JP5464690B2 - 柱脚構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建築構造物の柱部材の下端部に接合した柱脚金物をアンカーボルトを介して基礎コンクリート上に固定する柱脚構造に関するものである。
図12及び図13は、従来の柱脚構造2を示す側面図及び平面図である。この従来の柱脚構造2は、その鉄骨柱4の下端面に溶接により接合される平板状の柱脚金物6を備えている。この柱脚金物6は、基礎コンクリート10(第1コンクリート)の上側に形成されるモルタル層12上に載置されている。
基礎コンクリート10中からモルタル層12の上面よりも上方に突出する複数のアンカーボルト14の上端ネジ部が、柱脚金物6に形成された複数のボルト用孔8を貫通し、ナット部材16とネジ結合することにより柱脚金物6が固定されるようになっている。このような従来の柱脚構造2に類する柱脚構造としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。
特許第4006503号公報
しかしながら、上記従来の柱脚構造2においては、複数のアンカーボルト14の上端部のそれぞれが、柱脚金物6に形成された複数のボルト用孔8のそれぞれを貫通する構造となっているため、その設置作業が非常に煩わしいという問題があった。
例えば、上記従来の柱脚構造2は、その複数のアンカーボルト14のいずれか、又は柱脚金物6のボルト用孔8のいずれかにおいてその位置に誤差が生じていたり、或いは、柱脚金物6の水平方向の位置及び鉛直軸線回りの水平角度等を調整する必要が生じたりした場合には、そのような柱脚構造2ごとに生じる個別具体的な事情に応じて対処しなければならないため、この柱脚構造2の設置作業が非常に煩わしくなってしまうという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、その設置作業を容易化することができる柱脚構造を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明による柱脚構造は、
柱部材の下端部に固定されて第1コンクリート上に設置される柱脚金物と、
上端部が上方に突出する状態で前記第1コンクリート内に埋設され、前記柱脚金物の平面形状の外側に配置された複数のアンカーボルトと、
前記柱脚金物上に両端部より内側の長さ部分が配置され、両端部が前記アンカーボルトの上端部に連結する押さえ部材とを備えことを特徴とするものである。

また、本発明による柱脚構造は、
前記柱脚金物の上面は、前記柱部材との接合部から前記柱脚金物の周端面に向かって、厚さが薄くなるようなテーパ状に形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明による柱脚構造は、前記柱脚金物の上面側の表面が梨地状に形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明による柱脚構造は、
前記アンカーボルトの上端部の前記押え部材より高い部分における前記柱部材と反対側に近接して設けられ、前記アンカーボルトの上端部を前記柱部材から遠ざからせようとする水平力に抵抗する水平力負担部材と、
前記第1コンクリート上に形成され、少なくとも前記水平力負担部材よりも高い位置に上面を有する第2コンクリートとを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明による柱脚構造は、前記アンカーボルトの上端部に、この上端部の径より大きな径を有する拡径部材が固定されていることを特徴とするものである。
また、本発明による柱脚構造は、前記拡径部材として、前記アンカーボルトの上端部にネジ結合するナット部材を用いたことを特徴とするものである。
このような本発明の柱脚構造によれば、
柱部材の下端部に固定されて第1コンクリート上に設置される柱脚金物と、
上端部が上方に突出する状態で前記第1コンクリート内に埋設されるアンカーボルトと、
