JPS61164909A - 硬貨包装機の包装部における包装紙噛込み解除方法 - Google Patents

硬貨包装機の包装部における包装紙噛込み解除方法

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JPS61164909A
JPS61164909A JP335585A JP335585A JPS61164909A JP S61164909 A JPS61164909 A JP S61164909A JP 335585 A JP335585 A JP 335585A JP 335585 A JP335585 A JP 335585A JP S61164909 A JPS61164909 A JP S61164909A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は硬貨包装機にか)す、特に包装紙が重積硬貨の
周囲に巻回される包装部において包装紙の噛込みが発生
した際の包装紙の噛込みを解除する方法に関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来から用いられている硬貨包装機では、少なくとも1
本は移動式包装ローラとされ、また少なくとも1本は駆
動回転式包装ローラとされている複数本の包装ローラと
、この包装ローラ間に設けられる紙ガイドとを備えた包
装部を有し、前記複数本の包装ローラにより重T?l硬
貸を挟着回転せじめるとともに、その挟着前後の所定の
時期に包装紙の先端を重積硬貨と包装ローラとの間へ誘
導することにより複数本の包装ローラおよび包装ローラ
間の紙ガイドを通じて包装紙が重積硬貨の周面に巻回さ
れる構造を有する装置が一般に使用されている。
しかしてこのような装置においては、包装部へ向けて包
装紙を送り込む際に、包装紙先端が斜め上方または斜め
下方へ誘導されるという誘導不良が発生し、その結果、
包装ローラによる重積硬貨周面への包装紙巻回時に、重
積硬貨周面方向と傾斜する方向へ誘導されてしまい、包
装ローラと紙ガイドとの間へ入り込むことがある。
また包装部へは包装紙先端が正常に送り込まれても重積
硬貨周面と紙ガイドとの間隙を進んで、つぎの包装ロー
ラへ至る段階で包装紙先端が湾曲変形されることがあり
、湾曲変形が発生すると、その包装紙先端は包装ローラ
と重積硬貨周面との間へ誘導されず、重積硬貨周面と紙
ガイドとの間に停滞し、包装紙後続部分もその間隙内に
送り込まれることになり、停滞している包装紙の一部分
が包装ローラと紙ガイドとの間へ入り込む。
このように包装ローラと紙ガイドとの間に包装紙が入り
込んだ時点では包装ローラは強制駆動によって、あるい
は重積硬貨の回転に従動する回転により入り込んだ包装
紙をさらに深く押し込み、包装ローラと紙ガイドとの間
に噛み込ませてしまう結果となる。
こうした包装紙の噛み込みの発生は包装ローラに制動力
を与え、その制動力によって停止する包装ローラが他の
包装ローラによって回転している重積硬貨周面との間に
スリップを生じ、包装ローラおよび硬貨を損傷させる。
また制動力によって停止する包装ローラが駆動回転式包
装ローラの場合には、駆動伝達系とか駆動用モータに焼
きつきを発生させる。
さらに包装紙の噛み込みの発生は紙ガイドを変形させ、
その変形により包装ローラと紙ガイドとの間隙が大きく
なると、以後の包装紙巻きっけ時の包装紙の噛み込みを
多発させることになる。
したがって従来の硬貨包装機においては、上記のように
包装紙の噛み込みが発生すると操作者が直ちに機械を停
止させ、重積硬貨を挟着している複数本の包装ローラを
手動開放させて未包装の重積硬貨を放出させたのち、噛
み込み包装紙部分を取り除いている。
しかしながら包装紙の取り除き作業は、狭い包装部内へ
手を入れて行なわねばならず、作業がやりにクク、その
うえ包装ローラと紙ガイドとの間に噛み込んでしまった
包装紙は容易に取り除くことができず、したがって包装
ローラを手動で正逆転方向へゆすりながら、噛み込んだ
包装紙部分を指でつまみ出したり、あるいはドライバー
等の先端で突いて取り除いているのが現状である。
またどうしても噛み込み包装紙部分の取り除きができな
い場合は、紙ガイドを取りはずして、その取り除きを行
なってから再度紙ガイドを取りつける必要があるが、機
械の奥部に位置する紙ガイドの場合は、その取りつけ取
り外しが非常にやり”にくい等の欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明はこれに鑑み、噛み込み包装紙の解除を、包装ロ
ーラの逆転による紙詰りの排除によって行なうことによ
り従来の欠点の解消を目的とした硬貨包装機の包装部に
おける包装紙噛込み解除方法を提供するものである。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するため、本発明においては、少なくと
も1本は移動式包装ローラとされた複数本の包装ローラ
と、この包装ローラ間に設けられる紙ガイドとを備えた
包装部を有し、前記複数本の包装ローラにより重複硬貨
を挟着回転せしめるとともに、その挟着前後の所定の時
期に包装紙の先端を重積硬貨と包装ローラとの間へ誘導
することにより複数本の包装ローラおよび包装ローラ間
の紙ガイドを通じて包装紙が重積硬貨の周面に巻回され
てなる硬貨包装機において、包装部における包装紙の噛
込み検知部の噛込み検知信号により、包装ローラ駆動部
および包装サイクル作動部を制御して、包装紙の噛込み
検知時にすべての包装口−ラの正転駆動を停止させると
ともに、前記包装紙の噛込みが発生した包装サイクルを
前記検知後の所定時期に停止させ、前記包装サイクの停
止状態下において、停止状態にあるすべての包装O−ラ
を逆転駆動せしめて包装紙の噛込みを解除させるように
した解除方法に特徴を有するものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を第1図乃至第7図に示す実施例を参照し
て説明する。
第1図は本発明を実施するに用いる硬貨包装機の一例を
示すもので、投入硬貨を貯溜する貯溜ホッパ一部Aと、
この貯溜ホッパ一部へから送出される硬貨を遠心力によ
って送出する回転円盤部Bと、回転円盤部Bから送出さ
れる硬貨を整列搬送する硬貨通路部Cと、この硬貨通路
部C内の末端域に設けられる硬貨計数部りと、硬貨計数
部りで計数され硬貨通路部Cから送出される硬貨を重積
せしめる硬貨重積部Eと、硬貨重積部Eで重積された包
