JP2586630Y2 - 硬貨包装機の包装紙詰まり検知装置 - Google Patents
硬貨包装機の包装紙詰まり検知装置Info
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- JP2586630Y2 JP2586630Y2 JP1992089112U JP8911292U JP2586630Y2 JP 2586630 Y2 JP2586630 Y2 JP 2586630Y2 JP 1992089112 U JP1992089112 U JP 1992089112U JP 8911292 U JP8911292 U JP 8911292U JP 2586630 Y2 JP2586630 Y2 JP 2586630Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、所定枚数集積された集
積硬貨の周面に包装紙を巻回して包装する硬貨包装機の
包装紙詰まり検知装置に関する。
積硬貨の周面に包装紙を巻回して包装する硬貨包装機の
包装紙詰まり検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭61−164909
号公報に記載された硬貨包装機および包装紙噛み込み解
除方法が知られている。
号公報に記載された硬貨包装機および包装紙噛み込み解
除方法が知られている。
【0003】これは、包装部における包装紙の噛み込み
検知部を有し、その噛み込み検知部が包装紙の噛み込み
を検知したときに、包装ローラ駆動部および包装サイク
ル作動部を停止させ、包装ローラを逆転駆動させるなど
して包装紙の噛み込みを解除するようにしている。
検知部を有し、その噛み込み検知部が包装紙の噛み込み
を検知したときに、包装ローラ駆動部および包装サイク
ル作動部を停止させ、包装ローラを逆転駆動させるなど
して包装紙の噛み込みを解除するようにしている。
【0004】そして、噛み込み検知部は、包装ローラの
駆動系中に摩擦伝達部を設け、その摩擦伝達部より下流
側(包装ローラ側)に周縁全周に一定ピッチで凹凸部分
が形成された検出円板と、近接スイッチまたは投受光器
等からなる検出器とを設け、包装ローラが正常に回転し
ているときには、検出器が連続的なパルスを検出するこ
とになるが、もし、包装部内で包装紙および集積硬貨の
噛み込みにより包装ローラのいずれかに制動力が加わっ
たときには、摩擦伝達部がスリップを始め、検出器は連
続的な一定時間間隔のパルスを検出しなくなるので、そ
のパルスの変化でもって噛み込みを検知するようになっ
ている。
駆動系中に摩擦伝達部を設け、その摩擦伝達部より下流
側(包装ローラ側)に周縁全周に一定ピッチで凹凸部分
が形成された検出円板と、近接スイッチまたは投受光器
等からなる検出器とを設け、包装ローラが正常に回転し
ているときには、検出器が連続的なパルスを検出するこ
とになるが、もし、包装部内で包装紙および集積硬貨の
噛み込みにより包装ローラのいずれかに制動力が加わっ
たときには、摩擦伝達部がスリップを始め、検出器は連
続的な一定時間間隔のパルスを検出しなくなるので、そ
のパルスの変化でもって噛み込みを検知するようになっ
ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来は、包装
紙の噛み込みを検知するのに包装ローラが噛み込みによ
って停止するかあるいは回転速度が低下するまで検知で
きない構成であるため、包装紙の噛み込みを検知した時
点では噛み込みがかなりひどい状態となっており、包装
ローラや包装サイクル作動部を停止させ、包装ローラを
逆転駆動させても噛み込みが解除できない場合があり、
噛み込みを検知するタイミングが遅い故に噛み込みが解
除できないという問題がある。
紙の噛み込みを検知するのに包装ローラが噛み込みによ
って停止するかあるいは回転速度が低下するまで検知で
きない構成であるため、包装紙の噛み込みを検知した時
点では噛み込みがかなりひどい状態となっており、包装
ローラや包装サイクル作動部を停止させ、包装ローラを
逆転駆動させても噛み込みが解除できない場合があり、
噛み込みを検知するタイミングが遅い故に噛み込みが解
除できないという問題がある。
【0006】また、包装紙の先端が紙ガイドに引っ掛か
って進まない場合などは、包装ローラには制動力が働か
ず、包装ローラ自体は正常に回転しているので、包装紙
の噛み込みとして検知できないという問題がある。
って進まない場合などは、包装ローラには制動力が働か
ず、包装ローラ自体は正常に回転しているので、包装紙
の噛み込みとして検知できないという問題がある。
【0007】そこで、本考案は、このような点に鑑みて
なされたもので、包装部における包装紙詰まりをいち早
く検知して、後の解除動作を容易にならしめる硬貨包装
機の包装紙詰まり検知装置を提供することを目的とする
ものである。
なされたもので、包装部における包装紙詰まりをいち早
く検知して、後の解除動作を容易にならしめる硬貨包装
機の包装紙詰まり検知装置を提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、複数本の包装
ローラ31〜33とこのローラ31〜33間に設けられる紙ガイ
ド41〜44とを有する包装部3を備え、前記複数本の包装
ローラ31〜33により集積硬貨Cを挟持回転させるととも
に、包装ローラ31〜33と紙ガイド41〜44の間隙の1箇所
から包装紙Pの先端を挿入し、包装紙Pを集積硬貨Cの
周面に巻回させて包装する硬貨包装機において、前記包
装紙Pの先端の挿入箇所から包装紙Pの巻き付け方向に
略一周した位置の一つの前記紙ガイド44でかつ集積硬貨
Cの存在しない端部位置に設けられ、包装紙Pの有無を
検知する紙検知手段Sと、前記包装部3へ包装紙Pが送
り込まれて前記紙検知手段Sが設けられている位置に包
装紙Pの先端が到達すべき時期に前記紙検知手段Sが包
装紙Pを検知しない場合に包装紙詰まりと判断して包装
ローラ31〜33の駆動を停止すべく制御する制御部101 と
