JP4747072B2 - ロック装置 - Google Patents

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本発明は、ベース部材に固定される支持軸に回動可能に支持され、かつストライカに係脱可能な係合部材を備えたロック装置に関する。
例えば、車両のシートバックに装着されるシート用のロック装置においては、シートバックに固定されるベース部材に支持軸を固定し、この支持軸をもって、係合部材が枢支される。係合部材は、その揺動端部に係合溝を有し、この係合溝に車体側に固定されたストライカが係合することによって、シートバックを起立位置に保持する(例えば、特許文献1参照)。
特許第3387877号公報
しかし、上述のようなロック装置における支持軸及び支持軸が挿入される係合部材の軸孔の寸法設定は、係合部材が支持軸周りに円滑に回動し得るように、支持軸の外周と係合部材の軸孔の内周との間に、径方向に若干のクリアランスが生成されるように設定される。このため、特に、ストライカが係合部材の係合溝に係合して、シートを起立位置に保持している状態で、車両が凸凹路面を走行しているとき、軸孔と支持軸との間のクリアランスの影響により、係合部材ががた付いて、品質の低下を招く等の問題を有する。
本発明は、上述のような従来の課題を解決するためになされたものであって、簡単な構成により、係合部材のがた付きを押さえることができるようにしたロック装置を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)ストライカ進入溝を有するベース部材に支持軸を固定するとともに、前記支持軸に、前記ストライカ進入溝に対して前記ストライカが進入した際、前記ストライカが係合可能な係合溝を有する係合部材を枢支してなるロック装置において、前記支持軸に、前記係合部材を前記支持軸の軸線方向へ押圧する弾性手段を外嵌するとともに、前記支持軸が遊嵌される前記係合部材の軸孔の近傍に、前記弾性手段の端部が前記軸線方向の押圧力をもって当接することにより、前記係合部材に対して前記軸線方向に直交する方向の力を付与するように、前記軸線方向に対して傾斜した傾斜面を設ける。
(2)上記(1)項において、前記弾性手段を、捩りコイルばねのコイル部とし、前記コイル部の一端から延出する付勢アーム部を前記係合部材に係止し、また、前記コイル部の他端から延出する係止アーム部を前記ベース部材に係止することによって、前記係合部材に対して前記ストライカに係合する係合方向への付勢力を付与するようにする。
(3)上記(1)または(2)項において、前記傾斜面を、前記係合部材の表面を被覆する樹脂モールドにより形成する。
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、前記支持軸を、前記ストライカの前記ストライカ進入溝に対する進入方向を延長したストライカ進入延長線上に配置するとともに、前記傾斜面を、前記ストライカ進入延長線上で、かつ前記ストライカの進入方向に相対するように設ける。
本発明によれば、次のような効果が奏せられる。
請求項1に係る発明によると、係合部材に作用する軸線方向に直交する方向の力により、係合部材の軸孔の内周面を、ベース部材に固定された支持軸の外周面に押圧させることができるため、係合部材の支持軸に対するがた付きを確実に押さえることができる。
請求項2に係る発明によると、弾性手段を捩りコイルばねのコイル部としたことにより、単一のばねをもって、係合部材のがた付きを押さえて、係合部材に係合方向の付勢力を付与することができる。
請求項3に係る発明によると、傾斜面を、係合部材の表面を被覆する樹脂モールドにより形成したことにより、傾斜面を係合部材に簡単に形成することができる。
請求項4に係わる発明によると、ストライカが係合部材の係合溝に係合しているときの、係合部材のがた付きを確実に押さえることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態を適用した自動車のリヤシートを示す斜視図、図2は、係合状態におけるロック装置の側面図で、図3は、解除状態におけるロック装置の側面図、図4は、図2におけるIV−IV線拡大断面図、図5は、要部の拡大断面図、図6は、図5におけるVI−VI線断面図である。なお、以下の説明において、図2及び図3における左右を前後、上下を上下とし、図4及び図5における上下を左右とする。
