JP2582504Y2 - 硬貨包装機 - Google Patents

硬貨包装機

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JP2582504Y2
JP2582504Y2 JP8905392U JP8905392U JP2582504Y2 JP 2582504 Y2 JP2582504 Y2 JP 2582504Y2 JP 8905392 U JP8905392 U JP 8905392U JP 8905392 U JP8905392 U JP 8905392U JP 2582504 Y2 JP2582504 Y2 JP 2582504Y2
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司郎 中井
芳胤 前川
文雄 黍原
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グローリー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、所定枚数集積された硬
貨の周囲に所定長さの帯状の包装紙を巻回して包装する
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特公平1−34846号公
報に記載された硬貨包装機が知られている。この種の硬
貨包装機は、硬貨を所定枚数(一般には50枚)集積し
た後に、包装ローラと呼ばれる3本のローラ間に保持
し、そのローラを回転させながら硬貨の周囲に帯状の包
装紙を巻き付けるとともに巻き付いた包装紙の上下端を
巻込針によって巻き込んで硬貨の包装を行なうようにな
っている。
【0003】そして、包装紙の供給は、包装紙ロールか
ら供給ローラにより引き出される帯状の包装紙を非直線
的な包装紙案内通路に沿って包装部へ送り、包装部へ送
り込まれる包装紙の先端が回転される3本のローラとこ
れらのローラによって挟持回転される集積硬貨との間に
くわえ込まれることにより、包装紙に急激な緊張を与
え、その緊張状態におかれる包装紙の軌道上に設けられ
た送り方向にV字状に突出したカッタに押し付けて切断
し、切断された包装紙片が集積硬貨の周面に巻き付けら
れるようになっている。
【0004】また、包装紙ロールを新たにセットする際
や、はさみ等で切断したために、先端が送り方向にV字
状に突出した形状になっていない包装紙ロールをセット
する際には、包装紙の先端を包装紙案内通路に送り込
み、係員の手動操作によって包装紙の先端を引っ張って
緊張させることにより、包装紙をカッタに押し付けて切
断し、先端が送り方向にV字状に突出した形状となって
いない包装紙片を取り除き、残った包装紙の先端を送り
方向にV字状に突出した形状にするようになっている。
【0005】この包装紙の先端をV字状に突出した形状
とする理由は、V字状になっていない場合、包装紙の送
り時に包装紙の幅方向の一端を先にくわえ込んで斜めに
送ったり、硬貨に斜めに巻き付けたりするといった送り
不良、巻き付け不良が生じるからである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従来の硬貨包装機で
は、包装紙の先端をV字状に突出した形状にするため
に、係員が手作業で包装紙の先端を引っ張ってカッタで
切断していたので、包装紙のセットに時間と手間がかか
る問題がある。
【0007】そこで、本考案は、このような点に鑑みて
なされたもので、包装紙をセットする簡単な操作だけ
で、包装紙の先端部を自動的に切断するとともに切断し
た包装紙片を排除して、残った包装紙の先端を所定形状
にすることができる硬貨包装機を提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、帯状の包装紙
Pを送り出して供給する包装紙送り手段31,41と、複数
本のローラ11,12,13からなる包装部1と、包装紙送り
手段31,41と包装部1との間に設けられ包装紙Pを非直
線的に案内するガイド手段81と、包装紙送り手段31,41
または包装部1のローラ11,12,13の包装紙送り速度の
差でもって包装紙Pが引っ張られて直線的に変移すると
きに包装紙Pに接触して包装紙Pを切断するカッタ83と
