JP3914693B2 - ブリスタ容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被包装物をブリスタパッケージで包装しそのまま店頭に展示できるブリスタ容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
商品(被包装物)をブリスタパッケージと呼ばれる包装方式で包装しそのまま店頭に展示できるブリスタ容器がある。これは透明なプラスチックシートに商品を収容する窪みを成形し、この窪みを用いて商品を包装するものである。
【0003】
このブリスタ容器は、商品が透明なプラスチックシートを介して透けて見えるのでそのまま店頭に展示できるといった利点があり、このブリスタ容器に関する技術は、従来より、特開平6−298275号公報、特開平11−105959号公報、登録実用新案第3035557号等、複数提案されている。
【0004】
例えば、特開平6−298275号公報の吊り下げ式ブリスタパックは、ブリスタパックの外周部に凹凸の嵌合部を設け、ヒンジ部支点を中心としてブリスタ部を重ね合わせ凹部と凸部を嵌合させる構造である。また、ヒンジ部と反対側のブリスタ部に折り曲げ部を設けた台紙を挟み、この台紙に吊り下げ用孔を設けて吊り下げ式ブリスタパックとしたものである。
【0005】
また、特開平11−105959号公報の包装容器は、被包装物を収容するケース部材が凸部凹部によって互いに嵌合する構成であり、この凸部凹部に被包装物を収容する空所が形成されている。また、台紙に吊り下げ用孔と凸部に対応する開口縁が設けられ、この開口縁に凸部を係合させて台紙をケース部材に挟み込みむ包装容器としたものである。
【0006】
更に、登録実用新案第3035557号の包装体は、商品の配置個所の周囲に複数の通孔を設けた台紙と、商品を収容する窪みを設けたカバー部に台紙の通孔を貫通する複数の凸部とこの複数の凸部に嵌合する複数の凹部とを設けてカバー部同士を接続して包装体としたものである。なお、この台紙にも吊下孔を設けて包装体を吊り下げ可能としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のブリスタ容器には以下に示す問題点がある。
(1) 上記のブリスタ容器は何れもフック等に吊り下げて展示するものであり、展示場にフックが無ければ、棚に横積みする他はない。そして、棚に横積みした場合は、商品としての訴求効果が著しく劣ってしまう。なお、ブリスタ容器の片側に突っ支い棒を当ててブリスタ容器を立て掛けることも考えられるが、突っ支い棒をから側に立てた場合、安定性が悪く少しの振動でも倒れることがある。また、ブリスタ容器の両側に突っ支い棒を当てたのでは美観上、訴求効果が著しく劣ってしまう。
【0008】
(2) 上記のブリスタ容器は何れも商品を収容する窪みの周囲に凹凸部を設け、この周囲の凹凸部を嵌合させることで商品及び台紙を挟み込むものであるが、この周囲の凹凸部を嵌合するだけでは、閉塞安定性に不安がある。しかし、ブリスタ容器をホッチキスや接着剤で係止したのでは、包装時にも開封時にも手間がかかる。
【0009】
(3) 従来のブリスタ容器では、商品を収容する窪み形状が商品形状を倣った形状となっているので、窪み内面と商品との接触面が多く、商品を傷つける恐れがある。なお、単に接触面を少なくしただけでは商品が動いてしまい、保持性が悪くなってしまう。
【0010】
以上から本発明は、前記問題点に鑑みなされたものであり、商品棚に安定して立て掛けることができるブリスタ容器を提供することを技術的課題とする。
また、本発明は、容器の閉塞安定性があり、かつ包装時にも開封時にも手間がかからないブリスタ容器を提供することを技術的課題とする。
更に、本発明は、被包装物を傷つけることなく、被包装物を窪み内に保持できるブリスタ容器を提供することを技術的課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために本発明のブリスタ容器は、次の手段を採用した。
