JP3042675U - 導水用キャップ及び導水設備 - Google Patents

導水用キャップ及び導水設備

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JP3042675U
JP3042675U JP1996004917U JP491796U JP3042675U JP 3042675 U JP3042675 U JP 3042675U JP 1996004917 U JP1996004917 U JP 1996004917U JP 491796 U JP491796 U JP 491796U JP 3042675 U JP3042675 U JP 3042675U
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cap
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pipe
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JP1996004917U
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光孝 千代延
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Dainippon Plastics Co Ltd
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Dainippon Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】上面部に地表水を取り入れるための複数の
孔をもち、側面部の内部に導水パイプに取り付けるため
のジョイント部を備えたことを特徴とする導水用キャッ
プ。 【効果】本考案の導水用キャップは、上面部が地表面の
芝や土と同平面になるよう設置できるため、外観上美し
く、地表水が流入しやすいため導水効率を高くすること
ができる。また、開口部が小さいため、土砂等の流入に
よる詰まりが少なく、上を歩行しても足を踏み入れる等
の危険をなくすことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、グラウンド、ゴルフ場、造成地等の排水設備、また樹木の給水設備 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
グラウンド、ゴルフ場、造成地等の側溝や排水枡の設置できないところや、地 表面の形状上水の溜まるところでは、土壌中に垂直にパイプを埋設し、パイプの 上部を地表面に出して開放口とすることで排水を行っている。その開放口は、従 来、ネット等をかぶせて針金で縛ったり、そのまま放置している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
土壌中に垂直に埋設したパイプの開放口が上記のような状態では、外観が悪く 、土砂等が流入してパイプが詰まることがある。また開放口の上を歩行した場合 、足を踏み入れる等の危険も存在する。崖等の斜面での水抜きパイプに取り付け て土砂の流出を防ぐフィルターは存在するが、上記のような状態で使用するには 、土砂の流入防止効果、強度の点で不足である。
【0004】 また、従来、排水設備は、地表に溜まった水を導水するための管壁に孔や切れ 込み等のないパイプを用いていた。特に、土壌中の水分も除去し排水効率を高く する場合は、管壁がメッシュ状のパイプの使用もあるが、地表面に水平に埋設し て使用されている。
【0005】 本考案は、上述のような問題点を考慮し、排水設備開放口の外観が美しく安全 で、土砂の流入による詰まりが起こりにくく、また排水効率を調整できる排水設 備を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 そこで本考案は上記の課題を解決するために、次のような構成にしてある。す なわち、請求項1記載の本考案の導水用キャップは、上面部2に地表水を取り入 れるための複数の孔3を持ち、側面部4の内部に導水パイプに取り付けるための ジョイント部5を備えたことを特徴とする。
【0007】 また、請求項2記載の本考案の導水用キャップは、請求項1記載の構成である と共に、上面部2に形成された複数の孔3の部分に、3の孔径よりも小さい目を 持つフィルターを組み合わせて使用することを特徴とする。
【0008】 また、請求項3記載の本考案の導水用キャップは、請求項1記載の構成である と共に、側面部4の上部が漏斗状に広がっていることを特徴とする。
【0009】 また、請求項4記載の本考案の導水用キャップは、請求項1記載の構成である と共に、上面部2が内部へ凹んでいることを特徴とする。
【0010】 また、請求項5記載の本考案の導水用キャップは、請求項1記載の構成である と共に、側面部4の下部が逆漏斗状に広がっていることを特徴とする。
【0011】 また、請求項6記載の本考案の導水用キャップは、請求項1記載の構成である と共に、上面部2の縁部分に鍔状の突起部が形成されていることを特徴とする。
【0012】 また、請求項7記載の本考案の導水設備は、請求項1記載の導水用キャップを 、土壌中の地表面と垂直な部分に管壁がメッシュ状のパイプを使用する導水設備 の地表面への開放口9に、導水用キャップの上面部2が地表面とほぼ同一になる ように取り付けることを特徴とする。 なお、本願明細書では、導水とはグラウンド、ゴルフ場、造成地等の排水およ び樹木の給水を含むものとする。