装単位枚数の重積硬貨を受は入れて包装する包装部Fと
、包装部Fへ包装紙を供給する給紙部Gと、包装部Fか
ら構成される装硬貨の姿勢を矯正して収納箱へ誘導放出
する放出部Hとからなっている。
貯溜ホッパ一部Aは、下り傾斜する漏斗形状のホッパー
壁面1と、ホッパー壁面1の下端の下部開口部に臨む硬
貨補給円板2とで構成され、円板2の上面からホッパー
壁面1の上面にわたって貯溜される硬貨は、円板2の回
転により順次送り出されて回転円盤部Bへ送り込まれる
回転円盤部Bは、遠心力により硬貨を送り出す回転円1
!3、周壁部4,4、硬貨厚み規1if1部材5からな
り、回転円盤3上に送り込まれた硬貨は遠心力により周
縁へ移動され、その移動時硬貨厚み規制部材5により硬
貨厚み方向に一層にされて硬貨通路部Cに送出される。
硬貨通路部Cは、固定通路幅6、可動通路幅部材7によ
り通路幅が定められ、また各部材6,7が上面をスライ
ドする通路底板の中央部分には選別溝孔が形成され、各
部材6.7の下面に固定されて選別溝孔内の通路幅方向
内側へ突出する各選別棚部材によってその選別溝孔幅が
定められる。
その通路幅および選別溝孔幅は通路幅カム8により可動
通路幅部材7を通路幅方向に移動せしめることによって
被処理金種硬貨の直径に対応する幅に金種調整される。
その結果、回転円盤3から送出された硬貨は一列になっ
て硬貨通路部C内を搬送され、その金種硬貨より径小の
硬貨は選別溝孔内へ排除される。また硬貨を強制搬送す
るために通路上部に移送ベルト9が設けられている。
硬貨計数部りは、硬貨枚数を計数するセンサー10と、
包装単位枚数の硬貨の計数時に作動されてそれ以後の硬
貨を係止するストッパ11とを備えており、−ストッパ
11による硬貨の係止時には搬送ベルト9、回転円盤3
の駆動が一時停止される。
硬貨重積部Eは、一対の重積ベルト12.12と、両ベ
ルト12.12の側部に設けられる複数個のガイド部材
13.13.13とで硬貨重積空間が形成され、この空
間へ送り込まれる硬貨は重積ベルト12.12の外表面
から突出する対称位置の硬貨支持部128.12a上に
重積され、硬貨の導入の都度各重積ベルト12.12を
一層ピッチ下降せしめることより硬貨の重積動作が継続
される。硬貨重積部Eは、さらにその下端に開閉シャッ
タ14を備え、包装単位枚数の硬貨が硬貨計数部りで計
数されて硬貨重積部Eへ送り込まれると重積ベルト12
,12が互いにむきあう方向へ連続正転し、硬貨支持部
12a、12aはいつきに下降された後、各重積ベルト
12.12の対向外側周面から重積開始位置へ復帰され
る。その結果、硬貨支持部12a、12aにのっていた
包装単位枚数の重積硬貨は開閉シャッタ14上にのせら
れる。この開閉シャッタ14は包装部Fによる包装サイ
クル開始(後述のカム軸29の定位置からの回転開始)
後、所定の時期に開放され、包装単位枚数の重積硬貨は
包装部Fへ送り込まれて硬貨の包装がなされる。
次に本発明が適用される包装部Fについて説明すると、
第1図および第2図に示すように3本の包装ローラ15
.16.17が設けられ、それらのうち包装ローラ15
,16は位置固定の包装ローラ、包装ローラ17は重積
硬貨決着のために硬貨径方向に移動する移動式ローラで
ある。さらに各包装ロー515,16.17間には次位
の包装ローラに向けて包装紙をガイドする紙ガイド18
゜19.20.21が設けられ、紙ガイド18は固定位
置に設けられる。また紙ガイド19は後述の紙ガイド2
0と接触し、後述の紙ガイド20に連動して移動される
。また紙ガイド20は包装ローラ16の軸を中心に揺動
可能とされ、この紙ガイド20に設けられる従動子22
が包装ローラ17の支持杆23に固定されるカム板24
のカム面と接触し、さらにその接触状態を保つためにバ
ネ(図示せず)が設けられる。それ故紙ガイド20はカ
ム板24で定まる位置に位置され、包装ローラ17の径
方向への接近移動時には、カム板24、従動子22によ
り第2図時計方向へ回動される。
紙ガイド21は前記支持杆23に固定されており、包装
ローラ17の径方向移動時に一体的に移動される。以上
述べた包装ローラ15.16.17、紙ガイド18.1
9,20.21により包装空間25が形成される。なお
前記紙ガイド19は前記包装ローラ15の軸方向中央域
のみに形成され、送り込まれる包装紙の突v字状の先端
部分をガイドする。その理由は紙ガイド19の上下位置
、すなわち包装ローラ5の軸方向における紙ガイド19
の上下位置に巻込鉤26,26が位置されるためで、各
巻込鉤26,26は対応する支持金具27.27で支持
され、包装サイクルの開始後所定の時期に前記空間25
の径方向側部から前記空間25内へ進入し、次に重積硬
貨の軸方向に互いに接近移動し、その接近移動により重
積硬貨周面に巻きつけ途中の包装紙の上下の突出縁が加
締められ、その加締めが完了したのち今度は互いに離反
する方向に移動した後前記空間25の径方向側部に復帰
する。また前記空間25の下方側部には重積硬貨支持杆
28が設けられ、包装サイクル開始後の所定の時期にま
ず径方向に移動して前記空間25の直下に至り、次に上
昇移動して重積硬貨部Eの開閉シャツタ14下部に至る
。その直後に開閉シャッタ14が開放され、重積硬貨が
重積硬貨支持杆28上にのり移る。重積硬貨支持杆28
は重積硬貨を上部にのせた状態で垂直方向に下降し、前
記空間25の包装位置(重積硬貨の高さ方向位置が前記
空間25へ送り込まれる包装紙の幅方向位置に対応する
高さ位置)でその支持杆28を一時停止せしめ、その直
後に包装ローラ15゜16.17により重積硬貨が決着
され、包装ローラ15,16.17の回転により回転が
与えられる。この支持杆28は重積硬貨周縁に巻きつけ
られる包装紙の上下突出縁が巻込鉤26.26で加締め
られた直後の時期に重積硬貨の下面から離反下降し、次
に前記空間25の径方向側方へ移動して前記空間25外
の原位置へ復帰して待機し、包装ローラ15.16.1
7の重積硬貨の決着開放時の包装硬貨の落下放出に備え
る。
包装置サイクルを定めるための包装サイクル作動部(第
7図102)としてカム軸29が設けられ、このカム軸
29が定位置から1回転することにより包装置サイクル
が行なわれる。このカム軸29には、包装ローラ17移
肋用のカム30、巻込鉤26.26の上下移動カム31
および径方向移動カム32、重積硬貨支持杆28の上下
移動カム(図示せず)および径方向移動カム(図示せず
)包装ローラ15.16.17の包装置サイクル内での
