JP2588537Y2 - 蛍光灯照明装置 - Google Patents

蛍光灯照明装置

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JP2588537Y2
JP2588537Y2 JP1992084809U JP8480992U JP2588537Y2 JP 2588537 Y2 JP2588537 Y2 JP 2588537Y2 JP 1992084809 U JP1992084809 U JP 1992084809U JP 8480992 U JP8480992 U JP 8480992U JP 2588537 Y2 JP2588537 Y2 JP 2588537Y2
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耕二郎 幸田
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株式会社デンコー社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種工事現場等におい
て照明として使用される蛍光灯照明装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、各種工事現場等において使用さ
れる照明装置は、屋外で使用されたり、比較的乱暴に取
扱われるため、蛍光灯などの光源を透光性を有する容器
内に収容している。そして、蛍光灯を点灯させるために
は、いわゆるグローランプ及び安定器等の点灯手段が必
要であり、従来このような点灯手段は、蛍光灯と共に容
器内に収容されている。このような照明装置は、例えば
実開昭 57-192019号公報に開示されている。図12に示
されるように、この照明装置では器枠1内に、両端にソ
ケット2が装着された蛍光灯4が収容されており、一方
の端部をコイルスプリング14により弾圧して、他端を
L形片9に押し当てることにより蛍光ランプ4を支持し
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置では、蛍光灯の交換を行う場合には、蛍
光灯をソケットから容易に脱着することができないこと
から、作業性は必ずしも良くない。
【0004】また、ばねを用いた構造は一般に部品点数
が多くなりがちであり、組み立て作業性に劣る。特に、
本実施例のように容器内に組み付ける場合は、作業能率
は低下しやすい。さらに従来の装置では、蛍光灯の端子
をソケットの穴に係合して挿入されており、動きが規制
されているので、工事現場などで比較的乱暴に取扱われ
ると、蛍光灯の端子に無理な力が加わり破損する虞もあ
る。
【0005】本考案は、以上のような問題点に鑑みてな
されたものであり、取扱いや組み付け作業が容易である
蛍光灯照明装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案は、透光性を有する筒状の容器の両端部に蓋体
を取り付け、前記容器内に中間支持部材を取り付け、前
記蓋体の一方に設けられる蛍光灯支持部材と前記中間支
持部材とにより両端部を支持される蛍光灯と、該蛍光灯
を点灯する点灯手段とを前記容器内に収容する蛍光灯照
明装置において、前記中間支持部材に係合する基板に揺
動自在に取り付けられ、前記容器内に収容される前記蛍
光灯の一方の端部に形成される一組の端子のいずれもと
自己整合的に接触する電極台を設けたことを特徴とする
蛍光灯照明装置である。
【0007】また上記目的を達成するための本考案は、
透光性を有する筒状の容器の両端部に蓋体を取り付け、
前記容器内に中間支持部材を取り付け、前記蓋体の一方
に設けられる蛍光灯支持部材と前記中間支持部材とによ
り両端部を支持される蛍光灯と、該蛍光灯を点灯する点
灯手段とを前記容器内に収容する蛍光灯照明装置におい
て、前記容器の内周面に前記点灯手段に通電される金具
を取り付け、前記蛍光灯支持部材に取り付けられると共
に前記蛍光灯の端子に接して前記蛍光灯に電力を供給す
る電極体に、前記金具に摺動自在に接する摺動部を形成
したことを特徴とする蛍光灯照明装置である。
【0008】
【作用】容器の両端部には蓋体が取り付けれており、容
器内には中間支持部材が取り付けられている。蛍光灯
