JP2586923Y2 - 展示機能付き簡易パッケージ - Google Patents
展示機能付き簡易パッケージInfo
- Publication number
- JP2586923Y2 JP2586923Y2 JP7142193U JP7142193U JP2586923Y2 JP 2586923 Y2 JP2586923 Y2 JP 2586923Y2 JP 7142193 U JP7142193 U JP 7142193U JP 7142193 U JP7142193 U JP 7142193U JP 2586923 Y2 JP2586923 Y2 JP 2586923Y2
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- Japan
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- tube
- head
- holding
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、展示効果を保持させな
がら、環境対応に配慮した展示機能付き簡易パッケージ
の改良に関するものである。
がら、環境対応に配慮した展示機能付き簡易パッケージ
の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、化粧品や医薬品用容器として、ラ
ミネートチューブやアルミチューブが採用されており、
これらチューブ用外装パッケージとしては、展示効果を
発揮するサック函やブリスターパックの各種の提案がな
されている。しかし、サック函では、展示効果を高める
ため透明フィルムによる窓貼りを施したり、吊下げ用の
フック機構を別に設ける必要がある。またブリスターパ
ックでは、透明成形プラスチックにチューブを収納した
後、台紙を貼合しているため、見栄えはよいもののチュ
ーブの取出しが煩わしい。さらに最近では包材量の低減
化とともにゴミ問題に対応できる包材の選定、簡素化が
求められている。
ミネートチューブやアルミチューブが採用されており、
これらチューブ用外装パッケージとしては、展示効果を
発揮するサック函やブリスターパックの各種の提案がな
されている。しかし、サック函では、展示効果を高める
ため透明フィルムによる窓貼りを施したり、吊下げ用の
フック機構を別に設ける必要がある。またブリスターパ
ックでは、透明成形プラスチックにチューブを収納した
後、台紙を貼合しているため、見栄えはよいもののチュ
ーブの取出しが煩わしい。さらに最近では包材量の低減
化とともにゴミ問題に対応できる包材の選定、簡素化が
求められている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、包材の使用
量を必要最小限に抑えながらも展示効果を高め、一枚の
板紙から一体成形して量産を容易にし、使用後の廃棄、
焼却処分を容易にすることができる展示機能付き簡易パ
ッケージを提供することを目的としている。
量を必要最小限に抑えながらも展示効果を高め、一枚の
板紙から一体成形して量産を容易にし、使用後の廃棄、
焼却処分を容易にすることができる展示機能付き簡易パ
ッケージを提供することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として本考案は、背面板の一端部を重合貼合部と
し折曲げ貼合してチューブ尻部を挟んで保持する吊下孔
を穿設した尻部挟持部を形成し、背面板の他端部を順次
折曲げて底面部、前面部、チューブの頭部側を挿入する
挿入孔を穿設した上面部からなるチューブ頭部を保持す
る頭部保持部を形成したことを特徴とする展示機能付き
簡易パッケージを提供する。また、他の好ましい実施例
として、前記重合貼合部の両側にそれぞれ貼着片を連接
し、これら貼着片を背面板内側に貼着することもよく、
さらには、前記頭部保持部の前面部にチューブ頭部の鍔
部係止孔を穿設することもよい。
の手段として本考案は、背面板の一端部を重合貼合部と
し折曲げ貼合してチューブ尻部を挟んで保持する吊下孔
を穿設した尻部挟持部を形成し、背面板の他端部を順次
折曲げて底面部、前面部、チューブの頭部側を挿入する
挿入孔を穿設した上面部からなるチューブ頭部を保持す
る頭部保持部を形成したことを特徴とする展示機能付き
簡易パッケージを提供する。また、他の好ましい実施例
として、前記重合貼合部の両側にそれぞれ貼着片を連接