を備えたものである。
ローラ31〜33とこのローラ31〜33間に設けられる紙ガイ
ド41〜44とを有する包装部3を備え、前記複数本の包装
ローラ31〜33により集積硬貨Cを挟持回転させるととも
に、包装ローラ31〜33と紙ガイド41〜44の間隙の1箇所
から包装紙Pの先端を挿入し、包装紙Pを集積硬貨Cの
周面に巻回させて包装する硬貨包装機において、前記包
装紙Pの先端の挿入箇所から包装紙Pの巻き付け方向に
略一周した位置の一つの前記紙ガイド44でかつ集積硬貨
Cの存在しない端部位置に設けられ、包装紙Pの有無を
検知する紙検知手段Sと、前記包装部3へ包装紙Pが送
り込まれて前記紙検知手段Sが設けられている位置に包
装紙Pの先端が到達すべき時期に前記紙検知手段Sが包
装紙Pを検知しない場合に包装紙詰まりと判断して包装
ローラ31〜33の駆動を停止すべく制御する制御部101 と
を備えたものである。
【0009】
【作用】本考案では、包装部3において、複数本の包装
ローラ31〜33により集積硬貨Cが挟持回転されるととも
に、包装ローラ31〜33と紙ガイド41〜44の間隙の1箇所
から包装紙Pの先端が供給され、包装紙Pが集積硬貨C
の周面に巻回されて包装される。この包装部3へ包装紙
Pが送り込まれる際、包装紙Pの先端の挿入箇所から包
装紙Pの巻き付け方向に略一周した位置に配設された紙
検知手段Sで包装紙Pの有無が検知される。特に、この
紙検知手段Sは、包装紙Pの集積硬貨Cの存在しない端
部位置に設けられているので、集積硬貨Cを包装紙Pと
して誤検知することなく包装紙Pの検知が確実である。
そして、紙検知手段Sが設けられている位置に包装紙P
の先端が到達すべき時期に、紙検知手段Sが包装紙Pを
検知しない場合には、包装紙詰まりと判断して包装ロー
ラ31〜33の駆動が停止される。したがって、包装部3に
おける包装紙詰まりが、その噛み込みがひどい状態とな
る前にいち早く検知され、後の解除動作が容易になる。
ローラ31〜33により集積硬貨Cが挟持回転されるととも
に、包装ローラ31〜33と紙ガイド41〜44の間隙の1箇所
から包装紙Pの先端が供給され、包装紙Pが集積硬貨C
の周面に巻回されて包装される。この包装部3へ包装紙
Pが送り込まれる際、包装紙Pの先端の挿入箇所から包
装紙Pの巻き付け方向に略一周した位置に配設された紙
検知手段Sで包装紙Pの有無が検知される。特に、この
紙検知手段Sは、包装紙Pの集積硬貨Cの存在しない端
部位置に設けられているので、集積硬貨Cを包装紙Pと
して誤検知することなく包装紙Pの検知が確実である。
そして、紙検知手段Sが設けられている位置に包装紙P
の先端が到達すべき時期に、紙検知手段Sが包装紙Pを
検知しない場合には、包装紙詰まりと判断して包装ロー
ラ31〜33の駆動が停止される。したがって、包装部3に
おける包装紙詰まりが、その噛み込みがひどい状態とな
る前にいち早く検知され、後の解除動作が容易になる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の硬貨包装機の包装紙詰まり検
知装置の一実施例の構成を図1ないし図7を参照して説
明する。
知装置の一実施例の構成を図1ないし図7を参照して説
明する。
【0011】図3は硬貨包装機の概略構成を示し、包装
する硬貨を受け入れて1枚ずつ繰り出す繰出部1と、こ
の繰出部1から繰り出される硬貨を受け入れて所定枚数
集積する集積部2と、この集積部2で集積された集積硬
貨を受け入れて包装する包装部3と、この包装部3に包
装紙Pを供給する包装紙供給部4と、包装部3で作成さ
れた包装硬貨とばら硬貨とを振り分ける振分部5とを備
えている。
する硬貨を受け入れて1枚ずつ繰り出す繰出部1と、こ
の繰出部1から繰り出される硬貨を受け入れて所定枚数
集積する集積部2と、この集積部2で集積された集積硬
貨を受け入れて包装する包装部3と、この包装部3に包
装紙Pを供給する包装紙供給部4と、包装部3で作成さ
れた包装硬貨とばら硬貨とを振り分ける振分部5とを備
えている。
【0012】繰出部1は、包装する硬貨を受け入れて1
枚ずつ繰り出す回転円盤11と、この回転円盤11から繰り
出される硬貨を集積部2に搬送する硬貨通路12とを備え
ている。そして、モータM1 によって回転円盤11が回転
駆動され、回転円盤11上の硬貨が回転による遠心力によ
って周縁に移動されるとともに周壁13に沿って移動さ
れ、周壁13の一部に設けられた厚み規制部14の下側を通
過して硬貨通路12へ1枚ずつ繰り出される。
枚ずつ繰り出す回転円盤11と、この回転円盤11から繰り
出される硬貨を集積部2に搬送する硬貨通路12とを備え
ている。そして、モータM1 によって回転円盤11が回転
駆動され、回転円盤11上の硬貨が回転による遠心力によ
って周縁に移動されるとともに周壁13に沿って移動さ
れ、周壁13の一部に設けられた厚み規制部14の下側を通
過して硬貨通路12へ1枚ずつ繰り出される。
【0013】硬貨通路12は、底板15の上面両側に側板16
が設けられ、底板15の上方に沿って搬送ベルト17が張設
されている。そして、モータM2 によって搬送ベルト17
が回転駆動され、回転円盤11から繰り出されてくる硬貨
が硬貨通路12内を搬送される。
が設けられ、底板15の上方に沿って搬送ベルト17が張設
されている。そして、モータM2 によって搬送ベルト17
が回転駆動され、回転円盤11から繰り出されてくる硬貨
が硬貨通路12内を搬送される。
【0014】また、硬貨通路12の終端部には、計数セン
サ18および確認センサ19が上流側から順に配設されてい
るとともに、両センサ18,19間にソレノイドSD1 によっ
て硬貨通路12内に進退駆動されるストッパ20が設けられ
ている。そして、計数センサ18で包装単位枚数目(例え
ば50枚目)の硬貨が検知されると、ストッパ20が通路内
に進入して包装単位枚数目の次の硬貨(51枚目)が停止
され、確認センサ19で実際に硬貨通路12から集積部2へ
繰り出された硬貨の枚数が確認される。
サ18および確認センサ19が上流側から順に配設されてい