前記柱脚金物上に配置され、前記アンカーボルトの上端部に連結する押さえ部材とを備えることにより、
上記柱脚構造の設置作業を容易化することができる。
すなわち、上記本発明の柱脚構造によれば、従来の柱脚構造のように柱脚金物のボルト孔にアンカーボルトを挿通させる必要がなく、アンカーボルトに影響されずに柱脚金物の位置や角度等の調整作業を行なえるため、柱脚構造の設置作業を容易化することができる。
また、上記本発明の柱脚構造によれば、本発明の柱脚構造の柱脚金物は、従来の柱脚構造のようにアンカーボルトを挿通させるためのボルト用孔が不要となるので、柱脚金物の加工工数を削減することができるため、その製造コストを低減させることができる。
また、本発明の柱脚構造によれば、
前記柱脚金物の上面は、前記柱部材との接合部から前記柱脚金物の周端面に向かって、厚さが薄くなるようなテーパ状に形成されていることにより、
上記柱脚金物が水平方向にずれるのを防止することができる。
また、本発明の柱脚構造によれば、
前記柱脚金物の上面側の表面が梨地状に形成されていることにより、
上記柱脚金物が水平方向にずれるのを防止することができる。
また、本発明の柱脚構造によれば、
前記アンカーボルトの上端部の前記押え部材より高い部分における前記柱部材と反対側に近接して設けられ、前記アンカーボルトの上端部を前記柱部材から遠ざからせようとする水平力に抵抗する水平力負担部材と、
前記第1コンクリート上に形成され、少なくとも前記水平力負担部材よりも高い位置に上面を有する第2コンクリートとを備えたことにより、
上記柱脚金物の薄型化及び軽量化を図ることができる。
また、本発明の柱脚構造によれば、
前記アンカーボルトの上端部に、この上端部の径より大きな径を有する拡径部材が固定されていることにより、
上記アンカー部材と上記被覆コンクリート層との間に作用する力を確実に伝達させるようにすることができる。
また、本発明の柱脚構造によれば、
前記拡径部材として、前記アンカーボルトの上端部にネジ結合するナット部材を用いたことにより、
上記拡径部材とアンカー部材の上端部との固定作業を簡単化することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る柱脚構造20を示す側面図である。 図1中の柱脚構造20を示す平面図である。 図1中の鉄骨柱22の下端部及び柱脚金物24だけを取り出して示す拡大側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る柱脚構造40を示す側面図である。 図4中の柱脚構造40を示すA−A線矢視図である。 柱脚構造40の設置作業の手順を示す側面図である。 柱脚構造40の設置作業の手順を示す側面図である。 図4に示す柱脚構造40のほぼ右側半分における要部を拡大して示す要部拡大図である。 本発明の第1及び第2の実施の形態に係る柱脚構造20,40とは別の実施の形態に係る柱脚構造を示す平面図である。 本発明の第1及び第2の実施の形態に係る柱脚構造20,40とは別の実施の形態に係る柱脚構造に用いられる、一対の棒部材からなる水平力負担部材60を示す図であって、本図中の(a)はその平面図であり、(b)はその側面図である。 本発明の第1及び第2の実施の形態に係る柱脚構造20,40とは別の実施の形態に係る柱脚構造に用いられる、やはり一対の棒部材からなる水平力負担部材70を示す図であって、本図中の(a)はその平面図であり、(b)はその側面図である。 従来の柱脚構造2を示す側面図である。 図12中の柱脚構造2を示す平面図である。
以下、本発明に係る柱脚構造を実施するための形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図3は、本発明の第1の実施の形態に係る柱脚構造20について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係る柱脚構造20は、図1及び図2に示すように、1本の鉄骨柱22(柱部材)、1枚の柱脚金物24、4本の押え部材26、8本のアンカーボルト28、及び1基の基礎コンクリート30(第1コンクリート)を備えている。
