JP2582928Y2 - ガスメータ - Google Patents

ガスメータ

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JP2582928Y2
JP2582928Y2 JP1993051286U JP5128693U JP2582928Y2 JP 2582928 Y2 JP2582928 Y2 JP 2582928Y2 JP 1993051286 U JP1993051286 U JP 1993051286U JP 5128693 U JP5128693 U JP 5128693U JP 2582928 Y2 JP2582928 Y2 JP 2582928Y2
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gas
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功 増田
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガスの使用量を積算す
るガスメータに関し、特にガスの積算量を表示する表示
部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガスメータは、図4に示すよう
に略長方形の開口部を有するダイキャスト製の上ケース
1と、この上ケース1に気密に取り付けられガスによっ
て駆動される膜式の計量機構(図示しない)を収納する
下ケース2とからなり、上ケース1の上部にはガス流入
口3とガス流出口4とが設けられ下ケース2にガスを導
くことにより、ガス使用量を積算するように構成されて
いる。
【0003】従って、上ケース1の内部には図5に示す
ように、ガス使用量を積算するための積算計5が設けら
れており、更に積算計5より前方のケース開口部6に
は、その外部から積算計5の表示を視認できるように、
表示部Aを構成する透明な表ガラス7を備えた表縁部材
8が装着される。
【0004】上ケース1の縦断面を図6に示す。表縁部
材8の先端部分8aは、図示するようにケース開口部6
の周囲に形成されたフランジ1aとの間で表ガラス7の
周縁部7aを収容するための溝部9を形成し、ガラスパ
ッキン10を介して表ガラス7を支持している。また、
膜式の計量機構(図示せず)の運動を積算計5に伝達す
る駆動伝達機構(内機アセンブリとも呼ばれる)11
は、その大部分が上ケース1の内部に設けられた内機カ
バー1bによって2重に保護されている。これは、表ガ
ラス7が外的衝撃などによって破損したような場合に、
ガスメータ内部から外部にガスが漏出するのを防止する
ためである。したがって、一般のガスメータでは、ガス
流入口3を介して外部より取り込まれたガスは直接、こ
の内機カバー1b内部に導かれるようになっている(実
開平3−97624号、実開平3−255319号公報
など)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上ケース1の内部を、
内機カバー1bを介して二分割するタイプのメータにお
いては、駆動伝達機構11と積算計5とを連携させる回
転伝達軸12を、内機カバー1bに対して貫通させなけ
ればならず、この貫通部分には軸受13やガス漏れ防止
のためのオイルシール14が必要となり、ガスメータの
内部構造が複雑化する傾向にある。加えて、このオイル
シール14を設けることで、その部分の摩擦抵抗によ
り、駆動伝達機構11、積算計5間で駆動力の伝達ロス
が生じ、被駆動体側の運動性能が損なわれる恐れがあ
る。
【0006】本考案は上述した問題を解消するためにな
されたもので、その目的は上ケース内部の構造をシンプ
ル化すると共に、万一表ガラスが破損してもガス漏れを
防止できるガスメータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本考案によるガスメータは、表示部を備えた上ケース
と、膜式の計量機能を備えた下ケースとからなり、下ケ
ース内に供給されたガスにより膜式の計量機能を駆動
し、この運動を、駆動伝達機構を介して上ケース内に設
けた積算計を回転駆動するようにしたガスメータにおい
て、前記積算計前方の前記表示部を構成する開口部に、
この開口部に沿った周状の溝を有する表縁部材を装着す
るとともに、この表縁部材に、前記上ケース内部を気
に封止する少なくとも内外2重の透明板と、前記周状の
溝を前記複数の透明板の数に対応して複数の溝に分割
る隔壁を周壁内面に形成した透明板の支持手段とを設
、前記透明板の支持手段の前記分割された複数の各溝
に、前記複数の各透明板をそれぞれパッキンを介して離
間支持したことを特徴としている。
