JP2584321Y2 - 鉄骨鉄筋コンクリート造柱脚部構造 - Google Patents

鉄骨鉄筋コンクリート造柱脚部構造

Info

Publication number
JP2584321Y2
JP2584321Y2 JP5422892U JP5422892U JP2584321Y2 JP 2584321 Y2 JP2584321 Y2 JP 2584321Y2 JP 5422892 U JP5422892 U JP 5422892U JP 5422892 U JP5422892 U JP 5422892U JP 2584321 Y2 JP2584321 Y2 JP 2584321Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
steel
column base
base
reinforced concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5422892U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0610403U (ja
Inventor
澄夫 前沢
吉量 服部
伸一 三好
正美 大田
安弘 早部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP5422892U priority Critical patent/JP2584321Y2/ja
Publication of JPH0610403U publication Critical patent/JPH0610403U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2584321Y2 publication Critical patent/JP2584321Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Foundations (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉄骨柱における柱脚部
のPC化接合構造に特徴を有する鉄骨鉄筋コンクリート
造柱脚部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄骨柱の脚部接合は、図3に示す
ように予め工場等で鉄骨柱(鋼管柱)11の脚部下端に
ベースプレート12を固設するとともに、鉄骨柱11の
脚部外周面に多数のスタッドボルト13を配設して、基
礎15に複数の柱脚部主筋16、フープ17及びアンカ
ーボルト18を配筋、植設して、鉄骨柱11を基礎15
上に建て込みセツトし、そのベースプレート12をアン
カーボルト18、ナツトで締め込み連結して固定すると
ともに、鉄骨柱11の脚部外周にフープ17を配筋し、
根巻コンクリートを打設してその接合強度を高めた柱脚
部の接合構造になつている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の鉄骨柱の脚部接
合構造は、前記のように鉄骨柱の脚部にベースプレート
や多数のスタッドボルトを固設し、基礎に多数のフープ
付き柱脚部主筋やアンカーボルトを設けた複雑な接合機
構になつており、また、建て込まれた柱脚部をスタッド
ボルトで連結し、フープ等を配筋し、根巻コンクリート
を打設する面倒な建て込み接合工程になり工期の長期
化、コスト増等の課題がある。また、フープ付き柱脚部
主筋、アンカーボルトに対する鉄骨柱の配置精度や、コ
ンクリートの充填にバラツキが生じ易く、信頼性等にも
課題がある。
【0004】本考案は、上記のような課題に対処するた
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、鉄
骨柱の建て込み接合を容易とし施工性を高めるととも
に、その接合精度、信頼性を向上した鉄骨鉄筋コンクリ
ート(SRC造)造柱脚部構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、鉄骨柱の柱脚
部外周に一体化されたRC造のPC根巻を設けるととも
に、同PC根巻の下端部に下部構造上の突出主筋と接続
する複数の接続用スリーブを埋設したことにより、鉄骨
柱の建て込み接合を合理化、省力化して容易にするとと
もに、その接合精度、信頼性を向上している。
【0006】
【作用】外周に一体化されたRC造のPC根巻を有する
柱脚部を下部構造上に建て込むと、その下部構造に植設
されている複数の突出主筋の上端部が、PC根巻の下端
部に埋設されている複数の接続用スリーブにそれぞれ嵌
挿されてその柱脚部主筋に接続状に配置され、各接続用
スリーブにグラウトを充填して容易、迅速に精度良く建
て込み接合され、鉄骨柱の建て込み接合が合理化、省力
化されて容易に遂行され、優れた接合精度、信頼性が得
られる。
【0007】
【実施例】図1及び図2に本考案の一実施例を示す。図
中1aは鉄骨柱1の柱脚部、3は柱脚部1aの外周に適
宜の間隔を置き配筋された柱脚部主筋、4は脚部主筋3
に配設されたフープ、5は鉄骨柱1の柱脚部1aの外周
に一体化されたRC造のPC根巻、6は複数の柱脚部主
筋3の下端部に嵌挿して配置されPC根巻5の下端部に
埋設された接続用スリーブ、7a,7bは接続用スリー
ブ6に連設されているグラウトGの注入口及び出口、8
は下部構造(基礎、柱、梁等)15に植設された接続用
の突出主筋、Cは根巻コンクリートであつて、本考案の
鉄骨鉄筋コンクリート造柱脚部構造は、予め工場や建設
ヤード等で製造され、鉄骨柱1の柱脚部1aの外周に複
数の柱脚部主筋3、フープ4を配筋し、複数の柱脚部主
筋3の下部に接続用スリーブ6を嵌挿して配置し、根巻
コンクリートCを打設して、鉄骨柱1の柱脚部1a外周
に一体化されたRC造のPC根巻5を設けるとともに、
そのPC根巻5の下端部に下部構造15上の突出主筋8
と接続する複数の接続用スリーブ6を埋設した構造にな
つている。
【0008】前記の鉄骨鉄筋コンクリート造柱脚部構造
は、図2に示すように下部構造15に植設されている複
数の突出主筋8上に建て込まれ、各突出主筋8の上端部
が、PC根巻5の下端部に埋設されている複数の接続用
スリーブ6内にそれぞれ図1のように嵌挿されて、各柱
脚部主筋3の下端部に接続状に配置され、グラウトGを
注入口7a及び出口7bにより各接続用スリーブ5内に
注入、充填して、容易、迅速にかつ精度良く建て込み接
合される。なお、柱脚部1a上には、その建込み接合後
又は建込前に鉄骨柱1に溶接して連結される。本考案の
SRC造柱脚部構造は、下部構造15上に建て込み、各
接続用スリーブ5内にグラウトGを注入、充填する簡単
な工程により容易に精度良く接合されて、その建て込み
接合が著しく合理化、省力化されているとともに、柱脚
部1aの外周にPC根巻5が予め付設されてPC化接合
構造になつているため、その根巻精度や接合強度、その
信頼性等が著しく向上されている。
【0009】本考案は、図示の角形鋼管の他、丸形鋼管
や各種の型鋼の鉄骨柱に適用され、接続用スリーブは、
好ましくはネジスリーブ又はスプライススリーブが適用
され、下部構造側の突出主筋には異形鋼棒やアンカーボ
ルト等の適用が可能である。
【0010】
【考案の効果】本考案は、前述のような構成からなり、
外周に一体化されたRC造のPC根巻を有する柱脚部の
建て込み、及びPC根巻の下端部に埋設されている各接
続用スリーブへのグラウト充填により容易、迅速に精度
良く建て込み接合され、建て込み施工が著しく合理化、
省力化されて施工性が高められるとともに、柱脚部のP
C化接合構造とあいまつてその接合精度、信頼性が向上
されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すX−X部分の縦断面図
(A)とY−Y部分の横断面図(B)
【図2】本考案のSRC造柱脚部構造の建て込み接合工
程を示す縦断面図
【図3】従来の鉄骨柱の建て込み接合構造を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
1 鉄骨柱 1a 柱脚部 5 PC根巻 6 接続用スリーブ 8 突出主筋 15 下部構造(基礎、柱、梁等)
フロントページの続き (72)考案者 大田 正美 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)考案者 早部 安弘 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−112985(JP,A) 特開 昭62−206137(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/24 E04B 1/30 E04B 1/58 E02D 27/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨柱の柱脚部の外周に一体化されたR
    C造のPC根巻を設けるとともに、同PC根巻の下端部
    に下部構造上の突出主筋と接続する複数の接続用スリー
    ブを埋設したことを特徴とする鉄骨鉄筋コンクリート造
    柱脚部構造。
JP5422892U 1992-07-10 1992-07-10 鉄骨鉄筋コンクリート造柱脚部構造 Expired - Lifetime JP2584321Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5422892U JP2584321Y2 (ja) 1992-07-10 1992-07-10 鉄骨鉄筋コンクリート造柱脚部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5422892U JP2584321Y2 (ja) 1992-07-10 1992-07-10 鉄骨鉄筋コンクリート造柱脚部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0610403U JPH0610403U (ja) 1994-02-10
JP2584321Y2 true JP2584321Y2 (ja) 1998-10-30

