JP3541290B2 - 排水トラップ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は浴室・浴槽・防水パン・流し台・洗面台等に取り付けられる排水トラップの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より浴室・浴槽・防水パン・流し台・洗面台等には、排水トラップと呼ばれる、下水側から屋内側に悪臭や害虫類等が侵入するのを防止する機能を備えた排水器が取り付けられている。これら排水トラップには、例えば図10または図12に示したような構造のものが知られている。
【0003】
図10に示した排水トラップはトラップ本体、フランジ部材、及び防臭筒よ
り構成されて成り、その構造を以下に記すと、トラップ本体は、排水を一定の深さに溜める、上端に開口部を備えた円筒形の封水室と、該封水室の上端にある開口部より溢れた排水が流れる排水路を形成する、円筒形の側面部及び底壁部から成る外壁部と、排水を排出するために外壁部の側壁部に設けた円筒形の排出口と、トラップ本体の上方に設けた、側壁部の上端から内径方向に延出した板状部、及び該板状部の封水室直上に内面に雌螺子部を備えた孔、から成る本体開口部と、から構成されて成る。またフランジ部材は、排水口を形成する開口を上方及び下方に備えた円筒形状であり、フランジ部材の上端外周側に突設を設けると共に、外周側面にトラップ本体の本体開口部の雌螺子部と螺合する雄螺子部を備えて成る。また防臭筒は上方及び下方が開口した円筒形状であり、筒上端部がフランジ部材と脱着自在で且つ水密的に係合し、更に係合時に下方の開口が封水室内に配置され、下方の開口の高さ位置を封水室の底面の高さ位置より高い位置に設けて成り、封水室の底面との間に流水部を形成して成る。なお、使用時においては防臭筒の筒上端部はフランジ部材と水密的に係合し、またフランジ部材はトラップ本体の本体開口部と水密的に螺合することから、封水筒の筒上端部はトラップ本体の本体開口部に対して水密的な状態に保持される。また、排水トラップと浴室等の床面の取付部を水密的に取着するためのパッキングを備えてなる。
【0004】
また図12に示した排水トラップはトラップ本体、フランジ部材、及びトラップ本体と一体に成形された防臭筒より構成されて成り、その構造を以下に記すと、トラップ本体は、排水を一定の深さに溜める、上端に開口部を備えた封水室と、該封水室の上端にある開口部より溢れた排水が流れる排水路を形成する、側面部及び底壁部から成る外壁部と、排水を排出するために外壁部に設けた円筒形の排出口と、トラップ本体の上方に設けた、封水室及び側壁部の上端から延出した板状部、上方及び下方が開口した円筒形状であり及び該板状部の封水室直上に内面に雌螺子部を備えた孔、から成る本体開口部と、から構成されて成る。また該本体開口部には、下方の開口が封水室内に配置され、下方の開口の高さ位置を封水室の底面の高さ位置より高い位置に設けて成り、封水室の底面との間に流水部を形成する防臭筒を本体開口部と一体に成型して成る。また封水室の側面に、他の排水器からの排水を導入する排水枝管を設けてなる。またフランジ部材は、排水口を形成する開口を上方及び下方に備えた円筒形状であり、フランジ部材の上端外周側に突設を設けると共に、外周側面にトラップ本体の本体開口部の雌螺子部と螺合する雄螺子部を備えて成る。また、排水トラップと浴室等の床面の取付部を水密的に取着するためのパッキングを備えてなる。
【0005】
図10または図12のような構造の排水トラップに排水を流すと、排水トラップの封水室内に排水が溜まる(この封水室内に溜まった水を以後「封水」と呼ぶ)。下水側より排出口を通して悪臭や害虫類等が屋内側に侵入してきても、この封水に進路を阻まれてこれ以上屋内側に侵入することができないため、これら悪臭・害虫類が屋内に侵入する事を防ぐことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一方で、上記排水トラップは内部に封水を備えるようにした構造のために、その内部を通る水の流れは複雑なものとなる。排水口より排水された排水は、防臭筒内を直下方向に落下し、封水室の底面にかなりの急角度で衝突する。