を有し、所定枚数集積された硬貨の周囲に所定長の帯状
の包装紙Pを巻回して包装する硬貨包装機において、前
記包装紙Pが前記ガイド手段81に至るまでの間に少なく
とも2箇所に設けられた上流側と下流側の包装紙送り手
段31,41と、この上流側と下流側の包装紙送り手段31,
41の間に包装紙送り方向に分割して設けられ、前記包装
紙Pをガイドする固定紙ガイド部材52と包装紙Pの厚み
方向に揺動可能な可動紙ガイド部材51と、この可動紙ガ
イド部材51を揺動させたときに両紙ガイド部材51,52中
に存在する前記包装紙Pが押し当てられて包装紙Pを切
断する前記カッタ83と略同形状のカッタ部65と、前記可
動紙ガイド部材51を揺動駆動する紙ガイド部材駆動手段
RSD と、切断指令信号を出すスイッチ手段SW1 と、前記
包装紙Pの先端が前記上流側の包装紙送り手段31に供給
された包装紙セット時に、前記スイッチ手段SW1 からの
信号により、上流側と下流側の包装紙送り手段31,41を
作動させて包装紙Pを両包装紙送り手段31,41間に保持
させた後、両包装紙送り手段31,41を停止させる紙送り
制御手段112 と、この紙送り制御手段112 により両包装
紙送り手段31,41を停止させた後、前記紙ガイド部材駆
動手段RSD を作動させて前記可動紙ガイド部材51を揺動
させることにより包装紙Pを前記カッタ部65によって切
断させる紙切断制御手段113 と、この紙切断制御手段11
3 により可動紙ガイド部材51を揺動させた状態で、前記
下流側の包装紙送り手段41を逆転させて切断した包装紙
Pの先端を包装紙送り手段31,41中から排除させる紙排
除制御手段114 とを備えたものである。
【0009】
【作用】本考案では、包装紙Pの先端が上流側の包装紙
送り手段31に供給された包装紙Pのセット時、スイッチ
手段SW1 からの信号により、上流側と下流側の包装紙送
り手段31,41が作動されて、包装紙Pが両包装紙送り手
段31,41間に保持される。その保持状態で、紙ガイド部
材駆動手段RSD が作動されて可動紙ガイド部材51が揺動
され、包装紙Pがカッタ部によって所定形状に切断され
る。そして、可動紙ガイド部材51が揺動位置に保持され
たまま、下流側の包装紙送り手段41が逆転されて切断さ
れた包装紙Pの先端の包装紙片が包装紙送り手段31,41
中から排除される。
【0010】
【実施例】以下、本考案の硬貨包装機の一実施例の構成
を図1ないし図5を参照して説明する。
【0011】硬貨包装機は、図示しない機体内に、包装
する硬貨を1枚ずつ繰り出す図示しない硬貨繰出部と、
この硬貨繰出部から1枚ずつ繰り出される硬貨を所定枚
数(例えば50枚)集積する図示しない集積部と、この
集積部で集積された集積硬貨を受け入れて包装紙Pにて
包装する包装部1と、包装部1に包装紙Pを供給する包
装紙供給部2とを備えている。
【0012】包装紙Pは、例えばポリエチレン等から帯
状に形成され、ロール部Rに巻回されている。そして、
包装紙Pは、セット前の初期状態では先端部が送り方向
に対して直角に切断されており、後述するセット時およ
び包装時に送り方向にV字状に突出する所定形状に切断
され、切断された先端が直角の包装紙片は排除され、後
続の包装紙片が硬貨包装に使用される。
【0013】包装部1は、図1および図2に示すよう
に、機体側に配設された3本のローラ11,12,13を備え
ている。そして、これらのローラ11〜13間に集積部から
集積硬貨が供給され、ローラ11〜13間の間隔が狭められ
るとともに図示しないモータによりローラ11〜13が図中
矢印方向へ回転されて集積硬貨が挟持回転され、ローラ
11〜13と集積硬貨との間に包装紙Pが供給されて、集積
硬貨の周面に包装紙Pが巻き付けられる。また、図示し
ない巻込針により、集積硬貨の周面に巻き付いた包装紙
Pの上下端が巻き込まれて包装される。
【0014】包装紙供給部2は、ユニット化されて台板
21上に設けられており、この台板21は機体に対して機体
前方へ水平に引出可能に支持されている。
【0015】台板21の上面前部には、包装紙セット部22
が設けられている。この包装紙セット部22には、包装紙
Pのロール部Rが嵌合装着されるドラム23が垂直状に突
設されている。
【0016】台板21の上面前部の左側には、上流側の包
