JPH02107821A

JPH02107821A - 水平軸型のオイル潤滑式のころ軸受け装置

Info

Publication number: JPH02107821A
Application number: JP1198117A
Authority: JP
Inventors: Gottfried Kurt; ゴツトフリート・クルト
Original assignee: ABB Asea Brown Boveri Ltd; Asea Brown Boveri AB
Current assignee: ABB Asea Brown Boveri Ltd; ABB AB
Priority date: 1988-08-02
Filing date: 1989-08-01
Publication date: 1990-04-19
Anticipated expiration: 2013-01-28
Also published as: JP2705984B2; DE3828851A1; DE58905515D1; EP0353445A2; CH676739A5; ATE94260T1; EP0353445A3; EP0353445B1; US4952077A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、特に車輌軌道上の走行エンジンのロータの軸
受部材の水平軸用油潤滑式円筒ころ軸受装置であって、
その上に円筒ころ軸受の外輪が固定されている不動の軸
受プレートと、円筒ころ軸受の内輪が固定されている軸
と、軸受に潤滑油を供給するための第１の装置と、軸受
から潤滑油を潤滑油タンクに送出するための第２の装置
とを有する形式のものに関する。

従来の技術油潤滑式円筒ころ軸受は、その軸受特性値に−Ｎ、、、
、・平均軸受径の値が約０．５５　Ｘ　Ｉ　Ｏ’　”／　ｓ　　を越え
るような場合の軸受部に使用される。

その際有利には、特性値がＫ＜０．８ｘｌＯ６′″′″
／Ｓの軸受部に対しては、オイルバス潤滑装置又は噴霧
潤滑装置を備えたつば付き外輪式ＮＵ型同円筒ろ軸受が
設計されている（機材設計データブック、１巻、スプリ
ンガ社ベルリン、ハイデルベルク、ニューヨーク・第１
２版１９６６．６９５頁及び要約６９６頁、モデルｈ。

Ｄｕｂｂｅｌｓ　　Ｔａ５ｃｈｅｎｂｕｃｈ　　ｆｕｒ
　　ｄｅｎ　　Ｍａｓｃｈｉｎｅｎｂａｕ”、Ｂａｎｄ
　　Ｉ、Ｓｐｒｉｎｇｅｒ−Ｖｅｒｌａｇ　　Ｂｅｒｌ
ｉｎ／Ｈｅｉｄｓｌｂａｒｇ／Ｎｅｗ　　Ｙｏｒｋ、　
　１２−　　Ａｕｆｌａｇｅ　　１９６６、Ｓ、６９８
　　ｕｎｄＩＪｂｅｒｓｉｃｈｔ　ａｕｆ　Ｓ、６９６
．　Ｂａｕｆｏｒｍ　ｈ、参照）。

軸受特性値がＫ〉０．８・１０６″″ｒｎ／ｓの場合に
あっては、この種の軸受及び潤滑装置はその構造上、潤
滑油を外輪内で常時更新することができないので、軸受
部が許容値以上に昇温する結果になる。尚、潤滑油量を
より多く供給しても、そこに発生する熱量を奪い去るこ
とはできない。

発明が解決しようとする課題本発明の課題は油潤滑式円筒ころ軸受装置を改良して、
軸受特性値が高い場合でも軸受部の加熱を低く抑えるこ
とのできる軸受装置を提供することにある。

課題を解決するための手段上記課題は、潤滑油を供給するための第１の装置が軸受
に同軸的に配置されたリングオイル室を有しており、該
リングオイル室は軸受に向い合う室壁内の少くとも１つ
の孔を介して軸受に接続され、かつ少くとも１本の導管
を介して集油装置に接続されており、その際集油装置は
潤滑油タンクから給油されているような本発明の円筒こ
ろ軸受装置によって、これを解決することができた。

発明の効果本発明により、必要な潤滑を行うという意味で軸受部の
加熱を著しく低下せしめることができる。本発明は、所
謂つば付内輪型の円筒ころ軸受用に特に適している。そ
の理由はこの場合、個々の円筒ころ間のポケット部が充
填されるような危険は発生せず、しかも充分な潤滑処理
能力が保証されるからである。

実施例本発明の実施例を図面に示し、次にこれを詳細に説明す
る。

挿入されたジャーナルピニオン２を備えた主電動機の軸
１は、Ｕ字形断面の内輪３と平らな外輪４とから成るつ
ば付内輪型の円筒ころ軸受内を回転している。円筒ころ
軸受の内輪３と軸受保持リング５とは回転する軸ｌの上
に焼嵌めされている。軸受の外輪４は不動に固定された
軸受プレート６内に配置されている。円筒ころ７は内輪
に案内されて、図示なしのケージ内に保持されている。

