JP3056118U - ブリスターパッケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステープラや粘着テープなどを用いることな
くブリスターベース及びブリスターカバーを重ね合わせ
た状態で強固に固定でき、比較的薄い材料を使用しても
堅牢に包装できるようにする。 【解決手段】 被包装物(W) を収納する収納凹部(2a)を
形成したブリスターベース(2) にブリスターカバー(3)
を重ね、ベース(2) の周面(2b)に沿って形成された係止
用凹溝(4) に、カバー(3) の周面(3a)下端部に形成され
た係止フラップ (3b…）を折り返して挿入すれば、両者
は確実に固定される。また、ブリスターカバー(3) は、
ブリスターベース(2) との間で被包装物(W) を挟むよう
に収納する形状に形成されているので、被包装物(W) が
核となって、ベース(2) とカバー(3) が被包装物(W) に
当接された状態で装着される。したがって、これらを比
較的薄いプラスチックシートで成形しても、被包装物
(W) の強度を利用した堅牢な包装を行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ブリスターベースにブリスターカバーを重ね合わせた状態で、その 間に形成される収納空間内に、被包装物を収納するブリスターパッケージに関す る。

【０００２】

【従来の技術】

この種のブリスターパッケージ３１は、図５に示すように、被包装物の形状に 応じた収納凹部３２ａを形成したブリスターベース３２と、前記収納凹部３２ａ に収納した被包装物を覆うように前記ブリスターベース３２に重ね合わされるブ リスターカバー３３とからなり、これらブリスターベース３２及びブリスターカ バー３３は、例えば、ＰＥＴ樹脂やハイインパクトスチレン樹脂等で成る透明プ ラスチックシートを真空成形あるいは圧空成形することにより形成されている。 そして、ブリスターカバー３３をブリスターベース３２で覆うと、前記収納凹 部３２ａとブリスターカバー３３との間に、被包装物を収納する収納空間３４が 形成される。

【０００３】 この種のブリスターベース３２とブリスターカバー３３は、その収納空間３４ に被包装物を入れた状態で重ねた後、ステープラや粘着テープで止めることによ り、収納空間３４から被包装物が抜け落ちないようにしている。 この場合に、ステープル針を一カ所に打つだけでは弱く、多数打つと見栄えが 悪くなるので、通常は、上下左右のうち対向する２ヵ所程度（例えば上下）をス テープル針で止め、残る２ヵ所（例えば左右）を粘着テープで止めるのが一般的 である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、近年は、省資源や環境汚染の防止のために、地方自治体によるゴミ の分別回収がなされ、回収した廃プラスチックの再生利用も図られているが、図 ５に示す従来のブリスターパッケージ３１は、これを開封する際に、ブリスター ベース３２とブリスターカバー３３を止めているステープル針が付着残存してい る。 このため、廃プラスチック材料として再生利用するためには、ステープル針を 一々外さなければならないという面倒があった。

【０００５】 また、ブリスターベース３２とブリスターカバー３３を止めると きに、ステープラと粘着テープの二種類の包装材料を使用しなければならないた め、手間がかかるという面倒があった。 さらに、被包装物を入れ違えたりしたときには、二カ所のステープル針を外し 、粘着テープを剥して包装し直さなければならないが、ステープル針を外すとき に、ブリスターベース３２やブリスターカバー３３が傷付いたり避けたりするの で、慎重に外さなければならない。 そして、ブリスターベース３２等を破くことなくきれいに外せたとしても、再 度包装するときに、既に穿孔されたステープルの針穴に合わせてステープルを打 たなければ針穴が残ってしまい商品価値が下がるという問題がある。

【０００６】 また、タバコ等の販売促進キャンペーンのように、その期間中、 ノベルティ商品となるライターやバッグなどをタバコと共にプラスチックケース にパッケージして販売するような場合に、その包装に多額の費用をかけることは できない。 したがって、ブリスターベース３２とブリスターカバー３３を止めるときに、 ステープラと粘着テープを使用すると、その分、包装材料コスト及び工賃が嵩む という問題があった。 また、ブリスターベース３２とブリスターカバー３３に用いるプラスチックシ ートとして、厚いプラスチックシートを使えば堅牢にパッケージすることができ るが、その分、包装材料コストが嵩む。

【０００７】 さらに、個々の被包装物ごとに、ブリスターベース３２とブリス ターカバー３３を成形する場合は、ブリスターベース３２を成形する金型と、ブ リスターカバー３３を成形する金型の二つの金型が必要になるので、型代が嵩む という問題があった。 なお、種々の被包装物を収納できる大きめの収納空間３４を形成したブリスタ ーベース３２及びブリスターカバー３３を用いれば、型代は節約できるが、収納 した被包装物が収納空間３４内で遊んでしまい、被包装物の種類によっては壊れ やすくなるという問題もある。