回転駆1JW1間を定めるO−ラ駆仙期間設定スイッチ
の作動用カム(図示せず)、カム軸定位置検知スイッチ
用カム、給紙開始スイッチ作動用カム、紙切断タイミン
グスイッチ用カム等が固定されている。このカム軸29
はカム軸用モータM1、そのモータ軸33に固定される
ギヤ34、中間ギヤ35、ギヤ36を通じて駆動される
包装ローラ17を支持する支持杆23は二叉状部23a
、23bが形成されており、二叉状部23aは支軸37
に遊嵌支持されてこの支軸37を中心に揺動されるよう
になっており、また二叉状部23bにはローラ38が軸
支され、このローラ38はレバー39の一端の長孔40
内に遊嵌される。レバー39は支軸41を中心に1工動
可能に支持され、そのレバー39の他端にはカム30に
接触する従動子42が軸支され、引張バネ43により従
動子42のカム30への接触が保証される。
包装ローラ15.16.17は3水兵駆動回転式包装ロ
ーラとされ、モータM2と、モータ軸44と、軸44に
固定される摩擦円板45と、モータ軸44とは回転自由
で摩擦円板45に対し軸44方向にバネ(図示せず)に
て押圧されて摩擦接触し通常はその摩擦接触により摩擦
円板45と一体回転するプーリー46と、このプーリー
46に一端が巻回されるベルト47と、そのベルト47
の他端が巻回されるプーリー48と、このプーリー48
が固定されるプーリー軸49上のギヤ50.51と、こ
のギヤ51に噛合うギヤ52゜53とにより包装ローラ
15,16が駆動され、ギヤ51に噛合うギヤ54、前
記支軸37に固定されるギヤ55、支持杆23上のギヤ
56,57゜58を通じて包装ローラ17が駆動される
前記プーリー46には検出円板59が固定され、この検
出円板59の周縁には近接スイッチまたは投受光器等か
らなる検出器60が臨ませられている。検出器60は、
包装置サイクル中における包装空間25内での包装紙お
よび重積硬貨の噛込みを検知するもので、検出円板59
が摩擦円板45およびプーリー46と一体回転している
時には検出円板59の周縁全周に一定ピッチで形成され
た凹凸部分により連続的なパルスを検出しており、もし
包装空間25内での包装紙および重積硬貨の噛込みによ
り包装ローラ15.16.17のいずれかに制動力が加
わるとプーリー46および検出円板59は回転速度が遅
くなったり回転が停止され、プーリー46と回転中の摩
擦円板45との間にスリップが生じる。この検出円板5
9の速度降下または回転停止によって検出器60は連続
的な一定時間間隔のパルスを検出せず、包装紙および重
積硬貨の噛込みの発生を検出するようになされている。
なお包装ローラ15.16.17の駆動回転期間、すな
わちモータM2の回転期間は、カム軸29の1回転中の
所定期間であり、具体的には包装ローラ15.16.1
7による重積硬貨挟着のための移動開始時よりやや早い
時点から重積硬貨に巻きつけられる包装紙の上下突出縁
の加締め終了直後迄の期間である(第6図参照)。
給紙部Gには、ロール状に巻かれた包装紙ロール61の
下縁がのせられる円板62と、その円板62の中心に固
設され包装紙ロール61の巻芯穴へ挿通される支持軸6
3とでなる包装紙ロール支持部が設けられ、円板62に
は図示しない機構により包装紙ロール61の巻き方向に
所定の制動力が加えられ、包装紙ロール61の包装紙引
き伸ばし時にその引き出し力によって慣性回転すること
を防いでいる。包装紙ロール61から引き出された包装
紙部分は給紙ローラ64,65間に挟着される。給紙ロ
ーラ64.65の少なくとも一方、すなわちこの例では
給紙ローラ64が給紙用モータM3にて駆動される駆動
式ローラとされ、包装置サイクルの所定の時期に駆動回
転されて給紙動作が行なわれる。
給紙通路66は、給紙ローラ64.65の位置からカッ
タ67の側部位置迄包装紙を案内する固定ガイド68と
、固定ガイド68に続けて設けられる湾曲状をなす案内
板69と、案内板69に続けて設けられる固定ガイド7
0と、円板62の上面と同一高さ平面とされる機台上面
71にて構成されている。前記案内板69は、カッタ6
7近傍の一端が支軸72により枢支されており、この案
内板69は通常は第2図実線位置に位置されているが、
新しい包装紙ロール61の装填セット時、あるいはまた
給紙通路66等の修理点検時には開放して第2図一点鎖
線位置に停止できるようになっている。なお固定ガイド
70は紙ガイド18と共通の部材で兼用されている。
カッタ67は、包装紙O−ル61から構成される装紙部
分を切断して所定長さの包装紙片を形成するもので、上
下方向中央位置が突出エツジとなる山形状の鋭利な刃と
なっている。
またこのカッタ67の固定ガイド68側の面には板バネ
73が固着され、カッタ67により切断されて新たに形
成される突V字形状の包装紙先端部分がその板バネ73
によ?カッタ67から引き離され、固定ガイド68にそ
わされる。包装ローラ15の軸には、可動紙ガイド74
が枢支され、図示しないストッパと引張バネとにより第
2図実線位置に位置される。この可動紙ガイド74は包
装紙先端が案内板69および固定ガイド70にそって送
られる際の巻きぐせによる案内板69および固定ガイド
70からの離反を防ぎ、固定ガイド70と協働して包装
紙先端を固定ガイド70と包装ローラ15との間へ誘導
する役目を持つ。また包装ローラ15.16.17によ
って重積硬貨が挟着回転される際に包装ローラ15と重
積硬貨周面へ包装紙先端が送り込まれ、包装紙がその重
積硬貨周面に順次巻きつけられることにより案内板69
および固定ガイド70にそっていた包装紙後続部分は次
第に緊張されるが、その緊張とともに可動紙ガイド74
は引張バネ(図示せず)に抗して包装ローラ15の軸を
中心に図において時計方向へ回動される。この可動紙ガ
イド74が第2図一点鎖線位置迄回動されたとき、包装
紙がカッタ67により切断され終り、この可動紙ガイド
74の第2図実線位置への復帰とともに包装紙後続部分
が固定ガイド70側へ押し戻される。
この可動紙ガイド74には検出片75が固定されており
、この検出片75の往復揺動運動を検出する検出器76
により包装紙の切断有無が検出される。なお検出器76
による検出期間が条件設定されており、包装置サイクル
の所定時期から所定時間内に検出器76が検出片75の
往復揺動運動を検出するか否かにより包装紙の切断有無
が検出されるようになっている。
次に硬貨包装様全体の作用を説明する。
第1図の貯溜ホッパ一部A内の貯溜硬貨は円板2により
