穴(14)内を後方に
移動することになるが、その後端までは達しない。する
と、ばね(38)の力により第2ストッパ部材(39)が図1の
反時計方向に回動させられ、ストッパ(36)の歯(36a)
と、第1ストッパ部材(18)の歯(18a) の噛み合いが解除
される退避兼微調整位置に切換わる(図4参照)。その
結果、退避動作用引張コイルばね(10)の力によりチルト
ブラケット(3) およびステアリングホイールが、ピン(1
c)が切欠き(3c)の上端に当接するまで上方に回動して退
避位置に至る(図5参照)。このとき、微調整用チルト
操作部材(25)はロック位置に保持されており、位置決め
部材(24)は固定ブラケット(1) に対して固定されてその
状態に保持されている。
【0025】退避位置まで回動させられたステアリング
ホイールを手で持って下方に回動させてチルトブラケッ
ト(3) を下方に回動させると、第2ストッパ部材(39)の
ストッパ(36)の前端が位置決め部材(24)の位置決め部(2
4c) に当接し、かつ歯(36a)が第1ストッパ部材(18)の
歯(18a) に噛み合って第2ストッパ部材(39)が運転位置
に戻る。そして、チルトブラケット(3) およびステアリ
ングホイールは運転位置に復帰して保持される。また、
操作レバー(12)はばね(38)の力により運転位置に復帰
し、転がり軸受(15)の外輪(15b) が凹所(37a) 内におい
てストッパレバー(37)に当接する。
【0026】このような退避動作および復帰動作の間、
位置決め部材(24)は操作部材(25)により固定されたまま
であり、移動することはない。このため、チルトブラケ
ット(3) が運転位置に戻された場合には、第2ストッパ
部材(39)は必ず調整された元の位置に戻ることになり、
その結果チルトブラケット(3) も調整された元の位置に
戻る(図1参照)。したがって、チルトブラケット(3)
およびステアリングホイールの位置の再調整の必要がな
い。
【0027】次に、微調整用チルト操作について、図6
〜図8を参照して説明する。チルトブラケット(3) およ
びステアリングホイールが運転位置に保持されている状
態で、ばね(38)の力に抗して操作レバー(12)を、図4に
示す退避動作位置よりもさらに前方に回動させると、ま
ず微調整用チルト操作部材(25)のピン(31)が長穴(13)の
後端に当たる。さらに、操作レバー(12)を前方に回動さ
せて微調整用チルト操作位置に切換えると、長穴(13)の
後端部によりピン(31)が前方に押され、これにより微調
整用チルト操作部材(25)が前方に回動させられてアンロ
ック位置に至り、位置決め部材(24)の固定が解除されて
ばね(30)により後方へ回動しうる状態となる。このと
き、上述した退避動作用チルト操作の場合と同様に、操
作レバー(12)の転がり軸受(15)の外輪(15b) は凹所(37
a) から上方に出てストッパレバー(37)が前方に回動
し、これと一体に回動するようになされているストッパ
(36)が下方に回動し、その歯(36a) と、第1ストッパ部
材(18)の歯(18a) の噛み合いが解除される退避兼微調整
位置に切換わる(図6参照)。そして、ステアリングホ
イールを手で持ってチルトブラケット(3) とともに上下
に回動させて位置の微調整を行なう。このとき、第2ス
トッパ部材(39)の位置も変化するが、ばね(30)の力によ
り位置決め部材(24)が、その位置決め部(24c) が常にス
トッパ(36)の前端に当接するように回動する。なお、位
置決め部材(24)が回動するさいには、固定ブラケット
(1) の軸(11)は位置決め部材(24)の長穴(28)内を移動す
る(図7参照)。この状態で、操作レバー(12)を後方に
回動させて運転位置に切換えると、ピン(31)が長穴(13)
の前端部に押されることにより微調整用チルト操作部材
(25)が後方に回動させられてロック位置に切換えられ、
