JP2516177Y2 - トラップ付き排水溝 - Google Patents

トラップ付き排水溝

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JP2516177Y2
JP2516177Y2 JP1989138851U JP13885189U JP2516177Y2 JP 2516177 Y2 JP2516177 Y2 JP 2516177Y2 JP 1989138851 U JP1989138851 U JP 1989138851U JP 13885189 U JP13885189 U JP 13885189U JP 2516177 Y2 JP2516177 Y2 JP 2516177Y2
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trap
drain
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幸生 岩川
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はトラップ付き排水溝に係り、特に排水溝の幅
を小さくすることができるよう改良されたトラップ付き
排水溝に関する。
[従来の技術 従来のトラップ付き排水溝の構成について第3図及び
第4図を参照して説明する。第3図は排水溝の長手方向
に沿ってとった縦断面図であり、第4図は第3図のIV−
IV線に沿う断面図である。符号10は排水溝本体であり、
有底無蓋の槽体形状となっている。該排水溝本体10の上
縁部分には施工枠12が設けられており、該施工枠12に目
皿14が被せられている。符号16は目皿受け、40はゴムパ
ッキンを示す。
排水溝本体10はその長手方向の中央部分に向かって下
り勾配となっており、この長手方向中央の部分に排水口
18が設けられ、該排水口18の下側にトラップ20が接続さ
れている。このトラップ20は円形筒状の外筒22と該外筒
22の底面から上下方向に延設された排水筒24と、該排水
筒24に被さる釣鐘状の内筒26を備えた構成のものであ
り、排水溝本体10内に流れ込んだ水は排水口18から外筒
22と内筒26との間に流れ込む。そして、この内筒26の下
端を回り込んで上昇し、排水筒24の上端から該排水筒24
内に流れ込んで排出される。
[考案が解決しようとする課題] この種の排水溝においては、排水溝から水がオーバー
フローすることを防止するために、十分な量の排水量を
取ることができるように設計されなければならない。ち
なみに、日本工業規格JIS A 4421では、浴室用排水溝は
毎分60l以上の排水量を有するべきことを規定してい
る。
上記の構成の従来のトラップ付き排水溝にあっては、
この十分な量の排水量を得るためにトラップ20の直径
(外筒20の直径)も大きくしなければならず、それに伴
って排水溝本体10の幅も大きなものとなっていた。即
ち、排水溝本体10の幅を小さくするとトラップ20の直径
も小さくせざるを得ず、排水量が小さくなるのである。
このようなことから、従来のトラップ付き排水溝は溝
幅が相当に大きなものとなっており、浴室等の見栄えを
低下させたり、設計上の自由度を減少させる等の問題が
あった。
[課題を解決するための手段] 本考案のトラップ付き排水溝は、有底無蓋の槽体より
なる排水溝本体30と、該排水溝本体の底面部に設けられ
た排水口32と、該排水溝本体30の上縁に嵌合した施工枠
36と、該施工枠36に蓋装された目皿38とを有し、該排水
溝30の底面は前記排水口に向って下り勾配となっている
排水溝において、該排水溝本体30の長手方向に沿って延
在する有底無蓋の槽体形状のトラップ部材34を該排水溝
本体30内に設け、該トラップ部材34の側外面と底部下面
とにリブ34c、34dを突設し、側外面のリブ34cの先端を
排水溝本体30の内面に当接させ、底部下面のリブ34dの
先端を排水溝本体30の底面に当接させ、前記施工枠36
に、該トラップ部材34の上方に位置する開口42を設け、
該開口42の周縁部から該トラップ部材34内に入り込むガ
イド壁44を垂設したトラップ付き排水溝であって、該ト
ラップ部材底部下面から突設されたリブ34dは、前記排
水口32に近づくほど高さが大きくなっており、前記排水
溝本体30の底面とトラップ部材34の底部下面との間隔が
該排水口32に近づくほど大きくなっていることを特徴と
する。
[作用] かかる本考案の排水溝にあっては、トラップ部材が排
水溝本体の長手方向に沿って延在しており、トラップを
流れる水の流れ方向と直交方向の断面(以下、トラップ
有効断面積という)が極めて大きい。従って、排水溝本
体の幅が小さくても十分な量の排水量とすることができ
る。また、トラップ部材を簡単に着脱できる。
本考案のトラップ付き排水溝にあっては、排水溝本体
の底面とトラップ部材の底部下面との間隔が排水口に近
づくほど大きくなっているため、トラップ部材を溢れて
排水溝本体の底面に流下した水が該排水溝本体底面上を
排水口に向ってスムーズに流れる。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例に係るトラップ付き排水溝の
組み立て斜視図、第2図は第1図のII−II線に沿ってと
ったトラップ付き排水溝の縦断面図である。なお、この
トラップ付き排水溝は長尺のものであり、第1図では長
手方向の半分を示している。
符号30は有底無蓋の槽体状の排水溝本体であり、その
底面部分は該排水溝本体30の長手方向中央の部分に向か
って下り勾配となっている。そして、この中央部分に排
水口32が設けられている。排水溝本体30内にはトラップ
部材34が設けられている。このトラップ部材34は有底無
蓋の槽体状のものであり、第2図に示す如く一対の側壁