装紙送り手段31が配設されている。この包装紙送り手段
31は、ローラ32とこのローラ32に圧接されるローラ33と
を備えている。ローラ32は、台板21上に垂直状態で回転
自在に支持されており、モータM1 によって回転駆動さ
れるとともに、紙送り量検知センサPIによって回転量す
なわち包装紙Pの送り量が検知される。この紙送り量検
知センサPIは、フォトインタラプタからなり、ローラ32
と一体回転する回転検知板34のスリット35を設けた周辺
部の上下面に発光器および受光器を臨ませている。一
方、ローラ33は、支持部材36によって垂直状態で回転自
在に支持されている。この支持部材36は、台板21上に支
軸37によって揺動可能に取り付けられ、図示しない付勢
手段によりローラ33がローラ32に圧接する方向に付勢さ
れており、手動で揺動操作するための取手部38が前方へ
突出形成されている。
【0017】台板21の上面後部の左側には、下流側の包
装紙送り手段41が配設されている。この包装紙送り手段
41は、ローラ42とこのローラ42に圧接されるローラ43と
を備えている。ローラ42は、台板21上に垂直状態で回転
自在に支持されており、モータM2 によって正逆回転駆
動される。一方、ローラ43は、支持部材44によって垂直
状態に回転自在に支持されている。この支持部材44は、
台板21上に支軸45によって揺動可能に取り付けられ、図
示しない付勢手段によりローラ43がローラ42に圧接する
方向に付勢されている。
【0018】なお、両包装紙送り手段31,41の包装紙P
の送り速度は略同一に設定され、包装部1での包装紙P
の巻き付け速度は包装紙送り手段31,41の送り速度より
も速く設定されている。
【0019】台板21の上面左縁部には、上流側と下流側
の包装紙送り手段31,41の間に、上流側の可動紙ガイド
部材51と下流側の固定紙ガイド部材52とが包装紙送り方
向に分割して設けられており、これら紙ガイド部材51,
52にて包装紙Pを案内する紙ガイド通路53が形成されて
いる。
【0020】可動紙ガイド部材51は、紙ガイド通路53を
間に構成する一対のガイド板61を備え、この一対のガイ
ド板61のローラ32,33に臨む上流端が支持部材62で支持
され、この支持部材62が支軸63によって台板21上に揺動
可能に支持されている。また、ガイド板61の固定紙ガイ
ド部材52に対向する縁部には包装紙Pの送り方向にV字
状に突出する形状の嵌合縁部64が形成され、左側のガイ
ド板61の内面には後述するカッタ83と略同形状のカッタ
部65が一体構造または別体構造にて設けられているとと
もに外面には上流側が外方に突出するガイド部66が設け
られている。そして、一対のガイド板61は、支軸63に連
結された紙ガイド部材駆動手段としてのロータリーソレ
ノイドRSD によって、固定紙ガイド部材52と平行な紙ガ
イド位置(図1および図2(a) に示す位置)と、右方に
揺動した排除位置(図2(b) に示す位置)との2位置に
移動される。
【0021】固定紙ガイド部材52は、紙ガイド通路53を
間に構成する一対のガイド板71を備え、このガイド板71
は台板21上に固定されており、左側のガイド板71の下流
側の一部にはローラ42に沿って彎曲するガイド部72が形
成されている。
【0022】台板21の上面後部には、下流側の包装紙送
り手段41から包装部1へ包装紙Pを非直線的に案内する
ガイド手段としてのガイド板81が配設されている。この
ガイド板81は、前方へ円弧状に突出する形状に形成され
ている。
【0023】また、台板21の上面後部位置には支持部材
82が機体側に立設され、この支持部材82には、ガイド板
81に臨んで中央部がV字状に突出するカッタ83が取り付
けられているとともに、切断検知レバー84が取り付けら
れている。この切断検知レバー84は、支軸85によって支
持部材82に揺動可能に支持され、図示しない付勢手段に
よってガイド板81に向けて突出するように付勢されてい
る。そして、切断検知レバー84には、切断検知レバー84
の揺動を検知して包装紙Pの切断を検知するための図示
しない紙切断検知センサが設けられている。
【0024】包装紙供給部2の左側には、包装紙Pのセ
ット時に切断した不要な包装紙片を排除する排除部91が