回転円5J3上へ送出され、その円盤3の遠心力により
円盤3の周縁へ移動される。その移動時に硬貨厚み規制
部材5により硬貨厚み方向に一層状態とされて送出され
、硬貨通路部C入口で送出硬貨は一列に規制整列されて
同通路部C内を移送ベルト9で強制移送される。硬貨の
搬送中に、これに混入している径小硬貨は選別溝孔内へ
排除され、正規の金種硬貨のみが硬貨計数部りのセンサ
ー10を通過した後硬貨重積部Eへ送り込まれ、その硬
貨送り込み時に重積ベルト12.12が所定ピッチずつ
駆動されて硬貨支持部12a。
12a上に硬貨が順次重積される。硬貨計数部りで包装
単位枚数の硬貨が計数されると、ストッパ11が進出し
、その枚数目の次位の硬貨を係止するとともに回転円盤
3および搬送ベルト9を一時停止させる。またセンサー
10の包装単位枚数の計数信号は重積ベルト12.12
を連続回転させ、硬貨支持部12a、12aを、ベルト
の対向内表面側を下降させた後外側表面側を上昇させて
再度対向内表面側の上部初期位置に位置させる。硬貨支
持部12a、12a上にのっていた重積硬貨はその時開
閉シャッタ14上にのせられて保持される。次に硬貨計
数部りによる包装単位a¥!1硬貨の計数終了信号(第
7図の81)と、カム軸29が定位置であることを検出
する定位置検知部100の定位置検出信号S2との両信
号が制御部101へ入力されると、包装サイクル作動部
102内のカム軸用モータM1が回転を始め、カム軸2
9を1回転させ、このカム軸29の1回転によって包装
置サイクルが行なわれることになる。このカム軸29の
1回転の開始後まず重積硬貨支持杆28が前記空間25
の下方側部から径方向へ移動されて前記空間25の直下
に至り、次いで前記空間25内を上昇し、開閉シャッタ
14の下部に至る。
その直後にカム軸29のカム(図示せず)によりカムス
イッチ(図示せず)が、カム軸29の所定角度回転時期
に切り替えられ、シャッタ用ソレノイド(図示せず)を
作動させて開閉シャッタ14を開放させる。その開放に
より重積硬貨は重積硬貨支持杆28上にのり移り、支持
杆28の下降とともに重積硬貨も下降される。この重積
硬貨の上端が開閉シャッタ14より下方へ移動した時点
で前記カムスイッチが切り替えI[帰され、シャッタ用
ソレノイドを不作動にして開閉シャッタ14を閉じる。
またカム軸29上のカム(図示せず)で作動される制御
部101内の計数開始スイッチ(図示せず)からの計数
開始信号S3により硬貨計数部りが作動され、ストッパ
11が進路外へ退去されるとともに回転円盤3、移送ベ
ルト9が駆動されて計数および重積動作が再開される。
重積硬貨支持杆28は前記空間25内を下降し続け、包
装位置迄下降して一時停止される。
その時期に従動子42が包装ローラ移動用のカム30の
径大カム面から径小カム面へ変位移動する。この従動子
42の変位移動がレバー39を支持杆23を支軸37を
中心に時計方向へ回動させ、包装ローラ17を重積硬貨
の周面に圧接せしめる。
その結果、包装位置迄下降して一時停止された直後の重
積硬貨支持杆28上の重積硬貨は包装ローラ15,16
.17で挟着される。この挟着の結果包装ローラ17は
重積硬貨周面で移動が阻止され、支持杆23、レバー3
9も揺動が阻止され、前記従動子42はカム30の径小
カム面とは未接触の変位位置におかれる。
前記包装ローラ17の重積硬貨挟着位置への移動は、支
持杆23上のカム板24および従動子22を通じて紙ガ
イド20を硬貨径に応じた位置に位置させるとともに、
この紙ガイド20を通じて連動移動される紙ガイド19
も硬貨径に応じた位置に位置される。また紙ガイド21
も包装ローラ17と一体的に移動するので、包装ローラ
15゜16.17で挟着される重積硬貨の周面に対して
紙ガイド18.19,20.21が適正位置に位置され
る(第3図参照)。
包装ローラ15.16.17は重積硬貨を挟着するため
の移動開始時よりやや早い時期から回転されており、包
装ローラ15,16.17が重積硬貨を挟着すると同時
に重積硬貨は回転される。
包装ローラ15.16.17の回転についてはカム軸2
9上の作動用カム(図示せず)により第7図のlllW
部101内の包装ローラ駆動期間設定スイッチ(図示せ
ず)を切り替えて包装ローラ回転駆動部103のモータ
M2を回転させ、モータ軸44、摩擦円板45、この円
板45に摩擦接触して回転されるプーリー46、ベルト
47、プーリー48、プーリー軸49、ギヤ50.51
.52゜53を介して包装ローラ15.16が駆動回転
され、またギヤ51と噛合うギヤ54,55.56゜5
7.58を介して包装ローラー7が駆動回転される。
一方、定常包装置サイクル(スタート直後に包装される
重積硬貨の初回包装置サイクルは除き、それ以後に続け
られる正常な各包装置サイクルを指す)においては、包
装置サイクルの開始時、すなわちカム軸29が定位置に
ある時には包装紙の引き出し部分先端は第2図および第
5図のY位置に位置されており、その包装紙部分は案内
板69および固定ガイド68にそわされた状態にある。
包装置サイクルが開始、すなわちカム軸29の回転が開
始されると、カム軸29のカム(図示せず)により第7
図の制御部101内の給紙開始スイッチ(図示せず)が
作動され、給紙長さ11に対応するパルス数がパルスモ
ータM3に印加されて給紙ローラ駆動部104のモータ
M3が対応する多回転され、給紙ローラ64,65によ
り包装紙が所定長さ1 分送られる。この所定長さjl
の給紙動作が第一次給紙動作である。その結果、包装紙
先端は案内板69、固定ガイド70にそわされて第2図
おJ:び第5図の2位置に至る。そのときカム軸29の
カム(図示せず)により第7図の制御部101の給紙開
始スイッチ(図示せず)が切り替えられ、モータM3が
一時停止され、給紙ローラ64.65の給紙動作も一時
停止される。その結果、包装紙先端は2位置で一時停止
されるが、この時期には重積硬貨は空間25内を下降中
で包装ローラ15,16.17による挟着は行なわれて
いない。次に重積硬貨が包装ローラ15,16゜17で
挟着されると各包装ローラ15.16゜17は駆動回転
されているので重積硬貨も回転される。その直後にカム
軸29の前記カムにより第7図のi、lJ m1部10
1内の前記給紙開始スイッチ(図示せず)が再度切り替
わり、第7図の給紙ローラ駆動部104内のモータM3
が回転され、給紙ローラ64.65を通じて包装紙先端
が第2図および第5図のZ位置から再度移動されて包装
ローラ15.16.17で挟着回転される重MAf!!
