JP2586363B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JP2586363B2 JP3179057A JP17905791A JP2586363B2 JP 2586363 B2 JP2586363 B2 JP 2586363B2 JP 3179057 A JP3179057 A JP 3179057A JP 17905791 A JP17905791 A JP 17905791A JP 2586363 B2 JP2586363 B2 JP 2586363B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気記録媒体に情報を
記録及び磁気記録媒体からの情報を再生するための磁気
ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、磁気記録媒体1に情
報を記録及び磁気記録媒体1に記録された情報1aを再
生するための記録再生ヘッド2と、磁気記録媒体1に情
報を記録する際に記録再生ヘッド2に先立って磁気記録
媒体1に記録された前歴情報1bを直流消去するための
消去ヘッド3とを備えた磁気ディスク装置において、例
えば、単一周期からなる記録データに基づいて記録再生
ヘッド2にて磁気記録媒体1に記録し、この磁気記録媒
体1に記録された情報1aを再生すると、図3の(b)
に示した再生波形を再生手段によって波形整形すること
によって図3の(c)に示した再生データが得られるこ
とになる。
【0003】しかるに、上記に示した磁気ディスク装置
にあっては、一般にアシンメトリと呼ばれる記録された
情報1aに直流成分が重畳されたピークシフトが生じ、
つまり、記録された情報1aの記録磁化が消去ヘッド3
による直流消去1cによる磁化と同じ方向か否かによっ
て再生波形のピークとピークとの間隔に差が生じ、通
常、直流消去1cによる磁化と記録された情報1aの記
録磁化とが同じ方向であると、ピークとピークの間隔T
1が単一周期より長くなる傾向にあり、直流消去1cに
よる磁化と記録された情報1aの記録磁化とが逆方向で
あると、ピークとピークの間隔T2が単一周期より短く
なる傾向にある。その結果、磁気ディスク装置としての
信頼性が低下するという問題点を有していた。
【0004】従って、従来、このアシンメトリを矯正す
るために、次のようなものが提案されていた。つまり、
記録時に消去ヘッド3より重畳される直流成分のために
発生するピークシフトを全ての記録データパターンに対
して、1ビットおきに、同量、同一方向に補償を掛け、
再生波形のアシンメトリを減少させる方法である。
【0005】具体的には、記録データのパルス入力毎に
立ち上がり立ち下がりを繰返す二値信号である非反転信
号及びこの非反転信号と逆相の反転信号を出力する書き
込み手段からの反転信号及び反転信号それぞれを異な
った遅延時間によって遅延させ、この遅延された反転信
号及び非反転信号を論理手段によって論理的に合成した
補正記録データを、記録ドライバ手段に与えることによ
って磁気記録媒体に記録するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記した従
来のものにあっては、記録容量が異なった磁気記録媒体
を使用した場合、ある記録容量の磁気記録媒体ではアシ
ンメトリの減少が図れても、それとは異なった記録容量
の磁気記録媒体では記録電流が異なるために、記録再生
ヘッド2によって発生する磁化の大きさが異なりアシン
メトリの減少が図れないことが生じた。また、同じ記録
容量の磁気記録媒体であっても、トラックの内周と外
周、磁気記録媒体のサイド0とサイド1とで記録特性が
異なり、一方でアシンメトリの減少を図っても、他方で
はアシンメトリの減少が図れないことが生じた。
【0007】この発明は、上記した点に鑑みてなされた
ものであり、記録容量が異なったものでも、また記録特
性が異なったものでもアシンメトリを減少できる信頼性
の高い磁気ディスク装置を得ることを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる磁気デ
ィスク装置は、磁気記録媒体に情報を記録及び磁気記録
媒体に記録された情報を再生するための記録再生ヘッド
と、磁気記録媒体に情報を記録する際に記録再生ヘッド
に先立って磁気記録媒体に記録された前歴情報を直流消
去するための消去ヘッドと、記録データのパルス入力毎
に立ち上がり立ち下がりを繰返す二値信号である非反転
