JP2584616Y2 - ブロッコリー箱詰め装置 - Google Patents

ブロッコリー箱詰め装置

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JP2584616Y2
JP2584616Y2 JP1991108353U JP10835391U JP2584616Y2 JP 2584616 Y2 JP2584616 Y2 JP 2584616Y2 JP 1991108353 U JP1991108353 U JP 1991108353U JP 10835391 U JP10835391 U JP 10835391U JP 2584616 Y2 JP2584616 Y2 JP 2584616Y2
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broccoli
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徹 石井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、枝打ち済み
のブロッコリーを箱詰めするために用いられるような
ロッコリー箱詰め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のようなブロッコリーを箱
詰めする場合、例えば、刈取り時に於いて、ブロッコリ
ーの茎部及び各枝部を適当な長さに予め切断してから集
出荷施設等に持ち込み、同施設に持ち込まれる大量のブ
ロッコリーを複数人の作業者が1本ずつ手で保持して、
ブロッコリーを手で回しながら茎部及び各枝部をカッタ
やナイフ等の切断用具で所定長さに順次切断する。この
後、枝打ち済みのブロッコリーを起立姿勢に整列してダ
ンボール製の箱体内部に所定本数箱詰めする。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述のように
してブロッコリーを箱詰めする場合、作業者の熟練度に
よってブロッコリーの茎部及び各枝部の切断寸法が異な
り、ブロッコリーの重心が高いため箱詰め姿勢が不安定
であり、所定の箱詰め間隔に整列して箱詰めすることが
できない。且つ、生産者側から持ち込まれる大量のブロ
ッコリーを1本ずつ手で保持して箱詰めするので、ブロ
ッコリーの箱詰め作業に手間及び時間が掛るという問題
点を有している。
【0004】また、枝打ち済みのブロッコリーを露出し
た状態のまま箱体内部に直接箱詰めするので、箱体の隙
間から侵入する外気がブロッコリーの表面に接触し、ブ
ロッコリーに含まれる水分が積極的に放出されるため、
スーパーや小売店等にブロッコリーが配達されるまでに
鮮度が落ちてしまい、且つ、運搬時に生じる振動により
箱詰めしたブロッコリーが互いに擦れ合うため、ブロッ
コリーの商品価値が損なわれてしまうという問題点も有
している。
【0005】この考案は上記問題に鑑み、特異形状を有
するブロッコリーの箱詰め作業が容易に行え、箱詰め作
業の省力化及び能率アップを図ることができるブロッコ
リー箱詰め装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案の請求項1記載
の考案は、ブロッコリーが収納された多数個の各包装容
器を所定の位置に搬送する容器搬送手段を設け、上記容
器搬送手段に、所定箱詰め数の上記包装容器を起立姿勢
に整列載置する容器整列手段を設け、上記容器搬送手段
の所定の位置に設定した容器保持位置に、上記容器整列
手段で整列載置された所定箱詰め数の各包装容器を保持
して箱体内部に箱詰めする容器箱詰め手段を設けたブロ
ッコリー箱詰め装置であることを特徴とする。
【0007】この考案の請求項2記載の考案は、上記請
求項1記載の考案の構成に併せて、前記容器整列手段
を、所定箱詰め数の各包装容器が起立姿勢に整列載置さ
れる間隔に隔てて多数の各容器差込み部を形成して構成