は、この中間支持部材と一方の蓋体に設けられる蛍光灯
支持部材とにより、それぞれの端部を支持され、筒状の
容器内部に収容されている。したがって、蛍光灯の全周
方向には蛍光灯からの光を遮断する部材がないので、効
果的な照明を行なうことができる。また蛍光灯の中間支
持部材側の端子が接触する電極台は、基板に揺動自在に
取り付けられており、自己整合的に揺動して蛍光灯の端
子と常に接触している。このように電極台の構造は極め
て簡単であるので、容易に組み立てることができる。ま
た、蛍光灯の端子と電極台とは接触しているだけであ
り、電極台は端子の動きに応じて揺動するので、端子に
無理な力が加わることがない。さらに、基板と蛍光灯と
は中間支持部材を介して直列に配置されることになるの
で、蛍光灯支持部が設けられた蓋体を筒状容器から取外
すだけで蛍光灯を取出すことができ、蛍光灯の交換が容
易である。
【0009】また容器の内周面には、点灯手段に接続す
る金具が取り付けられている。この金具には、蛍光灯支
持部材に取り付けられ、蛍光灯の端子に接する電極体の
摺動部が摺動自在に接しており、これらの金具や電極体
を介して、点灯手段から蛍光灯へ電力が供給される。こ
のような構造にすると、蛍光灯支持部材と点灯手段とを
配線により接続する必要がないので、蛍光灯支持部材が
取り付けられる蓋体の着脱がより容易になる。したがっ
て、蛍光灯の交換等がより容易になる。
【0010】
【実施例】以下に、本考案に係る蛍光灯照明装置を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、従来技術の説明で用
いた符号と、以下の実施例で用いる符号は、共通の符号
であっても、特に関連はない。図1は、本考案に係る蛍
光灯照明装置の断面図である。図示すように、本考案の
蛍光灯照明装置は、それぞれの端部が第1蓋11及び第
2蓋13によって密閉される透光性を有する筒状の容器
15を有しており、この容器15の内部には、蛍光灯1
7と、この蛍光灯17を点灯するための点灯回路を有す
る基板19とが収容されている。なお本実施例の薄肉円
筒状に形成される容器の素材は、ポリカーボネートであ
るが、透光性を有しポリカーボネートと同等の強度を有
する樹脂材を用いることもできる。
【0011】この容器15の両端部には、図1に示され
るように、第1蓋11及び第2蓋13が取付けられてお
り、容器15内は両蓋11,13により密閉され防水さ
れている。図示されるように第1蓋11の内側面の端部
には、容器15の端部に嵌合する溝21が形成されてお
り、この溝21は、溝21の内周面を容器15の内面に
密着した状態で容器15に嵌合している。また第1蓋1
1は、この溝21において接着剤等により容器15に固
着されており、溝21の外周面と容器外周面とにより形
成される間隙には、パッキン23が嵌着されている。こ
のように、第1蓋11と容器15との嵌合部は、確実に
密閉されている。そして第1蓋11には、基板19に電
力を供給する電源ケーブル25を貫通させる貫通口27
が形成されており、貫通口27の電源ケーブル25周囲
の間隙は、この間隙に装着されるブッシュ29により塞
がれている。また第1蓋11には、本実施例の蛍光灯照
明装置を吊り下げる際などに利用される支持部31が形
成されており、この支持部31にフック等の吊り下げ部
材を取付けることにより、任意の位置に本考案の装置を
配置できるようになっている。
【0012】さらに、第1蓋11の内側面中央部には、
基板19の一端を支持する爪33が形成されており、爪
33の中央部には、スリット35が形成されている。し
たがって、このスリット35に基板19の一方の端部を
嵌合して挟み込むことにより、その基板19の一方の端
部は支持される。なお、爪33によって支持される基板
19は、いわゆるプリント基板であり、この基板に形成
されたパターンと、図示されるように基板19に取付け
られた各種電子部品37とによって、蛍光灯17を点灯
する手段であるところの点灯回路手段を構成している。
【0013】また容器15内には、基板19の他方の端
部を支持する中間支持部材つまり第1ソケット39が取
り付けられている。図1に示されるように、第1ソケッ
ト39は、蛍光灯17の端部40よりもわずかに大きい
内周面が形成される円筒形状の保持部41を有してお