鉄骨柱22は、図2に示すように、その断面形状が略正方形である角筒状に形成されている。この鉄骨柱22の下端面には、図1に示すように、水平板状の柱脚金物24が溶接により接合されている。
柱脚金物24は、図2に示すように、その平面形状が略正方形であって、その中心が鉄骨柱22と同じで、その四辺が鉄骨柱22の四辺に対して45度傾いた状態に配置されている。柱脚金物24は、図1に示すように、モルタル層32を介して基礎コンクリート30上に水平に配置されている。
また、柱脚金物24の上面は、図3に示すように、鉄骨柱22との接合部から、この柱脚金物24の周端面に向かって、厚さが薄くなるようなテーパ状に形成されている。また、柱脚金物24は、このように傾斜して形成される上面が、ショットブラスト加工等により、梨地状に形成されている。
また、図1及び図2に示すように、基礎コンクリート30内には、その上下方向に伸びるように4本の主筋34が配置されると共に、これら4本の主筋34を水平に囲むように、かつ互いに上下方向に離れて並ぶ複数の無端状の帯筋36が配置されている。
また、基礎コンクリート30内には、計8本のアンカーボルト28が配置されている。各アンカーボルト28は、その上端部が基礎コンクリート30の上面から突出するように、この上端部以外の長さ部分が基礎コンクリート30内に埋設されている。
アンカーボルト28の上端部には、オネジ部28aが形成されている。また、8本のアンカーボルト28は、図2に示すように、柱脚金物24の平面形状の外側に間隔をおいて並べて配置されている。
4本の押さえ部材26のそれぞれは、略棒形状に形成されている。この4本の押さえ部材26のそれぞれは、鉄骨柱22の略正方形の断面形状の四辺のそれぞれと互いに平行、かつ水平に配置されていることにより、鉄骨柱22を囲むように配置されている。
また、押さえ部材26は、その長さ中央部分が、柱脚金物24の四隅の各上面に載置されている。これにより、押さえ部材26はその長さ方向の両端部が、柱脚金物24の平面形状から外側の位置に配置されるようになっている。この押さえ部材26の両端部には、図1に示すように、鉛直方向に貫通するボルト用孔37が形成されている。
各押さえ部材26のボルト用孔37にアンカーボルト28の上端部を貫通させると共に、各アンカーボルト28の上端部のオネジ部28aに第1ナット部材38をネジ結合することにより、柱脚金物24を基礎コンクリート30上に押え付けるようになっている。
次に、柱脚構造20の設置作業の手順について説明する。
図1に示すように、柱脚構造20を設置するには、まず、基礎コンクリート30及び8本のアンカーボルト28の設置を行なう。
すなわち、主筋34や帯筋36等を配筋すると共に、8本のアンカーボルト28を不図示の架台により支持して所定の位置に設置した後、これらを埋設するように、不図示の型枠部材内に生コンクリートを充填して固化させることにより、基礎コンクリート30及び8本のアンカーボルト28を設置する。
次に、基礎コンクリート30を一定期間養生させて十分固化させた後、この基礎コンクリート30の上面に、柱脚金物24の高さや角度調整用のモルタル部材100を載置する。そして、柱脚構造20の設置現場に搬入される前段階の接合作業により既に一体的にされた状態の鉄骨柱22と柱脚金物24を、完全に固化する手前のモルタル部材100上に載置する。
また、4つの押さえ部材26のボルト用孔37のそれぞれにアンカーボルト28の上端部を貫通させながら、柱脚金物24の四隅の各上面に、押さえ部材26の長さ中央部分を載置する。
モルタル部材100上において、鉄骨柱22と柱脚金物24の高さ調整及び角度調節等を行なった後、各アンカーボルト28の上端部のオネジ部28aに、第1ナット部材38をネジ結合することにより、押さえ部材26で柱脚金物24を基礎コンクリート30側に押え付け、鉄骨柱22と柱脚金物24を固定する。最後に、基礎コンクリート30の上面と柱脚金物24との間に、モルタルを流し込んで固化させることにより、モルタル層32を形成する。
