JPH0141821Y2 - - Google Patents

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JPH0141821Y2
JPH0141821Y2 JP14746183U JP14746183U JPH0141821Y2 JP H0141821 Y2 JPH0141821 Y2 JP H0141821Y2 JP 14746183 U JP14746183 U JP 14746183U JP 14746183 U JP14746183 U JP 14746183U JP H0141821 Y2 JPH0141821 Y2 JP H0141821Y2
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、主に公衆便所等で用いられる小便
器、特に碗トラツプ(ベルトラツプ)を備えた水
洗式小便器に関する。
〔従来技術〕
従来、公衆便所等に設置される水洗式小便器
は、流路壁面に沈着するスケールによつてトラツ
プ内部や排水路の流路面積が小さくなり排水障害
を生じやすいので、トラツプ部を着脱可能とした
ベルトラツプと称されるものを備えている。この
ベルトラツプには、排水路内へタバコやガム等の
異物が侵入することを防止するために、ボウル底
部の排水路入口には孔を開設した目皿を設けてい
る。
第1図は従来のベルトラツプ構造を示す断面
図、第2図は目皿の平面図である。
第1図において、便器のボール100最下部に
開口する排水筒101が立設され、同排水筒10
1を収納するように溜水箱102がボール100
内に連通状態に凹設されている。排水筒101と
ともにトラツプ部を形成する碗体103が上端に
目皿104を一体成形して溜水箱102に設置さ
れ、この目皿104には第2図のように多数の小
孔105を貫設して、この小孔105から洗浄水
や汚水を排出する構成である。また、目皿104
が溜水箱102の上端開口縁102a上に載置さ
れるが、陶磁器は寸法公差が大きいので、目皿1
04と上端開口縁102a間にもいくらかの隙間
を生ずる場合がある。
上記構成のトラツプ部において、洗浄水を流し
た場合、目皿104の小孔105及び目皿104
と溜水箱102の上端開口縁102a間の隙間に
水膜が一時的に形成されて、洗浄開始時には流路
が閉塞してしまう。従つて、多量の洗浄水を流し
た時、速やかに排出できないので、洗浄水はボウ
ル100内に一時的に滞溜してその水位が上昇
し、一方溜水箱102内に空気が封入される状態
となる。この空気は、小孔105や目皿104周
縁の水膜厚が小さい部分から外部へ逃げ出し、ボ
ール100内の溜水から気泡状となつて排出され
る。この気泡発生により、飛沫が飛散して使用感
が悪く、衣服や床面を汚すという問題がある。
〔考案の目的〕 本考案の目的は、ベルトラツプを備えた水洗式
小便器において、ボール内の滞溜水からの気泡の
発生及び汚水の飛散を防止することである。
〔考案の構成〕
本考案の構成は、便器のボウル下端に溜水函を
有し、同溜水函内に立設される排水筒とともにト
ラツプを形成しかつ溜水函の上端開口縁に目皿部
を配置する水洗式小便器において、目皿部を便器
内奥側が最低レベルとなるように傾斜状態に配置
し、しかも便器先端側の高レベル配置域において
溜水函とボウル内とを連通させる間隙を画成した
ものである。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基いて本考案を説明
する。
第3図は本考案に係る水洗式小便器の正面図、
第4図は同第3図の−線矢視による断面図で
あり、1はボウル2を下部側に形成し、リム通水
路3の射水孔4から洗浄水を供給することのでき
る便器本体である。ボウル2は奥側に向けて下方
に傾斜し、後壁5側にボウル2と連通して溜水函
6を凹設している。溜水函6内には排水筒7が立
設され、同排水筒7からの排水路8端には排水口
8aを開口している。
9は溜水函6の開口域を閉塞するように取付け
られる中蓋で、本例のものは陶磁器製で、目皿部
10と下方に伸長するトラツプ画成筒11とを一
体成形したものである。目皿部10の周縁10a
は溜水函6の上端開口縁6aに載置係止され、図
示のようにボウル2の傾斜に沿うように奥側が最
低レベルとなるように下方に傾斜しており、奥部
側に位置して洗浄水及び汚水が流下する長孔状の
排水孔12を開設している。
第5図は中蓋9を上面側から観た平面図で、奥
側が直線状及び先端側が曲線状に形成され、溜水
函6の上端の開口縁6aより若干小さい略相似形
をなしている。第6図は同第5図の−線矢視
で、目皿部10の下方に突出する突部10bを設
け、同突部10bの下端が溜水函6の上端開口縁
6aに係止可能となるようにする。この突部10
bを先端側の2位置に設けて第6図のように溜水
函6内に設置すると、第4図のように目皿部10
の曲線部側には溜水函6の上端開口縁6aとの間
にスリツト状の間隙Gを画成できる。この間隙G
の開口巾はタバコやガム等の異物が溜水函6内に
至らない程度のものとしておく。
また、第7図は第5図の−線に相当する位
置での目皿部10と溜水函6上部域の位置関係を
示すもので、目皿部10の周縁10aは上端開口
縁6aに当接している。そして、第4図のように
目皿部10の周縁10aの後端部も開口縁6aに
当接載置される状態となり、突部10bにより形
成される間隙Gが最高レベル位置をなす目皿部1
0先端側にボウル2と溜水函6との連通部として
構成される。
上記構成において、洗浄水が供給された時、後
壁面5に沿つて矢印A方向に流下した分は、目皿
部10の排水孔12から溜水函6への排出され
る。この場合、目皿部10と上端開口縁6aに介
在するすきまからも流入する。
ここで、目皿部10の上位レベル側には間隙G
が開口状態に位置しているので、洗浄開始時に後
壁面5を流下する洗浄水が直接間隙G部分に至る
ことがないので、この間隙Gに水膜は発生せず、
溜水函6内に空気が封じられることはない。そし
て、溜水函6内の水位は洗浄水流入により上昇す
るが、内部の空気は間隙Gから速やかに何らの抵
抗も受けずに排出される。
さらに、リム通水路3の射水口4からも矢印B
