JP2531441Y2 - 雨水浸透桝 - Google Patents

雨水浸透桝

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JP2531441Y2
JP2531441Y2 JP8798891U JP8798891U JP2531441Y2 JP 2531441 Y2 JP2531441 Y2 JP 2531441Y2 JP 8798891 U JP8798891 U JP 8798891U JP 8798891 U JP8798891 U JP 8798891U JP 2531441 Y2 JP2531441 Y2 JP 2531441Y2
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治男 中村
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、家屋に取着された堅樋
等から流れ込む雨水を地中に戻すことができる雨水浸透
桝に関する。
【0002】
【従来の技術】雨水浸透桝は、流入側を家屋に取り付け
られる堅樋等に接続して雨水を集水し、この雨水を宅地
内に浸透させて自然のサイクルを生かした水の還元を計
り、下水等への排水量の軽減に寄与するものである。例
えば、図3に示すように、周壁面に多数の通水孔101
を穿孔した桝本体100の適所に流入側の排水管102
と流出側の排水管103とが取り付けられ、桝本体10
0の周囲に砕石105を敷き詰めて透水シート104で
包み込み、開口上端に蓋106を設置したものが一般的
であり、桝本体100に流れ込む雨水の約15%程度が
地中に還元され、残りは下水等に排出されるようにな
る。
【0003】このような雨水浸透桝では、流入側の排水
管102に接続される軒先の堅樋(不図示)等から流れ
込む雨水は一端桝本体100に流れ込み、該桝本体10
0の周壁面に穿孔されている通水孔101から透水シー
ト104で包まれた砕石105間に流出し、更に、透水
シート104を透過して地中に還元される。このとき、
地中に還元される雨水量は一定量を越えることはないの
で、余剰の雨水は、桝本体100の流出側の排水管10
3から周辺の側溝(不図示)から下水に流出させること
ができる。従って、この雨水浸透桝によって下水等への
雨水の排水量が地中に還元される雨水量だけ軽減される
ようになり、下水等の排水能力の低下防止に寄与され
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の雨水浸透桝では、その現場施工が面倒であると
いった問題があった。即ち、施工現場では、まず穴10
7を掘り、透水シート104を穴107に沿って敷き、
桝本体100の周壁面の適所にホールソー等で開口して
流入側の排水管102と流出側の排水管103とを取り
付けてからこの穴107に収容してから砕石105をこ
の桝本体100の周囲に供給し、透水シート104の上
方を手繰り寄せて桝本体100の周囲に砕石105を敷
き詰めた状態として透水シート104で覆い囲み、この
穴107を土砂で埋め戻して地表面に蓋106を設置し
ている。
【0005】このような現場施工では、掘り起こす穴1
07の大きさによって桝本体100の周囲に敷き詰めら
れる砕石105の分量がばらついて過不足を生じて雨水
の浸透量に差異を生じたり、砕石105を敷き詰めた透
水シート104で桝本体を覆い囲む際にシートの形状を
一定させて定型に囲み込み難く、更に、桝本体100が
斜めになって排水管102,103に位置ずれを生じ易
いなどの多くの問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案の雨水浸透桝は、周壁面に通水孔を多数穿孔し
てなる桝本体と、該桝本体を位置決め収容すると共に、
壁面に排水管接続口と多数の通水孔とが設けられ、内部
に砕石が敷き詰められる透水ボックスと、該透水ボック
スの開口上端を覆う蓋材とを具備してなることを特徴と
する。
【0007】
【作用】上記構成の雨水浸透桝では、桝本体を透水ボッ
クス内に位置決めして収容し、収容した桝本体の周囲の
透水ボックス内に定量の砕石を敷き詰め、開口上端を蓋
材で覆うだけで施工でき、排水管接続口に接続される流
入側の排水管から流れ込む雨水を透水ボックスの壁面に
設けられた通水孔から地中に還元することができ、余剰
の雨水は流出側に接続された排水管から側溝等の外部に
排出させることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の一実施例を説
明する。
【0009】図1は本考案の一実施例に係る雨水浸透桝
を一部破断して示す分解斜視図である。図に示す雨水浸
透桝1は、桝本体2と該桝本体2が収容される透水ボッ
