JPH058120U - トランスミツシヨンの潤滑装置 - Google Patents

トランスミツシヨンの潤滑装置

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JPH058120U
JPH058120U JP5691391U JP5691391U JPH058120U JP H058120 U JPH058120 U JP H058120U JP 5691391 U JP5691391 U JP 5691391U JP 5691391 U JP5691391 U JP 5691391U JP H058120 U JPH058120 U JP H058120U
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JP
Japan
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oil
transmission
gear
rear cover
lubricating oil
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Withdrawn
Application number
JP5691391U
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English (en)
Inventor
正朗 加藤
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH058120U publication Critical patent/JPH058120U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 潤滑オイル溜の油面の低下を可能とすると共
に、変速ギヤやベアリングの十分な潤滑を可能としたト
ランスミッションの潤滑装置を提供する。 【構成】 リヤカバー2には、各々にボールベアリング
を介し、インプットシャフト5とアウトプットシャフト
6とが回動自在に保持されている。両ギヤシャフト5,
6の軸心には、それぞれの前端部近傍に至るオイル供給
穴7,8が形成されている。リヤカバー2とリバースア
イドラギヤ9との間には間隙が形成され、この間隙に向
けてリヤカバー2の後端面からオイルガイド12が突設
されている。オイルガイド12は、下部ではリバースア
イドラギヤ9の歯底部に沿うように形成され、上部では
リヤカバー2の側面に対して略一定の間隔を保つように
形成されている。オイルガイド12の上端部はインプッ
トシャフト6側のボールベアリングの斜め上方に位置し
ており、該部からアウトプットシャフト5側のボールベ
アリングに向けて斜下方にオイル通路13が形成されて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用等のトランスミッションに設けられる潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用のマニュアルトランスミッションでは、通常、変速ギヤやベアリング 類の潤滑が掻き上げ潤滑方式によって行われている。この潤滑方式では、トラン スミッションケース内部の潤滑油溜にアウトプットシャフト等に形成された変速 ギヤを浸漬し、掻き上げられた潤滑油を変速ギヤ同士の噛み合いによりインプッ トシャフト等に形成された変速ギヤにも伝導させる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述したトランスミッションの潤滑方式では、変速ギヤに潤滑油を掻き上げさ せる都合上、潤滑油溜の油面をある程度高くすることが必要であった。そのため 、浸漬された変速ギヤが回転する際に攪拌抵抗が生じ、馬力損失が無視できない 値となることが多かった。また、潤滑油の伝導を変速ギヤ同士の噛み合いに依っ ているため、各ベアリング類の潤滑が十分に行えない問題点もあった。特に、高 速運転時には潤滑油が遠心力の作用によって変速ギヤから周囲に飛散するため、 ギヤシャフトと変速ギヤ間に介装されたベアリングの潤滑が不足し、その寿命を 短縮させる等の不具合もあった。これらの問題を解消するために、トランスミッ ション内にギヤシャフトにより駆動されるオイルポンプを設けて強制潤滑を行う ことも一部には行われているが、部品点数やコストの上昇が免れないことや馬力 損失が多くなる問題もあり、一般的ではなかった。
【0004】 本考案は上記状況に鑑みなされたもので、潤滑油溜の油面の低下を可能とする と共に、変速ギヤやベアリングの十分な潤滑を可能としたトランスミッションの 潤滑装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案ではこの課題を解決するために、トランスミッションケースの下 部に位置する常時噛合の変速ギヤと、当該変速ギヤの側面に設けられ当該変速ギ ヤにより掻き上げられた潤滑油を当該トランスミッションケースの上部に導くオ イルガイドと、この導かれた潤滑油をギヤシャフトの軸心に形成されたオイル供 給路に流入させるオイル通路とを具えたことを特徴とするトランスミッションの 潤滑装置を提案するものである。
【0006】
【作用】
変速ギヤとオイルガイドとにより潤滑油溜からギヤシャフト軸心のオイル供給 路に導かれた潤滑油は、遠心力によってベアリングや変速ギヤに供給され、これ らを潤滑する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明する。 図1には本考案に係る潤滑装置を採用したトランスミッションの要部を縦断面 により示し、図2には図1中のA−A階段断面を示し、図3には図1中のB−B 断面を示ししてある。
【0008】 これらの図において、1はF・F車のトランスミッションケースであり、2は トランスミッションケース1の後端部に一体化されたリヤカバーである。リヤカ バー2には、各々にボールベアリング3,4を介し、インプットシャフト5とア ウトプットシャフト6とが回動自在に保持されている。両ギヤシャフト5,6の 軸心には、それぞれの前端部(図示せず)近傍に至るオイル供給穴7,8が形成 されている。一方、リヤカバー2のインプットシャフト5下方にはリバースアイ ドラギヤ9が回動自在に保持され、インプットシャフト5およびアウトプットシ ャフト6に形成されたリバースギヤ10,11と噛み合っている。尚、このトラ ンスミッションでは、図1に示す如く、最下端に位置する変速ギヤがリバースア イドラギヤ9となっている。また、潤滑油溜の油面は、リバースアイドラギヤ9 の下部が浸漬する程度の、低いレベルに設定されている。
【0009】 リヤカバー2とリバースアイドラギヤ9との間には間隙10が形成され、この 間隙10に向けてリヤカバー2の後端面からオイルガイド12が突設されている 。オイルガイド12は、下部ではリバースアイドラギヤ9の歯底部に沿うように 形成され、上部ではリヤカバー2の側面に対して略一定の間隔を保つように形成 されている。その結果、図4(図1中のC−C断面)に示す如く、オイルガイド 12,リバースアイドラギヤ9,リヤカバー2の三者に囲繞された略矩形の空間 17が形成されている。
【0010】 オイルガイド12の上端部はインプットシャフト6側のボールベアリング3の 斜め上方に位置しており、該部からアウトプットシャフト5側のボールベアリン グ4に向けて斜下方にオイル通路13が形成されている。図3中、14はオイル 通路13を加工した後に、その端部を塞ぐスチールボールである。両ボールベア リング3,4の後方には、オイル通路13からインプットシャフト5およびアウ トプットシャフト6のオイル供給穴7,8にそれぞれ潤滑油を導くための鋼板製 のガイドプレート15,16が取り付けられている。
【0011】 以下、本実施例の作用を述べる。 図示しないエンジンを始動すると、クラッチを介してインプットシャフト5が 回転し、リバースギヤ10と常時噛み合っているリバースアイドラギヤ9も図1 中矢印で示す方向に回転を始める。すると、潤滑油溜中の潤滑油はリバースアイ ドラギヤ9に掻き上げられて前述した矩形の空間17内を上昇し、オイルガイド 12の上部に運ばれる。そして、ここから潤滑油はオイル通路13に流入し、ガ イドプレート15,16を介してインプットシャフト5およびアウトプットシャ フト6のオイル供給穴7,8に導入される。エンジンの回転中はインプットシャ フト5は常時回転しており、運転時(走行時)にはアウトプットシャフト6も回 転する。その結果、オイル供給穴7,8内の潤滑油は両ギヤシャフトに形成され たオイル穴から遠心力により流出し、ベアリング類の潤滑を行うのである。
【0012】 以上で具体的実施例の説明を終えるが、本考案の態様はこの実施例に限るもの ではない。例えば、上記実施例は本考案をリバースアイドラギヤがその後端部の 下方に配設されたF・F車のトランスミッションに適用したものであるが、リバ ースアイドラギヤ以外の変速ギヤがトランスミッションケースの下方に位置する ものではその変速ギヤの側面にオイルガイドを設けるようにしてもよいし、F・ R車のトランスミッション等に適用する用にしてもよい。
【0013】
【考案の効果】
本考案に係るトランスミッションの潤滑装置によれば、トランスミッションケ ースの下部に位置する常時噛合の変速ギヤにより掻き上げられた潤滑油をオイル ガイドによりトランスミッションケースの上部に導き、更にその潤滑油をオイル 供給路によりギヤシャフトの軸心に形成されたオイル通路に流入させるようにし たため、潤滑油溜の油面を低くして攪拌抵抗による馬力損失を少なくすることが できると共に、ベアリング類に対して半強制的な潤滑を行いその寿命を延ばすこ とができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るトランスミッションの潤滑装置の
一実施例を示す要部断面図である。
【図2】図1中のA−A断面図である。
【図3】図1中のB−B階段断面図である。
【図4】図1中のC−C断面図である。
【符号の説明】
1 トランスミッションケース 2 リヤカバー 3,4 ボールベアリング 5 インプットシャフト 6 アウトプットシャフト 7,8 オイル供給穴 9 リバースアイドラギヤ 10,11 リバースギヤ 12 オイルガイド 13 オイル通路 15,16 ガイドプレート 17 空間