すなわち、本発明のブリスタ容器は、ヒンジ部により連結してこのヒンジ部を支点に折り曲げて夫々の内面が接合しカバーケースを形成する第1カバー部及び第2カバー部と、前記第1カバー部及び第2カバー部の夫々の前記内面より外側に突出して形成され、前記第1カバー部及び第2カバー部の内面が接合する際に被包装物を収納する空間を形成する第1窪み及び第2窪みと、を備えたブリスタ容器であって、前記第1窪み及び第2窪みは、夫々前記ヒンジ部側を底辺とする略台形の窪み形状を成す第1スタンド部及び第2スタンド部を有することを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、第1窪み及び第2窪みで形成する空間に被包装物を収納すると共に、この収納空間の下方(ヒンジ部側)に第1スタンド部及び第2スタンド部を設けたことで、ブリスタ容器を商品棚に立て掛けた場合、カバーケースの前後両側からスタンド部で被包装物収納空間を支えることができ、重心がブリスタ容器のほぼ中心線上に位置する状態を保てるので安定して棚に置くことができる。
【0013】
また、本発明のブリスタ容器において、前記第1スタンド部及び第2スタンド部は前記底辺側の底部に前記外側に突出する複数の膨らみを夫々設け、この膨らみで前記カバーケースを支持する構成のものを例示できる。この例示によれば、商品棚との接触が膨らみによる点接触になるので、面接触の場合に生じる滑りを少なくすることができ、更に安定して載置することができる。なお、膨らみの数は両スタンド部毎に2個ずつ計4個とし、夫々各スタンド部の隅部に配置することが好ましい。また、膨らみの形状は球面状のものよりは、蒲鉾状のものが好ましい。
【0014】
更に、本発明のブリスタ容器は、ヒンジ部により連結してこのヒンジ部を支点に折り曲げて夫々の内面が接合しカバーケースを形成する第1カバー部及び第2カバー部と、前記第1カバー部及び第2カバー部の夫々の前記内面より外側に突出して形成され、前記第1カバー部及び第2カバー部の内面が接合する際に被包装物を収納する空間を形成する第1窪み及び第2窪みと、を備えたブリスタ容器であって、前記第1カバー部と前記第2カバー部とを係止するダボ止めを前記ヒンジ部の反対側である前記カバーケースの先端側に設けたことを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、第1カバー部と第2カバー部とを接合した後、更にダボ止めで係止するので、カバーケースを二重に接合することができ、閉塞安定性が向上できる。また、ダボ止めは、係脱操作が容易なので、包装操作、開封操作共に手間がかからない。
【0016】
更にまた、本発明のブリスタ容器において、前記第1カバー部及び第2カバー部の前記先端側に夫々突起部を設け、これらの突起部が前記接合時に隣接しかつ互いに重ならずに口金状に配設されている構成のものを例示できる。この例示によれば、口金状の突起部を夫々指先で離反方向に押圧することで容易に開封できるので、ダボ止めにより閉塞安定性が向上しても、開封操作がしずらくなることはない。
【0017】
更にまた、本発明のブリスタ容器において、前記ダボ止めと前記突起部は、互いに隔たって配設されている構成のものを例示できる。この例示によれば、開封操作の際、ダボ止めが作用点、突起部が力点となるのでダボ止め(作用点)と突起部(力点)が離れている距離に比例して容易にダボ止めを離反させることができる。
【0018】
更にまた、本発明のブリスタ容器において、前記第1カバー部と前記第2カバー部との夫々の前記内面間に挟む台紙を有し、前記ダボ止めは、前記台紙に設けたダボ止め用孔を介して前記第1カバー部と前記第2カバー部とを係止する構成のものを例示できる。この例示によれば、ダボ止め用孔を介してダボ止めすることで台紙と第1カバー部及び第2カバー部とを密着係止でき、カバーケースの保形成を向上させることができる。
【0019】
更にまた、本発明のブリスタ容器は、ヒンジ部により連結してこのヒンジ部を支点に折り曲げて夫々の内面が接合しカバーケースを形成する第1カバー部及び第2カバー部と、前記第1カバー部及び第2カバー部の夫々の前記内面より外側に突出して形成され、前記第1カバー部及び第2カバー部の内面が接合する際に被包装物を収納する空間を形成する第1窪み及び第2窪みと、を備えたブリスタ容器であって、前記第1窪み及び/又は第2窪みは、前記被包装物の周縁部分に係合して保持する保持用縁部と、この保持用縁部より凹状に形成され前記被包装物に係合しない非係合凹部と、を有することを特徴とする。
