JPH07116739B2 - 水洗小便器 - Google Patents

水洗小便器

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JPH07116739B2
JPH07116739B2 JP3235593A JP23559391A JPH07116739B2 JP H07116739 B2 JPH07116739 B2 JP H07116739B2 JP 3235593 A JP3235593 A JP 3235593A JP 23559391 A JP23559391 A JP 23559391A JP H07116739 B2 JPH07116739 B2 JP H07116739B2
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和彦 斉藤
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ネポン株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水洗小便器、特に洗浄水
量が1〜4l 程度のボウルの前方縁および周縁からも洗
浄水が供給される型の本水洗小便器および洗浄水量が30
0cc 程度の簡易水洗用小便器、ならびにこれらの小便器
に共通に用いられる目皿の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図5、図6に一部切欠して示される構造
の小便器は知られたものである。図5に図示の水洗小便
器はボウル50の目皿51を取付ける目皿受部52と前方の前
縁部53とが低い位置にくるように構成され、目皿51は排
出孔54を覆いかぶせるように配置されている。図6に図
示の水洗小便器31は、ボウル32の目皿33を取付けた部分
( 目皿受部37)と前方の前縁部34とが連続する部分が低
い位置にくるように構成され、目皿33はその上面36が目
皿受部37とほぼ同一面にあるよう配置されている。図
5、図6において、55, 35はボウル上縁、56, 38は排水
部である。排尿後の水洗において、洗浄水はほぼ垂直な
直立部57, 39に沿って落下し、ボウル50, 32の底部分を
洗浄した後に排水部56, 38、排水路58, 40、導水管59,
41を経て排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図5の従来例において
は、洗浄水が直立部57から直接排水部56へ、または前方
の前縁部53の一部を洗浄し排水部へ導かれるために、洗
浄水の水量が少なくなるとボウル50の目皿受部52の双方
端部と前方部の洗浄能力が不足するようになると共に、
目皿51は半円球形でお椀を覆せたように配置され、ボウ
ルの底の洗浄面から10〜15mm突出して配置されるので、
目皿の上面の流導面60が洗浄されず臭気発生の原因とな
る。図5のボウル50の底部分は図4のボウルの平面図に
示され、同図で符号61を付したものが目皿受部の前端
部、符号43は通孔である。図4に洗浄水の流れは矢印を
付した線で模式的に示すが、前端部61において最も早く
洗浄水の量が減少することが判明した。また直立部57を
流下した洗浄水のうち排水部56に入る量が多いものであ
るので、少量の洗浄水ではボウルの前縁部53までまわっ
てこない。さらに図6の従来例本水洗式小便器では前縁
部34を洗浄する水を放出する為の小孔42および通水路を
特に設けなければならない。そこで本発明の課題は、水
洗小便器において、ボウルの前方側にも洗浄水が勢いよ
く流れ、目皿の上面である流導面60も洗浄の度ごとに完
全に洗浄される構成の水洗小便器を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の水洗小便器は、
水洗小便器10に用いる目皿17は底部がほぼ円形であ
り、該底部から頂上の洗浄水分割部18へ向けて上昇す
る2つの洗浄面19と、これら洗浄面19の間にはさま
れた補助面17aとから成り、洗浄水はそれを左右に二
分割する洗浄面19によりボウルの側端部14aへ付勢
されて送り出され、目皿17に落ちる小水は補助面17
aによりはねかえることが防止されることを特徴とす
る。
【0005】
【作用】すなわち本発明においては、直立部の下部から
目皿受部に向けて前方向、かつ、下方に傾斜した第1傾
斜部は、ボウルの前方 (すなわち直立部の反対側) の前
縁部の下部から目皿受部に向け後方向に第1傾斜部より
は低い位置にある第2傾斜部と接続してボウル底面を形
成し、第1傾斜部と第2傾斜部との接続する部分でボウ
ル底面のほぼ中心に目皿受部を形成しそこに目皿をボウ
ル底面よりも高くなるように配置する一方で、目皿受部
の前方で第2傾斜部13に排水部を部分的に形成する。目
皿は洗浄水を強制的に二分割するよう高くなった洗浄水
分割部の両側に洗浄面が形成されてなるものである。目
皿は、第2傾斜部に形成する排水部を部分的にふたをす
るもので、排水部は排水孔に連続させて排水するように
なっている。このような構成によって、ほぼ垂直の直立
部から落流する洗浄水は、第1傾斜部で水勢が劣ること
なく流れて目皿の洗浄面を洗浄する一方でボウルの目皿
受部の側端部の双方を経て前縁部に当たって第2傾斜部
付近を洗浄し、排水部から排水孔へと導かれる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図1ないし図3を参照して具
体的に説明する。ここで図1は本発明の水洗小便器の一
部切欠断面図、図2は図1の小便器のボウルの平面図、
図3は洗浄水の流れを模式的に示す図2に類似の平面図
で、図中、10は本発明にかかる水洗小便器、11は直立
部、12はボウルの第1傾斜面、13は第2傾斜面、14はボ
ウル、14a はボウルの目皿受部の側端部、14b は周縁
部、15は前線部、16は排水部、17は目皿、18は洗浄水分
割部、19は洗浄面、20は目皿受部、21は排水孔、22は小
