JPH02249761A - チルトステアリング装置 - Google Patents

チルトステアリング装置

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Publication number
JPH02249761A
JPH02249761A JP7285089A JP7285089A JPH02249761A JP H02249761 A JPH02249761 A JP H02249761A JP 7285089 A JP7285089 A JP 7285089A JP 7285089 A JP7285089 A JP 7285089A JP H02249761 A JPH02249761 A JP H02249761A
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JP
Japan
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tilt
bracket
stopper
stopper member
lever
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Application number
JP7285089A
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English (en)
Inventor
Masahito Kono
河野 雅仁
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、自動車などのチルトステアリング装置、さ
らに詳しくは、ステアリングホイールの上下方向の位置
の微調整および上方の退避位置への退避機能を有するス
テアリング装置に関する。
従来の技術および発明の課題 この種のチルトステアリング装置として、車体に固定さ
れた固定ブラケットにチルトブラケットが回動自在に取
付けられ、操作レバーなどの操作によりステアリングホ
イールの位置の微調整および退避動作を行なうものが知
られている。このチルトステアリング装置では、チルト
ブラケットの固定ブラケットに対する固定は、ねじの締
付けにより行われる。
ところが、このような従来のチルトステアリング装置で
は、ねじの締付けだけでチルトブラケットが固定ブラケ
ットに固定されるので、チルトブラケットの固定ブラケ
ットに対する固定力に限界があり、ステアリングホイー
ルが衝撃を受けたときに、ステアリングホイールの上下
方向の位置がずれてしまうという問題がある。
また、従来の装置では、退避動作を行なったのちにステ
アリングホイールを元の調整位置に復帰させることがで
きず、再度微調整が必要であった。この問題を解決した
チルトステアリング装置として、特開昭57−1551
56号に示すものが提案されている。
ところが、この装置の場合は、退避動作後に元の調整位
置に復帰させるための構成が複雑であり、しかも退避動
作を行なうときに操作レバーを操作しながらステアリン
グホイールを手で上方に移動させる必要があり、操作も
煩雑である。
この発明の目的は、上記の問題を解決したチルトステア
リング装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 この発明によるチルトステアリング装置は、車体に固定
されかつロアステアリングシャフトをロアコラムを介し
て支持する固定ブラケットと、 固定ブラケットに回動自在に取付けられかつ自在継手に
よりロアステアリングシャフトに連結されたアッパステ
アリングシャフトをアッパコラムを介して支持するチル
トブラケットと、固定ブラケットとチルトブラケットの
間に設けられかつチルトブラケットを上方に回動する方
向に付勢するばねと、 固定ブラケットに対してチルトブラケットの回動中心を
中心とする円弧方向の位置の調整ができるように固定さ
れる軸部材と、 軸部材に回動自在に取付けられかつその作動位置と非作
動位置とに切換えられる退避動作ストッパ部材と、 退避動作ストッパ部材が作動位置にあるときにばねに抗