【0020】
この構成によれば、窪みと被包装物との係合部分は保持用縁部のみとなり、従来より被包装物との係合部分を少なくできるので、被包装物を傷つけることも少なくなる。また、被包装物の周縁部分を保持しているので、バランス良く保持することができる。
以上の各構成は、可能なかぎり互いに組み合わせることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るブリスタ容器を図1〜図4に基づいて詳細に説明する。
[ブリスタ容器の構造]
実施の形態に係るブリスタ容器1は、図1に示すように、ヒンジ部29により連結してこのヒンジ部29を支点に折り曲げて夫々の内面が接合しカバーケース2を形成する第1カバー部21及び第2カバー部25と、第1カバー部21及び第2カバー部25の夫々の前記内面より外側に突出して形成され、第1カバー部21及び第2カバー部25の内面が接合する際に被包装物であるコンパクト(携帯用化粧容器)Cを収納する空間を形成する第1窪み23及び第2窪み27と、を備えている。
【0022】
また、ブリスタ容器1は、第1カバー部21と第2カバー部25との間に台紙3を挟んでいる。更に、ブリスタ容器1は、カバーケース2の下部方向(ヒンジ部29近傍)の両側にスタンド部23b,27bを設けている。更にまた、ブリスタ容器1は、ヒンジ部29と反対側である先端側に懸架用孔4、ダボ止め5及び開封部6を設けている。
【0023】
カバーケース2は、図3に示すように、第1カバー部21及び第2カバー部25がヒンジ部29を介して屈曲可能であり、かつ一体的となるように形成されている。
【0024】
第1カバー部21は、その内面側に第2カバー部27側へ突出する凸部22を有している。この凸部22の外周部分には鍔部21aが形成されている。また、第2カバー部25は、その外面側に突出し内面側が凹状となる凹部26を有している。この凹部26の外周部分には鍔部25aが形成されている。そして、凹部26及び鍔部25aは、凸部22及び鍔部21aと対向する位置にあり、ヒンジ部29を境に第1カバー部21と第2カバー部25を嵌合させた時(ブリスタ容器1が閉じた状態にある時)、凸部22が凹部26に嵌入し、鍔部21aと鍔部25aが密着するように形成されている。
【0025】
そして、第1カバー部21の第1窪み23は、コンパクトCの外観形状に適合するコンパクト収納部23aと、このコンパクト収納部23aの下方(ヒンジ部29側)にあってヒンジ部29を底辺とする略台形状の窪み形状を成す第1スタンド部23bと、から構成される。また、第2カバー部25の窪み27も、コンパクトCの外観形状に適合するコンパクト収納部27aと、このコンパクト収納部27aの下方(ヒンジ部29側)にあってヒンジ部29を底辺とする略台形状の窪み形状を成す第2スタンド部27bと、から構成される。
【0026】
第1スタンド部23bは、その略台形状の底辺をなす底壁の両端に略蒲鉾状の膨らみ23c,23dを2個有している。同様に、第2スタンド部27bも、その略台形状の底辺をなす底壁の両端に略蒲鉾状の膨らみ27c,27dを2個有している。
【0027】
第1窪み23の上部位及び第2窪み27の上部位には、懸架用孔22a,26aが穿設されており、懸架用孔22a,26aはヒンジ部29を境に第1カバー部21と第2カバー部25を嵌合させた時(ブリスタ容器1が閉じた接合状態にある時)、孔位置が一致するように形成されている。
【0028】
また、第1窪み23の上部位には、内面側が凹状となるダボ穴24が形成されている。また、第2窪み27の上部位には、内面側が凸状となるダボ28が形成されている。そして、ダボ穴24とダボ28は、ヒンジ部29を境に第1カバー部21と第2カバー部25を嵌合させた時(ブリスタ容器1が閉じた接合状態にある時)、ダボ28がダボ穴24に嵌入するように形成されている。
【0029】
第1カバー部21及び第2カバー部25の両先端には、開封部6が設けられている。開封部6は、第1カバー部21の先端に設けられた突起部21aと、第2カバー部25の上端に設けられた二山部25a及びその間の谷部25bとから構成される。そして、突起部21aは、ブリスタ容器1が閉じた接合状態にある時、谷部25bから覗いた位置にあり、突起部21aと二山部25aは隣接しかつ重ならない位置にある。従って、突起部21aと二山部25aの一方の山は口金状に配置されている。