【０００８】 そこで、本考案は、第一に、ブリスターベース及びブリスターカ バーを固定するためにステープルや粘着テープなどの係着用包装材料を特に用い ることなく、両者を強固に係着させることができるだけでなく、比較的薄い材料 を使用しても腰のある堅牢なパッケージを行うことができるようにし、第二に、 は、商品（被包装物）の種類が多い場合にも、低コストで夫々の商品形状に応じ てパッケージできるようにすることを技術的課題としている。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

この課題を解決するために、本考案は、被包装物の形状に応じた収納凹部を形 成したブリスターベースと、前記収納凹部に収納した被包装物を覆うように前記 ブリスターベースに重ね合わされるブリスターカバーとからなり、前記ブリスタ ーベースには、その周面に沿って、少なくともその一部に、当該周面と前記収納 凹部とで裏面側に開口する係止用凹溝が形成され、前記ブリスターカバーは、ブ リスターベースに重ね合わせた状態で、当該カバーとブリスターベースとで前記 収納凹部に配置された被包装物を挟むように収納する形状に形成されると共に、 その周面下端部には、ブリスターベースの裏面側に折り返されて前記係止用凹溝 内に挿入される係止フラップが形成されたことを特徴とする。

【００１０】 本考案によれば、ブリスターベースの収納凹部に被包装物を載せ 、さらに、その上からブリスターカバーを被せて、ブリスターカバーをブリスタ ーべースに重ね合わせる。 ブリスターベースには、その周面に沿って、例えば上下左右に、周面と収納凹 部とで裏面側に開口する係止用凹溝が形成されているので、ブリスターカバーの 周面下端部に形成された係止フラップを、ブリスターベースの裏面側に折り返し て、前記係止用凹溝内に挿入する。 この係止フラップを折り込む際に、凹溝を広げたり、または、係止フラップを 湾曲させながら、その先端を凹溝内へ挿入することができ、挿入後は係止フラッ プが凹溝に拘束され、ステープラや粘着テープを使うまでもなく、ブリスターベ ースとブリスターカバーが確実に固定される。

【００１１】 またこのとき、ブリスターカバーをブリスターベースに重ね合わ せると、両者の間には、収納凹部に載置された被包装物を挟むように収納する形 状の収納空間が形成されるので、ブリスターカバーをブリスターベースに装着す ると、内部に収納された被包装物が核となって、その裏面側のブリスターベース と表面側のブリスターカバーが夫々被包装物に当接される。 したがって、ブリスターベース及びブリスターカバーを薄いプラスチックシー トで成形しても、被包装物の強度を利用した堅牢な包装を行うことができる。

【００１２】 さらに、両者を外すときは、挿入時と同様に、凹溝を広げたり、 または、係止フラップを湾曲させながら、凹溝に拘束されていた係止フラップを 当該凹溝から抜き取れば、ブリスターベースとブリスターカバーの係合が解かれ るので、両者を簡単に開くことができる。

【００１３】 また、被包装物の形状に応じた収納凹部を形成したインナーケー スの外形を被包装物の形状より大きな定型寸法に形成し、被包装物を収納したイ ンナーケースをブリスターベースとブリスターカバーの間に収納するようにすれ ば、インナーケースのみを被包装物の形状に応じて成形し、ブリスターベースと ブリスターカバーはインナーケースの外形寸法に応じた定型品を用いることがで きる。

【００１４】 すなわち、被包装物の形状に応じて成形されるインナーケースと 、定型品として量産できるブリスターベースとブリスターカバーによりパッケー ジを行えば、一の被包装物に対してインナーケースを成形する一の型があれば足 り、その分型代を節約できる。 また、ブリスターベースとブリスターカバーは被包装物の形状と関係なく定型 品として量産できるので、被包装物に応じて型を起こす必要がない。 したがって、インナーケースを用いて三つのパーツでパッケージを構成する場 合であっても、個々のパーツのコストが低減され、全体として包装コストがより 削減される。

【００１５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。 図１（ａ）及び（ｂ）は本考案に係るブリスターパッケージの組立状態を示す 斜視図及び分解組立図、図２はその組立状態を示す断面図、図３は本考案に係る 他のブリスターパッケージを示す分解組立図、図４はその組立状態を示す断面図 である。