1貨周面と包装ローラ15周面の間へ送り込まれる。
この給紙動作が第二次給紙動作であるが、この給紙動作
は紙切断検知器76が包装紙切断を検知する迄続けられ
、その包装紙切断検知時にモータM3が停止されて給紙
ローラ64.65が停止されることにより終る。すなわ
ち包装紙先端が重積硬貨周面と包装ローラ15との間へ
くわえこまれると、給紙ローラ64.65の周速より包
装ローラ15,16.17の周速の方が非常に速いので
、第2図示の包装ロー515、紙ガイド19、包装ロー
ラ16、紙ガイド20、紙ガイド21、包装ロー517
、紙ガイド21、紙ガイド18を通じて重積硬貨の周囲
に巻回される。その結果、固定ガイド70および案内板
69にそっていた包装紙後続部分は包装ローラ15とカ
ッタ67との間で次第に緊張されて直線状になり、カッ
タ67に押しつけられて切断される。この包装紙の切断
により可動紙ガイド74が第2図実線位置から一点鎖線
位置を経て実線位置迄戻され、その可動紙ガイド74の
往復揺動運動が検出片75を介して検出器76で検知さ
れる。
検出器76からの紙切断検出信号S4は制御部101へ
入力されるが、この信号S4がカム軸29の回転中の所
定角塵から所定角腹違の間に制御部101へ入力される
時のみ1111111部101は紙切断「有」と切断し
、正常な定常包装サイクル(後述の第6図a示)が続行
される。もし検出器76から紙切断検出信号S4が1I
IIII1部101へ入力されない場合、あるいはカム
軸29の前述の所定回転角度期間外に前記検出信号S4
が制御部101へ入力される場合は、vAI11部10
1は紙切断「無Jと判断し、包装ローラ回転駆動部10
3内のモータM2を瞬時に停止させて包装ローラ15.
16.17の回転を停止させる。一方包装すイクル作l
!11部102のモータM1はカム軸29が定位置へ復
帰した段階で停止させる。モータM3については、正常
な定常包装置サイクルにおいてはその後の所定の時期に
第三次給紙動作のために再度回転駆動されるが、そのモ
ータM3の第三次給紙動作のための回転は行なわれない
制御部101が前述の紙切断「有」と判断すると、制御
部101を通・じてまず給紙O−ラ駆動部104のモー
タM3の回転を停止させる。これにより前述の第二次給
紙動作が終るが、その第二次給紙動作中の給紙ローラ6
4.65による給紙量は1x (この1xは紙切断時期
が早いか遅いかにより可変となる長さ)である。この第
二次給紙動作の終了によりカッタ67で切断されて新た
に形成された包装紙先端部分は、第2図および第5図の
X位置に位置される。一方重積硬貨周縁へ巻きつけられ
つつある包装紙片は、包装ローラ15゜16.17の重
積硬街挟着回転によりその硬貨周縁にさらに巻きつけら
れるとともに、巻込鉤26゜26が前記空間25の側部
から径方向に移動して重積硬貨から突出する包装紙突出
縁の上方および下方に至り、次に互いに接近する方向に
移動して上下の包装紙突出縁を加締める。その加締め動
作が終ると巻込鉤26.26は互いに離反する方向へ移
動し、次に径方向に移動して前記空間25の外側へ退去
して停止する。巻込鉤26.26による加締め動作が終
ると、カム軸290作動用カム(図示せず)により第7
図のIII 10部101内の0−ラ駆動期間設定スイ
ッチ(図示せず)が切り替わり、第7図の包装ローラ回
転駆動部103内のモータM2が回転され、包装ローラ
15.16゜17の駆動回転は停止される。一方その直
前時期に重積硬貨下面を支えていた重積硬貨支持杆28
が下降し、前記空間25の径方向側部へ退去する。
次にカム@29のカム30の径大カム面に従動子42が
接触し、レバー39、支持杆23を通じ包装ローラ17
が第2図実線位置へ移動する。この包装ローラ17の移
動で包装硬貨は下方へ落下され、放出部1」へ放出され
る。カム軸29は包装ローラ17の開放方向への移動復
帰の直後に定位置迄1回転復帰し、定位置検知部100
が信号S2を制御部101へ入力し、その復帰時点で硬
貨計数部りが次の包装単位枚数硬貨の計数を終了してい
る場合は硬貨計数部りも信号S1を制御部101へ入力
しているので、111161部101により包装サイク
ル作動部102内のモータM1の回転が続行され、また
硬貨計数部りが次の包装単位枚数硬貨の計数を未だ終了
していないときにはその計数が終了する迄、すなわち信
号S1が制御部101へ入力される迄モータM1を停止
させ、カム軸29を定位置で停止させる。
なお前述の正常な定常包装置サイクルにおいては紙切断
検知後の所定の時期にカム軸29のカム(図示せず)に
より第7図の制御部101内の給紙開始スイッチ(図示
せず)が作動され、給紙ローラ駆動部104内のパルス
モータM3へ所定給紙長さj2に対応するパルス数が印
加され、モータM3の所定量の回転により給紙ローラ6
4゜65が対応量回転されて第三次給紙動作を行なう。
前述の第二次給紙動作終了時においては、カッタ67で
切断されて新たに形成された包装紙先端部分はカッタ6
7から板バネ73で押し戻されて固定ガイド68と案内
板69の境界域のX位置(第2図および第5図示)に位
置しており、第三次給紙動作とともにその包装紙先端部
分は案内板69にそってY位置(第2図および第5図示
)迄移動されて停止される。そして次の定常包装サイク
ルに備える。
次に第6図のタイミング表を参照して、正常な定常包装
サイクルaに対する紙切断異常時の定常包装サイクルb
、正常な初回包装サイクルC(異常な初回包装サイクル
についても併せて説明する)、紙かみこみ異常時の定常
