JPH0211261Y2 - - Google Patents

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JPH0211261Y2
JPH0211261Y2 JP9671986U JP9671986U JPH0211261Y2 JP H0211261 Y2 JPH0211261 Y2 JP H0211261Y2 JP 9671986 U JP9671986 U JP 9671986U JP 9671986 U JP9671986 U JP 9671986U JP H0211261 Y2 JPH0211261 Y2 JP H0211261Y2
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JP
Japan
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bearing
output shaft
case
oil
lubrication
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JP9671986U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、戦闘車両、建設機械等の高速装軌車
両における終減速装置に関するものである。
(従来の技術) 前記終減速装置の従来例を第2図、第3図によ
つて説明すると、ースa内に被駆動歯車c付き出
力軸bを配設し、ケースaの端部内側に配設され
た軸受eで前記出力軸bが回転自在に支持され同
軸受eの外側に配設されたメカニカルシールfで
潤滑油の洩出が防止され、出力軸bの端部にスプ
ロケツトgをスプライン係合で装着して、駆動歯
車dによつて被駆動歯車cとともに出力軸bを介
しスプロケツトgを回転駆動する構造になつてお
り、前記のように軸受e、メカニカルシールfを
使用している場合は一般に適宜の潤滑が必要であ
つて、特に高速で使用される場合には、メカニカ
ルシールfにおける摺動部面積の70%以上が常に
油浴されていることが必要である。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の前記終減速装置においては、軸受、メカ
ニカルシールの前記潤滑を確保するために、ケー
ス内に多量の潤滑油が満たされて必然的にその油
面が高く保たれるため、被駆動歯車などによる潤
滑油の撹拌抵抗が著しく増加し油温が上昇され
て、軸受、シール性能、動力伝達に悪影響を及ぼ
すなどの問題点がある。
(考案の目的、問題点の解決手段) 本案は、前記のような問題点に対処するための
考案であつて、ケース内に配設された被駆動歯車
付き出力軸と、前記ケースの端部内側に配設され
た前記出力軸の軸受およびメカニカルシールと、
前記出力軸の端部に装着されたスプロケツトを有
する終減速装置において、前記ケース内に油出、
入口付き隔壁を設けて前記軸受の内側に潤滑用区
画室を設け、前記隔壁の上部に供給油だまり室を
連通して設けた構成に特徴を有し、ケース内に設
けた油出、入口付き隔壁によつて軸受の内側に潤
滑用区画室を設け、前記隔壁の上部に供給油だま
り室を連設したことにより、被駆動歯車などによ
る潤滑油の撹拌、温度上昇を大幅に低減するとと
もに、潤滑効率を高めて軸受、シール性能および
作動信頼性を向上させ動力伝達効率を高めて前記
のような問題点を解消した終減速装置を提供する
にある。
(実施例) 第1図に本考案の一実施例を示しており、ケー
ス1内に配設された被駆動歯車3付きの出力軸2
と、ケース1の端部内側に配設された出力軸2の
軸受5およびメカニカルシール6と、出力軸2の
端部にスプライン係合により装着されたメカニカ
ルシール6外側のスプロケツト7を有し、駆動歯
車4によつて被駆動歯車3、出力軸2を介してス
プロケツト7が回転駆動される終減速装置になつ
ている。
さらに、前記ケース1の内側に油出、入口11
a,11b付き隔壁10を設けて、隔壁10によ
つて軸受5の内側に潤滑用区画室12を設けると
ともに、隔壁10の上部内側に供給油だまり室1
3を連通させて設け、隔壁10と出力軸2間には
シール14が設けられて、供給油だまり室13内
の潤滑油が、油入口11bから潤滑用区画室12
内へ常に供給され軸受5およびメカニカルシール
6の潤滑をなし、潤滑用区画室12内の潤滑油
は、油出口11aから供給油だまり室13外のケ
ース室16へ排出されて、被駆動歯車3ではねあ
げられ流入口13aから供給油だまり室13内へ
矢示のように循環される構成になつている。
(作用) 本考案の実施例は、前記のような構成になつて
おり、ケース室16内の潤滑油は、被駆動歯車3
の回転によつてはね上げられ流入口13aから供
給油だまり室13へ流入され、ケース室16内の
潤滑油は著しく減少され供給油だまり室13内で
溜められている。
供給油だまり室13内の前記潤滑油は油入口1
1bから潤滑用区画室12内へ常に所望量流入さ
れ、供給油だまり室13内の潤滑油は、常時ほぼ
満杯の状態になつて軸受5、メカニカルシール6
さらにはシール14の潤滑に供され、また、油出
口11aから常に所定量排出され供給油だまり室
13へ矢示のように循環される。
ケース室16内の潤滑油は、被駆動歯車3では
ね上げられて供給油だまり室13内へ流入され、
残存潤滑液は極く少量になつているため、このは
ね上げによる発熱は従来例に比べ著しく低減され
潤滑には殆んど影響が及ぼされず、また被駆動歯
車3、出力軸2等の回転にも格別の影響はない。
潤卸油は、軸受5の内側に設けられた限定体積の
潤滑用区画室12内で満杯状態となり、軸受5、
メカニカルシール6およびシール14を直接的に
潤滑するため、潤滑効率が著しく高められ、それ
らの摩耗、焼付き等が防止され軸受、シール性能
が大幅に高められて高速回転使用における作動信
頼性が十分に確保される。
(考案の効果) 前述のように本考案は、ケース1内に配設され
た被駆動歯車3付き出力軸2と、ケース1の端部
内側に配設された出力軸2の軸受5およびメカニ
カルシール6と、出力軸2の端部に装着されたス
プロケツト7を有する終減速装置において、ケー
ス1内に油出、入口11a,11b付き隔壁10
を設けて軸受5の内側に潤滑用区画室12を設
け、隔壁10の上部に供給油だまり室13を連通
して設けているので、被駆動歯車などによる潤滑
油の撹拌、温度上昇が大幅に低減されているとと
もに、潤滑効率が高められ軸受、シール性能およ
び作動信頼性が著しく向上され、動力伝達効率が
高められている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は従来例を示す縦断面図、第3図は第2図の
拡大縦断面図である。 1:ケース、2:出力軸、3:被駆動歯車、
5:軸受、6:メカニカルシール、7:スプロケ
ツト、10:隔壁、11a,11b:油出入口、
12:潤滑用区画室、13:供給油だまり室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース内に配設された被駆動歯車付き出力軸
    と、前記ケースの端部内側に配設された前記出力
    軸の軸受およびメカニカルシールと、前記出力軸
    の端部に装着されたスプロケツトを有する終減速
    装置において、前記ケース内に油出、入口付き隔
    壁を設けて前記軸受の内側に潤滑用区画室を設
    け、前記隔壁の上部に供給油だまり室を連通して
    設けたことを特徴とする終減速装置。
JP9671986U 1986-06-26 1986-06-26 Expired JPH0211261Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9671986U JPH0211261Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

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JP9671986U JPH0211261Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

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Publication Number Publication Date
JPS636984U JPS636984U (ja) 1988-01-18
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JP4527635B2 (ja) * 2005-08-25 2010-08-18 Ntn株式会社 円すいころ軸受

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JPS636984U (ja) 1988-01-18

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