本実施の形態に係る柱脚構造20によれば、従来の柱脚構造のように柱脚金物のボルト孔にアンカーボルトを挿通させる必要がなく、アンカーボルトに影響されずに柱脚金物の位置や角度等の調整作業を行なえるため、柱脚構造20の設置作業を容易化することができる。
また、本実施の形態に係る柱脚構造20の柱脚金物24は、従来の柱脚構造のようにアンカーボルトを挿通させるためのボルト用孔が不要となるので、柱脚金物24の加工工数を削減することができるため、その製造コストを低減させることができる。
また、本実施の形態に係る柱脚構造20によれば、その柱脚金物24が、図3に示すように、この柱脚金物24に接合する鉄骨柱22の外側の領域において、水平方向に鉄骨柱22から離れて行くにしたがって、上面が下面側に近付いていくように傾斜して形成されていることにより、柱脚金物24は、図1に示すように設置された後には、この傾斜する上面が押さえ部材26のいずれかを押し上げるようになる方向には水平移動できないようになるため、この柱脚金物24が水平方向にずれるのを防止することができる。
また、本実施の形態に係る柱脚構造20によれば、その柱脚金物24の上面が梨地状に形成されていることにより、この柱脚金物24と押え部材26との間の摩擦力が増大するので、やはり、この柱脚金物24が水平方向にずれるのを防止することができる。
次に、図4から図8は、本発明の第2の実施の形態に係る柱脚構造40について説明するために参照する図である。前記第1の実施の形態に係る柱脚構造20と同様の部分には同じ符号を用いて説明し、同様の構成についての重複する説明は省略するものとする。
本実施の形態に係る柱脚構造40は、図4及び図5に示すように、前記第1の実施の形態に係る柱脚構造20の4個の押さえ部材26の代わりに、2個の押さえ部材42を備えると共に、前記第1の実施の形態に係る柱脚構造20の8本のアンカーボルト28のそれぞれの代わりに、8本のアンカーボルト44を備えている。また、柱脚構造40は、8個の第2ナット部材45、一組の水平力負担部材46、及び被覆コンクリート52(第2コンクリート)を備えている。
図5に示すように、柱脚構造40の2個の押さえ部材42のそれぞれは、前記第1の実施の形態に係る柱脚構造20の4つの押さえ部材26のうち(図2参照)、その長さ方向が互いに直角方向を向くように並んで配置される2つの押さえ部材26同士を繋いで、略L字型に一体化したような形状に形成されている。
図4に示すように、アンカーボルト44は、そのオネジ部44aにネジ結合している第1ナット部材38の上面より上方に突出する余長部が、このアンカーボルト44の直径の2倍以上の長さになるように設定されている。
各アンカーボルト44の余長部の上端部には、第2ナット部材45(拡径部材)が、少なくともこの第2ナット部材45の高さ寸法とほぼ同じ長さ分だけ(もっと長くともよい)ねじ込まれてネジ結合している。
水平力負担部材46は、図4及び図5に示すように、互いに対称に形成され、互いに開口側が対向して組み合わされることにより、略八角形の平面形状を形成するようになる一対の棒部材48,50から構成されている。この一対の棒部材48,50は、互いに対向する両端部のそれぞれの一定長さ部分同士が、互いに高さ方向に段違いに重なり合うように配置されている。棒部材48,50の素材としては、例えば、鉄筋等を用いることができる。
水平力負担部材46の棒部材48,50のそれぞれは、図4に示すように、第1ナット部材38と第2ナット部材45との間の高さ範囲内に水平に配置され、図5に示すように、その略八角形の平面形状が、8本のアンカーボルト44全部を水平に囲むように配置されている。
ところで、水平力負担部材46の棒部材48,50のそれぞれは、8本のアンカーボルト44の余長部のそれぞれ、若しくはいずれかに接触するように配置されてもよいし、或は、余長部のいずれにも接触しないように配置されてもよい。