排水はこの衝突によって流れに乱れを生じた後、流水部を通り抜けて防臭筒の外面と封水室の内面の間を上昇し、封水室の開口部を越えて排水路から排出口へ流れ、排出口より下水側へと排出される。このような複雑な排水流路のために、単位時間内に下水側に排出できる排水の量(以後「排水性能」と呼ぶ)は、トラップ機能を備えない単純な排水器やエルボパイプと比べてどうしても少なくなってしまい、排水口に多量の排水が流れ込むと、排水の処理に時間がかかってしまう。このように長時間に渡って排水が浴室や浴槽・防水パン等の上に留まることは、美観上や衛生上の観点から見て好ましくない。また、排水があまりに多いと浴室や浴槽・防水パン等の上から更に排水が溢れ出る場合も生じるなどの問題がある。
【0007】
また上記のような排水トラップには、図11や図12の排水トラップのように、他のトラップ機能を持たない排水器等の排水を処理するために封水室の側面に排水枝管を備えて成り、この排水枝管に他の排水器等からの排水が流入するように構成された物もある。通常、この排水枝管はトラップ機能の確保等の理由から封水室の比較的底面に近い高さ位置に設けられている。このため、この排水枝管より多量の排水があると、排水は封水室の底面に沿って勢いよく流れ、防臭筒の中心を通り抜けて排水枝管の対向位置にある防臭筒下端の内面に衝突し、更に該衝突位置から防臭筒内面に沿って上方へ上昇して排水口から溢れ出す、いわゆる逆流と呼ばれる現象を生じることがある。この場合も美観上や衛生上、好ましくないのはもちろんであるが、更に浴室等は使用後清掃される場合が多く、清掃終了後に他の排水器等に大量の排水があってこの逆流が発生すると改めて浴室等を清掃しなければならず、効率が著しく悪化する等の問題も生じる。
【0008】
これらの問題を解決するために、たとえば排水トラップそのものを大型化して排水性能を向上させたり、あるいは排水トラップの高さを高くして排水口から防臭筒の下方の開口までの距離を大きくとり逆流を防ぐ方法もあるが、実際には排水トラップの取付スペースの制限や、コスト等が上昇する等々の問題があり、排水トラップの大型化による解決は難しい。また、防臭筒からの排水が封水室の底面に直角に衝突しないよう、フランジ部材と封水筒の形状を変えて、封水室の底面に対して傾斜をつける方法も考えられるが、部材の形状が複雑になることから大量生産が難しくなることや、施工時に方向を注意して取り付けしなければならなくなるなどの問題がある。更に上記排水トラップに排水枝管を設けた場合、封水室に傾斜を付けることによって排水枝管からの排水が防臭筒内面を上昇しやすくなり、逆流を発生し易くなる場合もあり、実際にはこの方法による問題の解決も難しい。また、通常排水トラップは施工が完了すると浴室等の底面の下方に配置されるため、トラップ本体やそれを固定しているフランジ部材の取り替え作業等を行うことはほぼ不可能となる。従って既に施工済みの排水トラップにおいては上記のような大型化、もしくはフランジ部材等の形状変更による解決方法を利用することができない等の問題がある。本発明は上記問題を鑑みて発明された物であり、トラップ本体やフランジ部材の大きさ等を従来品から変更することなく、比較的取り替えの容易な防臭筒の形状の一部を変更するだけで、排水トラップの排水性能を向上させ、且つ逆流を防止することができる排水トラップを提供するものである。
【0009】
【問題を解決するための手段】
請求項1に記載の排水トラップは、排水を一定の深さに溜める、上方に開口部(2a)を備えた封水室(2)、該封水室(2)の開口部(2a)より溢れた排水が流れる排水路(3a)を形成する外壁部(3)、排水を排出するために外壁部(3)の任意の位置に設けた排出口(4)、及び上方に設けた本体開口部(5)、から成るトラップ本体(1)と、上方及び下方が開口して排水口(7)を形成すると共に、上記トラップ本体(1)の本体開口部(5)と水密的に係合し、トラップ本体(1)を固定する筒状のフランジ部材(6)と、上方及び下方が開口すると共に、使用時に筒上端部(9)がトラップ本体(1)の本体開口部(5)に対して水密的な状態に保持され、更に使用時に下方の開口が封水室(2)内に配置され、下方の開口の高さ位置を封水室(2)の底面(2b)の高さ位置より高い位置に設けて成り、封水室(2)の底面(2b)との間に流水部(10)を形成してなる防臭筒(8)と、から構成した排水トラップにおいて、上記防臭筒(8)の内面の、封水室(2)内となる任意の高さ位置に、断面が任意形状の凸部(11)を水平方向に沿って一定の高さに連続して設けたことを特徴とする排水トラップである。