してチルトブラケットを運転位置に保持し、退避動作ス
トッパ部材が非作動位置にあるときにチルトブラケット
がばねにより上方の退避位置に回動することを可能にし
うるようにチルトブラケットと退避動作ストッパ部材の
間に設けられた係合手段と、 運転位置と退避位置に切換えられうるように軸部材に回
動自在に取付けられた退避動作用チルト操作レバーと、 退避動作用チルト操作レバーが運転位置にあるときには
退避動作ストッパ部材を作動位置に保持し、退避動作用
チルト操作レバーが退避位置にあるときには退避動作ス
トッパ部材が非作動位置に回動することを可能にしうる
ように退避動作用チルト操作レバーと退避動作ストッパ
部材の間に設けられた切換え手段と、 ロック位置とアンロック位置に切換えられうるように軸
部材にねじはめられ、かつ長穴を有する微調整用チルト
操作レバーと、 軸部材に固定され、かつ歯を有する微調整ストッパ部材
と、 固定ブラケットに回動自在に取付けられ、かつ長穴およ
び微調整ストッパ部材の歯と噛み合う歯を有する微調整
ストッパプレートと、微調整ストッパプレートの長穴お
よび微調整用チルト操作レバーの長穴に、両長穴に対し
て摺動自在となるようにはめられ、かつ微調整用チルト
操作レバーがロック位置にあるときに微調整ストッパプ
レートを微調整ストッパ部材の方に付勢して両者の歯ど
うしを強く噛み合わせるとともに、微調整用チルト操作
レバーがアンロック位置にあるときに微調整ストッパプ
レートを微:A整ストッパ部材から遠ざかる方に付勢し
て両者の歯どうしの噛み合わせを解除するビンとを備え
ているものである。
作   用 退避動作用チルト操作レバーが運転位置にあるとともに
、退避動作ストッパ部材が作動位置にある状態において
、微調整用チルト操作レバーをロック位置まで回動させ
れば、ビンによって微調整ストッパプレートが微調整ス
トッパ部材の方に付勢されて両者の歯どうしが強く噛み
合わせられるので、軸部材が固定ブラケットに強固に固
定される。そして、チルトブラケットおよびステアリン
グホイールが運転位置に保持される。
軸部材を固定ブラケットに固定した状態で、退避動作用
チルト操作レバーを退避位置に切換えることにより、退
避動作ストッパ部材が非作動位置に切換えられ、ばねに
よりチルトブラケットおよびステアリングホイールが退
避位置に回動する。そして、ステアリングホイールを運
転位置まで回動させてチルトブラケットを運転位置まで
回動させることにより、退避動作ストッパ部材が作動位
置に戻るとともに、退避動作用チルト操作レバーが運転
位置に戻り、チルトブラケットおよびステアリングホイ
ールが運転位置に保持される。このような退避動作およ
び復帰動作の間、軸部材は固定ブラケットに固定されて
おり、移動することはない。このため、チルトブラケッ
トが運転位置に戻されたときには、ステアリングホイー
ルは必ず元の位置に戻ることになる。
退避動作用チルト操作レバーおよびチルトブラケットを
運転位置に保持するとともに、退避動作ストッパ部材を
作動位置に保持した状態で、微調整用チルト操作レバー
をアンロック位置に切換えると、ビンによって微調整ス
トッパプレートが微調整ストッパ部材から遠ざかる方に
付勢されて両者の歯どうしの噛み合わせが解除される。
このアンロック位置で、固定ブラケットに対する軸部材
の位置を調整し、これにより、退避動作ストッパ部材を
介してチルトブラケットが回動させられ、チルトブラケ
ット側のステアリングホイールの上下方向の位置の微調
整が行なわれる。この位置で、微調整用チルト操作レバ
ーをロック位置まで回動させることにより、前述のよう
にして軸部材が固定ブラケットに固定され、チルトブラ
ケットおよびステアリングホイールが運転位置に保持さ
れる。
実  施  例 以下、図面を参照して、この発明の1実施例を説明する
図面は、自動車のチルトステアリング装置の1例を示す
。なお、以下の説明において、第1図および第2図の左
側を前、右側を後とし、第1図の上下を上下とし、第2
図の下側を左、上側を右とする。
第1図および第2図はチルトステアリング装置の全体構
