JP2583059B2 - さや付き落花生の加工方法 - Google Patents

さや付き落花生の加工方法

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JP2583059B2 JP62138057A JP13805787A JP2583059B2 JP 2583059 B2 JP2583059 B2 JP 2583059B2 JP 62138057 A JP62138057 A JP 62138057A JP 13805787 A JP13805787 A JP 13805787A JP 2583059 B2 JP2583059 B2 JP 2583059B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、さや付き落花生をその本来の風味を損な
わず、しかも収穫時の色調にさやの状態を維持させるこ
との可能なさや付き落花生の加工方法に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来のさや付き落花生の加工方法は、そのまま炒る方
法が古来から行なわれているが、この方法を採用したと
きは、落花生に香ばしい風味を付与することは可能であ
るけれども、その反面、食用に供する実の部分が硬くな
り過ぎてしまい、その結果として老人や幼児あるいは歯
の悪い人達がこれを食べることは向かないものであっ
た。
[発明が解決しようとする問題点] 一部の地方では、落花生を炒る方法に附随して起こる
上述のような欠点を解決するために、さや付き落花生を
茹でたものをつまみ等として提供することも行なわれて
いる。
しかしながら、この方法によって得た落花生は逆に軟
らかくなり過ぎたり、あるいは茹でる際に色や風味栄養
分などが湯中に溶出し、その外観もさることながら味も
悪くなるという別の本質的な問題を抱えているものであ
った。
特に、茹でる工程を経由させる際に、塩味を付与させ
ようとして食塩水を用いて水洗した場合、落花生の表面
が黒ずんできて、商品価格を大幅に下落させる原因にも
なるものであった。
[問題点を解決するための手段] この発明は、上述のような従来技術における問題点を
解決するためになされたものであり、その要旨とすると
ころは、さや付き落花生を水洗したのち、さや表面が湿
潤状態にあるうちに食塩をまぶし、一定時間経過後に蒸
気により蒸し、その後急速冷凍することを特徴とするさ
や付き落花生の加工方法、に関するものである。
この発明方法に従えば、先ず、さや付き落花生を水洗
するが、この水洗の意義は、その表面に付着しているゴ
ミなどを水洗により取り除くこともさることながら、落
花生の皮および渋皮からでる「アク」を除くための操作
であり、通常はおよそ48時間の水中浸漬(およそ8時間
ごとに水を換える)を行なうことにより、この工程を完
了している。
この水中浸漬工程を終了したのちはさや付き落花生を
およそ20分間水切りするが、この水切り時間は特に規制
する必要はない。
しかしながら、次の工程である食塩の散布工程におい
て、歩留りのよい食塩付着量を確保するためにその表面
状態は湿潤状態を保っているときに行なう。
このときに使用する食塩の量は、対象となるさや付き
落花生の履歴により一律には述べられないが、原料であ
るさや付き落花生10kgに対しておよそ1.5〜3.0kg程度の
量を使用し、およそ20分間放置する。
以上のような状態調節を行なったさや付き落花生は、
次いで約1時間蒸煮したのち、例えば、−30℃の条件下
において急速冷凍を行なうのである。
このようにして加工したさや付き落花生の冷凍製品
は、一般の食品の場合と同様に長期にわたる保存を可能
とするものであり、食用に供する際に通常の方法に従っ
て解凍すれば、収穫時とあまり変りのない風味で、しか
も炒り落花生のように硬くなることもなく軟らかな状態
で落花生を食用に供し得る。
また、収穫後長時間貯蔵された落花生については、従
来の加工方法では不可能であった風味の復元、発揮がこ
の発明の方法を使用すれば可能となり、対象となるさや
付き落花生の履歴に応じて蒸煮工程時の蒸気圧、蒸し時
間を適当に調節することにより風味を回復させることが
可能である。
[発明の実施例] 以下、この発明によるさや付き落花生の加工方法につ
き、実施例を示してさらに具体的に説明する。
先ず、収穫時のさや付き落花生の砂などの付着物を除
去するために水洗いを行なったのち、さやの湿潤状態が
いまだ残っているいちに食塩を一様にまぶして、およそ
30分間放置し次いで蒸気を使用して蒸煮を行なった。
この時の蒸煮時間は、蒸す落花生の実の粒の大きさや
生産地、品種によって異なるけれども、通常の粒度のも
のではおよそ10分〜20分程度でよい。
このようにして蒸し上ったさや付き落花生は、可及的
速やかに冷凍缶中に導いて冷凍を行ない、パッケージし
て食用商品として冷凍を条件に流通経路に送ることが可
能で、いかなる季節でも新鮮なさや付き落花生を加工し
たばかりであるような風味を楽しむことができるもので
ある。
以上のようにして、製品となったさや付き落花生は、
その表面状態が生産地において収穫した状態をそのまま
維持しているものであり、極めて商品価値の高いものと
なった。
[発明の効果] この発明は、さや付き落花生を水洗したのち、さや表
面が湿潤状態にあるうちに食塩をまぶし、一定時間経過
後に蒸気により蒸してその後急速冷凍したことにより、
従来の炒りによるものあるいは茹でたものに比べて、風
味の逃散や色彩の変化あるいは実の硬さなどがなくな
り、極めて商品価値の高いさや付き落花生とし得る効果
を有する。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】さや付き落花生を水洗したのち、さや表面
    が湿潤状態にあるうちに食塩をまぶし、一定時間経過後
    に蒸気により蒸し、その後急速冷凍することを特徴とす
    るさや付き落花生の加工方法。
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