り、この保持部41により蛍光灯17の一方の端部を保
持するようになっている。また図2(b)に示されるよ
うに、この保持部41の基板側の端部には、基板19の
他方の端部が嵌合する嵌合凹部43を有する爪45が形
成されており、嵌合凹部43の終端部つまり底部47
は、保持部41の端面より外側に位置決めされている。
したがって、図2(c)および図4に示されるように、
基板19の他端部をこの爪45に嵌入すると、基板19
の他端と第1ソケット39の保持部41の端部との間に
は間隙Sが形成される。これに対し保持部41の爪45
とは反対の側には、図2(b)に示されるように、末広
形状の開放端部49が形成されており、この開放端部4
9には、中心部に向かうスリット51が形成されてい
る。また開放端部51の最大径部は、筒状の容器の内径
よりもわずかに大きくなっている。したがって、第1ソ
ケット39を容器15内に収容すると、容器15の内面
に接する開放端部49には容器15の内面に対する押圧
力が生じるので、この弾発力により、開放端部49は容
器15の内面に密着する。また、第1ソケット39を保
持部41側から容器15内に挿入すると、挿入方向には
移動可能であるが、逆方向の移動は抑制される。したが
って、第1ソケット39は容器15内に固定され、これ
と共に基板19が固定される。また図示されるように、
蛍光灯17を容器15内に挿入すると、蛍光灯17の端
部が開放端部49により第1ソケット39の中央部に案
内されるので、容易に蛍光灯17の端部を保持部に挿入
できる。
【0014】図1に示されるように、基板19の他端と
保持部41の端部との間には、ほぼ円盤状の形状の電極
台53が取り付けられている。図3(a)および図5
(a),(d)に示されるように、電極台53の縁部に
は、相対向する2つの凹部55が形成されており、基板
19の他端が嵌入される第1ソケット39の爪45に干
渉しないようになっている。また図5(c)に示される
ように、電極台53の基板19に接する面つまり裏面5
7には、一対の突起59が形成されており、両突起部の
間に形成される相対的な凹部61は、電極台53の中央
部を通っている。この凹部61の幅は、基板19の厚さ
よりわずかに大きくなっているので、図3(b)に示さ
れるように、基板19の他端部に凹部61を係合する電
極台53は、電極台53の第1ソケット側の面つまり表
面63が第1ソケット39の端面に接する範囲内におい
て、この凹部61を支点として揺動自在となっている。
なお電極台53の裏面57には、図6(a)に示される
ように、2組の突起により、基板19を係合する凹部6
1を2つ形成してもよく、また図6(b)の部分拡大図
に示されるように、電極台53に直接凹部61を形成し
てもよい。
【0015】また図5(a)に示されるように、電極台
53の表面63には、蛍光灯17の端部に取り付けられ
る一方の端子65が接する電極板67が取り付けられて
おり、裏面の凹部61に沿う表面位置に形成される断面
三角の仕切69により、2つに分離されている。このよ
うに、電極台53の中央部に仕切69を形成することに
より、第1ソケット39の保持部41に挿入される蛍光
灯17の端部の2つの端子65は、この仕切69を常に
跨ぐことになり、これらの端子65は、常にそれぞれ別
の電極板67に接触する。そして、2つの端子65の長
さ寸法がそれぞれ異なる場合は、寸法の差に応じて、揺
動自在な電極台53が自己整合的に揺動するので、電極
台53と端子65との間の接触不良が生じることはな
い。
【0016】したがって例えば、図3(b)に示される
ように、端子の長さが異なる蛍光灯17を第1ソケット
39に挿入すると、まず、突き出ている方の端子65a
が電極台53の一方の電極板67aに接触し、電極台5
3の一方の電極板67a側が端子65aにより矢印Bの
向きに押される。このとき他方の電極板67bは、相対
的に逆の向きに揺動するので、他方の端子65bに接触
する。このように、いずれか一方の端子だけが電極台に
接触すると、電極台が揺動され、自己整合的に他方の端
子を他方の電極板に接触させるので、端子の接触不良が
生じることはない。なお、蛍光灯を傾けて第1ソケット
に挿入することにより、端子の先端部の位置が電極台に
対して前後する場合であっても、上記のように電極台が