図4に示すように、基礎コンクリート30上には被覆コンクリート52が所定の高さに形成されている。被覆コンクリート52は、基礎コンクリート30の上面上から、アンカーボルト44の上端面よりも高い高さまで形成されることにより、鉄骨柱22の下端部、柱脚金物24、押さえ部材42、アンカーボルト44の上端部、水平力負担部材46、第1ナット部材38、及び第2ナット部材45等の各部材を埋設するように形成されている。
次に、柱脚構造40の設置作業の手順について説明する。
柱脚構造40を設置する際の一連の作業のうち、各アンカーボルト44の上端部のオネジ部44aに、第1ナット部材38をネジ結合することにより、鉄骨柱22と柱脚金物24を固定するところまでの作業手順は、前記第1の実施の形態に係る柱脚構造20の設置作業の手順と同様である。
ここまでの作業手順により、図6に示すように、鉄骨柱22と柱脚金物24の固定の作業が済んだら、図7に示すように、各アンカーボルト44の余長部の上端部に、第2ナット部材45を取り付けた後、水平力負担部材46を設置する。
水平力負担部材46は、その一対の棒部材48,50のそれぞれを、前述したような所定の位置に配置した後、不図示の針金等により、一対の棒部材48,50のそれぞれをアンカーボルト44や第2ナット部材45等に縛り付けて固定する。
また、このような水平力負担部材46の固定作業の際には、それを構成する一対の棒部材48,50における互いに対応する端部同士の、高さ方向に互いに重なり合う長さ部分同士を、不図示の針金等により縛って互いに連結した状態で上記のように固定するようにすることが好ましい。
また、水平力負担部材46の棒部材48,50は、針金等によりアンカーボルト44や第2ナット部材45等に縛り付けるようにする代わりに、基礎コンクリート30上、柱脚金物24上または押さえ部材42上に載置する、不図示の支持部材等の上に載置しておくことにより、所定の高さに設置されるようにしてもよい。
第2ナット部材45及び水平力負担部材46の設置まで済んだら、基礎コンクリート30の外周に沿って上方に伸びる図示しない型枠部材内に生コンクリートを打設し、時間をかけて固化させることにより、図4に示すように、被覆コンクリート52を形成する。
本実施の形態に係る柱脚構造40によれば、従来の柱脚構造のように柱脚金物のボルト孔にアンカーボルトを挿通させる必要がなく、アンカーボルトに影響されずに柱脚金物の位置や角度等の調整作業を行なえるため、柱脚構造40の設置作業を容易化することができる。
また、本実施の形態に係る柱脚構造40の柱脚金物24は、従来の柱脚構造のようにアンカーボルトを挿通させるためのボルト用孔が不要となるので、柱脚金物24の加工工数を削減することができるため、その製造コストを低減させることができる。
また、本実施の形態に係る柱脚構造40によれば、前記第1の実施の形態と同様に、その柱脚金物24が、図3に示すように、この柱脚金物24に接合する鉄骨柱22の外側の領域において、水平方向に鉄骨柱22から離れて行くにしたがって、上面が下面側に近付いていくように傾斜して形成されていることにより、この柱脚金物24が水平方向にずれるのを防止することができる。
また、本実施の形態に係る柱脚構造40によれば、前記第1の実施の形態と同様に、その柱脚金物24の上面が梨地状に形成されていることにより、やはり、この柱脚金物24が水平方向にずれるのを防止することができる。
また、本実施の形態に係る柱脚構造40は、下記のような作用や効果を奏するようになっている。これを、図8に基づいて説明する。
図8は、図4に示す柱脚構造40のほぼ右側半分のうち、柱脚金物24の図中右側部を含む要部を拡大して示す要部拡大図である。また、アンカーボルト44は、説明の便宜上、図中右側の1本だけを図示して説明するものとする。
柱脚構造40は、上述したとおり、そのアンカーボルト44が、第1ナット部材38の上側に余長部を有し、この長さ部分に近接して設けられる水平力負担部材46を有すると共に、これらを埋設するように被覆コンクリート52が形成されている。
