JP2585254Y2 - シートの回転ロック機構 - Google Patents

シートの回転ロック機構

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JP2585254Y2
JP2585254Y2 JP2650993U JP2650993U JP2585254Y2 JP 2585254 Y2 JP2585254 Y2 JP 2585254Y2 JP 2650993 U JP2650993 U JP 2650993U JP 2650993 U JP2650993 U JP 2650993U JP 2585254 Y2 JP2585254 Y2 JP 2585254Y2
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latch
pressing plate
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寛史 野田
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば自動車等に設置さ
れる回転式シートの回転ロック機構に関するものであ
る。
【0002】
【考案の背景】図6に示すように例えば自動車等に設置
されるシート(1) の本体(2) は、座部(3) と、該座部
(3) にリクライニングデバイス(5) を介してリクライニ
ング可能に取付けられている背もたれ部(4) とからな
り、基台(6) 上に回転可能に取付けられられている回転
盤(7) 上にスライド機構(8) を介して載置され、前向き
および後向き状態に回転可能および前後スライド可能に
されている。このようなシート(1) では、リクライニン
グデバイス(5) のロックを解除して背もたれ部(4) を図
6点線に示すように前倒状態にした時、ワイヤに引張ら
れて回転ロック機構が解除されて回転可能となる。
【0003】シート(1) の回転盤(7) を基台(6) に回転
可能に取付けるには、図2に示すように基台(6) の上面
の環状の上面盤(6A)上にはスペーサー(9) を介して環状
の固定盤(10)を取付け、該基台(6) の上面盤(6A)と固定
盤(10)の間に形成されている摺動溝(11)には、回転盤
(7) の中央孔(12)の周縁フランジ(12A) が摺動自在に嵌
合される。
【0004】
【従来の技術】従来の回転ロック機構(13)は図7に示す
ように回転盤(7) の中央孔(12)の周縁部に取付けたラッ
チ(14)と、スライド機構(8) 側に取付けたロック解除レ
バー(15)とからなる。該ラッチ(14)は回転盤(7) の中央
孔(12)の周縁部に取付けられたブラケット(16)に軸(17)
を介して回動自在に取付けられ、上面には突出部(14A)
が形成され、その先端爪部(14B) はブラケット(16)の穴
部(18)を介して固定盤(10)と回転盤(7) の周縁フラン
ジ(12A) に形成されている係合溝(19,20) に係合する。
そして該ラッチ(14)はスプリング(21)によって該係合溝
(19,20) に係合する方向へ付勢されている。
【0005】一方ロック解除レバー(15)はシート本体
(2) 側のスライド機構(8) に取付けられたブラケット(2
2)に軸(23)を介して回転自在に取付けられており、該レ
バー(15)の下端部がラッチ(14)の突出部(14A) に当接
し、スプリング(24)によって矢印ロ方向に回動するよう
付勢され、ワイヤ(25)を介してシート(1) のリクライニ
ングデバイス(5) に連絡する。
【0006】上記構成ではラッチ(14)の先端爪部(14B)
がブラケット(16)の穴部(18)を介して固定盤(10)と回転
盤(7) の周縁フランジ(12A) の係合溝(19,20) に係合す
ることによって、シート本体(2) の回転は回転盤(7) を
介してロックされているが、シート(1) の背もたれ部
(4) を前倒し状態にすると、ワイヤ(25)によってロック
解除レバー(15)が図7点線状態に引張られ、ラッチ(14)
は突出部(14A) を介して該レバー(15)によって点線状態
に回動し、回転のロックは解除される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記従来構成では回転
盤(7) においてラッチ(14)が図7矢印イ方向に付勢され
ているから、ラッチ(14)を引上げた状態に維持しておい
てロック解除レバー(15)を該ラッチ(14)の突出部(14A)
に当接させ、それからシート本体(2) を回転盤(7) 上に
組付け、その後にワイヤ(25)を該レバー(15)に接続しな
ければならず、ワイヤ(25)の接続作業がシート本体(2)
に干渉されて非常に困難になると云う問題点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の課題