設けられている。この排除部91は排除箱92の内部にて構
成されており、この排除箱92は、上方に開口する箱状に
形成され、可動紙ガイド部材51に臨む後部に受入口93が
開口形成されており、この受入口93を通じて紙ガイド通
路53から排除されてくる包装紙片を排除部91内に受け入
れるようになっている。排除箱92の前面下部には、扉体
94で開閉される開口部95が形成されている。
【0025】なお、101 は機体の前面開口を開閉する扉
体である。
【0026】また、台板21上にスイッチ手段としての紙
送りスイッチSW1 が設けられ、包装紙供給部2の機体内
へのセットを台板21の作動部材21a を介して検知するユ
ニットセットスイッチSW2 が設けられ、扉体94の開閉を
検知する扉セットスイッチSW3 が設けられている。さら
に、各包装紙送り手段31,41の近傍位置、すなわち可動
紙ガイド部材51のガイド板61の上流端および固定紙ガイ
ド部材52のガイド板71のガイド部72には、包装紙Pを検
知する紙検知センサS1 ,S2 がそれぞれ設けられてい
る。
【0027】次に、図3は硬貨包装機の制御部111 を示
し、この制御部111 には、紙送り量検知センサPI、紙送
りスイッチSW1 、ユニットセットスイッチSW2 、扉セッ
トスイッチSW3 、紙検知スイッチS1 ,S2 からの信号
を入力し、モータM1 ,M2、ロータリーソレノイドRSD
の駆動を制御する。
【0028】そして、制御部111 は、以下の機能を有す
る。包装紙Pの先端が上流側の包装紙送り手段31に供給
された包装紙セット時に、紙送りスイッチSW1 からの信
号により、上流側と下流側の包装紙送り手段31,41を作
動させて包装紙Pを両包装紙送り手段31,41間に保持さ
せた後、両包装紙送り手段31,41を停止させる紙送り制
御手段112 の機能。この紙送り制御手段112 により両包
装紙送り手段31,41を停止させた後、ロータリーソレノ
イドRSD を作動させて可動紙ガイド部材51を揺動させる
ことにより包装紙Pをカッタ部65によって切断させる紙
切断制御手段113 の機能。この紙切断制御手段113 によ
り可動紙ガイド部材51を揺動させた状態で、下流側の包
装紙送り手段41を逆転させて切断した包装紙Pの先端を
包装紙送り手段31,41中から排除させる紙排除制御手段
114 の機能。
【0029】次に、包装紙Pを機体内にセットするとき
の作用を、図4のフローチャートおよび図5のタイミン
グチャートを参照して説明する。
【0030】機体の扉体101 を開けて、台板21上の包装
紙セット部22に包装紙Pのロール部Rを装着し、このロ
ール部Rから引き出した包装紙Pの先端を上流側の包装
紙送り手段31のローラ32,33間に差し込む(ステップ
1)。このとき、支持部材36の取手部38を持って揺動操
作することにより、ローラ33をローラ32から離反させた
状態で包装紙Pの先端を容易に差し込み操作できる。
【0031】そして、紙送りスイッチSW1 を押下げ操作
すると、モータM1 ,M2 がそれぞれ正転される(ステ
ップ2,3,4、タイミングt1 )。そのため、上流側
の包装紙送り手段31のローラ32,33間から送り出される
包装紙Pの先端は、可動紙ガイド部材51および固定紙ガ
イド部材52の紙ガイド通路53を通じて下流側の包装紙送
り手段41のローラ42,43間に送り込まれる。
【0032】なお、この紙送り中は、制御部111 のタイ
マー機能と、紙送り量検知センサPIと、紙検知センサS
1 ,S2 とにより、規定時間以内に規定長の包装紙Pが
送り出されたか監視がなされ(ステップ5,6)、例え
ば包装紙Pの先端がローラ32,33間に確実にくわえ込ま
れていなかったり、包装紙Pが紙ガイド通路53の途中で
詰まるなどして、規定時間以上経過した場合には、動作
異常のエラー処理が行なわれる(ステップ7)。
【0033】そして、規定時間以内に規定長の包装紙P
が送り出されたことが紙送り量検知センサPIで確認され
ると、モータM1 ,M2 がそれぞれブレーキをかけて停
止される(ステップ8,9、タイミングt2 )。この状
態では、図2(a) に示すように、上流側と下流側の両包
装紙送り手段31,41間に包装紙Pが保持される。
【0034】その後、ロータリーソレノイドRSD が逆転