るとともに、両センサ18,19間にソレノイドSD1 によっ
て硬貨通路12内に進退駆動されるストッパ20が設けられ
ている。そして、計数センサ18で包装単位枚数目(例え
ば50枚目)の硬貨が検知されると、ストッパ20が通路内
に進入して包装単位枚数目の次の硬貨(51枚目)が停止
され、確認センサ19で実際に硬貨通路12から集積部2へ
繰り出された硬貨の枚数が確認される。
【0015】前記集積部2は、硬貨を集積するベルト筒
21を備えている。このベルト筒21は、表面対称位置に突
起22を有する一対のベルト23を有し、この一対のベルト
23の表面が対向する状態で上下のローラ24間にそれぞれ
回動可能に張設され、パルスモータM3 によって一対の
ベルト23の対向面が同一方向に同期回動されるようにな
っている。そして、このベルト筒21は、硬貨通路12の終
端から繰出される硬貨が両ベルト23の突起22間に載置さ
れ、1枚載せるたびにパルスモータM3 が所定パルス分
だけ駆動されて両ベルト23の突起22の硬貨支持位置が下
げられ、包装単位枚数分の硬貨が両ベルト23間に集積さ
れる。
21を備えている。このベルト筒21は、表面対称位置に突
起22を有する一対のベルト23を有し、この一対のベルト
23の表面が対向する状態で上下のローラ24間にそれぞれ
回動可能に張設され、パルスモータM3 によって一対の
ベルト23の対向面が同一方向に同期回動されるようにな
っている。そして、このベルト筒21は、硬貨通路12の終
端から繰出される硬貨が両ベルト23の突起22間に載置さ
れ、1枚載せるたびにパルスモータM3 が所定パルス分
だけ駆動されて両ベルト23の突起22の硬貨支持位置が下
げられ、包装単位枚数分の硬貨が両ベルト23間に集積さ
れる。
【0016】また、ベルト筒21の硬貨通路12側の側面に
ガイド板25が、その反対側の側面に図示しないガイド板
がそれぞれ配設され、さらに、ベルト筒21の底部には図
示しないソレノイド等によって開放可能とするシャッタ
26が配設されている。
ガイド板25が、その反対側の側面に図示しないガイド板
がそれぞれ配設され、さらに、ベルト筒21の底部には図
示しないソレノイド等によって開放可能とするシャッタ
26が配設されている。
【0017】前記包装部3は、集積部2から供給される
集積硬貨を周囲から挟持して回転させつつ包装紙Pを巻
回する3本の包装ローラ31,32,33を備えており、この
包装ローラ31〜33間に包装空間34が構成されている。包
装ローラ31,32は、固定位置に回転自在に支持され、モ
ータM4 によって図中矢印方向に回転駆動される。包装
ローラ33は、図1および図2に示すように、揺動部材35
に回転自在に支持され、この揺動部材35の揺動によって
硬貨径方向に包装空間34を開閉移動される。
集積硬貨を周囲から挟持して回転させつつ包装紙Pを巻
回する3本の包装ローラ31,32,33を備えており、この
包装ローラ31〜33間に包装空間34が構成されている。包
装ローラ31,32は、固定位置に回転自在に支持され、モ
ータM4 によって図中矢印方向に回転駆動される。包装
ローラ33は、図1および図2に示すように、揺動部材35
に回転自在に支持され、この揺動部材35の揺動によって
硬貨径方向に包装空間34を開閉移動される。
【0018】揺動部材35は、包装ローラ33の上下軸を一
端側に回転自在に支持する支持板36を備え、この支持板
36から突設されたアーム部37が支軸38に回転自在に支持
されて、この支軸38を支点として揺動可能とされてお
り、支持板36の他端に回転自在に設けられたローラ39が
一連の包装動作を1回転で制御する図示しないカム軸の
1つのカムに当接されている。そして、揺動部材35は、
カム軸の回転に連動して、集積硬貨Cの供給時および包
装硬貨の作成後の放出時に、包装ローラ33が包装ローラ
31から離反する退避位置に揺動され、また、集積硬貨C
の包装時に、図に示すように、包装ローラ33が集積硬貨
Cの周面に当接する包装位置に揺動される。
端側に回転自在に支持する支持板36を備え、この支持板
36から突設されたアーム部37が支軸38に回転自在に支持
されて、この支軸38を支点として揺動可能とされてお
り、支持板36の他端に回転自在に設けられたローラ39が
一連の包装動作を1回転で制御する図示しないカム軸の
1つのカムに当接されている。そして、揺動部材35は、
カム軸の回転に連動して、集積硬貨Cの供給時および包
装硬貨の作成後の放出時に、包装ローラ33が包装ローラ
31から離反する退避位置に揺動され、また、集積硬貨C
の包装時に、図に示すように、包装ローラ33が集積硬貨
Cの周面に当接する包装位置に揺動される。
【0019】各包装ローラ31,32,33間には、紙ガイド
41,42,43,44がそれぞれ設けられている。紙ガイド41
は、固定的に支持され、包装紙供給部4から供給される
包装紙Pを包装部3に導く導入部41a が形成されている
とともに、集積硬貨Cの周面に沿って円弧状のガイド部
41b が形成されており、包装ローラ31との間に包装紙P
の先端を集積硬貨Cの周面に導く挿入部45が形成されて
いる。
41,42,43,44がそれぞれ設けられている。紙ガイド41
は、固定的に支持され、包装紙供給部4から供給される
包装紙Pを包装部3に導く導入部41a が形成されている
とともに、集積硬貨Cの周面に沿って円弧状のガイド部
41b が形成されており、包装ローラ31との間に包装紙P
の先端を集積硬貨Cの周面に導く挿入部45が形成されて
いる。
【0020】また、各紙ガイド42〜44は、包装空間34を
縮小拡大かつ一部を開閉するように可動する。紙ガイド
42は、紙ガイド43に連動して硬貨径方向に移動される。
紙ガイド43は、集積硬貨Cの周面に沿って円弧状のガイ
ド部43a が形成されているとともに、このガイド部43a
の中央に包装ローラ32が突出する開口部43b が形成され
ており、上下の支持板46を介して包装ローラ32の軸を中
心として揺動可能に支持され、支持板46に回転自在に設
