JP2584167Y2 - 自律交差点制御装置 - Google Patents

自律交差点制御装置

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JP2584167Y2
JP2584167Y2 JP4784893U JP4784893U JP2584167Y2 JP 2584167 Y2 JP2584167 Y2 JP 2584167Y2 JP 4784893 U JP4784893 U JP 4784893U JP 4784893 U JP4784893 U JP 4784893U JP 2584167 Y2 JP2584167 Y2 JP 2584167Y2
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vehicle
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unmanned
road
ratio
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JP4784893U
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重理 山口
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は無人搬送システムにおけ
る自律交差点制御装置に関し、特に、交差点進入の許可
・不許可のための優先順位の変更に関する。
【0002】
【従来の技術】無人搬送システムでは、無人車どうしが
誘導ラインの合流,分岐,交差等の交差点において衝突
しないように、交差点制御を行う必要がある。従来は、
図5に示すように、交差点エリア1の入口及び出口にセ
ンサやスイッチ等の車両検出器2,3を設けておき、こ
れらの車両検出器2,3からの信号4,5を地上の制御
盤6が受け取ることにより、交差点進入の可否を判断
し、無人車7に進入許可又は不許可の指令8を与える。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述の如く従来は、交
差点制御を地上制御盤6が優先順位も含めて全て管理す
るために複雑な管理シーケンスソフトウェアが必要であ
ること、交差点毎に車両検出器2,3が必要であるこ
と、車両検出器2,3の設置工事が必要であることによ
り、交差点制御の実施に要するコスト及び工数が多大で
ある。
【0004】そこで本考案は、地上制御盤が不要な、無
人車が優先順位の判別及び変更も含めて自律的に交差点
制御を行うことができる装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本考
案の自律交差点制御装置は、無人車毎にそれぞれ設けら
れた、交差点エリアに進入する際に受信モードと送信モ
ードを交互にとる無線機と、この無線機が受信モードに
おいて他車からの送信信号を受信した時に自車を停止さ
せ、他車からの送信信号を受信しない時は自車を進行さ
せる制御装置と、走行路が優先路か否かを検出する優先
路検出器とからなり、送信モードの期間と受信モードの
期間の比率が無人車毎に優先順位に応じた異なる値に設
定されていること、並びに、前記優先路検出器により走
行路が優先路であると検出されたときは送信モードの期
間と受信モードの期間の比率を自車及び他車よりも高い
優先順位に変更する比率変更器を前記無線機が具備する
ことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】無人車が交差点エリアに進入すると、無線機が
送信モードと受信モードを交互にとる。送信モードで
は、無線信号を送信することにより、自車が交差点エリ
アに存在することを他車に知らせる。受信モードでは、
交差点エリアに他車が存在するか否かを確認するため、
他車からの無線信号の受信を待機する。受信モード時に
他車から無線信号を受信した場合は、交差点エリア内に
他車が存在すると制御装置が判断して、自車を停止させ
る。他車からの無線信号を受信しない場合は、交差点エ
リア内に他車が存在しないと判断して、自車を進行させ
る。即ち、無人車毎に搭載した無線機により無人車どう
しで交差点エリア内に存在するか否かを照会し、その結
果により進入許可か否かを無人車自身が判断して動作す
る。
【0007】更に、本考案の構成では、送信モードの期
間と受信モードの期間の比率が無人車の優先順位に応じ
て異なるから、複数の無人車が交差点エリアに進入して
全く同時に交差点制御を開始しても、優先順位の低い無
人車の無線機の方が優先順位の高い無人車よりも先に他
車からの無線信号を受信する。従って、複数の無人車が
交差点エリアに進入して全く同時に交差点制御を開始し
ても、優先順位の高い無人車のみが進行し、優先順位の
低い無人車は停止することになり、衝突は生じない。
【0008】ところで、優先順位が無人車毎に固定して
いると、図4に例示するような本線(稼働率が高く、無
人車が多く通る走行路)14と支線(移動率が低く、工
程のサイクルタイムに影響を大きく及ぼすことがない走
行路)15,16とが合流している場合など、交差点進
入路が3本以上あると、仮に本線14上を走行していて
も優先順位の低い無人車であればこれが一番最後まで停
止することになり、無人搬送システムに大きく影響を及
ぼすことがある。図4では、5台の無人車7のうち、#
1の無人車の優先順位が高く、以下#2,#3,#4,
#5の順で優先順位が低くなる場合を示し、本線14上
の#4,#5の無人車は支線15,16上の#2,#3
の無人車が交差点エリアを抜け出るまで発車できず停止
し続けるため、本線14に渋滞が生じる。
【0009】これに対し本考案の構成では、本線など自
車が走行中の走行路が優先路であると検出した場合は、
図3(a)に示すように、自車及び他車よりも高い優先
順位に相当する値に送信データの期間と受信データの期
間の比率を自動的且つ強制的に変更する。この結果、優
先路では仮に一度は無人車が待機したとしても、いつま
でも待機し続けることなく発車するので、無人搬送シス
テムのスムーズな運行が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例に係る自律交差点制
御装置を図面を参照して説明する。図1は本考案の自律