位置決め部材(24)が固定される。これと同時に、ストッ
パ(36)の歯(36a) が第1ストッパ部材(18)の歯(18a) に
噛み合わされてチルトブラケットがその位置に保持され
る。その結果、チルトブラケット(3) およびステアリン
グホイールが調整された位置に固定される(図8参
照)。
【0028】実施例2 この実施例は図9に示すものである。図9において、チ
ルトブラケット(3) の軸支持部(34)に通されたストッパ
軸(51)における左側の軸支持部(34)から左方に突出した
部分の周囲に、操作レバー(52)の下部が、ストッパ軸(5
1)に対して回転しないように嵌められている。また、左
右の軸支持部(34)間において、ストッパ軸(51)の周囲
に、第2ストッパ部材(53)の後部(図9では左側)が、
ストッパ軸(51)に対して回転しないように嵌められてい
る。
【0029】ストッパ軸(51)には、右側から頭部(51a)
、円形軸部(51b) およびおねじ部(51c) が形成されて
おり、左右の軸支持部(34)間の部分および左側の軸支持
部(34)から左方に突出した部分の周面に、それぞれセレ
ーション(54)が形成されている。また、第2ストッパ部
材(53)の後部のストッパ軸(51)の周囲に嵌められた穴(5
5)の内周面および操作レバー(52)の下部のストッパ軸(5
1)の周囲に嵌められた穴(56)の内周面に、それぞれスト
ッパ軸(51)のセレーション(54)と噛み合うセレーション
(図示略)が形成されており、これらのセレーション(5
4)の噛み合いにより第2ストッパ部材(53)および操作レ
バー(52)がストッパ軸(51)に対して回転しないようにな
っている。また、ストッパ軸(51)のおねじ部(51c) には
皿ばね(57)を介してナット(58)がねじ嵌められている。
【0030】操作レバー(52)の長さの中間部には転がり
軸受(59)の内輪(59a) が固定され、その外輪(59b) が回
転自在となされている。そして、転がり軸受(59)の外輪
(59b) が、チルトブラケット(3) の左側部分(3a)の外面
に形成された上下方向にのびる凹所(61)内に嵌まり、か
つ皿ばね(57)の働きにより操作レバー(52)が右方に付勢
されて転がり軸受(59)の外輪(59b) の凹所(61)からの脱
出が阻止されることによって、操作レバー(52)が図9に
示す運転位置に保持されるようになっている。
【0031】第2ストッパ部材(53)の前部に、第1スト
ッパ部材(18)の歯(18a)と噛み合う歯(53a)が形成されて
いる。また、第2ストッパ部材(53)の後端部には薄肉部
(弾性力付与部分)(53b)が形成されており、操作レバ
ー(52)が運転位置にあって第2ストッパ部材(53)の歯(5
3a)が第1ストッパ部材(18)の歯(18a)に押し付けられた
ときに、第1ストッパ部材(18)に加えて第2ストッパ部
材(53)の薄肉部(53b)が弾性変形して両歯(18a)(53a)ど
うしが噛み合う方向の弾性力が生じ、この弾性力によっ
て両歯(18a)(53a)どうしの噛み合い力が増大させられる
ようになっている。
【0032】このような構成において、チルトブラケッ
ト(3) およびステアリングホイールが運転位置に保持さ
れている状態で、皿ばね(57)の力に抗して操作レバー(5
2)を、図9に矢印(A) で示す方向に回動させて転がり軸
受(59)の外輪(59b) を凹所(61)から脱出させるととも
に、操作レバー(52)を前方(図9では右側)に回動した
微調整用チルト操作位置に切換える。すると、第2スト
ッパ部材(53)が下方に回動し、その歯(53a) と第1スト
ッパ部材(18)の歯(18a) の噛み合いが解除される微調整
位置に切換わる。そして、ステアリングホイールを手で
持ってチルトブラケット(3) とともに上下に回動させて
位置の微調整を行なう。この状態で、操作レバー(52)を
上記と反対方向に回動させて運転位置に切換えると、第