けられたローラ47が揺動部材35のカム48に当接する状態
を保つように図示しないばねで付勢されている。紙ガイ
ド44は、揺動部材35に取り付けられており、集積硬貨C
の周面に沿って円弧状のガイド部44a が形成されている
とともに、このガイド部44a の中央に包装ローラ33が突
出する開口部44b が形成されている。
縮小拡大かつ一部を開閉するように可動する。紙ガイド
42は、紙ガイド43に連動して硬貨径方向に移動される。
紙ガイド43は、集積硬貨Cの周面に沿って円弧状のガイ
ド部43a が形成されているとともに、このガイド部43a
の中央に包装ローラ32が突出する開口部43b が形成され
ており、上下の支持板46を介して包装ローラ32の軸を中
心として揺動可能に支持され、支持板46に回転自在に設
けられたローラ47が揺動部材35のカム48に当接する状態
を保つように図示しないばねで付勢されている。紙ガイ
ド44は、揺動部材35に取り付けられており、集積硬貨C
の周面に沿って円弧状のガイド部44a が形成されている
とともに、このガイド部44a の中央に包装ローラ33が突
出する開口部44b が形成されている。
【0021】そして、揺動部材35が退避位置に移動した
待機状態においては、紙ガイド43が図示の紙ガイド位置
から反時計回り方向にわずかに退避した位置に揺動され
るとともに紙ガイド42が紙ガイド位置から後退され、か
つ、包装ローラ33および紙ガイド44が包装ローラ31およ
び紙ガイド41から離反して包装空間34の側面を開放する
位置に移動される。この状態で、包装部3の案内棒49が
紙ガイド41,44間を通じて包装空間34内を昇降可能とさ
れており、この案内棒49が集積部2のベルト筒21の下側
位置でシャッタ26が開放されて放出される集積硬貨Cを
受け取り、そのまま案内棒49が下降して集積硬貨Cが包
装空間34に供給される。
待機状態においては、紙ガイド43が図示の紙ガイド位置
から反時計回り方向にわずかに退避した位置に揺動され
るとともに紙ガイド42が紙ガイド位置から後退され、か
つ、包装ローラ33および紙ガイド44が包装ローラ31およ
び紙ガイド41から離反して包装空間34の側面を開放する
位置に移動される。この状態で、包装部3の案内棒49が
紙ガイド41,44間を通じて包装空間34内を昇降可能とさ
れており、この案内棒49が集積部2のベルト筒21の下側
位置でシャッタ26が開放されて放出される集積硬貨Cを
受け取り、そのまま案内棒49が下降して集積硬貨Cが包
装空間34に供給される。
【0022】一方、包装空間34に集積硬貨Cが供給され
た後、揺動部材35が包装位置に移動されると、紙ガイド
43が図中時計回り方向の紙ガイド位置に揺動されるとと
もに紙ガイド42が紙ガイド位置に前進され、かつ、包装
ローラ33が集積硬貨Cに当接してその集積硬貨Cが包装
ローラ31〜33間に挟持され、紙ガイド44が紙ガイド41に
接近して包装空間34を閉塞する紙ガイド位置に移動され
る。
た後、揺動部材35が包装位置に移動されると、紙ガイド
43が図中時計回り方向の紙ガイド位置に揺動されるとと
もに紙ガイド42が紙ガイド位置に前進され、かつ、包装
ローラ33が集積硬貨Cに当接してその集積硬貨Cが包装
ローラ31〜33間に挟持され、紙ガイド44が紙ガイド41に
接近して包装空間34を閉塞する紙ガイド位置に移動され
る。
【0023】この集積硬貨Cの挟持状態で、包装ローラ
31〜33が回転されて集積硬貨Cが回転され、包装紙供給
部4から供給される包装紙Pの先端が、紙ガイド41〜44
で集積硬貨Cの周面に沿ってガイドされるとともに、包
装ローラ31〜33で集積硬貨Cの周面に巻回される。さら
に、包装紙Pの上下縁部が上下一対の巻込針50によって
集積硬貨Cの端面に巻き込まれ、棒状の包装硬貨が作成
される。
31〜33が回転されて集積硬貨Cが回転され、包装紙供給
部4から供給される包装紙Pの先端が、紙ガイド41〜44
で集積硬貨Cの周面に沿ってガイドされるとともに、包
装ローラ31〜33で集積硬貨Cの周面に巻回される。さら
に、包装紙Pの上下縁部が上下一対の巻込針50によって
集積硬貨Cの端面に巻き込まれ、棒状の包装硬貨が作成
される。
【0024】巻込針50は、昇降レバー51の一端にそれぞ
れ取り付けられており、この昇降レバー51が昇降される
ことにより、集積硬貨Cの各端面に対してそれぞれ接離
移動可能になっている。
れ取り付けられており、この昇降レバー51が昇降される
ことにより、集積硬貨Cの各端面に対してそれぞれ接離
移動可能になっている。
【0025】また、紙ガイド44の側面には取付板61が取
り付けられ、この取付板61の下端のスイッチ取付部62に
は、包装紙Pの先端の挿入部45から包装紙Pの巻き付け
方向に略一周した位置の紙ガイド44の集積硬貨Cの存在
しない端部位置に位置して、包装紙Pの有無を検知する
紙検知手段Sが設けられている。この紙検知手段Sは、
機械接触式スイッチからなり、導電性を有する金属製の
接点板63と、この接点板63に接離する導電性およびばね
製を有する金属製の検知レバー64とで構成されている。
接点板63は、スイッチ取付部62の外面中央に取り付けら
れ、凸状の接点63a が形成されている。検知レバー64
は、基端部がスイッチ取付部62の外面外端側に非導電性
の台板65を介してねじ66で取り付けられ、中間部に接点
63a と接触可能とする凸状の接点64a が突設され、先端
部の略コ字状の軸支部67にローラ68が集積硬貨Cの回転
方向に回転自在に軸支されており、このローラ68がスイ
ッチ取付部62の切欠部62a を通じて包装空間34に弾性的
に進出するようになっている。
り付けられ、この取付板61の下端のスイッチ取付部62に
は、包装紙Pの先端の挿入部45から包装紙Pの巻き付け
方向に略一周した位置の紙ガイド44の集積硬貨Cの存在
しない端部位置に位置して、包装紙Pの有無を検知する
紙検知手段Sが設けられている。この紙検知手段Sは、
機械接触式スイッチからなり、導電性を有する金属製の
接点板63と、この接点板63に接離する導電性およびばね