【0010】
また、請求項2に記載の排水トラップは、上記排水トラップにおいて、封水室(2)の側面に、他の排水器からの排水を導入するための排水枝管(13)を設けたことを特徴とする排水トラップである。
【0011】
また、請求項3に記載の排水トラップは、上記排水トラップにおいて、トラップ本体(1)の本体開口部(5)と、防臭筒(8)の筒上端部(9)を一体に成形したことを特徴とする排水トラップである。
【0012】
また、請求項4に記載の排水トラップは、上記排水トラップにおいて、フランジ部材(6)と、防臭筒(8)の筒上端部(9)を一体に成形したことを特徴とする排水トラップである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。図1から図3に示した、本発明を採用した排水トラップは、トラップ本体、フランジ部材、及び防臭筒より構成されて成り、その構造を以下に記すと、トラップ本体(1)は、排水を一定の深さに溜める、上端に開口部(2a)を備えた円筒形の封水室(2)と、該封水室(2)の開口部(2a)より溢れた排水が流れる排水路(3a)を形成する、円筒形の側面部(3b)及び底壁部(3c)から成る外壁部(3)と、排水を排出するために外壁部(3)の側壁部(3b)に設けた円筒形の排出口(4)と、トラップ本体(1)の上方に設けた、側壁部(3b)の上端から内径方向に延出した板状部(5a)、及び該板状部(5a)の封水室(2)直上位置に内面に雌螺子部(5b)を備えた孔、から成る本体開口部(5)と、から構成されて成る。更に、封水室(2)の側面の、封水室の比較的底面に近い高さ位置に他の排水器からの排水を導入するための排水枝管(13)を備えて成る。またフランジ部材(6)は、排水口(7)を形成する開口を上方及び下方に備えた円筒形状であり、フランジ部材(6)の上端外周側に突設を設けると共に、外周側面にトラップ本体(1)の本体開口部(5)の雌螺子部(5b)と螺合する雄螺子部(6a)を備えて成る。また防臭筒(8)は上方及び下方が開口した円筒形状であり、筒上端部(9)がフランジ部材(6)と脱着自在で且つ水密的に係合し、更に係合時に下方の開口が封水室(2)内に配置され、下方の開口の高さ位置を封水室(2)の底面(2b)の高さ位置より高い位置に設けて成り、封水室(2)の底面(2b)との間に流水部(10)を形成して成る。更に、上記防臭筒(8)の内面の、封水室(2)内となる任意の高さ位置に、断面が任意形状の凸部(11)を水平方向に沿って一定の高さに連続して設けてなる。なお、使用時においては防臭筒(8)の筒上端部(9)はフランジ部材(6)と水密的に係合し、またフランジ部材(6)はトラップ本体(1)の本体開口部(5)と水密的に螺合することから、封水筒(2)の筒上端部(2a)はトラップ本体(1)の本体開口部(5)に対して水密的な状態に保持される。また、排水トラップと浴室等の床面の取付部(W)を水密的に取着するためのパッキング(P)を備えてなる。
【0014】
上記のように構成した排水トラップを、図1に示したように浴室等の床面の取付部(W)に取り付けた状態にて排水口(7)より多量の排水を流すと、排水の流れは排水口(7)から防臭筒(8)の内周面に沿って落下した後、防臭筒(8)の内面に設けた凸部(11)に衝突して防臭筒(8)の中心方向に向かう流れとなる。この流れの作用によって防臭筒(8)の中心方向には排水が密になるのに対し、凸部(11)の影になる部分は水の流れが遮られることから空気が充満される。特に水の勢いが強いと空気が水の流れに巻き込まれて排出されるため、凸部(11)の影になる部分の空気の密度は通常の一気圧のものよりも薄いものになる。この結果、防臭筒(8)の中心部は密度の高い排水で満たされ、一方内周面に近い、凸部(11)の影となる部分では密度の低い空気で満たされることとなる。このような状態になると、排水の流れは密度の高い方から密度の低い方へ、即ち防臭筒(8)の中心側から円周側へ向かう流れへと変わる。このため防臭筒(8)から排出された排水は防臭筒(8)の中心側から円周側に向けて付勢しているので、従来例のように封水筒(2)の底面(2b)にほぼ直角に衝突したり、あるいは流れに乱れを生じたりすることなく、極めてスムーズに流水部(10)を通り抜け、防臭筒(8)の外周面と封水室(2)の内周面の間を上昇し、封水室(2)の上方の開口部(2a)を越えて、外壁部(3)の排水路(3a)から排出口(4)へ流れ、排出口(4)より下水側へと排出される。このような、乱れを生じない極めてスムーズに流れる排水流路を形成するために、排水性能は従来の凸部(11)を備えない排水トラップと比べて格段に向上している。