このため、柱脚構造40に曲げモーメントMが作用しても、後述するような、圧縮力に対する反力として作用する圧縮束(あっしゅくつか)としての荷重F(以下、単に圧縮束Fと呼ぶ)が生じるので、柱脚金物24に曲げモーメントが生じても、この圧縮束Fにより、押さえ部材42を介してアンカーボルト44から柱脚金物24に伝達される引張力が減少する。
このように、アンカーボルト44から柱脚金物24に伝達される引張力が減少すると、鉄骨柱22からアンカーボルト44に伝達される曲げモーメントも減少させることができるため、従来のように柱脚金物24の厚さを厚くする必要がなくなるので、柱脚金物24を薄型化してその軽量化を図ることができる。
すなわち、鉄骨柱22に、図8に示すような、反時計回り方向の曲げモーメントMを生ずるような荷重が作用した場合には、柱脚金物24及び押さえ部材42を介してアンカーボルト44に発生する引張り荷重Pのうちの、余長部に発生する荷重P2と、水平力負担部材46の棒部材48に水平方向に発生する引張り力R(以下、水平力Rと呼ぶ)のそれぞれを分力とする、鉄骨柱22と柱脚金物24との接合部分と、棒部材48とアンカーボルト44の余長部の近接部との間にわたって存在する被覆コンクリート52内に、合力としての圧縮束Fが図示するような対角線に沿って生じる。
このため、柱脚構造40は、上記曲げモーメントMが作用したときに、圧縮束Fが、鉄骨柱22と柱脚金物24との接合部分を押圧する作用をすることにより、上述したように、押さえ部材42を介してアンカーボルト44から柱脚金物24に伝達される引張力が減少して、鉄骨柱22からアンカーボルト44に伝達される曲げモーメントを減少させることができるため、柱脚金物24の厚さを従来よりも薄くすることが可能となる。
また、図8に示すような、反時計回り方向の曲げモーメントMを生ずるような荷重が鉄骨柱22に作用した場合には、アンカーボルト44に発生する引張り荷重Pのうちの荷重P1により、柱脚金物24を固定するようになっている。このときの荷重P1は、上記のように、鉄骨柱22からアンカーボルト44に伝達される曲げモーメントが減少することにより、従来のアンカーボルト44に発生する引張り荷重よりも小さくすることができる。
一方、仮に、被覆コンクリート52及び水平力負担部材46が設置されないとしたら、被覆コンクリート52そのものはコンクリート製であるため、コンクリートは圧縮荷重に対する耐力は大きいが、引張り荷重に対する耐力が小さいので、上記曲げモーメントMが作用したときに、被覆コンクリート52内に発生する水平力Rに耐えられず、鉄骨柱22とアンカーボルト44の余長部との間の被覆コンクリート52にひび割れを生じるおそれがある。このように被覆コンクリート52にひび割れを生じると、従来のように、柱脚金物24に大きな曲げモーメントが作用して、柱脚金物24が塑性変形してしまう。
ところが本実施の形態に係る柱脚構造40においては、鉄骨柱22とアンカーボルト44の余長部との間に水平力負担部材46が設置されているため、上記曲げモーメントMが作用したときには、この水平力負担部材46が、鉄骨柱22とアンカーボルト44の余長部との間に発生する水平力Rの大部分を負担(水平力Rに抵抗)できるので、鉄骨柱22とアンカーボルト44の余長部との間の被覆コンクリート52にひび割れが生じることを、防止できるようになっている。
このとき、もしアンカーボルト44の余長部と水平力負担部材46の棒部材48が離れていても(直接接触していなくとも)、両者の間に被覆コンクリート52が介在されているので、その被覆コンクリート52を介して水平力負担部材46は、その機能を発揮することができるようになっている。
そして、本実施の形態に係る柱脚構造40においては、鉄骨柱22や柱脚金物24と基礎コンクリート30及び被覆コンクリート52の外周面が比較的近い位置にあるため、上記のような位置の被覆コンクリート52にひび割れが生じ易い状況にあるが、柱脚構造40においては上記水平力負担部材46が設置されているので、上記のようなひび割れの発生を防止することができる。
