JP2583579Y2 - 折畳み扉の分割継手構造 - Google Patents

折畳み扉の分割継手構造

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JP2583579Y2
JP2583579Y2 JP1990130890U JP13089090U JP2583579Y2 JP 2583579 Y2 JP2583579 Y2 JP 2583579Y2 JP 1990130890 U JP1990130890 U JP 1990130890U JP 13089090 U JP13089090 U JP 13089090U JP 2583579 Y2 JP2583579 Y2 JP 2583579Y2
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茂樹 蟻塚
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東工シャッター株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は折畳み扉の継手構造に関するものである。
(従来技術) 折畳み扉装置は建物のあらゆる間口又は仕切りの開閉
装置として適用されているが、上記間口幅が時として20
m〜30mにも及ぶ場合がある。このような広い間口に折畳
み扉装置を据え付けするには大変な重労働となり、人力
によって上レールに掛架することは不可能であるととも
に、その他据え付け現場での組立作業も面倒となる。
そこで折畳み扉取り場を据え付けするに際して適当な
長さの扉に分割して上レールに掛架し、掛架した後で互
いに連結することが出来るように継手を分割型構造とす
る。このような方法で据え付けするならば、仮に20m〜3
0mにも及ぶ折畳み扉であっても、該据え付け作業を行う
ことは可能となる。
ところで、折畳み扉の継手を分割構造とした「割型関
節継手を有する折畳式横引シャッター」なるものは知ら
れている(実開昭59−122392号)。上記横引シャッター
に用いられる分割型継手とは、シャッター片に形成した
軸受けと互いに連結する軸を有する雌型継手片と、この
雌型継手片に嵌着される雄型継手片との一対の縦割り入
子形式に構成し、両者を着脱可能に連結一体化した構造
である。
このような分割継手構造とした場合、一つには折畳み
扉の開閉時に作用する力が両継手片を固定するネジに作
用し、該ネジは緩みガタ付きを生じる。又両継手片はシ
ャッター片の表側及び裏側に突出し、折畳み扉の外観を
損なうことは勿論のこと、突出した継手片は余分なスペ
ースをとり、障害となる。
(本考案の目的) このように従来型式の分割型継手には上記のごとき問
題がある。本考案はこれらの問題点の解決を目的とした
もので、パネルの厚さ内に納まってパネルの表面及び裏
面から突出することなく、又両継手片の連結が緩んでガ
タ付くことのない丈夫な分割型継手構造を提供する。
(本考案の構成) 本考案の分割型継手構造は上記問題点の解決を図るた
め、次の特徴をもって構成されている。
すなわち、各パネルは継手を介して屈曲自在に連結さ
れ、上記継手は一対の継手片から成る分割型構造となっ
ている。そして、各々の継手片はネジ止めされて互いに
連結される訳であるが、両継手片の接合面をL型断面と
し、外側端部をネジ止めし、他端部には係合部を介して
互いに噛み合わせた構造となっている。そして継手片の
上・下端には受けプレートを取着し、又上記分割型継手
をカバーするためのカバー片をパネル側端から伸ばして
いる。
(作用) 本考案の継手はこのような分割型として構成し、それ
ぞれの継手片の接合面をL型断面をもって互いに当接・
組み合わせている訳で、分割型継手の大きさはパネルか
ら外へはみ出すことなく、一体型継手と同じである。そ
して、連結構造がL型断面をもって互いに組み合わさ
れ、係合部とネジ止めにて連結するため、ネジに緩みを
生じない。すなわち、上記継手に作用する外力は係合部
にて負担し、上記ネジには実質的負荷は作用しない構造
となっている。
以下、本考案に係る実施例を図面に基づき詳細に説明
する。
(実施例) 第1図は本考案の分割型継手を用いた折畳み扉装置の
実施例を示す概略図であるが、該折畳み扉装置は同図に
示すごとく2組のユニット1a、1bから成り、ユニット1a
は折畳まれ、ユニット1bは引き伸ばされた状態にある。
ユニット1aは複数枚のパネル2、2…から成り、各パネ
ル2、2…は継手部3aと蹴り出し継手部3bにより連結さ
れ、又吊元枠4側には吊元框5が、反対側には引手框6
がそれぞれ連結されている。同じくユニット1bも複数枚
のパネル2、2…を有し、両側には引手框6、6が連結
されていて、これら各ユニット1a、1bはレール7に装着
されている。上記継手部3aの上端及び下端には、レール
7を走行する走行具、及びスライダー(図示なし)が取
着されていて、レール7にパネル2、2…を吊り下げる
とともに、該レール7にガイドされて開閉操作が出来る
ように移動可能ならしめている。上記蹴り出し継手部3b
は収納部においてパネル2、2…が折り畳まれるよう
に、走行具を有していない。
このように折畳み扉装置は2組のユニット1a、1bで構
成され、ユニット1単体としての基本構造は従来型式の
折畳み扉装置と同じであるが、同図に示すごとく蹴り出
し継手部3bの一部は分割型継手となっている。分割型継
手部は継手片8a、8bを有し、両継手片8a、8bが互いに連
結し、上記蹴り出し継手部3bを構成している。
第2図は継手部3aと蹴り出し継手部3bの詳細を示した
もので、該蹴り出し継手部3bは分割型となっていて、蹴
り出し継手部3bは両継手片8a、8bが互いに連結して構成
され、継手片8には軸9と副軸受10が同芯を成して形成
され、該軸9はパネル2端に形成されている軸受け11に
嵌合し、軸受け11の外周から突出したガイド片12は上記
副軸受10の内周面に案内されている。すなわち、パネル
2と継手片8の軸受部は一層安定した継手を成すため2