され(ステップ10、タイミングt3)、図2(b) に示す
ように、可動紙ガイド部材51が排除位置に揺動移動され
る。そのため、可動紙ガイド部材51のカッタ部65が包装
紙Pに押し当てられて、包装紙Pが切断される(ステッ
プ11)。この包装紙Pの切断部は、送り方向にV字状に
突出する形状に形成される。
【0035】その後、モータM2 が逆転され(ステップ
12、タイミングt4 )、包装紙Pの切断された先端の包
装紙片が下流側の包装紙送り手段41のローラ42,43間か
ら上流方向に逆移動される。そのため、包装紙片は、移
動方向先端が可動紙ガイド部材51のガイド部66を介して
排除箱92へ送り込まれ、排除箱92内に落下収容される
(ステップ13)。
【0036】その後、モータM2 が停止されるとともに
ロータリーソレノイドRSD が正転され(ステップ14,1
5、タイミングt5 )、可動紙ガイド部材51が固定紙ガ
イド部材52に連続する定位置に復帰される。
【0037】以上のように、包装紙Pのセット時に、包
装紙Pを上流側と下流側の包装紙送り手段31,41間に保
持するとともに可動紙ガイド部材51を揺動させて切断し
た後、下流側の包装紙送り手段41を逆転させて切断した
包装紙片を排除箱92に排除でき、残った包装紙Pの先端
を送り方向にV字状に突出する所定形状にすることがで
きる。
【0038】なお、排除箱92内に排除された包装紙片
は、排除箱92の扉体94を開放して取り出すことができ
る。
【0039】また、硬貨の包装にあたっては、集積部に
おいて硬貨が所定枚数(例えば50枚)集積され、この
集積硬貨Cが包装部1のローラ11〜13間に供給される。
包装部1では、ローラ11〜13間で集積硬貨が挟持回転さ
れる。
【0040】この状態で、包装紙供給部2の包装紙送り
手段31,41により包装紙Pが送り出され、包装紙Pの先
端が、ガイド部材81に沿って非直線的に送られて、ロー
ラ11〜13と集積硬貨Cとの間に供給される。
【0041】そして、供給部1に供給された包装紙P
は、集積硬貨Cの周面に巻き付けられる。このとき、ロ
ーラ11〜13の巻き付ける送り速度が包装紙送り手段31,
41の送り速度よりも速いので、その送り速度差でもっ
て、包装紙Pが急激に引っ張られて直線的に変移し、カ
ッタ83に押し付けられて所定長の包装紙片に切断され
る。このカッタ83で切断されて残る包装紙Pの先端は、
送り方向にV字状に突出する形状に形成される。
【0042】そして、図示しない巻込針により集積硬貨
Cの周面に巻き付いた包装紙片の上下端が巻き込まれて
包装される。
【0043】次に、図6は本考案の他の実施例を示し、
この実施例では、可動紙ガイド部材51を下流側に、固定
紙ガイド部材52を上流側にそれぞれ配設した構成として
いる。可動紙ガイド部材51は、左方向に揺動されるよう
になっており、右側のガイド板61の内側にカッタ部65が
設けられている。また、固定紙ガイド部材52の左側のガ
イド板71の外面には上流側が外方に突出するガイド部66
が設けられ、排除箱92の受入口93の縁部にガイド部66に
対向するガイド片部92a が設けられ、さらに、下流側の
包装紙送り手段41のローラ42の周面に臨ませて包装紙P
を案内するガイド板121 が配設されている。
【0044】そして、この実施例においても、包装紙P
のセット時に、包装紙Pを上流側と下流側の包装紙送り
手段31,41間に保持するとともに可動紙ガイド部材51を
揺動させて切断した後、下流側の包装紙送り手段41を逆
転させて切断した包装紙片を排除箱92に排除できるとい
う前記実施例と同様の作用効果を奏する。
【0045】なお、包装紙Pのセット時に紙送り動作を
開始するスイッチ手段としては、前記実施例では紙送り
スイッチSW1 であったが、包装紙Pが上流側の包装紙送
り手段31のローラ32,33間に挿入されたことを検知する
紙検知センサS1 、台板21を機体内から引き出して包装
紙Pをセットしたときに台板21が機体内に戻されたこと
を検知するユニットセットスイッチSW2 、扉体101 が閉
められたことを検知する扉セットスイッチSW3 のいずれ
かをスイッチ手段とし、それらの検知時に包装紙Pの紙
送り動作を開始するようにしてもよい。
【0046】