方向に洗浄水が供給され、間隙Gから溜水函6内
に流入しようとする。しかし、リム通水路3から
の洗浄水は、小便器上部の給水室(図示せず)か
ら分岐し、屈曲した細い給水路によりリム通水路
3に供給されるため後壁面5からの供給開始時間
より遅れて吐出されるので、給水初期段階では間
隙Gに到達せず水膜を形成することがない。即
ち、後壁面5を流下して来る洗浄水の流入により
空気が間隙Gから大半排出された後にリム通水路
3からの洗浄水が溜水函6内に流入するので、リ
ム通水路3からの洗浄水による水膜発生の前に空
気を排除できる。
以上により、溜水函6内は給水初期に水膜によ
り封じられることがないので、洗浄水は支障なく
流下でき、ボウル2内に一時的に滞溜することが
ない。そして、空気も給水初期に排除されてしま
うので、気泡の発生を防止でき、飛沫を飛散させ
ることもない。
第8図は第2実施例を示す断面図で、本実施例
は目皿部とトラツプ画成筒を別体として、各々を
ステンレス鋼により成形したものである。
図中、20は下端が開口し、この開口縁に排水
流路を形成する切欠21を所要数設けたトラツプ
画成筒、22は溜水函6の上端開口縁6aに載置
される目皿部をなす目皿板である。第9図は目皿
板22の平面図で、第1実施例と同様後端側に排
水孔23を貫設し、溜水函6の上端開口縁6aよ
り若干小さい相似形状をなしている。さらに24
は裏面側に突出するように配置される突起であ
り、第8図のように開口縁6aの最上位レベル側
に間隙Gが形成できるように設置することができ
る。
尚、排水孔23は目皿板22の後端側と中央付
近に設けたが、洗浄水流量に応じて適切に排水で
きる程度の孔を穿設すればよい。
この目皿部とトラツプ画成筒を別体となしたも
のにおいても、洗浄水流下時の作用は前述の実施
例の構成のものと等価であり、洗浄水を速やかに
排出でき気泡の発生も防止できる。
以上の第2実施例においては、目皿部先端下面
に凸部を設けて溜水函上端縁との間に間隙を形成
するようにしたが、これに限らず、目皿部先端を
一部切り欠いたり溜水函上端縁の一部に凹部ない
しは凸部を設けて間隙を形成することもできる。
〔効果〕
以上のように本考案によれば、洗浄水給水の初
期段階において溜水函内の空気を速やかに排出で
き、気泡の発生や汚水の飛散を防ぐことができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の水洗式小便器の溜水函を示す断
面図、第2図は目皿部の平面図、第3図は本考案
に係る水洗式小便器の正面図、第4図は同第3図
の−線矢視による拡大断面図、第5図は中蓋
の平面図、第6図は第5図の−線に相当する
部分と溜水函の開口縁との位置関係を示す断面
図、第7図は同第5図−線に相当する部分と
溜水函の開口縁との位置関係を示す断面図、第8
図は第2実施例を示す要部断面図、第9図は同第
2実施例における目皿部の平面図である。 1……便器本体、2……ボウル、3……リム通
水路、4……射水孔、5……後壁面、6……溜水
函、6a……上端開口縁、7……排水筒、8……
排水路、10……目皿部、11……トラツプ画成
筒、12……排水孔、22……目皿板(目皿部)、
23……排水孔、G……間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 便器本体のボウル底部に溜水函を有し、同溜水
    函内に立設される排水筒とともにトラツプを形成
    し、かつ溜水函の上端開口縁に排水孔を貫設した
    目皿部を配置する構成の水洗式小便器であつて、
    上記目皿部は便器本体内奥側が低レベルとなるよ
    うに傾斜するとともに便器先端側の高レベル位置
    において上記溜水函の上端開口縁との間に間隙を
    画成可能となしたことを特徴とする水洗式小便
    器。
JP14746183U 1983-09-22 1983-09-22 水洗式小便器 Granted JPS6053880U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14746183U JPS6053880U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 水洗式小便器

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JP14746183U JPS6053880U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 水洗式小便器

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Publication Number Publication Date
JPS6053880U JPS6053880U (ja) 1985-04-16
JPH0141821Y2 true JPH0141821Y2 (ja) 1989-12-08

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ID=30327913

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JP14746183U Granted JPS6053880U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 水洗式小便器

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JPH0419099Y2 (ja) * 1986-04-18 1992-04-28
JPH0712469Y2 (ja) * 1989-10-12 1995-03-22 株式会社イナックス トラップ用目皿
JPH07116739B2 (ja) * 1991-08-23 1995-12-13 ネポン株式会社 水洗小便器
JP5712822B2 (ja) * 2011-07-05 2015-05-07 Toto株式会社 小便器装置

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