信号及びこの非反転信号と逆相の反転信号を出力する書
き込み手段と、この書き込み手段からの反転信号ある
は反転信号の一方の信号を受け、この一方の信号の立
ち上がり又は立ち下がりの一方のみをピークシフト補正
用に所定の第1遅延時間遅延させる第1の遅延手段と、
書き込み手段からの反転信号あるいは反転信号の他方
の信号を受け、この他方の信号を第1遅延時間より長い
所定の第2遅延時間遅延させる第2の遅延手段と、これ
ら第1及び第2の遅延手段からの出力信号の排他的論理
和を補正記録データとして出力する論理手段と、この論
理手段からの補正記録データを受け、この補正記録デー
タに基づいて、記録データのパルス周期より第1遅延時
間だけ短い第1記録電流と、記録データのパルス周期よ
り第1遅延時間だけ長い、第1記録電流と逆方向に磁化
する第2記録電流とを記録再生ヘッドに流すための記録
ドライバ手段と、第1の遅延手段における第1遅延時間
を切り替えるための遅延時間切替手段とを設けたもので
ある。
【0009】
【作用】この発明にあっては、遅延時間切替手段が、磁
気記録媒体の特性に応じて第1の遅延手段における所定
遅延時間を切り替え、記録ドライバ手段への論理手段か
らの補正記録データを磁気記録媒体の特性に応じた記録
データとなさしめる。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示すものであ
り、図において、2は磁気記録媒体1に情報を記録及び
磁気記録媒体1に記録された情報を再生するための記録
再生ヘッドで、電源ノード5に接続されたセンタータッ
プ4aを有し、一対のコイル4b、4cからなるリード
/ライトコイル4を有しているものである。3は磁気記
録媒体1に情報を記録する際に上記記録再生ヘッド2に
先立って磁気記録媒体1に記録された前歴情報を直流消
去するための消去ヘッドで、一端が上記電源ノードに接
続されたイレーズコイル6を有しているものである。
【0011】7は記録データパルス入力端子8に入力さ
れた図2の(b)に示す記録データのパルス入力毎に立
ち上がり立ち下がりを繰返す二値信号である非反転信号
及びこの非反転信号と逆相の反転信号を出力する書き込
み手段で、記録データを入力端に受けるとともにライト
ゲート信号入力端9に入力された図2の(a)に示すラ
イトゲートをリセット端Rに受け、上記ライトデータに
基づいて図2の(c)に示す非反転信号及びこの非反転
信号が反転された反転信号を非反転信号端Q及び反転信
号端バーQに出力するフリップフロップにて構成されて
いるものである。
【0012】10はこの書き込み手段からの非反転信号
Qを受け、図2の(d)に示すようにこの非反転信号端
Qにおける立ち上がりのみを所定の第1遅延時間tr遅
延させる第1の遅延手段で、上記書き込み手段7の非反
転信号端Qに一端が接続された抵抗11と、この抵抗1
1の他端と接地電位との間に接続されたコンデンサ12
と、このコンデンサ12と上記抵抗11との接続点にア
ノードが接続されるとともにカソードが上記書き込み手
段7の非反転信号端Qに接続されたダイオード13とか
ら構成されているものであり、その出力は、上記抵抗1
1とコンデンサ12との時定数によって上記書き込み手
段7からの非反転信号が立ち上がった後、所定遅延時間
tr経てしきい値Vthを超えて立ち上がり、ダイオー
ド13によって上記非反転信号の立ち下がりとほぼ同時
に立ち下がるようになっているものである。
【0013】14は上記書き込み手段7からの反転信号
を受け、この反転信号を第1遅延時間trより長い所定
の第2遅延時間td遅延させて図2の(e)に示す出力
を出力する第2の遅延手段で、例えば、偶数段のインバ
ータ回路によって構成されているものである。15はこ
れら第1及び第2の遅延手段10及び14からの出力信
号を論理的に合成し、図2の(f)に示すような補正記
録データとして出力する論理手段で、排他的論理和回路
によって構成されているものであり、上記第1の遅延手
段10からの出力が“L”レベルであり上記第2の遅延
手段14からの出力が“H”レベルであると“H”レベ
ルを出力し、上記第1の遅延手段10からの出力が
“H”レベルであり上記第2の遅延手段14からの出力
が“H”レベルであると“L”レベルを出力し、上記第
1の遅延手段10からの出力が“H”レベルであり上記
第2の遅延手段14からの出力が“L”レベルであると
“H”レベルを出力し、上記第1の遅延手段10からの
出力が“L”レベルであり上記第2の遅延手段14から