2ストッパ部材(53)が運転位置に切換えられてその歯(5
3a) が第1ストッパ部材(18)の歯(18a) に強固に噛み合
わされ、チルトブラケット(3) がその位置に保持され
る。その結果、チルトブラケット(3) およびステアリン
グホイールが調整された位置に固定される。
【0033】実施例3 この実施例は図10に示すものである。図10におい
て、固定ブラケット(1)の右側部分(1b)の外面に、第1
ストッパ部材(71)が固定状に設けられている。第1スト
ッパ部材(71)の後縁(図10では右側)に、右側の連結
ピン(72)を中心とする円弧上に位置する歯(71a) が形成
されている。右側の連結ピン(72)は、実施例1の連結ピ
ン(5) と同様に偏平軸部に連なって小径円形軸部および
おねじ部が形成された構成となっており、小径円形軸部
が第1ストッパ部材(71)に回転自在に通されているとと
もに、おねじ部に座金(26)を介してナット(27)がねじ嵌
められている。
【0034】操作レバー(73)は、その上部がチルトブラ
ケット(3) の右側部分(3b)の後部(図10では右側)に
回動自在に取付けられている。操作レバー(73)の回動中
心よりも上方の部分と、アッパコラム(6) に固定された
ばね支持部材(74)との間に、操作レバー(73)を図10に
矢印(B) で示す方向に回動するように付勢する引張コイ
ルばね(75)が取付けられている。
【0035】チルトブラケット(3)の右側部分(3b)の外
面における操作レバー(73)よりも前方(図10では左
側)の部分に、第1ストッパ部材(71)の歯(71a)と噛み
合う歯(76a)を有する第2ストッパ部材(76)の上部が回
動自在に取付けられている。第2ストッパ部材(76)には
その下端から上方に伸びる切欠き(77)が形成されて
り、これにより第2ストッパ部材(76)に、操作レバー(7
3)が運転位置にあるときに両ストッパ部材(71)(76)の歯
(71a)(76a)どうしが噛み合う方向の弾性力を生じさせる
弾性力付与部分が設けられている。第2ストッパ部材(7
6)の上端と、チルトブラケット(3)の右側部分(3b)の外
面に固定状に設けられたピン(78)との間に、第2ストッ
パ部材(76)を後方(図10では右側)に回動するように
付勢する引張コイルばね(79)が取付けられている。
【0036】操作レバー(73)の長さの中間部には前方に
突出したアーム(80)が回動自在に取付けられ、アーム(8
0)の先端に、第2ストッパ部材(76)の後縁に形成された
凹所(76b) に嵌まるローラ(81)が回転自在に取付けられ
ている。操作レバー(73)がばね(75)の働きにより図10
に示す運転位置にある場合、ローラ(81)が第2ストッパ
部材(76)の凹所(76b) 内に嵌まり、第2ストッパ部材(7
6)はローラ(81)を介して操作レバー(73)により前方に付
勢されて両ストッパ部材(71)(76)の歯(71a)(76a)どうし
が噛み合わされる。このとき、第2ストッパ部材(76)
は、切欠き(77)の幅が狭まるように弾性変形し、その弾
性力によって両歯(71a)(76a)どうしの噛み合い力が増大
させられるようになっている。
【0037】このような構成において、チルトブラケッ
ト(3) およびステアリングホイールが運転位置に保持さ
れている状態で、ばね(75)の力に抗して操作レバー(73)
を、矢印(B) と反対の方向に回動させてローラ(81)が第
2ストッパ部材(76)から離れる微調整用チルト操作位置
に切換える。すると、第2ストッパ部材(76)がばね(79)
の働きにより後方に回動し、その歯(76a) と、第1スト
ッパ部材(71)の歯(71a) の噛み合いが解除される微調整
位置に切換わる。そして、ステアリングホイールを手で
持ってチルトブラケット(3) とともに上下に回動させて
位置の微調整を行なう。この状態で、操作レバー(73)を
矢印(B) の方向に回動させて運転位置に切換えると、第