【0013】
【作用】 請求項1記載の本考案の導水用キャップでは、上面2が地表面の芝や土と同平 面になるよう設置できるため、外観上美しく、地表水が流入しやすいため排水効 率が高くすることができる。また、開口部が小さいため、土砂等の流入による詰 まりが少なくし、上を歩行しても足を踏み入れる等の危険をなくすことができる 。
【0014】 請求項2記載の本考案の導水用キャップでは、上記請求項1の作用と共に、 上面部2に形成された複数の孔3の部分に、3の孔径よりも小さい目を持つフィ ルターを組み合わせて使用するために、例えば砂地のような粒子の細かい土壌で 使用することができる。
【0015】 また、請求項3記載の本考案の導水用キャップでは、上記請求項1の作用と共 に、側面部4の上部が漏斗状に広がっているため、地表水を集め易く、導水効率 を高くすることができる。
【0016】 また、請求項4記載の本考案の導水用キャップは、請求項1記載の作用と共に 、上面部2が内部へ凹んでいるために、地表水を集め易く、導水効率を高くする ことができる。
【0017】 また、請求項5記載の本考案の導水用キャップは、請求項1記載の作用と共に 、側面部4の下部が逆漏斗状に広がっているため、土壌中から抜けにくくするこ とができる。
【0018】 また、請求項6記載の本考案の導水用キャップは、請求項1記載の作用と共に 、上面部2の縁部分に鍔状の突起部が形成されているために、特に芝等を抑え、 地表水が流入し易く、導水効率を高くすることができる。
【0019】 また、請求項7記載の本考案の導水設備は、請求項1記載の作用を持つ導水用 キャップを、土壌中の地表面と垂直な部分に管壁がメッシュ状のパイプを使用す る導水設備の地表面への開放口9に、導水用キャップの上面部2が地表面とほぼ 同一になるように取り付けるため、外観上美しく、土砂等の流入による詰まりが 少なく、上を歩行しても足を踏み入れる等の危険なく、かつ導水効率の高い導水 設備を得ることができる。
【0020】 また、、管壁がメッシュ状のパイプを土壌中の地表面と垂直に設置する部分に 使用するため、パイプ壁面から毛細管現象により土壌中の水分を吸収し、土壌の 排水効率を高くすることができる。
【0021】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る実施例を図1〜図12に基づいて説明する。 図1〜図3は本考案に係る一実施例の導水用キャップ1であって、この導水用 キャップ1はプラスチックによって形成されている。
【0022】 すなわち、導水用キャップ1は上面部2を塞ぎ、下面部6を開放形成した円筒 形である。形は円筒形には限られず、取り付ける導水パイプの断面形状に合わせ て、横断面が四角形や三角形などでもよい。また、形成素材も木や金属であって もよい。
【0023】 また、上面部2には図2に示されるような複数の孔3が空けられている。この 孔3に地表面に溜まった水が流れ込み、孔3の径よりも大きい土砂等は流入を妨 げられる。この孔3の形状や数は図に示す形状や数に限定されず、必要とされる 導水効率や使用場所により様々な形状や数が使用できる。また、部分的に孔のな い部分を設けて補強部分とし、強度を高めることもできる。上面部2の形状の代 表例を図4に示す。また、図12のような側面部の切欠きにつながる形状も含ま れる。
【0024】 さらに、導水用キャップ1の上面部2に設けられた複数の孔3の部分に、3の 孔径よりも小さい目を持つフィルターを組み合わせて使用してもよい。このフィ ルターは、ネット、透水性の不織布のマットやシート、合繊繊維によるマットや シートなどを単独、または複数組み合わせ、使用状況に合わせて選択すればよい 。例えば透水性の不織布のマットを用いれば、砂地でも使用できる。
【0025】 キャップの側面部4の内部には導水パイプに取り付けるためのジョイント部5 が形成されている。図3に示されるジョイント部5は図11の導水パイプの補強 用螺旋部12に沿ってねじ込み式に取り付けるためのものであるが、この形状に は限定されない。図5にジョイント部の代表例を示す。
【0026】 図6は、側面部4の上部が漏斗状に広げて形成した本考案に係る導水用キャッ プの一実施例である。側面部4の形状は図6の形状に限らない。
【0027】 図7は、上面部2が内部へ凹むように形成した本考案に係る導水用キャップの 実施例である。上面部2の凹みの形状は図7の形状に限らない。
【0028】 図8は、側面部4の下部が逆漏斗状に広がるように形成した本考案に係る導水 用キャップの一実施例である。側面部4の形状は図8の形状に限らない。
【0029】 図9は、上面部2の縁部分に鍔状の突起部7を形成した本考案に係る導水用キ ャップの一実施例である。突起部7の形状は図9の形状に限らない。
【0030】 図10は、本考案に係る一実施例の導水設備の側面図である。土壌中に垂直 に埋設された管壁がメッシュ状のパイプの上端部が地表面への開放口9となって おり、この開放口9へ導水用キャップ1を取り付けることにより外観上美しく、 土砂等の流入による詰まりが少なく、上を歩行しても足を踏み入れる等の危険な く、かつ導水効率の高い導水設備を得ることができる。
