JPH04258573A - シール構造 - Google Patents

シール構造

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JPH04258573A
JPH04258573A JP1560091A JP1560091A JPH04258573A JP H04258573 A JPH04258573 A JP H04258573A JP 1560091 A JP1560091 A JP 1560091A JP 1560091 A JP1560091 A JP 1560091A JP H04258573 A JPH04258573 A JP H04258573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
packing
cover
wall
protrusion
Prior art date
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Pending
Application number
JP1560091A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Toda
戸田 幸雄
Motohiro Shimizu
清水 源広
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP1560091A priority Critical patent/JPH04258573A/ja
Publication of JPH04258573A publication Critical patent/JPH04258573A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は容器とその開口部を覆
うカバーとの接合部を介して水あるいは油が容器内に侵
入するのを防ぐためのシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の操作スイッチの構成例を示
す立体分解図である。樹脂製の容器1内に回転可能なス
イッチ機構部2が納められ、丸形断面を有する周回状の
パッキン3を介して樹脂板よりなるカバー4が容器1を
覆う構成となっている。この操作スイッチは工作機械の
操作盤などに用いられるロータリー形のスイッチであり
、機械油などで外側が汚れても機能するように防水およ
び防油のシール構造を備えている。
【0003】図2において、カバー4の背面側 (容器
1側) には図示されていない複数の接点が配されてあ
り、複数の端子孔4Aの背面側にそれぞれ導電接続され
ている。スイッチ機構部2のカバー4側の面には図示さ
れていないプリント配線が施されてあり、このプリント
配線の導電部はスイッチ機構部2を回転させることによ
りカバー4の接点上を摺動するようになっている。スイ
ッチ機構部2のシャフト部2Aは容器1のシャフト孔1
Aを介して容器1の外部 (図2の下方) へ貫通して
いる。シャフト部2Aを容器1の外部から回転させるこ
とにより、スイッチ機構部2を所定角度の位置にセット
すると、カバー4の複数の端子孔4A間は、互いに導通
あるいは遮断の回路状態となる。スイッチ機構部2のプ
リント配線を適切に施しておくことにより、端子孔4A
間をそれぞれ要求に応じた回路状態とすることができる
。端子孔4Aを介して図示されていない外部接続リード
とハンダ付けを行うことによって、外部接続回路の導通
遮断制御が可能となる。
【0004】水や油が容器1内に入らないように、シャ
フト孔1Aには段差部1Bが設けられ、この段差部1B
にOリング5を介してスイッチ機構部2の背面側が接す
ることによってシャフト孔1A側のシールがなされてい
る。一方、容器1のカバー4側には周回する溝部6が設
けられてあり、この溝部6内にパッキン3を納めること
によって、カバー4側のシールがなされている。カバー
4の固定は容器1の4隅に設けられた円柱1Cをカバー
4の留め孔4Bに貫通させた後に、それぞれの円柱1C
の先端部を加熱させることにより局部的に膨らませかし
められる。
【0005】図3は図2のカバー側のシール構造を拡大
して示した断面図である。容器1に設けられた方形断面
の溝部6にOリングのパッキン3が納められカバー4の
平坦部と接している。パッキン3がカバー4および溝部
6の内壁と接することによって水あるいは油からシール
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の装置はカバー側のシール構造におけるパ
ッキンの反力が大きいためにカバーがクリープを起こし
やすく、防水性あるいは防油性が低下するという欠点が
あった。
【0007】Oリングパッキンはその太さ (断面の直
径) として溝部の深さより多少大き目のものが用いら
れ、カバー平坦部からの圧接によって常時押しつけられ
ている。したがって、カバー側にはパッキンの反力が作
用し、カバーが樹脂製の薄板で構成されていると、カバ
ーのパッキンと接触している部分がクリープ (外力を
長時間加えた後に外力を除いても、元の形状に戻ること
の出来ないような変形をすること) を起こしシール性
の低下につながりやすかった。長時間における防水性や
防油性を保証するためには、Oリングパッキンの反力に
充分耐えるようにカバーの厚さを大きくする必要があっ
た。
【0008】この発明の目的は、パッキンの断面形状を
Y形にすることにより、カバーがクリープを起こすこと
のないシール構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、容器とこの容器の開口部を覆う
樹脂製のカバーとの接合部を介して水あるいは油が容器
内に侵入するのを防ぐためのシール構造であって、前記
容器の開口部を周回するように容器端面に設けられた方
形断面の溝部と、この溝部の開口側を塞ぐようにして前
記カバー側に設けられた平坦部と、前記溝部内に配され
た周回状のパッキンとにより構成されたものにおいて、
前記パッキンの断面が溝部の底面と接するように溝部の
底面側に向いて突設されるとともにそれぞれ溝部の外壁
側, 内壁側に分かれて設けられた外壁側突出部、内壁
側突出部と、カバーの前記平坦部に接するように溝部の
開口側に向いて突設されるとともに溝部の中央に設けら
れた中央突出部とを備えてなるものとし、かかる構成に
加えて、パッキンの中央突出部の径方向幅が外壁側突出
部と内壁側突出部との間に介在する空隙の径方向幅より
小さく形成されるとともに、パッキンのそれぞれの突出
長が溝部の深さの4分の1以上であるものとし、さらに
、パッキンの外壁側突出部,内壁側突出部の側面がそれ
ぞれ溝部の外壁, 内壁に接するように形成されてなる
ものとする。
【0010】
【作用】この発明の構成によれば、パッキンの断面が容
器溝部の底面に向いて突設された外壁側突出部および内
壁側突出部と、カバー側に向いて突設された中央突出部
とを備えたY形を形成している。各突出部がその先端か
ら押しつけられたときに、溝部内で存在する反先端側の
空隙がそれぞれの逃げの空間となるために、溝部深さ方
向のパッキンたわみ量を大きくしてもカバー側へ発生す
る反力は小さくて済む。したがって、カバーにクリープ
を起こさせることなしに水あるいは油からシールするこ
とができる。
【0011】上記のY形パッキンの中央突出部の幅が外
壁側突出部と内壁側突出部との間に介在する空隙幅より
小さく形成されるとともに、それぞれの突出部の突出長
 (高さ) が溝部の深さの4分の1以上を備えたこと
により、各突出部が押されて逃げる空隙が充分に大きく
確保され、パッキンのたわみ量を極めて大きくしてもカ
バー側へ与える反力は非常に小さい。
【0012】さらに、Y形パッキンが溝部の外壁および
内壁に接するように形成されることにより、中央突出部
がカバーによって圧接されたときに外壁側突出部および
内壁側突出部には溝部内で深さ方向に同じ圧力がかかる
ので、それぞれの突出部が捩じれることなしに溝内に納
まりそのシール性が低下することがない。
【0013】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。 図1はこの発明の実施例にかかるシール構造を示す断面
図である。容器1に設けられた方形断面の溝部6にパッ
キン7が納められ、カバー4によって圧接されている。 パッキン7および溝部6はリング状に形成されている。 パッキン7はY形断面を形成し、カバー側に向いて中央
に突設された中央突出部7Aと、溝部6の底面方向に向
き溝部6の外壁に接する外壁側突出部7Bと、溝部6の
底面方向に向き溝部6の内壁に接する内壁側突出部7C
の3個の突出部を備えている。
【0014】図1において、カバー4側からパッキン7
が押しつけられたときに、溝部6の空隙6A, 6B,
 6Cがそれぞれの突出部7A, 7B, 7Cの逃げ
の空間となるために、溝部6の深さ方向のパッキンたわ
み量を大きくしてもカバー4側への反力は小さくて済む
。中央突出部7Aの幅Wを空隙6Aの幅Fより小さく形
成するとともに、各突出部7A, 7B, 7Cの高さ
Hを溝部6の深さDの4分の1以上にすることにより、
空隙6A, 6B, 6Cが充分に大きく確保され、パ
ッキン7の溝部深さ方向の厚さE (=D−2H) が
Dの半分以下となるので、全体としてパッキン7の溝部
6の深さ方向へのたわみ量を極めて大きくしてもカバー
4側へ与える反力は非常に小さい。また、パッキン7が
溝部6の外壁および内壁 (図1では左右の壁) に接
するように形成されることにより、パッキン7が溝部6
内で深さ方向に圧接されてもそれぞれの突出部7A, 
7B, 7Cが捩じれることはないので、そのシール性
の低下はない。
【0015】図1の実施例は、図2で示した操作スイッ
チのシール構造に適用でき、そのカバーの厚さを薄くす
ることが可能である。図1の実施例は操作スイッチ以外
に樹脂製のカバーで覆われた一般の容器についても適用
でき、そのカバー厚さを薄くしてもクリープ損傷から充
分に免れることができる。
【0016】なお、Y形ではなくV形断面のリング状パ
ッキン (Vパッキン) がJIS  B2403に規
定されている。これは油圧機器のシャフト部をオイルシ
ールするものであり、シャフトが軸方向に移動してもシ
ャフト表面からオイルが漏れ出ないようにするためのも
のである。 V字状に斜めに2方向に分かれた断面形状をしているの
で、横幅 (径方向幅) のたわみ量を大きくとること
ができる。しかし、Vパッキンの縦方向 (軸方向幅)
 はあまりたわまないので、図1の溝部に納めてもカバ
ー側へ与える反力はあまり小さくはならない。
【0017】
【発明の効果】この発明は前述のように、パッキンの断
面をY形に形成することにより、カバー側に発生する反
力が小さくなりカバーがクリープを起こすことのないシ
ール構造を提供することができる。この発明は樹脂製の
カバーで覆われた一般の容器について適用でき、そのカ
バーの厚さを薄くしてもカバーがクリープ損傷すること
はない。
【0018】また、Y形パッキンの中央突出部の幅を外
壁側突出部と内壁側突出部との間に介在する空隙幅より
小さく形成するとともに、それぞれの突出部の高さを溝
部の深さの4分の1以上とすることにより、カバー側へ
の反力を非常に小さくすることができる。
【0019】さらに、Y形パッキンが溝部の外壁および
内壁に接するように形成されたことにより、パッキンが
捩じれることがなくなり良好なシール性を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかるシール構造を示す断
面図
【図2】従来の操作スイッチの構成例を示す立体分解図
【図3】図2のカバー側のシール構造を拡大して示した
断面図
【符号の説明】
1    容器 4    カバー 6    溝部 6A  空隙 6B  空隙 6C  空隙 7    パッキン 7A  中央突出部 7B  外壁側突出部 7C  内壁側突出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器とこの容器の開口部を覆う樹脂製のカ
    バーとの接合部を介して水あるいは油が容器内に侵入す
    るのを防ぐためのシール構造であって、前記容器の開口
    部を周回するように容器端面に設けられた方形断面の溝
    部と、この溝部の開口側を塞ぐようにして前記カバー側
    に設けられた平坦部と、前記溝部内に配された周回状の
    パッキンとにより構成されたものにおいて、前記パッキ
    ンの断面が溝部の底面と接するように溝部の底面側に向
    いて突設されるとともにそれぞれ溝部の外壁側, 内壁
    側に分かれて設けられた外壁側突出部、内壁側突出部と
    、カバーの前記平坦部に接するように溝部の開口側に向
    いて突設されるとともに溝部の中央に設けられた中央突
    出部とを備えてなることを特徴とするシール構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、パッキンの
    中央突出部の径方向幅が外壁側突出部と内壁側突出部と
    の間に介在する空隙の径方向幅より小さく形成されると
    ともに、パッキンのそれぞれの突出長が溝部の深さの4
    分の1以上であることを特徴とするシール構造。
  3. 【請求項3】請求項1あるいは2記載のものにおいて、
    パッキンの外壁側突出部, 内壁側突出部の側面がそれ
    ぞれ溝部の外壁, 内壁に接するように形成されてなる
    ことを特徴とするシール構造。
JP1560091A 1991-02-07 1991-02-07 シール構造 Pending JPH04258573A (ja)

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