の出力が“L”レベルであると“L”レベルを出力する
ものである。
【0014】16はこの論理手段15からの補正記録デ
ータを受け、この補正記録データに基づいた記録電流を
上記記録再生ヘッド2に流すための記録ドライバ手段
で、入力端に上記補正記録データが入力され、入力端R
に図2の(a)に示すライトゲートが入力されて、上記
補正記録データに基づいて非反転信号端Qに図2の
(g)に示すような非反転信号を出力するとともに反転
信号端バーQに非反転信号が反転された反転信号を出力
するフリップフロップ17と、上記リード/ライトコイ
ル4の一端4dにコレクタが接続されるとともに、エミ
ッタが接続点19に接続され、ベースが上記書き込み手
段4の非反転信号端Qに接続されたNPNバイポーラト
ランジスタからなる第1のスイッチングトランジスタ1
8と、上記リード/ライトコイル4の他端4eにコレク
タが接続されるとともに、エミッタが上記接続点19に
接続され、ベースが上記フリップフロップ17の反転信
号端バーQに接続されたNPNバイポートランジスタか
らなる第2のスイッチングトランジスタ18と、上記接
続点19と接地ノードとの間に接続された、例えば再生
動作時(リード時)に非導通状態になり、記録時(ライ
ト時)に導通状態となるバイポーラトランジスタによっ
て構成される第1の定電流手段21と、上記イレーズコ
イル6の他端と接地ノードとの間に接続され、例えば再
生動作時(リード時)に非導通状態になり、記録時(ラ
イト時)に導通状態となるバイポーラトランジスタによ
って構成される第2の定電流手段22とによって構成さ
れているものである。
【0015】23は上記第1の遅延手段10における所
定遅延時間trを切り替えるための遅延時間切替手段
で、記憶容量設定端子26に入力されたモード切替信号
をベースに受けるトランジスタ24と、一端がこのトラ
ンジスタ24を介して上記書き込み手段7の非反転信号
端Qに接続され、他端が上記第1の遅延手段10におけ
る抵抗と11とコンデンサ12との接続点に接続された
抵抗25とによって構成されているものであり、モード
切替信号が“L”レベルであるとトランジスタ24はオ
フ状態となって第1の遅延手段12は抵抗11とコンデ
ンサ12による時定数に基づく所定遅延時間trを持
ち、モード切替信号が“H”レベルであるとトランジス
タ24はオン状態となって第1の遅延手段12は抵抗1
1及び抵抗25の並列抵抗とコンデンサ12による時定
数に基づく所定遅延時間trより短い所定遅延時間を持
つことになる。
【0016】次に、上記のように構成された磁気ディス
ク装置の記録動作について説明する。まず、モード切替
信号が“L”レベルである時について説明する。図2の
(a)に示すようにライトゲートが“L”レベルから
“H”レベルに変化して書き込み手段7及び記録ドライ
ブ手段16のフリップフロップ17はリセットされ、記
録動作状態にされる。そして、図2の(b)に示すよう
に記録データのパルスが入力されると、図2の(c)に
示すように一番目のパルスの立ち上がりによって立ち上
がり、二番目のパルスの立ち上がりによって立ち下が
り、順次パルスによって立ち上がりと立ち下がりが繰り
返される非反転信号が書き込み手段7の非反転信号端Q
に現れるとともに、反転信号端バーQに非反転信号と逆
相の反転信号が現れる。
【0017】書き込み手段7からの非反転信号を受けた
第1の遅延手段10は、図2の(d)に示すように非反
転信号の立上りによって抵抗11とコンデンサ12とに
よる時定数を持って立ち上がり、非反転信号の立ち下が
りによってダイオード13によって時間遅れなく立ち下
がる信号を出力する。一方、書き込み手段7からの反転
信号を受けた第2の遅延手段14は図2の(e)に示す
ように反転信号の立ち下がり及び立ち上がりから第1
延時間trより長い第2遅延時間tdの遅延を持った信
号を出力する。
【0018】第1及び第2の遅延手段10及び14から
の信号を受けた論理手段15は、第1及び第2の遅延手
段10及び14からの信号の排他的論理和を取り、図2
の(f)に示すような補正記録データを記録ドライブ手
段16に出力する。そして、この補正記録データを受け
た記録ドライブ手段16は次のように動作する。つま
り、補正記録データを受けたフリップフロップ17は、
補正記録データの立ち下がり毎に反転する図2の(g)
に示した非反転信号を出力するとともにこの非反転信号
と逆相の反転信号を出力する。図2の(g)に示したも
のから明らかなように、非反転信号は“H”レベルの期