包装サイクルdについて説明する。
第6図のa、b、C,dに示ず■はカム軸29の回転期
間を基準線より上側へ立上がった線として示す。■は包
装ローラ15.16.17の正転回転期間を基準線より
上方への立上がり線として示し、逆転回転期間を基準線
より下方への立下がり線として示す。また■は包装ロー
ラの径方向移動を示し、正確にはカム3oの形状を示す
。っまり■の最上部の直線部分がカム3oの径大カム面
、■の基準線がカム3oの径小カム面を示す。■は給紙
ローラ64の回転期間を示すもので、基準線より立上が
った部分が回転時を示す。■は紙切断検出器76の検出
状況を示すもので、立上がり部分が紙切断検出時を示す
。なおaおよびdの■におけるt   teの期間およ
びCの■に、おけるt13−teの期間は紙切断検出可
能期間を示す。
またdについては■として包装紙噛込み検知部60の紙
噛込み検知時のタイミングも加わっており、基準線より
立上がった部分が検知時期を示し、tio−1sの期間
は包装紙噛込み検知可能期間を示す。
なお第6図の横軸は時間を示し、包装サイクルの説明上
包装サイクルの主要時刻にt、〜t22迄の符号を付し
た。なおCを除いては時間の進行とカム軸29の回転角
度は一致するが、Cの場合はカム軸29が途中で回転を
中断するためaとCの■にカム軸29の回転角度を()
内に記すことにした。
第6図aの正常な定常包装サイクルにおいては、カム軸
29はtlからtl8の時刻迄連続回転し、その間に3
60°回転する。なお時刻と回転角度の対応関係はtl
 (0°)、t4 (90°)、t  (180°)、
t1゛3(270°)、t18(360°)となる。■
の包装ローラー5.16゜17の回転は、t の時期か
らt14の時期迄である。■の包装ローラー5.16.
17の径方向移動状況は、t5の時期から重積硬貨挟着
方向へ移動し、t に至る迄に重積硬貨周縁に接触する
またt15から包装ローラー5,16.17の移動開始
(正確にはt15とtl7の間の時点)が行なわれ、t
l7で初期の開放位置に復帰する。■の給紙ローラ64
は、t2からt4迄の一定時間内に第一次給紙動作を行
ない、Jllという一定長さの給紙を行なう。またte
から給紙ローラ64による第二次給紙動作が開始される
。■の紙切断検出がteからtl迄の紙切断検出可能期
間内に行なわれると、その時点で■の給紙O−ラ64の
回転が停止され、第二次給紙動作が停止する。給紙ロー
ラ64の第二次給紙動作開始時点はteで一定であるが
、その終了時点は紙切断検出時期で決まり、一定時用で
ないのでその給紙量はjx (可変値)である。
定常包装サイクルにおいて紙切断異常が発生する場合を
bに示すが、紙切断検出器76が検出可能用WAt  
からt7の間に紙切断検出をしない場合は、t7の経過
時点で■の包装ローラー5゜16.17の0転駆動が停
止されるとともに■の給紙O−ラ64の回転も停止され
る(なおりのt7の時点迄はaと同じ動作)。しかしカ
ム軸29は1回転分は続行され、定位置に至ると機械全
体が停止する。
Cは初回包装サイクルの正常時を示すものであるが、初
回包装サイクルにかかる前には包装紙のセットが行なわ
れる。すなわち今まで使用されていた包装紙ロールの引
き出し部分が少なくなって送出不能となると、その包装
紙ロールの引き出し部分(包装ローラー5とカッタ67
との間にその包装紙先端部分は位置している)を巻き戻
して給紙ローラ64,65間から扱き出した後、支持軸
63から巻芯を抜きとる。次に新しい包装紙ロールの巻
芯を支持軸63に装填し、その包装紙ロールの外周面に
貼着されている包装紙先端部分をGまがし、給紙ローラ
64,65間へ挿入する。一方、支軸72を中心に案内
板69を第2図一点鎖線状態に開放停止させ、給紙ロー
ラ64,65から手前側へ包装紙先端を引き出してカッ
タ67に押し当てて切り、カッタ67の切断刃面になら
った突V字形状の包装紙先端部分を形成する。そのとき
の包装紙先端部分の位置はカッタ67近傍の第2図X位
置である。なお操作者はその包装紙先端部分をさらに引
き出し、第2図Y位置にセットする場合もある。また定
常包装サイクル途中で包装ローラ15,16.17間に
包装紙の噛込み異常が発生した場合は、その包装サイク
ルが終了した段階で包装ローラ15,16.17間から
包装紙先端部分を引き出す必要がある(その包装紙噛込
み異常が発生した包装サイクルはdで詳述する)。
この引き出された包装紙先端部分は包装紙の噛込み結果
(セんだりしわくちゃの状態になっており、再使用出来
ない。そこでこの場合も案内板69を第2図一点鎖線位
置に開放停止させ、包装紙をカッタ67に押し当てて新
たに突■字形状の包装紙先端部分を形成する。このとき
の包装紙先端部分もカッタ67近傍の第2図X位置にあ
るが、操作者によってはその包装紙先端部分をさらに引
き出し、第2図Y位置にセットする場合もある。以上の
ような新たな包装紙先端部分形成の後、案内板69を第
2図実線位置に閉じ、第7図示のスタート指令部105
のスタート釦(図示せず)を押す。
するとスタート指令部105からの信号S5が制御部1
01へ入力されて記憶される。その結果、初回包装サイ
クルCは定常包装サイクルaと異なる包装サイクルを行
なう。すなわち初回包装サイクルCにおいては、■のカ
ム軸29が115°迄回転した時点(t の時期)で一
時停止する。■包装ローラの回転はt3の時点から回転
を開始し、t 時点でも継続回転し、■包装ローラ移動
もt6時点では閉じ移動が終了している。■給紙ローラ