2ストッパ部材(76)が運転位置に切換えられてその歯(7
6a) が第1ストッパ部材(71)の歯(71a) に噛み合わさ
れ、チルトブラケット(3) がその位置に保持される。そ
の結果、チルトブラケット(3) およびステアリングホイ
ールが調整された位置に固定される。
【0038】実施例4 この実施例は図11に示すものである。図11におい
て、チルトブラケット(3)の右側部分(3b)の外面の後部
(図11では右側)に、外方に突出した支持板(85)が固
定状に設けられ、この支持板(85)の前面に、中央部が前
方に向かって突出した円弧状第1ストッパ部材(86)の上
下両端部が固定されている。第1ストッパ部材(86)の前
縁に歯(86a)が形成されている。この場合、第1ストッ
パ部材(86)が円弧状であり、その上下両端部が支持板(8
5)に固定されることによって、第1ストッパ部材(86)自
に、後述する操作レバー(91)が運転位置にあるときに
第1ストッパ部材(86)の歯(86a)と後述する第2ストッ
パ部材(87)の歯(87a)とが噛み合う方向の弾性力を生じ
させる弾性力付与部分が形成されている。
【0039】固定ブラケット(1) の右側部分(1b)の外面
に、第1ストッパ部材(86)の歯(86a) と噛み合う歯(87
a) を有する第2ストッパ部材(87)の上部が回動自在に
取付けられている。第2ストッパ部材(87)の上端と、固
定ブラケット(1) の右側部分(1b)の外面に固定状に設け
られたピン(88)との間に、第2ストッパ部材(87)を前方
(図11では左側)に回動するように付勢する圧縮コイ
ルばね(89)が取付けられている。第2ストッパ部材(87)
の前縁は円弧状となされているとともに、右側の連結ピ
ン(90)との間隔が下方に向かって徐々に小さくなされて
いる。
【0040】右側の連結ピン(90)は、実施例1の連結ピ
ン(5) と同様に偏平軸部に連なって小径円形軸部および
おねじ部が形成された構成となっており、小径円形軸部
の周囲に、操作レバー(91)の上部が回動自在に嵌められ
ている。操作レバー(91)の回動中心よりも下方の部分
と、固定ブラケット(1) の右側部分(1b)の外面に固定状
に設けられたピン(92)との間に、操作レバー(91)を図1
1に矢印(C) で示す方向に回動するように付勢する引張
コイルばね(93)が取付けられている。
【0041】操作レバー(91)の上端部には後方に突出し
たアーム(94)が一体に形成され、アーム(94)の先端にロ
ーラ(95)が回転自在に取付けられている。操作レバー(9
1)がばね(93)の働きにより図11に示す運転位置にある
場合、第2ストッパ部材(87)がローラ(95)を介して操作
レバー(91)により後方に付勢され、両ストッパ部材(86)
(87)の歯(86a)(87a)どうしが噛み合わされる。このと
き、第1ストッパ部材(86)は後方に弾性変形し、その弾
性力によって両歯(86a)(87a)どうしの噛み合い力が増大
させられるようになっている。
【0042】このような構成において、チルトブラケッ
ト(3) およびステアリングホイールが運転位置に保持さ
れている状態で、ばね(93)の力に抗して操作レバー(91)
を、矢印(C) と反対の方向に回動させてローラ(95)が第
2ストッパ部材(87)から離れる微調整用チルト操作位置
に切換える。すると、第2ストッパ部材(87)がばね(89)
の働きにより前方(図11では左側)に回動し、その歯
(87a) と、第1ストッパ部材(86)の歯(86a) の噛み合い
が解除される微調整位置に切換わる。そして、ステアリ
ングホイールを手で持ってチルトブラケット(3) ととも
に上下に回動させて位置の微調整を行なう。この状態
で、操作レバー(91)を矢印(C) の方向に回動させて運転
位置に切換えると、第2ストッパ部材(87)が運転位置に
切換えられてその歯(87a) が第1ストッパ部材(86)の歯