し、これら貼着片を背面板内側に貼着することもよく、
さらには、前記頭部保持部の前面部にチューブ頭部の鍔
部係止孔を穿設することもよい。
【０００５】
【作用】本考案の展示機能付き簡易パッケージは、背面
板１の一端部を折曲げ貼合した尻部挟持部Ｐ１にチュー
ブ尻部を挟んで保持させ、また背面板１の他端部を順次
折曲げて形成した頭部保持部Ｐ２にチューブ頭部を挿入
して保持させる。チューブ頭部を下にして台上に載置あ
るいは尻部挟持部Ｐ１の吊下孔３にて吊下げて展示す
る。また、尻部挟持部Ｐ１の両側を貼着片９，９で覆う
か、または貼着片９，９を背面板１内側に貼着すること
によってチューブ尻部の挟持力を高めることができ、さ
らに頭部保持部Ｐ２の前面部５にチューブ頭部の鍔部の
一部を挿入係止する鍔部係止孔１０を穿設することも好
ましい。チューブの胴部は露出しているため、チューブ
表面のデザインをそのまま生かせる。またチューブの取
出しは、チューブ尻部が尻部挟持部Ｐ１に単に挟まれて
いるだけなので、チューブ尻部を尻部挟持部Ｐ１から外
した後、倒立のチューブ頭部を頭部保持部Ｐ２から抜出
して使用に供される。その後、パッケージは、そのまま
燃えるゴミとして廃棄できる。
板１の一端部を折曲げ貼合した尻部挟持部Ｐ１にチュー
ブ尻部を挟んで保持させ、また背面板１の他端部を順次
折曲げて形成した頭部保持部Ｐ２にチューブ頭部を挿入
して保持させる。チューブ頭部を下にして台上に載置あ
るいは尻部挟持部Ｐ１の吊下孔３にて吊下げて展示す
る。また、尻部挟持部Ｐ１の両側を貼着片９，９で覆う
か、または貼着片９，９を背面板１内側に貼着すること
によってチューブ尻部の挟持力を高めることができ、さ
らに頭部保持部Ｐ２の前面部５にチューブ頭部の鍔部の
一部を挿入係止する鍔部係止孔１０を穿設することも好
ましい。チューブの胴部は露出しているため、チューブ
表面のデザインをそのまま生かせる。またチューブの取
出しは、チューブ尻部が尻部挟持部Ｐ１に単に挟まれて
いるだけなので、チューブ尻部を尻部挟持部Ｐ１から外
した後、倒立のチューブ頭部を頭部保持部Ｐ２から抜出
して使用に供される。その後、パッケージは、そのまま
燃えるゴミとして廃棄できる。
【０００６】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づいて説明すれ
ば、図１は本考案の一実施例の展開図であって、長方形
の背面板１の一端部は折線Ａを介して重合貼合部２が形
成され、折線Ａを対称に背面板１と重合貼合部２に吊下
孔３，３が穿設されている。図中、斜線部は重合貼合部
２を折線Ａで折曲げ背面板１に貼合する場合の糊付部
で、吊下孔３，３付近を貼合するためのものである。重
合貼合部２の先端は、貼合されず、後述のように、チュ
ーブ尻部を挟んで保持する自由端となっている。背面板
１の他端部は、折線Ｂを介して底面部４が、底面部４に
折線Ｃを介して前面部５が、前面部５に折線Ｄを介して
上面部６が順次連接され、上面部６にはチューブの頭部
側を挿入する挿入孔７が穿設されている。さらに上面部
６には折線Ｅを介して貼着片８が連接されて組立時に背
面板１に貼着される。図２は本考案の他の実施例の展開
図で、図１の例と主要部は同様であるが、重合貼合部２
の両側にそれぞれ折線Ｆ，Ｆを介して背面板１の内側に
貼着される貼着片９，９を連接し、後述する尻部挟持部
Ｐ１の挟持力を強化することができる。なお、図１，２
ともに、前面部５に開口部が穿設されているが、これは
展示されるチューブの頭部に鍔部が形成されている場
合、例えば、倒立チューブのキャップ周縁には、キャッ
プの取外しを容易にするため、環状リブ、すなわち環状
の鍔部を形成しており、その鍔部の一部を挿入係止しう
る鍔部係止孔１０（図３参照）とすることが好ましい。
ば、図１は本考案の一実施例の展開図であって、長方形
の背面板１の一端部は折線Ａを介して重合貼合部２が形
成され、折線Ａを対称に背面板１と重合貼合部２に吊下
孔３，３が穿設されている。図中、斜線部は重合貼合部
２を折線Ａで折曲げ背面板１に貼合する場合の糊付部
で、吊下孔３，３付近を貼合するためのものである。重
合貼合部２の先端は、貼合されず、後述のように、チュ
ーブ尻部を挟んで保持する自由端となっている。背面板
１の他端部は、折線Ｂを介して底面部４が、底面部４に
折線Ｃを介して前面部５が、前面部５に折線Ｄを介して
上面部６が順次連接され、上面部６にはチューブの頭部
側を挿入する挿入孔７が穿設されている。さらに上面部