【0030】
第2窪み27のコンパクト収納部27aには、コンパクトCの周縁部分に係合して保持する保持用縁部27eと、この保持用縁部27eより凹状に形成されコンパクトCに係合しない非係合凹部27fと、が形成されている。非係合凹部27fの凹状の深さはコンパクトCが係合(密着)しない程度である。また、保持用縁部27eはコンパクトCを保持できるように平坦に形成されている。
【0031】
そして、カバーケース2は透明な合成樹脂材であるA−PETを用いて押圧成形により形成されている。
【0032】
台紙3は、図2に示すように、コンパクトCを収納する位置に開口31が形成され、開口31の上部(先端側)に懸架用孔32とダボ用孔33が形成されている。台紙3は印刷工程やコスト面を考えて通常紙製のものであり、表面3aにコンパクトCの商品名や性能等の説明が記載され、裏面3bにも取扱説明文や注意事項が記載されている。
【0033】
[ブリスタ容器の作用]
次に、この実施の形態に係るブリスタ容器1の作用を説明する。
第2カバー部25の凹部26内に台紙3の表面3a側を上に載置し、第1カバー部21の凸部22を第2カバー部25の凹部26に嵌合させ、カバーケース2を一体的に接合してコンパクトCの包装を完成する。このとき、第2カバー部25のダボ28を台紙3のダボ用孔33に貫通してから第1カバー部21のダボ穴24に嵌合させる。
【0034】
そして、この実施の形態のブリスタ容器1は、凸部22を凹部26に嵌合させることに加えて、ダボ28をダボ穴24に嵌合することで、カバーケース2を二重に接合することができ、閉塞安定性が向上する。なお、このダボ止め5は、係脱操作が容易なので、包装操作、開封操作共に手間がかからない。
【0035】
ブリスタ容器1を開く際は、二山部25aを固定し、谷部25bから覗く突起部21aを指のはらで押すといった簡単な操作で、第1カバー部21と第2カバー部25を分離できる。従って、開封時に、指先や爪を痛めることはない。
【0036】
コンパクト収納部23a,27aにコンパクトCを入れた時、収納部内でコンパクトCと係合する部分は保持用縁部27eのみとなり、従来より、コンパクトCの接合部分を少なくできるので、コンパクトCを傷つけることも少なくなる。また、コンパクトCの周縁部分のみを保持しているので、バランス良くコンパクトCを保持することができる。
【0037】
コンパクトCをブリスタ容器1に収納したとき、カバーケース2が透明なA−PETで形成されているので、各カバー部21,25から収納物(コンパクトC)を一目瞭然に見ることができ、購入時にコンパクトCの色・形を吟味できるので消費者に好印象を与える。
【0038】
また、台紙3を挟むことにより、コンパクト収納部23a,27aを入れるところのみが透けて見えるので訴求効果が良く、美観的にも良い。更に、台紙3のダボ用孔33を介してダボ止めすることで、台紙3と第1カバー部21及び第2カバー部25とを密着係止でき、台紙3が背板の機能を果たし、ケースカバー2の保形成を向上させることができる。
【0039】
この実施の形態のブリスタ容器1は、第1及び第2スタンド部23b,27bを用いて、ブリスタ容器1を商品棚に立てかけて陳列することができる。
【0040】
また、第1及び第2スタンド部23b,27bの底面に4箇所の膨らみ23c,23d,26c,26dを設けたことで、ブリスタ容器1を立てかけた時、底面が面接触ではなく、4点接触となることで、面接触の場合に生じる滑りを少なくすることができ、安定して載置することができる。なお、膨らみの形状、数、配置位置は、ブリスタ容器の形状に応じより安定的に載置できるように適宜設計することができる。
【0041】
また、このブリスタ容器1は、懸架用孔4に店舗の壁等に設けたフックを挿入して引っ掛け、展示することができる。
【0042】