間が記録データのパルス間隔tより時間tr短いt−t
rであり、“L”レベルの期間が記録データのパルス間
隔tより時間tr長いt+trであり、また、反転信号
は“L”レベルの期間が記録データのパルス間隔tより
時間tr短いt−trであり、“H”レベルの期間が記
録データのパルス間隔tより時間tr長いt+trであ
る。
【0019】このフリップフロップ17からの非反転信
号は第1のスイッチングトランジスタ18のベースに入
力され、この第1のスイッチングトランジスタ18は非
反転信号が“H”レベルの期間だけ導通状態になって、
第1の定電流源21に基づく定電流が、電源ノード5−
センタータップ4a−リード/ライトコイル4のコイル
4b−第1のスイッチングトランジスタ18−第1の定
電流源21−接地ノードに流れ、リード/ライトコイル
4のコイル4bによって磁気記録媒体に情報が記録され
ることになるものである。この時、第2のスイッチング
トランジスタ20は非導通状態によっており、リード/
ライトコイル4のコイル4cには電流が流れておらず、
イレーズコイル6には第2の定電流源22によって電源
ノード5−イレーズコイル6−第2の定電流源22−接
地ノードに定電流が流れ、磁気記録媒体1に記録された
前歴情報が直流消去されているものである。
【0020】また、フリップフロップ17からの反転信
号は第2のスイッチングトランジスタ20のベースに入
力され、この第2のスイッチングトランジスタ20は反
転信号が“H”レベルの期間だけ導通状態になって、第
1の定電流源21に基づく定電流が、電源ノード5−セ
ンタータップ4a−リード/ライトコイル4のコイル4
c−第2のスイッチングトランジスタ20−第1の定電
流源21−接地ノードに流れ、リード/ライトコイル4
のコイル4cによって磁気記録媒体に情報が記録される
ことになるものである。この時、第1のスイッチングト
ランジスタ18は非導通状態になっており、リード/ラ
イトコイル4のコイル4bには電流が流れておらず、イ
レーズコイル6には第2の定電流源22によって電源ノ
ード5−イレーズコイル6−第2の定電流源22−接地
ノードに定電流が流れ、磁気記録媒体1に記録された前
歴情報が直流消去されているものである。
【0021】そして、記録電流が流れる期間がいリー
ド/ライトコイル4のコイル4による磁気記録媒体1
への記録の磁化方向は、イレーズコイル6による磁気記
録媒体1への直流消去の磁化方向と逆方向にされている
ものである。つまり、イレーズコイル6による磁気記録
媒体1への直流消去の磁化を磁化反転して記録する場合
は、イレーズコイル6による磁気記録媒体1への直流消
去の磁化を磁化反転せずに記録する場合に対して(2×
tr)の時間差分補償されて記録されることになるもの
である。従って、このようにして記録された磁気記録媒
体の情報を記録再生ヘッド2によって再生すると、再生
時のアシンメトリが減少されて再生できることになり、
信頼性が向上するものである。
【0022】一方、上記のようにして記録される磁気記
録媒体より記録容量の大きい磁気記録媒体に記録する場
合には、モード切替信号が“H”レベルになり、トラン
ジスタ24が導通状態になって第1の遅延手段10の抵
抗11に抵抗25が並列接続され、第1の遅延手段10
における抵抗1及び25とコンデンサ12による時定数
が上記した抵抗11とコンデンサ12による時数より
小さなものとなって、書き込み手段7からの非反転信号
の所定遅延時間が上記した所定遅延時間trより短いも
のとなる。その他の動作は上記したものと同様に動作す
るものである。従って、記録容量の大きい磁気記録媒体
に対しても、再生時のアシンメトリが減少されて再生で
きることになり、信頼性が向上するものである。
【0023】なお、上記実施例のものにおいては、第1
の遅延手段の所定遅延時間を磁気記録媒体の記録容量の
違いによって切り替える構成のものとしたが、同じ磁気
記録媒体においてトラックの外周と内周とによって第1
の遅延手段10の所定遅延時間を切り替える構成にして
も良く、また、同じ磁気記録媒体のサイド0とサイド1
とによって第1の遅延手段10の所定遅延時間を切り替
える構成にしても良く、これらの組み合わせによって第
1の遅延手段10の所定遅延時間を切り替える構成にし
ても良いものである。
【0024】また、上記実施例のものにおいては、第1
の遅延手段10の所定遅延時間を2通りに切り替えるも
のを示したが、3通り以上に切り替えられる構成にして
も良いものである。この場合は、磁気記録媒体の特性に