【0031】 また、図11に示すような管壁がメッシュ状のパイプを、土壌中の地表面と垂 直な部分に使用することにより、土壌中の水分を毛細管現象により吸収し、排出 することができる。管壁がメッシュ状のパイプの形状は、図11に示す形状には 限定されない。
【0032】
【考案の効果】
以上、上記説明でも明らかなように本考案の請求項1記載の導水用キャップは 、上面部2が地表面の芝や土と同平面になるよう設置できるため、外観上美しく 、地表水が流入しやすいため導水効率を高くすることができる。また、開口部が 小さいため、土砂等の流入による詰まりが少なく、上を歩行しても足を踏み入れ る等の危険をなくすことができる。
【0033】 請求項2記載の本考案の導水用キャップでは、上記請求項1の効果と共に、上 面部2に設けられた複数の孔3の部分の内側に、3の孔径よりも小さい目を持つ フィルターを組み合わせて使用するために、例えば砂地のような粒子の細かい土 壌で使用することができる。
【0034】 また、請求項3記載の本考案の導水用キャップでは、上記請求項1の効果と共 に、側面部4の上部が漏斗状に広がっているため、地表水を集め易く、導水効率 を高くすることができる。
【0035】 また、請求項4記載の本考案の導水用キャップは、請求項1記載の効果と共に 、上面部2が内部へ凹んでいるために、地表水を集め易く、導水効率を高くする ことができる。
【0036】 また、請求項5記載の本考案の導水用キャップは、請求項1記載の効果と共に 、側面部4の下部が逆漏斗状に広がっているため、土壌中から抜けにくくするこ とができる。
【0037】 また、請求項6記載の本考案の導水用キャップは、請求項1記載の効果と共に 、上面部2の縁部分に鍔状の突起部が形成されているために、特に芝等を抑え、 地表水が流入し易く、導水効率を高くすることができる。
【0038】 また、請求項7記載の本考案の導水設備は、請求項1記載の効果を持つキャッ プを、土壌中の地表面と垂直な部分に管壁がメッシュ状のパイプを使用する導水 設備の地表面への開放口9に、導水用キャップの上面部2が地表面とほぼ同一に なるように取り付けるため、外観上美しく、土砂等の流入による詰まりが少なく 、上を歩行しても足を踏み入れる等の危険なく、かつ導水効率の高い導水設備を 得ることができる。
【0039】 また、管壁がメッシュ状のパイプを土壌中の地表面と垂直に設置する部分に使 用するため、パイプ壁面から毛細管現象により土壌中の水分を吸収し、土壌の排 水効率を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る第1実施例の導水用キャップ1の
斜視図である。
【図2】本考案に係る第1実施例の導水用キャップ1の
上面図である。
【図3】本考案に係る第1実施例の導水用キャップ1の
側面図である。
【図4】本考案に係る導水用キャップの上面2の形状の
代表例である。
【図5】本考案に係る導水用キャップのジョイント部5
の形状の代表例である。
【図6】本考案に係る第2実施例の導水用キャップ2の
側面図である。
【図7】本考案に係る第3実施例の導水用キャップ3の
側面図である。
【図8】本考案に係る第4実施例の導水用キャップ4の
側面図である。
【図9】本考案に係る第5実施例の導水用キャップ5の
側面図である。
【図10】本考案に係る第6実施例の導水設備の側面図
である。
【図11】本考案に係る第6実施例に使用した導水パイ
プの側面図である。
【図12】本考案に係る導水用キャップの上面部に設け
られた孔の一例を表わす斜視図である。
【符号の説明】
1 導水用キャップ 2 導水用キャップの上面部2 3 導水用キャップの上面部2に形成された孔3 4 導水用キャップの側面部 5 導水用キャップのジョイント部 6 導水用キャップの下面部 7 鍔状の突起部 8 導水設備における土壌中に垂直に埋設されたパイプ
部分 9 導水設備における地表面への開放口 10 導水管および排水菅の接続部 11 排水管 12 補強用螺旋部

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面部2に地表水を取り入れるための複数
    の孔3を持ち、側面部4の内部に導水パイプに取り付け
    るためのジョイント部5を備えたことを特徴とする導水
    用キャップ。
  2. 【請求項2】上面部2に形成された複数の孔3の部分
    に、3の孔径よりも小さい目を持つフィルターを組み合
    わせて使用することを特徴とする請求項1記載の導水用
    キャップ。
  3. 【請求項3】側面部4の上部が漏斗状に広がっているこ
    とを特徴とする請求項1記載の導水用キャップ。
  4. 【請求項4】上面部2が内部へ凹んでいることを特徴と
    する請求項1記載の導水用キャップ。
  5. 【請求項5】側面部4の下部が逆漏斗状に広がっている
    ことを特徴とする請求項1記載の導水用キャップ。
  6. 【請求項6】上面部2の縁部分に鍔状の突起部が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の導水用キャッ
    プ。
  7. 【請求項7】請求項1記載の導水用キャップを、土壌中
    の地表面と垂直な部分に管壁がメッシュ状のパイプを使
    用する導水設備の地表面への開放口9に、導水用キャッ
    プの上面部2が地表面とほぼ同一になるように取り付け
    ることを特徴とする導水設備。
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