クス3と、該透水ボックス3の開口上端を覆う蓋材4と
で構成される。
【0010】上記桝本体2は、ポリプロピレン等の合成
樹脂やFRP等で成型される円筒形状のもので、周側面
21の下方には適宜雨水を透過させる通水孔22が穿孔
されている。
【0011】この桝本体2を収容する透水ボックス3も
同様のポリプロピレン等の合成樹脂やFRP等で上端を
開口した箱型に成型されたもので、底面31の略中心部
分に開口30を形成し、上記桝本体2の下端を嵌着して
位置決めするためのリブ32が周設されている。また、
四方の壁面34の内、例えば、対向する面にはそれぞれ
排水管接続口35,36が突設されており、例えば、流
入側となる排水管接続口35には、家屋に取り付けられ
て雨水が集水される堅樋等に接続される排水管5が接続
され、流出側となる排水管接続口36には、下水等に繋
がる側溝に6に排水するための排水管6がそれぞれ接続
されるようになっている。そして、底面31及び各壁面
34には流れ込んだ雨水を地中に浸透させるための通水
孔37が適宜穿孔されている。
【0012】蓋材4も同様のポリプロピレン等の合成樹
脂やFRP等で成型されたもので、透水ボックス3の開
口上端を覆うように周縁下方に向かって突起41が突設
され、透水ボックス3に位置決めして嵌着される上記桝
本体2の挿通孔42が略中央に穿孔されている。
【0013】上記構成の雨水浸透桝1は、図2に示すよ
うに、施工現場で掘り起こされた穴107に、流入側の
排水管5と流出側の排水管6とをそれぞれ排水管接続口
35,36に接続した透水ボックス3を配置し、該透水
ボックス3の底面31に突設されるリブ32内に桝本体
2の下端を嵌着し、この桝本体2を位置決めして立設
し、桝本体2の周囲の透水ボックス3内に砕石105を
供給する。透水ボックス3内に砕石105を敷き詰める
と、蓋材4の挿通孔42に桝本体2を挿通し、周囲の突
起41を透水ボックス3の上端開口に被着して蓋をす
る。そして、穴107を土砂で埋め戻し、桝本体2の地
表面に表れる開口面に蓋7を被せて施工が完了する。
【0014】この雨水浸透桝1では、透水ボックス3内
に詰め込まれる砕石105の分量が予め規定できるの
で、現場施工時に砕石105を過不足なく定量だけ敷き
詰めることができ、透水ボックス3の上端開口に蓋材4
を被せて土砂を埋め戻すだけで簡単に施工でき、従来の
ように、桝本体100の周囲に砕石105を敷き詰めて
透水シート104で覆い囲むといった面倒な作業が不要
となり、透水ボックス3内に定量の砕石105が敷き詰
められて雨水の地中への浸透量もほぼ一定するようにな
る。更に、桝本体2の下端が透水ボックス3のリブ32
に嵌着され、桝本体2が位置決めされた状態で立設され
るので、透水ボックス3内に砕石105を敷き詰める際
に桝本体2が傾くこともなく、また、透水ボックス3自
体も傾かないので、排水管5,6が排水管接続口35,
36から外れる心配もない。
【0015】尚、桝本体2内で落葉、砂等による目詰ま
りをなくするため、着脱自在のフィルターを内装しても
よい。
【0016】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
の雨水浸透桝では、桝本体を位置決め収容した透水ボッ
クスに定量の砕石を敷き詰め、蓋材を被せるだけで簡単
に現場施工できるので、従来の現場施工と比べて遥かに
作業性が向上するといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る雨水浸透桝の一部破断
分解斜視図。
【図2】本考案の雨水浸透桝の現場施工例を示す概略縦
断面図。
【図3】従来の雨水浸透桝の現場施工例を示す概略縦断
面図。
【符号の説明】
1 雨水浸透桝 2 桝本体 22 通水孔 3 透水ボックス 35,36 排水管接続口 37 通水孔 4 蓋材 105 砕石

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】周壁面に通水孔を多数穿孔してなる桝本体
    と、該桝本体を位置決め収容すると共に、壁面に排水管
    接続口と多数の通水孔とが設けられ、内部に砕石が敷き
    詰められる透水ボックスと、該透水ボックスの開口上端
    を覆う蓋材とを具備してなる雨水浸透桝。
JP8798891U 1991-09-30 1991-09-30 雨水浸透桝 Expired - Lifetime JP2531441Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0532477U JPH0532477U (ja) 1993-04-27
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