JPH0131661Y2 - - Google Patents

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JPH0131661Y2
JPH0131661Y2 JP1065482U JP1065482U JPH0131661Y2 JP H0131661 Y2 JPH0131661 Y2 JP H0131661Y2 JP 1065482 U JP1065482 U JP 1065482U JP 1065482 U JP1065482 U JP 1065482U JP H0131661 Y2 JPH0131661 Y2 JP H0131661Y2
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JP
Japan
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perforated
drain pipe
wall
perforated plate
area
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ストール小便器の改良に関し、特に
弱勢少量の水によつても、鉢内洗浄を確実に行う
ことのできる目皿を着脱可能に備えたストール小
便器に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
従来、ストール小便器にあつては、便器底部の
ほぼ中央に設けられた排水管からの漏臭等を防止
するため、第1図に示すような防臭方式が採用さ
れていた。この防臭方式は、便器の底部に排水管
3を中心とした同心円状の二重壁を設け、この二
重壁によつて形成された溜水用の凹部2に、目皿
4の下部に一体形成された筒状壁を嵌め込んでト
ラツプとするものであつて、一般にベルトラツプ
式と言われる。このベルトラツプ式には次のよう
な欠点があつた。
(a) 溜水用凹部の間隔が狭いため、流路抵抗が大
きくなり、排水効率が悪く排水障害を起こし易
い。
(b) 溜水用凹部の間隔が狭いため、トラツプ部分
に毛髪等が引掛つた場合に、毛管現象による水
封切れを起こし易い。
(c) 溜水用凹部の間隔が狭いため、トラツプ部分
の溜水量が少なく、長期間使用しないでいると
蒸発による水封切れを起こし易い。
上記の欠点を解消する目的で提案されたものに
は、実開昭53−43745号公報に記載された技術が
ある。同公報に記載の技術は、排水管を溜水用凹
部の一方側に片寄せ、その上方に位置する目皿の
一部に形成する目皿孔を排水管とは反対側に寄
せ、相互にずらせて広くなつた排水管と目皿孔と
の間をトラツプとするものであつて、これを平面
図示すれば第2図の如くである。これによつて上
記列挙の欠点a乃至cは解消することが可能とは
なつたが、目皿孔は必然的に目皿の片寄つた端部
に集合して設けざるを得ない。従つて、小便器の
鉢内洗浄の場合、目皿孔が有る部分の洗浄は良好
に行えるが、目皿孔の部分から隔たつた広範囲の
部分は良好に洗浄を行うことができず、強いて良
好な洗浄結果を得ようとすれば、強い水勢の水を
多量に使用しなければならないと言う欠点があつ
た。
上記従来の二例から明らかなことは、トラツプ
部を広く確保することと弱勢少量の水で良好な洗
浄を行い得ることとの間には、二律背反関係の極
めて困難な問題が存在すると言うことである。
〔問題解決手段とその作用〕
本考案は、前記従来の問題を一挙に解決する目
的のものに創案されたものであつて、その手段
は、便器本体底域の凹部及び該凹部に立設された
排水管へ被せる目皿を備えたストール小便器にお
いて、前記目皿は前記排水管の直上方に位置する
中央部に多数の目皿孔が配設された孔設領域を有
する目皿板部と該目皿板部の下部に一体形成され
た袋部とからなり、該袋部は前記孔設領域を囲む
周辺の一部を垂設基部とする垂下壁と該垂下壁の
垂設基部から連続して下り形成された勾配壁及び
前記垂下壁の両側から連続された膨張側壁を有す
る弯曲仕切壁とからなり、かつ前記排水管の上方
及び周側方を包囲してトラツプを形成し、前記弯
曲仕切壁における勾配壁は前記孔設領域下面と前
記排水管上端開口との間の空隙を遮断し、かつ前
記目皿孔から流下する水の誘導路を形成している
点にある。
上記本考案の解決手段によれば、排水管の直上
方に位置した目皿板部の中央部を占める広範な孔
設領域に、目皿孔多数が分散配設されてあるの
で、水勢が弱くかつ少量の水によつても小便器底
部の洗浄を良好に行うことができる。またトラツ
プ部は、袋部を構成する弯曲仕切壁における膨張
側壁の開口によつて広く確保されているので、前
記列挙の欠点a乃至cを解消することができる。
要するに、本考案の手段は、従来技術が有して
いた二律背反関係にあるトラツプ機能と弱勢少量
の水による良好な洗浄機能とを、共に満足せしめ
得るものである。
〔実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
第3図は本考案に係るストール小便器(以下、
本案便器という)Aの底部附近を側断面視して示
したものであり、第4図は同じく本案便器Aの底
部附近を平断面視して示したものである。これら
の図によつて明らかな如く、本体1における底部
の主要な部分を占めるのは凹部2である。凹部2
には排水管3が立設されており、該排水管3の上
端開口3′は凹部2の深さのほぼ中間部に位置し
ている。そして凹部2の上端外縁2′には目皿4
が着脱可能に被蓋されている。
本考案の前記解決手段が講じられているのは目
皿4である。目皿4は、その構成部を大別する
と、目皿板部5と袋部9とからなる。目皿板部5
は、その外縁5′を凹部2の上端外縁2′に係止せ
しめて、該凹部2の上に被蓋する如く位置づけら
れる。袋部9は、目皿板部5の下部に一体に形成
され、排水管3に被冠されるときは、その上方及
び側方を包囲してトラツプを形成する。
目皿板部5の中央部には多数の目皿孔6,6,
…が分散して開穿されている。従つて、目皿孔
6,6…が分散して設けてある領域を孔設領域と
言う。この孔設領域は、目皿板部5の広範な部分
を占めており、前記排水管3の直上方に位置づけ