製を有する金属製の検知レバー64とで構成されている。
接点板63は、スイッチ取付部62の外面中央に取り付けら
れ、凸状の接点63a が形成されている。検知レバー64
は、基端部がスイッチ取付部62の外面外端側に非導電性
の台板65を介してねじ66で取り付けられ、中間部に接点
63a と接触可能とする凸状の接点64a が突設され、先端
部の略コ字状の軸支部67にローラ68が集積硬貨Cの回転
方向に回転自在に軸支されており、このローラ68がスイ
ッチ取付部62の切欠部62a を通じて包装空間34に弾性的
に進出するようになっている。
【0026】そして、接点板63と検知レバー64とにはリ
ード線69を介して検知電流が流される。図4(a) に示す
ように、包装紙Pが包装空間34に存在しない状態(包装
紙Pの非供給時および紙詰まり時)では、ローラ68が包
装空間34内に進入して検知レバー64が内方に揺動され、
接点63a ,64b が接触して検知電流が流れ、包装紙無し
が検知される。また、図4(b) に示すように、包装紙P
の先端が集積硬貨Cの周面に正常に巻回されると、包装
紙Pにローラ68が当接して検知レバー64が外方に揺動さ
れ、接点63a ,64a が離反して検知電流が遮断され、包
装紙有りが検知される。
ード線69を介して検知電流が流される。図4(a) に示す
ように、包装紙Pが包装空間34に存在しない状態(包装
紙Pの非供給時および紙詰まり時)では、ローラ68が包
装空間34内に進入して検知レバー64が内方に揺動され、
接点63a ,64b が接触して検知電流が流れ、包装紙無し
が検知される。また、図4(b) に示すように、包装紙P
の先端が集積硬貨Cの周面に正常に巻回されると、包装
紙Pにローラ68が当接して検知レバー64が外方に揺動さ
れ、接点63a ,64a が離反して検知電流が遮断され、包
装紙有りが検知される。
【0027】なお、前記硬貨通路12の通路幅、ベルト筒
21の幅、包装ローラ31〜33の間隔等は、金種毎に調整さ
れる。
21の幅、包装ローラ31〜33の間隔等は、金種毎に調整さ
れる。
【0028】前記包装紙供給部4は、図2および図3に
示すように、包装紙セット台71上にポリエステル等から
なる帯状の包装紙Pが巻回されたロール部Rがセットさ
れ、基台72上に包装紙Pを包装部3へ送り込む包装紙送
り手段73が設けられている。
示すように、包装紙セット台71上にポリエステル等から
なる帯状の包装紙Pが巻回されたロール部Rがセットさ
れ、基台72上に包装紙Pを包装部3へ送り込む包装紙送
り手段73が設けられている。
【0029】包装紙送り手段73は、ローラ74とこのロー
ラ74に圧接されるローラ75を備え、ローラ74はモータM
5 によって図中矢印方向に回転駆動されるとともに、紙
送り量検知センサPI1 によって回転量すなわち包装紙P
の送り量が検知される。この紙送り量検知センサPI1
は、フォトインタラプタからなり、ローラ74と一体回転
する回転検知板76のスリット77を設けた周辺部の上下面
に発光器および受光器を臨ませている。なお、包装紙送
り手段73の包装紙Pの送り速度よりも、包装部3での巻
回に伴う包装紙Pの送り速度の方が速く設定されてい
る。
ラ74に圧接されるローラ75を備え、ローラ74はモータM
5 によって図中矢印方向に回転駆動されるとともに、紙
送り量検知センサPI1 によって回転量すなわち包装紙P
の送り量が検知される。この紙送り量検知センサPI1
は、フォトインタラプタからなり、ローラ74と一体回転
する回転検知板76のスリット77を設けた周辺部の上下面
に発光器および受光器を臨ませている。なお、包装紙送
り手段73の包装紙Pの送り速度よりも、包装部3での巻
回に伴う包装紙Pの送り速度の方が速く設定されてい
る。
【0030】包装紙送り手段73から包装部3にかけて、
包装紙送り手段73から送り出された包装紙Pを非直線的
に包装部3へ案内するガイド部材78が配設されている。
このガイド部材78は、円弧状に形成され、包装紙Pの送
り方向下流側の端部が紙ガイド41に連続的に臨ませら
れ、送り方向上流側の端部が支軸79を支点として揺動可
能に支持されており、包装紙Pの交換時や修理点検時に
回動操作可能となっている。なお、ローラ74,75とガイ
ド部材78との間には、包装紙Pをガイドするガイド板80
が配設されている。
包装紙送り手段73から送り出された包装紙Pを非直線的
に包装部3へ案内するガイド部材78が配設されている。
このガイド部材78は、円弧状に形成され、包装紙Pの送
り方向下流側の端部が紙ガイド41に連続的に臨ませら
れ、送り方向上流側の端部が支軸79を支点として揺動可
能に支持されており、包装紙Pの交換時や修理点検時に
回動操作可能となっている。なお、ローラ74,75とガイ
ド部材78との間には、包装紙Pをガイドするガイド板80
が配設されている。
【0031】また、ガイド板80の側部には、包装紙送り
手段73と包装部3のローラ31〜33との包装紙送り速度の
差でもって包装紙Pが引っ張られて直線的に変移すると
きに包装紙Pに接触して包装紙Pを切断するカッタ81が
配設されている。このカッタ81は、包装紙Pの送り方向
に中央部がV字状に突出する形状に形成され、支持部材
82を介して基板72上に取り付けられている。
手段73と包装部3のローラ31〜33との包装紙送り速度の
差でもって包装紙Pが引っ張られて直線的に変移すると
きに包装紙Pに接触して包装紙Pを切断するカッタ81が
配設されている。このカッタ81は、包装紙Pの送り方向
に中央部がV字状に突出する形状に形成され、支持部材
82を介して基板72上に取り付けられている。
【0032】また、紙ガイド44の導入部41a の側部に
は、切断検知レバー83が配設されている。この切断検知
レバー83は、支軸84を支点として揺動可能に支持され、
図示しない付勢手段によって図2の実線位置に付勢さ
れ、包装紙Pが直線的に変移するときに図2の2点鎖線
位置に揺動されている。そして、支軸84の上端に検知板