【００１６】 図１（ａ）及び（ｂ）に示すブリスターパッケージ１は、被包装 物Ｗとして、例えば二つのタバコＷ₁ ，Ｗ₁ の間にライターＷ₂ を配列した状態 で包装するもので、その配列状態の形状に応じた収納凹部２ａを形成したブリス ターベース２と、前記収納凹部２ａに収納した被包装物Ｗを覆うようにブリスタ ーベース２に重ね合わされるブリスターカバー３とからなり、例えば、ＰＥＴ樹 脂等で成る透明又は着色プラスチックシートを真空成形あるいは圧空成形するこ とにより形成されている。

【００１７】 前記ブリスターベース２には、その周面２ｂに沿って、当該周面 ２ｂと前記収納凹部２ａとで裏面側に開口する係止用凹溝４が形成されている。 また、ブリスターカバー３は、ブリスターベース２に重ね合わせた状態で、当 該カバー３とブリスターベース２とで前記収納凹部２ａに配置された被包装物Ｗ を挟むように収納する形状に形成されると共に、その周面３ａの四辺の下端部に は、ブリスターベース２の裏面側に折り返されて前記係止用凹溝４内に挿入され る係止フラップ３ｂ…が折曲自在に形成されている。

【００１８】 この係止フラップ３ｂ…は、ブリスターカバー３をブリスターベ ース２の表面側から外嵌した状態で、ブリスターベース２の裏面側へ折り込んで 、前記係止用凹溝４内に挿入されるように係止用凹溝４の深さと略等しい長さに 形成されている。 なお、前記係止用凹溝４はその深さが開口幅よりも十分大きく選定され、係止 フラップ３ｂを係止用凹溝４に挿入した状態で保持できるように成されている。

【００１９】 また、ブリスターカバー３とブリスターベース２との間には、当 該カバー３をブリスターベース２に重ね合わせた状態で、被包装物Ｗを収納する 収納空間５が形成されることとなり、当該収納空間５は、ブリスターカバー３と ブリスターベース２とで前記収納凹部２ａに載置された被包装物Ｗを挟むように 収納する形状に形成される。 さらに、本例では、ブリスターカバー３は略直方体形状に形成されて、その周 面３ａが、表面側から裏面側に至るまで、凹凸のないフラットな面で形成されて いる。

【００２０】 以上が本考案の一例構成であって、次にその作用を説明する。 まず、ブリスターベース２の表面に形成された収納凹部２ａにタバコＷ₁ ，Ｗ ₁ 及びライターＷ₂ などの被包装物Ｗを配列載置し、その上からブリスターカバ ー３を重ね合わせる。 これにより、被包装物Ｗは、ブリスターベース２とブリスターカバー３の間に 形成された収納空間５に収まった状態で覆われる。

【００２１】 この状態で、ブリスターカバー３の係止フラップ３ｂ…をブリス ターベース２の裏面側へ折り曲げて、その先端を係止用凹溝４内に挿入する。 ブリスターベース２及びブリスターカバー３はプラスチックシートで形成され ているので、この係止フラップ３ｂ…を折り込む際に、係止用凹溝４を広げたり 、または、係止フラップ３ｂ…を湾曲させながら、その先端を係止用凹溝４内へ 挿入することができる。 このとき、係止用凹溝４はその深さが開口幅より十分大きく選定されると共に 、係止用フラップ３ｂ…はその長さが前記係止用凹溝４の深さに略等しく形成さ れているので、図２に示すように、挿入後は、係止フラップ３ｂ…が係止用凹溝 ４に拘束されて係止される。 したがって、ステープラや粘着テープを使うまでもなく、ブリスターベース２ とブリスターカバー３が確実に固定される。

【００２２】 また、ブリスターカバー３とブリスターベース２との間には、収 納凹部２ａに載置された被包装物Ｗを挟むように収納する形状の収納空間５が形 成されるので、係止フラップ３ｂ…を係止用凹溝４に挿入してブリスターカバー ３をブリスターベース２に装着すると、その裏面側のブリスターベース２と表面 側のブリスターカバー３が夫々被包装物Ｗに当接される。 したがって、ブリスターベース２及びブリスターカバー３を比較的薄い機械的 強度の低いプラスチックシートで成形しても、被包装物Ｗ自体が核となるので、 被包装物Ｗの強度を利用して堅牢な包装を行うことができる。

【００２３】 さらに、本例では、ブリスターカバー３が略直方体に形成され、 その周面が表面側から裏面側に至るまでフラットな面で形成されているので、包 装した状態のブリスターパッケージ１を上下左右に隙間なく配列することができ 、多数のブリスターパッケージ１をダンボール箱などに梱包する場合も、周囲に 邪魔な突起が形成されることがなく、出し入れがし易い。

