JP2585161Y2 - 雨水桝用蓋体 - Google Patents

雨水桝用蓋体

Info

Publication number
JP2585161Y2
JP2585161Y2 JP2040793U JP2040793U JP2585161Y2 JP 2585161 Y2 JP2585161 Y2 JP 2585161Y2 JP 2040793 U JP2040793 U JP 2040793U JP 2040793 U JP2040793 U JP 2040793U JP 2585161 Y2 JP2585161 Y2 JP 2585161Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
rainwater
net
basin
rainwater basin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2040793U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0679885U (ja
Inventor
暁夫 馬場
春良 濁川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maezawa Kasei Kogyo KK
Original Assignee
Maezawa Kasei Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maezawa Kasei Kogyo KK filed Critical Maezawa Kasei Kogyo KK
Priority to JP2040793U priority Critical patent/JP2585161Y2/ja
Publication of JPH0679885U publication Critical patent/JPH0679885U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2585161Y2 publication Critical patent/JP2585161Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各家庭の雨樋、その他
の雨水受けまたは地表などからの雨水などを集中流入さ
せる雨水桝に用いる蓋体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の雨水桝用蓋体としては、把
手用並びに雨水侵入用の比較的大きい長孔が開口されて
いる構造が採られ、この雨水桝用蓋体の長孔から雨水が
桝体内に侵入し、桝体下部の泥溜め部を介して下流側に
流出するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、雨水桝
用蓋体に長孔が開口された構造が採られているので、こ
の長孔から蚊等の虫類が桝体の泥溜め部に侵入し、ぼう
ふらが発生する場合があり、非衛生になるという問題を
有している。
【0004】本考案は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、虫類などの侵入を防止でき環境衛生を良好に保持で
きる雨水桝用蓋体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の考案の雨
水桝用蓋体は、雨水桝の上面開口部に開閉自在に嵌着さ
れる雨水桝用蓋体において、透水孔を有する蓋本体の上
この蓋本体の上面と同一面状にネット体を設けたも
のである。
【0006】
【作用】請求項1記載の考案の雨水桝用蓋体では、蓋本
体の上に設けたネット体にて虫類などの蓋本体の透水
孔への侵入および雨水桝内への侵入が防止されるので、
雨水桝内でぼうふらが発生することなく、環境衛生を良
好に保持できる。また、ネット体を蓋本体の上面同一
面状に設けたので、蓋体上に溜まった土砂を箒や手など
で容易に除去できる。このため、蓋体の透水面積が減少
することなく、透水性を良好に維持できる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の雨水桝用蓋体の一実施例を図
面を参照して説明する。
【0008】図1ないし図4において、1は雨水桝2
(図1)の上面開口部に開閉自在に嵌着される雨水桝用
蓋体で、口径が例えば200mm 以下で、この蓋体1の蓋本
体3は、塩化ビニルなどの合成樹脂にて成型され、多数
の上下に貫通する透水孔4が形成されている。
【0009】5は合成樹脂または金属にて形成されたネ
ット体で、このネット体5は、前記透水孔4を覆うよう
に前記蓋本体3の上面にこの上面と同一面状に設けられ
ている。すなわち、このネット体5の上面が蓋本体3の
外縁部3aの上面と同一面をなすようにネット体5の屈曲
された外縁部5aが蓋本体3の外縁部3aの上部にインサー
ト成型され、また図3に示すように、ネット体5は複数
のボス6にて上方から押止されている。なお、図5はネ
ット体5の断面図である。
【0010】また、このネット体5の網目の大きさは、
蚊などの虫類が通過できない程度に小さくかつ土砂など
による目詰まりが生じない程度に大きくなければなら
ず、例えばメッシュ程度に形成される。
【0011】さらに、前記蓋本体3の外縁部3aは、上部
には把手用の一対の切欠孔7が形成され、外周面下部に
は弾性環体8が嵌着される環状凹部9が凹設されてい
る。
【0012】図1において、11は前記雨水桝2の桝本体
で、この桝本体11は、合成樹脂にて成型され、上部と下
部に拡径された受口12,13がそれぞれ形成され、側部に
は1つの流出口14と3つの流入口15(図1の右側)、流
入口16(図1の前面側)および流入口17(図1の背面
側)がそれぞれ略直交状に突設されている。