られている。孔設領域が排水管3の直上に位置づ
けられ、かつ目皿板部5の広範な中央部を占めて
いるために、便器本体1に供給される洗浄水が仮
に弱勢かつ少量であつても、本体1の底部を広範
囲にわたつて良好に洗浄することができる。
袋部9は、垂下壁7と弯曲仕切壁8とから成つ
ている。垂下壁7は、目皿板部5の孔設領域を取
囲む周辺の一部から垂設されており、袋部9を目
皿板部5に対して一体的に連結する部分である。
弯曲仕切壁8は、下り形成された勾配壁と略々垂
直に近い膨張側壁とが連続して断面弯曲した形状
をなし、勾配壁の上縁は垂下壁7の垂設基部と連
続され、膨張側壁は垂下壁7の両側縁と連続され
ており、垂下壁7の下端縁と膨張側壁の下端縁と
は同一レベルで連なつている。このようにして袋
部9は、全体として、内部が空洞の袋状をなし、
断面形状は変形的な逆U字状をなしている。
目皿板部5が凹部2の上端外縁2′に被蓋され、
袋部9が排水管3を包囲して被冠された状態にあ
つては、弯曲仕切壁8の勾配壁は孔設領域の下面
と排水管3上端開口3′との間の空隙を遮断し、
弯曲仕切壁8の膨張側壁は広く大きな容積の水封
空間を確保する。要するに、トラツプ溜水を多量
に貯えることができると共に水の流路抵抗を小さ
くすることができる。そして便器本体1内に洗浄
水が供給されると、該洗浄水は目皿孔6,6,…
を通じて流下し、更に弯曲仕切壁8の勾配壁が誘
導路の役割を果たして洗浄水はスムーズにトラツ
プ部Bへと導かれ、やがて排水管3を通じて便器
外に排出される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本案便器に備付けられた
目皿は簡単な構造であり、安価に提供できるばか
りでなく、トラツプ部等水路が広く形成され、か
つ排水管上方の広い範囲に目皿孔が分散配設され
ているため、以下の効果を奏するものである。
流路抵抗は小さく、排水効率が良く、排水障
害を起こす虞がない。
トラツプ部の容積が大きく形成されているか
ら、毛髪が引掛り難く、たとえトラツプ部に毛
髪等が引掛つた場合でも毛管現象による水封切
れを起こす虞が少ない。
トラツプ部溜水が多量であり、長期間使用し
なくても、蒸発によるトラツプ部溜水の水封切
れを起こす虞がない。
目皿孔が鉢洗浄面中央の広範な部分に分散配
設されているため、弱勢少量の水によつても広
範囲にわたる鉢内洗浄を良好に行うことがで
き、弯曲仕切壁の勾配壁が水の洗浄機能を更に
促す。
要するに二律背反関係にあるとされていたトラ
ツプ機能と弱勢少量の水による洗浄機能とを共に
満足せしめ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示すトラツプ部の側断面図、
第2図は他の従来例を示すトラツプ部の平面図、
第3図及び第4図は本案便器の実施例を示すもの
であり、第3図は便器底部附近の側断面図であ
り、第4図は便器底部附近の平断面図である。 A……ストール小便器、3……排水管、3′…
…上端開口、4……目皿、5……目皿板部、6…
…目皿孔、7……垂下壁、8……弯曲仕切壁、9
……袋部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 便器本体底域の凹部及び該凹部に立設された排
    水管へ被せる目皿を備えたストール小便器におい
    て、前記目皿は前記排水管の直上方に位置する中
    央部に多数の目皿孔が配設された孔設領域を有す
    る目皿板部と該目皿板部の下部に一体形成された
    袋部とからなり、該袋部は前記孔設領域を囲む周
    辺の一部を垂設基部とする垂下壁と該垂下壁の垂
    設基部から連続して下り形成された勾配壁及び前
    記垂下壁の両側から連続された膨張側壁を有する
    弯曲仕切壁とからなり、かつ前記排水管の上方及
    び周側方を包囲してトラツプを形成し、前記弯曲
    仕切壁における勾配壁は前記孔設領域下面と前記
    排水管上端開口との間の空隙を遮断し、かつ前記
    目皿孔から流下する水の誘導路を形成しているこ
    とを特徴とするストール小便器。
JP1065482U 1982-01-27 1982-01-27 スト−ル小便器 Granted JPS58115588U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1065482U JPS58115588U (ja) 1982-01-27 1982-01-27 スト−ル小便器

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JP1065482U JPS58115588U (ja) 1982-01-27 1982-01-27 スト−ル小便器

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Publication Number Publication Date
JPS58115588U JPS58115588U (ja) 1983-08-06
JPH0131661Y2 true JPH0131661Y2 (ja) 1989-09-28

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JP1065482U Granted JPS58115588U (ja) 1982-01-27 1982-01-27 スト−ル小便器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0712469Y2 (ja) * 1989-10-12 1995-03-22 株式会社イナックス トラップ用目皿
JP6478092B2 (ja) * 2014-09-10 2019-03-06 Toto株式会社 小便器

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Publication number Publication date
JPS58115588U (ja) 1983-08-06

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