成を示し、自動車の車体(図示路)に、固定ブラケット
(1)が固定されている。固定ブラケット(1)は上か
ら見て後部が開いた略U字状をなし、その前端部にロア
コラム(2)が固定されている。ロアコラム(2)の前
端部も、固定部材(3)によって車体の適当箇所に固定
されている。ロアコラム(2)内に、ロアステアリング
シャフト(ロアシャフト)(4)が回転自在に支持され
ている。図示は省略したが、ロアシャフト(4)の前端
部はステアリングギヤに連結されている。
固定ブラケット(1)の後部に、チルトブラケット(5
)の後部が左右にのびる2個の連結ビン(B) (7)
によって回動自在に取り付けられている。
チルトブラケット(5)は上から見て前部が開いた略U
字状をなし、左側部分(5a)が固定ブラケット(1)
の左側部分(1a)の内側に、右側部分(5b)が固定
ブラケット(1)の右側部分(1b)の内側にそれぞれ
配置されている。固定ブラケット(1)の左側部分(1
a)の後部は右側に曲げられている。チルトブラケット
(5)の左側部分(5a)の前部は右側に曲げられて、
固定ブラケット(1a)の左側部分(1a)から右側に
少し離れている。チルトブラケット(5)の後端部にア
ッパコラム(8)が固定されており、このアッパコラム
(8)内にアッパステアリングシャフト(アッパシャフ
ト)(9)が回転自在に支持されている。アッパシャフ
ト(9)の後端部には、ステアリングホイール(図示路
)が取付けられている。アッパシャフト(9)の前端部
はロアシャフト(4)の後端部に自在継手(10)を介
して連結されており、この自在継手(10)の中心はチ
ルトブラケット(5)の回動中心すなわち連結ビン(8
) (7)の中心線上にある。図示は省略したが、必要
があれば、アッパコラム(8)に、アッパシャフト(9
)を伸縮させるテレスコープ駆動部が設けられる。固定
ブラケット(1)の上面前部に設けられたばね支持部(
11)とチルトブラケット(5)の上面後部にわたし止
められたばね支持部材(12)との間に、チルトブラケ
ット(5)を上側に回動する方向に付勢する引張コイル
ばね(13)が取付けられている。
固定ブラケット(1)の下面前部に底板(14)がわた
し止められ、この底板(14)の上面の左寄りの部分に
たとえばゴム製のストッパ(15)が固定すれている。
一方、チルトブラケット(5)の下面には、固定ブラケ
ット(1)のストッパ(15)に当たることによってチ
ルトブラケット(5)の上方への回動範囲を規制する底
板(16)が固定されている。
固定ブラケット(1)は、図示しない衝撃エネルギ吸収
機構を介して車体に取り付けられている。固定ブラケッ
ト(1)の左側部分(la)および右側部分(1b)の
後部上端にそれぞれ外側に張出した取付ブラケット(1
7)が一体に形成され、これらの取付ブラケット(17
)の後部に後端まで達する前後に長い切欠き(18)が
形成されている。
そして、固定ブラケット(1)は、取付プラケッ) (
17)の切欠き(18)に下からボルト(図示路)を通
し、このボルトを車体にねじ込むことにより、図示しな
い衝撃エネルギ吸収機構を介して車体に固定される。衝
撃エネルギ吸収機構は、車両の衝突時に、運転者が慣性
力によってステアリングホイールに衝突した場合に衝突
のエネルギを吸収する。
固定ブラケット(1)とチルトブラケット(5)の1「
1に、第3図〜第11図に詳細に示すように、ステアリ
ングホイールの上下方向の位置の微調整と退避動作が可
能なチルト装置が設けられている。
固定ブラケット(1)の左側部分(1a)の前寄りの部
分に、連結ビン(6)を中心として上下にのびる円弧状
の長穴(21)が形成されており、この長大(2I)に
レバー軸(軸部材) (22)が右側から挿入され、長
大(21)の左側からレバー軸(22)にナツト(23
)がねじ込まれている。レバー軸(22)には、右側か
ら頭部(22a) 、円形軸部(22b)、偏平軸部(
22c)およびおねじ部(22d)が形成され、偏平軸
部(22c)が長穴(21)に回転はしないが長穴(2
1)の長さ方向に移動しうるようにはめられている。ナ