自己整合的に揺動するので、接触不良が生じることはな
い。
【0017】またこのような電極台53を電極として用
いると、電極を簡単な構造にすることができる。そして
構造が簡単であるので、容易に組み立てることができ
る。さらに蛍光灯17を取り付ける際、蛍光灯17の一
端の端子を接触させるだけでよいので、蛍光灯17の取
り付け、交換等を容易に行うことができる。なお、2つ
の電極板は、表面を絶縁物で被覆された導線により、基
板の出力電極パターンに接続されている。
【0018】図1に示されるように、第2蓋13には、
蛍光灯17の他方の端子71と接触するほぼ円盤形状の
蛍光灯支持部材、つまり第2ソケット73が、ばね75
を介して保持されている。図7(a)に示されるよう
に、この第2ソケット73は、蛍光灯17の端子71が
挿入される端子穴77が形成されたソケット板79と、
このソケット板79が取り付けられる第2ソケットの本
体81とからなっており、ソケット板79の端子穴77
の直径は、蛍光灯17の端子がしっかりと嵌合できる径
に設定されている。図示されるように、本体81のソケ
ット板79側の底面83には、梁状または円柱状の突起
85が形成されており、ソケット板79を底面から一定
距離だけ離反された位置に支持している。したがって、
蛍光灯17の他端の端子71を端子穴77に確実に挿入
でき、挿入された端子71を第2ソケット73により確
実に保持できる。また、ばね75により蛍光灯17の他
端を基板19側に押圧すると、電極台53からも同時に
蛍光灯17を押圧でき、蛍光灯17を容器15内に確実
に支持できる。なお、ソケット板79と第2ソケットの
本体81との接触部は、接着剤等を用いて確実に接合し
てもよい。また図1に示されるように、この第2ソケッ
ト73の外側面中央部には取手が89設けられており、
この取手89を利用すると、容器15内から第2ソケッ
ト73を容易に取り外しでき、蛍光灯17の交換等が簡
便な操作で容易にできる。
【0019】さらに、この第2ソケット73には、図1
および図7(a)に示されるように、ばね素材からなり
弾性を有する電極体90が取り付けられている。図8に
示されるように、この電極体90は、蛍光灯17の端子
が接する当接部91と、円弧状に曲げられる摺動部92
を有しており、摺動部92は、容器15の内周面に取り
付けられた金具93の摺動面94に摺動自在に接触して
いる。図9に示されるように、金具の摺動面94は、容
器15の内周面より外側になっており、容器の円周方向
に延びる金具93の両端部には、掛止部95が形成され
ている。したがって電極体90は、掛止部95に接する
ことにより、摺動移動を停止させられるので、常に金具
93に接することになる。また、電極体90はばねから
なっており、常に金具を押圧するようになっているの
で、摺動移動中に電極体90が接触不良を起こすことは
ない。なお、金具93は、基板19の出力電力用のパタ
ーンに配線材96で接続されており、導電性を有する電
極体90を介して蛍光灯17に電力を供給するようにな
っている。そして配線材91は、絶縁部材によって被覆
されている。
【0020】そして図示されるように、第2蓋13に
は、容器15の端部に設けられたねじ部97に回転させ
つつ結合するねじ98が形成されており、第2蓋13は
これらのねじ部97及びねじ98によって容器15の端
部に着脱自在になっている。このようにして第2蓋13
を回転させつつ容器15に取り付けると、ばねを介して
第2蓋13に係合される第2ソケット73が連動して回
転する。したがって、第2ソケット73を容器15に挿
入した際に、電極体90の摺動部92の位置が金具93
に接しない位置であっても、第2蓋13を回転させて容
器15に装着することにより、電極体90の摺動部92
が容器15の内周面に沿って摺動移動するので、摺動部
92は自ずと金具93に接する位置に達する。このよう
に、本実施例の装置では、第2ソケット73挿入時の電
極体90と金具93の位置関係に関わりなく、確実に電
極体90を金具92に接触させて蛍光灯17に電力を供
給できる。したがって、蛍光灯17の交換等が極めて容
易である。また、電極体90の摺動部92には外向きの
押圧力が加わっており、掛止部95に接することにより