対してきめ細かい記録ができ、再生時のアシンメトリを
磁気記録媒体の特性に応じて最適に減少できるものであ
る。
【0025】さらに、上記実施例のものにおいては、書
き込み手段7からの非反転信号を第1の遅延手段10に
よって所定遅延時間遅延させ、反転信号を第2の遅延手
段14によって所定時間遅延させたものとしたが、非反
転信号を第2の遅延手段14によって所定時間遅延さ
せ、反転信号を第1の遅延手段10によって所定遅延時
間遅延させたものとしても良いものである。
【0026】またさらに、上記実施例のものにあって
は、第1及び第2のスイッチングトランジスタ18及び
20とトランジスタ24をバイポーラトランジスタを用
いたものとしたが、これに限られるものではなく、例え
ばMOSトランジスタなどの電界効果型トランジスタ
(FET)であっても良いものである。
【0027】
【発明の効果】この発明は、以上に述べたように、記録
再生ヘッドと、記録する際に記録再生ヘッドに先立って
前歴情報を直流消去するための消去ヘッドとを備えたも
のにおいて、記録データに基づいて反転信号及び反
信号を出力する書き込み手段と、この書き込み手段から
反転信号あるいは反転信号の一方の信号を受け、こ
の一方の信号の立ち上がり又は立ち下がりの一方のみを
所定の第1遅延時間遅延させる第1の遅延手段と、書き
込み手段からの反転信号あるいは反転信号の他方の信
号を受け、この他方の信号を第1遅延時間より長い所定
の第2遅延時間遅延させる第2の遅延手段と、これら第
1及び第2の遅延手段からの出力信号を論理的に合成
し、補正データとして出力する論理手段と、この論理手
段からの補正記録データを受け、この補正記録データに
基づいて、記録データのパルス周期より第1遅延時間だ
け短い第1記録電流と、記録データのパルス周期より第
1遅延時間だけ長い、第1記録電流と逆方向に磁化する
第2記録電流とを記録再生ヘッドに流すための記録ドラ
イバ手段と、第1の遅延手段における第1遅延時間を切
り替えるための遅延時間切替手段とを設けたものとした
ので、磁気記録媒体の特性によって補正記録データを変
えられ、磁気記録媒体の特性に応じて良好なアシンメト
リの減少が図れ、信頼性が向上するという効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回路図。
【図2】この発明の一実施例における各部の波形を示す
図。
【図3】従来の磁気記録媒体に記録し、再生した状態を
示す図。
【符号の説明】
1 磁気記録媒体 2 記録再生ヘッド 3 消去ヘッド 7 書き込み手段 10 第1の遅延手段 14 第2の遅延手段 15 論理手段 16 記録ドライバ手段 23 遅延時間切替手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体に情報を記録及び磁気記録
    媒体に記録された情報を再生するための記録再生ヘッ
    ド、磁気記録媒体に情報を記録する際に上記記録再生ヘ
    ッドに先立って磁気記録媒体に記録された前歴情報を直
    流消去するための消去ヘッド、記録データのパルス入力
    毎に立ち上がり立ち下がりを繰返す二値信号である非反
    転信号及びこの非反転信号と逆相の反転信号を出力する
    書き込み手段、この書き込み手段からの反転信号ある
    は反転信号の一方の信号を受け、この一方の信号の立
    ち上がり又は立ち下がりの一方のみをピークシフト補正
    用に所定の第1遅延時間遅延させる第1の遅延手段、上
    記書き込み手段からの反転信号あるいは反転信号の他
    方の信号を受け、この他方の信号を上記第1遅延時間よ
    り長い所定の第2遅延時間遅延させる第2の遅延手段、
    これら第1及び第2の遅延手段からの出力信号の排他的
    論理和を補正記録データとして出力する論理手段、この
    論理手段からの補正記録データを受け、この補正記録デ
    ータに基づいて、上記記録データのパルス周期より上記
    第1遅延時間だけ短い第1記録電流と、上記記録データ
    のパルス周期より上記第1遅延時間だけ長い、上記第1
    記録電流と逆方向に磁化する第2記録電流とを上記記録
    再生ヘッドに流すための記録ドライバ手段、上記第1の
    遅延手段における第1遅延時間を切り替えるための遅延
    時間切替手段を備えた磁気ディスク装置。
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