したブロッコリー箱詰め装置であることを特徴とする。
【0008】この考案の請求項3記載の考案は、前記請
求項1記載の考案の構成に併せて、前記容器整列手段
を、各包装容器が整列載置される大きさに形成したコン
テナで構成したブロッコリー箱詰め装置であることを特
徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載のブロッコリー箱詰め装置は、不
定形で特異形状のブロッコリーを所定の包装容器に収納
して定形化し、この定形化した多数個の包装容器を容器
整列手段で起立姿勢に整列しながら容器搬送手段で容器
保持位置に連続搬送し、容器箱詰め手段で容器保持位置
の包装容器を保持して箱体内部に箱詰めする。
【0010】請求項2記載のブロッコリー箱詰め装置
は、上記請求項1記載の作用と併せて、容器整列手段の
容器差込み部に包装容器を差込んで整列することによ
り、包装容器の姿勢を確定して、容器箱詰め手段に供ず
る。
【0011】請求項3記載のブロッコリー箱詰め装置
は、上記請求項1記載の作用と併せて、容器整列手段の
コンテナに各包装容器を整列載置して、容器箱詰め手段
に供ずる。
【0012】
【考案の効果】この考案によれば、不定形で特異形状の
ブロッコリーを所定の包装容器に収納して定形化するこ
とにより、特異形状を有するブロッコリーの機械による
箱詰め作業が容易に行えると共に、一回の箱詰め動作で
多数の各ブロッコリーを一括して箱詰めすることがで
き、従来例のように生産者側から持ち込まれる大量の
ロッコリーを1本ずつ箱詰めするような手間及び作業が
省け、箱詰め回数及び作業時間を大幅に削減して、作業
の省力化及び能率アップを図ることができる。
【0013】しかも、ブロッコリー全体を包装容器に収
納した状態のまま箱詰めするので、運搬時に於いてブロ
ッコリーが互いに接触するのを防止でき、且つ、包装容
器を開放するまでブロッコリーに外気が触れず、包装時
の新鮮な状態を長時間保つことができ、ブロッコリー
商品価値が損なわれるのを積極的に防止することができ
る。加えて、箱体から包装容器を取り出してそのまま小
売店等の店頭にブロッコリーを陳列したり、販売するの
にも利用することができる。
【0014】
【実施例】図面は枝打ち済みのブロッコリーを合成樹脂
製の包装容器に収納した状態のまま箱詰めするブロッコ
リー箱詰め装置を示し、図1及び図2に於いて、この
ロッコリー箱詰め装置1は、生産者側から持ち込まれる
ブロッコリーBを枝打ちして透明又は半透明に形成した
合成樹脂製の包装容器Aに夫々収納した後、装置両側部
に配設した容器供給用コンベア2,2上に同一等級の各
包装容器A…を起立して夫々移載する。これら各包装容
器A…を起立した状態のまま容器供給用コンベア2,2
の搬送側終端部に設定した積替え位置a,aに順次搬送
し、同積替え位置a,aに待機する作業者C,Cの手で
各包装容器A…を夫々保持した後、装置中央部に配設し
た容器整列用コンベア3上に同一等級の各包装容器A…
を起立して夫々移載する。これら各包装容器A…を箱詰
め間隔に整列した状態のまま容器整列用コンベア3の搬
送側終端部に設定した吸着位置bまで順次搬送し、同位
置側部に設定した箱詰め位置cにダンボール製の箱体D
を供給して、吸着位置bに整列された所定箱詰め数(例
えば20個)の各包装容器A…を吸着ユニット4で吸着
保持し、同位置側部の箱詰め位置cに装填されたダンボ
ール製の箱体D内部に一括して箱詰めする装置である。
【0015】上述の包装容器Aは、図4に示すように、
枝打ち済みのブロッコリーBと対応する形状寸法に容器
本体Aaを形成し、同容器本体Aaの上面側開口部と螺
合又は嵌合する形状寸法に蓋体Abを形成している。す
なわち、生産者側から持ち込まれるブロッコリーBの茎
部Ba及び各枝部Bb…を所定長さに夫々切断した後、
同ブロッコリーBの茎部Ba側から容器本体Aaに収納
して、同容器本体Aaの上面側開口部に蓋体Abを螺合
固定又は嵌着固定する。
【0016】前述の容器整列用コンベア3は、図1及び