回転を抑制されるようになっている。したがって、一旦
金具93に接した電極体90が金具93の摺動面94か
ら外れることはない。また第2ソケット73への配線が
不要になるので、配線が切れる等の問題が生じることが
ない。
【0021】なお、この第2蓋13の端部には、ねじ部
97の端面と第2蓋13の端部とに密着するパッキン9
9が取付けられており、容器15の内部を密閉するよう
になっている。そして、第2蓋13の外側面中央部に
は、前記支持部31と同一形状の支持部101が形成さ
れており、この支持部101によってもこの蛍光灯照明
装置は、任意の場所に配置可能になっている。
【0022】このように構成することにより、基板19
は、爪33と前記中間支持部材としての第1ソケット3
9とに支持される。また蛍光灯17は、その一端を第1
ソケット39と電極台53とにより支持され、他端を、
前記蛍光灯支持部としての第2ソケット73に支持され
る。つまり、蛍光灯17は容器15に対して非接触の状
態で支持され、蛍光灯17と基板19とは、第1ソケッ
ト39を介して容器15の内部において直列に配置され
る。したがって、蛍光灯17と容器15の内面との間に
は、蛍光灯17の光を遮るものがなく、全周方向に対し
て照明することができ、また蛍光灯17の交換は、第2
蓋13、第2ソケット73及びばね75を脱着するだけ
で容易に行なうことができる。
【0023】そして図示するように、容器15内の第1
ソケット39と第2ソケット73との間には、容器15
を補強する補強リング103が取付けられている。補強
リング103は、図10に示すように、弾性を有する比
較的硬い材料で円板状に形成されており、その外径は、
筒状の容器15の内径よりもわずかに大きい外径となっ
ている。この補強リング103には、中央部に蛍光灯1
7の外径よりも大径の挿通孔105と、その挿通孔10
5と外周面とを結ぶいわゆる切欠107とが形成されて
いる。また、この切欠107によって形成された補強リ
ング103のそれぞれの端部には、同一方向に突出した
突部109が形成されている。さらに図示されるよう
に、この補強リング103は、それぞれ突部109を工
具等により接近させ、外径を小さくした状態で、挿通孔
105に蛍光灯を挿通させつつ容器15内に挿入され、
任意の位置で突部109を開放することにより、外周面
が容器15の内面に圧接して固定される。したがって補
強リング103は、容器15の部材の厚さが比較的薄く
とも内部から押圧することになるので、容器15にかか
る外圧に対して反発し、容器が補強される。
【0024】さらに、図11に示すように第1ソケット
39と補強リング103との間の容器15の内面には、
透光性のフィルムにより形成された表示シート111が
付着されている。表示シート111は、補強リング10
3により第2蓋13の方向への位置ずれが抑制されてい
る。この表示シート111には、図10に示すように、
例えば工事現場等において安全を促す文字等の標章が描
かれている。そして、この表示シート111に描かれた
標章は、照明が必要となる比較的暗所にあっても蛍光灯
17の光によって、鮮明に表示される。なお表示シート
111は、上記透光性のフィルムに限らず、例えば文字
が切り抜かれた紙等でも良く、蛍光灯17の光によって
描かれた標章が表示されるものであれば良いのはもちろ
んである。またこの表示シート111は、蛍光灯17を
覆うように全面的に容器15の内面に取付けてもよい。
この場合には、蛍光灯照明装置は、表示機能のみを有す
る表示装置として利用することができる。このように、
表示シート111を取付けることにより、蛍光灯照明装
置を、文字や図形を表示しつつ、照明として利用でき
る。
【0025】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
にあっては、蛍光灯は、中間支持部材と蛍光灯支持部が
設けられた蓋体とにより、それぞれの端部を支持され、
筒状容器内部に収容されている。したがって、蛍光灯の
全周方向には蛍光灯からの光を遮断する部材が存在せ
ず、蛍光灯は、全周方向に対して照明することができ、
暗所において効果的な照明を行なうことができる。
【0026】また蛍光灯の中間支持部材側の端子が接触
する電極台は、基板に揺動自在に取り付けられており、