【0015】
また、他の排水器等から多量の排水が排水枝管(13)を通して流入してきた場合、排水は封水室(2)の底面(2b)に沿って勢いよく流れ、防臭筒(8)の中心を通り抜けて排水枝管(13)の対向位置にある防臭筒下端の内面に衝突し、該衝突位置から防臭筒(8)の内面に沿って上方へ上昇するが、途中で凸部(11)に衝突して流れを遮られるために、排水は排水口(8)まで上昇することなく、従来の排水トラップと違って逆流を生じることはない。
【0016】
本発明による排水トラップの実施例は上記のようであるが、本発明は本実施例に限定される物ではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、図示してはいないが、トラップ本体に排水枝管を備えない排水トラップにおいても、上記実施例と同様な理由によって、従来の排水トラップと比べて排水性能を格段に向上させることができる。
【0017】
また、図4及び図5に示した排水トラップのように、封水室の一部のみを外壁部で覆っているような排水トラップにおいても、上記実施例と同様な理由によって、従来の排水トラップと比べて排水性能を格段に向上させ、また排水枝管からの逆流を防止することができる。
【0018】
また、同じく図4及び図5に示した排水トラップのように、トラップ本体(1)の本体開口部(5)と、防臭筒(8)の筒上端部(9)を一体に成形したような排水トラップにおいても、上記実施例と同様な理由によって、従来の排水トラップと比べて排水性能を格段に向上させ、また排水枝管からの逆流を防止することができる。
【0019】
また、図6及び図7に示した排水トラップのように、フランジ部材(6)と、防臭筒(8)の筒上端部(9)を一体に成形したような排水トラップにおいても、上記実施例と同様な理由によって、従来の排水トラップと比べて排水性能を格段に向上させ、また排水枝管からの逆流を防止することができる。
【0020】
また、図8及び図9に示した排水トラップのように、トラップ本体(1)の底壁部(3c)を封水室(2)の底面(2a)より低い位置に配置した構造の排水トラップにおいても、上記実施例と同様な理由によって、従来の排水トラップと比べて排水性能を格段に向上させることができる。
【0021】
また、同じく図8及び図9に示した排水トラップのように、排出口(4)をトラップ本体(1)の底壁部(3c)に設けた構造の排水トラップにおいても、上記実施例と同様な理由によって、従来の排水トラップと比べて排水性能を格段に向上させることができる。
【0022】
また、トラップ本体(1)の本体開口部(4)は、図1から図3、及び図6から図7に示した排水トラップのように、排水トラップの上部を覆う板状部(5a)を備えた構造であっても、図4から図5に示した排水トラップのように外壁部(3)の上端をそのまま本体開口部(4)とした構造であっても、本発明に何らの影響を及ぼすものではなく、これらのように本体開口部(4)の構造の違いによってその特徴を決定されるものではない。
【0023】
また、図示してはいないが、封水室(2)、外壁部(3)、または防臭筒(9)等を円筒形状以外の、例えば方形形状とした構造とする事も可能である。
【0024】
【効果】
本発明による、防臭筒の内面に凸部を設けた排水トラップは上記のような構造のため、以下のような優れた効果を奏する。
【0025】
i)排水口より排水を流した場合、従来の、防臭筒内に凸部を備えない排水トラップに比べて排水の流れがスムーズになるため、排水性能が向上する。
ii)排水枝管を設けた排水トラップに本発明を採用した場合、排水枝管側より多量の排水があっても、その排水による逆流が生じないため、従来の排水トラップに比べて、美観上、また衛生上優れている。