エンジン側に対しては３段のファインギャップ封止部が
、軸方向から油が電動機室内に漏出するのを防止してい
る。ファインギャップ封止部は、ほぼ軸１上に固定され
かつ何段かに段付きされた回転封止部材８から成り、該
封止部材８は、軸受プレート６に固定されて不動の封止
部材９と封止ギャップ１０，１１．１２とが協働するこ
とができるように形成されている。剰余の油は、不動に
固定した封止部材９乃至は軸受プレート６内の油戻り孔
１３．１４を介してギヤボックス１５内に流入する。

不動に固定された封止部材９と軸受プレート６とを貫通
する排気孔１６は、封止ギャップｌＯ及び１１間のリン
グ室１７とギヤボックス側の外室Ａとを接続している。

第２図に図示のギヤボックス１５は、その構成と機能に
関しては、ほぼ例へばザックス（Ｓａｃｈｓ）の本「電
気索引車輌」第２版第１巻３６６３６７頁、スプリンガ
社ウィンーニューヨーク１９７３年（”ＥｌｅｋＬｒｉ
ｓｃｈｅ　ＴｒｅｉＭａｈｒｚｅｕｇｅ、　２．　Ａｕ
ｆｌｇｅ、　Ｂａｎｄ　１．　Ｓ、　３６６．３６Ｌ　
Ｓｐｒｉｎｇｅｒ−Ｖｅｒｌａｇ　Ｗｉｅｎ　−Ｎｗｏ
　Ｙｏｒｋ　１９７３）に公開されている構造に一致し
ている。その際大歯車１８はボックスの内部に入れられ
ており、そのために油は、噛合部において大歯車自体に
よってピニオンに案内される。その結果、作動する歯面
は油によって連続的にかつ申し分なく冷却されかつ洗浄
されるようになる。大歯車によって送出された油は、低
速走行時には全ギヤボックスをオイルミストで充満せし
め、該オイルミストはボックスの壁に沿って沈降して側
方に流出し、ギヤボックスの底部で油だめ１９内に再び
集められる。

本発明においてはこの飛散油の１部分が、ピニオン２の
上方に配置された集油装置２０内に集められる。この集
油装置２０はリング状プレート２１に固定されており、
該プレート２１はリング封止部２２の中間接続部で軸受
プレート６に固定されている。集油装置２０は、７字形
の断面を有してギヤボックス１５の全深さに亘って延び
ており、該装置２０にはカバープレート２３が装着され
ている。カバ一部には孔２４の列が設けられている。そ
の際カバープレート２３内の孔２４の数及び大きさによ
って、集められるべき油量が調量される。導管２５は集
油装置２０の底部からリングオイル室２６に通じており
、該リングオイル室はリング溝としてリング状プレート
２１内に設けられている。リング状プレート２１内で上
方に向って半径方向に延びる孔２７は、リングオイル室
２６の排気孔として使用される。リングオイル室２６は
、ピニオン側がリングプレート２８で閉鎖されている。

その反対側の溝底部には、１つ又は複数のオーバーフロ
ー孔２９が設けられている。

第２図から明らかなように、導管２５を経由して流入す
る油はオーバーフロー孔２９に対して円周方向にずらさ
れており、かつ油の循環部がリングオイル室２６からの
油流出部（オーバーフロー孔２９）の下方に位置してい
る。このため、場合によっては油の内部に存在する汚染
粒子が、リングオイル室２６内で沈澱することができる
。

リンクオイル室２６内に集められた油は、オーバーフロ
ー孔２９を通って中間室３０に到達する。この中間室３
０は、半径方向の内側が軸受保持リング５により、半径
方向の外側がリング状プレー）２１内で切り取られた旋
削部により、ピニオン側がリングオイル室２６の壁部に
より、モータ側乃至は軸受側が円筒ころ軸受により、夫
々制限されている。中間室３０内で油は、回転する軸受
保持リング５の飛散縁部３１によりオイルミストに飛散
せしめられる。このようにして小量の油が円筒ころ軸受
内に到達し、軸受潤滑が確実に行われることになる。剰
余の油は先づ油保持装置３２内に流入する。核油保持装
置３２は中間室３０の下方領域内で、リング状プレート
２１の半径方向の内面に鎌形の溝を設けることによって
形成されるか、又はリング状プレート２１に溶接された
ウェブ３３として形成されている。

油保持装置３２が充填された後、剰余の油は排出部３４
に到達し、そこから更にリング状プレート２１内の軸方
向の孔３５に到達する。この油は此処で、円筒ころ軸受
、ファインギャップ封止部１０．１１．１２及び油戻り
孔１３゜１４を通って導かれてくる油と合流する。