重軸受構造となっていて、しかも継手片8としての剛性
強化を図るため、中空部13を有している。そして両継手
片8a、8bはネジ14を介して止着される訳であるが、単な
るネジ止めでは強固な連結強度が得られないため、それ
ぞれの継手片8a、8bが組み合わされる際に互いに当接す
る接合面をL型断面とし、副軸受10側の端部付近には凸
片15a、15bを設け、互いに係合し得る係合部を形成して
いる。
そこで、継手部3bに両継手片8a、8bを分離するような
外力が開閉時に作用する場合、上記凸片15a、15bの係合
により形成される係合部にて該外力を負担する。したが
って、外側端部に螺合したネジ14に直接的負荷は作用し
ない。ネジ14は両継手片8a、8bの上記凸片15a、15bの係
合が解除されることを阻止する役割をなしているに過ぎ
ない。
一方、継手部3aの方は分割構造でなく、一体的に形成
された継手であり、上記分割型と同じく軸受部は2重構
造を有している。
第3図は折畳み扉が引き伸ばされて、蹴り出し継手部
3bがレール7に収納された状態であって、軸受け11を形
成しているパネル2の反対側にはカバー片16a、16bが伸
び、該蹴り出し継手部3bをカバーする。よって両継手片
8a、8bを連結するためのネジ14及び接合面は露出せず、
そのため外観上は分割型継手の判断はつかず、継手部の
美観は保ち得る。
更に第4図は両継手片8a、8bを連結する手順を示した
もので、パネル2、2…は継手部3aにそれぞれ連結さ
れ、先端の継手片8a、8bはフリーな状態にあって、左右
いずれの方向へも揺動可能である。したがって、第4図
のごとくレール7に対して多少傾斜させて両パネルを接
近し、該レール7に対してパネル2の方向を垂直に揺動
させるならば(矢印方向)、両継手片8a、8bの凸片15
a、15bは互いに係合し、係合したならばネジ14を螺着す
る。この場合、継手片8a、8bの上・下端には受けプレー
ト17が止着されているため、パネル端の軸受け11に嵌合
している継手片8a、8bは、該パネル2から抜けて落下す
ることはない。蹴り出し継手部3bの上端に止着される上
記受けプレート17は継手片8の支えであり、下端に止着
される受けプレート17は継手片の抜け止めである。
第1図は2つのユニット1a、1bにより折畳み扉装置を
構成した場合を例示したが、本考案の分割型継手はそれ
以上のユニット1a、1b、1c…にて構成する場合は勿論の
こと、単一ユニットにより構成する折畳み扉にも適用す
る。
以上述べたように、本考案の分割型継手構造は、継手
を互いに組み合わされる一対の継手片で構成し、該継手
片の接合面をL型断面とし、その一方の外側端部にはネ
ジを螺合し、他端部には互いに噛み合う係合部を形成し
て連結したものであり、次のような効果を得ることが出
来る。
(効果) (1)本考案の分割型継手を用いて折畳み扉を構成する
ならば、上レールに掛架することの出来る適度なパネル
枚数に分割して据え付け、掛架後に継手片を連結するこ
とが可能となり、据え付け作業が楽であり、作業性が向
上する。
(2)それに、該分割型継手を2重軸受構造にて構成す
るならば、中空部を持った押出材で両継手片が構成され
るため、該継手片自体の剛性が高く、パネル屈曲時の回
動がいたって滑らかとなる。
(3)更に、分割型継手を構成する両継手片の当接面は
L型断面を有し、一方を互いに係合させ、他方をネジに
よって連結された構造を有しているため、該継手に外力
が作用しても、外力は係合部によって負担し、ネジには
直接作用せず、ネジの緩みによる継手のガタ付きは発生
しない。すなわち、安定した継手構造となる。
一方、パネルにカバー片を形成すれば、該カバー片に
よって継手は被覆され、分割型継手の接合面はもとよ
り、ネジ頭が露出しないため、外観上は分割継手である
ことが分からず、意匠的にも好ましい継手構造となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は2組のユニットで構成した折畳み扉装置の実施
例を、第2図は継手部及び蹴り出し継手部の詳細を、第
3図は蹴り出し継手部がレールに納まった状態を、第4
図は分割型の蹴り出し継手部を継手片に分離した状態を
それぞれ示している。 1…ユニット、2…パネル、3…継手部、4…吊元枠、
5…吊元框、6…引手框、7…レール、8…継手片、9
…軸、10…副軸受、11…軸受け、12…ガイド片、13…中
空部、14…ネジ、15…凸片、16…カバー片、17…受けプ
レート。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】折畳み扉のパネルを屈曲自在に連結する継
    手であって、パネルを折畳む際にレールから蹴り出され
    る継手部において、該継手を対を成して組み合わされる
    継手片により構成した分割型継手とし、両継手片が組み
    合わされる際に互いに当接する接合面をL型断面とし
    て、その一方の外側端部にはレールに直交する方向から
    ネジを螺合し、他端部には互いに噛み合う係合部を形成
    して連結し、継手片の各々上・下端には受けプレートを
    取着したことを特徴とする折畳み扉の分割継手構造。
  2. 【請求項2】折畳み扉を伸長した場合に、上記分割継手
    の接合境界及びネジをカバーするためのカバー片をパネ
    ル側端に形成した実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    折畳み扉の分割継手構造。
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JPS5553666U (ja) * 1978-10-07 1980-04-11
DE2903745C2 (de) * 1979-02-01 1981-03-26 Greschbach, Manfred, 79336 Herbolzheim Schiebfalttor
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