図3に示すように、左右に張架した周回用チェーン5,
5間に合成ゴム等で被覆又は形成した網状整列ベルト6
を架設し、同網状整列ベルト6の搬送側下部に各包装容
器A…を起立姿勢に搬送ガイドするための受け板28を
架設して、同網状整列ベルト6上の各容器差込み部6a
…に差込まれた各包装容器A…を搬送側終端部の吸着位
置bまで搬送する。すなわち、搬送側始端部に軸支した
スプロケット7,7と、搬送側終端部に軸支したスプロ
ケット8,8との間に周回用チェーン5を張架し、後端
側下部に配設した減速機付き回転用モータ9の駆動力に
より、スプロケット10,11及びチェーン12を介し
て周回用チェーン5,5を搬送方向に同期回転させ、網
状整列ベルト6上に整列載置した各包装容器A…を吸着
位置bまで搬送する。
【0017】上述の網状整列ベルト6は、図2に示すよ
うに、同網状整列ベルト6の搬送面上に5個分の各包装
容器A…を横一列に整列する前後間隔に隔てて多数本の
各横枠6b…を形成し、これら各横枠6b…と直行して
多数個の各包装容器A…を縦一列に整列する左右間隔に
隔てて複数本の各縦枠6c…を形成して、各横枠6b…
と各縦枠6c…とを交差してなる各容器差込み部6a…
に各包装容器A…を起立姿勢に保持して1個ずつ手作業
で差込む。
【0018】前述の吸着ユニット4は、同吸着ユニット
4を構成する可動フレーム13の下面側両端部に固定し
たブラケット14,14を、吸着位置b上部と箱詰め位
置c上部との間に架設したガイドレール15,15上に
夫々係合し、箱詰め位置c上部に配設した移動用シリン
ダ16のピストンロッド端部を可動フレーム13に連結
固定すると共に、同可動フレーム13の上面側中央部に
立設した昇降用シリンダ17のピストンロッド端部を、
ダンボール製の箱体D内部に対して出入り可能な形状寸
法に形成した昇降フレーム18の上面側中央部に連結固
定している。すなわち、昇降フレーム18を上昇位置に
停止した状態で移動用シリンダ16を作動させ、吸着位
置b上方と箱詰め位置c上方とに可動フレーム13を水
平移動する。且つ、可動フレーム13を各位置に停止し
た状態で昇降用シリンダ17を作動させ、吸着位置bと
箱詰め位置cとで昇降フレーム18を垂直昇降する。
【0019】上述の昇降フレーム18の下面側には、図
1及び図3に示すように、吸着位置bに整列される所定
箱詰め数の各包装容器A…と対応する箱詰め間隔に隔て
て合成ゴム製の各吸着子19…を所定個数取付け、同各
吸着子19…を吸引用ブロワ等の吸引装置(図示省略)
に接続して、吸着位置bに整列される各包装容器A…の
各蓋体Ab…上面に各吸着子19…を密着して吸着保持
し、吸引動作を停止又は遮断して吸着解除する。
【0020】前述の容器整列用コンベア3の下段側に
は、同容器整列用コンベア3の始端側下部に、自動製函
機(図示省略)で上面開放形態に製函されたダンボール
製の箱体Dを分配供給する箱分配用コンベア20を配設
し、同箱分配用コンベア20上に設定した分配位置の一
側端部に箱体Dの一側面と対向してプッシャ板21を配
設し、同位置側部に配設した箱分配用シリンダ22のピ
ストンロッド端部をプッシャ板21に連結固定すると共
に、同箱分配用コンベア20上に設定した分配位置の他
側端部に箱体Dを間欠供給する箱供給用コンベア23を
配設している。すなわち、後述する箱送り用コンベア2
4の間欠送りと同期して箱分配用シリンダ22及び箱供
給用コンベア23を間欠駆動させ、箱分配用コンベア2
0上の分配位置に搬送された上面開放形態の箱体Dをプ
ッシャ板21で箱供給用コンベア23上に1ケースずつ
順次移載し、同時に、箱供給用コンベア23上に載置さ
れた上面開放形態の箱体Dを箱送り用コンベア24上に
1ケースずつ順次移載する。
【0021】且つ、容器整列用コンベア3の終端側下部
に、上述の箱供給用コンベア23の搬送側終端部に近接
して箱体Dを間欠送りする箱送り用コンベア24を配設
し、同箱送り用コンベア24上に設定した昇降位置下部