ツト(23)にはこれを左右に貫通するねじ穴(24)
が形成され、その右側部分がレバー軸(22)のおねじ
部(22d)にねじ込まれている。ナツト(23)の左
側に円形軸部(23a>が形成され、その周囲にプレー
ト状の微調整用チルトi 作レバー(第ルバー) (2
5)の前部がはめられて溶接により固定されている。第
1しt<−(25)は後方にのびており、これを上に回
動させることにより、ナツト(23)が締付けられてロ
ック位置に切換えられ、レバー軸(22)が固定ブラケ
ット(1)に固定される。また、第ルノ(−(25)を
下に回動させることにより、ナツト(23)が緩められ
てアンロック位置に切換えられ、レノ(−軸(22)が
固定ブラケット(1)の長穴(2■)に沿って移動しう
るようになる。第ルバー(25)におけるナツト(23
)よりも下方の部分には、長穴(2B)が形成されてい
る。この長穴(26)は、連結ピン(6)を中心とする
円弧状部分(28a)と、円弧状部分(26a)に連な
るとともに円弧状部分(213a)よりも径方向内方を
向くように傾斜した直線状部分(28b)とよりなる。
固定ブラケット(1)の左側部分(1a)よりも左側に
おいて、レバー軸(22)の偏平軸部(22b)の周囲
に、微調整ストッパ部材(30)が、レバー軸(22)
対して回転しないように固定されている。
偏平軸部(22b)は、連結ピン(6)を中心とする円
周方向に若干移動してもよい。すなわち、微調整ストッ
パ部材(30)に形成されかつ連結ビン(6)を中心と
する円弧上にある上下に長い長穴(aob)内を若干移
動してもよい。微調整スト・ツバ部材(30)の前縁部
には、歯(30a)が形成されている。
固定ブラケット(1)の左側部分(la)の左側面に、
上下にのびる微調整ストッパプレート(第1ストツパプ
レート)(II)の上端部が、特殊ビン(32)により
回動自在に取り付けられている。
第1ストツパプレート(31)の後縁には、微調整スト
ッパ部材(30)の歯(30a)と噛み合う歯(31a
)が形成されている。第1ストツパプレート(31)の
下部に上下に長くかつ連結ビン(8)を中心とする円弧
上にある長大(33)が形成されている。
特殊ビン(32)には、右側からおねじ部(32a)、
偏平軸部(32b) 、スペーサ部(32c) 、テー
パ軸部(32d)およびおねじ部(82e)が形成され
ている。特殊ビン(32)の偏平軸部(12b)が固定
ブラケット(1)の左側部分(1a)に形成された穴(
34)に密にはめられるとともに、テーバ軸部(32d
)が第1ストツパプレート(31)に形成されたテーバ
穴(35)に密にはめられ、さらにスペーサ部(32c
)が固定ブラケット(1)の左側部分(la)と第1ス
トツパプレート(31)との間に介在させられた状態で
、両おねじ部(32a) (32e)にそれぞれナツト
(3B) (37)がねじはめられている。
第1ストツパプレート(31)の長穴(33)および第
ルバー(25)の長穴(26)に、ビン(38)が両長
穴(3B)(2B)に対して摺動自在となるように右側
から通されている。ピン(38)の右端の頭部(38a
)が第1ストツパプレート(31)と固定ブラケ・ソト
(1)の左側部分(la)との間に介在させられている
レバー軸ナツト(23)のねじ穴(24)の左側部分に
特殊ボルト(40)がねじ込まれて固定されている。こ
のボルト(40)の中間部には円形軸部(40a)が形
成され、この周囲に退避動作用チルト操作レバー(第2
レバー) (41)の前部が回動自在に取付けられてい
る。第2レバー(41)も後側にのびており、その前部
には上方に突出した前後2つの腕部(41a) (41
b)が形成されている。そして、前側腕部(41a)の
上端部に第1ストツパピン(42)が、後側腕部(41
b)の上端部に第2ストツパビン(43)がそれぞれ右
側に突出するように左側から挿入されて固定されている
。また、固定ブラケット(1)の左側の取付ブラケット
(17)と第2レバー(41)の中間部との間に、第2
レバー (41)を上向きに付勢する引張コイルばね(
44)が取付けられている。
レバー軸(22)の円形軸部(22b)に、退避動作ス
