JP2584081Y2 - トランスミッション - Google Patents

トランスミッション

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JP2584081Y2
JP2584081Y2 JP1991057037U JP5703791U JP2584081Y2 JP 2584081 Y2 JP2584081 Y2 JP 2584081Y2 JP 1991057037 U JP1991057037 U JP 1991057037U JP 5703791 U JP5703791 U JP 5703791U JP 2584081 Y2 JP2584081 Y2 JP 2584081Y2
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JP
Japan
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transmission
oil
lubricating oil
differential
differential drive
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JP1991057037U
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English (en)
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JPH0510856U (ja
Inventor
正朗 加藤
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Publication of JPH0510856U publication Critical patent/JPH0510856U/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、F・F型自動車用トラ
ンスミッション等、トランスミッションケースに差動ギ
ヤケースが一体化されたトランスミッションに関する。
【0002】
【従来の技術】マニュアルトランスミッションでは、潤
滑は一般に掻き上げ方式によって行われている。この潤
滑方式では、潤滑油溜にアウトプットシャフト等に形成
された変速ギヤを浸漬し、掻き上げられた潤滑油を変速
ギヤ同士の噛み合いによりインプットシャフト等に形成
された変速ギヤにも伝導させる。一方、F・F(フロン
トエンジン・フロントドライブ)型自動車用のトランス
ミッションでは、通常、トランスミッションケースに差
動ギヤケースが一体化されている。このようなトランス
ミッションでは、図4に示すように、差動ドライブギヤ
1がインプットシャフト2やアウトプットシャフト3に
形成された変速ギヤ4,5より低い位置にあることが多
い。図中、6はトランスミッションケースであり、7は
潤滑油である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述したトランスミッ
ションでは、変速ギヤ4,5に潤滑油7を掻き上げさせ
る都合上、潤滑油溜の油面はある程度高くすることが必
要であった。その結果、差動ドライブギヤ1は潤滑油7
中にその大きな部分(図示例では半分以上)が浸漬され
ることとなり、回転する際の攪拌抵抗による馬力損失や
発熱が無視できない値となることがあった。また、差動
ドライブギヤ1に不必要に攪拌されることによって潤滑
油7の劣化も早くなり、ランニングコストの上昇も招い
ていた。
【0004】本考案は上記状況に鑑みなされたもので、
変速ギヤやベアリング等の潤滑を確保しつつ、運転時に
おける差動ギヤケース内の潤滑油溜の油面の低下を可能
としたトランスミッションを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の、本考案の構成は、トランスミッションケースに差動
ギヤケースが一体化されたトランスミッションにおい
て、前記差動ギヤケースの上部に設けられた潤滑油を貯
留するオイルタンクと、前記差動ギヤケース内に設けら
れた差動ドライブギヤの回転軸と直交する前記差動ギヤ
ケースの端面に前記差動ドライブギヤの側方に近接して
前記オイルタンクまで連続して設けられ前記差動ドライ
ブギヤにより掻き上げられた潤滑油を前記オイルタンク
に導くオイルガイドと、を具えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】運転を開始して変速ギヤやベアリング等に潤滑
油がゆき渡るのと同時に、差動ドライブギヤとオイルガ
イドとにより潤滑油がオイルタンクに流入し始め、潤滑
油溜の油面が低下する。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図1には本考案に係るトランスミッション
の要部を縦断面により示し、図2には図1中のA−A断
面を示し、図3には図1中のB−B断面を示してある。
【0008】これらの図において、8はトランスミッシ
ョンケース7の後端部にボルト締めされたリヤカバーで
ある。リヤカバー8には、図示しないベアリングを介し
てインプットシャフト2,アウトプットシャフト3およ
び差動ドライブギヤ1が回動自在に保持されている。図
2に示す如く、リヤカバー8と差動ドライブギヤ1の外
周側面との間には間隙Sが形成されており、この間隙S
に向けてリヤカバー8の後端面からオイルガイド9が突
設されている。オイルガイド9は差動ドライブギヤ1の
側面と一定の間隔を保つようにように形成されており、
オイルガイド9,差動ドライブギヤ1,リヤカバー8の
三者に囲繞されて矩形の空間10が形成されている。
【0009】オイルガイド9の上端部はリヤカバー8の
上部に形成されたオイルタンク11に連続している。オ
イルタンク11はリヤカバー8の後方に突出して形成さ
れた空間であり、その前面は板金製のカバープレート1
2により塞がれている。そして、オイルタンク11の下
面には小径の戻し孔13が形成されている。尚、カバー
プレート12の固定はリヤカバー8に形成されたピン1
4を加締めることにより行われている。
【0010】以下、本実施例の作用を述べる。図示しな
いエンジンを始動すると、クラッチを介してインプット
シャフト2が回転し、アウトプットシャフト3を介して
差動ドライブギヤ1も図1中矢印で示す方向に回転を始
める。すると、潤滑油溜中の潤滑油7は変速歯車4,5
等の潤滑に供されるのと同時に、差動ドライブギヤ1に
掻き上げられて前述した矩形の空間10内を上昇する。
そして、オイルガイド9の上部に運ばれた潤滑油7は、
そこからオイルタンク11内に流入して貯留されるので
ある。その結果、潤滑油溜の油面は速やかに低下し、差
動ドライブギヤ1による潤滑油7の攪拌が減少するので
ある。尚、運転を停止すると潤滑油7は戻し孔13から
潤滑油溜に徐々に落下し、再始動時における適正な油面
が確保される。
【0011】以上で具体的実施例の説明を終えるが、本
考案の態様はこの実施例に限るものではない。例えば、
オイルタンク11からインプットシャフト2やアウトプ
ットシャフト3内にに潤滑油を供給する油路を形成し、
変速ギヤ4,5の半強制的な潤滑を行わせるようにして
もよい。
【0012】
【考案の効果】本考案に係るトランスミッションによれ
ば、潤滑油を差動ドライブギヤにより掻き上げてオイル
ガイドにより確実にオイルタンクに供給・貯留するよう
にしたため、運転中における潤滑油溜の油面が低くな
り、攪拌抵抗による馬力損失や発熱を少なくすることが
できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るトランスミッションの一実施例を
示す要部断面図である。
【図2】図1中のA−A断面図である。
【図3】図1中のB−B断面図である。
【図4】従来のトランスミッションを示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 差動ドライブギヤ 2 インプットシャフト 3 アウトプットシャフト 4,5 変速ギヤ 6 トランスミッションケース 7 潤滑油 8 リヤカバー 9 オイルガイド 10 空間 11 オイルタンク 12 カバープレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 57/04 B60K 17/06 B60K 17/16

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスミッションケースに差動ギヤケ
    ースが一体化されたトランスミッションにおいて、前記
    差動ギヤケースの上部に設けられた潤滑油を貯留するオ
    イルタンクと、前記差動ギヤケース内に設けられた差動
    ドライブギヤの回転軸と直交する前記差動ギヤケースの
    端面に前記差動ドライブギヤの側方に近接して前記オイ
    ルタンクまで連続して設けられ前記差動ドライブギヤに
    より掻き上げられた潤滑油を前記オイルタンクに導くオ
    イルガイドと、を具えたことを特徴とするトランスミッ
    ション。
JP1991057037U 1991-07-23 1991-07-23 トランスミッション Expired - Lifetime JP2584081Y2 (ja)

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JP1991057037U JP2584081Y2 (ja) 1991-07-23 1991-07-23 トランスミッション

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JPH0510856U JPH0510856U (ja) 1993-02-12
JP2584081Y2 true JP2584081Y2 (ja) 1998-10-30

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