34aと、該側壁34aの下端部分同志を連結する底面34bを
有した略U字形状のものである。なお、本実施例では、
側壁34aの外面部分にリブ34cが設けられ、底面34bの下
面側にはリブ34dが設けられている。これらリブ34c、34
dはトラップ部材34を排水溝本体10内に挿入したときの
位置決めをなすものであり、リブ34cは排水溝本体30の
側面に当接し、リブ34dは排水溝本体30の底面部分に当
接している。
排水溝本体34の上側には施工枠36が被せられ、該施工
枠36に設けられた突片部36aに係止されるようにして目
皿38が装着されている。なお、図面を明瞭とするため
に、第1図では突片部36aは図示が省略されている。符
号40はパッキンを示す。この施工枠36は浅い箱状のもの
であり、排水溝本体30に嵌合するように長尺のものであ
る。そして、この施工枠36の長手方向に延在するように
幅方向中央の部分に流出口42が設けられ、この流出口42
の下側から下方に延在するようにガイド壁44が設けられ
ている。このガイド壁44は流出口42を囲むように設けら
れている。第1図に示されるように、排水溝本体30の底
面は、排水口32に向って下り勾配となっている。また、
トラップ部材34の底面は水平状となっている。このトラ
ップ部材34の底部下面から突設されたリブ34dは、排水
口32に近づくほど高さが大きくなっており、トラップ部
材34の底部下面と排水溝本体30の底面との間隔は排水口
32に近づくほど大きくなっている。
このように構成されたトラップ付き排水溝にあって
は、目皿38を通過した水は流出口42からガイド壁44内を
流れてトラップ部材34内に流入する。そして、このトラ
ップ部材34の上端を回り込んで排水溝本体30とトラップ
部材34との間に入る。その後、排水溝本体30の底面部分
を流れて排水口32に至る。
このように、本実施例のトラップ付き排水溝にあって
は、トラップ部材34が排水溝本体30の長手方向に沿って
延設されており、排水溝本体30の幅が小さくてもトラッ
プ有効断面積が極めて大きい。さらに、排水溝本体30の
底面とトラップ部材34の底部下面との間隔が排水口32に
近づくほど大きくなっているので、排水溝本体30上を排
水口32に向って流れる水量が排水口32に近づくにつれて
増大してきても、この水を十分にスムーズに流下させる
ことができる。
また、目皿38及び施工枠36を外すと、トラップ部材34
を上方に引き上げて取り出すことができ、排水溝本体30
内及びトラップ部材34を容易に清掃できる。また、トラ
ップ部材34は排水溝本体30にビス留めされておらず、排
水溝本体30にビス孔があかないため、排水溝本体30から
の漏水も防止される。
[効果] 以上の通り、本考案のトラップ付き排水溝にあって
は、排水溝本体の幅を小さくしても十分な量の排水量と
することができる。従って、本考案によると浴室等の見
栄えを向上させたり、設計上の自由度を増大させたりす
ることができる。また、排水溝本体内及びトラップ部材
の清掃が容易であると共に、排水溝本体からの漏水も防
止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す組み立て斜視図、第2図
は同縦断面図、第3図は従来例を示す縦断面図、第4図
は第3図のIV−IV線に沿う断面図である。 30……排水溝本体、32……排水口、34……トラップ部
材、36……施工枠、38……目皿、42……流出口、44……
ガイド壁。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底無蓋の槽体よりなる排水溝本体30と、
    該排水溝本体の底面部に設けられた排水口32と、該排水
    溝本体30の上縁に嵌合した施工枠36と、該施工枠36に蓋
    装された目皿38とを有し、該排水溝30の底面は前記排水
    口に向って下り勾配となっている排水溝において、 該排水溝本体30の長手方向に沿って延在する有底無蓋の
    槽体形状のトラップ部材34を該排水溝本体30内に設け、 該トラップ部材34の側外面と底部下面とにリブ34c、34d
    を突設し、側外面のリブ34cの先端を排水溝本体30の内
    面に当接させ、底部下面のリブ34dの先端を排水溝本体3
    0の底面に当接させ、 前記施工枠36に、該トラップ部材34の上方に位置する開
    口42を設け、該開口42の周縁部から該トラップ部材34内
    に入り込むガイド壁44を垂設したトラップ付き排水溝で
    あって、 該トラップ部材底部下面から突設されたリブ34dは、前
    記排水口32に近づくほど高さが大きくなっており、前記
    排水溝本体30の底面とトラップ部材34の底部下面との間
    隔が該排水口32に近づくほど大きくなっていることを特
    徴とするトラップ付き排水溝。
JP1989138851U 1989-11-30 1989-11-30 トラップ付き排水溝 Expired - Lifetime JP2516177Y2 (ja)

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JPS563412U (ja) * 1979-06-21 1981-01-13
JPS6110381U (ja) * 1984-06-20 1986-01-22 株式会社 小林製作所 排水トラツプ
JPS62121246A (ja) * 1985-11-20 1987-06-02 島 信義 トラツプ
JPH01230828A (ja) * 1989-01-28 1989-09-14 Nobuyoshi Shima 深さ調整枠を備えた排水枡

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