85が取り付けられ、切断検知レバー83の揺動を、検知板
85を検知するフォトインタラプタからなる紙切断検知セ
ンサPI2 で検知するようになっている。
は、切断検知レバー83が配設されている。この切断検知
レバー83は、支軸84を支点として揺動可能に支持され、
図示しない付勢手段によって図2の実線位置に付勢さ
れ、包装紙Pが直線的に変移するときに図2の2点鎖線
位置に揺動されている。そして、支軸84の上端に検知板
85が取り付けられ、切断検知レバー83の揺動を、検知板
85を検知するフォトインタラプタからなる紙切断検知セ
ンサPI2 で検知するようになっている。
【0033】前記振分部5は、包装部3の包装ローラ31
〜33間の下方にシュート91が配設され、包装部3で作成
されて放出される包装硬貨を垂直姿勢のまま受入れ、水
平姿勢に変換して下部の放出口92から放出する。
〜33間の下方にシュート91が配設され、包装部3で作成
されて放出される包装硬貨を垂直姿勢のまま受入れ、水
平姿勢に変換して下部の放出口92から放出する。
【0034】また、シュート91の途中には、シュート93
が連設されているとともに、ソレノイドSD2 によって回
動されるシャッタ94が配設され、通常、シャッタ94がシ
ュート91内に進入した状態にあって、集積部2または包
装部3で集積が崩れて落下する硬貨、包装単位枚数に達
しない端数や集積不良と判別されて放出される硬貨がシ
ュート93に導かれ、一方、包装硬貨の放出時に、シャッ
タ94がシュート91内から退避される。
が連設されているとともに、ソレノイドSD2 によって回
動されるシャッタ94が配設され、通常、シャッタ94がシ
ュート91内に進入した状態にあって、集積部2または包
装部3で集積が崩れて落下する硬貨、包装単位枚数に達
しない端数や集積不良と判別されて放出される硬貨がシ
ュート93に導かれ、一方、包装硬貨の放出時に、シャッ
タ94がシュート91内から退避される。
【0035】さらに、シュート93の下端部には一対のシ
ュート95,96が連設されているとともに、ソレノイドSD
3 によって回動されるシャッタ97が設けられている。シ
ュート95の下部には硬貨包装機側に対して解錠操作を必
要とする回収用の収納箱98が配置され、シュート96の下
部には硬貨包装機から自由に取り出し可能とする返却用
の収納箱99に選択的に収納させることができる。
ュート95,96が連設されているとともに、ソレノイドSD
3 によって回動されるシャッタ97が設けられている。シ
ュート95の下部には硬貨包装機側に対して解錠操作を必
要とする回収用の収納箱98が配置され、シュート96の下
部には硬貨包装機から自由に取り出し可能とする返却用
の収納箱99に選択的に収納させることができる。
【0036】図5は包装部3および包装紙供給部4を制
御する制御部101 を示し、この制御部101 には、紙送り
量検知センサPI1 、紙切断検知センサPI2 、紙検知セン
サSからの信号を入力し、モータM4 ,M5 を制御す
る。
御する制御部101 を示し、この制御部101 には、紙送り
量検知センサPI1 、紙切断検知センサPI2 、紙検知セン
サSからの信号を入力し、モータM4 ,M5 を制御す
る。
【0037】そして、制御部101 は、包装部3へ包装紙
Pが送り込まれて紙検知手段Sが設けられている位置に
包装紙Pの先端が少なくとも到達すべき時期に紙検知手
段Sが包装紙Pを検知しない場合に包装紙詰まりと判断
して包装ローラ31〜33の駆動を停止すべく制御する機能
を有している。
Pが送り込まれて紙検知手段Sが設けられている位置に
包装紙Pの先端が少なくとも到達すべき時期に紙検知手
段Sが包装紙Pを検知しない場合に包装紙詰まりと判断
して包装ローラ31〜33の駆動を停止すべく制御する機能
を有している。
【0038】次に、包装部3での包装動作を、図6のフ
ローチャートおよび図7のタイミングチャートを参照し
て説明する。
ローチャートおよび図7のタイミングチャートを参照し
て説明する。
【0039】集積部2から集積硬貨Cが包装部3の包装
空間34に供給され、包装ローラ31〜33間で集積硬貨Cが
挟持されると、モータM4 ,M5 がそれぞれ正転される
(ステップ1,2、タイミングt1 )。そのため、包装
ローラ31〜33が回転されて集積硬貨Cが回転されるとと
もに、包装紙送り手段73からの包装紙Pの送り出しが開
始される。
空間34に供給され、包装ローラ31〜33間で集積硬貨Cが
挟持されると、モータM4 ,M5 がそれぞれ正転される
(ステップ1,2、タイミングt1 )。そのため、包装
ローラ31〜33が回転されて集積硬貨Cが回転されるとと
もに、包装紙送り手段73からの包装紙Pの送り出しが開
始される。
【0040】包装紙送り手段73から送り出される包装紙
Pの先端は、ガイド部材78に沿って包装部3へ向けて非
直線的に案内されるとともに紙ガイド41の導入部41a に
案内され、包装ローラ31と紙ガイド41との間の挿入部45
を通じて、包装ローラ31と集積硬貨Cとの間に導かれ、
包装ローラ31〜33および紙ガイド41〜44によって集積硬
貨Cの周面に巻回されていく。
Pの先端は、ガイド部材78に沿って包装部3へ向けて非
直線的に案内されるとともに紙ガイド41の導入部41a に
案内され、包装ローラ31と紙ガイド41との間の挿入部45
を通じて、包装ローラ31と集積硬貨Cとの間に導かれ、
包装ローラ31〜33および紙ガイド41〜44によって集積硬
貨Cの周面に巻回されていく。
【0041】そして、包装紙Pの先端が包装ローラ31と
集積硬貨Cとの間にくわえ込まれると、包装ローラ31〜
33の巻回する送り速度が包装紙送り手段73の送り速度よ
りも速いので、その送り速度の差でもって、包装紙Pが
急激に引っ張られて直線的に変移し、カッタ81に押し付
けられて所定長の包装紙片に切断される。
集積硬貨Cとの間にくわえ込まれると、包装ローラ31〜
33の巻回する送り速度が包装紙送り手段73の送り速度よ
りも速いので、その送り速度の差でもって、包装紙Pが