他方、本実施の形態に係る柱脚構造40においては、アンカーボルト44の余長部の上端部に第2ナット部材45(拡径部材)が固定されていることにより、アンカーボルト44に引張り荷重Pが発生したときに、第2ナット部材45の下面が被覆コンクリート52の段差上面に引っ掛かるため、そのときに被覆コンクリート52に作用する下向きの荷重P2が定着力として作用するので、基礎コンクリート30と被覆コンクリート52との定着力を確実に向上させることができる。
また、本実施の形態に係る柱脚構造40においては、アンカーボルト44の余長部の上端部にネジ結合する拡径部材として、第2ナット部材45が用いられているので、アンカーボルト44の余長部に拡径部材としての第2ナット部材45を簡単に固定することができる。
このような本実施の形態に係る柱脚構造40によれば、水平力負担部材46を設置したことにより、柱脚金物24に作用する引張力が減少するため、柱脚金物24を小さく(薄く)することができる。
このため、本実施の形態に係る柱脚構造40によれば、柱脚金物24の軽量化を図ることができると共に、柱脚構造40の大型化や高額化を防止することができる。
なお、前記第1の実施の形態に係る柱脚構造20においては、4本の略棒状の押さえ部材26を備えていたが、この4本の押さえ部材26の代わりに、前記第2の実施の形態に係る柱脚構造40で用いた2個の略L字型の押さえ部材42を備えるようになっていてもよい。
また、前記第2の実施の形態に係る柱脚構造40においては、2個の略L字型の押さえ部材42を備えていたが、この2個の押さえ部材42の代わりに、前記第1の実施の形態に係る柱脚構造20で用いた4本の略棒状の押さえ部材26を備えるようになっていてもよい。
また、前記第1の実施の形態に係る柱脚構造20においては、その柱脚金物24の平面形状が略正方形となるように形成されていたが、柱脚金物の平面形状は、このような略正方形の形状に限定されない。前記第2の実施の形態に係る柱脚構造40も同様である。
柱脚金物の外周は、押さえ部材によって柱脚金物を基礎コンクリート側に押さえ付けられる形状であればよいので、例えば図9に示す柱脚金物58のような平面形状を採用してもよいし、その他、アンカーボルトがある位置を避けて、押さえ部材の、アンカーボルトより内側の長さ部分によって柱脚金物を基礎コンクリート側に押さえ付けることができる形状であれば、どのような外周形状の柱脚金物を採用してもよい。
また、前記第2の実施の形態に係る柱脚構造40においては、図8に示すように、被覆コンクリート52の上面が第2ナット部材45の上面よりも高い位置に形成されるようになっていたが、このような構成に限定する必要は無く、例えば、被覆コンクリート52の上面は、図8における第2ナット部材45の下面と同じ高さ位置に形成されて、第2ナット部材45は被覆コンクリート52の上面から突出するようになっていてもよい。
また、前記第2の実施の形態に係る柱脚構造40においては、その水平力負担部材46を構成する棒部材48,50の素材として、鉄筋が用いられていたが、鉄筋の代わりに、丸鋼、平鋼、形鋼、炭素繊維材などを用いるようにしてもよい。
また、前記第2の実施の形態に係る柱脚構造40においては、その水平力負担部材46が、互いに組み合わされることにより略八角形の平面形状を形成するようになる2本の棒部材48,50で構成されていたが、前記第2の実施の形態とは異なる他の実施の形態として、このような水平力負担部材46の代わりに、図10に示すように、互いに組み合わされることにより略四角形の平面形状を形成するようになる2本の棒部材62,64で構成される水平力負担部材60を用いるようにしてもよい。
或いは、水平力負担部材46の代わりに、図11に示すように、略L字型の2本の棒部材72,74で構成され、この2本の棒部材72,74のそれぞれのL字の縦辺と横辺同士が、それらの長さ中間位置間で互いに交差するように配置される水平力負担部材70を用いるようにしてもよい。
或いは、図示しないが、水平力負担部材46の代わりに、略円環形状、又は略角環形状に形成される単一体の水平力負担部材を用いるようにしてもよい。