トッパ部材(第2ストツパプレート)(46)の下部が
回動自在に取付けられている。第2ストツパプレート(
46)の後端上部に、後方に少し突出した突部(46a
)が一体に形成されている。第2ストツパプレート(4
6)の上部に前後に少し長い長穴(47)が形成され、
第2レバー(41)の第1ストツパビン(42)が固定
ブラケット(1)の左側部分(1a)に形成された切欠
き(48)を通ってこの長穴(47)にはめられている
。第2ストツパプレー ト(4B)の中央部に、上下に
長くて上端部が後側に曲った鉤状長穴(49)が形成さ
れ、チルトブラケット(5)の左側部分(5a)の前部
に、左側に突出してこの鉤状長穴(49)にはまる第3
ストツパビン(50)が右側から挿入されて固定されて
いる。
固定ブラケット(1)とチルトブラケット(5)の左側
の連結ビン(6)に、前後にのびる第3ストツパプレー
ト(51)の後端部が回動自在に取付けられている。こ
の連結ビン(8)には、左側から頭部(6a)、大径軸
部(6b)、小径軸部(6C)およびおねじ部(6d)
が形成されている。固定ブラケット(1)の左側部分(
la)の穴(52)およびチルトブラケット(5)の左
側部分(5a)の穴(53)に外輪(54a)が固定さ
れた軸受(54)の内輪(54b)に連結ビン<a>の
小径軸部(6c)が挿入され、おねじ部(6d)にねじ
込まれたナツト(55)により、軸受(54)の内輪(
54b)が固定ブラケット(1)に固定され、チルトブ
ラケット(5)が固定ブラケット(1)に対して回動し
うるようになっている。軸受(54)の内輪(54b)
と固定ブラケット(1)の左側部分(la)との間には
シム(56)が介在させられている。第3ストツパプレ
ート(51)の後端部には穴(57)が形成され、この
穴(57)の部分が連結ビン<a>の大径軸部(6b)
に回動自在にはめられている。第3ストツパプレート(
51)の中間部に前後に少し長い長穴(58)が形成さ
れ、この長大(58)にブシュ(59)がはめられてい
る。第2レバー (41)の第2ストツパピン(43)
がこのブシュ(59)にはめられている。第3ストツパ
プレート(51)の前端部に、右側に突出して第2スト
ツパプレート(4B)の後部に接する第4ストツパピン
(BI)が左側から挿入されて固定されている。このビ
ン(6I)は、固定ブラケット(1)の左側部分(1a
)の上部に形成されかつ連結ビン(6)を中心として上
下にのびる円弧状長穴(62)に移動自在にはめられて
いる。第3ストツパプレート(51)の後端部と固定ブ
ラケット(1)の左側部分(la)の下部との間に、第
3ストツパプレート(51)を下方に付勢する引張コイ
ルばね(B8)が取付けられている。
第2ストツパビン(43)および第4ストツパピン(6
1)は偏心ビンであり、組立時の取付は位置の調整がで
きるようになっている。
第1図、第7図および第9図は、ステアリングホイール
およびチルトブラケット(5)が運転位置に保持されて
いる状態を示す。
このとき、第ルバー(25)が上方のロック位置に回動
させられて、前述のように、レバー軸ナツト(23)が
締付けられ、レバー軸(22)が固定ブラケット(1)
に固定されている。また、ビン(38)が第ルバー(2
5)の長穴(2B)内の上端に位置している。このため
、第1ストツパプレート(31)の長穴(33)の後縁
部分がビン(38)により後方に押され、第1ストツパ
プレート(31)は、特殊ビン(32)を中心に、後方
に回動するように付勢され、第1ストツパプレート(3
1)とストッパ部材(30)の歯(31a) (30a
)どうしが強く噛み合わせられている。その結果、ステ
アリングホイールが衝撃を受けた場合などに、ナツト(
23)のレバー軸(22)への締付けが緩むことはなく
、チルトブラケット(5)が運転位置に保持されている
このため、第2ストツパプレート(46)は、レバー軸
(22)を中心に回動はできるが、上下の移動はできな
いようになっている。第2レバー(41)は、ばね(4
4)により付勢されて上方の運転位置に位置しており、
第1ストツパビン(42)が第2ストツパプレート(4