Family

ID=12964692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5422892U Expired - Lifetime JP2584321Y2 (ja) 1992-07-10 1992-07-10 鉄骨鉄筋コンクリート造柱脚部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2584321Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5464690B2 (ja) * 2009-07-31 2014-04-09 日立機材株式会社 柱脚構造
JP5464689B2 (ja) * 2009-07-31 2014-04-09 日立機材株式会社 柱脚構造
JP5522775B2 (ja) * 2009-07-31 2014-06-18 日立機材株式会社 柱脚構造
JP5411749B2 (ja) * 2010-03-11 2014-02-12 公益財団法人鉄道総合技術研究所 構造物の柱の施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0610403U (ja) 1994-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2584321Y2 (ja) 鉄骨鉄筋コンクリート造柱脚部構造
JPH11100854A (ja) 建築物およびその基礎構造
JPH0387420A (ja) 建造物の柱体立設構造
KR100383795B1 (ko) 철근 콘크리트 기둥에 철골보를 연결 고정하는 연결구조및 이에 대한 시공방법
JP2883898B2 (ja) Pc柱及びpc柱構法
JP3584428B2 (ja) 複合構造建築物の施工方法
JPH0232417B2 (ja)
KR100383800B1 (ko) 철근 콘크리트 기둥에 철골보를 연결 고정하는 연결구조및 이에 대한 시공방법
JP2002194748A (ja) 基礎の施工方法および建築物の基礎構造
JPS60188553A (ja) 建築架構
JP4405639B2 (ja) 杭頭接合金物
JP2903873B2 (ja) 遠心成形中空pc柱の梁接合部構造
JP2001107373A (ja) 鉄骨柱脚と基礎コンクリートとの接合構造
JPH0384119A (ja) 建造物の柱体立設構造
JP2716510B2 (ja) 柱梁の接合工法
JP3608086B2 (ja) 柱・梁の接合構造
JP2592224Y2 (ja) Rc造梁と鉄骨構造体との接合部の構造
JP2893406B2 (ja) プレキャストコンクリート柱梁の接合工法
JP2614000B2 (ja) 鉄骨架構の基礎
JPH06264511A (ja) 柱・梁の圧着接合工法
JPH0732706Y2 (ja) プレキャスト鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合用交叉鉄骨との配筋構造
JP2558695Y2 (ja) 柱・梁接合部構造
JPH05112985A (ja) 鉄骨柱脚部の接合構造
JP2001115464A (ja) 杭と柱の接合構造
JP2578671B2 (ja) 柱と梁の構築工法