【0008】
【作用】表縁部材により形成された周状の溝を透明板の
枚数に対応して複数の溝に分割する透明板の支持手段を
設け、分割された各溝にパッキンを介して各透明板を離
間支持したことで、一方の透明板が破損しても、他方の
透明板の支持形態に影響を及ぼすことがなく、ここでガ
ス漏れを確実に阻止することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の各実施例を説
明する。図1(a)は、本考案の第1実施例であるガス
メータの要部断面図、図1(b)は透明板及びその支持
手段を示す分解斜視図である。尚、この図において、図
6で説明したガスメータの構成要素と同一または相当部
分には同一参照番号を付してその説明を簡略化する。
【0010】本実施例によるガスメータは、上ケース1
と下ケース2とからなり、上ケース1の内部には、ガス
使用量を積算するための積算計5と、下ケース2内の膜
式の計量機構(図示せず)の運動を積算計5に伝達する
ための駆動伝達機構11とを備えている。また、上ケー
ス1は、積算計5の前方にケース開口部6を備えてお
り、その周囲には、表示部Aを構成する表縁部材8を装
着するためのフランジ1aが形成されている。
【0011】表縁部材8は、上ケース1のフランジ1a
に装着されて、その先端部分8aとフランジ1aとの間
にケース開口部6に沿った周状の溝9を形成するが、本
実施例によれば、この溝9内には、透明板の支持手段と
して図1(b)に示するような金属製の透明板支持枠1
5が嵌合されている。この透明板支持枠15は、本実施
例において環状の周壁15aと上述した溝9を2つに分
割する環状の周壁15aの内面に形成された隔壁15b
を備え、その支持断面が図示したようにT字状になるよ
うに形成される。そして、この透明板支持枠15によっ
て分割された2つの溝9a,9bつまりパッキン収容溝
には、それぞれパッキン10が充填され、外側の溝9b
には透明板として表ガラス7がパッキン10を介して嵌
め込まれ、内側の溝9bには、透明板として例えば透明
な樹脂材料(ポリカーボネイトやアクリルなど)より形
成される裏ガラス16がパッキン10を介して嵌め込ま
れている。
【0012】この結果、外的衝撃などによって表ガラス
7が破損し、この溝9aから表ガラス7が部分的になく
なったような場合でも、表縁部材8の周状の内溝9を分
離する隔壁15bを設けた透明板支持枠15があるため
に、溝9b側においては、裏ガラス16を支持するパッ
キン10の圧縮率は変化せず、そのまま裏ガラス16を
パッキン10により安定して弾力支持することができ、
この裏ガラス16が残存する限りにおいては、表縁部材
8の開口部を介してケース内部から外側にガスが漏れ出
すことはなくガスメータの気密性を確実に保持すること
ができる。
【0013】従って、本実施例によれば、上述した2重
の密封構造により、従来ガス漏れ対策として上ケース1
内部に設けられていた内機カバー(図6)を排除するこ
とができ、併せて軸受やオイルシールも必要がなく、上
ケース1の内部構造をシンプル化して大幅なコストダウ
ンを図ることができる。
【0014】図2(a)及び(b)は本考案の第2実施
例を示している。この実施例において各透明板7,16
の支持手段を構成する透明板支持枠17は、図示したよ
うに断面略T字状に形成され各透明板1,16の支持形
態をそれぞれ独立化可能な隔壁17aを有する隔壁構成
枠171 と、この隔壁構成枠171 の左右に配置され断
面略L字状に形成された側壁構成枠172 ,172 とか
ら構成されている。従って、上記隔壁構成枠171 の左
右に各側壁構成枠172 ,172 を配置することにより
この左右各側壁構成枠172 ,172 の各側壁17b,
17bと前記隔壁17aとの間に、2つの独立した周溝
9a,9bを形成することができ、これら各周溝9a,
9b内にそれぞれパッキン10を介して透明板である表
ガラス7及び裏ガラス16を独立して、しかも気密に取
り付けることができる。本実施例における透明板支持枠
17の作用は、前述した第1実施例と全く同様であり、
表ガラス7が破損した際にも内側の裏ガラス16を支持
するパッキン10の圧縮力は変化せず、確実に気密性を
確保することができる。
【0015】図3は本考案の第3実施例である。この実
施例において各透明板7,16の支持手段を構成する透
明板支持枠18は、図示したように、断面略L字状に形
成され、その内周側に形成される隔壁18aによって、
前述した第1及び第2実施例と同様に、表縁部材8の内
周に形成された溝9を、独立した2つの周溝9a,9b
に分割することができ、これら各周溝9a,9b内にそ
れぞれパッキン10を介して透明板である表ガラス7及