に箱体Dの下面側と対向して箱昇降台25を配設し、同
位置下部に立設した昇降用シリンダ26のピストンロッ
ド端部を箱昇降台25に連結固定すると共に、同箱送り
用コンベア24の搬送側終端部に近接して箱詰め済みの
箱体Dを自動封函機(図示省略)に搬送供給する箱積出
し用コンベア27を配設している。すなわち、同箱送り
用コンベア24の間欠送りと同期して昇降用シリンダ2
6を作動させ、吸着位置b側部に設定した箱詰め位置c
に箱体Dを装填する上昇位置と、箱送り用コンベア24
の搬送面よりも下方に降下した降下位置とに箱昇降台2
5を昇降停止する。同時に、箱昇降台25の上昇時に箱
送り用コンベア24を駆動停止し、箱昇降台25の降下
時に箱送り用コンベア24を駆動して、箱詰め済みの箱
体Dを箱積出し用コンベア27上に順次移載する。
【0022】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、ブロッコリー箱詰め装置1により枝打ち済み
のブロッコリーBを合成樹脂製の包装容器Aに収納した
状態のまま箱詰めするときの動作を説明する。先ず、図
4に示すように、生産者側から持ち込まれるブロッコリ
ーBの茎部Ba及び各枝部Bb…を所定長さに切断した
後、透明又は半透明に形成した合成樹脂製の各包装容器
A…に枝打ち済みのブロッコリーBを1本ずつ夫々収納
する。この後、図1及び図2に示すように、同一等級の
ブロッコリーBが収納された多数個の各包装容器A…を
容器供給用コンベア2,2上に順次移載して、これら各
包装容器A…を起立した状態のまま容器供給用コンベア
2,2上の積替え位置a,aまで搬送する。同時に、積
替え位置a,aに待機する作業者C,Cの手で各包装容
器A…を夫々保持し、容器整列用コンベア3を構成する
網状整列ベルト6の各容器差込み部6a…に同一等級の
各包装容器A…を1個ずつ起立して順次差込み、これら
各包装容器A…を箱詰め間隔に整列載置した状態のまま
容器整列用コンベア3上の吸着位置bまで搬送する。且
つ、同吸着位置bに所定箱詰め数の各包装容器A…が搬
送されると同時に容器整列用コンベア3を回転停止す
る。
【0023】次に、昇降用シリンダ17を降下作動し
て、吸着位置b上方に待機する吸着ユニット4を垂直降
下させ、同位置に整列された20個の各包装容器A…に
吸着ユニット4の各吸着子19…を夫々密着(図3参
照)して、吸引用ブロワ等の吸引装置(図示省略)によ
る負圧で20個の各包装容器A…を一括して吸着保持す
る。この後、昇降用シリンダ17を上昇作動して、吸着
位置b上方に吸着ユニット4を垂直上昇させて停止す
る。
【0024】次に、箱昇降台25を垂直上昇して、箱送
り用コンベア24上に載置された空の箱体Dを持ち上げ
て箱詰め位置cに装填する。移動用シリンダ16を作動
して、20個の各包装容器A…を吸着保持した状態のま
ま箱詰め位置c上方に吸着ユニット4を水平移動させ、
昇降用シリンダ17を降下作動して、箱詰め位置c上方
に移動した吸着ユニット4を垂直降下させ、箱詰め位置
cに装填された箱体D内部に20個の各包装容器A…を
一括して箱詰めする。同時に、吸着ユニット4の各吸着
子19…による吸着を解除して各包装容器A…を分離
し、移動用シリンダ16及び昇降用シリンダ17を復帰
作動して、吸着位置b上方に吸着ユニット4を復帰移動
させる。且つ、箱昇降台25を垂直降下して、箱積出し
用コンベア27上に箱詰め済みの箱体Dを一旦移載した
後、箱積出し用コンベア27上に載置された箱体Dを自
動封函機(図示省略)に順次供給することで、所定箱詰
め数の各包装容器A…の箱詰め動作が完了する。
【0025】以下同様に、吸着位置bと箱詰め位置cと
に吸着ユニット4を往復移動して、吸着位置bに整列さ
れる20個の各包装容器A…を吸着ユニット4の各吸着
子19…で順次吸着保持し、箱詰め位置cに装填される
ダンボール製の箱体D内部に対して20個の各包装容器
A…を順次箱詰めする。一方、20個の各包装容器A…