油保持装置３２には常に小量の油が貯蔵されており、こ
の油が長時間の運転休止後、ギヤボックス１５、集油装
置２０及びリングオイル室２６からオイルミストを介し
て本来の給油が開始される前の、軸受の潤滑を保障して
いる。

円筒ころ軸受への給油は、エンジン室Ｍと外室Ａとの間
の圧力差によって行われる。その理由は、運転中のエン
ジン室内は常に僅かの負圧が支配しており、該負圧によ
り中間室３０内のオイルミストが軸受を通って送油され
るからである。

本発明は勿論、歯車伝導装置が組み合わされた高速エン
ジンを必要とする軸駆動用の、その他の使用領域に対し
ても適合している。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の走行エンジンのロータ軸受部用の油潤滑
式円筒ころ軸受装置の実施例を示すもので、第１図は軸
受部の縦断面図、第２図は第１図のギヤボックスを僅か
に縮小して示した側面図、第３図は第１図の集油装置の
拡大断面図である。ｌ・・・軸、２・・・ジャーナルピニオン、３・・・円
筒ころ軸受の内輪、４・・・円筒ころ軸受の外輪、５・
・・軸受保持リング、６・・・軸受プレート、７・・・
円筒ころ、８・・・回転封止部材、９・・・静止封止部
材１０．１１．１２・・・封止ギャップ、１３，１４・
・・油戻り孔、１５・・・ギヤボックス、１６・・・排
気孔、１７・・・リング室、１８・・・大歯車、■９・
・・油だめ、２０・・・集油装置、２Ｉ・・・リング状
プレート、２２・・・リング封止部、２３・・・カバー
プレート、２４・・・孔、２５・・・導管、２６・・・
リングオイル室、２７・・・排気孔、２８・・・リング
プレート２９・・・オーバー７０−孔、３０・・・中間
室、３１・・・飛散縁部、３２・・・油保持装置、３３
・・・ウェブ、３４・・・排出部、３５・・・油戻り孔
、Ｍ・・・エンジン側、Ａ・・・外室

Claims

【特許請求の範囲】１、水平軸用油潤滑式円筒ころ軸受装置であって、その
上に円筒ころ軸受の外輪（４）が固定されている不動の
軸受プレート（６）と、円筒ころ軸受の内輪（３）が固
定されている軸（１）と、軸受に潤滑油を供給するため
の第１の装置（２０、２５、２６、３０）と、軸受から
潤滑油を潤滑油タンク（１５）に送出するための第２の
装置（１３、１４、３４）とを有する形式のものにおい
て、第１の装置が軸受に対して同軸的に配置されたリン
グオイル室（２６）であって、該リングオイル室は軸受
に向い合う室壁内の少くとも１つの孔（２９）を介して
軸受に接続され、かつ少くとも１本の導管（２５）を介
して集油装置（２０）に接続されており、その際集油装
置（２０）は潤滑油タンク（１５）から給油されている
ことを特徴とする水平軸用油潤滑式円筒ころ軸受装置。２、集油装置（２０）がギヤボックス（１５）内に配置
されており、該ギヤボックスは同時に潤滑油タンクとし
ても使用されており、集油装置（２０）は又、原動部内
に存在する油を集油することができるように構成されか
つ配置されていることを特徴とする、請求項１記載の軸
受装置。３、集油装置（２０）が、集油装置に集めらるべき油の
量を調量するための装置（２３、２４）を有しているこ
とを特徴とする、請求項１又は２記載の軸受装置。４、リングオイル室（２６）に対する潤滑油の供給はあ
るレベル上で行われており、該レベルは軸受内でリング
オイル室（２６）からの油出口の下方に位置しているこ
とを特徴とする、請求項１から３までのいずれか１項記
載の軸受装置。５、リングオイル室（２６）と軸受との間にリング状の
中間室（３０）が設けられており、該中間室（３０）に
は軸受潤滑用の潤滑油ミストを発生させるための装置（
３１）が含まれていることを特徴とする、請求項１から
４までのいずれか１項記載の軸受装置。６、休止後の軸受潤滑を保障するために、中間室（３０
）内には残留油を貯油するための油保持装置（３２）が
設けられていることを特徴とする、請求項５記載の軸受
装置。７、軸受が、ほぼ平らな外輪（４）を備えたつば付き内
輪式円筒ころ軸受であることを特徴とする、請求項１か
ら６までのいずれか１項記載の軸受装置。８、少くともリングオイル室（２６）が軸受プレートに
結合された構成部材内に配置されているか、又は独自の
構成部材内に配置されていることを特徴とする、請求項
１から７までのいずれか１項記載の軸受装置。