また、上記した水平力負担部材60,70、又は不図示の略円環形状若しくは角環形状に形成される単一体の水平力負担部材を用いる場合においては、これらの水平力負担部材は、8本のアンカーボルト44の上端部を水平に囲むようになってさえいれば、任意の大きさで形成することができる。
また、前記第2の実施の形態に係る柱脚構造40において、第2ナット部材45を取り付けなくてもよい。アンカーボルト44の余長部と、水平力負担部材46と、被覆コンクリート52があれば、上記圧縮束Fを発生させることができるからである。
また、前記第2の実施の形態に係る柱脚構造40においては、アンカーボルト44の余長部の上端部に第2ナット部材45が取り付けられていたが、第2ナット部材45の代わりに、厚いフランジ状の部材を拡径部材として溶接等により固定するようにしてもよい。
また、前記第1及び第2の実施の形態に係る柱脚構造20,40においては、その設置作業時にモルタル部材100が形成され、柱脚金物24がモルタル部材100上に載置されるようになっていたが、モルタル部材100を形成せずに、柱脚金物24を基礎コンクリート30上に直接載置するようになっていてもよい。
また、前記第1及び第2の実施の形態に係る柱脚構造20,40においては、アンカーボルト44を8本備える構造になっていたが、8本以外の本数を備える構造であってもよい。
また、前記第1及び第2の実施の形態に係る柱脚構造20,40においては、アンカーボルト28,44を備える構造になっていたが、アンカーボルトの代わりに、丸棒鋼や異形棒鋼(異形鉄筋)等の他部材を用いてもよい。
2 柱脚構造
4 鉄骨柱
6 柱脚金物
8 ボルト用孔
10 基礎コンクリート
12 モルタル層
14 アンカーボルト
16 ナット部材
20 柱脚構造
22 鉄骨柱
24 柱脚金物
26 押さえ部材
28 アンカーボルト
28a オネジ部
30 基礎コンクリート
32 モルタル層
34 主筋
36 帯筋
37 ボルト用孔
38 第1ナット部材
40 柱脚構造
42 押さえ部材
44 アンカーボルト
44a オネジ部
45 第2ナット部材
46 水平力負担部材
48,50 棒部材
52 被覆コンクリート
58 柱脚金物
60,70 水平力負担部材
62,64,72,74 棒部材
100 モルタル部材

Claims (6)

  1. 柱部材の下端部に固定されて第1コンクリート上に設置される柱脚金物と、
    上端部が上方に突出する状態で前記第1コンクリート内に埋設され、前記柱脚金物の平面形状の外側に配置された複数のアンカーボルトと、
    前記柱脚金物上に両端部より内側の長さ部分が配置され、両端部が前記アンカーボルトの上端部に連結する押さえ部材とを備え
    ことを特徴とする柱脚構造。
  2. 前記柱脚金物の上面は、前記柱部材との接合部から前記柱脚金物の周端面に向かって、厚さが薄くなるようなテーパ状に形成されことを特徴とする請求項1に記載の柱脚構造。
  3. 前記柱脚金物の上面側の表面が梨地状に形成されことを特徴とする請求項1又は2に記載の柱脚構造。
  4. 前記アンカーボルトの上端部の前記押え部材より高い部分における前記柱部材と反対側に近接して設けられ、前記アンカーボルトの上端部を前記柱部材から遠ざからせようとする水平力に抵抗する水平力負担部材と、
    前記第1コンクリート上に形成され、少なくとも前記水平力負担部材よりも高い位置に上面を有する第2コンクリートと
    を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の柱脚構造。
  5. 前記アンカーボルトの上端部に、この上端部の径より大きな径を有する拡径部材が固定されことを特徴とする請求項4に記載の柱脚構造。
  6. 前記拡径部材として、前記アンカーボルトの上端部にネジ結合するナット部材を用いたことを特徴とする請求項5に記載の柱脚構造。
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