6)の長穴(47)の前端部に位置し、第2ストツパピ
ン(43)が第3ストツパプレート(51)の長穴(5
8)の前端部に位置している。
第3ストツパプレート(51)は第2ストツパビン(4
3)およびばね(63)により上方の運転位置に持上げ
られている。このため、第3ストツパプレート(51)
の第4ストツパピン(B1)が第2ストッバブレート(
46)の突部(48a)に当たり、第2ストツパプレー
ト(48)を前方の作動位置に保持している。そして、
チルトブラケット(5)の第3ストツパビン(50)が
第2ストツパプレート(46)の鉤状長穴(49)の後
方屈曲部(49a)にはまり、これにより、チルトブラ
ケット(5)かばね(L3)の力に抗して運転位置に保
持されている。
ステアリングホイールが運転位置に保持されている状態
で、第ルバー(25)を下方に回動させると、まずビン
(38)が長穴(26)の円弧状部分(26a)内を移
動し、第1ストツパプレート(31)と微調整ストッパ
部材(30)の歯(31a) (30a)どうしが噛み
合ったままの状態で、レバー軸(22)に対するナツト
(23)の締付けが緩み始める。さらに、第ルバー(2
5)を回動させると、ビン(38)は長穴(2B)の直
線状部分(28b)内に入る。そして、その直線状部分
(26b)が第1ストツパプレート(31)の長穴(3
3)とほぼ一致する点を通りすぎると、第1ストツパプ
レート(31)の長穴(33)の前縁部がビン(38)
によって前方に押され、第1ストツパプレート(:H)
が前方に回動し、第1ストツパブレー) (31)と微
調整ストッパ部材(30)の歯(lla) (30a)
どうしの噛み合いが緩み始める。第ルバー(26)が第
8図に示すようなアンロック位置に達すると、第1スト
ツパプレート(3I)と微調整ストッパ部材(30)の
歯(31a) C3Da>どうしの噛み合いが完全に解
除される。このため、前述のようにレバー軸ナツト(2
3)が緩んでレバー軸(22)が固定ブラケット(1)
の長大(21)に沿って移動しうるようになり、ステア
リングホイールを手で持ってチルトブラケット(5)と
ともに上下に回動させて位置の微調整ができるようにな
る。チルトブラケット(5)が上下に回動すると、第3
ストツパビン(50)と鉤状長穴(49)の屈曲部(4
9a)の係合により、第2ストツパプレート(46)お
よびレバー軸(22)も上下に移動する。そして、適当
な位置で第ルバー(25)を上方に回動させてロック位
置まで回動させ、ナツト(23)を締付ける。すると、
第ルバー(25)を下方に回動させる場合とは逆に、第
1ストツパプレート(31)は後方に回動し、ある地点
で第1ストツパプレート(3■)と微調整ストッパ部材
(30)の歯(31a)(30a)どうしが噛み合い始
め、最終的には第1ストツパプレート(81)は、特殊
ビン(32)を中心に後方に回動するように付勢され、
第1ストヅバプレート(31)と微調整ストッパ部材(
30)の歯(31a) (30a)どうしが強く噛み合
わせられる。このようにしてレバー軸(22)が固定さ
れ、これによってチルトブラケット(5)およびステア
リングホイールも調整された位置に固定される。
ステアリングホイールの位置の微調整を行なって固定し
たのち、第2レバー(41)を下方の退避位置に回動さ
せることにより、チルトブラケット(5)およびステア
リングホイールが自動的に退避位置に回動させられ、退
避位置にあるステアリングホイールを手で持って運転位
置まで回動させることにより、再び運転位置に保持され
るようになる。
次に、第9図〜第11図を参照して、このときのチルト
装置の動作を説明する。
第9図の状態から第2レバー(41)を下方に回動させ
ていくと、そのt!42ストッパピン(43)が斜め下
向きに回動するため、第3ストツパプレート(51)か
ばね(63)の力に抗して下方に回動する。第3ストツ
パプレート(51)がある程度下方に回動すると、第4
ストツパビン(61)が第2ストツパプレート(46)
の突部(48a)から下方に外れ、第2ストツパプレー