【００２４】 そして、ブリスターパッケージ１内の被包装物Ｗを取り出す場合 は、ブリスターカバー３を装着したときとは逆に、係止用凹溝４を押し開いたり 、係止フラップ３ｂ…を湾曲させながら、係止用フラップ３ｂ…を係止用凹溝４ から抜き出す。 これにより、ブリスターカバー３とブリスターベース２の係合が解かれるので 、ブリスターカバー３を上方に外すことができる。

【００２５】 図３及び図４に示すブリスターパッケージ１１は、被包装物の形 状に応じた収納凹部１２ａが形成されると共に、外形が被包装物の形状より大き な定型寸法に形成されたインナーケース１２と、当該インナーケース１２の外形 に応じたインナーケース装着凹部１３ａが形成されたブリスターベース１３と、 被包装物を収納した前記インナーケース１２を前記ブリスターベース１３に装着 した状態で、前記インナーケース１２を覆うように当該ブリスターベース１３に 重ね合わされるブリスターカバー１４とからなり、前述のブリスターパッケージ １と同様に、ＰＥＴ樹脂等で成る透明又は着色プラスチックシートを真空成形あ るいは圧空成形することにより形成されている。

【００２６】 そして、ブリスターベース１３には、その周面１３ｂに沿って、 左右及び下側の三辺に、当該周面１３ｂと前記インナーケース装着凹部１３ａと で裏面側に開口する係止用凹溝１５が形成されている。 また、ブリスターカバー１４は、ブリスターベース１３に重ね合わせた状態で 、当該カバー１４とブリスターベース１３とで前記インナーケース装着凹部１３ ａに装着されたインナーケース１２を挟むように収納する形状に形成されると共 に、その周面１４ａの下端部には、ブリスターベース１３の裏面側に折り返され て前記係止用凹溝１５内に挿入される係止フラップ１４ｂが形成されている。

【００２７】 これによれば、収納凹部１２ａに被包装物を収納したインナーケ ース１２を、ブリスターベース１３に形成されたインナーケース装着凹部１３ａ に載置し、その上からブリスターカバー１４を重ね合わせる。 そして、ブリスターカバー１４に形成された係止用フラップ１４ｂ…をブリス ターベース１３の裏面側へ折り曲げ、その先端を係止用凹溝１５内に挿入する。 このとき、係止用凹溝１５は、図１に示す実施形態と同様に、その深さが開口 幅より十分大きく選定されると共に、係止用フラップ１４ｂはその長さが前記係 止用凹溝１５の深さに略等しく形成しておけば、挿入後は、係止フラップ１４ｂ …が係止用凹溝１５に拘束されて係止される。 したがって、ステープラや粘着テープを使うまでもなく、ブリスターベース１ ３とブリスターカバー１４が確実に固定される。

【００２８】 また、本例の場合は、被包装物の形状に応じた収納凹部１２ａが 形成されたインナーケース１２のみを被包装物の種類に応じて成形し、ブリスタ ーベース１３とブリスターカバー１４はインナーケース１２の外形寸法に応じた 定型品を用いることができる。 すなわち、被包装物の形状に応じて成形されるインナーケース１２と、定型品 として量産できるブリスターベース１３及びブリスターカバー１４によりパッケ ージを行えば、一の被包装物に対してインナーケース１２を成形する一の型があ れば足り、ブリスターベース１３とブリスターカバー１４は被包装物の形状に関 係なく定型品として量産できるので、被包装物に応じて型を起こす必要がない。 したがって、その分、型代を節約することができ、ブリスターベース１３，ブ リスターカバー１４の他に、インナーケース１２を用いて三つのパーツでブリス ターパッケージ１１を構成する場合であっても、個々のパーツのコストが低減さ れ、全体として包装コストがより削減される。

【００２９】

【考案の効果】

以上述べたように、本考案によれば、ブリスターカバーの周面下端に形成され た係止フラップをブリスターベースの裏面側に折り返して係止用凹溝に挿入する ことにより、係止フラップが係止用凹溝に拘束されるので、ステープラや粘着テ ープを使用することなくブリスターカバーとブリスターベースを強固に固定する ことができるという効果がある。

【００３０】 また、ブリスターカバーをブリスターベースに重ね合わせると、 両者の間には、収納凹部に載置された被包装物を挟むように収納する形状の収納 空間が形成され、ブリスターカバーをブリスターベースに装着すると、被包装物 が核となってその裏面側のブリスターベースと表面側のブリスターカバーが夫々 被包装物に当接されるので、ブリスターベース及びブリスターカバーをコストの 安価な比較的薄いプラスチックシートで成形しても、被包装物の強度を利用した 堅牢な包装を行うことができるという大変優れた効果を有する。