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 トランスミッションケースの下部に位置
    する常時噛合の変速ギヤと、当該変速ギヤの側面に設け
    られ当該変速ギヤにより掻き上げられた潤滑油を当該ト
    ランスミッションケースの上部に導くオイルガイドと、
    この導かれた潤滑油をギヤシャフトの軸心に形成された
    オイル供給路に流入させるオイル通路とを具えたことを
    特徴とするトランスミッションの潤滑装置。
JP5691391U 1991-07-22 1991-07-22 トランスミツシヨンの潤滑装置 Withdrawn JPH058120U (ja)

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JP5691391U JPH058120U (ja) 1991-07-22 1991-07-22 トランスミツシヨンの潤滑装置

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JP5691391U JPH058120U (ja) 1991-07-22 1991-07-22 トランスミツシヨンの潤滑装置

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Publication Number Publication Date
JPH058120U true JPH058120U (ja) 1993-02-05

Family

ID=13040712

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5691391U Withdrawn JPH058120U (ja) 1991-07-22 1991-07-22 トランスミツシヨンの潤滑装置

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JP (1) JPH058120U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103133668A (zh) * 2011-11-24 2013-06-05 本田技研工业株式会社 变速器的润滑油供给结构
JP2015166606A (ja) * 2014-03-03 2015-09-24 株式会社ジェイテクト 動力伝達装置

Cited By (3)

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CN103133668A (zh) * 2011-11-24 2013-06-05 本田技研工业株式会社 变速器的润滑油供给结构
JP2013113305A (ja) * 2011-11-24 2013-06-10 Honda Motor Co Ltd 変速機の潤滑油供給構造
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Effective date: 19951102