【0013】18,19はそれぞれ前記受口12,13に嵌合さ
れる合成樹脂製の高さ調節管で、このうち高さ調節管19
は、底面が閉塞具20にて閉塞され、内部には泥溜め部21
が形成されている。
【0014】22は前記高さ調節管18の上部に嵌着される
蓋受け体で、この蓋受け体22は、合成樹脂にて成型さ
れ、上部内周には前記蓋体1が開閉自在に嵌着される蓋
受け段部23が形成されている。
【0015】24は前記桝本体11の泥溜め部21に挿脱自在
に配設される泥溜め容器で、この泥溜め容器24は、合成
樹脂にて成型され、略筒状で底部が閉塞され、上部には
把手25が設けられている。
【0016】次にこの実施例の作用を説明する。
【0017】まず、図1に示すように、蓋体1、泥溜め
容器24を配設しない状態で、上記構造の雨水桝2を設置
現場に設置し、3つの流入口15,16,17のうち必要な箇
所に上流側の管体(図示せず)を接続し、使用しない箇
所をキャップ(図示せず)で閉塞し、流出口14に下流側
の管体(図示せず)を接続する。
【0018】次に、把手25を持って泥溜め容器24を高さ
調節管18の上方から入れ、泥溜め部21に配設する。次
に、蓋体1の環状凹部9に弾性環体8を嵌着した後、こ
の蓋体1を蓋受け段部23に嵌着する。
【0019】そうして、土砂を含む雨水などの排水が上
流側の管体および蓋体1のネット体5および透水孔4を
通過して雨水桝2下部の泥溜め容器24に流入し、泥溜め
容器24の底部には土砂などが堆積して泥状の沈殿物が形
成されるとともに、上澄の排水が流出口14から下流側に
流出する。そして、泥溜め容器24に沈殿物が溜まったと
き、蓋体1を開け、把手25を持って泥溜め容器24を取り
出し、沈殿物を捨てた後、元の位置に配設する。
【0020】そして、蓋本体3の上に設けたネット体
5にて虫類などの蓋本体3の透水孔4への侵入が防止さ
れ、したがって虫類などの雨水桝2内への侵入が防止さ
れるので、雨水桝2内でぼうふらが発生することなく、
環境衛生を良好に保持できる。
【0021】また、ネット体5が蓋本体3の上面同一
面状に設けられているので、蓋体1の上面に堆積した土
砂を手や箒などで一拭きすることにより、容易に除去す
ることができる。このため、蓋体1の透水面積が減少す
ることなく、透水性を良好に維持できる。
【0022】さらに、ネット体5を蓋本体3の上面に
の上面と同一面状にかつしっかりと設けるため、ネット
体5の外縁部5aを屈曲した状態で、蓋本体3の外縁部3a
の上部にインサートして、ネット体5の脱落を防止して
いる。
【0023】なお、上記実施例では、図1ないし図5に
示す形状のネット体5について説明したが、本考案はこ
れに限られるものではなく、例えば図に示すように外
縁部5cを直角に折り曲げたり、あるいは図に示すよう
に外縁部5dの先端部5eをさらに折り畳むなど、種々の形
状を採ることができる。さらに、図に示すように、金
属製のネット体5の下側に金属製の補強材27を、例えば
十字状に配置し、この補強材27をスポット熔接でネット
体5に取付けて、ネット体5の強度を向上させることが
できる。
【0024】また、本考案の蓋体1が嵌着される雨水桝
2の構造は、図1に示す構造に限られるものではなく、
1つの流入口または2つの流入口を種々の角度方向で設
けた構造あるいは流入口を全く設けない構造などの種々
の構造の雨水桝に、本考案の蓋体1を使用することがで
きる。
【0025】
【考案の効果】請求項1記載の考案によれば、蓋本体の
に設けたネット体にて虫類などの蓋本体の透水孔へ
の侵入および雨水桝内への侵入が防止されるので、雨水
桝内でぼうふらが発生することなく、環境衛生を良好に
保持できる。また、ネット体を蓋本体の上面同一面状
に設けたので、雨水桝用蓋体上に溜まった土砂を箒や手
などで容易に除去できる。このため、蓋体の透水面積が
減少することなく、透水性を良好に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の雨水桝用蓋体の使用状態を
示す縦断面図である。
【図2】同上雨水桝用蓋体を示す拡大断面図である。
【図3】同上雨水桝用蓋体を示す平面図である。
【図4】同上雨水桝用蓋体を示す一部拡大断面図であ
る。
【図5】同上雨水桝用蓋体のネット体を示す断面図であ
る。
【図6】同上雨水桝用蓋体のネット体の他の実施例を示
す一部断面図である。
【図7】同上雨水桝用蓋体のネット体の他の実施例を示
す一部断面図である。
【図8】同上雨水桝用蓋体のネット体と補強材を示す一
部断面図である。
【符号の説明】
1 雨水桝用蓋体 2 雨水桝 3 蓋本体 4 透水孔 5 ネット体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雨水桝の上面開口部に開閉自在に嵌着さ
    れる雨水桝用蓋体において、 透水孔を有する蓋本体の上この蓋本体の上面と同一
    面状にネット体を設けたことを特徴とする雨水桝用蓋
    体。
JP2040793U 1993-04-20 1993-04-20 雨水桝用蓋体 Expired - Lifetime JP2585161Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2040793U JP2585161Y2 (ja) 1993-04-20 1993-04-20 雨水桝用蓋体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2040793U JP2585161Y2 (ja) 1993-04-20 1993-04-20 雨水桝用蓋体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0679885U JPH0679885U (ja) 1994-11-08
JP2585161Y2 true JP2585161Y2 (ja) 1998-11-11