64もt からt4迄の第一次給紙動作は定常包装サイ
クルaと同様に行なわれる。t6時点から■給紙ローラ
64の第二次給紙動作が開始され、■の紙切断検出が行
なわれる迄続けられる。
包装紙先端部分の初回包装サイクル開始時の位置は、第
2図Y位置にある場合とX位置にある場合があり、■の
紙切断検出可能期間はt6からt13迄の期間に設定さ
れる。この期間は第2図X位置から包装ローラ空間内迄
の給紙量(ρ1+j2+41x)の送り込みと、包装紙
の重積硬口への巻きつけによる紙切断が可能な期間であ
る。
それ故初回包装サイクルの開始時に包装紙先端部分が第
2図Y位置にある場合は、第一次給紙動作で11の給紙
量が送られてZ位置に至り、第二次給紙動作時(原則と
してt7迄の時期)に包装紙先端部分が包装ローラ空間
へ送り込まれる。また初回包装サイクル開始時の前記包
装紙先端部分が第2図X位置にある場合は、第一次給紙
動作の給紙量11の送りによりX位置とY位置の中間(
12〉11の場合)に位置し、第二次給紙動作により(
J2−1x)の給紙mが送られてX位置とY位置の中間
位置から包装ローラ空間内へ送り込まれる。両方の場合
とも包装ローラ空間内へ包製紙先端部分が送り込まれた
時点ではカム軸29は115°の位置で回転中断してお
り、包装ローラ15.16.17は重積硬貨を挟着回転
状態で維持しており、包装ローラ空間内へ送り込まれた
包装紙先端部分は重積硬貨周面へ巻回される。その結果
、包装紙後続部分が緊張されてカッタ67で切断される
。そのとき■の紙切断検出がt12時点で行なわれ、給
紙ローラ64は停止されて第二次給紙動作が終る。その
第二次給紙動作の給紙量は第5図示のU1+Ux)また
は(11+92−N!x)である。一方t12時点での
紙切断検出と同時に■カム軸29が115°から回転を
再開し、t22の時点で360°迄回転して初回包装サ
イクルが終る。このt からt2□迄の初回包装サイク
ルの■カム軸、■包装ローラ回転、■包装ローラ移動の
動作は定常包装サイクルaのt6からtl8迄の■、■
、■の動作と同じであり、また初回包装サイクルの■の
給紙ローラ64の第三次給紙動作はtl7からt21迄
の期間(aの定常包装サイクルのtllからt16の期
間に一致する)に行なわれ、給紙mjI□の送りが行な
われ、カッタ67位置に位置していた包装紙先端部分は
定常包装サイクルのスタート位置(Y位置)に位置され
、それ以後の定常包装サイクルに備える。
なおCの包装サイクルにおいてt13の時点迄に■の紙
切断が検出されない場合は、t13時点で■包装ローラ
の回転は停止され、また■の給紙ローラ64のtl7か
らt21迄の第三次給紙動作は行なわれず、■のカム軸
29の回転と■の包装ローラの移動はCの正常時の包装
サイクルと同様に行なわれる。しかしカム軸29がt2
2の時点で360°迄回転すると機械全体を停止させ、
次の定常包装サイクルへは移行させないようになる。
定常包装サイクルにおける包装紙噛込み異常をdとして
示すが、このサイクルにおいてはtlからt8の時点迄
はaの場合と同じである。しかしt8の時点で第8図の
包装紙噛込み検知部106内の検出器60が包装紙の噛
込みを検知し、信号S6を制御部101内へ入力すると
(第6図dの■で図示)制御部101により包装ローラ
回転駆動部103のモータM2が停止され、包装ローラ
15.16.17の回転は停止される。またその後に行
なわれるべき■給紙ローラ64の第三次給紙動作も行な
われない(第7図における制御部101によって給紙ロ
ーラ駆動部104を作動させないため)。
なお第6図dの■包装紙噛込み検知の検知可能時期はt
 からt1o迄の時期とされ、特に給紙口−ラ64の第
三次給紙動作の開始時点t11より前の時期とされる。
また包装サイクルdにおいては■カム軸29は定常包装
サイクルaと同様にtlからtl8迄の間の360°の
回転は継続するがt18時点でそのカム軸29は停止さ
れ、たとえ第7図示の硬貨計数部りおよび定位置検知部
100が信号S1.S2を制御部101へ入力していて
も、そのカム軸29が次の包装サイクルのための回転を
開始することはない。このt18時点で第7図の制御部
101を通じて包装ローラ回転駆動部103内のモータ
M3が所定期間(tl8からtl9の期間)逆転、され
た後停止し、この時点で機械全体が停止する。
第6図dの■で示すtl8からtl、迄の間の包装0−
715.16.17の逆転動作は次の目的で行なわれる
。つまり第4図は包装サイクル途中の状態を示し、包装
ローラ15.16.17にょる重積硬貨挟着回転中が示
されている(包装ローラ15.16.17は実線図示、
19.20.21の紙ガイドは一点鎖線図示)。この第
4図においては包装紙先端部分が重積硬貨周面と包装ロ
ーラ15周面の間を通り包装ローラ16へ向う途中で、
包装ローラ15と紙ガイド19の間へ入り込み、詰まっ
た状態を実線で示している。この場合の包装紙後続部分
は緊張されないので、波形にたくられた状態で固′定ガ
イド70、案内板69、可動紙ガイド74間に位置して
いる。包装紙の噛込みが検知されると包装ローラ15.
16.17の正転回転は停止されるが、カム軸29は定
位置検知部を続行されるため予め途中の包装ローラ15
゜16.17の重積硬貨挟着開放移動時に未包装の状態
の重積硬貨が下方へ放出される。なお包装ローラ15と
紙ガイド19の間に硬貨詰まりが発生しているときは、
その硬貨は放出されないで残っている。そして、カム軸
29が定位置へ復帰した時点で包装ローラ15.16.