便器本体、23は防臭弁、24は導管、25は通孔、26は注水
口である。
【0007】図1ないし図3を参照すると、水洗小便器
10のボウル14の底面は、ほぼ垂直に配置された直立部11
の下部から前方に、すなわち前線部に向けて延在する第
1傾斜部12と、直立部11の反対側の前線部15から後方
に、すなわち直立部11に向けて延在する第2傾斜部13と
によって構成され、第2傾斜部13は第1傾斜部12よりも
低い位置にあるように、かつ、第2傾斜部は目皿受部20
の前方で目皿受部に向けて深くなる排水部16を提供する
ように設計する。なお、洗浄水は直立部11の上方の注水
口26から供給される。第1傾斜部12と第2傾斜部13とが
合体する位置、すなわちボウル14の底面のほぼ中心位置
に目皿17のための目皿受部20が設けられる。
【0008】目皿17は、洗浄水を強制的に二分割するた
めに洗浄水分割部18を頂上とする2つの洗浄面19と、洗
浄面19にはさまれた補助面17a とが形成されたもので、
ボウル14の底面よりも高い位置をとって配置され、目皿
と目皿受部との間には排水のための隙間が作られるよう
にする。目皿17は、目皿受部20に接し、かつ、目皿17の
周縁が第1傾斜部12に相対的に低くなるように配置して
排水部16のふたをし、洗浄水の水勢を減ずることなくボ
ウルの目皿受部の側端部14a に洗浄水がスムーズに流れ
るようにし、洗浄水は排水部16、排水孔21を経て導管24
に導かれ、排水孔21と導管24との間に配置された防臭弁
23は導管24から上がってくる臭いを遮断する。目皿17の
形状は、中心が高い逆V字型に、かつ、洗浄水分割部18
によって二分された洗浄面19をもつよう形成され、洗浄
面19にはさまれて補助面17a が設けられている。目皿の
外形は逆V字型に代えて半球状にしてもよい。
【0009】 図2は目皿17の配置を示す平面図であ
り、 図4は図2に類似の図であって、図3において洗
浄水の流れは矢印を付した線で模式的に示し、この洗浄
水の流れの状態は本願発明者による実験結果に基づいて
作成したものである。同図から、側端部14a だけでなく
前縁部 (図1) のすぐ近くまで洗浄水が流れるように改
良されていることは、図4の従来例の洗浄水の流れとの
対比から理解されるであろう。さらには、図3に示され
るように、目皿17の上表面も洗浄水によって洗浄され、
その結果、本発明によるとボウル14の底面すべてと目皿
の上までも洗浄されるのである。図3において25は目皿
17の通孔である。目皿17は陶器、プラスチックによる成
型品として提供されうる。上記した洗浄水の流れによる
洗浄結果の実験は、JIS A 5207-1982 衛生陶器を参考に
して行った。すなわち、この JISの6.試験方法、6.4.
2.小便器洗浄試験の(2) によると、「洗浄面の中央部に
赤インキで幅約50mmの線を横に描いて直ちに水を流し、
洗浄面に赤インキの跡が残らないかどうかを調べる」の
であるが、本願発明者は、ボウル面3全体にハケで隙
間なく赤インキを塗り、洗浄水量4l および300cc の時
で試験したところ、両条件とも洗浄状態が従来のものよ
り向上したことを確認した。すなわち、この実験の結果
を図4と図3を参照して説明すると、従来例の図4にお
いては、ボウル底面の図にみて右側から線Mで示すとこ
ろまで赤インキが洗い流されたのに対し、本発明の実施
例では、図3を参照すると、ボウル底面の図にみて右側
から線Nで示すところまで赤インキが洗い流され赤イン
キの跡は残らなかったことが確認されたのである。
【0010】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明によれば、
ほゞ垂直な直立部から落流した洗浄水は、ボウルの第1
傾斜部で水勢を失うことなく、洗浄水を左右に二分割す
る形状をした目皿によってボウル内面の目皿受部の双方
の側端部へ積極的に送り出され、ボウル面全体の洗浄力
が向上され、また、目皿は排水を強制的に二分割する形
状にしたため目皿に落ちる雫状の小水のはねを使用者に
飛ばすことがないので、使用者に不快感を与えるおそれ
がない。さらには、目皿の上面も必ず洗浄されるので、
不快な臭いを発生することがない効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の一部切欠断面図である。
【図2】本発明実施例の目皿を示すボウルの平面図であ
る。
【図3】本発明実施例における洗浄水の流れを模式的に
示すボウルの平面図である。
【図4】従来例における洗浄水の流れを模式的に示すボ
ウルの平面図である。
【図5】従来例ボウルの断面図である。
【図6】従来例ボウル断面図である。
【符号の説明】
10, 31 水洗小便器 11, 39 直立部 12 第1傾斜部 13 第2傾斜部 14, 32 ボウル 14a,34a ボウルの目皿受部の側端部 14b,35 周縁部 15, 34 前縁部 16, 38 排水部 17, 33 目皿 17a 補助面 18 洗浄水分割部 19 洗浄面 20, 37 目皿受部 21 排水孔 22 小便器本体 23 防臭弁 24, 41 導管 25, 43 通孔 26 注水口 36 上面 40 排水路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水洗小便器(10)に用いる目皿(1
    7)は底部がほぼ円形であり、該底部から頂上の洗浄水
    分割部(18)へ向けて上昇する2つの洗浄面(19)
    と、これら洗浄面(19)の間にはさまれた補助面(1
    7a)とから成り、 洗浄水はそれを左右に二分割する洗浄面(19)により
    ボウルの側端部(14a)へ付勢されて送り出され、 目皿(17)に落ちる小水は補助面(17a)によりは
    ねかえることが防止されることを特徴とする水洗小便
    器。
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