蛍光灯の端子に長さ寸法誤差があっても、電極台は自己
整合的に揺動することにより、蛍光灯の端子と常に接触
することができる。したがって、端子に寸法誤差がある
場合であっても端子の接触不良を防止できる。また構造
は極めて簡単であるので容易に組み立てることができ、
蛍光灯の端子を電極台に接触させるだけでよいので、蛍
光灯の取り付け、交換等が容易である。さらに電極台と
端子は接触しているだけであるので、端子に無理な力が
加わることがない。また基板と蛍光灯とは中間支持部材
を介して直列に配置されることになるので、蛍光灯支持
部が設けられた蓋体を容器から取外すだけで蛍光灯を取
出すことができ、蛍光灯の交換が容易である。
【0027】さらに、容器の内周面には、点灯手段に接
続する金具が取り付けられており、この金具には、蛍光
灯支持部材に取り付けられると共に蛍光灯の端子に接す
る電極体が、摺動部において摺動自在に接している。し
たがって、これらの金具や電極体を介して、点灯手段か
ら蛍光灯へ電力が供給されるので、蛍光灯支持部材と点
灯手段とを配線により接続する必要がなく、蛍光灯支持
部材および蓋体の着脱がより容易になる。つまり蛍光灯
の交換等がより容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本考案に係る蛍光灯照明装置を示す断面
図、
【図2】(a)は第1ソケットを示す裏面図、図2
(b)は第1ソケットを示す側面図、図2(c)は第1
ソケットを示す側断面図、図2(d)は第1ソケットを
示す正面図、
【図3】(a)は電極台の取り付け部を示すA−A断面
図、図3(b)は電極台の取り付け部を示す拡大側面
図、
【図4】は、基板、電極台およびソケットの組み付け構
造を示す分解図、
【図5】(a)は電極台を示す正面図、図5(b)は電
極台を示す側面図、図5(c)は電極台を示す側断面
図、図5(d)は電極台を示す裏面図、
【図6】(a)は電極台の別の実施例を示す裏面図、図
6(b)は電極台のさらに別の実施例を示す部分拡大
図、
【図7】(a)は第2ソケットを示すD−D断面図、図
7(b)は第2ソケットを示すC−C断正面図、
【図8】(a)は電極体を示す側面図、図8(b)は電
極体を示す平面図、
【図9】(a)は金具を示す正面図、図9(b)は金具
を示す側断面図、
【図10】は、補強リングを示す正面図、
【図11】は、本実施例の蛍光灯照明装置の一態様例を
示す側面図、
【図12】は、従来の蛍光灯照明装置を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
11…第1蓋 13…第2蓋 1
5…容器 17…蛍光灯 19…基板 3
7…各種電子部品 39…第1ソケット 53…電極台 7
3…第2ソケット

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性を有する筒状の容器の両端部に蓋
    体を取り付け、前記容器内に中間支持部材を取り付け、
    前記蓋体の一方に設けられる蛍光灯支持部材と前記中間
    支持部材とにより両端部を支持される蛍光灯と、該蛍光
    灯を点灯する点灯手段とを前記容器内に収容する蛍光灯
    照明装置において、 前記中間支持部材に係合する基板に揺動自在に取り付け
    られ、前記容器内に収容される前記蛍光灯の一方の端部
    に形成される一組の端子のいずれもと自己整合的に接触
    する電極台を設けたことを特徴とする蛍光灯照明装置。
  2. 【請求項2】 透光性を有する筒状の容器の両端部に蓋
    体を取り付け、前記容器内に中間支持部材を取り付け、
    前記蓋体の一方に設けられる蛍光灯支持部材と前記中間
    支持部材とにより両端部を支持される蛍光灯と、該蛍光
    灯を点灯する点灯手段とを前記容器内に収容する蛍光灯
    照明装置において、 前記容器の内周面に前記点灯手段に通電される金具を取
    り付け、 前記蛍光灯支持部材に取り付けられると共に前記蛍光灯
    の端子に接して前記蛍光灯に電力を供給する電極体に、
    前記金具に摺動自在に接する摺動部を形成したことを特
    徴とする蛍光灯照明装置。
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