ト(4B)が後方に回動しうるようになる。一方、第2
レバー(41)が下方に回動すると、第1ストツパピン
(42)は斜め後向きに回動し、第2ストツパプレート
(4B)の長穴(47)内を前端部から後端部まで移動
し、さらに第2ストツパプレート(4B)を後方に回動
させる。第2ストツパブレー) (4B)が後方の非作
動位置まで回動すると、その鉤状長穴(49)の部分も
後方に移動するため、チルトブラケット(5)の第3ス
トツパビン(50)が鉤状長穴(49)の屈曲部(49
a)から外れ(第10図の状態)、ばね(13)の力に
より、チルトブラケット(5)およびステアリングホイ
ールが上方に回動して、第3ストツパビン(50)が鉤
状長穴(49)内を下方に移動する。そして、チルトブ
ラケット(5)およびその底板(1B)が固定ブラケッ
ト(1)のストッパ(15)に当たることにより、ステ
アリングホイールが退避位置に停止する(第11図の状
態)。
退避位置まで回動させられたステアリングホイールを手
で持って下方に回動させると、チルトブラケット(5)
も下方に回動し、チルトブラケット(5)の第3ストツ
パピン(50)が第2ストツパプレート(46)の鉤状
長穴(49)内を上方に移動する。そして、第2レバー
(41)かばね(44)により上方に回動させられるた
め、第1ストツパビン(42)によって第2ストツパプ
レート(48)が前方の運転位置まで回動させられると
ともに、第2ストツパピン(43)およびばね(68)
によって第3ストツパプレート(51)が上方の作動位
置まで回動させられ、第3ストツパプレート(51)の
前端部の第4ストツパビン(81)が第2ストツパプレ
ート(48)の突部(48a)に当たってこれを作動位
置に保持する。そして、チルトブラケット(5)の第3
ストツパビン(50)が鉤状長穴(49)の上端部にあ
る状態で第2ストツパプレート(46)が前方゛に回動
することにより、第3ストツパピン(50)が鉤状長穴
(49)の屈曲部(49a)にはまり込み、チルトブラ
ケット(5)およびステアリングホイールが運転位置に
保持される。
このような退避動作および復帰動作の間、レバー軸(2
2)は前にM整された位置に固定されたままであり、移
動することはない。そして、このレバー軸(22)に対
して回動のみしつる第2ストツパプレート(4G)によ
ってチルトブラケット(5)が運転位置に保持されるた
め、チルトブラケット(5)が運転位置に戻されたとき
には、必ず調整位置に戻ることになり、再調整の必要が
ない。
発明の効果 この発明のチルトステアリング装置によれば、上述のよ
うに、操作レバーがロック位置にあるときには、ビンに
よってストッパプレートがストッパ部材の方に付勢され
て両者の歯どうしが強く噛み合わせられているので、ス
テアリングホイールが衝撃を受けた場合なども、ナツト
のレバー軸への締付けが緩むことはない。したがって、
締付はトルクが小さくても、チルトブラケットは確実に
運転位置に保持され、その結果ステアリングホイールは
所定の位置に保持される。ストッパプレートをストッパ
部材の方に付勢するためのばねなどを必要としない。ま
た、この発明のチルトステアリング装置によれば、退避
動作用チルト操作レバーの操作だけでステアリングホイ
ールを自動的に退避位置に移動することができ、しかも
退避位置から運転位置に戻したときに必ず前に調整され
た位置に戻すことができ、再度の調整が不要である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の1実施例を示すチルトステアリング
装置要部の側面図、第2図は同部分切欠き平面図、第3
図はチルト装置の分解斜視図、第4図は第1図のIV−
IV線線入大断面図第5図は第1図のv−v線拡大断面
図、第6図は第1図のvt−vt線拡大断面図、第7図
は操作レバーがロック位置にあるときの一部を省略した
チルト装置要部の拡大側面図、第8図は操作レバーがア
ンロック位置にあるときの一部を省略したチルト装置要
部の拡大側面図、第9図、第10図および第11図はチ
ルト装置の一部を省略し退避動作時の状態を順に示す部