が箱詰めされた箱体Dを箱積出し用コンベア27上に移
載して自動封函機(図示省略)に順次供給し、自動封函
機(図示省略)で封函処理された各箱体D…を等級別に
出荷処理する。
【0026】以上のように、枝打ち済みのブロッコリー
Bを合成樹脂製の包装容器Aに収納した状態のまま吸着
ユニット4の各吸着子19…で吸着保持して箱詰めする
ため、特異形状を有するブロッコリーBの箱詰め作業が
容易に行えると共に、一回の箱詰め動作で20本分の各
ブロッコリーB…を一括して箱詰めすることができ、従
来例のように生産者側から持ち込まれる大量のブロッコ
リーBを1本ずつ箱詰めするような手間及び作業が省
け、箱詰め回数及び作業時間を大幅に削減して、作業の
省力化及び能率アップを図ることができる。
【0027】しかも、ブロッコリーB全体を包装容器A
に収納した状態のまま箱詰めするので、運搬時に於いて
ブロッコリーBが互いに接触するのを防止でき、且つ、
包装容器Aの蓋体Abを開放するまでブロッコリーBに
外気が触れず、包装時の新鮮な状態を長時間保つことが
でき、ブロッコリーBの商品価値が損なわれるのを積極
的に防止することができる。加えて、箱体Dから包装容
器Aを取り出してそのまま小売店等の店頭にブロッコリ
ーBを陳列したり、販売するのにも利用することができ
る。
【0028】図5及び図6は合成樹脂で形成又は被覆し
た容器整列用コンテナ29の各容器載置凹部29a…に
20個の各包装容器A…を箱詰め間隔に整列して載置
し、同容器整列用コンテナ29上に整列載置された20
個の各包装容器A…を吸着ユニット4の各吸着子19…
で吸着保持して箱詰めする第2実施例のブロッコリー
詰め装置1を示し、装置中央部に配設した容器搬送用コ
ンベア30上に空の容器整列用コンテナ29を順次載置
し、容器供給用コンベア2上の積替え位置aに搬送され
る各包装容器A…を作業者Cの手で保持して、容器搬送
用コンベア30により搬送される容器整列用コンテナ2
9の各容器載置凹部29a…に同一等級の各包装容器A
…を1個ずつ起立して順次載置すると共に、20個の各
包装容器A…が整列載置された容器整列用コンテナ29
を容器搬送用コンベア30上の吸着位置bまで搬送し、
同吸着位置bに搬送された20個の各包装容器A…を吸
着ユニット4の各吸着子19…で吸着保持して、箱詰め
位置cに装填されたダンボール製の箱体D内部に20個
の各包装容器A…を一括して箱詰めする。なお、容器整
列用コンテナ29上に20個の各包装容器A…を整列載
置した状態のまま吸着位置bまで搬送してもよい。
【0029】一方、容器搬送用コンベア30上に設定し
た吸着位置bの一側部にプッシャ板31を配設し、同位
置側部に配設した積下ろし用シリンダ32のピストンロ
ッド端部をプッシャ板31に連結固定して、吸着位置b
に搬送された20個の各包装容器A…を吸着ユニット4
の各吸着子19…で吸着保持して持ち上げた直後、同位
置側部に配設した積下ろし用シリンダ32を作動して、
吸着位置bに搬送された空の容器整列用コンテナ29を
プッシャ板31で排除し、空の容器整列用コンテナ29
を回収用コンベア(図示省略)上に順次積下ろし又は複
数段に積重ねて回収すると共に、20個の各包装容器A
…が整列載置された次の容器整列用コンテナ29を吸着
位置bまで搬送して、ブロッコリーBの箱詰め作業を継
続するので、上述の第1実施例と同様に、特異形状を有
するブロッコリーBの箱詰め作業が容易に行えると共
に、一回の箱詰め動作で20本分のブロッコリーBを一
括して箱詰めすることができ、作業の省力化及び能率ア
ップが図れる。
【0030】この考案の構成と、上述の実施例との対応
において、この考案の容器搬送手段は、実施例の容器整
列用コンベア3及び網状整列ベルト6と、容器整列用コ
ンテナ29及び容器搬送用コンベア30とに対応し、以
下同様に容器整列手段は、網状整列ベルト6の各容器
差込み部6a…と、容器整列用コンテナ29の各容器載
置凹部29a…とに対応し、容器箱詰め手段は、吸着ユ