急激に引っ張られて直線的に変移し、カッタ81に押し付
けられて所定長の包装紙片に切断される。
【0042】なお、包装紙Pが直線的に変移することに
伴って包装紙Pにより紙切断検知レバー83が押動され、
包装紙Pが切断される寸前に紙切断検知センサPI2 がオ
ンし、包装紙Pが切断されて切断検知レバー83が戻ると
きに紙切断検知センサPI2 がオフすることにより、包装
紙Pの切断が検知される。
伴って包装紙Pにより紙切断検知レバー83が押動され、
包装紙Pが切断される寸前に紙切断検知センサPI2 がオ
ンし、包装紙Pが切断されて切断検知レバー83が戻ると
きに紙切断検知センサPI2 がオフすることにより、包装
紙Pの切断が検知される。
【0043】また、包装紙Pの切断が検知されるまでの
間は、紙送り量検知センサPI1 により包装紙Pの送り量
が監視されるとともに(ステップ3)、制御部101 のタ
イマー機能により紙送り経過時間が監視され(ステップ
4)、例えば包装紙Pのセット時に包装紙Pの先端が包
装紙送り手段73のローラ74,75間に確実にくわえ込まれ
ていなかったり、カッタ81で包装紙Pを切断できないと
いう包装紙供給部4での不具合により、紙送り量が規定
以上あるいは規定時間以上となった場合には、包装紙供
給部4でエラーが生じたと判断して報知等が行なわれる
(ステップ5)。
間は、紙送り量検知センサPI1 により包装紙Pの送り量
が監視されるとともに(ステップ3)、制御部101 のタ
イマー機能により紙送り経過時間が監視され(ステップ
4)、例えば包装紙Pのセット時に包装紙Pの先端が包
装紙送り手段73のローラ74,75間に確実にくわえ込まれ
ていなかったり、カッタ81で包装紙Pを切断できないと
いう包装紙供給部4での不具合により、紙送り量が規定
以上あるいは規定時間以上となった場合には、包装紙供
給部4でエラーが生じたと判断して報知等が行なわれる
(ステップ5)。
【0044】そして、紙切断検知センサPI2 で包装紙P
の切断が検知されると(ステップ6、タイミングt2
)、モータM5 がブレーキをかけて停止され(ステッ
プ7)、包装紙送り手段73からの包装紙Pの送り出しが
停止される。
の切断が検知されると(ステップ6、タイミングt2
)、モータM5 がブレーキをかけて停止され(ステッ
プ7)、包装紙送り手段73からの包装紙Pの送り出しが
停止される。
【0045】また、包装部3へ包装紙Pが送り込まれて
紙検知手段Sが設けられている位置に包装紙Pの先端が
少なくとも到達すべき規定時期(タイミングt3 )に、
紙検知手段Sで包装紙Pが検知されるか否か監視される
(ステップ8)。
紙検知手段Sが設けられている位置に包装紙Pの先端が
少なくとも到達すべき規定時期(タイミングt3 )に、
紙検知手段Sで包装紙Pが検知されるか否か監視される
(ステップ8)。
【0046】そして、包装部3に送り込まれた包装紙P
の先端が集積硬貨Cの周面に沿って正常に巻回された場
合、規定時期に紙検知手段Sで包装紙Pが検知されるた
め、包装動作が継続されて、包装紙Pが集積硬貨の周面
に正常に巻回された包装硬貨が作成される(ステップ
9、図7のタイミングチャートには正常時の動作を破線
で示す)。
の先端が集積硬貨Cの周面に沿って正常に巻回された場
合、規定時期に紙検知手段Sで包装紙Pが検知されるた
め、包装動作が継続されて、包装紙Pが集積硬貨の周面
に正常に巻回された包装硬貨が作成される(ステップ
9、図7のタイミングチャートには正常時の動作を破線
で示す)。
【0047】一方、包装部3に送り込まれた包装紙Pの
先端が噛み込んだり、紙ガイド41〜44に引っ掛かって進
まなくなるなどが発生した場合、規定時期には紙検知手
段Sで包装紙Pの検知がなされず、そのため、モータM
4 がブレーキをかけて停止され(ステップ10、タイミン
グT4 )、包装部3で紙詰まりエラーが生じたとして報
知等が行なわれる(ステップ11)。
先端が噛み込んだり、紙ガイド41〜44に引っ掛かって進
まなくなるなどが発生した場合、規定時期には紙検知手
段Sで包装紙Pの検知がなされず、そのため、モータM
4 がブレーキをかけて停止され(ステップ10、タイミン
グT4 )、包装部3で紙詰まりエラーが生じたとして報
知等が行なわれる(ステップ11)。
【0048】以上のように、包装部3における包装紙詰
まりを、その噛み込みがひどい状態となる前にいち早く
検知することができ、後の解除動作を容易にならしめる
ことができる。また、紙検知手段Sが包装紙Pの集積硬
貨Cの存在しない端部位置で包装紙Pの有無を検知する
ので、集積硬貨Cに影響されず、包装紙Pを確実に検知
することができる。
まりを、その噛み込みがひどい状態となる前にいち早く
検知することができ、後の解除動作を容易にならしめる
ことができる。また、紙検知手段Sが包装紙Pの集積硬
貨Cの存在しない端部位置で包装紙Pの有無を検知する
ので、集積硬貨Cに影響されず、包装紙Pを確実に検知
することができる。
【0049】図8は本考案の他の実施例を示し、この実
施例では、紙検知手段Sとして光学式センサを用いてお
り、検知光を発光する発光器111 と検知光を受光する受
光器112 とを、包装空間34に正常に導かれる包装紙Pの
表面で検知光が反射して投受光するように配設してい
る。この光学式センサの場合、発光器111 から包装紙P
に検知光を照射する入射角αを小さく設定することによ
り、包装紙Pが透明材料で形成されていても、検知光が
包装紙Pの表面で反射してその反射光を受光器112 で
検知することができる。したがって、この実施例におい
ても、前記実施例と同様の作用効果が得られる。
施例では、紙検知手段Sとして光学式センサを用いてお
り、検知光を発光する発光器111 と検知光を受光する受
光器112 とを、包装空間34に正常に導かれる包装紙Pの
表面で検知光が反射して投受光するように配設してい
る。この光学式センサの場合、発光器111 から包装紙P
に検知光を照射する入射角αを小さく設定することによ
り、包装紙Pが透明材料で形成されていても、検知光が