を解決するための手段として、基台(6) 上に回転盤(7)
を回転可能に取付け、該回転盤(7) 上にシート本体(2)
を載置したシート(1)の回転ロック機構(30)であって、
回転盤(7) に回動自在に取付けられ基台(6) 側の係合溝
(19,20) に係合して回転をロックするラッチ(35)と該ラ
ッチ(35)を上方に付勢するロック解除スプリング(36)
と、該ラッチ(35)の該スプリング(36)による回動角度を
規制する回転角度規制手段(35C) とからなり、該ラッチ
(35)には操作ワイヤ(25)と接続しかつ下方に押圧する押
圧板(42)と、該押圧板(42)を下方に付勢するスプリング
(43)とからなるロック解除機構(37)が当接し、該押圧板
(42)のラッチ(35)との接点における力は該ラッチ(35)の
押圧板(42)との接点における力よりも大きく設定されて
いるシートの回転ロック機構を提供するものである。
【0009】
【作用】回転ロック機構(30)のラッチ(35)は基台(6) 側
の係合溝(19,20) と係合することによって、回転盤(7)
の基台(6) に対する回転をロックする。回転解除機構(3
7)の押圧板(42)のラッチ(35)との接点における力は該ラ
ッチ(35)の押圧板(42)との接点における力よりも大きく
設定されているから、ラッチ(35)は押圧板(42)によって
押圧されてこのようなロック状態を維持している。該押
圧板(42)を回動させてラッチ(35)をフリーにすると、ラ
ッチ(35)はスプリング(36)によって上方へ回動してロッ
クは解除される。該ラッチ(35)は回転角度規制手段(35
C) によって上方への回動角度を規制されている。した
がって押圧板(42)をシート本体(2) 側に取付け、該押圧
板(42)にワイヤ(25)を接続しておいてからシート本体
(2) を回転盤(7) に組付けると、そのまゝで該ラッチ(3
5)の上面に押圧板(42)が当接する状態になる。
【0010】
【実施例】本考案を図1〜図5に示す一実施例によって
説明すればシート(1) にあっては床F上に基台(6) が固
定され、該基台(6) の上面には環状の上面盤(6A)が形成
されており、該上面盤(6A)上にはスペーサー(9) を介し
て固定盤(10)が取付けられ、該上面盤(6A)と固定盤(10)
との間には摺動溝(11)が形成されている。
【0011】該基台(6) 上には回転盤(7) が回転可能に
取付けられている。該回転盤(7) には中央孔(12)が設け
られており、該中央孔(12)の周縁には周縁フランジ(12
A) が形成されており、該周縁フランジ(12A) は該基台
(6) の上面盤(6A)と該固定盤(10)との間に形成される上
記摺動溝(11)に摺動可能に嵌着された状態となってい
る。
【0012】上記回転盤(7) の両側縁上にはロアレール
(8A)と該ロアレール(8A)に摺動可能に嵌着されているア
ッパーレール(8B)とからなるスライド機構(8) が、ロア
レール(8A)に固設されているボルト杆(8C)にナット(8D)
を螺着締付けを行なうことによって取付けられており、
該アッパーレール(8B)上にはブラケット(2A)を介してシ
ート本体(2) が設置されている。
【0013】(30)は回転ロック機構であり、該回転盤
(7) の一方の側部にボルトによって取付けられている。
ブラケット(31)と、該ブラケット(31)の軸受(32)に支持
されている軸(33)から差出され該ブラケット(31)の穴部
(34)から下方に臨出する爪部(35A) を有するラッチ(35)
と、該ラッチ(35)を図3矢印ニに示す上方即ちロック解
除方向に付勢しているスプリング(36)とからなり、該ラ
ッチ(35)の上面には突出部(35B) と回転角度規制手段と
してのストッパー(35C) が設けられており、該ラッチ(3
5)はスライド機構(8) の一方のアッパーレール(8B)の上
面に取付けられているロック解除機構(37)に連絡する。
【0014】 該ロック解除機構(37)はブラケット(38)
と、該ブラケット(38)の軸受(39)に支軸されている軸(4
0)に取付けられ下縁(41)が該回転ロック機構(30)のラッ
チ(35)を下方即ちロック方向に押圧する押圧板(42)と、
該押圧板(42)を該回転ロック機構(30)のラッチ(35)を突
出部(35B) を介して図3矢印ホに示すロック方向に押圧
するように付勢するスプリング(43)とからなり、該押圧
板(42)の上縁はワイヤ(25)によってシート(1) のリクラ
イニングデバイス(5) に連絡している。そして該押圧板
(42)のラッチ(35)との接点における力は該ラッチ(35)の
押圧板(42)との接点における力よりも大きく設定されて
いる。即ち、押圧板(42)のスプリング(43)の付勢力をF