ニット4及び各吸着子19…に対応するも、この考案
は、上述の第1実施例及び第2実施例の構成のみに限定
されるものではない。
【0031】上述の第1実施例及び第2実施例では包装
容器Aを升目状に整列して箱詰めするが、例えば、図7
に示すように、ブロッコリーBが収納された23個の各
包装容器A…を千鳥状に整列してダンボール製の箱体D
内部に箱詰めするもよく、第1実施例及び第2実施例で
詳述した箱詰め個数及び箱詰め間隔のみに限定されるも
のではない。且つ、包装容器Aを千鳥状に箱詰めする場
合、吸着ユニット4の各吸着子19…と、網状整列ベル
ト6の各容器差込み部6a…と、容器整列用コンテナ2
9の各容器載置凹部29a…とを千鳥状に配列する。
【0032】また、ダンボール製の箱体D内部に所定箱
詰め数の各包装容器A…を複数段積重ねて箱詰めするも
よく、さらにまた、多数個の各包装容器A…を整列搬送
する他の容器搬送手段として、例えば、ベルトコンベア
(図示省略)の搬送面上に多数個の各包装容器A…が整
列載置される間隔に隔てて多数の各容器載置部(図示省
略)を形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のブロッコリー箱詰め装置による
容器搬送状態を示す側面図。
【図2】 容器整列用コンベアによる容器搬送状態を示
す平面図。
【図3】 包装容器の搬送状態及び吸着状態を示す縦断
正面図。
【図4】 枝打ち済みのブロッコリーを包装容器に収納
した状態を示す縦断正面図。
【図5】 第2実施例のブロッコリー箱詰め装置による
容器搬送状態を示す平面図。
【図6】 包装容器の搬送状態及び吸着状態を示す縦断
正面図。
【図7】 所定箱詰め数の包装容器を千鳥状に箱詰めし
た状態を示す平面図。
【符号の説明】
A…包装容器 B…ブロッコリー C…作業者 D…箱体 1…ブロッコリー箱詰め装置 2…容器供給用コンベア 3…容器整列用コンベア 4…吸着ユニット 6…網状整列ベルト 6a…容器差込み部 19…吸着子 20…箱分配用コンベア 23…箱供給用コンベア 24…箱送り用コンベア 25…箱昇降台 27…箱積出し用コンベア 29…容器整列用コンテナ 29a…容器載置凹部 30…容器搬送用コンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−82914(JP,A) 実開 昭61−110502(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 25/00 - 25/24 B65B 5/00 - 5/12 B65B 35/00 - 35/58

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロッコリーが収納された多数個の各包装
    容器を所定の位置に搬送する容器搬送手段を設け、 上記容器搬送手段に、所定箱詰め数の上記包装容器を起
    立姿勢に整列載置する容器整列手段を設け、 上記容器搬送手段の所定の位置に設定した容器保持位置
    に、上記容器整列手段で整列載置された所定箱詰め数の
    各包装容器を保持して箱体内部に箱詰めする容器箱詰め
    手段を設けたブロッコリー箱詰め装置。
  2. 【請求項2】前記容器整列手段を、所定箱詰め数の各包
    装容器が起立姿勢に整列載置される間隔に隔てて多数の
    各容器差込み部を形成して構成した請求項1記載のブロ
    ッコリー箱詰め装置。
  3. 【請求項3】前記容器整列手段を、各包装容器が整列載
    置される大きさに形成したコンテナで構成した請求項1
    記載のブロッコリー箱詰め装置。
JP1991108353U 1991-12-03 1991-12-03 ブロッコリー箱詰め装置 Expired - Fee Related JP2584616Y2 (ja)

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