包装紙Pの表面で反射してその反射光を受光器112 で
検知することができる。したがって、この実施例におい
ても、前記実施例と同様の作用効果が得られる。
【0050】
【考案の効果】本考案によれば、包装部へ包装紙が送り
込まれる際、包装紙の先端の挿入箇所から包装紙の巻き
付け方向に略一周した位置でかつ集積硬貨の存在しない
端部位置に配設された紙検知手段で包装紙の有無を検知
し、紙検知手段が設けられている位置に包装紙の先端が
到達すべき時期に、紙検知手段が包装紙を検知しない場
合には、包装紙詰まりと判断して包装動作を停止するこ
とができる。したがって、包装部における包装紙詰まり
を、その噛み込みがひどい状態となる前にいち早く検知
することができ、後の解除動作を容易に行なえる。
込まれる際、包装紙の先端の挿入箇所から包装紙の巻き
付け方向に略一周した位置でかつ集積硬貨の存在しない
端部位置に配設された紙検知手段で包装紙の有無を検知
し、紙検知手段が設けられている位置に包装紙の先端が
到達すべき時期に、紙検知手段が包装紙を検知しない場
合には、包装紙詰まりと判断して包装動作を停止するこ
とができる。したがって、包装部における包装紙詰まり
を、その噛み込みがひどい状態となる前にいち早く検知
することができ、後の解除動作を容易に行なえる。
【図1】本考案の硬貨包装機の包装紙詰まり検知装置の
一実施例を示す包装部の斜視図である。
一実施例を示す包装部の斜視図である。
【図2】同上実施例の硬貨包装機の包装部の平面図であ
る。
る。
【図3】同上実施例の硬貨包装機の概略を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】同上実施例の紙検知手段の平面図であり、(a)
は包装紙が有りの状態、(b) は包装紙が無しの状態を示
す。
は包装紙が有りの状態、(b) は包装紙が無しの状態を示
す。
【図5】同上実施例の制御ブロック図である。
【図6】同上実施例の包装動作のフローチャート図であ
る。
る。
【図7】同上実施例の舗装動作のタイミングチャート図
である。
である。
【図8】本考案の他の実施例を示す紙検知手段の構成図
である。
である。
【符号の説明】 3 包装部 31,32,33 包装ローラ 41,42,43,44 紙ガイド 101 制御部 C 集積硬貨 P 包装紙 S 紙検知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−164909(JP,A) 特開 昭49−94488(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 11/00 - 11/58 B65B 57/00 - 57/20
Claims (1)
- 【請求項1】 複数本の包装ローラとこのローラ間に設
けられる紙ガイドとを有する包装部を備え、前記複数本
の包装ローラにより集積硬貨を挟持回転させるととも
に、包装ローラと紙ガイドの間隙の1箇所から包装紙の
先端を挿入し、包装紙を集積硬貨の周面に巻回させて包
装する硬貨包装機において、 前記包装紙の先端の挿入箇所から包装紙の巻き付け方向
に略一周した位置の前記紙ガイドの一つでかつ集積硬貨
の存在しない端部位置に設けられ、包装紙の有無を検知
する紙検知手段と、 前記包装部へ包装紙が送り込まれて前記紙検知手段が設
けられている位置に包装紙の先端が到達すべき時期に前
記紙検知手段が包装紙を検知しない場合に包装紙詰まり
と判断して包装ローラの駆動を停止すべく制御する制御
部とを備えたことを特徴とする硬貨包装機の包装紙詰ま
り検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992089112U JP2586630Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 硬貨包装機の包装紙詰まり検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992089112U JP2586630Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 硬貨包装機の包装紙詰まり検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0653407U JPH0653407U (ja) | 1994-07-22 |
JP2586630Y2 true JP2586630Y2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=13961814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992089112U Expired - Lifetime JP2586630Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 硬貨包装機の包装紙詰まり検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586630Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5145269B2 (ja) * | 1973-01-12 | 1976-12-02 | ||
JPS61164909A (ja) * | 1985-01-14 | 1986-07-25 | グローリー工業株式会社 | 硬貨包装機の包装部における包装紙噛込み解除方法 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP1992089112U patent/JP2586630Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0653407U (ja) | 1994-07-22 |
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