図1に示すように、自動車のリヤシート1は、車体(図示略)のフロアに取り付けられるシートクッション2と、実線で示す起立位置から下端部を中心にして前傾姿勢に可動可能なシートバック3とを備える。
シートバック3の上部には、本発明を適用したロック装置4が装着されている。ロック装置4は、主な部品として、シートバック3に固定され、かつ車体に固定されるストライカ5が後方から相対的に進入可能なストライカ進入溝61、71を有する左右の第1、2ベース部材6、7と、第1、2ベース部材6、7間に固定される左右方向を向く支持軸8と、第1、2ベース部材6、7間に支持軸8により枢支される係合部材をなすフック部材9と、フック部材9に対して係合方向(後述の係合溝92がストライカ5に係合する方向)及び後述のように、フック部材9のがた付きを押さえる方向の付勢力を付与する捩りコイルばね10とを有している。なお、第1、2ベース部材6、7は、互いに左右方向に所定の間隔を隔てて互いに結合される。
図2に示すように、フック部材9が係合位置に保持されて、ストライカ進入溝61、71に進入したストライカ5がフック部材9の係合溝92に係合することにより、シートバック3は起立位置に保持され、また、シートバック3の上部に設けられた解除操作部4A(図1参照)の操作に基づいて、連結部材(図示略)を介して、図3に示すように、フック部材9が解除位置に移動すると、係合溝92がストライカ5から離脱して、シートバック3の前傾姿勢への移動を可能にする。
主に図4に示すように、支持軸8は、軸方向の中央に拡径部81、拡径部81の一端部に第1縮径部82、拡径部81の他端部に第2縮径部83、第2縮径部83の端部に第2縮径部83よりも縮径の第3縮径部84をそれぞれ有する段付き形状をなすとともに、ストライカ5のストライカ進入溝61、71に対する進入方向を延長したストライカ進入延長線(X)上に支持される。
第1縮径部82は、第1ベース部材6に穿設された第1軸孔62にがた付きが生じないように緊密に嵌合されて固定される。第2縮径部83は、フック部材9の前端部に穿設された軸孔91に、フック部材9が支持軸8周りに円滑に回動し得るように遊嵌される。また、第3縮径部84は、第2ベース部材7に穿設された軸孔72にがた付きが生じないように緊密に嵌合されて固定される。
フック部材9は、後部にストライカ5が係脱可能な係合溝92を有し、前部に穿設された軸孔91に支持軸8の第2縮径部83が遊嵌されることによって、第2ベース部材7と支持軸8の拡径部81の段差部との間に挟持された状態で上下方向へ揺動可能に枢支される。
捩りコイルばね10は、支持軸8の拡径部81に外嵌される弾性手段をなす円筒状のコイル部101と、コイル部101の一端から延出し、フック部材9に係止される付勢アーム部102と、コイル部101の他端から延出し、第1ベース部材6に係止される係止アーム部103とを有している。付勢アーム部102は、フック部材9に係止されることにより、フック部材9に対して係合方向への付勢力を付与する。
捩りコイルばね10のコイル部101は、第1ベース部材6の内側面とフック部材9の側面との間に、支持軸8の軸線Y方向へ圧縮された状態、すなわち軸線Y方向へ押圧力が作用するように、支持軸8の拡径部81に外嵌される。これにより、フック部材9は、コイル部101の押圧力により、第2ベース部材7側へ向けて押圧されることとなる。
フック部材9の表面は、樹脂モールド12により被覆されるとともに、フック部材9における軸孔91の近傍には、軸孔91を中心とする円弧状に、捩りコイルばね10のコイル部101が配置される側へ向けて突出する当接部11が形成されている。
当接部11は、樹脂モールド12により形成されるとともに、その内周面(支持軸8の外周面に対向する面)には、支持軸8の軸線Yに対して、鋭角に傾斜した傾斜面111が設けられている。
当接部11の傾斜面111は、ストライカ進入延長線X上で、かつストライカ5の進入方向(図2及び図3において右方)に相対するように設けられ、かつ捩りコイルばね10のコイル部101を圧縮した状態で支持軸8の拡径部81に外嵌することにより、コイル部101の一端の内周が拡径部81の外周に当接しつつ、コイル部101の外周に当接して押圧されるように形成される。