び裏ガラス16を独立して、しかも気密に取り付けるこ
とができる。
【0016】この表ガラス7及び裏ガラス16の組み付
けの手順を簡単に説明すると次の通りである。まず、上
ケース1のフランジ1aから取り外された状態の表縁部
材8内に、その上ケース1への取り付け側から、周囲に
パッキン10を取り付けた表ガラス7を圧入した後、透
明板支持枠18を表ガラス7と同様に嵌合し、つづい
て、周囲にパッキン10を取り付けた裏ガラス16を同
様に圧入する。しかる後、この表縁部材8を上ケース1
のフランジ1aに締結することにより、上ケース1への
各ガラス7及び16の組み付けを完了する。
【0017】なお本実施例において、透明板支持枠18
の外径は図示したように表縁部材8の内周に形成された
溝9の内径よりも大きく形成されているが、これは設計
上の問題であり両方同一径であっても良く、透明板支持
枠18を溝9内に挿入できれば良い。
【0018】本実施例における透明板支持枠18の作用
も前述した第1、第2実施例と全く同様であることは勿
論である。
【0019】以上、本考案によるガスメータにおける表
示部Aの構造を、その透明板の支持手段として略T字断
面、略集合E字断面及び略L字断面の透明板支持枠1
5,17,18を使用する実施例を例にとり説明してき
たが、本考案による支持手段はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。また、図示した実施例では2枚の透
明板7,16によって上ケース1の開口部6を気密封止
するものであったが、必要に応じて3重、4重と透明板
の枚数を増やすようにしても良い。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
表縁部材により形成された周状の溝を透明板に対応して
複数の溝に分割する透明板の支持手段を設けたことによ
り、表側の透明板が破損しても、他の透明板の支持部に
おける気密性が確保できるのでガス漏れを確実に防止す
ることができる。また、これに伴って従来ガスメータの
上ケース内部に設けられていた内機カバーを排除するこ
とができ、併せて軸受やオイルシール等も必要がなく、
上ケースの内部構造をシンプル化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に関し、(a)はガスメー
タの要部断面図、(b)は透明板及びこれを離間支持す
る支持手段の分解斜視図である。
【図2】本考案の第2実施例に関し、(a)は上ケース
要部の断面図、(b)は透明板及びこれを離間支持する
支持手段の分解斜視図である。
【図3】本考案の第3実施例の要部断面図である。
【図4】従来のガスメータの外観斜視図である。
【図5】図3に示すガスメータを構成する上ケースの要
部分解図である。
【図6】図3の要部断面図である。
【符号の説明】
1 上ケース 2 下ケース 5 積算計 6 開口部 7 透明板(表ガラス) 8 表縁部材 15a,17a,18a 隔壁 9 周状の溝 10 パッキン 11 駆動伝達機構 15,17,18 支持手段(透明板支持枠) 16 透明板(裏ガラス)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01D 11/26 G01F 3/22 G01F 15/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部を備えた上ケースと、膜式の計量
    機能を備えた下ケースとからなり、下ケース内に供給さ
    れたガスにより膜式の計量機能を駆動し、この運動を、
    駆動伝達機構を介して上ケース内に設けた積算計を回転
    駆動するようにしたガスメータにおいて、 前記積算計前方の前記表示部を構成する開口部に、この
    開口部に沿った周状の溝を有する表縁部材を装着すると
    ともに、この表縁部材に、前記上ケース内部を気密に封
    止する少なくとも内外2重の透明板と、前記周状の溝を
    前記複数の透明板の数に対応して複数の溝に分割する隔
    壁を周壁内面に形成した透明板の支持手段とを設け 前記透明板の支持手段の前記分割された複数の各溝に、
    前記複数の各透明板をそれぞれパッキンを介して離間支
    持した ことを特徴とするガスメータ。
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JP2005214705A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Yazaki Corp ガスメータ
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