iii)本発明による排水トラップは、従来の排水トラップに比べて防臭筒の形状を変更しただけの構成のため、防臭筒以外は従来品をそのまま使用できる。このため、本発明を採用するために新しく部材を設計する必要は少なく、新規部材作成のための制作費および新規管理対象部材の増加による管理費のコストアップが極めて僅かで済む。
iv)本発明による排水トラップは、従来の排水トラップに比べて防臭筒の形状を変更しただけの構成のため、防臭筒とトラップ本体またはフランジ部材とが一体に成型されていない排水トラップの場合であれば、既に施工された排水トラップにおいても、防臭筒を交換するだけの極めて簡単な作業で上記i)ii)に示した効果を得ることができ、その利用範囲は極めて広い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、排水枝管を備えた実施例の断面図である。
【図2】本発明の、排水枝管を備えた実施例の一部切り欠きした斜視図である。
【図3】本発明の、排水枝管を備えた実施例の部材構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の、本体開口部と防臭筒を一体としたものの実施例の断面図である。
【図5】本発明の、本体開口部と防臭筒を一体としたものの実施例の一部切り欠きした
斜視図である。
【図6】本発明の、フランジ部材と防臭筒を一体としたものの実施例の断面図である。
【図7】本発明の、フランジ部材と防臭筒を一体としたものの実施例の一部切り欠きし
た斜視図である。
【図8】本発明の、外壁部上端をそのまま本体開口部としたものの実施例の断面図であ
る。
【図9】本発明の、外壁部上端をそのまま本体開口部としたものの実施例の一部切り欠
きした斜視図である。
【図10】従来例の排水トラップを示す断面図である。
【図11】従来例の、排水枝管を備えた排水トラップを示す断面図である。
【図12】従来例の、本体開口部と防臭筒を一体とした排水トラップを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 トラップ本体
2 封水室
2a 開口部
2b 底面
3 外壁部
3a 排水路
3b 側壁部
3c 底壁部
4 排出口
5 本体開口部
5a 板状部
5b 雌螺子部
6 フランジ部材
6a 雄螺子部
7 排水口
8 防臭筒
9 筒上端部
10 流水部
11 凸部
12 段部
13 排水枝管
P パッキング
W 取付部
Claims (4)
- 排水を一定の深さに溜める、上方に開口部(2a)を備えた封水室(2)、該封水室(2)の開口部(2a)より溢れた排水が流れる排水路(3a)を形成する外壁部(3)、排水を排出するために外壁部(3)の任意の位置に設けた排出口(4)、及び上方に設けた本体開口部(5)、から成るトラップ本体(1)と、上方及び下方が開口して排水口(7)を形成すると共に、上記トラップ本体(1)の本体開口部(5)と水密的に係合し、トラップ本体(1)を固定する筒状のフランジ部材(6)と、上方及び下方が開口すると共に、使用時に筒上端部(9)がトラップ本体(1)の本体開口部(5)に対して水密的な状態に保持され、更に使用時に下方の開口が封水室(2)内に配置され、下方の開口の高さ位置を封水室(2)の底面(2b)の高さ位置より高い位置に設けて成り、封水室(2)の底面(2b)との間に流水部(10)を形成してなる防臭筒(8)と、から構成した排水トラップにおいて、上記防臭筒(8)の内面の、封水室(2)内となる任意の高さ位置に、断面が任意形状の凸部(11)を水平方向に沿って一定の高さに連続して設けたことを特徴とする排水トラップ
- 上記排水トラップにおいて、封水室(2)の側面に、他の排水器からの排水を導入するための排水枝管(13)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の排水トラップ。
- 上記排水トラップにおいて、トラップ本体(1)の本体開口部(5)と、防臭筒(8)の筒上端部(9)を一体に成形したことを特徴とする請求項1に記載の排水トラップ。
- 上記排水トラップにおいて、フランジ部材(6)と、防臭筒(8)の筒上端部(9)を一体に成形したことを特徴とする請求項1に記載の排水トラップ。
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