【００３１】 さらにまた、被包装物の形状に応じた収納凹部を形成すると共に 、外形が被包装物の形状より大きな定型寸法に形成したインナーケースを用い、 被包装物を収納したインナーケースをブリスターベースとブリスターカバーの間 に収納するようにすれば、インナーケースのみを被包装物の種類に応じて成形し 、ブリスターベースとブリスターカバーはインナーケースの外形寸法に応じた定 型品を用いることができるので、一の被包装物に対してインナーケースを成形す る一の型があれば足り、ブリスターベースとブリスターカバーは被包装物の形状 と関係なく定型品として量産できるので、インナーケースを含む三つのパーツで パッケージを構成する場合であっても、個々のパーツのコストが低減され、全体 として包装コストがより削減されるという優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）及び（ｂ）は本考案に係るブリスターパ
ッケージの組立状態を示す斜視図及びその分解組立図。

【図２】 その組立状態を示す断面図。

【図３】 本考案に係る他のブリスターパッケージを示
す分解組立図。

【図４】 その組立状態を示す断面図。

【図５】 従来のブリスターパッケージを示す分解組立
図。

【符号の説明】

１・・・ブリスターパッケージ Ｗ・・・被包装
物 ２・・・ブリスターベース ２ａ・・収納凹
部 ２ｂ・・周面 ３・・・ブリス
ターカバー ３ａ・・周面 ３ｂ・・係止フ
ラップ ４・・・係止用凹溝 ５・・・収納空
間 １１・・・ブリスターパッケージ １２・・・イン
ナーケース １２ａ・・収納凹部 １３・・・ブリ
スターベース １３ａ・・インナーケース装着凹部 １３ｂ・・周面 １４・・・ブリスターカバー １４ａ・・周面 １４ｂ・・係止フラップ １５・・・係止
用凹溝

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 被包装物（Ｗ）の形状に応じた収納凹部
   （2a）を形成したブリスターベース（２）と、前記収納
   凹部（2a）に収納した被包装物（Ｗ）を覆うように前記
   ブリスターベース（２）に重ね合わされるブリスターカ
   バー（３）とからなり、 前記ブリスターベース（２）には、その周面（2b）に沿
   って、少なくともその一部に、当該周面（2b）と前記収
   納凹部（2a）とで裏面側に開口する係止用凹溝（４）が
   形成され、 前記ブリスターカバー（３）は、ブリスターベース
   （２）に重ね合わせた状態で、当該カバー（３）とブリ
   スターベース（２）とで前記収納凹部（2a）に配置され
   た被包装物（Ｗ）を挟むように収納する形状に形成され
   ると共に、その周面（3a）下端部には、ブリスターベー
   ス（２）の裏面側に折り返されて前記係止用凹溝（４）
   内に挿入される係止フラップ（3b…）が形成されたこと
   を特徴とするブリスターパッケージ。
2. 【請求項２】 被包装物の形状に応じた収納凹部（12a)
   が形成されると共に、外形が被包装物の形状より大きな
   定型寸法に形成されたインナーケース (12)と、当該イ
   ンナーケース (12) の外形に応じたインナーケース装着
   凹部（13a)を形成したブリスターベース (13) と、被包
   装物を収納した前記インナーケース (12) を前記ブリス
   ターベース (13) に装着した状態で、前記インナーケー
   ス (12) を覆うように当該ブリスターベース (13) に重
   ね合わされるブリスターカバー(14) とからなり、 前記ブリスターベース (13) には、その周面(13b) に沿
   って、少なくともその一部に、当該周面(13b) と前記イ
   ンナーケース装着凹部(13a) とで裏面側に開口する係止
   用凹溝 (15) が形成され、 前記ブリスターカバー (14) は、ブリスターベース (1
   3) に重ね合わせた状態で、当該カバー (14) とブリス
   ターベース (13) とで前記インナーケース装着凹部(13
   a) に装着されたインナーケース (12) を挟むように収
   納する形状に形成されると共に、その周面(14a) 下端部
   には、ブリスターベース (13) の裏面側に折り返されて
   前記係止用凹溝 (15) 内に挿入される係止フラップ(14b
   …) が形成されたことを特徴とするブリスターパッケー
   ジ。
3. 【請求項３】 前記ブリスターカバー（３，14）は、そ
   の周面（3a，14a)が表面側から裏面側に至るまで、凹凸
   のないフラットな面で形成されている請求項１又は２記
   載のブリスターパッケージ。