1 、押圧板(42)の軸(40)からラッチ(35)との接点までの
距離をL1 とし、ラッチ(35)のスプリング(36)の付勢力
をF2 、ラッチ(35)の軸(33)から押圧板(42)との接点ま
での距離をL2 とすれば 1 /L 1 >F 2 /L 2 と設定
される。
【0015】上記構成において、図3に示すように回転
ロック機構(30)のラッチ(35)は押圧板(42)によって下方
に押されて爪部(35A) が基台(6) の固定盤(10)と回転盤
(7)の周縁フランジ(12A) に形成されている係合溝(19,2
0) に係合しシート(1) の回転をロックしている。
【0016】次いでリクライニングロック解除レバー(5
A)によってリクライニングロックを解除して該シート
(1) の背もたれ部(4) を図2点線に示すように前倒し状
態にすると、図4に示すように該シート(1) のリクライ
ニングデバイス(5) に接続する操作ワイヤ(25)によって
回転ロック機構(30)のラッチ(35)を押圧している押圧板
(42)が図4矢印ハ方向に引張られて回動する。このよう
にして該ラッチ(35)の押圧板(42)による押圧が解除され
ると該ラッチ(35)はフリーになりスプリング(36)の付勢
力により上方ロック解除方向に回動して回転ロックが解
除され、シート本体(2) は回転盤(7) を介して回転する
ことが可能になる。
【0017】上記のようにしてラッチ(35)がフリーの状
態となった時には、ラッチ(35)は回動するが、ラッチ(3
5)のストッパー(35C) によって上方への回転角度を規制
されている。したがって本考案では図5に示すように押
圧板(42)のブラケット(38)を取付けたスライド機構(8)
にブラケット(2A)を介してシート本体(2) を組付け、ワ
イヤ(25)によって該押圧板(42)とリクライニングデバイ
ス(5) とを連絡し、この状態で回転盤(7) 上に該スライ
ド機構(8) を組付け、該スライド機構(8) のボルト杆(8
C)にナット(8D)を螺着締付ければ、該押圧板(42)はその
まゝで該ラッチ(35)の突出部(35B) に当接し、該ラッチ
(35)を押下げつゝ図3の状態になる。
【0018】本考案ではラッチ(35)の回転角度規制手段
としてはストッパーに代えてスプリング(36)が弛緩状態
でラッチ(35)の回転角度が所定の角度になるよう設定し
てもよい。
【0019】
【考案の効果】したがって本考案では回転式シート組付
け作業が極めて容易になる。
【図面の簡単な説明】
図1〜図5は本考案の一実施例を示すものである。
【図1】回転スライド機構分解斜視図
【図2】シート下部切欠き側面図
【図3】回転ロック機構説明図
【図4】解除状態回転ロック機構説明図
【図5】シート組付け説明図
【図6】シート斜視図
【図7】従来例の回転ロック機構説明図
【符号の説明】
1 シート 2 シート本体 3 座部 4 背もたれ部 5 リクライニングデバイス 6 基台 7 回転盤 19,20 係合溝 25 操作ワイヤ 30 回転ロック機構 35 ラッチ 35C ストッパー(回転角度規制手段) 36 スプリング 37 ロック解除機構 42 押圧板 43 スプリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台上に回転盤を回転可能に取付け、該回
    転盤上にシート本体を載置したシートの回転ロック機構
    であって、回転盤に回動自在に取付けられ基台側の係合
    溝に係合して回転をロックするラッチと、該ラッチを上
    方に付勢するロック解除スプリングと、該ラッチの該ス
    プリングによる回動角度を規制する回転角度規制手段と
    からなり、該ラッチには操作ワイヤと接続しかつ下方に
    押圧する押圧板と、該押圧板を下方に付勢するスプリン
    グとからなるロック解除機構が当接し、該押圧板のラッ
    チとの接点における力は該ラッチの押圧板との接点にお
    ける力よりも大きく設定されているシートの回転ロック
    機構
JP2650993U 1993-04-21 1993-04-21 シートの回転ロック機構 Expired - Lifetime JP2585254Y2 (ja)

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JP2650993U JP2585254Y2 (ja) 1993-04-21 1993-04-21 シートの回転ロック機構

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JPH0678059U JPH0678059U (ja) 1994-11-01
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