(86a) に噛み合わされ、チルトブラケット(3) がその位
置に保持される。その結果、チルトブラケット(3) およ
びステアリングホイールが調整された位置に固定され
る。
【0043】なお、上記実施例1〜4のうち実施例1、
3および4は、2つのストッパ部材のうちの一方のみに
弾性力付与部分が設けられているものについて説明した
が、両方のストッパ部材に弾性力付与部分が設けられて
いてもよい。
【0044】
【発明の効果】この発明のチルトステアリング装置によ
れば、上述のように、操作レバーが運転位置にある場
合、弾性力付与部分により第1ストッパ部材と第2スト
ッパ部材の歯どうしが強固に噛み合い、これによりチル
トブラケットとが微調整された位置に固定される。その
結果、ステアリングホイールが衝撃を受けたさいのステ
アリングホイールの上下方向の位置ずれを防止しうる。
したがって、従来のように操作レバーを締付ける必要は
なく、取扱いが簡便になる。しかも、操作レバーの長さ
を短くすることができ、その結果操作レバーが邪魔にな
ることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のチルトステアリング装置の1実施例
を示す主要部の側面図である。
【図2】同部分の分解斜視図である。
【図3】図1のIII −III 線拡大断面図である。
【図4】退避動作用チルト操作時において操作レバーが
退避動作用チルト操作位置に切換えられた状態を示す側
面図である。
【図5】同じくチルトブラケットが退避位置にある状態
を示す側面図である。
【図6】微調整用チルト操作時において操作レバーが微
調整用チルト操作位置に切換えられた状態を示す側面図
である。
【図7】同じくチルトブラケットを微調整した状態を示
す側面図である。
【図8】同じくチルトブラケットを微調整した後操作レ
バーを運転位置に戻した状態を示す側面図である。
【図9】この発明の実施例2を示す前斜め下方から見た
斜視図である。
【図10】この発明の実施例3を示す前斜め上方から見
た斜視図である。
【図11】この発明の実施例4を示す前斜め上方から見
た斜視図である。
【符号の説明】
1 固定ブラケット 3 チルトブラケット 12 操作レバー 18 第1ストッパ部材 18a 歯 39 第2ストッパ部材 36a 歯 52 操作レバー 53 第2ストッパ部材 53a 歯 53b 薄肉部(弾性力付与部分) 71 第1ストッパ部材 71a 歯 73 操作レバー 76 第2ストッパ部材 76a 歯 77 切欠 86 第1ストッパ部材 86a 歯 87 第2ストッパ部材 87a 歯 91 操作レバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定される固定ブラケットと、 固定ブラケットに回動自在に取付けられるチルトブラケ
    ットと、 固定ブラケットおよびチルトブラケットのうちのいずれ
    か一方に固定状に設けられ、かつ歯を有する第1ストッ
    パ部材と、 固定ブラケットおよびチルトブラケットのうちのいずれ
    か他方に回動自在に取付けられ、かつ第1ストッパ部材
    の歯と噛み合う歯を有する第2ストッパ部材と、 運転位置と微調整用チルト操作位置とに切換えられうる
    ように固定ブラケットおよびチルトブラケットのうちの
    いずれか一方に回動自在に取付けられ、かつ運転位置に
    あるときに第2ストッパ部材を第1ストッパ部材に向か
    って付勢し、両ストッパ部材の歯どうしを噛み合わせる
    操作レバーとを備えており、 両ストッパ部材のうち少なくともいずれか一方に、操作
    レバーが運転位置にあるときに両ストッパ部材の歯どう
    しが噛み合う方向の弾性力を生じさせる弾性力付与部分
    が設けられているチルトステアリング装置。
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