６には折線Ｅを介して貼着片８が連接されて組立時に背
面板１に貼着される。図２は本考案の他の実施例の展開
図で、図１の例と主要部は同様であるが、重合貼合部２
の両側にそれぞれ折線Ｆ，Ｆを介して背面板１の内側に
貼着される貼着片９，９を連接し、後述する尻部挟持部
Ｐ１の挟持力を強化することができる。なお、図１，２
ともに、前面部５に開口部が穿設されているが、これは
展示されるチューブの頭部に鍔部が形成されている場
合、例えば、倒立チューブのキャップ周縁には、キャッ
プの取外しを容易にするため、環状リブ、すなわち環状
の鍔部を形成しており、その鍔部の一部を挿入係止しう
る鍔部係止孔１０（図３参照）とすることが好ましい。
【０００７】しかして、図３の本考案の組立全体斜視図
の如く、背面板１の一端部の重合貼合部２を折線Ａで折
曲げ、吊下孔３，３を合致させて折線Ａ付近を貼合し、
チューブＴの尻部が挿入され、尻部を挟んで保持する尻
部挟持部Ｐ１が形成される。また、背面板１の他端部の
折線Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅを折曲げて底面部４、前面部５、上
面部６からなるチューブＴの頭部を保持する頭部保持部
Ｐ２を形成し、貼着片８を背面板１に貼着する。従っ
て、本考案の使用要領は、チューブＴの頭部側を頭部保
持部Ｐ２の上面部６の挿入孔７から挿入し、チューブＴ
の尻部を尻部挟持部Ｐ１に挟み、チューブＴの頭部に鍔
部があるときは、鍔部の一部を頭部保持部Ｐ２の前面部
５の鍔部係止孔１０で係止させ、台上に載置あるいは吊
下孔３で吊下げて展示する。消費者は、尻部挟持部Ｐ１
の自由端である重合貼合部２の先端で挟まれて保持され
ているだけのチューブ尻部を外し、続いてチューブ頭部
を頭部保持部Ｐ２の挿入孔７から取外せばチューブの使
用が可能となる。
の如く、背面板１の一端部の重合貼合部２を折線Ａで折
曲げ、吊下孔３，３を合致させて折線Ａ付近を貼合し、
チューブＴの尻部が挿入され、尻部を挟んで保持する尻
部挟持部Ｐ１が形成される。また、背面板１の他端部の
折線Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅを折曲げて底面部４、前面部５、上
面部６からなるチューブＴの頭部を保持する頭部保持部
Ｐ２を形成し、貼着片８を背面板１に貼着する。従っ
て、本考案の使用要領は、チューブＴの頭部側を頭部保
持部Ｐ２の上面部６の挿入孔７から挿入し、チューブＴ
の尻部を尻部挟持部Ｐ１に挟み、チューブＴの頭部に鍔
部があるときは、鍔部の一部を頭部保持部Ｐ２の前面部
５の鍔部係止孔１０で係止させ、台上に載置あるいは吊
下孔３で吊下げて展示する。消費者は、尻部挟持部Ｐ１
の自由端である重合貼合部２の先端で挟まれて保持され
ているだけのチューブ尻部を外し、続いてチューブ頭部
を頭部保持部Ｐ２の挿入孔７から取外せばチューブの使
用が可能となる。
【０００８】
【考案の効果】以上説明したように、本考案による展示
機能付き簡易パッケージは、一枚の板紙からなる簡単な
構造であって、組立成形が容易であり、しかも包材の使
用量を必要最小限としているため、コスト低減を図るこ
とができる。またパッケージの簡素化を図ったにもかか
わらず、従来のパッケージに劣らない展示機能を有して
いる。不使用時には平坦にして積重ねることができて保
管に便利であるとともに、チューブの取付け取外しも容
易であり、使用済パッケージの廃棄、焼却処分を容易に
し、環境汚染を生ずることがない等の有用なる効果を生
ずるものである。
機能付き簡易パッケージは、一枚の板紙からなる簡単な
構造であって、組立成形が容易であり、しかも包材の使
用量を必要最小限としているため、コスト低減を図るこ
とができる。またパッケージの簡素化を図ったにもかか
わらず、従来のパッケージに劣らない展示機能を有して
いる。不使用時には平坦にして積重ねることができて保
管に便利であるとともに、チューブの取付け取外しも容
易であり、使用済パッケージの廃棄、焼却処分を容易に
し、環境汚染を生ずることがない等の有用なる効果を生
ずるものである。
【図１】本考案の一実施例を示す展開図。
【図２】本考案の他の実施例を示す展開図。
【図３】本考案の組立全体斜視図。