これにより、軸線Y方向の押圧力をもって、コイル部101が傾斜面111を押圧することにより、傾斜面111に対して軸線Y方向に直交する方向の分力Fが作用する。この分力Fにより、フック部材9が、支持軸8における第2縮径部83の外周とフック部材9における軸孔91の内周との間に生成されるクリアランスL分だけ後方へ偏倚させられる。この結果、フック部材9における軸孔91の内周面を、第1、2ベース部材6、7に固定された支持軸8の外周面に押圧させることができるため、フック部材9の支持軸8に対するがた付きを確実に押さえることができる。
なお、フック部材9における軸孔91の内周面には、樹脂モールド12が施されていない。その理由としては、支持軸8の外周面と軸孔91の内周面との間に作用する圧縮過重により樹脂部分が潰れ、これが原因でがた付きが発生しないようにするためである。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の特許請求の範囲を逸脱しない範囲内で、本実施形態に対して、次のような種々の変形や変更を施すことが可能である。
(i)ロック装置4を、シートバックを起立位置に保持するシート用のロック装置以外のものとする。
(ii)弾性手段を、捩りコイルばね10のコイル部101に代えて、圧縮コイルばね、円筒状のゴム、ワッシャまたはそれらを適宜組み合わせたものとしても良い。
本発明の一実施形態を適用した自動車のリヤシートを示す斜視図である。 係合状態におけるロック装置の側面図である。 解除状態におけるロック装置の側面図である。 図2におけるIV−IV線拡大断面図である。 要部の拡大断面図である。 図5におけるVI−VI線断面図である。
符号の説明
1 リヤシート
2 シートクッション
3 シートバック
4 ロック装置
4A 解除操作部
5 ストライカ
6 第1ベース部材
7 第2ベース部材
8 支持軸
9 フック部材(係合部材)
10 捩りコイルばね
11 当接部
12 樹脂モールド
61 ストライカ進入溝
62 第1軸孔
71 ストライカ進入溝
72 軸孔
81 拡径部
82 第1縮径部
83 第2縮径部
84 第3縮径部
91 軸孔
92 係合溝
101 コイル部(弾性手段)
102 付勢アーム部
103 係止アーム部
111 傾斜面
X ストライカ進入延長線
Y 軸線

Claims (4)

  1. ストライカ進入溝を有するベース部材に支持軸を固定するとともに、前記支持軸に、前記ストライカ進入溝に対して前記ストライカが進入した際、前記ストライカが係合可能な係合溝を有する係合部材を枢支してなるロック装置において、
    前記支持軸に、前記係合部材を前記支持軸の軸線方向へ押圧する弾性手段を外嵌するとともに、前記支持軸が遊嵌される前記係合部材の軸孔の近傍に、前記弾性手段の端部が前記軸線方向の押圧力をもって当接することにより、前記係合部材に対して前記軸線方向に直交する方向の力を付与するように、前記軸線方向に対して傾斜した傾斜面を設けたことを特徴とするロック装置。
  2. 前記弾性手段を、捩りコイルばねのコイル部とし、前記コイル部の一端から延出する付勢アーム部を前記係合部材に係止し、また、前記コイル部の他端から延出する係止アーム部を前記ベース部材に係止することによって、前記係合部材に対して前記ストライカに係合する係合方向への付勢力を付与するようにしたことを特徴とする請求項1記載のロック装置。
  3. 前記傾斜面を、前記係合部材の表面を被覆する樹脂モールドにより形成したことを特徴とする請求項1または2記載のロック装置。
  4. 前記支持軸を、前記ストライカの前記ストライカ進入溝に対する進入方向を延長したストライカ進入延長線上に配置するとともに、前記傾斜面を、前記ストライカ進入延長線上で、かつ前記ストライカの進入方向に相対するように設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のロック装置。
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