【考案の効果】本考案によれば、包装紙のセット時に、
包装紙を上流側と下流側の包装紙送り手段間に保持させ
るとともに可動紙ガイド部材を揺動させてカッタ部で所
定形状に切断し、かつ、下流側の包装紙送り手段を逆転
させて包装紙の切断した先端の包装紙片を排除できる。
したがって、包装紙をセットする簡単な操作だけで、包
装紙の先端部を自動的に切断するとともに切断した包装
紙片を排除して、残った包装紙の先端を所定形状にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の硬貨包装機の一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】同上実施例の平面図であり、(a) 包装紙の先端
の保持状態を示し、(b) は包装紙の先端の排除状態を示
す。
【図3】同上実施例の制御部のブロック図である。
【図4】同上実施例の処理動作のフローチャート図であ
る。
【図5】同上実施例の処理動作のタイミングチャート図
である。
【図6】本考案の他の実施例を示す平面図であり、(a)
包装紙の先端の保持状態を示し、(b) は包装紙の先端の
排除状態を示す。
【符号の説明】
1 包装部 11,12,13 ローラ 31 上流側の包装紙送り手段 41 下流側の包装紙送り手段 51 可動紙ガイド部材 52 固定紙ガイド部材 65 カッタ部 81 ガイド手段としてのガイド部材 83 カッタ 112 紙送り制御手段 113 紙切断制御手段 114 紙排除制御手段 P 包装紙 RSD 紙ガイド部材駆動手段としてのロータリーソレノ
イド SW1 スイッチ手段としての紙送りスイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−112918(JP,A) 特開 平3−98808(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 41/00 - 41/18

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の包装紙を送り出して供給する包装
    紙送り手段と、複数本のローラからなる包装部と、包装
    紙送り手段と包装部との間に設けられ包装紙を非直線的
    に案内するガイド手段と、包装紙送り手段または包装部
    のローラの包装紙送り速度の差でもって包装紙が引っ張
    られて直線的に変移するときに包装紙に接触して包装紙
    を切断するカッタとを有し、所定枚数集積された硬貨の
    周囲に所定長の帯状の包装紙を巻回して包装する硬貨包
    装機において、 前記包装紙が前記ガイド手段に至るまでの間に少なくと
    も2箇所に設けられた上流側と下流側の包装紙送り手段
    と、 この上流側と下流側の包装紙送り手段の間に包装紙送り
    方向に分割して設けられ、前記包装紙をガイドする固定
    紙ガイド部材と包装紙の厚み方向に揺動可能な可動紙ガ
    イド部材と、 この可動紙ガイド部材を揺動させたときに両紙ガイド部
    材中に存在する前記包装紙が押し当てられて包装紙を切
    断する前記カッタと略同形状のカッタ部と、 前記可動紙ガイド部材を揺動駆動する紙ガイド部材駆動
    手段と、 切断指令信号を出すスイッチ手段と、 前記包装紙の先端が前記上流側の包装紙送り手段に供給
    された包装紙セット時に、前記スイッチ手段からの信号
    により、上流側と下流側の包装紙送り手段を作動させて
    包装紙を両包装紙送り手段間に保持させた後、両包装紙
    送り手段を停止させる紙送り制御手段と、 この紙送り制御手段により両包装紙送り手段を停止させ
    た後、前記紙ガイド部材駆動手段を作動させて前記可動
    紙ガイド部材を揺動させることにより包装紙を前記カッ
    タ部によって切断させる紙切断制御手段と、 この紙切断制御手段により可動紙ガイド部材を揺動させ
    た状態で、前記下流側の包装紙送り手段を逆転させて切
    断した包装紙の先端を包装紙送り手段中から排除させる
    紙排除制御手段とを備えたことを特徴とする硬貨包装
    機。
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