17がt18からt19迄の一定時間逆転し、その結果
噛込んでいた包装紙先端が第4図一点鎖線図示のよう、
に引き出されて包装ローラ15.16.17の空間内に
引き出され、自由な拘束されない状態となる。このとき
詰まり硬貨も詰まりが解除され、下方へ放出される。包
装ローラ15.16.17の逆転動作が終ると機械は完
全に停止するので、操作者は案内板69を第4図一点鎖
線に開放させ、包装紙先端部分(詰まっていた包装紙部
分)を包装ローラ15と固定ガイド70間から第4図左
方手前側へ引き出した後カッタ67に押し当て、新たに
突V字形状の包装紙先端部分を形成する。そのとき包装
紙先端部分は第2図および第5図のカッタ近傍のX位置
に位置する。操作者によっては包装紙先端部分を’l置
迄連用出して位置あわせする場合もある。その状態で案
内板69を実線状態に閉じ、初回包装サイクル(第6図
Cの包装サイクル)の開始に備えることになる。
なお包装紙先端部分の噛込みは、前述した包装ローラ1
5と紙ガイド19間の他に、包装ローラ16と紙ガイド
20、包装ローラ17と第4図下方側の紙ガイド21部
分に発生し、包装ローラ15.16.17の逆転により
いずれの箇所に包装紙の噛込みが生じていても確実にそ
の解消ができる。なお包装ローラ16と紙ガイド19間
、包装ローラ17と第4図上方側の紙ガイド21部分間
には包装紙の噛込みは発生しない。またカム軸29は第
6図のCにおいては紙切断が検知される迄カム軸を所定
角度位置で回転を中断させるようにしている。定常包装
サイクルaとかbにおいてもカム軸を所定角度位置で回
転中断させ°C紙切断検知の可能期間を大にすることが
考えられる。しかしそうする場合、は定常包装サイクル
毎に待時間(Cのt からt13迄の期間)が大となり
、包装作業全体の時間が長くなって作業能率の低下をき
たす。それ故、aやbではカム@29を所定角度位置で
回転を中断させないようにしている。
次に第6図Cの他の変形例(1)としては、■の包装紙
噛込み検知時のt8時点でカム軸29の回転を中断させ
、その状況下で包装ローラー5゜16.17を一定時間
逆転させた後回転を停止させ、カム軸29はその直後か
ら回転を再開させて定位置迄復帰させて機械全体を停止
させる方法もある。また変形例(2)としては、カム軸
29を例えば270°の時点迄はdと同C包装サイクル
の進行をとるようにし、270”になるとカム軸29の
回転を中断してその直後に回転停止状態の包装ローラー
5.16.17を所定時間逆転させ、その逆転が停止し
た後包装ローラー5.16゜17を回転停止のまま再度
カム軸29を回転させて360゛位置迄回転させた慢機
械全体を停止させる方法である。
次に包装紙噛込み検知部106の検出器60の他の実施
例(1)としては、移動包装ローラ17が重積硬貨挟着
時期に重積硬貨を挟着すべき硬貨径位置迄移動されない
ことの検知、またその径位置より過剰に移動することの
検知を行ない、それらの各検知時に包装紙の噛込みと判
断する方法があり、具体的には支持杆23の揺動位置を
検出する検出器により行なう。また他の実施例(2)と
しては、例えば紙ガイド20を導電性材料により形成し
、支持杆28も導電性材料で形成し、紙ガイド20およ
び支持杆28を絶縁性材料を介して設ける。また包装ロ
ーラ15,16.17については絶縁材料で形成する。
それ故正常な包装状態においては、紙ガイド20と支持
杆28との間には導通しない。ところが硬貨くずれが発
生し、重積硬貨の数枚が紙ガイド20に接触すると、紙
ガイド20−くずれ硬目−重積硬貨−支持杆28を経て
紙ガイド20と支持杆28との間が導通する。
この導通を検出することにより包装紙の噛込みを検知す
ることができる。これらの例は直接的には重積硬貨のく
ずれを検知するものであるが、その硬貨くずれ時は包装
紙も巻きつけられず、包装紙の噛込みが発生している場
合がほとんどだからである。
以上のように包装部での包装紙の噛込み時、包装紙の噛
込みが発生した包装サイクルの停止状態下において、す
べての包装ローラが遊点駆動されるので、一旦噛込んだ
包装紙も包装ローラと紙ガイドの間隙から引き戻され噛
込みは解除される。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明による包装紙噛込時の解除方
法は、噛込み包装紙の包装部からの取除きが容易となる
ばかりでなく、包装紙の噛込み検出時にすべての包装ロ
ーラの正転駆動を停止させるので、これ以上包装紙の噛
込み状態を悪化させることはなく、また包装ローラ、硬
貨の損傷、紙ガイドの変形等を最少限に押えることがで
きる等浸れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される硬貨包装曙の概略斜視図、
第2図は同硬貨包装機の包装部(「)の平面図、第3図
は包装部(F)による重積硬貨の挟着回転状態を示す平
面図、第4図は包装部(F)内での包装紙噛込み異常の
発生を示す平面図、第5図は給紙ローラ(64)<65
)による第一次給紙動作、第二次給紙動作、第三次給紙
動作と包装紙先端部分の位置を示す作用図、第6図は種
々の包装サイクル(a)〜(d)のタイミング表、第7
図は電気ブロック図である。 61・・・包装紙ロール、64.65・・・給紙ローラ
、67・・・カッタ、15.16.17・・・包装ロー
ラ、′ Y位置・・・スタート位置、Z位置・・・給紙
通路出口位置、X位置・・・カッタ位置近傍、25・・
・空間部、76・・・包装紙切断検知手段、102・・
・包装サイクル作動部、18.19.20.21・・・
紙ガイド、106・・・包装紙噛込み検知部、S6・・
・噛込み検知信号、103・・・包装ローラ駆動部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも1本は移動式包装ローラとされた複数本の包
    装ローラと、この包装ローラ間に設けられる紙ガイドと
    を備えた包装部を有し、前記複数本の包装ローラにより
    重積硬貨を挟着回転せしめるとともに、その挟着前後の
    所定の時期に包装紙の先端を重積硬貨と包装ローラとの
    間へ誘導することにより複数本の包装ローラおよび包装
    ローラ間の紙ガイドを通じて包装紙が重積硬貨の周面に
    巻回される硬貨包装機において、包装部における包装紙
    の噛込み検知部の噛込み検知信号により、包装ローラ駆
    動部および包装サイクル作動部を制御して、包装紙の噛
    込み検知時にすべての包装ローラの正転駆動を停止させ
    るとともに、前記包装紙の噛込みが発生した包装サイク
    ルを前記検知後の所定時期に停止させ、前記包装サイク
    ルの停止状態下において停止状態にある全ての包装ロー
    ラを逆転駆動せしめて包装紙の噛込みを解除させるよう
    にしたことを特徴とする硬貨包装機の包装部における包
    装紙の噛込み解除方法。
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JPH0653407U (ja) * 1992-12-28 1994-07-22 グローリー工業株式会社 硬貨包装機の包装紙詰まり検知装置

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