交差点制御装置を備えた無人搬送システムを示す。図1
において、各無人車7A,7Bにはそれぞれ、無人機9
と、制御装置10と、優先路検出器11からなる自律交
差点制御装置12A,12Bが備えられている。各無線
機9には比率変更器9Aがあり、図3に示すように、自
車7A,7Bの通常の優先順位に応じた値に設定した送
信モードと受信モードの比率と(図3の(a),(b)
参照)、無人搬送システム内で自車及び他車よりも高い
優先順位に相当する値に設定した送信モードと受信モー
ドの比率(図3の(c)参照)とをテーブルとして持っ
ており、優先路検出器11が優先路を検出しない場合は
低い方の比率を選択し、優先路を検出した場合は高い方
の比率を選択する。なお、優先順位の高い無人車ほど送
信モードの比率が高く、本実施例では図3(a),
(b)に示すように、通常は2つの無人車7A,7Bの
うち、一方の無人車7Aの方が他方の無人車7Bよりも
優先順位が低いものとしてある。
【0011】優先路検出器11は外部より情報をもらっ
て走行路が優先路であるか否かを検出できるものであれ
ば良く、本実施例では図1に示すように、本線14上に
コマンドプレートとしての磁石,鉄板等のマークプレー
ト13を設置し、このマークプレート13を検出した場
合に本線14が優先路であると判定するものとしてい
る。
【0012】図2に、動作のフローを示す。無線機9
は、それを搭載した無人車例えば7Aが優先路である本
線14に沿って走行して交差点エリア1に進入すると、
これと同時に交差点制御を開始し、図3(a)に示すよ
うに自車7A固有の比率で送信モードと受信モードを交
互にとる。送信モードでは所定の無線信号(電波)19
を送信し、受信モードでは他車例えば7Bからの所定の
無線信号(電波)20を受信できるように受信待機す
る。無線機9が他車7Bからの無線信号20を受信しな
い時は、制御装置10は交差点エリア1内に他車が存在
しないと判断して自車7Aを送信モードのまま交差点エ
リア1内に進行させ且つ脱出させ、交差点エリア1を脱
出後したら無線機9は送信を停止する(図2のステップ
S1〜S3)。無線機9が他車7Bからの無線信号20
を図3(a)中の斜線部21の如く受信した場合は、制
御装置10は交差点エリア1内に他車が存在すると判断
して自車7Aを停止させる(図2のステップS4)。こ
の場合、優先路検出器11の検出結果により自車7Aの
走行路が優先路ではない、即ち支線15又は16である
ならば、比率変更器9Aは送信モードと受信モードの比
率は自車7A固有のままとする(ステップS5からS
1)。優先路検出器11の検出結果により自車7Aの走
行路が優先路である、即ち本線14であるならば、比率
変更器9Aは送信モードと受信モードの比率を自車7A
固有の値から、図3(c)に例示したような自車及び他
車よりも高い値に自動的且つ強制的に変更する(ステッ
プS4,S5)。この結果、仮に自車7Aよりも固有の
優先順位の高い他車7Bが支線16上を交差点エリア1
内に進入しようとしても、図3(b)中の斜線部22の
如く、他車7Bの方が先に自車7Aの無線信号19を受
信して停止することになり、自車7Aが先に送信モード
のまま交差点エリア1内に進行し且つ脱出することがで
きる。なお、交差点エリア1を脱出したら無線機9は送
信を停止する。また、比率変更器9Aは送信モードと受
信モードの比率を自車7A固有の値に戻す。以上の動作
は、無人車7Bについても同様である。
【0013】無人車7A,7Bが交差点エリア1に進入
したか否か、あるいは交差点エリア1を脱出したか否か
の判断手段としては、例えば、交差点エリア1の入口や
出口に設置したコマンドプレートとしての磁石,鉄板等
のマーク17をマーク検出器18で検出することにより
行うことができる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば無
線機の送信モードと受信モードの比率を無人車の優先順
位に応じて異ならせ且つ優先路を走行の場合は優先順位
を高くして、無線通信により自車が交差点エリアに存在
することを他車に知らせ、また他車が交差点エリアに存
在するか否かを確認することにより、無人車自身が自車
の優先順位と走行路の優先順位に応じて進入許可か否か
を判断することができる。これにより、従来の交差点制
御の地上制御盤、その管理シーケンスソフトウェア、車
両検出器及びこれら地上側機器の設置工事が不要になる
と共に、無人搬送システムのスムーズな運行が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図。
【図2】動作のフローを示す図。
【図3】送信モードと受信モードの比率の例を示す図。
【図4】渋滞が生じる例を示す図。
【図5】従来例を示す図。
【符号の説明】
1 交差点エリア 7A,7B 無人車 9 無線機 9A 比率変更器 10 制御装置 11 優先路検出器 12A,12B 自律交差点制御装置 13 マークプレート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無人車毎にそれぞれ設けられた、交差点
    エリアに進入する際に受信モードと送信モードを交互に
    とる無線機と、この無線機が受信モードにおいて他車か
    らの送信信号を受信した時に自車を停止させ、他車から
    の送信信号を受信しない時は自車を進行させる制御装置
    と、走行路が優先路か否かを検出する優先路検出器とか
    らなり、送信モードの期間と受信モードの期間の比率が
    無人車毎に優先順位に応じた異なる値に設定されている
    こと、並びに、前記優先路検出器により走行路が優先路
    であると検出されたときは送信モードの期間と受信モー
    ドの期間の比率を自車及び他車よりも高い優先順位に変
    更する比率変更器を前記無線機が具備することを特徴と
    する自律交差点制御装置。
JP4784893U 1993-09-02 1993-09-02 自律交差点制御装置 Expired - Lifetime JP2584167Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0716205U JPH0716205U (ja) 1995-03-17
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