１ 背面板 ２ 重合貼合部 ３ 吊下孔 ４ 底面部 ５ 前面部 ６ 上面部 ７ 挿入孔 ８ 貼着片 ９ 貼着片 １０ 鍔部係止孔 Ｐ１ 尻部挟持部 Ｐ２ 頭部保持部 Ｔ チューブ Ａ 折線 Ｂ 折線 Ｃ 折線 Ｄ 折線 Ｅ 折線 Ｆ 折線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B65D 5/00 - 5/76 B65D 35/00 - 35/42 B65D 35/54 - 35/56 B65D 75/32
Claims (3)
- 【請求項１】 背面板１の一端部を重合貼合部２とし折
曲げ貼合してチューブ尻部を挟んで保持する吊下孔３を
穿設した尻部挟持部Ｐ１を形成し、背面板１の他端部を
順次折曲げて底面部４、前面部５、チューブの頭部側を
挿入する挿入孔７を穿設した上面部６からなるチューブ
頭部を保持する頭部保持部Ｐ２を形成したことを特徴と
する展示機能付き簡易パッケージ。 - 【請求項２】 前記重合貼合部２の両側にそれぞれ貼着
片９，９を連接し、これら貼着片９，９を背面板１内側
に貼着した請求項１記載の展示機能付き簡易パッケー
ジ。 - 【請求項３】 前記頭部保持部Ｐ２の前面部５にチュー
ブ頭部の鍔部係止孔１０を穿設した請求項１または２記
載の展示機能付き簡易パッケージ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7142193U JP2586923Y2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 展示機能付き簡易パッケージ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7142193U JP2586923Y2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 展示機能付き簡易パッケージ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0733825U JPH0733825U (ja) | 1995-06-23 |
| JP2586923Y2 true JP2586923Y2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=13460037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7142193U Expired - Fee Related JP2586923Y2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 展示機能付き簡易パッケージ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2586923Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010099170A (ja) * | 2008-10-22 | 2010-05-06 | Rengo Co Ltd | ディスプレイ台 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4660923B2 (ja) * | 2000-12-20 | 2011-03-30 | 凸版印刷株式会社 | 商品ホルダー |
| JP2005178831A (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-07 | S T Chem Co Ltd | パッケージ |
| JP2006298388A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Sunstar Inc | 包装容器 |
| JP5522601B2 (ja) * | 2009-11-02 | 2014-06-18 | 株式会社コーセー | 容器包装体 |
-
1993
- 1993-12-07 JP JP7142193U patent/JP2586923Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010099170A (ja) * | 2008-10-22 | 2010-05-06 | Rengo Co Ltd | ディスプレイ台 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0733825U (ja) | 1995-06-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |