JP2597044Y2 - パッキンのシール構造 - Google Patents

パッキンのシール構造

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JP2597044Y2 JP1992079562U JP7956292U JP2597044Y2 JP 2597044 Y2 JP2597044 Y2 JP 2597044Y2 JP 1992079562 U JP1992079562 U JP 1992079562U JP 7956292 U JP7956292 U JP 7956292U JP 2597044 Y2 JP2597044 Y2 JP 2597044Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、互いに密着する一方
及び他方のシール面にパッキンを二重に配置することに
よってシール性の向上を図ったパッキンのシール構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパッキンのシール構造と
しては、図及び図に示すものが知られている。すな
わち、ケース10及び蓋体20には、互いに密着する一
方のシール面11及び他方のシール面21が形成されて
おり、一方のシール面11には第1及び第2のパッキン
P1、P2を収納する第1及び第2の溝11a,11b
が二重に形成されている。
【0003】上記のように構成されたパッキンのシール
構造においては、パッキンP1、P2が二重に配置され
ているので、シール面11、21のシール性の向上を図
ることができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
パッキンのシール構造においては、一方のシール面11
に第1の溝11a及び第2の溝11bを形成しているた
め、どうしても第1の溝11aと第2の溝11bとの間
隔W1をあける必要があり、シール面11の幅W2が大
きくなるという欠点がある。特に、ケース10をアルミ
ダイキャストで成形している場合には、アルミニューム
を十分充填させるために、上記間隔W1を十分広げる必
要があり、この結果シール面11の幅W2がより大きく
なるという問題があった。
【0005】この考案は上述した問題を解消するために
なされたもので、その目的は、シール面の幅を縮小する
ことできると共に、パッキン自体のコストダウンと、
パッキンの管理及び取付工数の低減を図ったパッキンの
シール構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、互いに密着する一方及び他方のシール
面をパッキンをもってシールするパッキンのシール構造
であって、一方のシール面に第1のパッキンを収容する
第1の凹部を形成し、他方のシール面に第2のパッキン
を収容する第2の凹部を形成すると共に、前記第1のパ
ッキンおよび前記第2のパッキンを同一素材から一体に
形成し、前記第1の凹部に前記第1のパッキンを、また
前記第2の凹部に前記第2のパッキンをそれぞれ収容し
て、前記第1のパッキンを前記他方のシール面に当接さ
せ、かつ前記第2のパッキンを前記一方のシール面に当
させることによって、これらのシール面を二重にシー
ルするようにしたことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記のように構成されたパッキンのシール構造
においては、第1の凹部と第2の凹部がそれぞれ一方の
シール面及び他方のシール面にあるから、これらの第1
の凹部及び第2の凹部を互い接するような位置まで接近
させても、第1のパッキンを他方のシール面に当接さ
せ、かつ第2のパッキンを一方のシール面に当接させる
ことができる。すなわち、第1の凹部と第2の凹部との
間隔を極めて小さくすることができるので、その分シー
ル面の幅を縮小することができる。
【0008】また、第1及び第2のパッキンを同一素材
から一体に形成したことにより、2つのパッキンを用い
る場合に比して、パッキン自体のコストダウンを図るこ
とができるとともに、パッキンの管理及び取付工数の低
減を図ることができる。
【0009】
【実施例】以下、この考案の第1実施例を図1
参照して説明する。ただし、図及び図に示す従来例
の構成要素と共通する要素には同一の符号を付しその説
明を簡略化する。
【0010】図1に示すように、ケース10側の
一方のシール面11には、第1のパッキンP1を収容す
る第1の凹部11aが一本形成されている。この第1の
凹部11aは、長方形状の環状に形成されたシール面1
1のできる限り外側に沿って形成されている。すなわ
ち、ケース10はアルミダイキャストで形成したもので
あるが、アルミニュームが充填可能な限り、第1の凹部
11aの外側の肉厚を薄く形成することが好ましい。た
だし、強度上の許容限度を超えてまで薄くする必要はな
い。
【0011】一方、蓋体20側の他方のシール面21に
は、第2のパッキンP2を収容する第2の凹部21aが
形成れている。第2の凹部21aは、蓋体20の内側
全体を凹状に形成したものである。
【0012】また、第1のパッキンP1及び第2のパッ
キンP2は、同一素材から一体に形成されている。
【0013】そして、上記第1のパッキンP1は、ケー
ス10側の第1の凹部11aに収容された状態で蓋体2
0側に突出し、他方のシール面21に当接するようにな
っており、また第2のパッキンP2は、蓋体20側の
2の凹部21aに収容された状態でケース10側に突出
し、一方のシール面11に当接するようになっている。
【0014】また、蓋体20は、ケース10のシール面
11aの四隅部に形成されたネジ孔12を介して、ボル
ト(図示せず)によってケース10に固定されるように
なっている。
【0015】上記のように構成されたパッキンのシール
構造においては、第1の凹部11aと第2の凹部21a
とを接する程度まで近づけても、第1のパッキンP1が
他方のシール面21aの当接し、第2のパッキンP2が
一方のシール面11aに当接するので、シール面11
a、21aを二重にシールすることができる。
【0016】したがって、上記のように構成されたパッ
キンのシール構造によれば、第1の凹部11aと第2の
凹部21aとを接する程度まで近づけることができるか
ら、第1の凹部11aと第2の凹部21aとの間隔W1
を極めて小さくすることができ、この結果シール面1
幅Wを縮小することができる。
【0017】また、第1のパッキンP1及び第2のパッ
キンP2を同一素材から一体に形成したから、第1のパ
ッキンP1及び第2のパッキンP2を個々に用いる場合
に比して、パッキン自体のコストダウンを図ることがで
きるとともに、パッキンの管理及び取付工数の低減を図
ることができる。そして、この場合には、第1のパッキ
ンP1及び第2のパッキンP2の高さをケース10と蓋
体20のシール面で異ならせることによって、上方から
の蓋体20の組立性を向上させることもできる。
【0018】上記第1実施例の他の例を図4及び図5
示す。ただし、図1に示す構成要素と同一の要素には同
一の符号を付し、その説明を簡略化する。
【0019】すなわち、図に示す第1の他の例は、蓋
体20側に形成された第2の凹部21aを、内側に形成
した凸条22によって溝状に形成したものである。この
場合には、第2のパッキンP2がケース10内にずれる
のを防止することができる。図に示す第2の他の例
は、第2のパッキンP2の内面と面一状になるように、
ケース10の内壁面を形成したものである。この場合に
は、シール面11の幅Wをより縮小することができ
る。
【0020】次に、図を参照して、この考案の第2実
施例を説明する。ただし、図1及び図2に示す構成要素
と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を簡略化
する。この実施例が図1及び図2に示す構成要素と異な
る点は、蓋体20が内蓋30と外蓋40とに別れている
点である。
【0021】すなわち、内蓋30は、一方のシール面1
1に密着する他方のシール面31が形成されており、こ
のシール面31の外側に、第2のパッキンP2を収容す
る第2の凹部31aが形成されている。また、外蓋40
は、内蓋30の第2の凹部31aを囲むように形成さ
れ、その下端面が第1のパッキンP1及び一方のシール
面11に密着する他方のシール面41となっている。す
なわち、上記第2の凹部31aは、内蓋30と外蓋40
とによって、溝状に形成されている。また、上記内蓋3
0及び外蓋40は、図2に示すようなネジ孔12を介し
てケース10に個々に固定されるようになっている。
【0022】上記のように構成されたパッキンのシール
構造によれば、図1〜図3に示すものと同様に、第1の
凹部11aと第2の凹部31aとを接する程度まで近づ
けることができるから、シール面11の幅Wを縮小す
ることができる。
【0023】また、この場合にも、第1のパッキンP1
及び第2のパッキンP2を一体に形成したことにより、
2つのパッキンを用いる場合に比して、パッキン自体の
コストダウンを図ることができるとともに、パッキンの
管理及び取付工数の低減を図ることができる。
【0024】なお、上記実施例においては、第1のパッ
キンP1及び第2のパッキンP2として断面矩形状のも
のを示したが、これらのパッキンはOリングや他の断面
形状のものであってもよいことはいうまでもない。
【0025】
【考案の効果】この考案によれば、第1の凹部と第2の
凹部がそれぞれ一方のシール面及び他方のシール面にあ
るから、これらの第1の凹部及び第2の凹部を互い接す
るような位置まで接近させても、第1のパッキンを他方
のシール面に当接させ、かつ第2のパッキンを一方のシ
ール面に当接させることができる。すなわち、第1の凹
部と第2の凹部との間隔を極めて小さくすることができ
るので、その分シール面の幅を縮小することができる。
【0026】また、第1及び第2のパッキンを一体に形
成したことによって、2つのパッキンを用いる場合に比
して、パッキン自体のコストダウンを図ることができる
とともに、パッキンの管理及び取付工数の低減を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例として示したパッキンの
シール構造の断面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】図1のケース側を示した断面図
【図4】第1実施例の第1の他の例として示したパッキ
ンのシール構造の断面図
【図5】第1実施例の第2の他の例として示したパッキ
ンのシール構造の断面図
【図6】この考案の第2実施例として示したパッキンの
シール構造の断面図。
【図7】従来例として示したパッキンのシール構造の断
面図。
【図8】図のXII −XII 線に沿う断面図。
【符号の説明】
11 一方のシール面 11a 第1の凹部 21 他方のシール面 21a 第2の凹部 P1 第1のパッキン P2 第2のパッキン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに密着する一方及び他方のシール面
    をパッキンをもってシールするパッキンのシール構造で
    あって、 一方のシール面に第1のパッキンを収容する第1の凹部
    を形成し、他方のシール面に第2のパッキンを収容する
    第2の凹部を形成すると共に、前記第1のパッキンおよ
    び前記第2のパッキンを同一素材から一体に形成し、前
    記第1の凹部に前記第1のパッキンを、また前記第2の
    凹部に前記第2のパッキンをそれぞれ収容して、前記
    1のパッキンを前記他方のシール面に当接させ、かつ
    第2のパッキンを前記一方のシール面に当接させるこ
    とによって、これらのシール面を二重にシールするよう
    にしたことを特徴とするパッキンのシール構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58184057U (ja) * 1982-06-01 1983-12-07 株式会社池田理化 減圧器等のパツキング装置
JPS61146659U (ja) * 1985-03-05 1986-09-10
JPH01312271A (ja) * 1988-06-13 1989-12-18 Hitachi Ltd 大型真空容器の真空シール構造
JPH0450555A (ja) * 1990-06-15 1992-02-19 Okawara Mfg Co Ltd 真空容器等の密封構造

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