分切欠き側面図である。 (1)・・・固定ブラケット、(2)・・・ロアコラム
、(4)・・・ロアステアリングシャフト、(5)・・
・チルトブラケット、(8)・・・アッパコラム、(9
)・・・アッパステアリングシャフト、(10)・・・
自在継手、(13)・・・引張コイルばね、(22)・
・・レバー軸(軸部材) 、(25)・・・第ルバー(
微調整用チルト操作レバー) 、 (28)・・・長大
、(30)・・・微調整ストッパ部材、(3oa)・・
・歯、(31)・・・第1ストツパプレート(微調整ス
トッパブレー)) 、(31a)・・・歯、(33)・
・・長穴、(38)・・・ビン、(41)・・・第2レ
バー(退避動作用チルト操作レバー) 、(42)・・
・第1ストッパピン、(41)・・・第2ストツパビン
、(4B)・・・第2ストツパプレート(退避動作スト
ッパ部材) 、(50)・・・第3ストツパビン、(5
1)・・・第3ストツパプレート、(61)・・・第4
ストツパピン。 以  上 特許出願人  光洋精工株式会社 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 車体に固定されかつロアステアリングシャフトをロアコ
    ラムを介して支持する固定ブラケットと、 固定ブラケットに回動自在に取付けられかつ自在継手に
    よりロアステアリングシャフトに連結されたアッパステ
    アリングシャフトをアッパコラムを介して支持するチル
    トブラケットと、固定ブラケットとチルトブラケットの
    間に設けられかつチルトブラケットを上方に回動する方
    向に付勢するばねと、 固定ブラケットに対してチルトブラケットの回動中心を
    中心とする円弧方向の位置の調整ができるように固定さ
    れる軸部材と、 軸部材に回動自在に取付けられかつその作動位置と非作
    動位置とに切換えられる退避動作ストッパ部材と、 退避動作ストッパ部材が作動位置にあるときにばねに抗
    してチルトブラケットを運転位置に保持し、退避動作ス
    トッパ部材が非作動位置にあるときにチルトブラケット
    がばねにより上方の退避位置に回動することを可能にし
    うるようにチルトブラケットと退避動作ストッパ部材の
    間に設けられた係合手段と、 運転位置と退避位置に切換えられうるように軸部材に回
    動自在に取付けられた退避動作用チルト操作レバーと、 退避動作用チルト操作レバーが運転位置にあるときには
    退避動作ストッパ部材を作動位置に保持し、退避動作用
    チルト操作レバーが退避位置にあるときには退避動作ス
    トッパ部材が非作動位置に回動することを可能にしうる
    ように退避動作用チルト操作レバーと退避動作ストッパ
    部材の間に設けられた切換え手段と、 ロック位置とアンロック位置に切換えられうるように軸
    部材にねじはめられ、かつ長穴を有する微調整用チルト
    操作レバーと、 軸部材に固定され、かつ歯を有する微調整ストッパ部材
    と、 固定ブラケットに回動自在に取付けられ、かつ長穴およ
    び微調整ストッパ部材の歯と噛み合う歯を有する微調整
    ストッパプレートと、 微調整ストッパプレートの長穴および微調整用チルト操
    作レバーの長穴に、両長穴に対して摺動自在となるよう
    にはめられ、かつ微調整用チルト操作レバーがロック位
    置にあるときに微調整ストッパプレートを微調整ストッ
    パ部材の方に付勢して両者の歯どうしを強く噛み合わせ
    るとともに、微調整用チルト操作レバーがアンロック位
    置にあるときに微調整ストッパプレートを微調整ストッ
    パ部材から遠ざかる方に付勢して両者の歯どうしの噛み
    合わせを解除するピンとを備えているチルトステアリン
    グ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02142373U (ja) * 1989-04-28 1990-12-03
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