なお、この実施の形態では、第1カバー部21に凸部22が、第2カバー部25に凹部26が形成されているが、どちらのカバー部に凸部凹部が形成されていても良い。但し、凸部側にダボ穴が、凹部側にダボが形成される。要は、第1カバー部21の凸部22を第2カバー部25の凹部26に嵌合させると共に、第2カバー部25のダボ28を台紙3のダボ用孔33に貫通してから第1カバー部21のダボ穴24に嵌合する構造であれば良い。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、第1窪み及び第2窪みで形成する空間に被包装物を収納すると共に、この収納空間の下方(ヒンジ部側)に第1スタンド部及び第2スタンド部を設けたことで、ブリスタ容器を商品棚に立て掛けた場合、カバーケースの前後両側からスタンド部で被包装物収納空間を支えることができ、重心がブリスタ容器のほぼ中心線上に位置する状態を保てるので安定して棚に置くことができる。
【0044】
また、本発明によれば、第1カバー部と第2カバー部とを接合した後、更にダボ止めで係止するので、カバーケースを二重に接合することができ、閉塞安定性が向上できる。また、ダボ止めは、係脱操作が容易なので、包装操作、開封操作共に手間がかからない。更に、口金状の突起部を夫々指先で離反方向に押圧することで容易に開封できるので、ダボ止めにより閉塞安定性が向上しても、開封操作がしずらくなることはない。
【0045】
更に、本発明によれば、窪みと被包装物との係合部分は保持用縁部のみとなり、従来より被包装物との係合部分を少なくできるので、被包装物を傷つけることも少なくなる。また、被包装物の周縁部分を保持しているので、バランス良く保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブリスタ容器の外形斜視図である。
【図2】台紙の外形斜視図である。
【図3】カバーケースを開封した状態の斜視図である。
【図4】本発明のブリスタ容器を立て掛けた状態の斜視図である。
【符号の説明】
1…ブリスタ容器
2…カバーケース
3…台紙
4…懸架用孔
5…ダボ止め
6…開封部
21…第1カバー部
22…凸部
23…第1窪み
23a…コンパクト収納部
23b…第1スタンド部
23c,23d…膨らみ
24…ダボ穴
25…第2カバー部
26…凹部
27…第2窪み
27a…コンパクト収納部
27b…第2スタンド部
27c,27d…膨らみ
27e…保持用縁部
27f…非係合凹部
28…ダボ
29…ヒンジ部
C…コンパクト(被包装物)
Claims (4)
- ヒンジ部により連結してこのヒンジ部を支点に折り曲げて夫々の内面が接合しカバーケースを形成する第1カバー部及び第2カバー部と、
前記第1カバー部及び第2カバー部の夫々の前記内面より外側に突出して形成され、前記第1カバー部及び第2カバー部の内面が接合する際に被包装物を収納する空間を形成する第1窪み及び第2窪みと、
前記ヒンジ部の反対側である前記カバーケースの先端側に、前記第1カバー部と前記第2カバー部とを係止するダボ止めと、
を備えたブリスタ容器であって、
前記第1窪み及び第2窪みは、夫々前記ヒンジ部側を底辺とする略台形の窪み形状を成す第1スタンド部及び第2スタンド部であって、前記底辺側の底部に前記外側に突出する複数の膨らみを夫々設け、この膨らみで前記カバーケースを支持する第1スタンド部及び第2スタンド部を有し、
前記第1窪み及び/又は第2窪みは、前記被包装物の周縁部分に係合して保持する保持用縁部と、この保持用縁部より凹状に形成され前記被包装物に係合しない非係合凹部と、を有する
ことを特徴とするブリスタ容器。 - 前記第1カバー部及び第2カバー部の前記先端側に夫々突起部を更に設け、これらの突起部が前記接合時に隣接しかつ互いに重ならずに口金状に配設されていることを特徴とする請求項1記載のブリスタ容器。
- 前記ダボ止めと前記突起部は、互いに隔たって配設されていることを特徴とする請求項2記載のブリスタ容器。
- 前記第1カバー部と前記第2カバー部との夫々の前記内面間に挟む台紙を更に有し、前記ダボ止めは、前記台紙に設けたダボ止め用孔を介して前記第1カバー部と前記第2カバー部とを係止することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のブリスタ容器。
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