Family

ID=12026184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2040793U Expired - Lifetime JP2585161Y2 (ja) 1993-04-20 1993-04-20 雨水桝用蓋体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2585161Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2751002B2 (ja) * 1994-04-22 1998-05-18 アロン化成株式会社 合成樹脂製雨水ます
JP5343031B2 (ja) * 2010-03-30 2013-11-13 アロン化成株式会社 雨水ます用のバケットおよびこのバケットを備えた雨水ます
JP6756464B2 (ja) * 2015-05-29 2020-09-16 吉田プラ工業株式会社 ネット付き中蓋を備えた化粧料容器、ネット付き中蓋、ネット付き中蓋の製造方法、および金型

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0679885U (ja) 1994-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2585161Y2 (ja) 雨水桝用蓋体
JP2876460B2 (ja) 浴室ユニットの排水部構造
JPH06117065A (ja) 雨水用樋
CN208250908U (zh) 一种桥梁雨水口结构
JP2592833Y2 (ja) 合成樹脂製雨水桝装置
JP5213413B2 (ja) ます内に配置されるフィルター装置およびそれを備えたフィルターます
JPH0827976A (ja) 排水管カバー
JP3535663B2 (ja) 雨水ます
JP3042675U (ja) 導水用キャップ及び導水設備
CN214272339U (zh) 一种海绵城市点渗透设施
JP2779113B2 (ja) 雨水桝
JP4170456B2 (ja) ルーフドレインにおける土砂回収装置
JP2004169295A (ja) 雨水浸透桝
KR920005990Y1 (ko) 하수구용 배수트랩
JP2523126Y2 (ja) グラウンド等の地表水排水装置
JPS6227576Y2 (ja)
JP2000120155A (ja) 二層式排水溝
JP2583681Y2 (ja) 樋用雨水浸透枡
JPH08260476A (ja) 土砂崩壊防止用擁壁
JPH0333788Y2 (ja)
JPS6335095Y2 (ja)
JPH0752234Y2 (ja) 雨水浸透桝
JPH0645510Y2 (ja) 便器排水管の清掃装置
JP2516177Y2 (ja) トラップ付き排水溝
KR200294875Y1 (ko) 맨홀

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080904

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080904

Year of fee payment: 10